前回の話


485: 名も無き被検体774号+ 2011/11/22(火) 22:49:50.74 ID:M2f1IicY0
おやすみなさい

488: 名も無き被検体774号+ 2011/11/22(火) 23:54:36.48 ID:0ISuvowLO
これから夕子が幸せになってくの望んでるよ 
応援してるからな 

おやすみ

490: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 02:03:09.56 ID:cIHOp5hL0
しっかりしろよ。 

神仏ってのは人の中にしか居ないもんなんだ。 
神社仏閣にも、空の彼方にも、地の底にも、別次元にも、御神体の分子構造の隙間にも、どこにも居ないんだ。 

幸せって何だ? 
幸せってのは生きる事を満喫する事だ。 
(生きるとは?ってとこから考え始めるとダメね) 

神だろうが、何だろうが、人が何かしらの行動•思考に及ぶ際に、それを制限するものがあったとしたら、イコールそいつは不幸をもたらすもの以外の何ものでもなく。 

神が人を苦しめだしたら、そいつはもう神とは呼べない。 

最大の問題は、人は皆、意識(脳)を完全共有できないって点。 
百人いたら、百の神と、百の幸せがあるって事。 

さて、きのう見た若い娘のパンチラをオカズにオナヌして寝よ。 
そこそこ幸せだな、俺。うん。 

491: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 03:20:30.29 ID:jJb3A4Ix0
>>490 
神々しい話した後にオナヌで締めんなw

496: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 08:31:10.50 ID:GNXA42AS0
おはようございます 

レスつけてくださったみなさま、どうもありがとうございます 

>>490 

>神が人を苦しめだしたら、そいつはもう神とは呼べない。 

本当にそうですね 
私も今は、そこそこ幸せですよ

493: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 04:07:54.21 ID:Y3T4LkcT0
そんな親と宗教の教えでよくグレなかったな… 

ところで「神が○○言ってる」とかお告げだとかって、まく吉みたいな奴が吹き回ってて良いのか? 
厳しい宗教だったら「そんな端くれが勝手に語るな」ってなると思うんだが…

497: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 08:37:02.36 ID:GNXA42AS0
>>493 
兄は見事にグレました 
私は兄がグレて親を困らせてる姿を見てきたので、グレることはできなかったですね 

お告げ云々ですが、宗教の中でも「宗教法人」を名乗っていて、 
割としっかりしたところでは咎められる行為かと思います 

まく吉は、色んな宗派に入っては、抜けて・・・を繰り返して、 
最終的には組織自体が小さいサークルに所属して、 
自分がリーダーになっていったので、咎める人はいませんでした 

本人曰く、とある宗派では、 
「神に愛されたカリスマ王子」と呼ばれていたらしいですよ
 
495: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 07:45:47.67 ID:rDky3bbv0
ずっと読んでます 

ちょっと気になったんだけどまく吉って夕子さんと全く同じ宗教ではないんだよね?
大元が一緒で別の宗派みたいな感じだと結婚は問題なかったの? 
いちお夕子さんも同じ宗教でないとダメとしてるとは書いてはあるんだけど何故結婚が許されたのかな?と… 
あとその宗教は結婚前の男女がふたりで会うこともダメと言われてなかったですか?初めてまく吉に会う時や会っている時抵抗なかったですか? 

共依存地獄ですね 
しかも宗教がその地獄を深めているように感じました 
早く夕子さんが立ち上がる話読みたいです! 
ゆっくりでいいので…

499: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 08:46:39.20 ID:GNXA42AS0
>>495 
質問ありがとうございます 

宗教に関しては、 

       C 
   宗派A< 
       D 
大元< 
       E 
   宗派B< 
       F 

のように分かれていました 
細かく分類すると数十以上かもしれません 

私の家がCに属していたとすると、当時まく吉が名乗っていたのはDで、 
うちの両親的に、宗派が近いのでOKだったみたいです 


500: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 08:49:47.36 ID:GNXA42AS0


>>495 
つづきです 

私が高校生の頃は、男女交際のあり方について、良し悪しの話はあまりされてきませんでした 
交際自体が、タブーのような雰囲気があったので、それ以前の問題でしたね 

なので、もちろん抵抗感はありました 

でも会うだけなら、割と似た宗派の別地域の人たちと集会があったりして、 
会って仲良くなることは良いこと、という風潮があったので 

まく吉も同じ宗教だから悪い人ではない、という概念の方が強かったですね 

付き合った後は、交際はタブーだけど、結婚を前提にした交際ならば、 
むしろ誇るべきこと、と思い込むようになりました

518: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:08:40.31 ID:GNXA42AS0
話は戻って、父とまく吉が激しい言い争いをした後。 

私とまく吉は、父の判断で別居することになった。 

私は当初、それこそ「ふざけんな、神様へ」に見られるようにまく吉に対し怒り、 
もう離れたいと思っていたが、 
それもまく吉がいなくなると、すぐに寂しくなってしまった。 

すでに重度の依存症になっていた。 

519: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:09:22.77 ID:GNXA42AS0

当時書いたものを載せます 

別居して1日目 


まく吉がいない。 

どこを探しても、まく吉がいない。 

神様、悲しいよ。悲しくて悲しくて仕方がないよ。 

まく吉がいない。 

520: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:09:43.10 ID:GNXA42AS0
辛いよ、神様。 

さっきまく吉から留守電が入ってた。 

「夕子の声が聞きたいので、電話ください」 

私だって、声聞きたい。 
私だって、電話したい。 

でも、神様は、しないほうがいいって言う。 

だから、私はそれに従う。 

だいすきで、だいすきで。 


でも、だめなの。 

依存しちゃ、だめなの。 

我慢・我慢・我慢。 

521: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:10:21.77 ID:GNXA42AS0

2日目 

留守電に何件もまく吉の伝言が入ってくる。 

悲しげな声。 

抱きしめてあげたい、今すぐ飛んでいって。 


でも、できないんだ。 

うぅ・・・神様のぼけなすー 


522: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:10:50.43 ID:GNXA42AS0

さびしすぎる 
もう、さびしくて、めっちゃさびしい 

もう、、ばかー 

誰に頼ればいいんだろ。。。 


迷惑かけたくない私と 

頼りまくりたい私と 

混乱・迷走中!! 


523: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:11:10.56 ID:GNXA42AS0

3日目 

今日、黒の子猫が、家の近くにいたよ。 

私が近づくと、逃げちゃうの。 

4・5回繰り返して。 

それでも逃げちゃうの。 


524: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:11:47.81 ID:GNXA42AS0

「エサあげちゃだめだよ」って言われて 


だけど、かわいそうで、かわいそうで。。。 

ポップコーンを、少しだけ、置いておいたよ。。。 


もう、なんか苦しいよ。 

まく吉に会いたい。。。 

まだ、2日しか経ってないのに。。。。 


525: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:12:32.00 ID:GNXA42AS0

悲しくて、だけれど、頼ると依存になってしまいそうで;; 

結局、私は、ひとりぼっちみたいで;; 

もう、なんか嫌になっちゃった;; 


私とまく吉は共依存の関係にあったため、 
まく吉がいなくなった空白は、大きすぎるものだった。 

胸にぽっかり穴があいてしまって、まく吉の代わりの依存先を探していたようにも思う。 

526: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:14:54.24 ID:GNXA42AS0

私は、まく吉がいなくなって、寂しさを紛らわすためにネットにどっぷり漬かっていった。 
主にチャットなどで誰かと話すことを好んだ。 

だけれど、私は正真正銘の精神障害を患っていたため、 
どうしても相手に依存しがちになり、 
離れていく人も多かった。 

そんな中で、私の依存を、受け入れてくれた人もいたのだけれど、 
その後、私はその人を1年以上に渡り、振り回してしまうことになる。 


527: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:15:15.77 ID:GNXA42AS0

また当時の私は、心療内科に連れられていく以外は、外に出ることはできなかった。
心療内科の待合室ですら、誰かに手を握ってもらっていないと、 
パニック発作を起こしてしまうくらいだった。 

当然、コンビニなどもだめだった。 
人がいるところは、ダメ。人工の光が強いところも、ダメ。 


528: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:28:58.81 ID:GNXA42AS0

なので、ネットをしていない時は、カメラを持って、 
家の庭から見える景色や自然を写真に撮ることが、楽しみだった。 

その頃、私は自然に対して感動していた。 

引きこもっていたせいもあるのだろうけれど、 
全てが新鮮で、綺麗で、ドキドキの連続だった。 


529: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:36:24.34 ID:GNXA42AS0

狭い庭でも、こんなに色鮮やかな花が咲き乱れていて、草に濡れた露の玉が自然の美しさを魅せてくれる。 
朝焼けや、晴れ渡るような空の青、青から赤へと変化していく夕焼けのグラデーション。 

それらが、あまりにも心を打って、 
世界はこんなに美しかったのだということに、改めて感動した。 
 

530: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:36:58.19 ID:GNXA42AS0

また、以前まく吉と住んでいたところは、都会でコンクリートジャングル、 
夜空も黄色がかって明るいような場所だったけれど、 
実家から見た夜空はたくさんの星が瞬いて私の心を癒してくれた。 

庭で綺麗な石ころを探したり、小さなお花を見つけたり、 
そんなことが嬉しくてしょうがなかった。 


本当にもう一度子供になったみたいだ、と思った。 

531: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:37:36.81 ID:GNXA42AS0
ちょっと休憩です 


今日、たまたまお昼がぜんざいでした 

昨日ぜんざいについて書いてたので、ちょっとびっくりしました

532: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 14:41:50.99 ID:dJ7126hV0
俺も似たような境遇だから読んでて心が痛い。 
貴重な体験談ありがとう。すごく参考になります。

533: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 14:43:19.52 ID:GNXA42AS0
>>532 
読んでくださってありがとうございます 
こんな話が参考になるといっていただけて、感謝です

534: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 14:50:53.22 ID:vrVHvdYc0
宗教やっぱり怖いですね 
神様崇拝はいいけど、恐れ多くも神様の名を借りて 
自分の考えを押し付けるとか怖すぎる

537: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:16:36.80 ID:GNXA42AS0
>>534 

そうですね、怖いなって思います 
熱心なところは、特に、、ですね 

539: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:18:06.98 ID:GNXA42AS0
それでは続きです 

子供口調の私の日記、最後の転載です 



みんな聞いて聞いて! 

