【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 心霊系




220: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 17:09:29.23 ID:7guoPUyc0
3日前に会社からの帰宅中に幼馴染にあった 
10年来あってなかったけど元気そうだった 
ホームで電車を待ってたら「あの?もしかして…俺くんですか?」って 
それまでにも何回か顔を見ていて気になってたらしい 
それでその場でちょっと話が盛り上がっただけでそのまま連絡先も聞かずにホームでバイバイ 

で、帰ってきてふと気づいたんだけど、幼馴染って高校で死んでるのよ。病気で 
葬式にも出たし
それでも何かの記憶間違いかと思って実家に電話してみたけど間違いないわ

死んだのは冬だしお盆の時期でもない
なんで今のタイミングで出てきたんだろうな。しかも高校生ってより社会人ぽい姿だった。
最近どうしてるのー?実家に帰ってるー?この前誰々にあってさーみたいなくだらない会話しかしなかったけど。まあ間違いなく死んだ本人だわ

昨日は怖過ぎて会社休んだ

222: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 18:22:09.90 ID:wPoOrFdA0
>>220
俺も同じようなことあった。
先日、街中で高校の同級生を見かけた。
白髪交じりで、歳相応に老けたと思ったが、考えてみたら高校在学中に自殺してたんよ!
死んでも老けるもんたんだ?
本人は死んだ自覚がなく彷徨ってるのかな?

223: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 18:34:09.61 ID:7kADmfIR0
自分、病気で亡くなった恩師と街ですれ違って「えええっ!!」と
心臓バクバクした後で、その恩師が双子だった事を思い出した、ってことあった

亡くなった時には60過ぎてたんだけど、葬儀に参列した人が皆二度見するくらい
そんな年齢になってもそっくりの双子だったんだよね…

ものすごくお世話になった恩師だったから、双子の残りだと気がついても
なんかもう一度会えた気がして、ほんのり嬉しくなったな

あれ?ほんこわじゃねーわ…ごめん

224: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 23:32:31.93 ID:DX34YxrB0
病気かあ
生きてる方の人はその病気にはならなかったのかな?
とか、双子関連だとどうしても余計なこと考える

225: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 23:50:52.47 ID:7guoPUyc0
双子ではなかったけど
なるほど、冷静に考えれば昔あったことのある似ている親戚と言う可能性もあったかも
明日もっかい実家に電話してみる
報告は後日。

226: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/17(金) 23:56:39.30 ID:7guoPUyc0
しかし、該当するような人物に心当たりは無い。忘れてるだけかもだけど。

でも、死人に会ったって割には異様にリアリティがありすぎるんだよね

何回か見かけてたって言ってたからまた声かけられる可能性もあるしね。その時になんだそういうことだったのかってなるかもしれないし

でもさ、死が近い人は親しかった人とか亡くなった親類が挨拶に来たとか言ったりするよね
まさか、俺自身の死期が近いとかあるのかな
そう考えると怖い

228: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/18(土) 08:10:05.69 ID:Ltv1IkMW0
前にも同じような話あった。
街中で奥さんが誰かと話しこみ、その後ダッシュでどこかに電話し、理由聞いたら、亡くなった友人と話し、亡くなったことの再確認の電話だったとの話しだったと思う。

229: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/18(土) 08:29:10.80 ID:R2XUSPobP
うちの場合は、ちょっと変わってるなあ。
弟が昔亡くなっているんだけど、
その時間に、下の弟とデートしていた女の子が
「左足が痛い」
「お兄さん、亡くなったよ」と言い出した。
実際、左足に損傷を受けて、ショック死だったのだけど…
葬儀のあとも、彼女を通じて弟2人は会話をしていて、
ちょうど初七日の頃
「お兄さん、出て行った」と。

230: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/18(土) 12:35:55.16 ID:HcM5Vp/N0
>>229
これは…
さすがに作り話でしょ?

231: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/18(土) 13:22:47.57 ID:R2XUSPobP
>>230
なんで?

