【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 妖怪




650: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 22:52:45 ID:6UuRuTAIO
今日は自分の母親の妹の話です。 

母の妹は普段はごくごく真面目な人間なんですがお酒が入ると昔あった不思議な出来事を饒舌に話始める癖がありました。 

母の妹(M子としますね)は小さい頃毎日毎日遊んでいた子がいたそうで、髪は長くていつも赤いワンピースを着た自分より小さい女の子と遊んでいたそうです。 
その遊びってのが変わってて女の子は何もしゃべらないので一方的にM子が喋り続けて、しばらくすると手を引いて何処かに連れて行ってくれていたそうです。 
でも自分の母親は一度もそんな子と遊んでる姿を見たことが無かったそうです。

651: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 22:58:14 ID:6UuRuTAIO
ちょっと気持ち悪い話だなぁ~なんて思いながらも気になったので「んで、何処につれてかれてたん?」って聞くとM子は「知らない場所につれてってくれてたんだ」なんて言うんです。
自分の地元は島なんで子供が行ける場所なんて限られてるんですが、その子はいつもいつもM子が知らない場所に連れて行ってくれたそうです。

ある日いつものようにその子と遊んでいて、その子が手を引いて歩いていると、「いつも楽しいね、今日はお礼がしたいの」なんて言われたそうです。

654: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 23:04:34 ID:6UuRuTAIO
子供なんて純粋なものでそんな事いわれたら「うん!」なんて二つ返事。
テクテク手を引いて歩いて行ったそうです。

その日は自分の家の裏にある山を登って行ったそうです。
そこまでは知っている道だったんですが、突然風景が変わって目の前に木でできた小屋があったそうです。
「ここだよ」なんて言って小屋に案内されるとそこにはお菓子やジュースが山のようにあったそうです。
嬉しくてパクパク食べてるM子を嬉しそうな顔で女の子は見ていたそうです。
お腹一杯お菓子を食べたM子は子供の性とでもいうか、寝てしまったそうです。

657: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 23:17:04 ID:6UuRuTAIO
M子が気が付くと周りには親やら姉(自分の母ですね)やら近所の人もみんないてM子を心配そうに見てたそうです。

「目覚ましたぞ!先生呼べ先生!」
近所の親父が叫んだそうです。
一日あの子と遊んで寝ただけなのに、M子はもう危険な位衰弱していて、病院のベッドで寝ていたそうです。
幸い回復も早く、3日もすると歩ける位に元気になって皆ホッとしていたそうです。
その日病院のベッドで母親から「あなたどうやってあんなところに行ったの…3日も突然いなくなってホントに心配したんだから…」と言われたそうです…

M子が見つかったのは街から10キロほど離れた山のテッペンで見つかったそうです。
しかもM子のお腹には一杯の木の実と虫が詰まっていてそれは気持ち悪かったと皆言っていたそうです。

660: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/19(日) 23:25:28 ID:6UuRuTAIO
近所のオッサン達は口々に「ケンムンの仕業だ」と言って騒いでいました。

うちの島には「ケンムン」って名前の妖怪が昔からいると信じられていて、時々大人にも悪戯をするそうです。

自分の身内にそんな体験した人が、しかも身近にいるなんて、少しゾッとしました。

妖怪なんて鬼太郎レベルの話かと思っていましたが…今では少し妖怪を信じています。



帰りの電車で書いてて眠くなってしまいましたW
怖くもなんともなくてスイマセン。

772: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/20(月) 19:01:37 ID:BxTSA25N0
>>660
鬼太郎って意外とあなどれないんだよな。
ぬらりひょんとか実在するようだし(ヨウツベに謎の老人という動画がある)
水木一郎といい水木しげるといい、両水木はアニメ界の重鎮ですな。






オカルトランキング




218 名前: ido ◆hFMg7yBsFI 04/05/23 03:57 ID:OEw1oOkY
十年以上前に、親戚の誕生会の席で父方の叔父と叔母から聞いた話です。

その日、地元の寄り合いの飲み会があって、それに参加した叔父は深夜遅くまで
会場となった人の家で飲んでいたそうです。で、もうだいぶ夜も更けたということで、
そろそろお開きにするか、ということになり「むかえにきてくれ」ということで当時独身で
実家住まいだった叔母に電話を入れました。