今日ね、すごいことがあったんだよ 

お庭に行ったらね 

この前ポップコーンをあげた、黒い子猫がいたんだよ 

すっごくかわいいから、私ついていったの 

そしたらね、道路にぴゅーって飛び出しちゃったの 


540: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:18:42.26 ID:GNXA42AS0

そこは、なんと学校の通学路!! 
知ってる人に会うのが怖くて、ずっと避けてたレッドゾーン!!! 


すごく怖かったけど、黒猫がおいでって言ってるみたいだったから、 
思い切って通学路に出たよ 

すごくドキドキしたよ 


541: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:19:10.75 ID:GNXA42AS0

黒猫を探したけどもういなかったよ 

昔よく通った道なのに、たくさんお花が咲いてるのを初めて知ったよ 

林の中も探検したよ 

そしたらね、大きな2本の木が支え合うように立っていたの 


542: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:19:32.44 ID:GNXA42AS0

上を見上げると緑の葉が光を受けて、キラキラ、キラキラってしていたよ 

風がながれるたびに 
木の葉がさらさら、さらさらってささやくんだ 


それがあんまり綺麗で、眩しくて、感動したよ 

私、ずっと子どもの頃からここに住んでるのに、こんな木があるなんて知らなかったんだ 


543: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:20:05.39 ID:GNXA42AS0

そのあと、怖かったけど、通学路をさらに進んでみたよ 

田んぼがあってね、しゃがんで見たら、ちっちゃいよつばのお花がいっぱい浮いてたよ 

私、田んぼ道はいつも通っていたはずなのに知らなかったんだ 
大発見!! 

指でそっとかき混ぜたら、くるくる、くるくるって黄緑のお花がまわるの 

それがとっても可愛くて、うれしくなっちゃった 


544: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:21:20.45 ID:GNXA42AS0

わくわくして 
レッドゾーンをもっともっと、って進んだよ 


そしたらね、新しくできたおうちに大きなわんちゃんがいたの 

最初わんって吠えられてびっくりしたんだけど 

大丈夫、こわくないよってにっこり笑って、じーっと見つめたの 

そしたらね、鼻の先っぽを柵からつきだして、甘えてきたよ 


545: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:22:29.02 ID:GNXA42AS0

なでていいよってゆってくれたの 

私すごく嬉しくて、ぎゅーってしたよ 

いいこだね 

私もきみのこと大好きだよって 

いっぱいなでたよ 


546: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:23:17.43 ID:GNXA42AS0

わんちゃんは、うれしそうにいっぱいしっぽをふってくれたよ 

夕子のことすきだよって 
ゆってるみたいだった 


長い間いっしょにいたよ 
もっといたかったけど、あんまり遅くなるとお母さんが心配するから 
またくるからねって 

バイバイって手を振ったよ 


547: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:23:45.44 ID:GNXA42AS0

そしたら、寂しそうにワンって吠えて、見送ってくれたよ 

またきてねって言ってくれたの 


お外に出るのはすごくすごく怖かったけど、 

外はキラキラしてて、すごく綺麗だった 

また来るからね 


550: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:27:12.77 ID:GNXA42AS0

最初の3ヶ月は、庭より先に出られなかったのだけれど、 
この時、行動範囲が庭から、通学路まで広がった。 

こうやって、ちょっとずつパニック発作を起こさずに、 
外を歩けるようになったことに、感激していた。 

私が広場恐怖症を克服する、最初の一歩だった。 


552: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:35:34.28 ID:GNXA42AS0

この頃、子供返りをしていた私は、ここでひとつ大胆な行動を起こす。 
私の今後に、大きな糧となった出来事。 

当時とある大手のSNSに登録していたのだけど、ネットを通じて、 
宗教で仲良くなった幼なじみ、中学・高校の友達とそこで再び連絡を取るようになった。 

 

553: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:35:53.75 ID:GNXA42AS0

そして、今思うと、よく友人達が受け入れてくれたな・・・と驚きもするのだけど、 
支離滅裂な当時の日記を、 

(それでも、当時の私が、これは読んでもらっても平気かな?と識別したものを) 
そこに公開していったのだ。 


554: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:37:02.88 ID:GNXA42AS0

自分のことを、リアルで仲良かった友達に話すのは、とても勇気がいることだった。 

私は宗教のことでいじめられた過去があったため、 
自分が宗教に入信していたことすら、知らせてない友達も多かった。 
まく吉と付き合っていたことも、短大進学時に、ごくごくわずかに話しただけだった。 


そんな友達に対して、心中だの、別居なんだの、と日記で書いていたのだから。 


555: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:40:01.12 ID:GNXA42AS0

私の友達は、みんな優しくしてくれた。 
ドン引きしても、全然おかしくないような、そんな内容だったのに。 

「大変だったね」とか、「早く元気になってね」とかそんなコメントをしてくれた 
私は、それがとても嬉しかった。 

友達はみんな、「元気になったら、一緒に遊ぼうね」そう言ってくれた。 


556: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:40:15.73 ID:GNXA42AS0

私は、家の外から出られなかったのと、女性恐怖症が再発してしまって、 
それは到底無理な話だったが、 
そう言ってくれる友達がいることに、本当に、本当に感謝した。 

私、何も出来なくなっちゃったけど、病気だけど、 
それでもみんな友達でいてくれるんだなって。 


557: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:41:56.69 ID:GNXA42AS0

嬉しくて涙が出た。 
もちろん、それで離れていった人もいたように思うけど、 
ほとんどの親しかった友人は、私の日記を読んで、温かい言葉を贈ってくれた。 

自分のことを人に理解してもらうために、周囲の友人に、自分の気持ちを話す。 
それがずっと出来なかった私にとって、大きな、大きな一歩だった。 


558: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 15:43:09.70 ID:GNXA42AS0
今日書き溜めた分は以上です 


559: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 15:46:35.16 ID:vrVHvdYc0
お疲れ様でした

561: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 15:55:44.17 ID:EA1+ZSX0i
乙です 
僕も宗教で虐められたことあります 
だからほとんどの友達に言えません 
読んでて親近感湧きました

564: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 16:50:05.77 ID:GNXA42AS0
なんか今、親の会話がちらっと聞こえたんですが、 

母「あの子は、書いて、あの時ああだったな、とか覚えてるわけ」 

父「そんなん、覚えんでいい」 


どうも私がこれ書いてるの、見られたっぽいです 

PCコタツに置いたまま、お風呂入ったりしたせいかな・・・ 

多分2chとか具体的には、分かってないと思うのですが、 

気分的に、顔真っ赤です

566: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 18:52:54.44 ID:vrVHvdYc0
>>564 はははっww 
今の両親との関係が一番気になってる

571: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 21:57:15.93 ID:GNXA42AS0
>>566 
今は仲いいですよ、会話も普通にします 

565: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 18:32:28.47 ID:6Zc5Qj1qO
今の両親との関係がどうなってるのか分からないけど、まぁ、心配かけない程度に続けておくんなさい

571: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 21:57:15.93 ID:GNXA42AS0
>>565 
はい、やはり心配かけてはいけませんね 

569: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 20:01:43.42 ID:FiT9YGLaO
初めてレスしますが、ずっと読んでます 
私の友人が入信している所と似ていて、他人事には思えなかったりw 
友人はもう良い大人ですし、それに救われて生きているような所があるから、 
まあいいのかなと思いますけどね…

573: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/23(水) 22:02:17.35 ID:GNXA42AS0
みなさま、今日もお付き合いくださってありがとうございました 

現在まで、書ききりたいと思いますので、 
またお時間あるときに覗いてもらえたら嬉しいです 

それでは、おやすみなさい

574: 名も無き被検体774号+ 2011/11/23(水) 22:05:41.50 ID:RsU35Hul0
おやすみ

577: 名も無き被検体774号+ 2011/11/24(木) 00:49:43.22 ID:BM32oPtz0
おやすみ~

586: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/24(木) 21:48:36.78 ID:ORMJr7sa0
今日は調子が悪いみたいですね、少しだけ載せます
 
587: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/24(木) 21:49:08.07 ID:ORMJr7sa0

当時、私を一番支えてくれたのは、紛れもなく両親だった。 

最初の方こそ、戸惑いも多くあっただろうけど、それでも根気よく私の世話をしてくれた。 
一人で寝ることのできない私の隣で寝てくれたり、 
パニック発作を起こすと背中をさすってくれたりした。 


588: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/24(木) 21:51:33.88 ID:ORMJr7sa0

また、私が家族以外の人と会おうとしない姿を見て、犬を飼ってくれた。 
私が近所の犬と仲良くなったことを、興奮して話したせいもあったのかもしれない。 

生まれたての赤ちゃんを、ブリーダーさんの家まで見に行った。 
6匹の子犬の中から、1匹、選んだ。 

母は、どれも一緒みたいで分からないと言ったけど、 
私にとってはその子が特別可愛く見えた。 

601: 名も無き被検体774号+ 2011/11/26(土) 12:15:59.37 ID:EN/IoK3EO
数日ぶりの2ちゃんだけど、まず最初にここに来ました!やっぱり人に気持ちを伝えること、打ち明けることって大切だ。勇気がいるけどね!