彼女は視える人だったらしい。
弟二人は仲が悪くて、
ほぼ途絶状態だったけど、
何か話に来たんじゃないかと、母親が言ってた。








258 じつ8 ① sage 2009/11/24(火) 23:41:15 ID:VPK9pac2O
この話は実話です。
ただ事実のみを書きます。

運送大手の○川で僕はドライバーをしていました。
ある夜、○○工場内(九州内にあります)で作業中、どうにも同僚Sの様子がおかしいことに気付きました。
Sは仕事中だというのに、ある一点を睨み付け、小さな声でなにか呟いているのです。
不思議に思い近づくと、Sの声が微かに聞こえてきました。
「アケミくるな。アケミくるな。アケミくるな。」
彼はひたすらそう呟いていました。
当時○川には霊感が強いドライバーが二人いました。
SとAです。
Aは、生まれつき霊が見えるとのことで、よくなにもない空間を指さしては、あそこに青いお婆さんがいる、などと言っておりました。
Aは霊に対してある程度の経験といいますか、耐性があるらしく
Aの言うことには、霊には大丈夫なやつと、ヤバイやつとの二種類があるそうで
なんでも大丈夫なやつはまったく持って生者に感心を持たずに、ただ決まった場所にいるだけとか。
そういうのは大抵が何日もすればいなくなるそうで、まったく無害なのだそうです。
Aいわく、人に興味を持たないのは大丈夫らしいのです。
対してヤバイやつは、いつもこちら側、つまり生者を執拗に見ているらしいのです。
普段私たちの周りにもいるようで、その存在を知っているそぶりを見せるとつきまとい、時には命にかかわる問題を起こすそうです。
ですので、必ず見えないフリをして近寄らないようにしなくてはいないそうなのです。

259 じつ8② sage 2009/11/25(水) 00:03:19 ID:8PoNq8niO
Sは霊感があるといってもAとは少し様子が違いました。
Sが霊の存在を感じるようになったのは、つい一年ほど前からなのです。
彼はそれまではまったく霊の存在を感じた事などなかったそうです。
きっかけは信じられない話ですが、ある遊園地(これも九州です)のお化け屋敷に入り、出たあと急に見えるようになったというのです。
Sいわく最初は霊だとは思わず、お化け屋敷からでると、突然遊園地に顔つきの暗い人が増えたので不思議だったのこと。
Sには、Aのようにヤバイやつと大丈夫なやつとを区別することはできませんでした。

話を戻します。
呟くSの様子を見て、僕は心配になり、どうした? と声をかけました。
Sは返事をせずただ必死に呟いています。
「アケミくるな。アケミくるな。アケミくるな」
ただならぬSの様子に霊絡みのことが起きているだと思った僕は、Aに報告しにいきました。
AはSを見るなり言いました。
とてもヤバいやつとSが見つめあっている と。
僕にはなにも見えません出したが、どうにも薄笑いを浮かべた不気味な女がSの傍で彼をじっと睨んでいるのだそうです。
Aは言いました。ああいうのは絶対に目を合わせたらいけない。気がついてないフリをしないと。
今日はSに近寄らないほうが良い、と。
そういうと事務所から塩を持ってきて自分と僕に振りかけました。



260 じつ8③ sage 2009/11/25(水) 00:25:23 ID:8PoNq8niO
それから退社時間まで僕Sに近寄らないないよう作業しました。
Sはときおり首を振ったり、泣きそうな顔になったりしていました。
その様子はまるで、誰かにお願いごとをしているようでした。

その日退社時、僕の車のキーが無くなっていました。
困った僕がどうしようかと考えていると、背後からSが声をかけてきました。
「家まで送るよ」
Sの顔は真っ青でした。微笑んでいるものの、目がやけに真剣で僕は怖くりました。
Aの言葉が浮かび、僕は断りましたがSは頑なに送ると言い張ります。
その抵抗し難い迫力に押されてとうとうなし崩し的に僕は受け入れていました。
しかし、駐車場に止めてあるSの車の前に立ったとき得も知れぬ嫌な予感を感じたのです。
絶対に車には、乗ってはいけない。そう直感しました。
僕は必死になってSを説得しました。今日は事務所に泊まるから良い。
しかしSは納得しません。次第に声が荒くなります。そうこうするうちにAが通りかかりました。
事情を知ったAは自分が僕を送るとSにいいました。
Sは一変して、しおらしく頼むから送らせてくれていいましたが、僕は断ってAの車に乗り込みました。

