【閲覧注意】怪談の森【洒落コワ】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 憑き物




116 本当にあった怖い名無し 2008/06/08(日) 12:14:33 ID:i04V8bz/O

 
体験談というより、俺の生い立ちの話。
ばあ様に聞いた話だからはっきりとはしなくてごめん。


俺の家は元々、壇之浦で生き延びた平家の家臣の末裔で、その中でも占いとか祈祷とかを専門にしていた一族。
その影響か、代々お寺の住職を副業としてやっていた。
 
俺の父親は9人兄弟の末っ子で、俺も3人兄弟の末っ子。
言い伝えだと一族の末っ子は何かとヤバいものを背負って産まれてくることが多かった。
そしてそれを祓ったりするのが父親の役目だった。
俺の親父の時も大変だったらしい。
 
 
蝉の鳴き声が煩い7月のある暑い日、俺が母親のお腹に宿ったことをじい様に報告しに行ったんだが、報告の前にじい様が母親に言った。

「〇〇さん(←母親ね)、お腹に赤ちゃん居るやろ?この子は生まれたらいかん。酷なこと言うけれど、この子を産んだらうちの一族が絶えるかも知れん。」

みたいなことを何度も何度も言われたらしい。
うちのじい様、すごく怖かったらしくて誰も反論なんて今までしなかった。でも母親はじい様に向かってこう言った。

「なら離婚してでも私はこの子を産みます。この子は私の子供です。」



117 本当にあった怖い名無し 2008/06/08(日) 12:49:57 ID:i04V8bz/O


しばらく口論になったらしいけど、とうとうじい様が折れた。
「なら、この子に憑いたものを祓ってやらにゃならん。生憎だけど〇(←親父)には祓う力なんかない。だから俺が祓うしかない。完全には祓えないし、恐らく俺は死んでしまうだろうが、供養などしなくていい。霊魂となってでも、完全に祓ってやらにゃならん。」

そう言って、お寺の御堂で祓う準備を始めた。


結局、お祓いの準備が整ったのは明くる日の昼だった。
同じように蝉の鳴き声が煩い日だった。


じい様が母親を御堂連れて行くと、すぐにお祓いを始めた。


詳しいやり方は聞いてないけど、魔方陣みたいなものの真ん中にあぐらで座らせて、読経するというやり方らしい。


じい様が読経を始めると、すぐさま母親に変化が現れた。
最初は「う~」とか唸るだけだったのが、次第に「ぐおぉぉぉ」という様な低い声で叫び始めた。
目は白目を向き、口からは涎と血を流し(舌を噛んだらしい)、暴れた。

「あの時は、あそこだけ別の世界みたいだった。蝉の鳴き声は聞こえないし、汗が止まらなかったのに急に寒さで体が震えた。あの時は母さんが人間に感じられなかった。」と親父に聞いた時、ポツリとこぼした。



読経を始めて1時間を過ぎた頃に、暴れていた母親が急に大人しくなった。



118 本当にあった怖い名無し 2008/06/08(日) 13:07:36 ID:i04V8bz/O

うつ伏せになっていた母親は上半身をゆっくりと起こすと、生気のない目でじい様、ばあ様、親父を見て言った。

「どいつじゃ?〇〇(←よく聞き取れなかったけど人名っぽかったらしい)を斬ったのは。お前らか?お前らなのか?」

古い言葉だったらしいけど、こんな言葉を呟きながら、這って三人に近付いて来た。


陣の端までやって来ると、結界みたいなものがあるのか、その上から出られずに叫び始めた。
「首をやれ!お前らの首をやれ!殺す!殺してやる!」


親父は不覚にも腰が抜けてただ震えていた。
ばあ様も目を強く閉じて見てはいられなかった。

じい様が叫ぶ様に上げていた御経をやめたと思うと、

「復讐はもう終わりだ!もう〇〇は居ない!在るべき所へ帰れ!」

親父は聞き取れなかったけど、ばあ様いわくこう叫んだらしい。


母親はじい様の方を向くと結界?を叩きながら叫んだ。

「復讐は止まらん!輪廻の続く限り我が怨みは晴れぬ!」


そう叫んだのを最後に母親はまたうつ伏せになって動かなくなった。



124 本当にあった怖い名無し 2008/06/08(日) 14:52:38 ID:i04V8bz/O

お祓いが終わったのか、じい様はその場に寝転んで、いびきをかいて寝始めた。

ばあ様が母親を、親父がじい様を背負って家に帰った。


母親が目覚めたのはその2日後、じい様は3日後だった。

目覚めると同時に、じい様は母親に「すまん。」と謝った。

憑いてたものは祓えたが、元々の器がでかすぎる。これからきっと苦労するだろう、ということを母親に話して、また眠ったそうです。


次にじい様が目を覚ましたのは、半年後の俺が産まれる日でした。
ばあ様はずっとじい様の傍に居たのですが、じい様は一瞬目を覚ますと「止まらん。復讐は止められん。」と言うと、二度と目を覚ましませんでした。

じい様が死んだ直後に、ばあ様に親父が「産まれた」と報告しました。



体験談じゃなかったですね。
これが俺の生い立ちで、これからの人生で様々な体験をするきっかけとなった出来事です。


今日模試(浪人してんでww)で間あいたし、怖くないし、長文だしですみませんでした。


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685 :(1/3):2006/03/16(木) 04:29:38 ID:8hW79fuA0
大叔母の話だが、その昔夢遊病だったらしい。
もしくは狐憑き?なのかも知れないが、とりあえず夢遊病ということにして進める。

目が覚めるとなぜか川原に立っていたり、山の中にいたりということがあり、
曽祖父(以下、父)に相談してみた所、とりあえず家族で交代で見張るということになった。
ただし曾祖母(以下、母)は体が弱かった為に不参加。

