【閲覧注意】怪談の森【洒落コワ】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 山にまつわる




295 :本当にあった怖い名無し:2006/11/21(火) 22:55:32 ID:lIvpExQb0
母は、と言うか母の家系は、某山とよからぬ因縁があるらしく、
祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。
「あの山に行ってはいかん。絶対にいかんよ。行ったら帰ってこれんようになるよ」と。

ある冬の日、俺が小学校に入って間もないころ、親戚に不幸があり父と母と俺の3人で葬儀に出かけた。
全てを済ませて帰りはすっかり夜。途中、夕飯を済ませて帰ろうということになった。
高速のうどん屋さんで暖まり、残りの家路へと車を走らせる。
辺りはすっかり夜。時計は9時を回っていた。

車を走らせて暫くすると、父が「ああ゛~っ」と大きく欠伸をした。
葬儀の手伝いで1日走り回ったせいか、3人とも疲れて無言。
母はすーすーっと寝息を立て始めた。
俺はぼーっと窓の外を見ながら街灯を数え、アニメの歌などを口ずさんでいた。

ふと気付くと、高速から降りたはいいが辺りはえらく寂しい。
周りに民家はなく、街灯も少ない。
俺は心細くなり、運転する父に「家に何時ころつくとやか?」と聞いた。
すると父からは返事がなかった。
聞こえなかったのかな?と思い、もう一度「お父さん、家には何時ころつくんかね?」と聞く。
暫く返事を待ったが、やはり反応がない。
「お父さん?」
ミラー越しに顔を覗き込んだ。


296 :その2:2006/11/21(火) 22:56:13 ID:lIvpExQb0
するとそこには、父ではない別人が座っていた。
いや、実際には父なのだが、全く見たことのない表情、
能面のような顔が、時折流れる街灯の光を不気味に反射していた。
俺は恐怖で固まり、バックミラー越しのその父みたいな顔に釘付けになった。
作りで言うと確かに父のそれなのだが、まるで生気がない。
まるで誰かが、プラスチックで作った父の面をかぶっているかのようだった。

「お父さん?お父さんやろ?どうしたと?」
俺は父の肩を軽く叩きながら、だんだんと声を荒げていった。
慌しい俺の様子に母が気付き、目を覚ました。
「どうしたの?」
すると、母の声に呼応するように車のスピードが上がりだした。
田舎のくねる細い道を、早いスピードで駆け抜ける。
「あなた、なに?ここどこなの?早く帰りましょう」
父の反応はなく、いつもは安全運転の父の車が凄いスピードで走っている。

通り過ぎた看板で、母はその時初めて車が何処へ向かっているのか気付いた。
このままこの道を行くと、あの山へ行ってしまうのだ。
母が子供のころから、祖母に行ってはいけないと言われていたあの山へ。
「あなた、車を止めて!
 ねえあなた!しっかりして!!」
母は父の胸倉をつかんで、ぐらぐらと揺さぶった。
それでも父は全く表情を変えず、母の必死の懇願にも反応する様子もない。
能面の顔でハンドルだけを切り替えしていた。
車はどんどんスピードを上げ、山道に差し掛かかる。


297 :その3:2006/11/21(火) 22:59:11 ID:lIvpExQb0
もうあたりには街灯もなく、車のライトだけが暗く寂しい山の雑木を照らしていた。
俺は車の中の出来事に、もう訳が分からず泣き叫んだ。
母は泣き叫ぶ私を涙目で見つめると、
「洋介、シートベルトしっかり締めなさい。そしてお母さんの背もたれしっかり掴んどき」
と叫び、大きく深呼吸すると、サイドブレーキをいきなりグイっと引いた。
車はガチガチガチっと言う大きな音と、激しい振動とともにスピンをはじめた。
タイヤが路面をこすり減速する。

スピンがおさまり、車は反対車線に半分飛び出した形でようやく停止した。
父はそれでも無表情にアクセルを踏み続ける。
車は大きく唸りながら、ギシっギシっとその車体を動かし前へ進もうとしていた。
すかさず母は、父の腕をハンドルから放そうと掴みかかったが、父の手はびくともしない。
バシッっと大きな音とともに父のメガネが飛んだ。母がびんたしたのだ。
温厚な父の後をさらに三歩下がってついてくるような母には、それはありえないことだった。
びんたが効いたのか、父は気を失ったようにうな垂れ、アクセルを踏む足が弱まった。
母はアクセルを踏む父の足を払いのけるとキーを抜き、車の挙動を完全に止めた。
そして祈るような形でキーを両手で握り締めると、突っ伏してわんわんと泣き出した。
俺もバックシートでわーわー泣いた。

