【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 人形系



776 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/24(土) 14:28:14
我が家の玄関には、知人(故人)が趣味で打った能面が飾ってある。
のっぺりしたオハグロの女性なんだが、作品としてとても完成度高い芸術品。
だが正直、リアルでかなりリアルで非常にリアル。
ボキャブラリーが貧困ですまないが、「こっち見んな」っていつも思う。
視線を感じる。目玉ないのに、くりぬいたぽっかりした穴なのに。
年末煤払いの時、蜘蛛の巣張って、目玉が完成されていたのを見た時はゲッと思った。

そんな能面、我が子のお友達(幼稚園児)には大人気。
「ブスオンナ」と呼ばれる仮想敵扱い。
高い位置に飾っているのに、一人ではみんな近寄れない。怖いらしい。
皆でよってたかってブスオンナ連呼。
「うるせーブスオンナ!」
…いや、何か言ってるのか聞こえてるのか子供達…。
しかも、『おりこうにしていないとブスオンナがやってくる』という伝説が勝手に出来ていた。
それに一番ビビッてるのは当然我が家の息子。
何しろ自宅にブスオンナが待機してるから、いまだに一人で眠れない。

そんなブスオンナ。
誰も居ない家に帰った私が「ただいま~」と玄関に入ると、
「おかえり…」と返事すること数回。

今日も幼稚園児のブスオンナ攻撃。
何か言い返しているのだろうか。
きっとイイオンナなんだよね。熟れ熟れの人妻熟女なんだよね。
文句の一つも言いたくなるよな…。


781 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/24(土) 17:10:29
>「おかえり…」と返事すること数回

声のトーンは?
色っぽい声ならウェルカム


784 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/24(土) 20:32:31
>>776
手持ちのアイを嵌めてやれ


790 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/24(土) 22:34:22
ブスオンナうp


791 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/24(土) 22:37:44
これで面の種類が増女だったら笑うな


797 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/25(日) 09:55:09
>>776
子供が「ブスオンナ」とか「うるせーブスオンナ!」とかいう乱暴な言葉使うこと自体には怒らないの?


828 :776:2007/03/26(月) 10:18:05
増女ビンゴ。声は女性。細い少し低めの女性の声。
つか、ググって初めてコレだってわかった。

幼児男子軍団は群れるとまさに山ザルです。
ま、言い訳ですが、「その粗暴な言葉遣いをどの口か!?この口か!!」と捻り上げる勢いで注意しようが、
玄関前の集団パニックは収まりません。一種の興奮状態です。
迎えに来たヨソ親達が「いい加減になさい!」なんて怒鳴りつけても無駄。
ここしばらく、帰りがけの恒例行事みたいになってきますた。
アイを入れるのもシャメるのも自分がトラウマりそうですだ。

実はジブン、オヌンギョの趣味は一切ありません。
ですが、恐怖とまでは行かずとも、??な体験談だけは腐るほど持っています。

身内が過去、オヌンギョの供養ボランティアをしていたので…
自宅倉庫が供養前の人形で溢れかえっていた青春時代orz





736 :もしもし、わたし名無しよ:2007/03/23(金) 14:32:20
私は子供の頃すごい怖がりで、夜中に一人でトイレに行けなかった。
で、母か姉を起こすんだけど、二人とも眠りが深い。
それで間に合わずに漏らしてよく怒られたorz

それが何時からか、妙な夢を見るようになってから失敗しなくなった。
家の祖母が人形好きで市松人形が六体いるんだけど、その子達がトイレに付いてきてくれる夢。
夜中にシュタタッて走って迎えに来てくれて、終わるまで何か喋りながら待っててくれて、(内容は忘れた)
私が布団に入るの見届けたら、みんなで手を振ってからまたシュタタッて走って帰って行く。
10歳くらいには怖がりも治って夢も見なくなったけど、
大人になっても時々思い出して、ちょっとほのぼのしたりする事もあった。