初日は父が見張り、大叔母が起き上がったところで、
顔の前で手を振ったり前に立ち塞がったりして本当に寝てるか確認した後で、体を揺すって起こしたそうだ。
翌日は大伯父(以下、兄)で父と同じ様にした。
もちろん大叔母(以下、姉)は起き上がったことなど覚えていなかった。

その次の日は祖母(妹)の番。
妹は先の二人と同じく本当に寝ているかどうか確認した後、姉を起こさずこの後何をするのか見てみようと思い立った。
姉は寝間着のまま裸足で外に出て少し立ち止まり、クルッと向きを変えてちょっと離れた牧草地の方へと歩き出した。
月も出てない夜で外灯も無く真っ暗な中を、妹は石ころだとかに躓きながらやっと付いて行ってるのに、姉は確かな足取りでしっかりと歩いていく。
何となくふらふらとした感じを思い描いていた妹は随分驚いたそうだ。

牧草地に着くと姉は何かを探すようにぐるぐると歩き回り、やがてそこの真ん中あたりで立ち止まった。
少し離れた所で見ていた妹は次の行動を待ったが、どれだけ待っても全然動かなかったので姉に近寄った。
顔に手をかざして寝ているのを確認したものの、ここで起こしては自分が言いつけを破ったことがバレると思い、何とか寝たまま家に連れ帰れないものかと考えたが、担いで帰れるほどの力は勿論無い。
結局起こすしかないかと肩に手をかけようとしたその時、姉の手がスッと妹の方に伸びた。
何事か分からずに何となくその手をとってみたが、姉に特に変化は無くそのまま寝息を立てている。
手を掴んで軽く引くと姉はそのまま付いてきた。方向を変えるとそれにあわせて寝たまま歩く。
家族にバレると怒られると思い、妹はそのまま姉を引いて帰った。


686 :(2/3):2006/03/16(木) 04:30:39 ID:8hW79fuA0
自分の番が来るたび妹は姉について行く様になった。
姉の行く場所は一定しておらず、ある日は橋の袂、ある日は田んぼと向かい、ぐるぐると何かを探すように歩き回って立ち止まる。
姉の手を引いて帰り、汚れた足を拭いてバレないように体を揺すって起こす。
そんな日々が一月ほど続いたそうだ。

夢遊病は一向に改善されず、拝み屋を呼ぼうかという話も出ていた。
妹自身も、最初の方こそ探検気分で面白かったりもしたのだが、
この頃では有り体に言えば飽きてきており、次に一緒に行った後は部屋から出る前に起こそうと思っていた。

そして妹が最後だと決めていた日。
姉はいつもの様に起き上がり、いつもの様に裸足で外に出て立ち止まり、どこかを目指して歩き出した。
妹はほとんど惰性で後を付いていったのだが、進んでいくにつれて疑問が持ち上がった。
今までは家の周囲、少なくとも歩いて行ける場所にしか向かわなかったが、今歩いてるこの道は歩きだと3時間ほどかかる街への道だ。
横には線路が通っており、家の近くと街とを結んでいる。このまま街まで向かうのだろうか?
妹は帰りの時間も考え、ある程度まで行ったらとにかく引っ張って帰ろうと考えた。

姉はそのまま進んでいき、不意に立ち止まった。
妹は驚き周りを見回したが、特に何があるわけでもない。
強いて言えば、線路の向こうにトンネルが口を開けているくらいだが、ただの道の途中で特定の場所という訳じゃない。
今日はこれで終わりかと姉の手を取ろうとした瞬間、姉は弾かれた様に走り出した。一直線にトンネルへ向かって。
道と線路を隔てる藪を突っ切り、線路の敷石を踏みしめ一直線に。
妹は外のよりもいっそう深い闇の中を、姉の足音だけを頼りに進んでいった。


687 :(3/3):2006/03/16(木) 04:31:11 ID:8hW79fuA0
間もなく「キイィィィィィ!」という叫び声が前方から聞こえた。姉の声だ。
何かあったのかと急いで進むと、出口の半円状の『夜』とトンネル内の『闇』との差で、姉の姿がかろうじてシルエットとして浮かび上がった。
姉は天を仰ぎ歓喜の声を上げていたように見えたそうだ。
そして姉は壁に近づき、そこを引っ掻き始めた。何かを掘り出そうとしているようにも見える。
姉は時折唸り声を上げ、コンクリートの壁を一心不乱に掻き続ける。
怖くなった妹は、いつもの様に手を引いて帰ろうとするが、姉は取り合わない。
それでもなお手を取ろうとすると、「キイ」とも「ガア」とも聞こえる声で威嚇してきた。

妹は急いで家へ戻り、家族を叩き起こして事情を説明した。
父と兄は納屋から縄を持って飛び出していった。
妹は案内する為に自分も行くと言ったが、場所さえ分かれば良いと押し留められた。
自分の好奇心の為に姉がおかしくなってしまったと後悔し、姉が無事で帰ってくる事だけを祈った。
仏壇の前で手を合わせる妹に、母は一晩中寄り添っていてくれたそうだ。

夜が明け日も高くなってきた頃、兄だけが帰ってきた。
母と何事か話していたようだったが、それが終わると出された食事にも手をつけずボーッと目の前を見つめていた。
どうなったか聞いてみるが「もう終わったから」としか言わず、しばらくして自分の部屋へと戻った。
母に聞いても何も答えてくれなかった。

数日して姉とともに帰ってきた父も同じで、姉は何かがあったこと自体覚えていなかった。
姉の指先には包帯が巻かれており、爪が剥がれ肉が削げて骨まで見えていたそうだ。
その後、姉の夢遊病は無くなり日常が戻った。