父はうな垂れた顔をゆっくり上げると、
「・・・おい、どうした?」と不安そうに言った。
母の泣き声が号泣に代わり、父にすがりつく。
父は状況を良く飲み込めず狼狽した感じで、「どうした?どうした?」とばかり繰り返していた。
父はその時、居眠り運転で事故でも起こしたと思ったらしい。

翌日、母が病院の祖母の元を訪れこの事を話すと、「無事だったけんが、よかったなあ」と言った。


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681 :本当にあった怖い名無し:2013/03/15(金) 01:28:40.67 ID:yCw+TUY2O

友人の話。

 

子供の頃、近所の山にカブトムシを採りに行った。
山を登ると、ふと奥に通じる細い獣道を発見した。

 
その日はカナブンしか居らず、腐っていた友人は、そのまま奥の獣道に入って行ったそうだ。
10分ほど上り詰めた所に、森の木々がぽっかりと丸く空いた場所に出た。
その円形に空いた場所だけ白い砂が固まった様な地面で、まるでステージのようだったという。

 

「神秘~」とか言いながらその中央に寝転ぶと、真っ青な綺麗な空が広がっていた。
「綺麗だなぁ」なんて思いながら、少しの間寝転んでその空を眺めていたが、
急に我に帰り、もと来た道を駆け出したそうだ。

 

「だってよ、カブトムシって夜に活動するから、夕方くらいに採りに行ったんだよ。
どう考えても、あの青空は真っ昼間の空だった」

 

その後、その山でカブトムシを採りに行くことはしなかったそうだ。





60 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:45:54 ID:oZg9bDLWO
山歩きが趣味だから、道がない、人が入らない、どっちかって言えば山菜採りにいくような山にいくのよ。
だから不思議なものもたまにみるよ。
例えば、真っ白いカモシカとか、大人くらいの大きさのワシとか。
でもさ、一番びっくりしたのは、あれだな、家族連れにあったこと。ありえない山奥で。



61 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:47:30 ID:oZg9bDLWO
平日の昼過ぎだけど、その日は宮城県と山形、秋田三県の県境を歩いてた。
でっかいブナが沢山はえてる森だから、暗いわりには歩きやすい森。
にしたって、道があるわけじゃないから、山菜採りの地元の人か、俺みたいなGPSもったよそ者しかいるはずのない場所。
んで、小さな尾根を歩いてたら、尾根の下を流れてる小さな沢の縁に人が立ってるのが見えた。
「あ、渓流釣りか」って最初は思ったよ。
でも、すぐに「ん?」ってなった。一人じゃなくて4人で川っぷちに立ってたのね。
距離にして100メートル以上あったから、ハッキリとはわからなかったけど、それでも人が4人なのはわかった。
しかも2人はこどもみたいだった。
最初に思いついたのは『自殺』。一家心中かと思ったよ。
にしても、こんなとこ来る意味がない。つーか子供の足じゃ無理。




62 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:51:39 ID:oZg9bDLWO
少し気は引けたけど、手持ちの双眼鏡でのぞいてみた。
4人は俺に背を向けて立っている。
二人はやっぱり子供だ。残りの2人は大人の男と女。
顔が見たくてしばらくのぞいていたけど、全然動かない。
誰かの悪戯でマネキンが立ってるんじゃって思うくらいだったよ。OH!マイキーみたいに。
んでね、俺はさ、そこに行ってみることにしたのよ。
だって、最初に書いたけど、一家心中の可能性だってあるしさ。そんなんなら止めなきゃって思ったのよ。
んで、そっと近付いた。気付かれて、逃げられたり、最悪川に飛び込まれても、たまんないし。