604: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:01:14.94 ID:UOYPH/Kd0
>>601 
最初に~と言っていただけて、ちょっと照れくさいですw 

人に自分の気持ちを打ち明けるって、最初は勇気がいるけれど、 
それで助けられたり、学んだり、逆に気持ちを打ち明けてもらったり・・・ 
人間関係も捨てたものじゃないなって思います 

602: 名も無き被検体774号+ 2011/11/26(土) 13:14:16.98 ID:wGrp3c8e0
やっと追いついた!壮絶な人生だ… 
人にもよるんだろうけど、私は宗教に嫌悪感しかないな(´・_・`)

604: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:01:14.94 ID:UOYPH/Kd0
>>602 
読んでくださってありがとうございます 
日本は宗教国家ではないので、宗教って印象良くないですよね 
今普通に生きてて幸せなら、それがいいなって思います 

606: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:13:32.19 ID:UOYPH/Kd0

名前は、私がつけることになった。 
外に出られない私の代わりに、自由に、風のように生きてほしいという意味を込めて、 
風太と名づけた。(実際は、風という意味の外国名) 

家に帰って、風太のために小屋やエサ鉢、ぬいぐるみなどを買った。 



607: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:16:43.39 ID:UOYPH/Kd0

ヒャダインのはじめてのともだち、という歌がある。 
私はあの曲を、ずっと後に知ることになるのだけれど、 
初めて聞いた時に泣いてしまった。 

本当に、風太のことを思い出すような曲だったから。 


608: 名も無き被検体774号+ 2011/11/26(土) 14:35:44.35 ID:vGWPElhVO
これか 

はじめてのともだち 

http://youtu.be/0TAIH_DQ50A



これは泣けるな

609: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:38:16.79 ID:UOYPH/Kd0

風太が家に来て、私は外によく出るようになった。 
まだ小さくて、あまり遠くまで歩けない風太を抱っこして、 
よく近所を散歩した。 

知らないおばさんや子供に話しかけられることもあって、 
緊張したけれど、風太が私の胸元で温かかったから、安心できた。 


611: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 14:39:52.30 ID:UOYPH/Kd0

私はひざの中に風太を入れては、パソコンをしたり、 
鬼ごっこをしたり、ぬいぐるみを投げては取って来いをさせたり。 
お手やお座りも覚えさせた。 

本当に、風太の存在が慰めになっていた。 

まあ、子供返りした私にとっては、両親の関心が風太に大きく取られてしまって、 
やきもちを妬いたりすることもあったのだけれど。 


612: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:46:16.94 ID:UOYPH/Kd0

同じ頃、もうひとつの出会いがあった。 
それは、ネットで知り合ったケイという子だった。 
チャットで他にも知り合いは多かったけれど、特にその子は私に親身になってくれた。 

私は「友達には怖くて会えないけど、ケイになら会えるかもしれない」と思った。 
そうして、ある日私の両親から許可がおりて、その子は私の家に遊びに来た。 


613: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:46:48.27 ID:UOYPH/Kd0

ケイには、精神が子供のままで止まってしまった兄弟がいたため、 
子どものような私が相手でも、扱いには慣れているみたいだった。 
親も含めて、色んなところに行った。 

行ける部分は限られていたけれど、それでも少しずつ足を伸ばして行った。 
初めてデパートに行ってもパニック発作を起こさなかった。 
当時の記憶はなんだか、ぼんやりしているところが多いのだけれど、 
とても良くしてくれたのだった。 


614: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:47:18.25 ID:UOYPH/Kd0

行ける部分は限られていたけれど、それでも少しずつ足を伸ばして行った。 
初めてデパートに行ってもパニック発作を起こさなかった。 
当時の記憶はなんだか、ぼんやりしているところが多いのだけれど、 
とても良くしてくれたのは覚えている。 


615: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:47:36.24 ID:UOYPH/Kd0

また、ケイと一緒に、高校時代の友人に会うこともできた。 
これが、実家に帰って初めての、周囲の友人と会う機会になった。 

これをきっかけに、私は少しずつSNSで再会を果たした友達と会っていくことになる。 

夏の終わり、私はこうして、対人恐怖症からの脱出の糸口を見つけた。 
ケイには、もう会わなくなったけれど、今でも心から感謝している。 
 

616: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:48:33.35 ID:UOYPH/Kd0

両親とは、少しずつ会話が増えていった。 
最初の方こそ、病気の私に戸惑っていたものの、親身に話を聞くようになってくれた。 

私は、幼少期からそれまでの間、自分が宗教を理由に遭ってきた嫌な記憶を話すようになった。 
そうして、それを聞いて理解してもらうことで、徐々に信頼関係が回復していったように思う。 


617: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:50:44.29 ID:UOYPH/Kd0

兄達は、遠巻きながらに私を見守ってくれた。 

長兄は、私には直接言わないものの、陰でよく「夕子は大丈夫か」と心配してくれたようだし、 
離れて住んでいた次兄には、よく子供のような内容の手紙を書いて、出すようになっていた。 

後日、次兄が引越しをする際に、私が出した手紙が全部取ってあったと聞いて、 
心がほっこりした。 


618: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:52:01.97 ID:UOYPH/Kd0

当時の一日の生活は、ほとんどが睡眠に費やされた。 
一日の内、18時間くらいは寝ていたのではないかと思う。 
薬のせいもあるのだけれど、睡眠は病気の私にとって必要なことだったのだろう。 

体力はほとんどなく、お風呂に入って髪を洗うだけでも、 
ぐったりして何も出来なくなるだった。 
また、私は熱ばかり出していたので、冷えピタを常用していた。 


619: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:53:36.19 ID:UOYPH/Kd0

別居を開始してしばらく経ち、まく吉以外の人たちとの絆が深まると、 
私のまく吉への執着は徐々に薄れていった。 

まく吉のことは、私にとって、けしていい思い出ではなくなり、 
今でも大切に思いたい気持ちと、もう縁を切りたい、と思う気持ちが混在するようになっていった。 


620: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:54:58.74 ID:UOYPH/Kd0

それでも、私の信じていた宗教では、離婚はご法度だったため、 
離婚はしない、いつか元気になったらまく吉と暮らす、と考えていた。 

また再び、宗教の集会に参加もしたが、 
離婚が暗黙上認められていなかったので、別居している私に、 

「よくそんな状態で来られるよね」と言われたこともあった。 


621: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:57:10.47 ID:UOYPH/Kd0

言われた直後は、私も薬でぼんやりしていたので特に強いショックはなかったのだけれど、 
それはじわじわと私の中で痛みになっていった。 

冬になる頃、私は一旦は離婚を願ったのだが、周囲の人は「まだ早い」と言った。 
病気で私の判断力は著しく低下していたため、そのような大きな決断は、 
もっと良くなってから、と言い聞かされていた。 

実際私は感情のふり幅が激しくて、離婚したいと決意した数時間後には、 
私はまく吉なしでは生きていけない、と思ったりした。 


622: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/26(土) 15:58:13.36 ID:UOYPH/Kd0
出かけるので、今日はここまでにします 

みなさま、本当に優しいレスをありがとうございました 

627: 名も無き被検体774号+ 2011/11/27(日) 12:09:35.76 ID:Jo7cdCbl0
まく吉は夕子の両親に400万返す事になってる?

633: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:29:27.75 ID:Cc+70Ef90
>>627 
結局その後、400万円のうち200万円はまく吉母が返してくれました。 
まく吉母は、1千万円ほど持ってまく吉から離れたことが、 
あとで通帳の写しが発見されたことにより分かったので、、 
  
残りの200万は、まく吉に仕事が見つかった後、 
父が月1万ずつ返してもらうよう催促してましたが、今はどうなってるか詳しく知りません 

629: 名も無き被検体774号+ 2011/11/28(月) 08:06:16.51 ID:KWoqWH680
夕子さんおはようございます 
続き楽しみにしてるよ

630: 名も無き被検体774号+ 2011/11/28(月) 09:32:32.29 ID:3nsbryOhO
支援

632: 名も無き被検体774号+ 2011/11/28(月) 16:30:09.06 ID:3+65GY50O
良スレ発見!文章に引き込まれるぅぅー夕子しゃん今後の展開楽しみにしてます

634: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:32:41.30 ID:Cc+70Ef90
>>632 
温かいレスどうもです、あと少し良ければお付き合いくださいね 


それでは、今日も続きを始めようと思います 
今日は寒いですが、みなさん風邪をひかないように温かくしてくださいね

635: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:40:06.84 ID:Cc+70Ef90

同時期、月に1回程度だが、色んな友達と再会していった。 
みんな、温かく私との再会を迎えてくれた。 
当時の私は、見た目も普通と違っていたのだと思うのだけれど、 
それでも気にせず一緒に映画を見たり、服を選んでくれたりしてくれたのだ。 

本当に良い友人に恵まれて、感謝している。 


636: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:40:35.89 ID:Cc+70Ef90

ケイは、特に私を支えてくれて、親友だよ、と言ってくれた。 

遠方に住んでいるため、実際に会ったのは数回だけれど、 
ネット上で私の負の部分を、根気よく引き受けてくれた。 
今思うと、こっちの都合でいつも構ってと呼び出していたし、心底申し訳なかったと思う。 

その年の冬休みにも、ケイは私の実家に来て、 
私を遊びに連れて行ってくれた。 

ちなみに、ケイにはよく、「夕子は悲劇のヒロインぶってる」とからかわれた。 
私は不安障害という病状があって、将来のことをネガティブに想像しては、 
妄想のようなそれを話していたから。 


637: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:42:20.65 ID:Cc+70Ef90

当時、ケイが言ってくれた言葉がチャットログに残っていたので、少しだけ載せてみる。 

K:勝手になんか想像しないで 
K:今だけ見て 
K:ゆっくり病気治すといいよ^^ 
K:あせらなくても 
K:ずっと離れないから 
K:ね 

ケイはとても優しく、私は慕っていた。 
だけれど、同時にカウンセリングの中で、 
自分がケイに依存しているという自覚も生まれていた。 

カウンセラーは、 
「それは共依存、まく吉の代わりにしてるだけ。 
連絡を絶たないと、いつまで経っても回復しない」 
と言った。
 
638: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:50:39.76 ID:Cc+70Ef90

先生には再三そう言われたけれど、なかなか実行には移せなかった。 
「連絡を絶とう」、と何度も伝えては、結局出来なくて連絡をする始末。 
本当に振り回してしまった。 

カウンセラーのことを、「なんでそんな冷たいこと言うの?」と恨めしく思ったこともある。 
「ケイがいてくれるから、私は孤独じゃないのに・・・」、と。 
カウンセリングをボイコットすることもあった。 


639: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:50:56.77 ID:Cc+70Ef90

だけど私にとっては、カウンセラーもずっと診てくれていた恩人だったので、 
ないがしろにすることも出来なかった。 

そして、彼の話が正しいこともなんとなくは分かっていたのだけれど、 
いざそうなると、私は「いやだ、誰かそばにいないと、耐えられない」と拒否していた。 
本当に依存症というのは、中毒のようなもので、 
そこから抜け出すのは、かなりの月日が必要だった。 


640: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:57:13.68 ID:Cc+70Ef90

そうこうして、心中から1年が経ち、友人と遊ぶことも出来るようになった私に、 
両親は、働くことを勧めてきた。 
携帯もほしかったら、自分で稼いで買えとのことだった。 

そこで初めてハローワークに行き、母と一緒に仕事を探した。 
私は本当に体力がなかったため、そこで選んだ仕事は、 
1日5時間、週に1度だけのバイトだった。 
仕事内容は、単純な棚卸し作業だった。 


