【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 怨念




831:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:06:07 ID:CCMtbITL0

まとめて書いたつもりなんだが、
長文になってしまった。めんどくさい人はスルーしてほしい。

この件は口に出すと思い出すから嫌だったんだが、
トラウマ克服の為に文章に残そうと思う。

今はもう結婚して引越したんで別の家に住んでいるんだが、
7年前くらい前に住んでた実家で起こった出来事。
基本的に寝る時間が遅い俺は、大抵夜中2、3時に床につく。
その日も確かそれくらいの時間だったと思う。
布団に入ってうつらうつらし始めた頃、足元の方でパキパキッと音が聞こえた。

俺の部屋は固めのアコーディオンカーテンで仕切られていて、
マグネットで柱にくっつけて"扉を閉めた状態"にしてたのね。
それで、当時は猫を飼っていて、猫が俺の所で寝たくなったり、
トイレ行きたくなったりした時、無理やりアコーディオンカーテンの下を潜り抜けて来るのよ。
そん時に聞こえる音がパキパキ音なのね。

 

 

832:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:07:13 ID:CCMtbITL0

それで、猫が来たんだなーと、
腕枕する為に首を横に向けたまま、体だけ仰向けになったのね。
そしたら案の定、布団の上に何かが乗った重みを感じたんだ。
でも中々枕の方まで来ない。
普段は起こすのも寝るのもすぐに顔の所まで来るのに、とか考えてたら、
その重みの感触が変なのに気付いた。

重みが二つあるんだ。何だろうと思って体を起こそうとしたら完全な金縛り。
その二つの重みが交互に布団の上を移動してくる。
首が横向いた状態で動かなかったから足元が見えなかったんだが、
そこで初めて重みの正体に気が付いた。
誰かが俺を跨いでたんだ。

 

 

833:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:10:38 ID:CCMtbITL0

そいつはゆっくりとした足取りで、頭の方へ歩いてくる。
最初親かとも思ったが、こんな時間に起きてるわけないし、泥棒か!?とも思った。
必死で体を動かそうとするが金縛りで全く動けない。
もがいてると、寝る時につけているオレンジの常夜灯が陰になったのが解った。
完全に誰かが、上から俺を見下ろしている状態になってたんだ。

このままじゃヤバイと思い、どうにかしようと必死に目だけを動かして、
そいつの姿を視界の端に捕らえたんだ。
そしたら髪の毛のスゲー長い人型が俺を上から見下ろしてた。
天井にある常夜灯が逆光になってるせいで、男か女かも解らん影だけに見えたが、
とにかくそいつが上からジーーーーッと俺を見てる。

ホントに殺されるんじゃないかと思ったから、これ以上無いくらい力を振り絞って、
首を上に向けて、起き上がろうとしたのよ。
その瞬間、しゃがんだんだか、首が落ちたんだか解らんが、
影になってる人の頭の部分がもの凄い勢いでストーーーーンと俺の頭の横に下りて(落ちて)来た。
そしてそいつが俺の耳元で囁いたんだ。

「・・・何をしたの?」

って。男と女の声が混ぜたボイスチェンジャーみたいな声だった。
思わずひいっとか情けない悲鳴を上げてしまったんだが、
それと同時に金縛りが解けて起き上がる事ができた。
もの凄い力入れてたから全身汗だくだし、翌日筋肉痛になるし大変だったよ。
コイツにはもう一度襲われる事になるんだけど、
長くなるし今回はこの辺で区切らせてもらうよ。

読み難い文章の上、長文で申し訳ない。

 

 

836:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 10:42:37 ID:CCMtbITL0

せっかく読んでくれてる人いるので、
続きを纏めようと思う。

今回の話を含めて、大きく分けると3つの体験になるから、
次は2つ目の体験を書かせてもらうね。
また後で~

 

 

844:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 11:46:13 ID:CCMtbITL0

髪の長い影の話の続きを投下します。

前回の遭遇から1,2ヶ月たった後だったと思う。
当時の俺はルート配送の仕事をやっていて、
曜日に寄っては普通に朝から開始だったり、夜中1時から開始だったりって感じだった。
そのルート配送っていうのがまた怖くてさ。
クリーニングの回収と配達なんだけど、会社で信用の元にカギを預かってて、
夜中のうちに誰も居ないレストランの厨房や、
ホテルに入って汚れたテーブルクロスとか白衣とかを回収、
綺麗なのを置いてくるって感じの仕事だったのさ。