Aの車が発進し、遠ざかるのをSはただみていました。
車内で僕はAに礼を述べました。
Aは真面目な顔をしていいました。

264 じつ8四 sage 2009/11/25(水) 00:43:39 ID:8PoNq8niO
実はな、途中から薄気味悪い女のヤバいやつはSのそばから離れてお前のそばにいたんだ。
途中からいなくなったから、お前が気付かないと諦めたんだと思ったんだが、
さっき、Sの車の助手席に座ってお前をじっとみてたんだよ。
あのまま乗ってたら多分お前の家までついてきてたぞ。
ただ、Sは危ないな。完全に目をつけられてる。あいつからしばらく離れたほうがいいぞ。

だけど翌日Sは会社を無断欠勤しました。そのまま1週間経っても来ない彼を心配して上司が見に行きましたが、
彼は家にいませんでした。家族の話では1週間前から家に帰っていないらしいのです。
とうとう1ヶ月がすぎても彼は帰って来ませんでした。
会社はSを解雇し、家族が捜索届けを出したと聞いたのですが、その後Sがどうなったのか僕にはわかりません。
ただ、町でSの車に似た車を見るとつい隠れてしまうのです。









218 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/10(日) 02:27:04 ID:/WktQKKN0
O県N市・・・
まぁ俺の地元なのだが、ここにはいわくつきの祭りというものがある。
Y川下流域の河原で毎年夏の終わりに行われているT祭りというもので、
元々は、大昔にY川が干上がった際に人柱にされた二人の兄妹への鎮魂とためのお祭りだったそうだ。
「妹は妊娠していた」とか「兄妹は迫害されており、無理やり人柱にされた」
といったような穏やかでない話がたくさんあるが、真偽のほどは定かではない。
ただ、あまり納得のいく形で人柱にされたわけではないことは確かなようで、
その証拠に、兄妹の恨みか悲しみか、毎年お祭りの日には必ず雨が降ると言われている。
事実、俺が知る限りでは毎年その日は雨が降っていたように思う。
どんなに晴れていても、必ず通り雨などがあるのだ。

という話を数年前、俺が大学生だった当時、一緒に心霊スポット荒らし
(心霊スポットでバカ騒ぎをしたり、カップルを冷やかしたり)
をしていたのっぽのYと茶髪のAという友人二人に話したところ、
「是非行ってみたい」「連れて行かないとお前の車ぶっ壊す」
と聞かない。
「高3まで毎年行ってたけど何も見たこと無いし、期待できないぞ」
と言ったのだが、
「大丈夫だって、最近なんか俺ら霊感強いみたいだし、きっとなんか出るよ」
と笑顔で返され、渋々ながらも久しぶりに地元の祭りに行くことになった。大学二年の夏である。


219 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/10(日) 02:27:35 ID:/WktQKKN0
さて、友人を祭りに連れて行きたくなかった理由は二つある。
まず一つは、祭りで出店を出しているおっちゃん達が結構な確率で知り合いだということだ。
田舎は実に狭い。冷静に考えればどうでもいいことなのだが、何か妙に恥ずかしい気がする。
そしてもう一つ、最近の自分達の霊との遭遇率を考えると、本当に何か出そうな気がしたからだ。
幼い頃から慣れ親しんだ地元の祭りで霊体験などしてしまったら、
恐ろしくて地元に帰れなくなるかも知れない。
そんな心配をよそに、俺の運転する車の中でAは爆睡、
Yはカーステレオから流れてくるB'zの曲を熱唱していた。実に腹立たしい。