誰からも説明は聞けず、たまにトンネルへ行って確認しようかと思うこともあったそうだが、
あの夜の体験が恐ろしく、結局一度も行くことはなかった。

祖母は言う。
「何があったんだろう。あれはなんだったんだろう」と。
「怖いけど知りたい。でも、あれを思い出すと、頭の中で姉の叫び声が響くんだ」と。



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 374 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:17:20.31 ID:HudIAfDq0

地元にある舞子墓園ってとこで自分と友達が体験した話。
自分の人生の中で唯一といっていいくらいハッキリ異常だと言い切れるおかしな体験だった。
そこはそこそこ大きな下り峠の中に墓園を作ったような場所で、それなりに色々な噂はあった。
夏になれば自分も友達と一緒に肝試しをしたり写真を撮ったりしたけど、一度も心霊的なことは起こらなかった。

 

そんな夏が過ぎた冬のある日の夜、
遊びにいった帰り道友達とチャリを押しながら、「近道なるし墓園通って帰ろうや」という話になった。
墓園は結構急な上り道なだけあって確かに近道になる。
二人でチャリを押しながら墓園に入っていった。
世間話をしつつ墓園の中の車道を進む。
ここは基本的に灯りが無いので、車が来たらすぐにわかる。
中程まで進み、街灯が全く無い曲がり道に入った辺りで、何かがおかしいことに気づく。
自分達の周りが異常なまでに暗い。
暗いなんてもんじゃない、ほとんど視界がゼロ。手元以外何も見えない。本当に何も見えない。
いつの間にか会話が無くなっていた友達に声をかける。
友達の顔も真っ暗で見えない。
「なぁ、そこおるよな?」
「うん・・おるで」
「ちょっと暗すぎへん?」
「やっぱそうやんな・・」
「なんかおかしない?」
「おかしい、おかしいでこれ」

 

 

375 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:29:27.87 ID:HudIAfDq0

絶対におかしい。
いくら夜で街灯が無いからって、ここまで真っ暗になるなんておかしい。
とにかく前に進むしかないと思っていたら、今度は何かグニャグニャした感覚がする。
目の前がモザイクかかっているみたいにグニャグニャしてる。
「なんかグニャグニャせん?」
「する、めっちゃ気持ち悪い」
なんかもう自分がどの方向に進んでいるのかがわからなくなってきた。
というか前に進んでいるのかどうかもわからなくなってきた。
そのくらい真っ暗。
そして、ここからは今思い出しても鳥肌が立つんだけど、
急に『もう動きたくない』『ここにいたい』『もう何もしたくない』っていう感情がドンドン湧き上がってきた。
自分の心の中がそういう感情で一杯になってしまった。
「ごめん、ちょっと止まろう」
「あかん!進もう!」
「ちょっとだけ、おれもういやや」
「あかんて!手に力入れて進むねん!」

 


 

376 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 03:46:27.58 ID:HudIAfDq0

友達のその声と、チャリがあって本当によかったと思う。
俺はもう目を閉じてチャリを押すことだけ考えた。
ハンドルを強く握ってチャリが前に進んでいるという感触をひたすら感じて、
自分に『帰る、家に帰る、帰る』と言い聞かせた。
そして友達の「灯りや」という声で目を開けた。
前に街灯が見える。
俺たちはそのままのスピードで街灯の下まで行った。
そして二人で、
「なんやったん今の!?」
「マジで何!?」
「なぁ!!」
「意味わからん!!意味わからん!!」
今きた道を振り返る。
相変わらずその道は真っ暗で、とてもとてもそこにまた入っていく気にはならなかった。
俺たちはチャリに乗ってダッシュで家に帰った。

 

月日が経って、免許を取り、車で友達を複数人連れてその道にいったけど、
あの時の暗さは結局一度も体験できなかった。
今でもその友達とは、あの時の話をして盛り上がる。

 

 

377 :本当にあった怖い名無し:2013/06/29(土) 04:03:27.62 ID:HudIAfDq0

後日談としてとても興味深い話がひとつあって、
その墓園のすぐ近くにある賢いほうの高校に通ってた友達が担任から聞いた話。
その担任はアメフト部の顧問をしていて、昔はその墓園でランニングするのがメニューになっていた。
ある日、ランニングにいった部員がいつまでたっても帰って来ない。
顧問が様子を見にいくと、アメフト部員が何人か座りこんで全く動こうとしない。
話を聞くと、「腹が減った」「飯が食いたい」「どこもいきたくない」としか言わない。
すぐに他の部員にたらふくオニギリを買ってこさせ、それを食べさせると、
大量のオニギリをバクバクバクバクあっという間に食べてしまった。
そしてケロリと元気になったという話。
部員がふざけている様子は一切なかった。
顧問はこれを『ヒダル神』の仕業だとして代々生徒に話しているそうな。

 

自分達がした体験とよく似ていたので、この話を聞いた時は少し鳥肌が経った。
あの時は全然お腹は減らなかったから、ヒダル神と関係は無いかもしれないけど。


 
※ヒダル神=ヒダル神(饑神・ひだるがみ)は、主に西日本に伝わる「人に突然激しい空腹感をもたらす妖怪(憑き物)」です。旅人や登山者が山道などで急に動けなくなる現象の正体とされてきました


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226 :本当にあった怖い名無し:2013/11/10(日) 06:15:34.88 ID:W2+u7wfF0