63 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:53:42 ID:oZg9bDLWO
んでね、気付かれずにすぐ近くまでいったら、わかったんだ。
ほんとにマネキンだった。大人のマネキン2体と子供のマネキン2体に服を着せて、そこに立たせてあったんだ。
もう、呆れるのと同時な寒くなった。
これやったやつがいるわけで、そいつは絶対まともじゃないでしょ?
人形の正面に回り込むと、それぞれのマネキンにはペンキで名前が書かれてた。
んで小さな穴がたくさん開いてた。散弾銃で撃った跡みたいに。
極め付けは、子供のマネキンのひたいには、カッターの刃が刺さってたんだ。



64 :本当にあった怖い名無し:2007/07/08(日) 23:56:04 ID:oZg9bDLWO
俺ほんとおっかなくてさ、すぐに下山したよ。




73 :60:2007/07/09(月) 06:30:12 ID:s4Nrr48sO
ほんと、今思い出しても、おっかないです。
あの異常なマネキンを見たこともだけど、あそこまで、どーやって運んだんだと。
一体々はさほど重くなくても、かさ張るし、
一人で運んだなら、絶対に2、3往復しなきゃ無理だと思うんです。

一昨年のことだから、まだあそこにあるんだろうな(-д-;)





34: ↓名無しさん@おーぷん:15/01/08(木)17:47:14 ID:qLc ×
あんまり怖くはないと思うけど

生まれてずっと育った場所があってさ、まぁ田舎のテンプレと言うか、
山川海のぼくの夏休みみたいなね
昔話や土地神様みたいな話ってのも特にない所でさ
あるとすればどこのどこのお坊さんがここを本山にお寺開いて~、
まぁ古い寺がある所はどこもそんなもんだろう

その山ってのが先祖代々うちの持ち物なんだが
うちが開祖の子孫・・・てわけでもなく、まぁ持ってるとは言え全体ってわけでもないしねw
山の中にある御堂はお寺さんのものだし、春の山開きの日に参拝はするくらいだ
よくある○○様の怒りが、なんて話もないし、祭りもするが慣習であって信仰ではない
変な言い方だが今どきの田舎
自分自身も田舎のテンプレ、小中高と育ち大学進学都会に就職
盆正月は実家に帰省と、周りの幼馴染もそんなもん

で、まぁ3年ほど地元を離れて働いていたんだけど、仕事のトラブルが続いて体調を崩してダウン
自分の所為ではないトラブルだったけど、辞めてしばらく実家で静養することに
実家と言っても両親は仕事関係で2年前から隣の市、祖父母が畑しながらたまに行き来してる感じでね
まぁみかん畑やら触りながらのんびりするかーと祖父母の家にすることにした
部屋は広いし生まれた時からそこにいるんだ、仕事してる人を毎日見るのもなんか辛いしね



35: ↓名無しさん@おーぷん:15/01/08(木)17:49:44 ID:qLc ×
そこはまぁ田舎なもんで、帰ってきたと話になる
幼馴染も就職したってそう遠くない所に一人暮らしとか結婚とかいるわけで、ちょこちょこはここに帰ってくるもんで
久しぶりに会って飲もうぜなんて話も出てくる
正直あんまり気乗りはしないけども、海を見ながら縁側で、さしつさされつ虫の声ってのもいいかなと
幼馴染のNくんと二人で飲むことに

他愛のない話や仕事の愚痴なんか聞くわけさ
どこどこの○○ちゃんが結婚した、とかお前中学の時○○先輩好きだったんじゃろ、とかさ

で、田舎の山ってのは街灯なんてなくてさ、あんまり遅いと猪なんかもおるからね
まさに行きはよいよい~ってやつで周りの家が明かりついてるうちに帰らないと色々と危ない
Nくんの家は麓、うちの実家は中腹なもんで昼間は10分も歩けばいいが、夜はそうもいかない
Nくんも今日は泊まって行けばえぇってんで、遅くまで飲むことにしたんよ

ちぃと煙草でも吸いに歩こうや
えぇよ、酔いもさましたいし波止場でも行く?
えぇね、こまい頃あっこでよー釣りやら泳いだりしょーたよねw

みたいな話しながら海までは目の前、1分も歩けば着くし街灯もある
えっちらおっちら歩きながら、彼女欲しいなぁやらNくんあの子とはよ結婚しちゃりーやとか
ぐだぐだしながらふと、じいちゃんばぁちゃんもう寝とるかなって家を見た

光ってる、山が
御堂のあたり、でもない 実家でもない
あそこは 誰も住んでない なにもない 幼い頃から見てきた木しかない場所 
登山者の明かりでもない そんな小さな光じゃない
火の光でもない