現地に到着し、車を近くの臨時駐車場に止め、しばらくは普通に祭りを楽しんだ。
天気はやはり雨だったが、降ったり止んだりで、傘もいらない程度の弱さだった。
俺は中学、高校時代の友人に会って世間話をし、Yは出店の料理を片っ端から食い、
Aはプレステ2が景品の(当時は発売されてからあまり経ってなかった)クジ引きにはまっていた。
やめとけA、そのクジ引き屋のおやじは俺が小学生の頃からいるが一度も2等以上を見たことがないぞ。
祭りも終わりの時間が近づき、しょぼい花火が上がり、出店のおっちゃん達は勝手に酒を飲み始め、
ほとんどの出店が開店休業のような状態になっていった。田舎の祭りなんてこんなもんだ。
「で、お前ら何か見えたか?」
皮肉交じりに俺がAとYに尋ねる。
「焼きそばの素晴らしい旨さが見えた」
とY
「あのクジ引きは詐欺だってことが見えた」
とA
お前ら舐めてんのか。つーか3000円もクジにつぎ込むな。

220 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/10(日) 02:29:42 ID:/WktQKKN0
そんな感じでまったりとしていたのだが、不意に周りの喧騒が遠くなったように感じた。
辺りを見回せばすぐ近くでおっちゃん達が缶ビール片手に騒いでるのだが、音だけが遠くに感じる。
Yを見ると泣き笑いのような表情をしている。
Aは無表情だったが、険しい目つきで周囲を見回している。
どうやら全員、何かを感じたようだ。
「おい・・・」
きょろきょろとしていたAが川の方を見つめながら呼びかける。
「あれ、やばくないか?」
そうつぶやくAの視線の先、川の丁度真ん中辺りに人影が見える。
しかし、どう見ても普通じゃない。
全身が見えている。足先までがはっきりと見える。
祭りを行っているY川下流域は、確かにそんなに深い川ではないが、
それでも一番深い川の真ん中辺りは1m以上は裕にある。人影が見えるのは丁度その辺りで、
水面に出るほど巨大な岩もその辺りには存在しないはずである。
それはつまりどういうことか――
あの人影は水の上に立っているということにならないか――
一瞬でそこまで考えた直後

ザーッ!!!

と、傘もいらないほどの小雨だったのが、突如前が見えないほどの大降りになった。


221 本当にあった怖い名無し sage 2006/12/10(日) 02:30:56 ID:/WktQKKN0
「もう撤収するぞ!あいつ近づいてきたらマジ死ぬ!」
Yがそう叫び、俺達はその言葉に従って早々に撤退することにした。
『本当にやばそうなのがいたら身体が動く内に逃げること』
俺達が何度かの霊体験で学んだことの一つだ。
濡れた体を乾かすため、すぐ近くの俺の実家に向かったのだが、
向かっている間中ずっと、雨にまぎれてすすり泣くような声が聞こえてたのはしんどかった。
俺はその後季節外れの風邪を引き、丸2日間寝込むことになり、
肝が太いYとAも、二度とその祭りに行こうとは言ってこなかった。
俺もそれからその祭りには行っていない。
霊感あるやつはT祭りには行かないほうがいい。
最初に書いた人柱云々と関係あるかどうかはわからないが、
あそこにはガチでやばい何かがいる。

以上、長文乱文連続投稿失礼。








自室で寝ていたら突然全身が動かなくなった。部屋の電気は消えていたが、
ドアが開いていてすぐそばのリビングでは家族がまだ起きててテレビを観ていた。

目は開いているものの声は出せず妙に息苦しい中、ふと昔読んだホラー漫画で霊と会話する方法を思い出した
心のなかで霊に質問して「はい」なら右足、「いいえ」なら左足を引っ張ってください、という方法だった

少し考えて心のなかで聞いてみた
「いま金縛りを起こしているのは生きているものですか?生きているなら右足を、死んでいるものなら左足を引っ張ってください」

その途端ものすごい勢いで左足首を捕まれ、一気に天井に向かって引き上げられた
身体がバリバリと引き剥がされるような感覚があり、首と肩だけで倒立するような姿勢になった