実家から飲み会会場の家までは車で10分ほどしか離れていなかったため、
すぐに叔母は車で到着し、後部座席に叔父を乗せて実家への帰り道を走り出したんですが…

今となっては区画整理も行われて、道路も広くなりそれなりに交通量もありますが、
その頃はまだまだ山も多く、道路わきには田んぼが広がるのどかな土地で、深夜ともなると
あたりはまっくらになります。そんな夜道を、叔父がよってることもあって、
特にこれといった話をすることもなくなんとなく無言で車を走らせてるうちに、
農協前の信号付きの交差点に差しかかりました。

219 名前: ido ◆hFMg7yBsFI 04/05/23 03:59 ID:OEw1oOkY
ちょうど信号が赤になったので、停止線前で停車したそうです。
対向車や、一緒に信号待ちをする車もなく、青になるのを信号を見つめながら待っていると、
しばらくして後ろの方から二輪車のものらしい単眼のライトとエンジン音が近づいてきました。
次第に近づいてくる排気音から察するに「スクーターかな」と叔母は思っていたそうですが、
サイドミラーで確認しようとしているうちに信号は青になっていたらしく、そのままその二輪車は
右側から叔母たちの車を抜いて交差点を左に走り去っていったそうです。

それは叔母が思ったとおり50ccのスクーターだったそうですが、
すれ違い様にその様子を眺めていた叔母は「えっ!?」と思い、後部座席にいる叔父に聞いてみました。

「いまの人…かお、ノッペラボウじゃなかった?」

すると叔父も

「じゃっどが~?」 (地元の方言で「そうだろ?」とか「だよなぁ?」みたいな意味)

とのこと。

あわてて車を出して後をおいましたが、かどを曲がると、もう走り去ってしまったのか、
あたりに姿はなかったそうです。

叔父はこういう話をあまり信用しなくて、笑い飛ばすようなタイプの人なんですが、
このときはマジメな顔で「あれホントになんだったんだろうな?」とか言ってました。

「ノッペラボウってどんな感じなの?」
と私が聞くと

「目も鼻も口もなくて、白くて、顔が平らだった」
とみもふたもない感想を聞かされたことを覚えてます(w

以上です。あんまり怖くないかもしれませんね。スマソ





オカルトランキング




446 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/04/21(月) 11:42:01 ID:H+/cldr30
私の家系の男は全員、「ムシリ」という妖怪が見えるという。
正確には、思春期ごろに1度だけ会うものらしい。

おじいさんの話だと、夜寝ていると枕元に現れ、家系の男の髪の毛を毟り、食べるのだという。
ソレは数十分間、ひたすら髪を毟って食べるらしいが、その間は痛みもなく、ただ、抜かれる
感じだけは分かるらしい。朝起きると枕元には数百本の髪の毛が落ちており、一度食べられると二度と出てこない。
髪を毟られるせいか、私の家系の男はみな、20代から禿げるみたい(遺伝かもしれないけど)。

私は女なんで気にするなといわれたけど、弟は必ず会うから注意しろ、と言っていた。
何を注意するかというと、髪を抜かれる間は消して動くな、気付かないフリをしろ。ということだった。
先祖で一人、抜かれている間に逃げ出した男の子が原因不明の病気で死んだからだそうだ。
ただ、来ても逃げたりせずにじっとしていればいい、儀式みたいなものだ、とおじいさんは言った。

その話を聞いた弟は、妖怪を見ることより、若禿が確定したことがショックだったみたいだった。
そこで、中学に入ったと同時に弟は毟られないようにと、頭を丸めた。
おじいさんは、それに対して「昔はみんな頭を丸めていたし、意味ないぞ」と言っていた。
結局、弟はそのまま髪の毛を伸ばすことにしたようだった。

私たちの父も昔、「ムシリ」に出会ったらしく、若禿だった。
父は20代だったころは禿げていることにコンプレックスを感じていたらしく、カツラをつけていたそうだ。
(実際私たちが赤ん坊のころの写真の父は髪の毛があった。)
ある日、父は弟に「ムシリに会ったら、このカツラはおまえにやるよ」と言って和箪笥の中のカツラを見せてくれたらしい。
そして、そのカツラが弟を大変な目に遭わすのだった。