今まで見たことがない

「Nくん・・・なんか光っとらん?ほら、あっこらへん、うちの家の上の方さ・・・」
「なんなんwいやいや、何言いよるんよw」

「山は光るじゃん」



36: ↓名無しさん@おーぷん:15/01/08(木)17:57:41 ID:qLc ×
これは少し前の話で、色々調べたところ見る人が見れば場所バレしちゃうから詳しく書かないけど、
光る山を鎮めるために○○上人がお寺を建てた、と郷土史にありました
なんで光るのか、何が光るのかはわかりません
真夜中ってのと実家からは見えない位置だって事
他の人に聞いたところ、あぁ、たまにねw程度で逆に話題に出ない事
知らなかった自分にとっては怖い瞬間でした

っていうか鎮めたんじゃねーのかよって言う・・・


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640 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/14(月) 13:00:58.87 ID:ByuZ16ML0.net
登山系の個人サイトで見た話。
 
春ごろの富士山で、遭難しかけてた外国人観光客を発見した。
場所は九合目の上あたり、
春と言っても山の上のことで、雪で急斜面がツルツルになっていて、
その東欧人は地面に這うようにへばりついて、なんとか下山しようとしてたらしい。
本人は大丈夫と言うが、ジーンズにスニーカーという軽装。体を支えられるような装備もなし。
何より、すでに体勢がギリギリの状態で、いずれ滑落(=よくて重傷、高確率で死)確実だったので、
第一発見者は後から来た二人連れに協力を求め、三人で保護することになった。

なんとか九合目の落ち着ける所まで下りたものの、この場で救助隊を待つと日が暮れる。
そこで、雪面が緩むのを待ってから、遭難者の体力がもつうちに下りようと決まった。
一人がピッケルを貸し(しかし遭難者は使い方を碌に知らない)、
ロープで遭難者を補助しながらの、いつ二次遭難が起きてもおかしくない状態だったが、七合目で無事に救助隊と合流。

自分たちも下山して、食事を取っているときに救助隊から連絡が来た。
「もう一人の外国人は知りませんか?」
遭難者が「友人と来た、友人は先に下りた」とは言っていたが、
軽装でなんとかなる六合目あたりで別れたのだろうと思い込んでいたため、気が回らなかったらしい。
遭難者が連れと別れたのは九合目。この段階で行方が分からないとなると最早どうしようもない。
案の定、その連れは後日遺体で発見された。
 
言葉のことや緊急時ということもあって、きちんと確認が取れなかったのは責めようがないし、
救助のプロでもない人たちがやれる限りのことはやった。
そもそもとんでもない軽装で、カチンコチンの山に登ろうというほうがおかしいんだけど、
気が緩んだ所で「もう一人いた」と聞いた時の心境を想像すると、なんとも言えない気分になる。


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805: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/30(木) 19:46:02.54 ID:3oojUJlz0
オカルト板でこの話題はいいのかわからんが
今から50年も前の話。秋田は六郷村の、今はもうない小学校に赴任した教師の話

その人は集落ほぼ唯一の識字人であったため、村人に「先生」と呼ばれて慕われていた
その村では兎狩りが盛んだったため、先生も休日には鉄砲を担いで山に登り、
地域のレクリエーションとして村人と一緒に巻狩りを楽しんでいたという
冬も終わりのある日、岩手県境に近い奥山に兎狩りに行ったのだが、その日は豊漁だったそうで、
みんな山頂付近まで兎を追い上げ、小休止の時間になると満足そうに談笑していた

先生が村人と談笑しながらうろちょろしていた時、突然、足元が「ズボッ」という感じで沈んだという
あれ? と思った瞬間、今まで騒いでいた十数人の村人たちがピタッと騒ぐのをやめ、恐ろしい形相でこっちを見る

え、なんなの? と思った途端、一人の村人が「おい先生、ゆっくり、足元を見ないでこっち来い」と言い、恐ろしい形相で両手を差し出した。先生は逆らうことも出来ず、ゆっくりと歩き始めたという
ただ、一歩踏み出す事に「ズッ、ズズッ」と足元が沈み続け、いよいよ怖くなった
あの、これは……と先生が言いかけた途端、その村人が「いいからこっちさ来い!」と叫んだ
訳もわからず地面を蹴ってその村人に飛びついた途端、地面がボン! という音とともに消えたという