俺んちの家系は、男は霊感が0のかわりに女の霊感が強くなる傾向があるらしい。
実際俺も霊感はまったくない。親父は婿養子だから当然ない。妹はしらん。


子供のころ、小便がしたくて起きた俺が、用を済まし時計をみると夜の二時だった。
そんな時間に起きていたことのない俺はなんかテンションが上がり、深夜の家を探検することにした。
母ちゃんのうなされる声が聞こえて、暗がりからふすまを覗くと、
ベッドでうなされている母ちゃんの腹が妊婦みたいに膨れ上がり、
布団からニョキと足がはみ出していて、どうみても2mくらいの大きさになっていた。
人間本気で恐怖すると声なんて出ないんだな。
おれは四つんばいで部屋に帰り、布団に包まって泣きながら震えていた。
頭の中はパニックで、
これからどうしようどうしよう、父ちゃんに打ち明けるべきかどういったら信じてもらえるか、
自分の母ちゃんが化け物だった、母ちゃんは化け物だった。
母ちゃんとの思い出がぐるぐる回って、声が出ないように布団を噛んで嗚咽を隠した。

やがて寝てしまったらしく、朝になり母ちゃんが起こしに来たのだが、目が明らかに変わっていた・・・
爬虫類というか、どこか他人を見るような目で俺を見るようになった。

 


 

227 :本当にあった怖い名無し:2013/11/10(日) 06:17:26.89 ID:W2+u7wfF0

・俺が話しかけても一度目は無視をする。
・話してるときに表情が全くかわらない。
そのときの母ちゃんの症状は俺や親父に対してもこんな感じなのに、
親父は全く気にした様子もなく会社に行ってしまった。

困り果てた俺は、
霊感が強く、自分が体験した心霊体験をよく俺に聞かせてくれたばあちゃんに相談することにした。
俺が泣きじゃくりながら、母ちゃんが化け物だったこと、俺はそのうち捨てられることを話したら、
「母ちゃんはきつねが取り憑いてる。わしがなんとかする」と言って俺を抱きしめてくれた。
婆ちゃんの匂いは嫌いだけど我慢した。

その日の夜中、俺はばあちゃんに起こされると母ちゃんの寝室に連れて行かれた。
ふすまを少し開けて覗くと、母ちゃんがうなされていて、だんだんと布団のお腹の部分が膨れていった。
俺が泣きそうな顔で助けを求めると、
ばあちゃんがガラッとふすまを開けて、持っていた竹箒で母ちゃんの腹を叩いた。
すると一瞬蒼白く光った母ちゃんのお腹は元のサイズに戻った。
「これでもう大丈夫。おまえが見つけてくれたおかげで母ちゃんは助かった」
そう言って泣きじゃくるおれをあやしてくれた。

あれから親父転勤で引っ越して、久々に今日実家に帰って婆ちゃんに会ってきたので記念に書いとく。



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105 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/06 00:56 ID:eYNU64Fe
私は18歳の高校生なんですが、卒業した先輩に洒落にならない実体験を売る程持った人がいたので、
彼女に聞いた話を紹介したいと思います。
以下、聞いたままを記載します。



106 :105:04/07/06 00:58 ID:eYNU64Fe
私がまだ生まれる前、お兄ちゃんが2つか3つの頃だったんだけど、家族で一軒家に引っ越したことがあったのね。
特に建物が古いとかってわけでもないし、とにかく安いからって理由で買ったんだけど、
案の定曰く付きだってことを、入居した後に聞かされたんだよ。

どうもうちらが入る1ヶ月だか前に、向かいの家で焼身自殺があったらしいのね。
そんでこの家―うちらが買った方ね―の前の住人が、その場面をモロに見ちゃったとかで、
ショック死だか発狂したんだか知らないけど、とにかく行方不明になっちゃったんだって。
でも今更そんな話聞かされたって、もう手続きした後だったし、
もちろん気分良いわけないけど、仕方なくそれには目を瞑って暮らしだしたわけ。



109 :105:04/07/06 01:02 ID:eYNU64Fe
けど、その日から明らかにお兄ちゃんの様子がおかしくなった。
階段の踊り場の窓から例の向かいの家が見えるんだけど、そこを通る度にお兄ちゃんが言うの。
「人が燃えてるよ!」って。
まだ3歳の子供がだよ?

他にも、お風呂に入ったら入ったでいきなり泣き出すし、ことあるごとに「怖いおばあちゃんに殺される」とか口走るしで、
さすがに親もまずいんじゃないかと思い始めたけど、具体的にどうしたらいいのかわからないまま時間が経って、お兄ちゃんの妙な言動はそのまま、幼稚園に上がっても続いてた。



110 :105:04/07/06 01:04 ID:eYNU64Fe
結局、そこには2年くらい住んでたんだけど、その2年の間に病気だなんだで、お兄ちゃん3回くらい死にかけたって。
入退院も年齢の割にはあり得ない回数だったらしいし、
このままじゃ本気でヤバいと思った親が、やっと有名な霊能者だかを呼んだんだって。遅せーよって話だけど(笑)
そんで、その霊能者が、お兄ちゃんを見るなり言うのよ。
「この子よく今まで生きてたね。もう10体以上憑かれてるよ」って。

そんなん言われたら、もう引っ越すしかないじゃん。
何とか今の家探して移って来たらしいけど、
そんなヤバい家に2年も住んじゃったもんだから、もう家族全員バッチリ見える様になっちゃってて、
父さん家帰って来た時、「おーい、玄関の前で女が泣いてるから塩まけ塩」とか言ってるくらい。
しかも、その後生まれた私にまで強制的に遺伝してるし、マジ冗談じゃないよね(笑)



111 :105:04/07/06 01:07 ID:eYNU64Fe
今はもういい加減慣れたから、
お兄ちゃんとゲームしてる時、後ろで見てるのがいてもシカトできるし、
チョコ(犬)が庭のユズの木の首吊り霊に吠えてても、黙って部屋に上げるのがあたりまえになっちゃってるけど、
この間、久々にまずいと思ったことがあったよ。

