【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 洒落コワ





438 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/07/20(木) 03:13:21 ID:YNUtD7dl0
先輩から聞いた話なんだけど、俺が入ってる部活で昔洞窟探検を本格的にやっていた。
岩手県には洞窟がいっぱいあり、当時は今ほど観光地化されておらず、まだまだ洞窟内
部がどのようになっているかわからなくて、近くの洞窟調査を趣味でやっている人などと
一緒に測量を行うことが頻繁にあった。

冬に、恒例の洞窟測量の集まりがあり、かなり広い洞窟を測量していたときの話です。
参加者はそれぞれグループに別れ洞窟に入り、先輩たちは仲間と一緒に調査をしていた。
測量などはすでに終わっている場所もあり、何より測量はかなり面倒くさいものらしく、
先輩たちは測量そっちのけで洞窟内を好き勝手に探索しちゃえみたいな雰囲気になってきたようで
そのうちみんな落ち合うところだけ決めてそれぞれ行きたい所に入って
蝙蝠をいじめたり、記念撮影をしたりしていたようです。

そのうち一人が、何かにとり憑かれたように下りの細い穴に這って入って行った。
まわりの人は既に測量で行き止まりの場所だと知っていたので
どうせ奥のほうですぐ詰まって後ろ向きでもぞもぞ出てくるんだろう
くらいにしか思ってなかったのですが、何分たっても出てくる様子がありませんでした



439 名前: 438 2006/07/20(木) 03:15:23 ID:YNUtD7dl0
続き

遅すぎだなぁ、と思っていた頃
入っていった人がこちらを向いて這って出てきた。

体を反転させるスペースがあったのか、と不思議に思い
待っていた先輩が声をかけると
入っていった人がひどく震えながらモゾモゾと話し始めた
「なんか、穴の奥に、腕2本がようやく入るくらいのさらに細い穴があって
細い穴の下の土が手で簡単にどけられて、しばらく掘っていたら
通り抜けられた。それでその先に3畳くらいのスペースがあった」

待っていた先輩は、あぁだからこっち向きに出てきたのかと納得した。
入っていった人はさらに震えながら続けた

「で、そのスペースにライト照らしたら、なんか、泥人形が横たわってた」

待っていた先輩は、人型の鍾乳石を発見してビビったのか、と思ったらしいが
入っていった人が更に続けて言った
「その泥人形が、なぜか、メガネ、かけてるんだよ。誰だろうあんなイタズラしたの」

近くにいた全員が、あぁ死体だ。と思ったようで洞窟内は一気に空気が重くなった

その日、すぐ全員がその洞窟から出て、警察に連絡した。


440 名前: 438 2006/07/20(木) 03:16:52 ID:YNUtD7dl0
続き

後日、死体の身元がわかった。警察によると何年か前に突然行方不明になった
地元の村の高校生で、死因は年数がたちすぎていて不明。ロウソク一本持って
その洞窟に入ったらしい。おそらく探検か、自殺が目的で入ったのではないか
とのこと。死体のあったスペースには、溶け残ったロウソクと、菓子の袋が
発見された。死体は洞窟の空気循環の悪さや、そのスペースが長期にわたり閉空間であった
おかげで腐食が進行せずに元の形を保ったまま、上から染み出て落ちてくる泥水によって
全身が覆われたらしい。
メガネが泥に覆われていない理由はわからなかったようだ。


441 名前: 438 2006/07/20(木) 03:19:07 ID:YNUtD7dl0
続き

俺はこの話を聞いて何より恐ろしいと思ったのは、
この死んだ少年の洞窟内で生きていた時間だと思う。
たとえば沖縄のガマなんかの洞窟に入ったことがある人なら、
本当の闇の暗さを知っていると思う。ガマの中で慰霊のため電灯を消して
鎮魂したことがあるが、まぶたが開いているのか閉じているのかもわからない程
暗く、一緒に行った友達は暗さに耐えられず10秒ほどで電灯を点けた。
尋常な人でも10分平衡感覚をを保てればいいほうではないかと思う。
暗闇では幽霊は簡単に見える。

死んだ少年は、暗い洞窟内でマッチが水に濡れロウソクが消えて、おそらく
30分後にはあまりの暗闇に正気を保っていられなかっただろう。
洞窟に入ったことを後悔し、誰にも言わずに洞窟に入ったかどうか何回も頭の中で
考え、救助の可能性も考えたかもしれない。出られることを信じて暗闇の壁を
手探りで辿りあらゆるところを行き来したのかもしれない。
何日間生きただろうか。暗闇で光のあるような幻覚も見えただろうか。
得体の知れない幽霊が一晩中自分のまわりを歩く幻聴が聞こえ、起きているか
寝ているか、わからない。腹が減り、のどが渇く、どこからか声が聞こえる
「死ねぇ、死ねぇ…」とかだろうか
自分と自分じゃない物の境すらはっきりしなかったかもしれない。
発狂し暗闇で何度叫び、何度幻覚に襲われただろうか。壁を掻き毟り、幽霊から逃げるように
狭いスペースまで追い込まれ、恐怖で動けなかったのではないか。
壁を背にして眼鏡越しに見えない入り口を見つめたまま、生きているのか死んでいるのかすら
自覚できないまま死んでいったんだろう。

俺が聞いた死の中で一番怖い死に方だと思う。








641 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/07 16:27

以下の話を読んで思い出した事がある。

 412 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/20(火) 19:00

ある病院に、残り三ヶ月の命と診断されている女の子がいました。
友達が二人お見舞いに来た時に、その子のお母さんは、
まだその子の体がベットの上で起こせるうちに、最後に写真を撮ろうと思い、
病気の子を真ん中にして、三人の写真を撮りました。
結局、それから一週間ほどで急に容体が悪くなり、三ヶ月ともたずにその子は亡くなってしまいました。