641: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:58:14.02 ID:Cc+70Ef90

だけれど、友達に会った日は神経が興奮して眠れない、 
翌日疲れて熱を出してしまうような私にとって、 
その簡単な作業が、苦痛で仕方なかった。 

5時間、立ったりしゃがんだりするその仕事が、 
私にとってはかなりの肉体労働だったのだ。 


642: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 17:58:28.21 ID:Cc+70Ef90

翌日は泥のように眠り、発熱し、次の仕事まで1週間かけて体調を整える。 
そんな毎日だった。 

それでも負けたくなかった。何に、と言われたら自分に、だろうか。 
両親の期待にも答えたかったのもあるが、私自身が、 
早く普通の社会人になりたいと焦っていた。 

643: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:06:41.75 ID:Cc+70Ef90

働き始めて、数ヶ月、さらに私は職場の人間関係でも悩むようになっていた。 
そこの職場は、ほとんどがおばさん達だったのだけれど、 
私が既婚なのに別居中ということを知ると、詳しい話を聞きたがった。 

自分の家族の自慢や、噂話、それらを話す中で、私の身の上話も聞きたがる。 
私は、出来る限り会話するのを避けていたが、だんだん嫌気がさしていった。 


644: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:07:51.02 ID:Cc+70Ef90

そうして初夏の頃、私の家に、次兄が問題を起こして帰ってくる。 
兄は、警察にお世話になるようなことも色々やらかしていたのだけれど、 
その時は失踪という形を取って、実家にやってきた。 

私は次兄が好きだったので喜んだけれど、問題を抱えての帰郷だったため、 
家の中に不協和音が広がっていた。 

兄宛にかかってくる怖い電話が鳴るたびに、私は怯えて、 
だけどここで私が弱ってしまったら、兄が家に居づらくなると思って我慢した。 

645: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:08:28.48 ID:Cc+70Ef90

でも私には、昔のような忍耐力はなくなっていた。 
すぐに限界がきて、それらが積み重なって爆発し、 
結局、自分が家を出て行くことに決めた。 

だが、家を出るところを捕まえられて、初めて救急車に乗せられた。 
普段とは違う精神病院に連れられて、医者に怒られてしまった。 


646: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:09:01.13 ID:Cc+70Ef90

ちなみに、それ以前にも私は家出試みたことがあったから、親が危惧したのだと思う。 

次兄はそんな私の様子を見て、自分がここにいたら病気が悪くなると感じたのだろう、 
実家を離れて帰っていった。私のせいで申し訳なかったな、と思う。 


そんなわけで、次兄がいなくなった後、私はそれまで耐えていた仕事も辞めてしまった。 
なかなか思うように回復しない自分の心身に、うんざりしていた。 


647: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:22:33.24 ID:Cc+70Ef90

また、その頃、まく吉と完全に連絡を絶ってから1年が経過していた。 
1年経ってもまだ、私の中には義理人情というか依存心というか、 
まく吉を慕う思いが残留していた。 

だけれど、同時に憎しみも深く芽生えるようになってきていて、困惑していた。 
あんなに愛した相手のはずなのに、まく吉が憎い。 

いつかまく吉の元に戻って、一緒に生活を立て直すつもりだったのに、 
それに対して拒否反応が起きる。 


648: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:22:58.62 ID:Cc+70Ef90

まく吉と出会わなかったら、私はこんな辛い目に遭わなかったのに、 
そんな意識が頭をもたげてきたのだ。 

一度こっそり市役所に行って、離婚届を取ってきたこともあった。 
親に訴えたものの、医者の判断で却下されてしまった。 


649: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:26:08.48 ID:Cc+70Ef90

私はその頃、焦燥感でいっぱいだった。 
なにもかもが、中途半端で、一向に前進している気がしない。 

「慌てないでいいよ」という親や周りの言葉はありがたかったが、 
同時に、「やっぱり仕事ダメだったか・・・」と落胆した父の姿も目の端に映った。 


650: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:26:28.46 ID:Cc+70Ef90

友達が雲の上のような存在に見えた。 
みんな仕事をきちんとこなして、旅行に行ったり遊びに行ったり、素敵な恋愛をしたり。 
お金に惜しみなく食べたいものを食べて、車を運転し、ショッピングを楽しむ。 

親に週1度の仕事を送迎してもらって、なんとか行き、 
それすらも辞めてしまった私には、みんながうらやましかった。 

早く大人になりたい子供のように、早く健常な社会人になりたかった。 


651: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 18:26:46.84 ID:Cc+70Ef90

だけど精神も体も、思うようには動かない。 
ゆっくりとしか、治っていかない。 

焦っては、転んで、立ち上がっての繰り返しだった。 
 


656: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:19:22.58 ID:Cc+70Ef90

辞めてから1ヵ月、私はまたハローワークに通っていた。 
体を動かす労働は合わないと感じていたため、次に探したのは事務職だった。 

パソコンは引きこもってしょっちゅう使っていたから、 
性に合っているかも、と思ったのだ。 
その中で、ワード・エクセル使用できる方、という募集の一文が目を引いた。 


657: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:19:45.19 ID:Cc+70Ef90

スーツを着て面接に行く。 
年配の男性と、厳しそうな見た目の年配の女性の二人が面接官だった。 

女性の方が一言、「パソコンは使えますか?」と尋ねた。 
私は「使えます」と答えた。 

翌日、私の元に採用通知が来た。 
こうして私は、週5の半日事務に就いた。 


658: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:20:51.06 ID:Cc+70Ef90

今まで週1でも、なんとかやっていたため、やっていけるか不安はあったが、 
今度こそ絶対に続けようと、固く決意していた。 

仕事の初日、面接官だった女性が私の上司として、挨拶をしてくれた。 
厳しい面持ちだったが、柔らかな口調で、私はほっと胸をなでおろした。 


659: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:21:16.84 ID:Cc+70Ef90

事務職はその人と私の二人だけだった。 
主にパソコンの入力作業をお願いされたのだけれど、電話や受付、 
職員の細かな手伝いなども業務に含まれていた。 

私は初めての事務仕事に、処方薬を12錠以上服用した状態で臨んでいて、 
正直いって、ほとんど仕事にならなかった。 


660: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:21:33.63 ID:Cc+70Ef90

毎日、本当にささいなことを間違え、当たり前のことが出来なくて悔しかった。 
常識的な範囲の問題でも、私は理解できず、失敗してばかりだった。 

周囲の職員も、徐々に私が普通とは、違うことに気づいていった。 
それでも優しく接してくれる人も多かったが、明らかに私を避けて毛嫌いする人もいた。 


661: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:21:53.11 ID:Cc+70Ef90

私自身、もし当時の自分が職場にいたら、優しくできるか自信がない。 

それほど、私は仕事の出来るような状態ではなく、周りを困惑させることが多く、 
白い目で見られ、蔑まれることが多かった。 

そんな中、上司は丁寧に教えてくれたし、 
呆れながらも顔には出さずに、根気よく面倒をみてくれた。 
ミスばかりの私を、いつもフォローをしてくれて、それが私の支えになっていた。 


662: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:23:26.91 ID:Cc+70Ef90

上司はとても気配りのできる人で、その姿が、亡き祖母の姿を思い起こさせた。 
自分の祖母のように思うと、この上司のためにも頑張りたいと願うようになった。 

毎日、熱を出したり、体調を崩したりしながらも、親に送られて仕事場に行った。 

私は、一度休んでしまったら、続けられないかもしれない、という不安感が強かったので、 
どんなに高熱を出してもとにかく仕事に行って、自分の席に就いた。 


663: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:23:52.97 ID:Cc+70Ef90

精神状態も悪くなりがちで、意識は常に白濁としていたし、 
仕事中に、周囲の目に耐えられなくなって、現実逃避でトイレに閉じこもることもあった。 

だが雇ってもらっている以上は頑張ろう、クビになったらそれまで、 
と割り切って毎日出勤していた。 


664: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/28(月) 20:24:13.17 ID:Cc+70Ef90
今日は以上ですー 

お風呂はいってきます!

665: 名も無き被検体774号+ 2011/11/28(月) 20:35:53.48 ID:4nJzUBlB0
お疲れ様でした

666: 名も無き被検体774号+ 2011/11/28(月) 20:43:21.04 ID:3+65GY50O
お疲れ様(^-^)v また明日楽しみにしてます!

671: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 07:46:25.42 ID:zMLYVld70
追いついたー 
村上春樹の1Q84に少し被る 
依存て人の感覚を麻痺させるんだね 
続きwktk

672: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 16:36:36.02 ID:k2bAMGdl0
>>671 
1Q84、読んだことがないのですが、依存などの内容なんですね 
また図書館で借りて読んでみたいです 

このあと、特に急展開はありませんが、徐々に治っていきますので 
よかったら見届けてくださいね 

673: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:45:00.29 ID:k2bAMGdl0

そうして数ヶ月が経過して、私は自分にも自信がついてきた。 

初めて給与をもらった時、1ヶ月やり遂げた喜びがこみ上げてきたのを覚えている。
相変わらず毎日体調も崩すし、まだまだ仕事にならない日々だったが、 
それでも週5で働けるようにまで回復したことが、とても嬉しかった。 

また世間への視野が少しずつ広がっていった。 
その中で、私自身がずっと抱えてきた問題、まく吉との今後について、 
改めて見直すようになっていた。 


674: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:45:41.49 ID:k2bAMGdl0

私は自分がまく吉と共依存だったこと、 
彼のいう神の言葉というのは、 
彼が私を縛り付けるための自己中心的な発言であることを、 
認識するようになっていた。 

また同じ頃、ケイとの関係がだんだん重く感じるようになっていた。 
ケイは私に好意を持ってくれていたけれど、私はそれに応えることができなかった。
何度も連絡を絶つと言っては、また連絡をして、そんな依存関係にも疲れてしまった。 
ケイ自身も、私に対して呆れてきているのを感じるようになっていた。 


675: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:49:27.88 ID:k2bAMGdl0

そうして、ある日、ケイに「今度こそ本当に、連絡を絶つよ」と伝えた。 
今まで何度も言ってきた言葉だったけど、今回ばかりは本気だった。 
1週間、2週間と連絡を取らない日々を延ばしていった。 

また、私は両親と医者に、離婚したいまでを改めて伝えた。 
その頃には、宗教とは一定の距離を置いていたし、 
離婚することに罪悪感はあったものの、それ以上に、新しい一歩を踏み出したかった。 
 