その日は丁度夜中1時から回るルートの曜日だったんだが、
やっぱり夜中1時から動くってのはきついもので、前日早めに寝ても眠くなるのね。
その日はやたら眠くて、居眠り事故を起こすよりはマシ、
と雑木林の横に車止めて仮眠取ったんだ。

車はクロ○コヤ○トのバンみたいな形で、
後ろフラットだから普通に体を伸ばして仰向けになって寝てた。
仮眠し始めて30分位かな。そろそろ起きようと思って体を動かしたら動かない。
お決まりのパターンで金縛り。前回の事があったもんだから、
冷や汗ダラダラかきながら、必死に体を動かしてたんだ。
ようやく体が動いて起き上がれた、と思ったら、また仰向けに寝かされてた。

ほんと、ジョジョのザ・ワールドにやられたみたいな気分。
起き上がってる感覚はあるし、助手席の背もたれを掴んで立ち上がった記憶もあるのに
何故か次の瞬間には寝かされてる。
夢でも見てるのかと思い、仰向けの状態で目をぎゅっとつむって、精神統一し、
一気に起き上がろうと目を開けた瞬間。頭側から逆さまに覗いてる女の顔が目の前にあった。

恨みがましい血走った目で俺をじっと見つめてる。
人間て頭や心で処理しきれない事があると、本当にシャットダウンするんだな。
目があった瞬間、どうやら気絶しちゃったみたいだ。
次に目が覚めたときには周りが明るくなってた。

 

 

845:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 11:48:03 ID:CCMtbITL0

その場は夢だと思い込み、遅れてしまった時間を取り戻す為、必死でルートを回って1日を終えた。
翌日は朝5時からの配送ルートだった為、早めに寝ようと布団に入ったんだが、
朝起きたら凄い頭痛、吐き気、高熱に寄るだるさに襲われて、どうにもならんと
隣の部屋の両親に助けを求めようと、ベットから出ようとしたら足腰が立たなくなってた。

朦朧とする意識で会社に連絡し、代替の人間を用意してもらい、
救急車呼ぶより速いと、親に車で5分の診療所まで連れて行かれたものの、
ウチでは手に負えない、と(先生朝っぱらなのに起きて診てくれた)
もう少し離れた市民病院に紹介状を書いてもらい、さらに移動。
市民病院であれこれ検査受けても原因不明で、
最後に背骨の間に針を刺す髄液検査を受けた所、化膿性髄膜炎だと判明し、
総合病院まで救急車で搬送、その日のうちに親族を呼ばれる位まで具合が悪くなった。

点滴治療で回復はしたが、1ヶ月入院で仕事もクビ。
脳に障害こそ残らなかったものの、えらい目にあった。
あの女は既に症状が進行していた病気が見せた幻なのか、
それともあの女が引き起こした病気なのか、
今でも解らない。

最後になる現在進行形の最後の話はまた後日。

 

 

860:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 17:01:16 ID:CCMtbITL0

さて、髪の長い影の最後の話を書こうと思う。

最後というか現在進行形の話であり、
前回、前々回より怖い話ではなくなっている事を前置きさせて戴く。

唐突だが、俺は本当に運が悪い。
買った高額電化製品は必ず一度は不良交換をする。
この間VIPにもスレを立てたが、新品のチャリ買って五分で釘を踏み、タイヤがバーストする。
夜行バスに乗ったら運転手が居眠りして事故る等、頻度が多すぎて挙げたらきりがない。

一番凄かったのは、飛行機の同じ便が目的地にたどり着けずに2回も引き返した事だ。
詳細は「ANA 2度も引き返す 新潟」でググッてくれ。
ニュースになったからすぐに見つかると思う。

まあ、命に別状がある訳ではないし、人生そんなもん、と諦めていたわけだが、
ある日、出張で札幌に向かった時に影の正体に関わる話を聞く事ができた。
出張先での仕事も終わり、すすきのでメシを食い、
札幌駅周辺のホテルに向かって歩いていたんだが、
突然、スーツを着たサラリーマン風の易者に声を掛けられた。
寒いのに大変だな、という思いと、大好物のカニを食べて機嫌が良かった為、
普段なら無視する所、話を聞いて見る気になった。

 

 

