178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/06(日) 01:48:45.38 ID:5tOKuOxD0
俺は全く霊感もないし現実主義だから、自分で体験し見た物しか信じない。
だから宇宙人も霊的な物も、占いだって信じていない。
でも、カーチャンとばーちゃん(親子)は昔から霊感が強いらしく、様々な体験を話してくれた。
俺は怖かったけれど、それでも心の何処かで「勘違い乙」とか思っている可愛くないガキだった。
前置きはこれくらいにして、俺が小学高学年だったある日の事。
実家は県庁所在地の栄えた所だったが、所詮地方都市。
数十分車を走らせれば山菜豊かな山へと行ける。
父、母、弟、俺、母の弟(つまり叔父)の5人は、恒例のウドやワラビ取りへと出掛けた。
山に着き、俺以外の全員が山菜採りに山の奥へと入っていった。
俺は酔いとデカイ百足に怯えリタイア。
車でボケーとカセットテープを聞いて待っていた。
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/06(日) 01:50:06.60 ID:5tOKuOxD0
数分して、母が顔面蒼白で戻ってきた。
そして俺に一言。
「嫌な気配を感じた。ここは危険だ」
「何かあったの?」
「無いけど、悪い予感がして進む事が出来なかった」
母の尋常じゃない姿に驚いて、俺は取り敢えず大声で山に入った皆を呼んだ。
運良くなのか、粗方採られていた山菜、皆は場所代えの為に近くまで戻ってきていた。
母の悪い予感に誰も真面目に取り合わなかった。
俺でさえ、ただ母に驚いただけだったから。
しかしそれからおよそ一週間後。
母の悪い予感は本物だったと、嫌でも認める事となった。
夕飯が終わった後のローカルニュース番組。
あの日出掛けた山で、他殺体が発見された。
実話です。長文すまん。
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/06(日) 01:57:09.50 ID:icHWbKsS0
>>180
ひょっとしたら帰り道で擦れ違った車に犯人がとか?
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/06(日) 02:05:01.68 ID:5tOKuOxD0
>>186
いや、発言された他殺体は、確か既に白骨化とか、そんな感じだったと思う。
勿論ニュース見ながら、「これ…あそこだよね?」ってなるじゃん。
カーチャン曰く、ある方向から怨念みたいの感じたんだって。
だから予感は、犯人は関係なく、遺体があるよって事だったんじゃないかな。