しかし何者かに持ち上げられている左脚や身体は妙に頼りなく、実体というより半透明の影のような感じだった
その時恐怖よりも手加減を知らない相手に対して激しい怒りが湧き上がり、心のなかで叫んだ
「このバカ野郎!力加減も知らんのか!」
その瞬間金縛りは解け、剥がされていた身体はすとんと元の体に戻った

起き上がってまだテレビを観ていた家族に今経験したことを話すと、親父が「そんなときは身体のどこがが動くからそれで金縛りを解除しろ」と事も無げに言われた
今もたまに金縛りにあうが、解除するのも会話するのも面倒なのでそのまま眠るようにしている









高校時代、俺は10階建ての団地の10階に住んでいた。
その団地は凄く有名で別名が「ヤンキー団地」とか
「自殺団地」とあまり良い名前がついてなかった。

団地は10階建てと13階建てがあり、
友人が知り合いから聞いた噂で
夜中3時ごろに13階建ての方のエレベーターで
7階へ行き、その後あることをして5階に行きさらに
あることをして3階に行き、階段で4階に上ると幽霊が見れるという
ので学校帰りに盛り上がっていました。

そんな簡単に霊が見れるのであれば今まで幾度と無く行った
心霊スポットはなんだったんだ。と笑いながら話していると
自宅の1階のエレベーターホールに到着したので
その話は終わり友人と別れを告げてそのままその日は帰宅しました。

そんな話も忘れたある秋の日に、友人が
「知っとる?あそこ又自殺したってさ」と話かけてきました。
自分が住んでる10階の方ではそんな話は聞いて居なかった為に
13階のほうか聞いてみるとやはりそうでした。


帰りに友人達と5人で13階建ての団地の近場を通ると自転車置き場
の横の砂利のところに花束が2本置いてあり、少しゾクっとなった。
その時友人の一人が
「なぁ、あれやらんか?」と言って来た。
「あれって?なん?」と聞き返すと幽霊を見ようと言い出す。
彼以外皆流石に花束を見た後すぐだった為に乗り気はしなかった。
それでも彼は
「ねぇ、いいやん。怖いん?この前の霊園とか滝に比べたら
屁でもないって。だって人が住んどるとこやし」と煽る。

やめておけば良いものの、何故かイラッとしてムキになって
「おう、いいぞ。そんかわりお前が言い出したんならアレは全部お前がやれよ?
俺らは着いて行くだけ。それでいいか?」と言い返して彼も了承し
日にちを話し合い、その次の土曜日の夜に決行する事に。

土曜日に集まったメンバーは、決めた時にいた5人とあとで話を聞いて加わった
友人2人で合計7人。言いだした彼をSとします。

S以外の3人(俺もあわせて)は皆、10階建ての団地に住んでおり3人は
直ぐ近くの別のマンションに住んでいる。Sの家は少し離れた場所の一軒家。
一応親には、「Sの家に泊まりにいく。」とだけ言っており、肝試しを終了後は
実際にSの家で泊まる事になっていた。


20時過ぎに集まって、0時過ぎまで外の公園(広場)で缶けりをしたり
花火をしたりして遊び、時間を潰した。
0時過ぎに一度Sと俺ともう一人の友人でSの家に儀式に必要なものを
取りに行った。
儀式に必要なものは2つ。塩と酒。
それとは別に懐中電灯も持って行く事に。

結局1時過ぎになり、全員で13階建ての1階のエレベーターホールへ。
まずは、エレベーターに乗り7階へ行く事で始まる。
その為エレベーターを呼ぼうとボタンを押すも作動しない。
何度押しても作動せずにエレベーターは全く動かない。
「あれ?なんで?」と思っていると、エレベーターの横の紙に注意書きで
【1時から5時までの間は鍵を使ってエレベーターを作動してください】
といった感じのものが。
鍵を回して呼ぶとの事なので10階の方の鍵でも合うか試してみると、鍵は入った。
そのままエレベーターを呼ぶ。
3基のエレベーターのうち左側の1基が動き始めた。
都合よくそのエレベーターだけがドアの部分がガラスで出来ている為に
向こう側を見ることが出来る。