861:本当にあった怖い名無し:2009/04/22(水) 17:03:21 ID:CCMtbITL0

すると易者は、金は要らんからちょっと話を聞いていけ、と話を始めた。
易者に寄ると、俺にはとてつもなく強力な怨念が憑いていたらしい。
それは俺の両親の先祖のどちらか(親は鹿児島と福島出身)が、
その配偶者に対して口では言えない程の酷い仕打ちを行ったらしい。
突っ込んで聞いてみたけどなんだか濁されたから、
もしかしたら拷問でもして殺したのかもしれない。

兎に角、その時の女が末代まで祟っている、との事だった。
つまり、髪の長い影の正体は先祖に虐げられた怨念だった、という訳。
嘘くせーと思い、話半分で聞いていたが、当時別れた女がストーカー化していた事や、
両親の離婚、俺の病気の事まで事細かく当てられ、有り得ない話ではないかな、とは思った。

最後に、易者の力では祓う事ができない位強い念だという事と、
然るべき所できちんとした御祓いを受けることを強く勧められた。
帰りに金を渡そうとしたら全力で抵抗された所を見ると、
あの易者は本当に見えていたのかもしれない。

そんな感じで現在に至る訳だが、病気になった時以来、あの影の姿は見えていない。
不運という形も姿を変えて、俺に嫌がらせを続けているのかもしれないな。

以上で俺の体験は終わり。
つい最近結婚したので、これを機に御祓いを受けようと思ってる。
オチとしては面白くない上に、読み難い文章に付き合ってくれてありがとう。
お陰で気分が晴れたよ。

また不思議な事があれば報告させてもらう。

 









 874 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/30 15:58

私が以前住んでいた家の真横に、樹齢何十年というほどの大きな椎の木がありました。
我が家の裏に住む住人の所有物であったのですが、我が家はその木のおかげで大変迷惑をこうむっていたのです。
というのも、秋頃になると大量の枯葉が、我が家の庭先に撒き散らされるのはもとより、
樹齢何十年という老木ゆえ、根元から2,3メートルのあたりが朽ちており、
今にも我が家に倒れかかって来そうな様相なのです。
台風の日などは、家族で今日こそ倒れるんじゃないか?と、毎度毎度ビクビクしていたものです。
何度かその旨を裏の住人に伝えたのですが、
「当方の敷地のものに文句を言われる筋合いはない!」と頭ごなしに断られ、半ば諦めかけていました。

 

 

874 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/30 15:58

しかし、ある風の強い日に、とうとう老木の枝が折れ、
その太い枝は我が家にではなく、隣接していたもう一軒の民家に倒れこんだのです。
屋根の瓦も割れ落ち、それはひどい状況になっておりました。
その一件で損害賠償まで話が発展し、ついにその老木は切り倒される運びとなりました。

 

老木が切り倒されてから1年。
そこには6階建ての立派なマンションが建ち、
そのマンションの最上階に、裏の住人の祖母が『管理人』として入居したという事でした。

 

 

874 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/03/30 15:58

ある夜の事です。
用事で出掛けていた私は、駅から自宅までの道のりを歩いておりました。
マンションは我が家への目印とも言えるほど、遠くからでもその姿を見せておりました。
マンションが近くなるにつれ、マンションの屋上付近に、
なにやらモヤモヤとした、霧のようなものがかかってる事に気がついたのです。
一歩ごとにマンションは近くに見えてきます。

 

そして、そのモヤモヤが何であるかも、しだいに見えてきたのです。
霧状の白い煙の中に、無数の生首が浮遊しているではありませんか!!
生首はひとつひとつ違う顔をしており、老若男女様々でした。
ただ、その顔の群れに共通したものが一つだけありました。
全ての顔が満面の笑みを浮かべているのです!!

 

 

875 :874:03/03/30 15:59

それから数日後の事。
マンションの管理人である老婆が、屋上から飛び降り亡くなってしまいました。
老人性の痴呆が原因と言われてはいましたが、果たしてそうなのでしょうか?
何故って?
私が見たあの首の群れは、老婆の住んでいた部屋の真上だった事がひとつ。
そしてもうひとつは、老婆が絶命した直接の原因。
老婆の死は、飛び降りによる打撲が原因ではないんです。
地面にあった木の小枝が、喉を貫いていたそうです。

 

私にはどうしても、老木の怨念としか思えないのです。







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257 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/29 10:36

高校生の頃に霊感が一番ピークだった弟の話。

 

弟には小さい頃から霊感の強い友達がいる。(仮にAとする)
その日、学校帰りにAの家に遊びに行く途中の事。
なにぶん田舎なもので、近くにコンビニすらない。
しかし、家には飲み物もないということで、自販機で買うことに。
その場所は、Aの家まで100㍍もない一本道の途中である。