なんとその先生は、20m近くある崖の上にせり出した雪庇の上に乗っていたのだった
つまり、さっきまで自分が乗っていた地面は地面ではなく、雪の塊だったのだ

いやーよかった、神様に感謝だな、あと少し遅ければ、先生は春まで雪の下敷きだったでぁ……
と村人たちは大笑いしたらしいが、先生は気が気でなく、一日中震えが止まらなかったそうだ
ただその六郷村の集落は現在ではダムの底になり、往時の村の面影はなくなってしまったという




815: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 21:59:07.70 ID:T1r+/XOs0
>>805だけど、村人はほとんど文盲やったんや
というのも、それがこの先生が狩猟免許を取った理由に関わるからなんだ

戦後、この村でも改正狩猟法が施行されることになり、この辺境の村にもその余波がやって来た
警察は、既に免許持ちで鉄砲を持ってる猟師たちも、一応改めて狩猟免許を取得し直してほしいという
だがしかし、既に狩猟免許を持っている大人たちの殆どは文盲で、ペーパーテストの問題文すら読めない
だから猟師たちは先生のところに一升瓶片手にやってきて、俺たちに文字を教えてくれと頼みに来たんだとさ
その集落は貧しさから、小学校すらまともに出てるんだが出てないんだかみたいな人ばかりで、
結局今から文字を教えてもたかが知れてると言うので、先生は一計を案じた

改正狩猟法のペーパーテストは当時の六郷村立湯田分校の校舎で行われたんだが、
先生もその改正狩猟法のペーパーテストを受けたんだって。もちろん作戦さ
先生はテスト中、大声て「あー、問1の答えはAだなぁ」とか「あー、問2の答えはCだわ」と
独り言を装って同じ教室内の猟師たちに大声で答えを教えたんだってさ
立ち会いの警察官も役人もみんな村出身だから見て見ぬふりだったんだって

おかげで村人は全員ペーパーテストに合格し、無事全員が狩猟免許を取り直すことが出来たんだと
だけど、せっかく人助けで狩猟免許を取ったんだから、せっかくなら狩猟を趣味にしようってことで、
そこからその先生は狩猟を趣味にするようになったんだってさ

一応、創作ではないよということで裏話を付け足してみるよ




806: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/30(木) 22:56:31.26 ID:CEuYbOda0
50年前で村人はみんな文盲やったんか?




807: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 01:38:38.36 ID:v7dTqRvG0
>>806
戦後だよなそんな事あるかい、と
それが気になって話が頭に入らなかった



808: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 01:44:31.36 ID:XFJNcFFf0
戦後20数年か
年齢層によるだろう
その頃既に老人ばかりなら読み書きできなくてもさほど不思議でもないな




816: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 22:22:13.15 ID:T1r+/XOs0
せっかくなのでもうひとつ、切ない話を

北東北のある人が、夏の盛りにフライフィッシングに出かけた
ある程度釣り歩くと、すっかり日も暮れて川に夜が来た
それでもその日は結構パタパタと魚信があったので意地悪く釣り歩いてると、
急に川が開けて、いかにも釣れそうな場所が現れた

今日の最後はここで締めくくろうと竿を振ると、突然ブワーッとホタルが舞い始めた
ホタルはまるで川面から湧き出すように飛び回り、川は幻想的な雰囲気に包まれた
こんな量のホタルは珍しいなと思った途端、川から人の声が聞こえてきたという

最初は気をつけてないと聞き取れないほどの声量だったのだけれど、
徐々にその声は大きくなって、だんだんと内容が聞き取れるようになった
集中して訊いていると、どうやらその声は、このあたりで小さな女の子が行方不明になり、
その子をこれから近隣住民総出で探しに出かける、というような内容の話だったそうだ
その時点でだいぶ怖かったのだけど、怖さよりも好奇心が勝って、竿を振りながらつい聞いてしまったそうだ

その声は本当に、テレビドラマを音声だけで聞いているような感じだったそうで、
その娘の母親と思われる女性の声や、捜索を依頼された村人の声というように、はっきり聞き分けが出来たそうだ