447 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/04/21(月) 11:42:32 ID:H+/cldr30
中学に入り数ヶ月して、ある日の朝弟が興奮しながら私に言ってきた。
「姉ちゃん、絶対言うなよ!昨日「ムシリ」がきた!!」
私も驚き「見たの?怖かった?大丈夫??」などと質問攻めにしたが、弟は
「違うんだよ、姉ちゃん!俺、追い払った!!」と答えた。
弟は小学生の頃から喧嘩っ早かったので「殴ったの?」と聞くと、弟は得意げに
「違うよ。これ使った。」と言って、父のカツラを見せてきた。
どうやら、弟は父の話の後すぐにカツラを拝借し、中学生になってからずっとカツラを被って寝ていたそうだ。

弟は続けた。
「怖くて姿とか見えなかったけど、間違いない。誰かに抜かれた!!」
「でも、抜かれたのはカツラの髪で俺は一本も抜かれなかった、感触もなかったし!」
「1時間ほどカツラの髪を抜いて、消えていった!」
「怖さより「勝った!」って気分でいっぱいだった。」
「祖先にはこの方法を伝授しないと。」と、興奮気味に話してくれた。
で、その時は私も「騙したんだ、弟すげーなー」としか思っていなかった。

それから1ヶ月後に事態は一変した。
弟が授業中に頭痛を訴え、そのまま気を失ってしまった。
病院に連れて行かれ、CTやMRIなどの検査をしたが理由は分からずじまい。
医者には「このまま意識を取り戻さない可能性がある、容態も安定しないので覚悟してください」といわれた。
私はそのとき、「ムシリ」の件なんて忘れてたんだけど、田舎からおじいさんが見舞いに来てくれて
ふと、そのことを思い出した。そして、おじいさんに弟の話を隠さずに明かした。

おじいさんは「馬鹿なことをしおって」と呟き、病室から出て行った。
おじいさんはうちの家系が古くから馴染みのある神社の神主様に電話してきたらしく、2時間ほどして
神主様が病院にやってきた。
神主様とおじいさんが数分話をした後に、神主様以外は全員病室の外に出された。
父は無念そうに顔をしかめ、母は泣いていた。おじいさんは病室の外で念仏を唱えていた。
その時、何も知らない看護婦さんが、病室のドアを開けてしまった。

448 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/04/21(月) 11:42:59 ID:H+/cldr30

父はすぐに事情を説明し、検診時間を30分ほどずらしてもらったが、私は開いた時に見てしまった。
祈祷する神主様の正面で弟が自分で自分の髪の毛を毟っていたのだった。
ドアが開いても、神主様も弟もこちらを見る様子もなく、弟は焦点が定まらず、ブチブチと短い髪を引き抜いている。
その間2~3秒だったが、怖さが弟を心配する気持ちを上回ってしまい逃げるように待合室まで離れてしまった。
結局、弟は自分の髪の半分は引き抜いてしまっていた。
神主様は「もう大丈夫、ムシリ様は帰られた」と言って、帰っていった。
その後、弟はすぐに意識を取り戻し、1週間ほどで退院した。

退院後、弟に話を聞くと、意識を失った後、弟は「あの時、頭の中に虫のような小さな生き物がいっぱいいたんだ」
「虫が頭いっぱいまで広がって、自分が自分でなくなる感じがしてきて」
「気持ちいいような気持ち悪いような、嬉しいような悲しいような感情が押し寄せてきて」
「寝たら楽になるかな~って考えてたら、頭にビシッと衝撃がきて」←これは多分神主様のお払い棒?
「ふと頭の上を見ると、人間の形だけど人間じゃない何かが俺を見下ろして一心不乱に髪の毛を毟ってた・・・」
「そのときはずっとごめんなさい、ごめんなさいって謝ってたw」
「で、目覚めたら、髪の毛がないからびっくりした・・・」
と話してくれた。

結局、弟の奇行もなかったことにされて、病気の理由も分からずじまい。
おじいさんは「もう安心だ」と言っていた。

何故、うちの家系でそういうことが起きるのか、それは分からない。
何故男にしか見えないのか?
虫のようなものは何なのか?
そして「ムシリ」とはいったい何なのか?