 

 

257 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/29 10:36

自販機の前でAが「何にする?」と聞いてきた。弟は「コーラ」と答える。
小銭をじゃらじゃら用意して、いざ買おうとしているAの手が不意に止まった。
「ん?」と思って見ていると、Aがゆっくりと首を左手に回した。
一本道の周りは田舎らしく田んぼだらけだが、そこだけはちょっとした空き地になっている。
とにかくAはその後、すぐに弟の方を向きなおした。
その顔をみて直感した。見たな、と・・・
ヤバイと感じたが、弟も左側に目を向けた。
女だ。真っ白な着物を着ているようだが、その姿は透けている。
女はそっぽを向いていた。弟は更に目を凝らす。
どうやら胸に何かを抱いているようだ。
何かに包まれている・・・ん?赤ん坊か?そう思った瞬間、胸に抱えたそれは赤に染まった。
そして女は、少しずつこちらに首を向き始めた。
Aがその間に急いで自転車に戻ったところで、二人はその場を一目散に逃げた。

 

 

257 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/29 10:36

家に無事帰りついたところでAが語る。
「恨みの念がいっぱい伝わってきたな・・・」
それは弟にもわかった。
弟はあせった。あの道は一本道、帰るにはあそこを通る以外ない。
しかし、Aが見たのは初めてだと言う。
当然のようにその日は、お泊りになりました・・・。





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423 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/06(金) 21:32:55 ID:UHkcgxmQ0

0感な自分ですが、自分がした体験です。
長文になりますが、すみません。

 

離婚する、しないの話し合いの最中、旦那が急死。
葬式のときはまだ籍が入っているということで喪主をつとめました。
葬式の最中のこと。
お坊さんがお経を読み出しても会場がざわついていました。
主人の友人はまあ、若いし・・・と思って特に気にはしていませんでしたが、ずーっと騒がしくて、
そのとき、大声で「このバカおんなが!!」というカンジの意味の言葉が大声で聞こえました。
私は離婚予定だったし、主人の友人にしたらそんなこともいいたいのかもしれないな・・・
と思いながらうつむいていました。

 

お葬式が終わって帰宅して両親に、
「ザワザワしていたし、叫んでいた人もいたし・・・。常識ないよね・・・」と話すと、
「ザワザワなんてしていない。葬式の最中にザワザワするほどの非常識な人間はいないだろ。
 ましてや大声なんか聞こえなかった」と。

 

 

424 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/06(金) 21:34:08 ID:UHkcgxmQ0

私の耳には本当にはっきりと聞こえていたで????でしたが、考えてみるとそうだなあ・・・と。
そのときは本当に、何十人もの人が比較的小さな声え話しているような声でした。

 

葬式、通夜も終わり、やっと眠れる(その二日間は眠れなかった)・・・と思い、
子供の待つ布団へ倒れるように横になって眠ろうとしていて、うとうとしかけたその瞬間に、
ザク!!というか、なんというか、するどい刀で切られたような?痛みが背中に走りました。
その前に竹が割れるときのような「パチ、パチ」というような音がしてはいたのですが、
冬だったし、家が鳴っているのだろうと気にもしていませんでした。

 

この話を霊感が少しある友人に話すと、
「実はあの話を聞いている最中、耳鳴りがしてたんだよね」といわれ・・・。
まだこの件では続きがあるのですが、長文になってしまいますので・・失礼します。
不思議な出来事でした。

 

 

425 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/06(金) 21:48:34 ID:CeB6NADH0

逆恨みなのか あなたが原因なのかはわからないけど恨み買ってそうだよ
心当たりがあるなら心底頭を下げるか ないなら言い含められるような人に
説得を頼んだほうがいい 現在もだんなさんと喧嘩中か
そうじゃないならあなたの方に原因が何かあるよ

 

わたしは霊能者でもなんでもないけど
自分が見てきた中で 似たようなケースがあったって話だけど
不思議な話で終わらせたらあなたよくないと思うよ

 

これを機会に自分を振り返って生き方とか考え直したほうがいい 

 

 

426 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/06(金) 22:17:50 ID:UHkcgxmQ0