夜10時くらいにチョコの散歩に出かけた時、近所の公園の横通った時に、中に人影が見えたのね。
最初は気にしてなかったんだけど、よく見たら首に縄ついてて、しかも顔が血で赤いんだ。
あ、コレやべえと思ったんだけど、足が動かなくて、犬も怯えて座り込んでんの。



112 :105:04/07/06 01:10 ID:eYNU64Fe
焦ったよ。何かあっちも気付いたらしくて、笑いながら近づいて来てるし、
これ本気で死ぬかもって、ちょっと覚悟したもん。
その時ちょうどお母さんが、私が忘れたフン袋持って追いかけて来てて、
固まってる私に「いいから。何も見えないふりしてゆっくりこっちに来なさい」って言って、何とか助けてくれたんだけど、
あのテの奴って普段滅多に見ないから、油断してたんだね。
あれは本当にギリギリだったと思うよ。

で、今のが2週間前の話なんだけど……あれ、Tちゃん大丈夫?

この話を箱根の合宿でしてくれた直後、私(T)の身に様々な異変が起こったのはまた別の話ですが、
とにかく彼女の体験は、並大抵のものではありませんでした。
今は専門学校に進学して会う機会もありませんが、
多分また今日も、背後に視線を感じながら暮らしていることでしょう…。



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514 :本当にあった怖い名無し:2005/12/06(火) 20:21:12 ID:sd6+WlWp0
小学校の時、担任の先生から聞いた話。
簡潔に言えば、いわゆる『狐憑き』体験記なんだけど。

その先生(以後K先生)が大学生の頃の夏休み。
暇を持て余しているK先生(男)とその友人O(男)と友人A(女)と3人で、
「K県K市のとある稲荷神社に胆だめしに行こうぜ!」って事になったらしい。

で、夜遅く3人で神社内をぐるりと回ったけど何も起こらない。
だがその内に紅一点のAが「もう帰ろうよ」って言い出したと。
男2人も怖くは無かったが、Aの不安げな様子が気になって帰る事にしたそうだ。

しかし、出口の鳥居に向かうにつれAの顔色がどんどん悪くなっていく。
「大丈夫か?」と心配しながらAを支えて歩く男ふたり。
出口の鳥居をくぐろうとした瞬間、Aはとうとうしゃがみこんでしまった。
で、下向いて「寒い寒い」って言いながら自分の肩をさすってる。
冒頭で言った通り夏休み。当然ながら寒いわけがない。なんか変だ。
起こそうとしても立ち上がらないし、K先生とOは困り果ててしまったそうだ。
その内にAが「寒い寒い寒い寒い寒い寒い」ってすごい早口で言いながら、
ノースリーブの肩をさすっている手がどんどんスピード上げていく。
しかも爪立ててボリボリボリボリ掻き毟ってる状態だから二の腕から血が出てきた。

あまりにその様子が怪しいから、さすがにK先生とOも怖くなって、
無理やり半ば引きずるようにしてAを家まで送り、その日は解散したんだと。

516 :本当にあった怖い名無し:2005/12/06(火) 20:23:09 ID:sd6+WlWp0
それから数日、連絡も取らず(携帯とかも普及してなかったし。てか無かった?)
その事も殆ど忘れてマターリ夏休みしていたK先生の所に、Oから連絡があった。
『Aがおかしくなったらしい』
( ゚Д゚)ハァ?確かにあの時の様子はおかしかったけど、マジで?

ちょいと責任を感じた男ふたりは、Aの家へとお見舞いに行ったそうだ。
Aには会えず、Aの母親が憔悴した感じで出てきて様子を教えてくれた。
なんかAはひたすら「キィィーーー」みたいな奇声を発しながら暴れまくってるらしい。
部屋から出せず、食べ物を持っていっても壁に投げつけちゃうし、
それだけじゃなく、女の子なのに糞尿垂れ流ししてそれを壁になすりつけてるそうだ。
(ここに関しては後から聞いたらしいんだけど。そりゃそうか…)

K先生とOはメチャクチャ怖くなって、でも胆だめしに連れてった事は言えなかったみたい。
酷い話だと思うけど、よく考えりゃある意味責任問題になりそうだしね。
まぁどうしようもなくてその日は帰った。

悩みは募りながら数日経ったある日、K先生の所にOから電話。Aの母親からOに連絡があったらしい。
今度は何だと思って聞いてみると、
『Aが部屋から抜け出して行方不明』
ちょっとどころじゃなくマズイ。慌てて2人も探しに出たそうだ。

517 :本当にあった怖い名無し:2005/12/06(火) 20:25:47 ID:sd6+WlWp0
まぁ色々あって、結局見つけたのはK先生。
Aは最寄りの駅の駅員さんに、駅員の事務所に保護されてたんだけど。
駅員さんが真っ青な顔して、「なんなんですかこの人?」みたいになってるから、
あーやっぱり暴れたのかと思って話を聞こうとすると、駅員さんは怯えた感じで1枚の紙をK先生に渡したそうだ。
それには、狐が上半身を上げて手で招いてるみたいなポーズの絵が描いてあった。
白い紙にグルグルって感じで塗りつぶした影みたいな真っ黒い狐。明らかに狐。
(お稲荷さんみたいなポーズって言えばわかるかな?)
驚愕しながら「これどうしたんですか?」って聞くと、
駅員さんが言うには、彼女の身元が分からなかったから質問したが全然返事もしない。
じゃあ文字なら書けるかと思ってボールペンと紙を渡したそうだ。
そしたら、椅子に座ったままいきなりガクンッ!!って頭を垂直に真上に向けて、(もう完全に真上。90度。駅員さんも仰天したらしい)
ボールペンを鉛筆持ちじゃなくて、幼児がスプーン握るみたいに5本の指で握って、
天井睨みつけながら、紙の上をボールペンでぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる……。
当然、グチャグチャな絵が出来るだろうと思って駅員さんが呆然としてたら、出来たのはこの狐の絵だったと。