オカルトランキング




818 名前:  投稿日:03/07/15 15:21
20年位前、まだ小学校低学年だった頃、たちの悪い風邪をひいて寝込んでた。
部屋の真中、電気の真下に寝てたんだけど、だんだん妙なものが見えるようになった。
電気の笠の後ろ側、つまり天井に黒い人影が見える。
大きさは自分とちょうど同じくらい。
手とか頭とかを動かすとその影も同じように動く。
面白くてずっとやってたきがする。
最初は熱のせいかなとか自分の影かなとか思ってたんだけど、そんなわけないよね。
灯りがついてる部屋で、それも電気の後ろ側に人影なんて。

819 名前:2 投稿日:03/07/15 15:22
そして、ふと顔を上げると何やら遠くに白い物体があり、こっちへ走ってくる。
俺は目が悪いので、白髪のうちの婆ちゃんが白い服着て迎えに来たのかと思った。
けど、いくら時間がたっても近づいて来ない。おかしい。それに、顔も何もない。真っ白だ。

その事に気付いた瞬間、俺はあまりの恐怖にその場でオシッコを漏らしてしまった。
恥ずかしいのと怖いのとで、パニックになり、裏道を駆け抜けてすぐ家に帰って来ました。

漏らしたパンツを自分で洗いながらお婆ちゃんにその事を聞くと、
漁師の爺ちゃんと少し話した後で
「それは、妖怪だよ。そいつが出ると魚がまったく取れんのだよ。(本当はもっと方言まじり)」
と話してくれました。
僕は妖怪を見たという事がとっても怖くて、海を避けているうちに親の都合で東京に引っ越して来てしまいました。

今では、平気で夏は海に行ったりしていますが、あの真っ白い妖怪だけはもう見たくありません。





オカルトランキング





526 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/09(日) 02:24:33.94 ID:+/kWKcxZ0.net

幼稚園児くらいの頃、鬼太郎の妖怪図鑑的な本を読んで「家鳴り」が妖怪として伝えられてる地域もあるのを知った。

小柄な鬼が家の大黒柱にしがみついて揺さぶる絵が、他のおどろおどろしく意味不明な妖怪たちの絵に比べると
分かりやすい上にそんなに強くなさそうだし、何より実害がないので
「妖怪ハンター」(笑 を職業志望にしていた当時のバカな俺はやなりをたおそうとおもった。

しかし実際、倒そうにも実害もなければ実態もない相手をどうしたものか。
そこで当時の俺が考えたのは「やなりをゆびさす」という方法。
たぶん「じぶんがだれかにゆびさされたらいやだなあ」くらいの感覚でそんなマイルールを作ったんだろう。

パキ、ミシ、音が鳴るたびそちらを指差す。
家鳴りはどんどん増えてゆく。しかも、家鳴りが鳴る前に適当に指差した方向からも鳴るようになってきた。


527 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/10/09(日) 02:27:18.31 ID:+/kWKcxZ0.net
集中しすぎて細かい音まで拾ってしまったせいかもしれない。予知能力スゲエ!と勝手に興奮する俺。
そして音の間隔は狭まる。

「60分」「30分」「1分」みたいな時間の間隔がまだ身についてない時期だったが、
家鳴りの頻度がテレビのCMが切り替わるくらいの頻度になったのを覚えてる。

少し不気味に思えてきたのと、少し子供らしい疲れや飽きが来たのと、あと余裕のある態度を家鳴りに見せつけたいという気持ちが相まって、
かったるいぜ~的な事を言いながら両腕を上げて大きく伸びをした。つまり天井を指差す形になる。

その途端、パキメキミシバキバキバキバキ、ドン!!と天井が割れたかと思うほど大きな音が鳴り響き
その破壊音に並々ならぬ怒気を感じた俺は腰を抜かして蹲って全力で家鳴りさんに謝り、
その時チビッたズボンの件で母親にも謝った。







オカルトランキング

↑このページのトップヘ