到着と同時に7人が乗り込みSはドア付近に。
まずは、7階を押して上へ上がる。
エレベーターホールは電気がついてるところもあれば
点滅しているところもあり、7階は電気が消えていた。
少し気後れしながらもSに「おい、ついたぞ」と言う。

先ずは、7階で
「おーい、おーい。今から行くよ。」と囁きでも良いので話しかける。
その後、言った本人が「はーい。追いかけておいで」と言う。

次に5階へ向かう。5階も電気は消えている。
5階に着いたら
塩を撒く。そして酒を数滴エレベーターホールから下に垂らす。
流石にSも怖がって、「おい、ついて来いよ。」と前の方に居た
友人二人を連れて行く。その間俺を含めた4人はドアを開けて待っている。
兎に角、怖い。S達はエレベーターを降りて前にある階段付近の
スイッチを押す為に前に進む。
少し経つとピ、ピン。と音がなり電気が点く。
小走りで酒をたらす為に一度横の方へ。
そしてS達が戻ってくる。
彼らがのりこみ、3階のボタンを押して3階へ。


その瞬間。
「ドーーーン・ドーン・トン」と遠くから音が聞こえる。
エレベーターが4階付近を通る。
流石に怖くて目を向けれない。外を見ることが出来ない。
そしてウィーーンという音と共に3階へ。
最後に、3階で降りたら
「どこだー。上かな」と言って4階に階段で上れば
全てが整う。
ただ、Sが降りない。
というか誰も降りれない。ここも電気が消えてて怖すぎる。
誰もSに「いけよ。」とは言えない。
その時、友人の一人(K)が
「あのさー、気付いてる?」と言い出す。
「何が?」と聞くと彼は真っ青になりながら

「いや、気付いてない?」とさらにいう。
そうするともう一人が「俺わかったかも・・・。」と言い出す。
分からない俺やSや他の友人は少し攻めた口調で
「何がかって?」と聞く。
するとKは「俺らはじめに7階にいったやろ?」と言う。
「俺らが7階に行くまでに通る階数は5やろ?んで、
そのうちに電気が消えてるとこが何階あったと思う?」
とKは今にも泣きそうな声で言う。
正直もう聞きたくなかった。
「えっとね、0やったんね。最後に4階にって言っとったやろ?
それで3階も4階も5階も気にして外見とったけど、4階だけ点滅で
他は全部点いとったんよ。」と言い出した。背筋が一気に伸びる。
サーっと血の気が引きだす。


続けてKは「しかも・・。4階は点滅してたって言ったけど、
何かスイッチの所に人影が見えた。連打して点けたり消したり
を繰り返してるように見えた・。」と話す。
「お前いい加減にしろって。怖がらすなや。」というも
Kは青白い顔で首を振る。

「もう一つ。ここ3階のはずなのに、2階にとまっとる。」
とKが指をさす。表示を見ると2階で点滅してる。
Sが「い、いや、間違えただけやって。ビビッて3階じゃなく2階押してしまった。」
というも、他の友人が「いや、確かに3階押したのを俺見たよ・・・。」といった。
その最中にSがいきなり、「ひっ」と声を漏らす。
エレベーターホールに向かって誰かが来てる。
トン、トン、トーン、トーン、と音が近づいてくる。
怖くなり直ぐに閉めるボタンを押すも行き先を押してない為移動しない。
怖くて誰もドアの外を見れない。
「早く1階おせ!」と言うとSが焦ってボタンを押す。
その瞬間
ドーン!!!ポン。ドーン!ポン。ドーーーン!ポン。と音が大きくなり近づいてくる。
エレベーターが動き始めたが心臓がバクバクして皆顔を見合わせるのみで外は見れない。

1階に着いた瞬間に一斉に逃げるようにホールへ出る。
でも何かおかしい。
1階のはずなのに、何か違う。
急いで降りたそこのホールのプレートは3階の表示。
Sは「あれ?俺1階おしたよ。ねぇ、俺1階おしたって」と半泣き状態。
KはKで「なんで?なんなん?」とパニック。