676: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:50:58.93 ID:k2bAMGdl0

私はまく吉に、離婚届と一緒に手紙を送付した。 
別居から1年半、一度も顔を合わせなかった彼への、最後の手紙。 

「あなたは、私を神のお告げで縛ったけれど、私はもうそこから解かれたいです。 
私はもう、あなたと人生を共にすることはできません。 
私を解放して、自由にしてください。」 

そんな内容だったと思う。 


彼からの返答は、「絶対に離婚しない」だった。 


677: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:52:18.12 ID:k2bAMGdl0

ここから、離婚調停のための準備が始まることになる。 
私は両親に連れられて、久しぶりにパニック発作を起こしかけながら、 
初めて、弁護事務所の門をくぐった。 

弁護士は、相手が了解しない以上は、離婚調停をするしかないと言った。 
私は、裁判でまく吉に会うのを恐れた。 


678: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:53:04.49 ID:k2bAMGdl0

まく吉と顔を合わせることを思うと、強い恐怖感に襲われてしまう。 
弁護士は、顔を合わせない調停の仕方を説明してくれたけれど、 
それでもまく吉の住む地元の裁判所に赴かなければならないとのことだった。 

私にとって、その場所は忌まわしい土地で、 
まく吉と裁判所ですれ違ったら、と思うと、 
心臓がバクバクと高鳴った。 

この頃の私ははっきり理解していたのだけれど、 
私のパニック発作の主因は、まく吉だった。 


679: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:53:41.11 ID:k2bAMGdl0

元々出来ない仕事が、離婚調停の準備で、更に手がつかなくなってしまった。 
私があんまり調子が悪そうだからか、 
上司が「なにかあったら話してね」と優しく言ってくれた。 

その優しい言葉に、私は端的に、 
離婚の準備を進めていることやまく吉とは悲惨な結婚生活だったことを話した。 
上司は、「辛かったね、それは離婚したほうがいいね」と言ってくれた。 


680: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:54:43.28 ID:k2bAMGdl0

きっととても驚いただろう。 
だけど、ちゃんと聞いてくれたのは、まさしく上司の人柄の良さ故で、 
私は本当に周りの人に恵まれたと思う。 

また私は自分の気持ちを話すことによって、上司への信頼を更に厚くしていった。 

そうして離婚調停が始まる直前のことだった、まく吉から手紙が送られてきた。 


そこには、喉から手が出るほどほしかった、離婚届が一緒に添付されていた。 

681: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 20:56:12.34 ID:k2bAMGdl0

まく吉は、 
「離婚はしたくないけど、法廷で夕子と争いたくはない。 
あなたを解放します」 
と書いていた。 

私はその緑の紙を見て、ほっと胸をなでおろしたような、ちょっとだけ切ないような、 
複雑な気持ちになって、涙を流した。 

「これで全てが終わるんだな」という思いと、 
「こんな紙切れ一枚に、私は長い間縛られていたんだな」という思い。 
それまでの過去のことが、走馬灯のように頭の中を流れた。 


こうして、結婚して3年、知り合って7年の、まく吉との関係に終止符を打った。 


682: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 21:13:19.86 ID:k2bAMGdl0
休憩です 

ふーとうとう離婚まで、話がいきました 

書くの遅くてすみませんです

683: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 21:14:28.59 ID:u0P92Bv80
やっと、まく吉と離婚になったんだね・・・離婚ってどちらも悪い所はあるんだけど、 
楽しいはずの20代前半をまく吉に振り回されたと思うと腹立だしい。 

685: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 21:29:24.95 ID:k2bAMGdl0
>>683 
そうですね、私も離婚は両成敗だと思ってますよ 
なんだかんだ、共依存で傷つけ合ってたと思います 

人生は一度ペシャンコになりましたが、 
そのおかげで得るものもあったし、今は二度目の人生と思って生きています 

にしても、長いこの話を読んでいただいて感謝です! 

684: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 21:26:42.68 ID:YZzyNLxq0
ついに・・・このころ夕子サンは何歳ぐらいです?

686: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 21:32:52.45 ID:k2bAMGdl0
>>684 
だいたい23歳くらいですね! 

16才で知り合い、20才で結婚、23才で離婚という感じです

687: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 21:45:40.55 ID:YZzyNLxq0
>>686 
16~23・・・例え傷つけあう関係だったとしても、この大切な時期を振り回し続けたまく吉の罪は大きいと思うな 

えと、内容だけに、楽しみというと失礼だけど、スレ最初からずっと見てます 
ゆっくりでいいので頑張って下さい

689: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 22:05:07.05 ID:k2bAMGdl0

離婚した後、私はしばらくうつ病が重くなってしまって、情緒不安定だった。 
ありきたりかもしれないけれど、心機一転で髪の毛を切り、 
久しぶりのおかっぱ頭にした。 

家族も友人も優しくしてくれた。 
職場の女性に、さりげなく髪をなでられて、ふと涙がこぼれそうにもなった。 

私は、その頃、色々な依存関係を絶ち切っていたので、自立しか選択肢がなかった。
パソコンも、気づけば開くこともなくなり、埃をかぶっていた。 


690: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 22:05:24.30 ID:k2bAMGdl0

仕事に励み、病院に通い、友達と遊び、時にふと寂しさを感じていた。 

私は、自分がバツイチになったことが非常に大きなコンプレックスになり、 
こんな私に、いつか平凡な幸せが掴めるのだろうかと、不安が常につきまとった。 

鏡を見ると、疲れた顔をした自分がいる。 
はつらつとした、昔の私はもういない。 
もう若くはない、と自分を卑下した。 


691: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 22:06:31.89 ID:k2bAMGdl0

将来への漠然とした恐怖がのしかかっていた。 

それと闘うのは、大変な労力がいった。 
もはや私は誰かに属しているのではなく、 
自分の足で立って、人生を決めていかなければならない。 

そのプレッシャーに押しつぶされながら、 
私はなんとか日々をやり繰りしていたように思う。 


692: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 22:09:00.65 ID:k2bAMGdl0

月日は経ち、ようやく独身生活にも慣れた頃。 

友人主催の飲み会で、私は冗談半分に、 
「誰かいい人いたら紹介してほしいな」と言った。 

そうしたら、「うん、夕子元気になってきたし、今ちょうどいい人いるよ!」 
との返事が返ってきた。 

こうして私は新しい出会いをすることになる。 
 

693: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/11/29(火) 22:12:54.53 ID:k2bAMGdl0
あまり書けませんでしたが、そろそろ睡眠時間ですので落ちますね 

新しい出会いに関しては、内容を掘り下げて書こうと思いますが、 
身バレしたら怒られるかな 

なんて思いつつ、今日はおやすみなさい! 


いつも読んでくださる方、応援レスつけてくださる方に、感謝して。

695: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 22:27:24.18 ID:mO0RKB8l0
夕子たんおやすみ><

696: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 22:47:04.39 ID:313oSYrRO
おやすみ! 
頑張れ夕子

698: 名も無き被検体774号+ 2011/11/29(火) 23:43:08.00 ID:2O7mw3XV0
おやすみ

700: 名も無き被検体774号+ 2011/11/30(水) 00:14:41.09 ID:PcQxCo7Q0
やっと追いついた 
自分も今30も40も離れてるおじさんに求婚されているけどいまいち断りきれなかった 
でも、きっぱり無理だと伝えようと思う。 
夕子さんが年上と付き合うなと言っているわけではないことはわかっているけれど、
きちんと自分の意思を強く持って相手に伝えなければいけないのだなと感じた 

夕子さんが幸せな家庭を持てることを祈っています。

701: 名も無き被検体774号+ 2011/11/30(水) 00:15:28.13 ID:Rp1oUxNOO
23で内容盛りだくさんー離婚揉めなくてよかったですo(^o^)o 
また明日ね夕子さんおやすみ☆

740: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 17:53:23.48 ID:anIPb86w0
みなさま、お久しぶりです 

長らく間を空けて申し訳ありませんでした 


風邪をこじらせてしまい先週末は寝込んでいましたが、 

今日ようやく熱が下がりました 


心配してくださったみなさま、どうもありがとうございました 

再開したいと思います

743: 名も無き被検体774号+ 2011/12/05(月) 18:57:32.18 ID:kWEgmWtY0
>>740 
おかえりー! 
無理すんな

744: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 18:59:24.44 ID:anIPb86w0
>>743 
ありがとうございます、大分からだ軽いですが、 
ぼちぼちいこうと思います 

ではでは、続きを書いていきます

745: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:14:54.27 ID:anIPb86w0

友達の同級生だという、男の子を紹介してもらった。 

初めの印象は、背が高くて、ちょっと落ち着きなくて。 
笑顔が優しいかんじの男の子だった。 

ぐいぐい引っ張ってくタイプじゃないから、 
ショッピングモールの中をどのお店に入ることもなく、 
ぐるぐる歩き回った。 

映画を見ることにした。 

結婚や闘病を題材にした映画だった。 

離婚の傷が癒えてない私にはキツイタイトルだった。 
だけど、彼は私がバツイチだと知らなかったようなので、 何もいわずに見た。 
会った当日に言う勇気もなく、なんだかひどく冷めた気分で。 


746: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:25:04.80 ID:anIPb86w0

夜になって紹介してくれた子が合流して、 
一緒に夕飯を食べて、おしゃべりして。 
彼の車で送ってもらった。 

デートなんて、久しぶりで、すごく緊張したのを覚えている。 

ただ、バツイチだと知らない彼に、どうやっていつ、 
それを伝えようかということだけが頭に残った。 


747: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:37:13.37 ID:anIPb86w0

2回目のデートは、バツイチだということを告白しようと決意して行った。 
最初はカフェに行って、 パフェを食べた。 

話の中で、短大を出てから、地元に戻るまでの生活に興味をもたれた。 
私は短大を出てすぐ、結婚をしていた・・・ 
そのときの痛手で私はその後2年間、うつ病と対人恐怖症になったのだけれど。 