・・・ところが、最近ちょっと気になる事が。
家の姉に姪が生まれたんだけど、その子が私そっくりの怖がりで、同じパターンで漏らしちゃったりするんだけど、
実家に泊まってる時は一度も失敗した事が無い。
何でかなーって話してたら、姪(今5歳)が、
「みんな付いてきてくれるから怖くないんだよ!」って、超イイ笑顔で答えてくれた。
よくよく聞いてみたけど、私の夢と同じ事言ってるよ・・・

本当かどうかは分からないけど、今姉の家には毎回二体づつ市松人形がお泊りに行ってる。
そのせいかは分からないけど、姪のお漏らしはキレイに無くなった。









これは私が小学校5,6年だった時の話です。
実話かどうかは、確認しようがない状態なのでなんとも言えません。
それに、こんなネット上の掲示板に書いていいのかもわかりません。
その当時ビックリマンチョコが流行っていて、よくシールの交換をする仲間内の一人が友人のO君だった。
O君はゲーム機をたくさん持っていて、PCエンジンからツインファミコンまで物凄い数のソフトがあったので、遊ぶ時は大概O君の家に集まった。
O君の家にはおばあちゃんと父親の3人暮らしで、おばあちゃんは常に家にいたのを覚えています。

その日、いつものようにO君の家に遊びに行くと、いつもは何人か溜まっているのに、その日は誰もいませんでした。
いっつも居る人間がいないのは、なんだか不思議な感じでしたが、
「コウイチ(当時の私の親友です)来てないの?」
と聞くと、
「うん、まだ来てないけど、後で来るってよ」
と言われたので、中で待つことにしました。

その当時、O君はファミコンのくにおくんシリーズにはまっていたので、その日もそのソフトをしていました。
私はくにおくんシリーズは苦手だったので、一番強いリュウイチ、リュウジをハンディとして使っていたと思います。
それでもすぐ死んでしまうので、その後はずーっと待ってるだけになってしまいます。

それから1時間くらいしても、コウイチは来ませんでした。
相変わらずすぐに死んでしまうので、後は待つだけになります。
コウイチとO君はよく話していましたが、私とはあまり話しませんでしたので、そんな時はやり場に困ります。
暇だ、暇だ、コウイチ早く来ないかなぁと思いながら、普段は見ようともしないO君の部屋を見回したりしました。
そんな時、前から外れていたけど気にもとめなかった、ジャッキーチェンのポスターが気になりました。
セロテープで貼ってあったため、4隅とも乾燥してしまっていました。
セロテープは机の上にあるので、勝手に貼り直そうと思い、四隅の乾いたセロテープを外すと、「バサッ」と重力で勢いよくポスターが落ちました。

その瞬間、私は凍り付きました。
なんとそこには、お札が貼ってあったのです。
それも大きくオレンジ色で、いかにもな感じのお札だったので、私はゾッとしました。
しかし、O君は動じませんでした。

「あっ、落としたのちゃんと貼っといてね」
と、まったく気にしていないのを見て、益々不気味さを感じました。
それでも、何か言わなくちゃいけない気がしたので、ポスターを貼りながら
「これ本物?」
と尋ねました。

「ああ、たぶんね」
と、そっけない返答が戻ってきました。

私は震えている手でポスターを直し終えました。
それと同時くらいでしょうか。O君もファミコンに飽きたのか、バチンとソフトを抜いて、
「ふぅ~」
と息を抜きました。
すると突然、
「面白いもの見せてあげようか?」
と、O君の方から言い出しました。
私も会話に詰まっていたので、
「うん」
と返事しました。
そうすると、O君は別の部屋に行きました。(O君の部屋は離れみたいになっているので、独立していました)
そしてすぐに、20センチくらいの箱を持って戻ってきました。

「これ見てみ」
と言うと、O君は箱を開けました。
中には、またしてもゾッとするものが入ってました。
ヒト型と言うんでしょうか、紙で作られた人形でした。

「な、なにこれ?」
震える声で聞きました。

「良くは知らない。でも、俺の代わりになるらしい」
とO君は言いました。
もう私は帰りたくて仕方ありませんでした。しかしO君は続けました。

「あのさぁ、俺きっと、18歳までに死ぬと思う」
と言い出しました。
私はパニックです。
でもあまりにも淡々と話すO君だけに、帰りたくても帰りを切り出せず、
「なんで?」
と、気のない返事をするのがせいぜいでした。