そのうち、その声が佳境に入り、村人の声が「最後にここを探そう」というようなことを言った
この時点ではもう既に、今まさに見えない捜索活動が目の前で行われているというような感じに聞こえたという
本当に、何かの記録映像を見せられているかのように、音声だけが川面から聞こえ続けていたのだとか

あまりにもリアルな会話がなにもない川面から聞こえてくるので、その人はとうとう怖くなり、
「どうしたんですか! 誰かいるんですか! 誰かがいなくなったんですか!」と川面に怒鳴った、その途端、

ああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

という、聞くに堪えないような女の悲鳴が聞こえたという



817: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 22:39:23.31 ID:T1r+/XOs0
>>816の続き

その悲鳴で完全に怖くなって、その人は竿も折り畳まないままに川を飛び出して、
止めてあった自家用車とは反対の方向に、すっかり暗くなった道をバタバタ逃げたという

しばらく狼狽えてると、近くになにか家の明かりが見えてきた
とにかく人の声が聞きたかったので、不審者そのまんまの格好でその家に飛び込み、
「すみません! 誰かいませんか!」というと、奥から腰の曲がったばあさんが出てきた

「とにかく喉が乾いてるから水をくれ」というと、ばあさんがコップに入れた水を持ってきてくれた
なんとおかわりまでお願いしたそうだ。水を二杯も飲むと、気持ちも落ち着いてきた

ばあさんが「何があったんだ」というような事を聞くので、その人は失礼な訪問を侘びながらも、
今しがた起こったことをしどろもどろに説明したという

するとばあさんは一笑に伏すどころか、沈痛な面持ちになってぎゅっと目をつぶり、
搾り出すように「そうか、またホタルが出たか」と悲しそうに呟いたそうだ

ばあさんが言うには、昔その川の近くに、県外から越してきた一家が家を立てて住んでいたのだという
その家は他の家の人が羨むほどにアットホームな家庭で、父母には三歳くらいの一人娘がいた

ある日、その家の娘が遊びに出たまま帰らなくなった
村人は必死に捜索したが、その村ではたまに行方不明者が出ることがあって、
その行方不明者は大抵川で死んでいたという

夕方になっても娘が見つからなかったので、村人たちは半ば絶望的な気分で川を探した
果たしてその娘は、ホタルが飛び回る川のトロ場にうつ伏せになって浮いていたという

村人が目を背けた途端、母親が川へざぶざぶと分け入り、死んだ娘を抱きしめながら
あああああーーーーーーー!! と聞くに堪えないような悲鳴を上げたのだという



818: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/03/31(金) 22:48:56.79 ID:T1r+/XOs0
>>817の続き

結局、娘を失ったその一家はそれからすぐに家を潰してどこかへと去った

それからというもの、その川の近くで幽霊に会った、怖い体験をしたという話が聞こえてくるようになった
それは必ず、夏の盛りの夕方、丁度ホタルが飛び始める時間なのだという

ばあさんの話を聞くに、この家に血相変えて飛び込んできた人は自分が初めてではないらしかった

ばあさんの話を聞いて、その人は怖いというより、妙に確信めいたような、切ない気持ちになった
というのも、自分が今釣りをしていた川は、わずかに湾曲した川が深い淵を形成するトロ場だったからだ
なるほど、その川の上流で流された人がいるなら、遺体はきっとそこに浮くのだろうという確信があった

その話を語り終えると、ばあさんは辛そうな表情のまま家の奥へと引っ込んで二度と出てこなかったという
結局、その人は家の奥にお礼の言葉を言って、そっとコップを玄関に置いて帰ったそうだ

そのせいで、その人は以来、ホタルの飛び始める時間まで釣りをすることはなったのだという



830: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/01(土) 18:11:20.19 ID:ymDtr7KT0
>>818
興味深く引き込まれたよ
特に雪庇の話、俺も山スキーヤーであと50㎝で
踏み抜きを免れた事があって、しばらく腰抜けて
動けなかったのを思い出した
また聞かせてください



836: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:19:05.82 ID:TKXlZku+0
>>818
昔話ぽい雰囲気があって良いじゃない
創作言われるのを気にしてるみたいだけど洒落怖は元々創作可の場所だから気にすんな(スレルール参照)
逆に言えば実体験かどうかの裏付けはむしろ野暮だ
昔は実体験は別スレが存在してた