会ってすぐ、目の前のパフェを食べながら笑顔で切り出せるほど、 
私は勇気が無かった。 


749: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:48:31.55 ID:anIPb86w0

そのあと、カラオケに行った。 
ほんとは男性ボーカルの曲が好きだけど、女の子らしい歌を歌った。 
写真を撮ろうっていわれて、少し体が近づいて。 
ドキドキした。 

夕飯は、バツイチを告白しようと思って、居酒屋に行った。 
だけど時間があまって、夕方5時に行ったから、 
外は青空。酔えなくて。 

結局言えないまま店を出た。 


750: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:51:19.13 ID:anIPb86w0

「話したいことがあるから、公園に寄ってくれない?」 

覚悟は決めていた。 
ぽつぽつと話し始める私に、彼は本気で驚いていた。 
まだ、22、23歳。 

私も彼も、周りにバツイチの子なんていない。 
まして、子供も出来てないのにバツイチなんて。 

若すぎる結婚と離婚だった。 
 

752: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:52:54.54 ID:anIPb86w0

彼は、話してくれてありがとうと言った。 
驚いたけど、ちゃんと話してくれて嬉しかったって言ってくれた。 

帰りの車、沈黙がつづいて、私は嫌われたかな、って不安でいっぱいになっていて。
車を降りる直前、彼は、ぎゅっと抱きしめて、「大丈夫だよ」って言ってくれた。 


好き かもしれない 

そんな感情が芽生えたのは、きっとこの時。 


753: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 19:59:56.42 ID:anIPb86w0

3回目のデートは、少し遠出をして遊園地に行った。 
行きの車で2時間、何を話そうかと前日たくさん悩んだけれど、 
実際は会話が弾んでそんなに気にならなかった。 

最初、ショッピングモールを回って。 
私が可愛いと言った小さなヘアピンを彼が買ってくれた。 

彼は、デートはずいぶん久しぶりだと言っていて。 
私もかなり緊張していて。 

観覧車に乗ったときは、隣同士になって、 
ドキドキして。 


754: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:00:20.46 ID:anIPb86w0

そのあと、ナイトショーが始まるまで時間が余って。 
一緒に夕日が落ちるのを見ながら岬の先まで歩いたけど。 
手をつなぐこともなく。 

このまま友達なのかなぁ、って思いながら。 

久しぶりに長い間夕焼けを見ていた気がする。 
まるで線香花火が落ちるみたいな、その大きな日の玉に。 
ゲド戦記の主題歌を思い出していた。 


755: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:09:21.22 ID:anIPb86w0

夕闇迫る 雲の上 いつも一羽で鳴いていた 
鷹はいつも さみしかろう 
音も途絶えた 風の中・・・ 


波の音。砂浜。夕暮れの海。 
上京していた頃、前の旦那と見た海が重なって。 
なんだか胸がちくちくして。 
なのに、口から出てくるのは、相手を笑わせるネタばかりで。 
心がちぐはぐなまま、遊園地に戻った。 


756: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:11:05.07 ID:anIPb86w0

ナイトショーでは、大きな音と、突然人を脅かす仕掛けに、 
びっくりして腕をつかんじゃって。 

このままずっと時間が止まればいいのに、って思ったりして。 

終わって、手、離さなきゃ、って思った時。 
腕から外れた手を、彼がするっとキャッチして、私の手を握ってくれた。 

初めての手つなぎ。 
車に戻るまで、ほんの数分だったけど、嬉しかった。 

「なんか、夢みたいな一日だったよ~」って、何度も言った気がする。 


757: 名も無き被検体774号+ 2011/12/05(月) 20:15:51.74 ID:2QmI+/tL0
これが、ごく普通の交際なんだな…まく吉め…

762: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:44:15.79 ID:anIPb86w0
>>757 
ほんと、ありふれた交際のスタートでしたが、それが私には初めてで新鮮でした 

758: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:18:37.32 ID:anIPb86w0

この後、寝る前に何度も何度も、このデートのことを反芻して夢に落ちていったことを覚えている。 

久しぶりのデートはなんだか甘酸っぱいのと、胸がしめつけられるのとで、 
私は不思議な感覚に陥っていた。 

彼の仕草とか、隣で笑っている姿に胸が高鳴って、 
でも同時に、私が相手でいいのかな、なんて思ってしまったりして。 

私がちゃんと普通に恋愛ができる、という自信がいま一歩持てなかった。 


759: 名も無き被検体774号+ 2011/12/05(月) 20:23:37.12 ID:kWEgmWtY0
夕子幸せになれ(´;ω;`)

762: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:44:15.79 ID:anIPb86w0
>>759 
ありがとです! 

760: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/05(月) 20:34:30.44 ID:anIPb86w0

そんな中、5回目のデートで、私は彼に告白された。 

場所は、夜景が見える山の麓。 

「好きです、付き合ってください」 

ありふれた台詞なのに、とても新鮮な気がした。 
恋愛に臆病になっていた私には、彼があまりにも眩しすぎた。 

照れたような笑顔に惹かれるように、「よろしくお願いします」そう答えていた。 


774: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 19:58:18.56 ID:hyDERQcQ0

私は幸せな気持ちでいっぱいになった。 
彼氏彼女、その響きになんだかくすぐったくなったりして。 
だが、同じくらい、不安でいっぱいになってしまった。 

私はまだ自分の宗教に未練があったため、一般的な男性と付き合うことに抵抗があった。 
私の両親がどんな顔をするだろうか、という心配も頭をよぎった。 

母とはその頃、自分の悩みを言える関係になっていたため、 
私は紹介してもらった男友達と付き合うことになったことを悩んだ末に伝えた。 
母は心配していたが、とりあえず見守ってくれることになった。 

昔だったら、自分の交際関係を親に伝えるなど考えられなかったのだが、 
話して親に認められることは、私にとって大きな後ろ盾になった。 


775: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:00:28.14 ID:hyDERQcQ0

付き合って最初の1ヶ月、私はまだ素の自分を半分も出せずにいた。 
宗教のことや病気のことは話してはあったけど、今一ピンときていないようだった。 

その上、とにかく私は体力がなかった。 
それまで仕事行くだけでも精一杯な中で、デートを週2,3回したら、 
私の体力は限界を超えて常に体調不良になってしまっていた。 

私は良い子でいたい意識が強すぎて、自分の体調が悪くても誘いを断れないし、 
意見も上手に言えなかった。 


776: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:00:50.68 ID:hyDERQcQ0

また固定観念が強くて、たとえば食事をする時に、 
私にとって外食は量が多すぎて食べきれないのだけれど、 
残すことはいけないこと・失礼なこと、その感覚から無理していつも平らげていた。 

そんな日々が祟ったのか、付き合って1ヵ月半が経つ頃、 
私は風邪を悪化させて倒れてしまった。 

10日ほどの点滴生活で、何も食べられない毎日が続いた。 

彼は心配してくれたけれど、私は自分の体が人よりも弱いことを改めて感じて辛くなった。 
幸いだったのは、その間も仕事にだけは行けたことだろうか。 
 

777: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:07:13.50 ID:hyDERQcQ0

また、一番の悩みの種は、今後恋愛してゆく中で性的な関係を持つことになる可能性だった。 
子供が出来たらどうするのか? 
結婚前に関係を持ってもいいのか? 

そもそも経験がなかったため、それらはとても難しい問題に見えた。 
周りの友人達がカップルになったら当たり前にしていること。 
それが私にはとても高い壁のように感じた。 

そこをちゃんとしておかなければ、安易に付き合っていてはいけない、と思った。 


778: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:13:09.99 ID:hyDERQcQ0

彼とデートをした帰り道、 
「これからも一緒にいられるといいね、だけど、もしいられなくなった時に悲しませたくないな」 
そんな悲観的な言葉が出てくることもあった。 

そうして、私は点滴生活から回復した後、彼に別れを切り出すことになる。 


779: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:13:28.13 ID:hyDERQcQ0

その日、「ちゃんと別れよう」と決心して、私は彼とのデートに臨んだ。 
最初に話し合いが出来そうなお店に行き、周りにお客さんがいないのを確かめて、 
私はこう質問した。 

「もしも今後性的な関係を持つことで、子供ができた場合、どうしたらいいと思う?」 

これは、別れる前に、はっきり聞いておきたいと思ったことだった。 
聞くのは勇気がいったが、これから別れると思えば、なんとか言葉にすることができた。 


780: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:16:40.99 ID:hyDERQcQ0

彼は、 
「うーん、分からないけど、もし今子供が出来ても育てていける環境と自信がないから、 
やっぱりおろすしかないかもしれないね」 

彼は誤魔化すわけでもなく、正直に思っていることを言ってくれた。 
その実直さはとても素晴らしいことだと思うのだけれど、 
私自身は、おろすという行為は受け入れられなかった。 

「私は、子供をおろすことなんて考えられない、出来た命を簡単になかったことには出来ない。でも確かに今の私達じゃ、子育ては無理だね」 
そう答えた。 


781: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:20:08.69 ID:hyDERQcQ0

店を出た後、家の近くに車を停めて「話したいことがある」と伝えた。 
私は、自分がその時感じていたことを全て伝えた。 
性的な関係を持つのは今の私達には難しいことや、だけれどそれでは彼氏にとっては酷かもしれないこと。 
そのほかにも付き合ってみての思いを伝えた。 

彼は、「別れたくない」と言った。 

そして、 
「夕子のいうこともよく分かる。 
自分達で子供を育てられる自信が持てないうちは、性的な関係を持たないようにしよう。 
俺は夕子が好きだから、我慢できるよ」 

そう言ってくれた。 

782: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:22:29.44 ID:hyDERQcQ0

私は初めて自分の譲れない意見をきちんと伝えて、真摯に受け止めてもらえて、 
とても嬉しかった。 

私も彼本人に関しては、とても優しくて正直で良い人だと思っていたので、 
これからも付き合っていけるんだと思ったら、嬉しかった。 

今思うと、この別れ話をした後、 
私達の本当の交際はスタートしたと言っても過言ではない。 


783: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:23:06.45 ID:hyDERQcQ0

荷が軽くなって、前よりも彼に甘えるようになった。 
私は純粋に幸せを感じるようになっていた。 

彼は大変だったと思う。 
それでも大事にしてくれたし、私はますます彼を好きになっていた。 


784: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:23:31.26 ID:hyDERQcQ0

付き合って3ヶ月が経つ頃だろうか。 
彼がお酒に酔って、失言をした。 

それは私の現在を、否定するような蔑ろにするような言葉だった。 
私は、本当はそんな風に思っていたのかと感じて、泣いた。 
とても深く傷ついてしまった。 

初めて本気で怒ったし、悲しくて泣いた。 
自分の意見を伝えるのは相変わらず苦手で、無理をすることも多かった私だけれど、
この時を境に、私は自分の感情を表していけるようになったと思う。 