「母さんが迎えに来るらしい・・・」

もう私は、何がどうなってるのかさっぱりわからないくらいパニックになっていました。
「へ~」
「そうなんだ」
などの、気のない返事しかできませんでした。

O君はまだ続けます。
「俺が5歳の時、両親が離婚したんだ。
その離婚の理由は、きっと母さんの病気が原因だったと思う。(今思うに精神病だと思う)
母さんよく大騒ぎしてたの覚えてるよ、なんでも壊しちゃうんだ。
それで俺は、父さんとばあちゃんと、ここで暮らすことになったんだ。
そしてその半年後に、母さんは死んじゃった・・・
それから、なぜか毎年お払いを受けるようになったんだよね。
始めはどうしてかわからなかったけど、父さんのタンスから偶然手紙を見つけてから、その理由がわかった。
それは母さんの手紙だったんだけど、「Oが18才になったら返してもらいに行きます」って書いてあったから
きっと母さん、迎えに来ると思う。
そうさせない様にって、父さんは俺の身代わりに、この人形を毎年貰いに行ってるんだと思う・・・」


私はそれ以上何も言えませんでした。もう帰りたくて仕方なかった。
するとその時、
「O君~」
と外で叫ぶ声がする。コウイチだった。

それ以来O君の家に行くのが嫌になった。
なんか、あの時の不気味さがトラウマになってしまったからだった。
そしてO君とも疎遠になった。中学は別の中学に行ったので、O君のこともすっかり忘れていました。

今年に入ってコウイチから連絡が入りました。中学卒業以来です。
たわいもない昔の話に華が咲いていたので、フッとO君の話を思い出しました。
それで聞いてみました。

「あのさぁ、Oって元気してんの?」
と聞くと、コウイチの声のトーンが急に下がって、「ん、うん、Oは・・植物状態なんだよ・・」
聞くと、高校3年の時にいきなり倒れたそうです。

O君が突然こうなったのは偶然かもしれません。
そればっかりはO君の意識が戻るのを待つしかありません。
これで私の話は終わりです。
なにぶん、実話であるのと記憶が古いせいか、曖昧な部分もありますが、今でも、あのオレンジのお札と、不気味な紙人形の形だけはハッキリ覚えています。





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6: 底名無し沼さん 2013/04/20(土) 13:52:38.11
足尾山地の南部には低いけど山深いコースがたくさんあってね、 
家から近いということもあってそこをトレーニングコースとしてよく利用してるんだ 

でもいつも同じコースだと飽きちゃうから先週ちょっと冒険してみたんだ 
登山道とけもの道の中間くらいの微妙な道を見つけて行けるとこまで行ってみようかなと 
そのまま進んでみるとなかなか快適な道で山歩きがとても気持ち良い 

いくつかピークを越えていくうちにあることに気付いた
やたらと祠が多い
ピーク毎にいちいち古い祠が置いてある
最初は余り気にしてなかったんだけどだんだん気持ち悪くなってきて、次のピークまで行ったら引き返そうと決めたんだ
最後のピークを登りきるとそこには神社?の焼け跡があってさらに焼け跡の横に祠があった
今までの祠は全部石の扉が閉まってたんだけどその祠は扉が開いてた

中を覗いてみると人形が置いてある
赤い鰹節に目を書いて、てっぺんに黒いかつらが乗せてあるみたいな不思議な人形だった
なんか正視に堪えないような気がして、今となっては何でこんなことしたんだろうと思うんだけど扉を閉めて帰ってきちゃったんだ

これが先週の日曜日の話
今週3回くらいその人形の夢を見た
夢の内容はよく覚えてないんだけど赤い人形が鮮烈に目に焼き付いて目が覚める
こんな夢が続いたら多分俺頭がおかしくなる

だから明日またその場所に行って扉開けてこようと思う
怖いからもうそこ近づきたくないんだけど

7: 底名無し沼さん 2013/04/20(土) 14:05:55.64
閑散時期の山小屋バイトしてみな
理解不能な体験当たり前だから
真夜中の登山靴の足音やら扉叩かれてもダレもいないとかザラにある
金縛りとかも半端なくあるし