 

 

412 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/20(火) 19:00

葬式も終わり、多少落ち着きを取り戻したお母さんは、
ある日、病院で撮った写真の事を思い出しました。
それを現像に出し、取りにいって見てみると、その写真が見つかりません。
写真屋さんに聞いてみると、「いや、現像に失敗して・・・」と言うそうです。
不審に思ったお母さんは、娘の生前の最後の写真だからと、しつこく写真屋さんに迫ったそうです。
写真屋さんもしぶしぶ写真を取り出し、
「見ない方がいいと思いますけれど、驚かないで下さいね」と、写真を見せてくれました。
そこには三人の女の子が写ってましたが、
真ん中の亡くなった女の子だけが、ミイラのような状態で写っていたそうです。
それを見たお母さんはとても驚きましたが、供養してもらうと言い、写真を持ち帰りました。

 

 

413 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/20(火) 19:07

それにしても恐ろしい写真だったため、霊能者のところに供養してもらう時に、
これは何かを暗示しているのではないか、と尋ねました。
すると、霊能者は言いたがりません。
やはり無理に頼み込んで、話を聞ける事になりました。
その霊能者が言うには、
「残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました」

 
 

4年前に、飲み屋で知り合った女の子が語ってくれた話。
けっこう長くなったんで、分割して書き込むことにする。

 

 

642 :641女の子の話1/2:03/04/07 16:29

彼女の姉には4才になる息子がいたんだけど、ある時、白血病を患って入院してしまった。
小児白血病ってのは進行が速い。
昔に比べれば死亡率は飛躍的に下がったとは言え、まだまだ恐ろしい病気なんだって。
だから姉と夫は、祈るような気持ちで毎日病院へ通っていたそうだ。

 

そこへ現れたのが彼女の叔母さんって人。
この人が霊とか呪いとかを信じているうえにお節介な人で、
自称霊能者って人を病院に連れてきて、病室で霊視っぽい事をさせた。
その霊能者曰く、
「この子には悪霊が憑いている。今すぐ除霊しないと連れて行かれる」
両親は半信半疑ながらも、藁にもすがる思いで除霊を依頼した。
ただ、病院から息子を連れ出すわけにはいかなかったので、家で除霊の儀式を行った。

 

しかし、子供の病状は一向に良くならない。
するとまた叔母さんがやって来て、その霊能者の言葉を伝えた。
「悪霊の力は思いのほか強い。一刻も早く連れ出して除霊しないと、子供は地獄に堕ちる」
その直後、子供の容態が急変した。
まだまだ甘えん坊だった息子は、母親の手を握りしめ「ママ怖い・・ママ怖い・・」と言いながら息を引き取ったそうだ。

 

 

643 :641女の子の話2/2:03/04/07 16:30

このことが原因で両親は離婚してしまった。
母親(語り手の姉)は下の娘を引き取って、一旦実家に戻った。
しかし、彼女の心には「子供は地獄に堕ちる」って言葉が重くのしかかっていた。
地獄で苦しむ我が子の姿を想像すると、気が狂いそうになる。それこそ地獄のような日々。

 

そんなある日、荷物を整理していたら、死んだ息子が使っていた落書き帳が出てきた。
子供が描き殴った乱雑な絵ばかりだったが、ページをめくるたびに涙がこぼれたという。
と、彼女の目が最後のページに吸い寄せられた。
病院から落書き帳を持って帰った時、そこには何も書かれていなかったと記憶している。
だが、今見るとそのページには文字が書かれている。
鉛筆書きの拙い字でたった一言。
『だいじょうぶ』
それを見た瞬間、彼女は「これは息子があの世から送ってくれたメッセージだ」と思ったそうだ。

 

「それでお姉ちゃん、一念奮起して大型免許を取って運送会社に入ったんだ。
 今は実家を出て女手一つで娘を養っている。つくづく母親って強いなぁって思うよ・・」
それっきり、語り手の女の子はテーブルの上に俯いたまま黙ってしまった。

 

 

644 :641俺の感想?:03/04/07 16:32

冷静に考えれば、彼女が最後のページを見逃しただけなのだろう。俺はそう思う。
でも、目の前で半泣きになっている女の子にはあえて言わなかった。それ言っちゃあ野暮だろうって思ったから。

 

だって、子供を失った親というものは、僅かな希望にでもすがりたくなるもんじゃないか?
自分は霊なんて信じていないけれど、そんな俺だって妻子を失った時は、
せめてあの世で幸せに暮らしていて欲しいって、しばらくはそればかり願ってた。
それを糧に今日を生き延びる事ができるなら、死後の世界を信じても良いって思ったんだ。
だから、そんな希望をうち砕くような自称霊能者の無神経な言葉には本当に腹が立った。
ぶん殴ってやりたい。今でもそう思う。

 

で、最後に頭に戻るけど、「残念ながらあなたの娘さんは」って話、
コメント読んだら「後味悪い」って感想が多かったけど、ホントそう思うよ。
少なくとも、俺にとってはマジで洒落にならないくらい恐い話だった。
恐すぎて、思わず投票しちゃったよ。

 

何だかよく判らない、とりとめのない文で申し訳ない。
込み上げるもんがあったんで書き込んでみた。ウゼェって思ったらスルーよろしく。









39 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/06/08(金) 00:35
うちのそばに戸田火葬場があるけど、そこの人に聞いたら、
10年に一回くらいの確率で火葬中に生き返る人がいるみたい。
あまりの高温に、ショックで生き返るんだってさ。
火力の調整室に焼き加減を見る小窓があるんだけど、そこから覗くと、
中で生き返った人が暴れてるんだって。
そういう場合は、途中で止めてもどうせ助からないからそのまま焼いちゃうんだって。
暫らくは、中から扉をドンドン叩くらしいけどね。
遺族に言っても嫌な思いさせるだけだから黙ってるって言ってた。