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15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/13(水) 00:02:25.73 ID:Sw6vRLo30
地元のしきたり
十二年に一度本家か分家から赤ん坊と食べ物を山の神社に奉納する
まだやってる
翌日行くと赤ん坊、食べ物は消えてる


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/13(水) 00:05:50.71 ID:4cwhA+zH0
>>15
ぎゃあああああおっかねぇぇえええ
大まかでいいから地方おしえて


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/13(水) 00:13:42.25 ID:Sw6vRLo30
>>21
東日本とだけ
奉納する前は、山に入れば八つ裂きにされたとか


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/13(水) 01:11:33.47 ID:Sw6vRLo30
レスすげぇついてんな
詳しくっていっても

地元はすげー田舎なところ
赤ん坊を奉納する家は元々そこの地主
森にはいって生活するわけだが
奥に入りすぎると上でも書いたように八つ裂きにされた
社も建てて毎年食べものを奉納するがそれでも被害はでる
それで地主が自分の家の赤ん坊と一緒に神社に入りひたすらもう襲わないようお願いをした
けど眠ってしまい夢の中で声を聞いた
赤ん坊はうまい。おまえの家の赤ん坊を捧げるなら襲わないでおくと
起きると扉は閉めていたのに赤ん坊はいなくなってた
それから山に入っても襲われなくなった
これが婆ちゃんから聞いた話


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/13(水) 01:37:01.03 ID:Sw6vRLo30
で俺の体験
子どもの頃よく言われるのが
大きくなるまではその神社にいくなと言われる
そう言われてもたまに友達と行ってしまってたが
奉納のための赤ん坊は産まれても公表しない
その時の子供は本家の子供
地主で本家の子供なら村はけっこう大騒ぎするはずだが何もなかった
俺は赤ん坊をみてみたかったが婆ちゃんや父親に止められてた
一週間かそこらかな?奉納が行われる
村人が食べ物を持って来て、その整理や車に載せるのを手伝わされてたのもあって忙しかったのは覚えてる
食べ物を車に載せて神社の入るための山道にいく
子供は神社に入っちゃいけないから俺は車から食べ物を下ろすのを手伝わされた
軽トラに載せたりもしてたしすげー量で色んな匂いが混ざってた
全部下ろしたら車で帰った
その日の夕飯はすげー豪華だったけど静かだったと思う
翌日神社に友達といってみた
もちろん食べ物のためだ
魚や肉はダメでも果物はいけるだろと思ってた
神社に行って中をみると何もなかった
軽トラや車で運んだ食べ物がない
運んだのはここじゃないのかもと思ったが果物や魚の匂いが扉を開けた時少し残ってた
こんな話


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333 :本当にあった怖い名無し:2006/08/09(水) 06:10:52 ID:/fLJBvYV0
実感した話。

もう何年も、原付バイクにテントなどを積み込んで、暇を見つけてはツーリング野営をしている。
ギアもないスクーターというのが苦手で、ここ数台はスーパーカブを愛用している。
ただ、景気が悪くなって、常識のないホームレスが増えたせいか、町並みに近いところでのテントは難しい。
その点、山は気楽だ。
観光林道の茶店や展望台(たいていは見晴らしのいいカーブ)など、
土日の林道バカ共のバカ騒ぎさえ避ければ別天地だ。
最近はさらに、そういうところから一息山道を登ったあたりに幕営する。

夜中に物音で目が覚めることがある。
よく聞くと、テントをゆるりと巡っている、何者かの足音がするのだ。
それは決まって『仁義』を切り忘れたときに起こる。

小学生の頃の夏休みには、祖父母の家に一人でずっと逗留していたが、
祖父と野山を駆け回りながら、そのへんで立小便したくなったとき、
「御免なさいまし、と言うんだよ」と祖父が教えてくれた。

テントを張るにも、この「御免なさいまし」の仁義を切り忘れると、決まって夜中にテントを巡る足音を聞く。
はじめのころは朝まで震えていたが、
いまでは「気が利きませんで」と一人ごちて、その後は寝られるようになった。