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703: 1/12 2013/09/05 01:55:32 ID:opJ61JGM0
小学校の3・4年生くらいのときだったと思う。 
当時もゲームはあったけど、まだまだ外で遊ぶ子どもが多かった時代。 
俺も学校から帰るなりランドセルを放り出して外に遊びに出た。 
だれかと約束してるわけじゃなくて、学校と家の中間地点にある公園に行くと、 
たいがいは何人か子どもが集まっていて、同学年のやつが多ければそいつらと遊ぶし、 
違う学年の子がパラパラといるような状況なら、 
上級生が何かみなでできる遊びを考えてくれたりもした。


704: 1/12 2013/09/05 01:56:09 ID:opJ61JGM0
夏頃のことだったと思うけど、その日は公園に行ってもだれもいなかった。
しかたなく自転車を置いてブランコに乗っていると、男の子が一人来た。
それは俺とは同じ学年だったけど違うクラスのやつで、家も近所ではなくどうにか顔を覚えてる程度。
この公園でも前に見かけたことは一度もなかった。
だから最初は話すこともなくて2人で並んでブランコをこいでいた。
けどその日はいつまでたっても他の子どもがやってこない。
するといきなりそいつが「面白いこと教えてやるよ」と言って、誘われて近くにある神社に行った。

705: 3/12 2013/09/05 01:56:44 ID:opJ61JGM0
神社はちょっと小高くなった住宅地の中にあり、その一帯だけ少し林になっていた。
赤い鳥居がたくさん並んでいたからお稲荷さんだったんだと思う。
小さいところで、ふだんは常駐している人もいなかったはずだ。
そのときにも人の姿はなかった。
自転車を平らな場所に置くと、そいつは鳥居のある石段の参道を通らず、
ササの斜面を駆け上がって落ちていたペットボトルを拾った。
何をするのかと見ていたら、そのまま境内の手水場に行って水道からペットボトルに水をくみ、
「こっち、こっち」と言いながら右脇のほうから高くなっている社殿の床下にもぐり込んだ。

706: 4/12 2013/09/05 01:57:15 ID:opJ61JGM0
俺は神社に一人で来ること自体始めてだったし、当然お参りするものだと思ってたから、
お賽銭はあげなかったし手も叩かなかったが、拝殿の前で形だけ手を合わせてからそいつの後に続いた。
高床といっても床下はクモの巣だらけで高さは1mもなく小学生でも立ってはいられない。
そいつは斜めから日が差し込んでいるところと暗いところの境目あたりにいて、
下の地面にペットボトルの水をこぼしていた。
「何すんの」と聞いたら「泥で人形を作るとちょっとの間生きてるんだよ」と言った。
意味がわからないでいると「やってみせるよ」と水を注いだ上に土を集めてこね始めた。
土といっても灰色がかってかなり細かかったが、すぐにねばりがでてきて人の形になっていった。
かなり慣れているみたいだ。

707: 5/12 2013/09/05 01:57:47 ID:opJ61JGM0
もちろん人形といっても芯のないただの泥土だから手足を長くすれば折れてしまうし、
ヒトデみたいなものなんだが、そいつは「さあできた」と言って人形を地面に置き、
「こうしないとダメなんだ」と、
外から松葉のようなのを拾ってきて顔の部分にぽち、ぽちと目の穴を開けた。
するとその10cmばかりの泥人形が、
バネでも入っているようにぐいんと上半身を起こして座った形になった。
「えっ、嘘!」と思わず声を出してしまった。
人形はそのまま立ち上がり、奇妙な踊りのような格好をするとそのまま前にぱたっと倒れて動かなくなった。
「これだけなんだけどね。やってみれば」
そう言ってペットボトルをよこしたんで、俺も土を湿らせてやってみた。

708: 6/12 2013/09/05 01:58:26 ID:opJ61JGM0
粘土よりもずっと粘りがなくてだ円形に数センチの手足の突起をつけるしかできなかったけど、
こねている土がだんだん熱くなってきた感じがした。
だいたい形ができると、そいつが「自分で目を入れなくちゃダメじゃないかな」と言って
松葉をわたしてよこしたんで、さっきやってた通りに顔にあたる部分に2つ目を入れた。
そのとき差し込んだ松葉からものすごく嫌な感じが伝わってきて手を離すと、
下に落ちた人形がビョンと跳ね上がって真ん中あたりで前後に数回折れ曲がり、
前のめりの形でぽっきりと折れた。