*以上。
で、たまたま隣の部屋にいたうちの親に、
「途中生きかえっちゃっても焼かれたらヤダよね~」みたいな話をしかけたら、
でもね~なんて真顔で、下の話聞かされた。

親がまだ子供だった時の事、知人が亡くなって火葬された。
その際、焼いている最中に、かまの中から叩く物音がして、声もしたんだと。
でもやはり、“今止めても助からないから”って(…)完全に焼かれた。
後は通常の作業で終わって、冷めたら(?)外に出されるよね。
で、普通なら当然、一人分の骨しかない筈が、その時二体分あったんだって~…
誰か、当人と一緒に逝きたくて中入っちゃったのかもしれないけど、
入れるもんだろか? 誰も気付かないうちに? そんなスペースあるのか?
その焼かれたもう一人って、実はそこんちのオクサンが…とか、
結婚間際の恋人が…とか言う訳?って聞いてみたけど、
後の話と言うか、具体的な部分は親も覚えてなかった。
でも本当にそう言う事もあったのね…(-"-)









35 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:28
私の弟が大学時代に体験した話しです。
長くなりますので長文苦手な方はスルーして下さい。

弟が大学2年の夏休み前、友人のKがウマ~なバイトを見つけて来たそうです。
バイト内容は崖の上から眺める海が美しいことで有名な観光名所で
自殺が多いことから監視員をするというものです。
8月からの1カ月間で住込3食着で人数は何人でも良く50万円。
ただし、仕事期間を全て終了しなければ報酬は支払われない条件だったそうです。
Kと弟は25万ずつ山分けしようと2人で引き受けることにしました。

36 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:30
初日、観光協会の方に連れられ仕事の詳しい説明がありました。
崖の上には展望台とちょっとした広場があり、
広場には平屋の管理事務所がありました。
管理事務所に入ると床に跳ね上げ式ドアと言うのでしょうか?
床にドアがあり、ドアを開けると階段があり階段を下りると8畳ほどの休憩室がありました。
ここで寝止まりするそうです。
畳の部屋でテレビ、冷蔵庫、電気コンロなど生活用品は揃っていましたが、
電話だけは観光協会に通じる内線だけだったそうです。
管理事務所にある電話はゼロ発信で外線も使えました。
部屋にはドアがあり、2畳ほどの廊下に続いていて
廊下のドアを開けると階段があり階段の下は海でした。
つまり、崖の下は海水が流れ込む洞窟になっていて
その上から崖をくり抜いた形で建物がある状態です。

37 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:31
午前9時から午後5時までは観光協会の方が管理事務所に居るので
その間は睡眠を取るなり出かけたりと自由な時間で
それ以外の時間が勤務時間だそうです。
勤務時間と言ってもほとんど部屋で待機している状態で
歩いて10分程度のところに観光協会事務所があり、
シーズン中の観光協会事務所は24時間体制でした。
旅館、ホテルから観光協会の方へ匂わす宿泊客が居る。
夜になっても戻って来ない人が居るなどの連絡があった時は
内線で連絡があり管理事務所で監視体制に入るそうですが
無い場合はほとんど部屋でやりたい放題。
観光協会の方もビールや海産物の差入れを持って来てくれたり、
退屈だろうとビデオを設置してくれて、交替の時には新しいエロビデオを置いて行ってくれる。
雰囲気バツグンなところを除けばこんなにウマ~な仕事は無いと
Kと二人でお祭りだったそうです。

38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:32
3日ほど過ぎた頃、初の内線電話があり
20代後半ぐらいの女性が行ってる可能性があるとのこと。
Kと二人で見回ると展望台にあるベンチに
それらしき女性が座っていて説得して事務所に連れて行き
観光協会に連絡すると車の迎えが来て女性は連れて行かれました。
Kと弟は初仕事で人の命を救ったと部屋で盛りあがっていると
ドアの外からゴツーン、ゴツーンという音がして来ました。
音はずっと続いていましたが、流木かゴミが流れ着いて
階段にぶつかっているのだろうと気にもせず、
翌日の交替になりました。
報告で音がしていたことを告げると観光協会の方が
「今年もシーズンが来たか・・・」
そう言うと二人を連れて階段を下りて行ったのです。
ゴツーン、ゴツーンという音が階段に響いています。
何か黒い塊のようなものが波に揺られて階段にぶつかり
その音となっています。
水死体でした。
すぐに警察が来て引き上げられた死体は
魚に食い荒らされてほとんど白骨状態で
頭蓋骨部分が階段に当り、不気味な音を立てていたのです。

39 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:41
8月に入ると潮の流れが変わり、洞窟内に死体が流れ着くそうです。
潮の流れが変わっているシーズン中に飛び込めば
すぐに洞窟に流れ着くそうですが、
シーズン以外に飛び込むと死体は沖に流され
潮の流れが変わるまで死体は戻って来ません。
流れが変わると危険なので洞窟内からの死体撤収作業が出来ないため
上から行う。つまりこの作業のために崖をくり抜いて
洞窟に続くような形で建物があったわけです。
観光客が多いシーズンでもあり、死体が上がったとなると
大変な騒ぎにもなるため、秘密の作業所、霊安室でもあったのです。
休憩室と階段の間にある2畳ほどの廊下に死体を引き上げ安置し、
観光客がいなくなる時間になると死体を運び出すそうです。

40 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:42
自殺志願者を監視する仕事はタテマエでした。
本当の仕事は流れ着いた死体を監視することだったのです。
死体はほとんど、夜中に流れ着きます。
発見したらすぐに観光協会に連絡し、警察が来て
夜中の内に引き上げられるようにする。
二人は死体引き上げ作業や運び出す作業には関わらないものの
観光客が来る時間帯に発見されれば
二人が寝止まりする隣に死体が安置されるわけです。