ちなみに彼は私の前ではあまりお酒を飲まなくなった。 


785: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:24:01.46 ID:hyDERQcQ0

そんな風に恋愛の難しさを感じながらも、私は確実に幸福感を手に入れていった。 
恋人であることの喜びや、関係が円滑になっていくのを感じていた。 

隣を見れば、彼がいる。 
一緒にいろんなところへ行き、笑い合ったり、いろんな感動を共有したり。 
泣いたり怒ったり、そんな当たり前のことが普通に出来ることが嬉しかった。 

彼との仲もようやく落ち着きを見せ始めた頃、一つの電話が私を脅かした。 


まく吉からの、着信。 


786: 名も無き被検体774号+ 2011/12/06(火) 20:31:24.38 ID:YaTutzYR0
Σ(゚д゚)

787: 名も無き被検体774号+ 2011/12/06(火) 20:38:11.19 ID:Itx4c23Y0
夕子たん逃げて。。。(´;ω;`)

788: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:38:14.91 ID:hyDERQcQ0

それは、ある冬の日のことだった。 

私の携帯に知らない番号から電話がかかってきていた。 
ディスプレイには着信拒否をしている相手だと通知されているが、 
着信自体は履歴にしっかり残っている。 
そして、留守電メッセージも入っているようだった。 

私は恐怖に身を震わせた。 
着信拒否をしても、履歴とメッセージが残ることを初めて知った。 


789: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:41:12.42 ID:hyDERQcQ0

もしかして緊急の用かもしれない、死んだのかも・・・ 
そう思ったら、放置することもできなかった。 

結局、母に留守電メッセージを代わりに聞いてもらうと、 
大したことのない世間話的な内容だったらしい。 
私は安心すると同時に怖くなった。 

パソコンメールなど、連絡手段は全て封鎖したつもりだったのに、 
携帯は着信拒否していても電話は繋がるのだと分かったから。 


790: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:41:28.33 ID:hyDERQcQ0

私にとってはもう忘れかけていた存在だったのが、嫌な記憶を呼び覚まされてしまった。 
毎晩、悪夢にうなされるようになり、寝つきも悪くなった。 

その後も、2・3回の着信があり、私は携帯自体を変えることにした。 

「これで本当に終わった」 

ほっとしたのも束の間、今度はアマゾン経由で宗教の本が送られてきた。 
私はそれをアマゾンに送り返したが、内心びくびくしていた。 
まだこんなにもまく吉に対して恐怖心を持っていることを思い知らされて、愕然とした。 


791: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:42:43.60 ID:hyDERQcQ0

更に、私が登録しているSNSまで発見され、メールが届いた。 

そこには、自分と夕子が調停を持ってして別れたのは間違いだったこと、 
夕子がいなくなって友人も徐々に離れていったこと、自分は夕子を一生愛しているが、 
夕子が自分や神を裏切っても、許してあげるということが長々と書き連ねられていた。 

私はあまりにもその文面が気持ち悪くて、身の毛がよだった。 
大きなショックを受けるとともに、冷静に考えることもできるようになっていた。 
 

792: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:43:10.18 ID:hyDERQcQ0

「この人は私と離婚して、友人のユミさん達に依存したのだろう。 
だけど、その依存先にも呆れられてしまったのだろう。 
だからまた、私に執着しようとしているのだ。 

私を愛しているのではなく、ただ依存先がなくなって矛先を私に向けているだけ。 
神の名を語って私をまた縛りつけようとしているだけ」 

そう思った。 
つまりつらつらと書かれている中の、「夕子がいなくなって、友人が去っていったこと」 
これがメールを出した本心だということを理解した。 

かなりの動揺を覚えたが、両親や彼氏、友達にカウンセラーに相談して、 
この後SNSを退会してからは、まく吉からの連絡はない。 


793: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/06(火) 20:47:37.23 ID:hyDERQcQ0
今日は以上です 

読んでくださったみなさま、ありがとうございました

794: 名も無き被検体774号+ 2011/12/06(火) 21:12:03.23 ID:W9uFYASJ0
凄く読みやすい文章で、夕子ちゃんは頭がいいんだろうな。 
まく吉は寂しい人間だね、相手を追い詰めてでも自分が可愛い。 
20以上離れた女性に未練タラタラだし、情けなさすぎる。

795: 名も無き被検体774号+ 2011/12/06(火) 21:57:27.51 ID:Itx4c23Y0
夕子たんおつかれ><

796: 名も無き被検体774号+ 2011/12/06(火) 22:14:14.27 ID:45aQcaM+0
まく吉こそ神の名をいたずらに用いて冒涜してるな

806: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:03:56.28 ID:EH7A7mGB0
>>796 
私もそう思います

800: 名も無き被検体774号+ 2011/12/07(水) 03:53:05.94 ID:20ZBdIqRO
いっきに読んでしまった…夕子さんにいい彼氏が出来てよかった。

802: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 2011/12/07(水) 09:55:54.02 ID:B8xsdb9t0
追いついた! 
小学生のとき、宗教やってる子がいた。いつもいじめられてひとりでいて可哀想だった。 
一年の時はなぜかかわいそうで、私が仲間になってあげなくちゃと思ってよく遊んだ。すごい上から目線だな。 
しばらくすると、その子の親から私の親に電話がかかってきた。その後私は親からなぜかすごく怒られ、「もうあの子とあそばないで。なにがあってもだめ」言われた。
後で知ったけどその電話は勧誘されたらしい。 
子供の友情も宗教の前には勧誘の材料なんだね。

803: 名も無き被検体774号+ 2011/12/07(水) 18:52:34.62 ID:FlC/xyS+O
>>802 
マルチ商法みたいだな 
宗教やマルチは身内や友人からの勧誘があるから結構あるみたいだからタチが悪いぜ

805: 名も無き被検体774号+ 2011/12/07(水) 21:01:31.07 ID:TeeaJQSEO
支援 
もうじき終わってここを見に来ることもなくなると思うと寂しいぜ

809: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:15:06.92 ID:EH7A7mGB0
>>805 
私ももうすぐ終わりだなと思うと寂しいですが 
最後まで書ききりたいと思います 

それでは、今からぼちぼち書いていくので 
投下ペースは遅いかと思いますがお付き合いくださいませ

812: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:51:43.06 ID:EH7A7mGB0

宗教に対する思いは、心中をしてからの数年間で少しずつ変わっていった。 


心中した直後は、私は神様に「生かしてくれてありがとう」と感謝した。 

そこから、現実と宗教やまく吉との狭間に立つようになって憤りも覚えた。 

「宗教がなければ、私の家族はこんなにも歪まなかったのではないか、 
まく吉に人生を振り回されることもなかったのではないか」と。 


813: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:52:07.23 ID:EH7A7mGB0

宗教を通じて知り合った友人達はみな、本当に良い子ばかりで、 
病気になった私を率先して温かく迎え入れてくれた。 
今でも親しい大切な友達ばかりだ。 

だけど友人ではない人たちに、別居や離婚に関して白い目を向けられたことも事実だった。 

私の知っている宗教とは、世間一般以上に狭い常識の道があって、 
そこから外れた者はもはや立っていることが出来ない、弾かれるのだということだった。 


814: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:52:26.10 ID:EH7A7mGB0

そこの中心に立っていた両親が、今は脇に立っている。 
父は子供の不祥事に役員を辞め、母は集会に顔を出すことがなくなった。 

それがあってこそ、私は一般の男性と交際できるようになったのだし、 
宗教の教えによって自分の人生を決めることなく、選択肢も広がった。 

私は彼と付き合うようになってから、日本古来の場所へと行きたがった。 
京都の清水寺や伊勢神宮などに赴き、初めておみくじも引いた。 


815: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:53:39.16 ID:EH7A7mGB0

ちなみにおみくじは3箇所で引いて全て凶が出て、 
彼氏に「やっぱり違う宗教信じてるからじゃない?」とからかわれた。 
私はただくじ運がないだけだと思うけど。 

子供の頃に近くにあったけれど知らなかった世界を見たかったのだ。 

触れて見て自分で感じてみたかった。 
そうして、自分の意志で判断していきたいと思った。 
 

816: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 18:54:56.66 ID:EH7A7mGB0

今は宗教に戻りたいとは思わない。 

ただ神様はどこかにいるのかな、と思っている。 

もし将来、子供が生まれても宗教に通わせたいとは思わない。 
自分で見て感じて、選んでいってほしい。 

その中で神様を信じることになっても信じなくても、どちらでもいい、 
心が健康で健やかな子に育てばと願っている。 


817: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 19:09:28.58 ID:EH7A7mGB0

仕事は今も続けている。 

最近久しぶりに熱を出して仕事に行って、フラフラしながら仕事をした。 
そのときに、何度か足元がおぼつかなくて物につまずいたりしたのだけど、 
それが懐かしく感じた。 

以前の私は、体の機能がやりたい動作に追いつかなくて、よく怪我をしたものだった。 

いつも青あざばかりを足にくっつけている私に、 
「誰かにやられているわけじゃないよね?」と心配されたこともあった。 


818: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 19:14:41.52 ID:EH7A7mGB0

それほど生傷が絶えず、冬になると寒くてだるまのように着込んでいた私も、 
最近では暖房が暑いと感じ、手足の感覚が鋭くなってきたように思う。 

ようやく仕事も慣れ、まだ時に突拍子もないことをして周囲を驚かせてはいるけれど、 
女性職員との折り合いもよくなって、今では月に一度は食事に行くような間柄になった。 

特に酷い状態を受け持ってくれた上司には、心から感謝している。 

819: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 19:15:42.15 ID:EH7A7mGB0
薬の量はだんだん減っていった。 

一番多い時で15錠ほど飲んでいただろうか。 
それが、月日を重ねる度に減っていった。 

2錠減らしては、1錠増やすというような、歩みの遅い減らし方だったけど。 
本当は一気に減らしたかったし、時に薬に頼る自分が情けなくてみじめになったこともある。 

だけど「今は治す時、薬を飲んでいるおかげで、仕事ができる。 
自分の神経を守っている」と言い聞かせていた。 


820: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 19:16:00.73 ID:EH7A7mGB0

それがだんだん薬の存在を忘れても普通に生活できる日ができて、 
睡眠薬を忘れても眠れる日が増えた。 

硬かった蕾が一気に花開くように、ここ半年で私の病状は飛躍的に良くなったと思う。 

今はほとんど安定剤を服用せず、睡眠薬を気持ち薬のように半錠飲むまでになった。 


822: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 19:57:06.12 ID:EH7A7mGB0
>>821 
こんばんは、私も会えて嬉しいですよ 

そうですね、子を思って敷いてくれるレールには感謝することも多いですが、 
自立していくためには、いつかそのレールから降りて自分でレールを敷いていかなければならない時期が来ると思います 

宗教はまた特殊な世界なので、余計・・・ 

いつも読んでいただいてありがとうです 


続きます

824: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 20:18:30.37 ID:wFErw1flO
夕子さんが自分の価値観で幸福を感じて、無理をしなくても前向きに生きて行けるように祈っています。 
あ、祈ってると言っても宗教的な奴じゃないですw 
まだ20代ですから何でも出来ます! 
失った物はすべて取り戻せますよ!