「御免なさいまし」
人の付き合いでも、人と山との付き合いでも、求められる礼節なのかもしれませんな。



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59: 名無しのオカルト 2022/11/30(水) 03:57:39.80 ID:bmaY+cif0
地元の山の話。
俺の地元には廃トンネルがある。地元では有名な心霊スポットで、当時まだクソガキだった俺は友達2人と自転車で探索に出かけたんだ。知ってはいたが麓からは結構距離がある。途中適当に休みながらチャリを引き、例のトンネルへ向かった。


 
トンネルって車以外で渡ったこと無かったんだけどさ、風がスゴい気持ちいいの。疲れ果てた俺ら三人はトンネルの歩道に腰掛けて一服してた。ふーっと俺らが煙を吐く音、風がトンネルに反響する音。木々が揺れる音。疲れてる俺らはボーッと山が発する音に聞き呆け口数も減っていた。どれくらい時間がたったのだろう。すると遠くから、カッ、カッ。不意に不自然な音が聞こえてきた。俺ら以外にも人がいてもおかしくは無いが聞こえてくる跫音はヒールを思わせるそんな音だった。急に肌寒く感じた俺らは山から下りることにした。帰り際、なんとなく振り返るとそこにはボロボロのワンピースを着て俯いた大女がこちらに向かって歩いてくるのが見えた。俺は友達にはそのことを伏せ、早く帰ろうと急かし、家路に着いた。
 
別にその後なんもなかったけど人生初の心霊体験。最近、山の神は嫉妬深い女神なんだと聞いて腑に落ちた。当時の俺、ロン毛だったからもしかすると俺のこと取りに来てたのかも。



96: 名無しのオカルト 2022/12/02(金) 21:47:28.09 ID:vPQyspGb0
>>59
え。なんで友達を抜いて自分が取りに来られてると思ったの?ナルシスト?
なんにもその後自身に影響等なかったのなら>>59ではなく友達を取りに来たのかもしれないじゃん。



122: 名無しのオカルト 2022/12/07(水) 02:21:21.66 ID:VECV2QS40
>>96
お話に出てくる怪異を山の神と仮定して、女性を思わせる出で立ちの者が山に入り込んで神が怒って現れたっていう投稿者の予測でしょ。
特に引っかかるところはないと思うけど。



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 155 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/07/23(木) 06:41:39 ID:5MuCjt8gO
曾祖母さんから聞いた
曾祖母さんが子供の頃、曾祖母さんの実家の近くの山に変なやつがいた 
目がギョロッと大きく眉も睫も髪もない 
太っているのだがブヨブヨしていなくて顔も体もツルツルのっぺりしている 
いつも全裸で肌は青白い 
ちんこはついていなかったが女にも見えない 
まるで魚みたいな印象なので曾祖母さん達はそいつを魚のおっちゃんと呼んだ

魚のおっちゃんのことは曾祖母さんと曾祖母さんの兄貴だけの秘密だった 
魚のおっちゃんのことを奇形のようなものだと考えていたので、おっちゃんを見せ物にしないためだ 
魚のおっちゃんは曾祖母さん達によくきのこをくれたし曾祖母さん達が怪我をすると悲しそうにする 
だから優しいやつなんだろうと考えていたらしい

魚のおっちゃんは絶対喋らなくて表情はだいたいいつも無表情だが、大雨や洪水の前だけ大きな岩の前に来て岩を睨み「うぅ うぅ うぅ」と唸った 
ある日も曾祖母さんは魚のおっちゃんが唸るのを見かけた 
大雨が来ると思って曾祖母さん達はあわてた 
だが何も天災はなくて、かわりにお喋りで口が悪いガキが魚のおっちゃんの噂を流しはじめた 
そいつは異形じみたおっちゃんの姿まで正確に噂にしていて、そのせいか噂はしばらく笑いのネタにされてすぐ消えた

噂が嘘じゃないと知ってるのは曾祖母さん達だけだったはず 
曾祖母さん達は噂を知ってすぐ魚のおっちゃんのところに行った 
だがおっちゃんはいなかった 
毎日毎日おっちゃんを探したが、大雨の前に岩の前で唸ったりもなかった 
魚のおっちゃんはいなくなってしまった

曾祖母さんが最後に魚のおっちゃんを見たとき、魚のおっちゃんはいつもはじっと岩の前で唸るだけなのに、そのときは曾祖母さんをはっきり見た 
そして両手で自分の顔を覆ったそうだ 
曾祖母さんには、それがまるで泣いているように見えたという



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