1カ月で50万なんてウマすぎると思った。
給料は無しになるけれど、まだ始めて3日だし
今なら帰って地元で別のバイトを探せる。
そう思ったものの、恐さより50万の方が魅力的だった二人は
自由時間は近づかない、出来るだけ上の管理事務所で過ごす。
それで乗り切ろうとしたのが間違いでした。


41 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:43
35の観光地って、平山夢明の「怖い本(確か3)」に載っている
とある話の場所と酷似しているんだけど同じ場所かな。


42 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:43
交替時間になり、二人は休憩室へ行かず
管理事務所で過ごしていましたが、2時間置きに
流着していないか見に行かなくてはなりません。
死体が流れ着くことも無く平穏に3日ほど過ぎたときです。
その夜も休憩室へは行かず管理事務所で過ごしていました。
Kが、「あの女、自殺志願者じゃないか?」
展望台のライトの下にTシャツとジーンズという服装の
若い女性が立っていました。
Kと共に懐中電灯を持って事務所を出ると
女性は海を背にして帰って行く姿が見えたので
管理事務所に引き帰しました。
戻るといきなり下の休憩室に続く跳ね上げ式ドアから
ドンドンと叩くような音が聞こえたそうです。
驚いて腰が抜けそうになったそうですが
休憩室のドアが開いていて風が吹き込んでいる風圧じゃないか?
Kの言うことに一理あると二人で行ってみたそうです。

43 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:45
やはりKの言う通り、ドアが開いていてそこから風が吹き込んでいました。
ドアを閉めようとドアから階下を覗くと
白っぽいものが流れ着いていました。「来たよ・・・」
すぐに連絡すると10分もしないうちに警察が来て
死体を引き上げました。
Tシャツにジーンズ・・・服装からして先ほどの女性だと直感しました。
けれども髪の長さから多分女性だと判別するものの
衣服の中身はぶくぶくに膨れ上がり原型を留めていなかったそうです。
Kが我に帰って言ったそうです。
「俺、確かにドアを閉めてかんぬきも掛けたんだよ。」

44 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:48
恐怖はそれだけでは治まりませんでした。
二人は次の日から交代に入ったと同時に階下へ行き、
ドアをしっかりと閉めかんぬきを掛けて一目散に管理事務所に戻る。
これが日課になりました。
エロビデオで酒盛りだったのが恐怖の時間に変わったのです。
ドンドンと跳ね上げ式ドアから音がする。
ドアが開いている死体が流れ着いている。
音がしない日はドアも閉まっていて死体は流れ着かない。
ドンドンと音がする日は女性の死体。
ガツーン、ガツーンと音がする日は男性の死体。
二人は食欲も無くなり不眠症にもなり勤務時間以外は
ほとんどボ~っとして街中にある公園で過ごすようになり、
2週間も過ぎると限界が来てついに辞める決心をしました。

「もうあの管理事務所には行けない。」
二人で観光協会に泣きつくと
100万にするから続けられないかと説得されたそうですが
この時は100万より恐怖の方が勝ったようでガンとして
断ったそうです。
本当は無報酬なのですが、交通費と10万ずつ頂いたそうです。
ゲッソリ痩せて青ざめた顔をして帰って来た弟を見た時、
ビックリして何があったのか問い詰めましたが
ずっと沈黙を守ったままでした。
それから社会人になった今でもKとは親友同士で
Kは良く我家へ遊びに来ます。
3年ほど前、Kが我家の鍋パーティーに来た時、
弟と共に思い口を割り話してくれた話です。
Kによると何かの恐い話し系の本に同じような話しが
掲載されていたそうです。
ご存知の方いらっしゃいますか?


46 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 05:54
41だけど、ハルキ文庫から出てる本だよ。
良かったら読んでみてね。本ではたった一人でそのバイトを
やって、とんでもない目に遭ってたけど
二人ならまだ良かったね。良くないけど。
絶対に同じ場所だよ。作者に手紙書いてみたら。


47 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/19 06:14
35~44です。
さっそくレス、ありがとうございます。
Kの言っていたことは本当だったんですね。
弟が体験したのは5~6年ぐらい前だったかな。
誰にも話していない様子だったから本は弟とKでは
無いと思います。
本、探してみますね、ありがとうございます。









568 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/26 18:43
うろ覚えですまん。

昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。

■■ 黒電話 ■■

ある日いたずら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。

内容は、無言電話。
主はそのうちいたずら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き、それ以上かかってくる事を拒んだ。

また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。
主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。

すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。

それが数日続いた。
ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。

気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、電話局に連絡し、警察に連絡し、いたずら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。


すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。

しかし何をしてもいっこうにいたずら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり、これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。が、背に腹は代えられない。

しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。

そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。
夫婦なかはよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。

いたずら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたずら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。
幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。

そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。


それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。
これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。

が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。
娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。当然そう思うだろう。

主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。
そう。それを使いぼそぼそと話す声を録音してやろうとの企みだ。

いつものようにいたずら電話が掛かって来た。
すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。


次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。
そんなはずはない。そんなはずはない。気が狂いそうだ。

その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたずら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。

その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。
内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。

ちなみに漏れは世田谷付近に住んでいて、この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を
見つける事はできなかった。

574 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/10/26 19:29
それって世田谷の旧長橋家家屋の事かな。そういや地図には載ってないや。
てか今ググっても検索ひっかかんねーや。ガクブル


575 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/10/26 19:31
>>568
その娘はどうしていたずら電話を?
「撲殺」されたのに「遺書」?