K先生も駅員さんも完全にびびっちゃって、
まあ警察とか色々あった後にAは自宅に帰り、可哀相だけどまた監禁状態にするしかなかったそう。
K先生もOも、軽々しくAの話ができる雰囲気もすっかり無くなったって。

519 :本当にあった怖い名無し:2005/12/06(火) 20:27:08 ID:sd6+WlWp0
で、また数日後なんだが。
真夜中、K先生の1人暮らししてる家に電話があった。
こんな時間に電話してくるのはOくらいだって思って電話を取ると、声はなんとA。
『もしもし、K?』
奇声とかじゃなくて普通の声で話しかけてくる。
「A、治ったのか!!良かったなー!!」
大喜びするK先生。
Aは嬉しそうに同意しながら言葉を続けたそうだ。
『うん。私の所からはもう出ていくって。次は、Kのところにいくよ』
ガチャ。

反論も質問も受け付ける暇一切無く電話は切られたらしい。
もうK先生めっちゃめちゃビビりまくって、
泣きそうになりながら隣町で1人暮らししてる弟の所にバイクで転がり込んで、震えながら一晩過ごしたそうだ。

普通の話なら、ここで狐はK先生の所に行くんだろうけど、結局その後はなーんも起こらず。
Aもいつの間にか普通の子に戻ってて、( ゚д゚)ポカーンだったそうだ。
でも、ぶっちゃけ怖くて、もうAとは遊んだり出来なかったらしい。
「いまだに年賀状だけは送ってるけど」とか言ってた。



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874 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 20:50:09.55 ID:iiFMF0K50
大学三年の時、友達4人と俺のアパートで鍋やろうってことになって
俺ともう1人は、コンロとかいろいろセッティングする係り、
残り2人は近くのスーパーに買出しに行く係りに決めた。

で、この話は買出しに行った2人から聞いた話になるんだけど
伝聞形式で書くのは面倒なので、主観形式で書きます。


そのスーパーは、住宅街の小道を抜けた先にあって2人が並んで歩いてたら
猫?犬?どっちかわからないような変な鳴き声がしてきた。
「キィー」とか「ヴゥー」とか、とにかく変な裏声のような甲高い動物の声。

しばらく歩いてたらその声にどんどん近づいてきて
どうやらこの家から聞こえてくるみたいだとわかったので、ちょっと覗いてみたら
門のすぐ横に、もう骨と皮だけのガリガリにやせ細った犬がいて
その犬が出してた、というか呼吸音と混ざって無意識に出てるみたいな声だった。

初は病気の老犬かと思ったみたいだけど、見た感じはまだ若い犬っぽくて
どう見ても異常な環境で飼育されているのは明らかだった。



875 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 20:50:24.98 ID:iiFMF0K50
あまりの光景にビックリして立ち止まったら、庭にできた水溜りの泥水をピチャピチャ飲み出したりして
よく見ると体のあちこちが円形脱毛してて、可哀想な反面ちょっと気持ち悪いと思ってすぐスーパーに行ったんだけど
買い物中もその犬の姿が頭から離れなくて、お節介だが真空パックの安い薄切りハムを買って、帰りにあげてみた。

そしたらその犬、ヨタヨタと近づいてきて慎重に匂いを嗅いだ後、弱々しくハムにかじりつた。
あ…食べた。良かった!と思った瞬間、二階の窓から「あー!ちょっと何してんのよ!」と怒鳴り声が。

驚いて見上げると、40代後半くらいの小太りのオバサンがこっちを睨み付けてた。
そのオバサンはすぐに降りてきて、ドアを開けるとすぐに2人に向かって

「あんた達、何してんのよ!また最初からやり直しになっちゃうじゃないの!」

と物凄い形相でまくし立ててきたから、2人はすいませんでしたと謝るしかなかった。

その話を聞いて、オバサンの言葉の意味が全くわからず凄い怖かった。
それ以降、そっちの道は通らないようにしてたので、犬がどうなったかはわかりません。

乱文失礼しました。



877 :本当にあった怖い名無し:2011/08/10(水) 21:02:06.66 ID:vwg1qPxk0
>>874
そのおばはんは犬神の呪詛でもしようとしてたんじゃ・・・







743 白蛇の招魂1/4 sage 京極夏彦が大好きだ 2006/06/24(土) 02:04:02 ID:fWU+tbEx0

いつぞやの6月
その日は相方と、ロードワークで ○鎚山のふもとの
ある集落にやって来ていた。
何でも彼女曰く『歴史的に有名な史跡がある』と云うから付いて行ったんですが
現地に着いて『史跡』とやらに行くと、 まぁ辺鄙な所だった。
木、山、家、木、田、畑、家、川、家、山。
「また騙された」と気付くまでに大して時間は掛からなかった。

私の課題は地元の風土、郷土史に関するモノで、四国中いろんな所へ行く。
ただし、いつもオカルトチックな場所ばかり、
先日も、古代人の霊が出る鍾乳洞とやらに行ってきた
元来ビビり性な私が好き好んでそんな所に行ったりはしないのですが
研究室の相方や助教授が画策して心霊スポットばかり行き先に選ぶ。
そんな話。

長文4個分。スレ借ります。




744 白蛇の招魂2/4 sage 京極夏彦が大好きだ 2006/06/24(土) 02:07:13 ID:fWU+tbEx0

棚田の坂を登りながら 相方は史跡にまつわる話とやらをしてくれた。
『――かつてこの地で大暴れした白蛇の精がいた。
普通、白蛇といえば神の使いだとか守り神だとか相場が決まってるが
相当の荒神だったらしく 村々にい多くの災いを振り撒いた。
その時、集まった石鎚山の山伏達が死闘の末、これを封印したのだという。