とりあえず、エレベーターを呼ぼうと鍵を差し込むも、エレベーターは上の階に
行き始め、一度4階で止まったのか、4階の表示が長く続き再度上へ。
そのため戻るのを待つはめに。他のエレベーターは動く気配なし。

待っていたその瞬間、
ドーーーーーン!!!ポン。ポン。ポーン。といきなりの音。
階段付近から何かが音を鳴らして来てるような音。皆怖くて動けない。

Sが「あーー、来るなー。来るなー」と気が狂った様に言い出す。
俺は「おい、兎に角向こうの階段から逃げるぞ!」と言いSの肩を引っ張った後に
走り始めると全員そこに向かい走る。
3階から2階へ。
そこで上から何かが落ちてきた。
ヒュンと上から落ちてきたモノと目が合った。
人だった。
一瞬の事だったけど、全員が見た。
ニヤっと笑ってるように見えた。
そしてドーーーーン!!!!!!!
と下で音がなった。

もう動けなかった。
下には行けない。上に行こうとは思わない。
どうしようも無い状況で2階と3階の階段の間で
立ち尽くしてた。


するとポーン。ポーーン。という音が2階の方から近づいてくる。
再度パニックに。
明らかに音は2階から近づいている為、急いで3階へ上り逆の棟の階段へ。
そこから一気に降りて1階へ。
1階に着いたら、すぐに明かりを求めて何故かエレベーターホールへ。
そして出口へ向かおうとした瞬間、
俺を含めて4人だけが見た。

ホールの階段で人の生首の様なものを手毬のようにしながら
グチャグチャの何かが降りてきてるのが見えた。直ぐに外へ逃げ出す。
とりあえず走りコンビニへ逃げ込む。
知り合いのバイトの兄ちゃんに
「人が飛び降りたかもしれん。警察呼んだ方がいい?」と伝える。
「おまえら高校生がこんな時間になにしよるかってなるぞ?」と言われる。
「とりあえず、本当に落ちたか見たか?それとも落ちた後のか?」
と言われると友人の一人が「もういいって。関わらん方がいいって」と
全員に向かって言い、無視することに。

その後明るくなるまでコンビニで漫画を読んだりしながら
明るくなったと同時にSの家に向かう。

その後昼過ぎまで寝て、起きた後、その話になった。
「本当に怖かったわ。出口で見た奴が気持ち悪すぎた。」と話をしていると
残りの3人は全く気付かなかったらしい。
ただSが「あれ、ブサイクやし俺やったんかもしれん」と少し笑いながら言い皆を笑わせてた。

その1年後の受験勉強真っ只中の時に13階建ての団地からSは自殺した。


Sの葬式にはいったけど、Sの母親は遺書に何か書いてあったのか
俺たちにはとても冷たく、「アイサツしたら直ぐに帰りなさい」と言われた。
他の人たちにもそのような様子だったが、Kは「アイサツって・・・。」と言いながら
「俺らがSと仲良かったのに助けになれんかったのは悔しいな」と泣き崩れた。

俺は高校卒業し大学進学でそこを離れ、大学2年の時に親はそこから引越したので
高校卒業以来全くそこには近寄ってない。
最近Kともう一人の友人に会った時にその話を思い出した。
俺とKとその友人とSが、階段から降りてくるナニかを見ていた4人だった。
そこで3人で話していると、4人が全く同じものを見ていたことを知った。
Sは死ぬ前に「俺かもしれん。」と冗談のように言っていたが、
俺を含めた3人も、ポーンポンと手鞠のようにつかれていた生首がSの顔に
そっくりだったと思っていたようだ。


結局遺書は見てないから何が原因かは分からないけども、
Sは自殺する前日まで俺らと普通に遊んでるし何も変わったことは無かった。
面白半分で始めた肝試しだけど、アレが原因だったならやるべきじゃなかった
と思わずに居られない。
それとあの時に上から落ちてきた人は本当に自殺だった。
もしかしたら3階で逃げ出そうと思った時に、
エレベーターが勝手に上がり4階で一度とまり再度上にいった
エレベーターの中にその人が乗ってたのではないか。と思うと二度とあの場所には
近づきたくない。





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