577 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ 03/10/26 19:39

>>575
殺されると思ったんだろうね。それで電話をかけたんだが理由があってなかなか言い出せなかったんじゃないのかな。
俺も聞いた話だから(多少脚色入ってるが)よくは知らんが。
んでなんとか気付いてほしくて無言電話と言う形になったんだろう。
遺書については、内容からして「助けて」と言うメッセージだったものらしいから
遺書らしい遺書ではなかったんではないか。
まぁ殺されても遺書が残されてる事はあるからね。
殺されるな、と思った人間が遺書をしたためる気持ちはわからんでもない。
それよりも俺がずっと疑問に思ってるのは、録音機から聞こえて来た声、
それと家屋の下から出て来た髪の毛だね。今でもよくわからんが、想像して気持ち悪くなる。








462本当にあった怖い名無し sage New! 2011/09/13(火) 17:07:48.28 ID:0GxkDVgM0

唐突だけど、俺、箱が怖い。

大きい、小さい関係なく怖い。
蓋が開いて中身が見えてればまだいいけど、蓋が閉まっているともうだめ。
恐怖で身がすくむ。
俺が、中学の時の経験が原因。

母方の祖母の家に、大きな蔵があった。
土蔵ってやつ。
子どもにとっては宝の山じゃん?
夏休みとか、両親と帰省すると一つ下の弟と必ず探検をしに入った。
古い鎧とか、刃を潰した日本刀とか、訳のわからん農機具とか、色々面白いものがわんさか。

その日は、弟は両親と祖母と買い物に出かけ、俺は一人で土蔵で宝捜しをしていた。
弟の面倒をみなくて良いので、俺はいつもは行かない奥へと向かっていった。

人の形をした木の板とか、妙な刺の一杯ついた麻袋とか、何かいやな雰囲気の物が所狭しと置いてある。
ちょっと薄気味悪くなった俺は、軽く物色すると、戻ろうと振り返った。

463462 sage New! 2011/09/13(火) 17:09:40.71 ID:0GxkDVgM0

「それ」は、古びた箪笥の上に置いてあった。
箪笥の上の、これまた古びた神棚?のような物の上。
綺麗な蒔絵の施された、15センチ四方くらいの箱。
小汚い土蔵には不釣合いな程きれいな箱。
俺は吸い寄せられるようにその箱を手にとった。
見ると、真ん中あたりから開く作りだった。
ドラクエの宝箱のような感じ。
俺はドキドキしながら、そーっと蓋を開けてみた。

・・・拍子抜け。
箱の中には一回り小さな同じ箱が入っていた。
ふざけるなよ、と思いながらその箱も開けてみる。
半ば予想していたが、さらに小さな箱。
まるでマトリョーシカだ。
箱の中に箱、箱、箱・・・
開け進むうちに、
箱の底に何か字がかいてあるのに気がついた。

「爪」「歯」「耳」「鼻」「腎」・・・

見ると、全ての箱に体の一部の名称が書いてある。
薄ら寒くなりながらも、今更止めるのは癪に障る。
俺はむきになって開け続けた。

「肺」「膵」「脾」「髪」・・・

いよいよ最後の箱となった。
1センチ弱の小さな箱。
表には親切にも「終」とかいてある。
裏を見ると「頭蓋」と書いてあった。
俺は期待と恐れを感じながら、
そーっと箱を開けた。

464462 sage New! 2011/09/13(火) 17:10:58.57 ID:0GxkDVgM0

中には小さく折畳まれた紙切れが1枚。
またまた落胆を感じながら、広げてみる。

「以上の品々、近日中に貰ひ受けに参りはべり。」



それから2ヶ月後、弟が死んだ。
中学から帰り道で行方不明だ。
行方不明なのに、なぜ死んだと分かったか?
通学路に落ちていたんだ。
弟の脳みそが。
他の部分は見つかっていない。

俺は、弟の腦が見つかったとき、両親やほかの人よりも怯えていた。
あの箱に。「腦」の文字だけが無かったのを思い出したからだった。

お前らも不用意に箱は開けるな。






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299 名前:1 [sage] 投稿日:2008/12/02(火) 12:40:35 ID:22BmAfNM0
ある地方の伝説で、水害が起こると神の祠に子供を生け贄としてささげるというものがある。
その伝説はもう遠い昔の話で、今はそこは観光地となって紅葉の季節には観光客がつめかける。
だが、その生け贄を入れていた洞穴はまだ残っている。
何故かしめ縄も何もしていない、ただの横穴で観光に来る人は皆そこを覗き込んだりしてる。
そこは、生け贄の子供を逃げないように紐で縛って投げ入れた場所。
そして増水したときにその水で子供は溺死する訳なんだけど、
その呪いを封じる為の社がその洞穴を見下ろせる場所にある。

知っていたので行くのは嫌だったのだが行った。
そして事もあろうに、その穴を見つけてしまった。
ただの横穴と信じたかったが、呪いを封じる方の社を見つけてしまったのであれはやっぱり本物?と。
やっぱりみんな覗き込んでる。入ってる人もいる。
何もない、本当にただの横穴なんだな、一見。
でもよく見ると、中に絶対に祭壇だのおいてあったらしい痕跡は解るんだけどね。
そういう事を信じない夫も、その穴を写真に収めた。
姑は「やめろ」と言ったのに、その穴に私の息子と二人で入って写真を撮った。

私はそういうときの「穢れの払方」を知っていたので急いで遊歩道から川縁に降りて、
白い石を捜し、息子に息を吹きかけさせ、それを再び川の中に投げ込んだ。
(これはその伝説?を教えてくれた人から聞いた方法) 姑にはバカにされた。

300 名前:2 [sage] 投稿日:2008/12/02(火) 12:41:07 ID:22BmAfNM0
さて、自宅へ帰り、早速撮ってきた写真をPCに取り込む夫。
すると、「うわあああ!」と叫び声。
「どうしたん?」と聞くと「見るな!絶対見たらあかん!お前の言うことは本当やった!」
そう言って、急いで二枚の画像を消した。
その穴の写真と、そこに入ってる姑と息子の写真。

「何が写ってた?」
「・・・・聞くな。しらんほうがええ」
「あらそ。だから言ったのにねえ・・・」としか私は言わなかった。
「見るんじゃなかった・・・・ああああ・・・」
夫は念仏を唱えている。何が写ってたんだろうか・・・?