709: 7/12 2013/09/05 02:06:37 ID:opJ61JGM0
そのとき、床下の神社の中央部分あたりから急に湿った風が吹いてきた。
そっちを見たら暗い中に青白い光が二つ、何か生き物の目だと思った。
急に心臓がドキドキしてしかも胸が痛くなってきた。
ここにいてはいけない、という気が強くしたんで
「ごめん、もう帰る」と叫んで床下から走り出た。
そいつを一人残して石段を駆け下り自転車に乗って家まで帰った。
息はきれていたが胸の痛みはなくなっていた。

710: 7/12 2013/09/05 02:08:05 ID:opJ61JGM0
その後学校ではそいつと顔を合わせる機会がずっとなかったし、公園でも見なかったんだけど、
体育祭かなんかの臨時の実行委員会でいっしょになった。
その帰りにそいつのほうから寄ってきて、
「この間泥人形やっただろ、あれもっと長く動かせるようになった。にえが必要だったけどな」
と早口で話しかけてきた。

711: 9/12 2013/09/05 02:08:45 ID:opJ61JGM0
「・・・にえって何?」と聞き返すと、
「カエルとかフナとか、生き物の内蔵を土に練り込むんだ。
 そうすると・・・長く生きてる。1分以上は踊ってる」
「・・・どうしてそうやればいいってわかったの?」
「お告げがあるんだよ。次はこうしろ、これをやれって」
あまりに常軌を逸した話だったんで「嘘つくなよ」と言い返したいとこだったが、
この間たしかに泥人形が動いたのを見ている。何だかわからないものの気配も感じた。
それにこの話をしているそいつの目や息づかいから、子どもとは思えない冷たいものを感じて怖くなった。
だから「もう一度、いっしょにやろう」という誘いに生返事をして、逃げるように別れて家に帰った。

712: 10/12 2013/09/05 02:11:07 ID:opJ61JGM0
ひと月くらいして、そいつは学校に来なくなった。
他のクラスのやつの話では、授業の時間はバケツを持って山や川に出歩いているらしかった。
学校の帰りに、釣り竿をもったそいつが自転車に乗ってるのを見たというやつが何人かいた。
「にえを捕まえてるんだろうか」そう考えるとますます怖くなり、
一度でもかかわったことを後悔した。

それから10日くらいして、
台風の接近のために学校が午前中で終わった日の午後、
大雨の中であの神社の神木に落雷があった。
近くの消防団が駆けつけたが、雨のせいか火事にはなっていなかった。
薄暗い中で、消防団の一人が神社の床下から子どものような足が片方出ているのを見つけた。
そいつが死んでいた。

713: 11/12 2013/09/05 02:12:24 ID:opJ61JGM0
ここからは子どもの噂なので、真偽のほどはわからない。
むろん警察や目撃者、そいつの親なんかは状況を知ってるだろうけど、確かめたことはない。
まあ漏れたとすればこの人たちからだから。
そいつは雨ガッパを着ていたが、露出している手や顔の部分には直径5mmくらいの穴が数えきれないほどあいていたという。
ただそれらは命にかかわるほどのものではなく、
病死した後に小動物にやられたという結論になったらしい。
床下はむっとする生臭さで、そこらじゅうに魚や蛇などの頭が落ちていた。
そしてそいつが倒れていたところから神社の床下の中央部分に向かって、
何百体、もしかしたら千をこえる数の泥人形が積み上げられていた。

714: 12/12 2013/09/05 02:13:49 ID:opJ61JGM0
 
終わり

722: 本当にあった怖い名無し 2013/09/05 10:10:05 ID:HBEKLC7k0
>>714
久しぶりに楽しめた乙

733: 本当にあった怖い名無し 2013/09/05 23:12:48 ID:fuhi0Ljs0
>>714
怖かったです(>_<)
ありが㌧






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