835: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:31:00.40 ID:EH7A7mGB0
>>824 
優しいお言葉、ありがとうございます 
今は自分で自分の人生を選んで生きていく責任感や、そこから来る恐怖と闘いながら、 
毎日幸せに生きています 

ありがとうございました!

825: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:21:24.34 ID:EH7A7mGB0

もうじきカウンセリングも終わる。 

心中後、最初に出会ったカウンセラーが長年にわたり、私を診てくれていた。 

色々と衝突もあったし、治療を一旦やめたこともあった。 

だけど今ではカウンセラーが言いたかったことや、 
教えてくれることがどうして私に必要なのかよく理解できる。 


826: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:21:40.66 ID:EH7A7mGB0

時に厳しく突き放したりしながら、 
行動認知療法を続けてくれたカウンセラーには心から感謝している。 

他の誰かが言えないことを、私のために言ってくれたと思う。 

カウンセリングに費やした時間はゆうに200時間を越える。 


827: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:22:08.17 ID:EH7A7mGB0

彼氏とは紆余曲折あったが、今も平穏で幸せな時間を共有している。 

私自身の依存癖によって出来た、直していかなければならない歪みは残っているものの、 
それらを毎日正しながら、成長し合える関係を築けるようになった。 

嬉しかったメールをひとつだけこっそり紹介しようと思う。 

普段口下手で長文メールなんて送らない彼から、 
病気の自分に自信をなくして落ち込んでばかりいる私に送られた、1通のメール。 


828: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:23:07.20 ID:EH7A7mGB0

「いつも自分に自信をもってっていってるけど、 
ただ病気や性格を直してほしいからじゃなくて、 
夕子の持っているものを知ってほしいからいってるんだよ 

俺は夕子のことかわいいって思うし、病気だってもう治ってきてるし、 
体力だってついてきてるし、何も気負うことない 

特に病気なんかは不幸があって一時期辛かっただろうけど、 
それを乗り越えて今の状態まできたんだから 
それは誇れることだよ 


829: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:23:26.33 ID:EH7A7mGB0

仕事だって先月は一日仕事頑張ってできたでしょ 

夕子はもっと自分が強い人間ってことを自覚してほしい 

夕子は自分の弱点ばっか考えちゃうけど誰だって弱いところはあるし、 
俺なんか欠点の塊だよ 

性格なんてものはなかなか直らないから、すぐには無理だろうけど 
俺は夕子のことを強い子だと思ってるから」 


830: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:23:48.27 ID:EH7A7mGB0

一年前、いつも自分は弱い弱いと嘆く私に、強い子だと彼は言ってくれた。 

これまでのことも理解して、それでも私のことを病人扱いするわけでもなく、 
ちゃんと向き合ってくれる人なんだと思ったら、とても嬉しかった。 

彼とはいずれ、結婚しようという話が出ている。 

今度結婚する時は、本当の意味で、お互いを支え成長させるパートナーとして、 
共に人生を歩んでいけたらと思う。 

いや、結婚する前からすでに歩き始めている、かな。 
結婚は節目であって、伴侶としての関係作りはすでに始まっているのだから。 


831: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 20:24:27.23 ID:EH7A7mGB0

家族とはちょうどよい距離感を保っている。 

両親も老後の生活に入り始めたし、口うるさくもなったけれど、 
誰よりも私のことを心配してくれている。 

私が一番弱った時、最も助けてくれた人は、やはり両親だった。 
全身麻痺になったり子供返りを起こしたりした私を、根気強く見守ってくれた。 

子供の時には感じなかった愛情を並々と受けて、今の私は胸がいっぱいになっている。 

これからは私が親孝行をしていきたいと思う。 


病気になって初めて知ったものや得たものは、失ったものよりも多かったと、 
そう思っている。 


832: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:24:54.03 ID:EH7A7mGB0

最後に。 

今年亡くなった風太にも。 
ありがとうを伝えたい。 

亡くなる少し前、やたら私の膝に入りたがって甘えてきたのは、 
きっと何かを予知していたのかな。 

風太のぬくもりや、元気な笑顔が忘れられないよ。 


私の代わりに、風のように自由に生きてほしいと願ったあの子はもういないけど。 

今は私自身が、風のように自由に外を行き来して、笑って、毎日を生きているよ。 
 


833: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:26:31.54 ID:EH7A7mGB0

子供返りをして泣いてばかりだった私はもういない。 

大人になった私は、泣くことをやめて、前を向いて歩く強さも手に入れたよ。 

たくさんの元気をくれて、ありがとう。 

悲しい時やこっそり泣いている時は、さりげなくひざの中に来て私を温めて。 
「僕をなでてもいいよ」って言ってくれて、ありがとう。 

風太がいなくなって寂しいけれど、泣いてばかりいたら心配かけちゃうから、 
ちゃんと毎日自分の足で立って歩いていくよ。 

風太のこと大好きだったよ。 

また、いつか会おうね。 


夕子

834: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:27:55.88 ID:EH7A7mGB0
みなさま、最後までお付き合いくださってありがとうございました 

今日は書いている間にたくさんの方にお会いできて嬉しかったです 



837: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 20:50:35.49 ID:EH7A7mGB0
>>836 
こちらこそ読んで頂いてありがとうございました 

書き終えてレスを読んで、PCから顔をあげたら、 
母が「なにをニコニコしてるの」といぶかしげな顔をしてました 

ずっと見守っていただきありがとうございました!

838: 夕子 ◆UL6c7.AL3TJI 2011/12/08(木) 21:13:49.46 ID:EH7A7mGB0

あとがき。 

自分の過去を振り返って書こうと思ったのは、VIP+のみなさんの体験記などを読んで、 
私も書いてみたくなったのが最初のきっかけでした。 

約10年分の話ですので、書き始めたらかなりの量になるのは予想され、 
書ききれるか不安はありましたが、始めるなら最後までやり遂げたいと思って臨みました。 

最初にまく吉のことを書こうと思って過去の日記などを漁っていて、 
驚愕したことがありました。 

あれだけ私の人生に深く関わっていた人なのに、 
その人をどんな愛称で呼んでいたかをすっかり忘れていたのです。 

ああ、こんな愛称でまく吉のことを呼んでいたな、と。 

変な感じでした。 
連呼されているその名前が、まるで他人が書いたもののように思えました。 


それほど、私は忘れていたのです。 

名前も、顔も、口癖も、色々なことを。 


辛かった頃のことを書き始めると、私は当時の気持ちに感情移入しすぎてしまって泣いてしまうことも多々ありました。 

悔しいやら悲しいやらなんやらで。 

今思うとあの頃の私は本当にバカだったのですが、当時は真剣そのものでした。 
できるだけその頃の気持ちに沿って書いていったつもりです。 

当時嫌っていた人たちの言い分も、今は理解しています。 


私が自分の過去をここまで深く振り返り、記述することは、今後ないでしょう。 

全て忘れ去ってしまう前に、どこかに残しておきたかった。 
思い出をテキストとしてここに移しておくことができて、不思議な満足感に包まれています。 

きっと未来の私が読み返したら、「バカなこと書いてるなぁ」って鼻で笑うのかもしれませんが。 
それもまた、いいかなって思うんです。 

文章が甘くて読みにくい所も多いのですが、 
長らく温かい目で読んでくださったみなさまに、心から感謝しています。 

VIP+は本当に優しくて、いつもレスを読みながら、 
よし書ききるぞ!というやる気と、当時の私への慰めをいただきました。 

みなさまと同じ時間を共有できて嬉しかったです。 

本当にありがとうございました! 

839: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 21:30:21.99 ID:z4wO8JDW0
おつかれさまでした 
壮絶な人生があるもんだといろいろと考えさせられました 
また、>>1が回復していることが嬉しく思えます 
ご無事でなにより 

842: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 21:33:45.99 ID:SXVmmmfK0
おつかれ。 
+が優しいのではなく、優しくなる雰囲気なんだよ。 
少しづつ進んで行こうな。 
三歩下がって五歩下がる俺が言うのもなんだけどさ。

844: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 21:53:16.04 ID:c/aEX8K30
>>842 
おい。一歩たりとも進んでねーじゃねーかw 

夕子たん感動の最終章見たぜ! 
いつぞや、たまには幼児verで書いてくれよーと書いたものです。茶碗蒸しがね、とっても美味しかったんだよw 

今回はこのスレの暖かさも妙に居心地がよかったよ。VIPPERといえど人の子。暖かいものには暖かく跳ね返すんだな、と何か感動した。VIPPERは写し鏡だな。 

それもまた夕子たんの所業ゆえ。失ったものもあったが、得たものも大きかったな。 

また何処ぞのびっぷらスレで会おうぞ。アディダス!

843: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 21:44:22.60 ID:k3ftBhJs0
レスとかしなかったけど、 
スレ立った初日からずっと読んでました。 
おつかれさまでした。

845: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 22:11:52.84 ID:BEhDKduG0
おつかれさま 
いい人生を送れるように祈ってるよ

846: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 22:22:44.50 ID:fARXC8Q7O
お疲れさまでした。 
夕子さんのこれからの人生が幸多いことを祈ってます。 
うまく言えないけど、ありがとう!

850: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 23:11:35.73 ID:GtM6fOzxO
夕子さん、ずっと読んでたよ 
お疲れ様でした。これからは彼氏と幸せになってくれよ!

849: 名も無き被検体774号+ 2011/12/08(木) 22:38:33.52 ID:fHS6PhhMO
夕子さんお疲れ様!私も最初から読んでいたよー 涙我慢していたけど風太のとこでやられましたw 友達が広場恐怖症?で悩んでてかなり参考になりました 出会いに感謝ーありがとうね!





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