消したはずの画像がまた残ってたりとか、そういうオチは無いけど現在姑は原因不明の病で入院中。
死にそうではないけど苦痛ではありそうだ。毎晩、子供の夢を見るとか。気の毒に。

皆さんもむやみに横穴とか入り込んだりしないようにしましょうね・・・






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110 :調査員 ◆doIDoIpv/A :04/01/22 08:11

俺がフリーの調査業をやってたころで、
まだそれだけじゃなかなか食えない頃に経験した、いくつかのお話の1つです。

 

そのときに受けた仕事は、とある出版社の心霊関係の特集の調査で、
俗に言う心霊スポットを調査して、それらは事実なのか調べる仕事でした。
そのときの調査で行った場所は、関東のとある山の中の廃墟になったホテル。

 

まず心霊スポットだと言うとよくあるのが、だれだれがそこで殺されたや自殺したという話で、
そのスポットもご多分にもれず、とある若い女の人が彼氏に殺されて、その廃墟の壁に埋められていて、
その女が霊となってでる、というものでした。
さっそくその殺人が実際にあったのかを調査しようと、
まずその地域の図書館で、事件がおきたとされる年代の新聞などをチェックしたり、
地元警察やそのスポットの地主、地元の人に聞き込みなどを行ったのですが、
そのような事件がおきた痕跡や記録はありませんでした。

 

 

111 :調査員 ◆doIDoIpv/A :04/01/22 08:13

そして最後に、現調と調査報告に使う写真の撮影のため、
一緒に組んで仕事をしているもう一人の仲間の女性と、夜中に現場に撮影をしにいったときのこと。
さすがに人気のない山中ということもあり、かなり不気味。建物の中はかなりカビ臭い。
撮影は昼間でもいいのですが、やはり夜の写真がいいというのが依頼の内容に入っていたために、
夜中に現場へ向かいました。

 

とりあえず建物の外観や内部をカメラで撮影しはじめ、あらかた内部の調査も終わったころ。
引き上げようと思い、建物内部にいるはずの彼女に大きな声で、「そろそろ引き上げようか」と声をかけた。
すると彼女が、「あ、まってください。こっちの部屋にきてくれませんか」と声をかけるので、
そちらに向かうと、なんの変哲もない部屋がそこにあった。
さっき通ったときはなかった気がする、と思いながらも部屋に入ると、
なんだか魚が腐ったような匂いが、カビ臭い匂いと入り混じって悪臭がすごかった。

 

 

112 :調査員 ◆doIDoIpv/A :04/01/22 08:15

そして、俺を呼んだはずの彼女はいなかったが、特に気にもせず(移動したのかなくらいに思ってた)部屋を見ると、壁が一箇所だけ塗り替えたように色が違う。
あぁ、これが噂の元になっているんだな(壁に死体が埋め込まれたという噂)と思い、撮影をしていると、急に持っていた懐中電灯やカメラなどが全て電源がきれてしまって、使用不可になったんです。

 

暗闇の中で参ったな…と思ってると、部屋に入ってくる足音が聞こえます。
「あのさ。明かりが消えちゃってつかないんだよ。きりがいいから引き上げよう」というと、
彼女の声が「もう少しだけここに残ろう・・・。ね?」と引き止めます。
俺が帰ろうといっても、「もっと撮影したほうが・・」とか、「壁を掘り返しましょう」とか、
やたらと引き止めるんです。
「それならば明日にしよう」と帰ろうとすると、「待ちなさい!」と俺の手をにぎったんです。
その手の感触は今でも忘れません。
ぶじゅっ・・・と音がしたと思うと、
俺の手をものすごく柔らかくて、すじばっているのにどろどろしたような、表現しがたいものがにぎったんです。
「うわっ!」と手を離すと彼女が一言。
「もうちょっとだけここに残ろう・・・。ね?もうちょっとだから・・・」

 

 

113 :調査員 ◆doIDoIpv/A :04/01/22 08:20

その瞬間に、俺は彼女じゃないと恐怖を感じ、その場から一目散に逃げました。
月明かりだけだったので、あちこち体をぶつけて痛みも感じたけど、それどころじゃなかった。

 

そして建物の外に出ると、車の前で彼女が待っていました。
彼女の話だと、撮影しはじめてすぐに懐中電灯などが使用不可になったために、ここで待っていたとのこと。
じゃさっきのは?と思い、やっぱり・・・
その場からすぐに立ち去ろうと車に乗ったときに、彼女が「ひっ!」と声をあげ、
「あ・・あれ」と、震える指で車のミラーを指差した。
俺はもう恐怖のためミラーを見たくなかった。
そのまま車を急発進させてそのまま町へ。

 

そして、全ての経緯をまとめて依頼主に報告。
事務所に戻って撮影したものを見たときには、普通の写真と映像でした。何も写ってはいなかった。
一緒にいった彼女が見たものを聞くことはありませんでした。
「思い出したくないんです」
・・・ただそう言ってました。

 

けどきっと、あの映像と写真になにかあったんだと思う。
最初は報告を受けて「おもしろいじゃないか。使えるよ」と乗り気だった依頼主が、
急にそれらの使用を取りやめ、写真と映像を処分したからです・・・。






