554 :本当にあった怖い名無し:2013/11/11(月) 17:39:34.00 ID:sE8+0B610

10年位前の話だけど……
友人と幽霊がいるかどうかで喧嘩になった。
友人のお母さんが見たらしく、そこからいるいないの口論になった。
口論の結果、地元でも必ず見えるって噂の廃墟に行くことに。
雰囲気は怖いけど、本気で幽霊なんていないと思い込んでた俺は、
友人に「幽霊まだぁ~」やら「いるわけねぇーじゃん!」とか馬鹿にしながら進む。
やっぱり雰囲気だけで出ない。
結局は何も出ず見えないまま、お開きに……

 

 

554 :本当にあった怖い名無し:2013/11/11(月) 17:39:34.00 ID:sE8+0B610

その夜、寝ている時に生まれて初めて金縛りになった。
俺は体が疲れているけど、脳だけが覚醒してるから金縛りになるんだと、何故か冷静に判断。
すると出た出ましたよ!
目だけを動かすと枕元に女性だとわかるんだけど、顔とか服装とか輪郭が何故かぼやけている人影が立っている。
その人影がブツブツと何かを呟いているけどよく聞こえない。
すわっ怨み事かとgkbrしていると、呟きがきちんと聞こえ始めて来た。
「……る。いるもん……幽霊はいるもん。いるから!」
ひたすら自己主張だけしてた。

 


 

554 :本当にあった怖い名無し:2013/11/11(月) 17:39:34.00 ID:sE8+0B610

今でも拗ねたように言う自己主張の声は忘れられないけど、あんまり怖くない。
幽霊はいると信じる事は出来たけど……なんか、夢が壊れた気がした。