大正10年9月12日の出来事だった――』

「えらく最近だな、日付もハッキリしてんのかよ」
『ソレを封印した塚の跡が此処なんよ』
指差す先には
盛った土の上に鏡餅状に石が3つ置いてあるだけのしょぼくれたモノだった。
とても何かを封印しているとは思えない。
「何もないんだけど」

『塚の跡って言うたやん。
先の戦中のうやむやで
よく分かってないんちて、誰かが塚を壊して
封印を解いちゃったんだとかで、コレはその塚の名残だけ。
今では白蛇の精は自由に動き回ってるんだってサ。』

「それはヤバいんじゃないのか?」
『まぁ、一度封印したときに前牙を抜いちゅうとかで力はかなり弱くなってるんだけど
ただ、今でもこの塚周辺の家では白蛇の瘴気に当てられた子が生まれて来るんだちて
犬神憑きならぬ蛇神憑きの子が。
発症すると舌が異常に長かったり、ウロコが出来たり、
階段を這いつくばって昇り降りするようになるっちゅう』
「それは..一生そのままなん?」
『ん― 簡単に治せるらしい ...いや治すのとは違うか』
「治すのと違うとは?」

『伝染(うつす)んだよ 他人に。』




745 白蛇の招魂3/4 sage 京極夏彦が大好きだ 2006/06/24(土) 02:09:01 ID:fWU+tbEx0

そう言うと相方は
足元に落ちてる枝を拾って地面にカリカリしはじめた

蛇憑きの者に般若心経を唱えてやるとたいそう苦しむらしい。
ただ、たんに苦しむだけで蛇は消えてくれない。
放っておくと憑かれた者自身その内衰弱死してしまう。
だが、お経を聞いて苦しんでいる時にじっと視線を合わせてやると
たまらず飛び出してきて眼を合わせたその人に伝染るんだという。
かわりに抜け出たおかげで元の方の害は消える。
だから、白蛇憑きの子が生まれると 老人が身代わりになるんだという
『...生い先短い順にね。』

「じゃあ、もし いっぺんにたくさん生まれたとしたら?」
『周りの家々で交代で伝染つしていくらしい。
なんでも、長い間憑かれると剥がれなくなるから一年とか半年周期で。
死にそうな者が出るまで回していくんだってサね。』

「なんか凄い話やな... その、二重人格とか集団ヒステリーとかじゃあ?」
『まぁ、大抵の事はそれで説明がつくんだろうね。』
そうだ、うそ臭い。
大体、何でそんな話こいつが知っているというんだ――

『じゃあ、 試してみる?』
相方は親指を立てて【お前ら表へでろ】のポーズをとった。
指の先、
塚の真後ろには立派な蔵のある家が佇んでいた。
『今年はこの家が“持ち回り”なんだ、奥行って会ってくるといい。
―――ちなみに、ウチは遠慮しとくよ』
私は
「すいません勘弁して下さい」と言う他なかった。





746 白蛇の招魂4/4 sage 京極夏彦が大好きだ 2006/06/24(土) 02:10:38 ID:fWU+tbEx0

相方はにっかり笑って
『まぁ 本人に聞かんでも話は聞けるサ
なんせ、
ここの老人で憑かれた事のない者は一人も居ないんだから』

その後、畑仕事をしているお爺さんに出くわした私は
先程の話をおっかなびっくり聞いてみた。

お爺さんは
『しらはぶのしょうこん(白蛇の招魂?)か、
そりゃ有名よ』
と にこやかに答えてくれた。ただ、
『どこから来たんか?まぁ、茶でも上がっていけいな?』と、
なぜかやたらと自宅に招こうとする。
老人の誘いを
丁重にお断りした私と相方は、逃げるように集落を後にした。

お爺さんが腰にぶら下げていた鉈(ナタ)が
鈍く光っていて怖かったからではない。

『家でゆっくり話し聞かしたるけに』
そう言いって
麦わら帽子を脱いだお爺さんは
にっかり笑った。
その禿げ上がった頭には

びっしりと

ウロコ状のアザがあって――――






751/2 sage 2010/10/27(水) 20:55:19 ID:QfvanZ+K0

私の住んでいる田舎の話。

私の家の近所にある神社は相続税の都合で
地元の神社本庁に寄付されるまで我が家の私有の神社だった。
御神体は私の先祖の女性が入り婿だった夫から結婚の際に贈られた品らしいが、
ヤバイものが憑いているらしい。
何が憑いているか知らないが、祟ると怖いので生贄を捧げることになっている。
年に一度生贄として近所の川で取ってきた川魚を捌いて納めていたのだが・・・
普通の神社と違って血の穢れなんてお構い無しの神様で、
現在の土地に先祖が移住する前に暮らしていた土地は山だったので
山で捕った獣を儀式として祭壇の前で捌いて供えていた。
今は獣が取れない平野部に一族が移住したので川魚を捌いて供えていたのだが・・
今も昔も血の滴る儀式に違いは無い。それを野蛮だの未開言った馬鹿がいた。
その馬鹿は地元の鼻摘み者の層化信者たちだった。
氏子たちは無視していたのだが、
色々あって結局、自粛せざるを得なくなった。
そして・・その年は儀式を自粛したのだが、
層化信者たちの中心人物の一人はまもなく死亡した。
それも・・神社での『 儀 式 の 際 に 捌 く 魚 と 同 じ 姿 』で。
奴は地元でヤクザみたいな事をやっていたので、暴力団絡みの事件として処理された。