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626:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 17:41:04.57 ID:XKpvVfzD0
またまたお邪魔しますよ。俺の話なんて読んでる奴いないからもし邪魔なら言ってくれ。
すぐ辞める。
俺のおかんが酔っ払った時に話した与太話。
今年実家に帰ったとき、おかんが今まで体験してきた不思議な話をたくさん聞いた。
本当にただの与太話なのか、はたまた実話なのかは確認しようがないが、
俺は聞いたとき年甲斐もなくワクワクしたんだ。



627:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 17:46:31.60 ID:XKpvVfzD0
おかんの話はいつもブッ飛んではいるが妙に納得させられる話が多い。
親父曰く昔から不思議な女だったと言ってはいたが、俺たちには見えない、聞こえないものを
普段から感じて生きているおかんの話は文字に起こして書く事が勿体無いくらいに雰囲気がある。

なるべくその雰囲気を壊さないように文字に起こしてみようと思う。
では、印象に残った話を何個かしてみるか。
ちなみに俺は2ch初心者だ。もし不愉快に感じたら言ってくれ。すぐ辞める。




628:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 17:54:37.40 ID:XKpvVfzD0
おかんが学生時代に体験した話。
おかんは当時絵を描くのが好きで、絵かきサークルみたいなのに所属していた。
大学3年の春、新歓コンパがあったらしい。
もともと酒好きなおかんは周りのことは気にせず一人で飲んだくれていたそうだ。

するとどこからともなく1年生の女の子が隣に座ってきた。
酒は好きでも宴会の雰囲気が嫌いと言ったその女の子とはすぐに意気投合し、
お互いに自己紹介なんかしながら飲んでいた。
なんでもおかんと歳は同じで2浪して大学に入ってきたらしい。
この女の子を以下A子とする。



629:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:07:51.75 ID:XKpvVfzD0
A子はウィスキーをロックで煽り、店員にじゃんじゃん酒を持ってこさせたそうだ。
流石に飲みすぎだとおかんが注意するとA子は「私、水で死ぬんです」なんて突拍子もないことを言い出した。

酔っているとはいえ初対面の人間にいきなり
そんな暗い話を振ってくるなんてちょっと変わってるな何て思いながら、
「何で?」と聞いてみた。
A子曰く、中学時代自分はいじめをしていたと言うのだ。
なんでもクラスに貧乏臭い見た目の女の子が転校してきたらしい。
最初はなんとも思っていなかったのだが、中学2年の2学期の中間試験でその転校生はものすごい好成績で、学年で一気に一位になった。



630:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:21:07.89 ID:XKpvVfzD0
今までずっと一位だったA子は嫉妬した。貧乏で汚い見た目、家も廃屋のようだったという。
そんな子が転校してきていきなり一位になって、
急に周りの子に「天才」などとチヤホヤされ出したのが気に入らなかった。
そこからA子含む三人組でその転校生をいじめ始めた。
貧乏を馬鹿にし、縦笛を捨てたり、教科書に落書きをしたり。
まあありがちないじめ。転校生は特に何か言ってくる訳でもなくただただ耐えていた。




631:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:26:58.57 ID:XKpvVfzD0
そんなある日転校生の父親が死んだ。
彼女は2週間ほど学校を休んだが2週間後には、何事もなかったかのように戻ってきた。
何をされても、何があっても動じない彼女にA子達は余計に苛立ちを隠せなくなったらしい。
「父親が死んだのに全然悲しそうじゃない!この冷血人間!」などと罵倒し始めた。

そんな毎日が続き、冬休みに入る頃A子の仲間の一人が転校生の父親の墓がある寺を見つけ出した。
どんなに苛めても手応えがなかったので、父親の墓を荒そう!なんてとんでもない計画を立て始めたのだ。




632:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:34:18.11 ID:XKpvVfzD0
寺に行き「○○家」の墓を見つけ、バカだの死ねだのそんな文句を墓石に書きなぐったそうだ。
そこまで話を聞いたおかんはA子のことをひどく軽蔑したそうだ。
死人の墓に行き、文字どうり死者に鞭打つような行為に吐き気がした。
A子自身「子供だったとはいえとんでもないことをしてしまった」なんて言っていたらしいが、
おかんは「あ、、この子もうダメだな」と思ったらしい。



633:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:43:11.33 ID:XKpvVfzD0
その後もA子の話は続く。一通り墓石に悪口を書いたあと、それだけでは飽き足らず、
墓に石を投げ始めた。
その時、転校生が泣きながら大人のような太い声で「やめて!」と入ってきた。

転校生は「私はあんた達に何もした覚えはない。何でこんな仕打ちをするのか」みたいなことを大声で叫んでいたらしい。
初めての反発にイラついたA子達は転校生に掴みかかり、取っ組み合いの喧嘩になったそうだ。
掴みかかられたA子は勢いあまり、転校生を突き飛ばしてしまった。




634:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:49:31.30 ID:XKpvVfzD0
転校生は墓石に頭をぶつけ気を失った。
A子達は「ヤバイ!!」と思い逃げようとしたとき、転校生がむくりと起き上がった。
すると転校生はひとりひとり指を差し「お前は鉄で死ぬ」「お前は火で死ぬ」「お前は水で死ぬ」
と言いそのまま帰ってしまった。

呆気にとられていたA子達は言い知れぬ恐怖を感じたらしい。
それ以来A子達仲良し三人組はいじめをやめ、あまりつるまなくなったそうだ。
高校受験で忙しかったのもあるが、一緒にいると何か良くないことが起こりそうで
何となく離れて行ったそうだ。



635:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 18:57:20.75 ID:XKpvVfzD0
それから数年、三人は別々の高校へ進んでいた。
高校二年の夏突然その三人のうちの一人が半狂乱になり電話をしてきた。
なんでも鉄で死ぬと言われた子が原付に乗っているときトラックに跳ねられて亡くなったらしいのだ。

そんなの偶然だとA子は高を括っていたが、
その数ヵ月後今度はこの前電話をかけてきた友人(火で死ぬと言われていた)が火事で亡くなったそうだ。
A子はだんだん怖くなり高校三年になる頃には完全な引きこもりになっていた。
しかしいつまでもそうしている訳にもいかず、渋々大学に入学したそうだ。



636:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 19:03:13.25 ID:XKpvVfzD0
ここまでおかんに話し終わったA子はまた酒をじゃんじゃん頼み始めた。
おかんは正直あきれ果てていたし、それなりの報いがあって当然だと思っていた。
「水で死ぬ」のかはわからないがこの先何事もなく幸せな人生を歩むのは無理だろうと。

しかしA子は得意げに「私はお風呂も湯船にはつからないし、温泉にもいかない。海水浴だってプールだって行かない。最近では水族館などとにかく水が有るところには絶対に行かないようにしてるから水で死ぬなんてありえない」
と行ってのけたのだ。



638:本当にあった怖い名無し:2014/01/16(木) 19:17:36.25 ID:XKpvVfzD0
おかんはそれ以上言及はしなかったらしい。
俺は「で、結局A子はどうなったんだよ」と聞くとおかんは「死んだ」と一言。
なんでもその話をおかんにした数ヵ月後に死んだらしい。

死因は肝硬変。
「若いのに。不安を紛らわすためにお酒を飲みすぎたんだね。お母さんにその話した時は
もう顔も黄色かったし、消化器系の病気特有の臭いがしてたもん。ある意味水で死んだのかね、、」
なんて言いながらおかんはウィスキーを飲み始めた。




124 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 21:42:33.32 ID:ueXeWjrAO
昨日から続いてる現在進行形の話でゴメン


昨日、外出先で迷子になった
迷子って言っても、地元だし大体の道はわかるので適当に歩いてたんだけど、急に土砂降りになって慌てた
そしたら墓場の中に小さなお堂?みたいなのがあって雨宿り出来そうだからと近づいた
荒れてるけど、戸は閉まっていて人が三人くらいは入れそうな感じ
近づいて後ちょっとってとこで、お堂へは道が続いて無くて、謝りつつ墓の壁の縁を踏みながら到着、雨宿り出来た
雨が止むまで待ってから、お堂の軒先から出たんだけどやはり道がない
帰りも本当に申し訳ないんだが敷地に入らないように墓の壁踏んで出させてもらった

 

 

124 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 21:42:33.32 ID:ueXeWjrAO

夕方から寒気が酷くて、すぐさま寝たんだけど夜中に友人から電話が会って起き出した
喋ってるうちに、友達がテレビうるさいとか言い出した


うちはテレビは付けてないし、怖がらせるなと言ったんだけど向こうが気味悪がって電話切った
今日も朝から具合悪くて、仕事に出たんだけどいくつかおかしい事があった
電話で後輩と話していたら、背後がうるさいと言われた
ちなみに居たのは一人でエレベーターの中

 

この後、同僚にも言われ携帯電話のせいかと、修理に出したけど、ついさっきも友達に同じく言われた
日本語だけど聞き取れない声で何人か話してるように聞こえるそうだ

 

それから壁の絵や机の上のものが触ってないのに落ちる、もう五個目
車の助手席に乗っていたら、運転手がミラーに人が映ったと大騒ぎ
どのミラー見ても不自然に人が移りこんだそうだ
降りたときに見たら何故か助手席側のミラーにひびが入ってた

 

帰ってきて、仮眠とったけど身体が怠いし、熱も上がってる
この出来事はみんな熱のせいだと思いたいんだけど……どうだろうか
後、変な音がする
玉砂利を踏むような音
ついに熱で幻聴かしらん……と、友達に電話したら、そいつにも聞こえて上記の話を聞いた
とりあえず、風邪と墓と怪現象の因果はわからないけど……墓の縁を踏んだせいな気がしないでもない
昨日からだから

 

125 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 21:54:53.70 ID:VeOzrUP90
>>124
なにかを伝えたいんだと思うんだよね
お堂が忘れられてるからじゃないかなあ
できる事ならお線香をたててあげて

 

127 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 22:02:36.64 ID:ueXeWjrAO
お堂が原因なのかな?
明日休みとったから、探してみる
具合良ければだけどね

さっき三十二インチのテレビが倒れて絶望した……無事だったが
ネジで止めてあったのに、ネジ消えたし

 

ほんのりだろ……熱あるからぼんやりしてるし
今聞こえる声もきっと幻聴だ
だって録音できないし
咳しか録れん

 

133 :本当にあった怖い名無し:2011/09/06(火) 10:01:02.93 ID:eMMRh8HcO
昨夜のueXeWjrAOだけど、病院行くついでに行ってみた
お堂なんてありませんでした
ただ墓石のない空間のみ
熱で幻覚みてたんかな……
もうあれからもわけわからん事ばかり起こってるから、病院行って脳みそみてもらうわ
お邪魔しました

 


136 :本当にあった怖い名無し:2011/09/06(火) 12:06:42.39 ID:Xy7wxaUP0
>>133
過去にお堂のあった場所なのかもしれんね
そこの墓地を管理してる寺に話聞いてみたら
お祓いもそこで頼んだらいいんじゃないかな

 

 

138 :本当にあった怖い名無し:2011/09/06(火) 13:35:19.64 ID:eMMRh8HcO
なんかもう、ほんのりじゃないかも
ゴメン、スレ違いだな
これからご飯食べてまた検査だけど、病院でもおかしな事起こって、医者にマジでお祓い勧められた
精神科医って幅広いな




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