762/2 sage 2010/10/27(水) 20:57:26 ID:QfvanZ+K0

それを知った我が家と数件の祭祀を担ってきた家の当主たちは神様に生贄を捧げ続けないと、
自分たちが祟られると震え上がったが、層化信者の反発も恐い・・と考えあぐねた挙句、
地元で大きな朝市を開いた。都市近郊なので野菜を買いに来る客は多い・・
そして、この客たちの来る朝市の会場は神様を祀る祭壇を模して作ってある。
殺されることこそないが・・年に一度のある催事の帰りに客が何人か交通事故で死ぬ。
だが・・神社の氏子は誰も死なない。

元々氏子は生贄として受け付けてくれない神様なので、祭壇に氏子以外の人間が大勢いると
『ここに居る人間は氏子以外の人間は神様への生贄です。』という事になるから。


この神様は神社で子供の遊び相手になるのが大好きな気さくな爺様なんだけどね。




77自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/27(水) 22:37:59 ID:go/BbXCM0
>何が憑いているか知らないが
>この神様は~気さくな爺様

どいうこっちゃ?





78自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/27(水) 22:48:16 ID:QfvanZ+K0
>>77
人の姿で氏子の子供の前に現れることがあり、子供と遊ぶことがあります。
でも、得体の知れないものが憑いているとしか言いようがないのです。

御神体の所有者だった先祖の女性の親戚筋曰く、「怖くてヤバイもの」らしいです。




79自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/27(水) 22:57:44 ID:X8oX3c6EO
何が憑いてるのか分からないのに、気さくな神様だって分かるの凄くね?




80自治スレでローカルルール他を議論中 sage 2010/10/27(水) 23:02:43 ID:QfvanZ+K0
氏子の子供は大抵遊んだことがあるから。
その子たちの言葉では「優しい爺ちゃん」って言う。

興味本位で何人かの霊能者(神職も居ました。)に頼んで神社に来てもらったら、
「よく分からないが、何でこんな怖いものが・・しかも古くて強い・・」と全員gkbrしてた。
鳥居をくぐる事すら嫌がるんだよ。





183 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/04/13 05:37:00
俺のばあちゃんの妹が昔キツネに憑かれたらしい。
とにかく不審な行動をするようになって
変な物を好んで食べるようになったり
夜中にいつも出かけるので後をつけてみると
川に行ってる事が判明したり・・・
続きがあるけど長くなるからこの辺で




185 : 183[] : 投稿日:2003/04/13 06:02:00
おはよう。オカ板初めてきたけど
こんな時間に人いるんだねw

話の続き

段々行動がひどくなってくし、
顔つきも何だか変になっていって口先を尖らした感じ?で
いかにもキツネっぽい表情になってしまったんだとさ。
北海道のド田舎ではこういうのたまにあるらしく、
これは間違いなくキツネ憑きだ!って家族は思ったっわけ。
それで、巷で有名な霊媒師に相談することに・・・

つづく



189 : 183[] : 投稿日:2003/04/13 06:41:00
この霊媒師が只者じゃなくて
周辺の町や村では相当有名だったらしいです。
名前は徳蔵さんといいます。(とくぞう、漢字不明)
私の爺さん婆さんに聞いた話では
先祖代々キツネの力(霊力?)を使って
お払いをする狐使いの家系なんだそうです。
徳蔵さんのお母さんは巫女だったらしく
以前はお母さんが同じ事をしていました。
だからこの町では霊的(オカルト)な問題が起きると
徳蔵さんの家系にお世話になっていたのです。
なんだか胡散臭いと思うかもしれないけど、
こういう田舎では人と人との繋がりが深く
助け合いが基本です。当然、徳蔵さんは
ボランティアでこのような事をしていたので
詐欺や基地外ということではないようです。

つづく



190 : 183[] : 投稿日:2003/04/13 07:03:00
徳蔵さんは修験者?(天狗みたいな)というやつらしく
相当厳しい修行を積まれた方です。
何十年も前にお亡くなりになったので
私はお会いした事はありませんが
父は何度か会ったことがあるそうです。
少々、父から聞いた話を書きますが
私の父は商売をしておりまして、
商品を届けるために何度か徳蔵さんの家に
お邪魔したのですが



191 : 183[] : 投稿日:2003/04/13 07:59:00
家に行くと、いつも必ず玄関に立っているそうなんです。
何時に行くと事前に連絡したわけではありません。
変に思った父は祖父にこの話をしました。
するとどうやら人の気配や感などでわかるらしいのです。
父はこの話を聞いてから徳蔵さんの家の玄関を開けるのが
恐ろしくなったそうです。
もう一つ聞いたエピソードは
徳蔵さんに絨毯を買っていただいたときに
父が古くなった絨毯を剥がして
新しいものに交換する事になったんです。
作業をしていると自分の背後や周りで
変な音がするのに気付いたのですが
周りを見渡しても何から音がしているのかわからない。
でも何か気配の様な物がするし、走り回っているような・・・
自分だけにしか聞こえていないのだろうか?と思い
徳蔵さんのほうを見ると



192 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/13 08:34:00
私どもが「こんばんは。狐です」とか
「狸が化かしに参りました」などと言うはずはありません。
21世紀の狐狸は銀河連盟とかアセンションとかニビルとか言って
オカルト好きの皆さんをからかっているのです。



193 : 183[] : 投稿日:2003/04/13 08:47:00
「狐だよ」
と、徳蔵さんは真顔で言ったそうです。
自分の家に帰った父の顔は真っ青だったらしく
祖母がとてもびっくりしていたと話しておりました。
二度と行きたくないと思う父でしたが
仕事ですから、結局何度も行く事になり
そのたびに狐の足音を聞くのでした。
それに足音だけでなく足跡を見ることもあったそうです。
どうやら徳蔵さんは見えない狐を飼っているようですね。




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