>)425様
はい、よくわかっております。
今回の離婚騒動、また主人がなくなってからは考え方が変わりました。
確かに旦那はちょっと・・・な人でしたが、
自分に非がある、悪いのは一人だけじゃあないと、自分の今までを深く反省し見つめなおしました。
今では主人のことを、「かわいい弟のような存在」だと考えております。
子供を授けてくれてありがとう、結婚してくれてありがとう、そんな気持ちです。
やはり寂しくて涙する日もありますが、彼の死によってたくさんのことを学びました。
今は、子供と車で2時間ほどのところへお墓参りに通っています。
意識はしていませんが、やはり彼を想っているのか、いまだに男性には全く興味がありません。

 

不思議な体験と書いたのは、「0感なのに・・」という意味でした。

 

 

428 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/06(金) 22:22:30 ID:tBUHBWJ/0

元ダンナの怒り・・「なぜ、オレをわかってくれない!」というものだったりして。
死後、わかったのなら良かったね。

 

続きキボンヌ。

 

 

429 :424:2009/03/06(金) 22:28:19 ID:UHkcgxmQ0

続きです。
長文になったらすみません・・・・。

 

主人の葬式にきていない会社の課長が、いわゆる「見る人」らしく、
もちろん主人に会ったことなどないのにある時、
「お前に男・・・おっさん?がついてる」と白状?してくれました。
よく聞くと、うっすらとしか見えず、男であること、また、髪型がわかるそうです。
私は高校時代の友人を亡くしていますので、始めは彼かな?と思っていましたが、
髪型を聞くとなんと、主人が亡くなったときと全く同じ髪型でした。
それで、気になったので、思い切って誰とは言わずに課長にこっそり主人の写真をみてもらいました。

 

 

430 :424:2009/03/06(金) 22:32:56 ID:UHkcgxmQ0

すると課長は一瞬だけ写真を見て無言でうなづきました。
その態度で、ああ、彼なんだ・・・と察することができました。
いわゆる、「憑いている」ってやつなんでしょうか?
しかし、今のところ(もう数年経ちますが)大きな問題もなく、やってきています。
もし憑いているとして徐霊なんて、なんか・・・って思う自分もいます。
「いたいんなら、飽きるまでいたらいいよ」って気持ちと、「早く成仏してほしい」という気持ちと・・・。

 

今は、夢でもいいから出てきて欲しいと思っています。
ごめんね、私は妻としてだめな妻だったね・・・と。
きっとこれからも男性には興味はわかないんだろうなと思います。

 

 

432 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 00:05:51 ID:VeCkFB/i0

>>426
ちなみにあなたは旦那さんの死後実家に帰ったの?
それとも旦那さんの家にとどまってるの?

 

あなたが書いているような感謝の気持ちは本音?
死んだ人の世界ってね肉ががなくなる分
いろんな意味で視野は広がるようだけど
生きている人が思う以上に本音の世界なんだって
奇麗事はまったくもって通用しないんだって

 

なんとなくだけど
あなたは人の話に聞く耳持たないんだよねって感じがするわ
あとは 生前死後に旦那さんがゆるせないような事をしたか
じゃなきゃそこまで旦那さんも怒らないと思う

 

霊能者もきちんと選んで
きちんと説得できる人に説得してもらって
旦那さんときちんと和解してから
あなた自身がもつ他者とのかかわり方を
分析したほうが今後のためにいいとおもうよ

 

悪いのは祟る人だけじゃないからさ

 

 

433 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 00:26:31 ID:VeCkFB/i0

まあでも
2chに書き込む 屑ど素人言うことだから
まともにうけなくてもいいよ
自分で気になったら聞きにいけばいいだろうし
必要ないと思えばそれでいいだろうし
旦那さんの性格は一緒に生活していた
あなたが一番よくわかっているだろうからさ

 

 

434 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 01:12:00 ID:JZafMo3w0

生きてる人ができるのは、供養だから。
ダンナの供養、月命日とか墓参りや毎日、陰膳をあげたり
してあげることはそれくらいなんだからしてあげようよ。
時がたてば変わるわよ。

 

 

435 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 02:27:58 ID:CH3XGdsV0

離婚なんてある意味特別な状態の時に亡くなったから、
怒りにせよ何にせよ、貴女への強い思いを抱えたままだったって事かな。
生きている人は時間と共に変われるけど、亡くなった人はそのままの思いに囚われてそう。
生きてる人間の方が手を差し伸べないといけないのものなのかね・・。

 

 

436 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 04:22:01 ID:8lm3gk0fO

まさか離婚の原因が奥タソの不倫とかじゃあないよね?葬式で死人に罵られるなんてよっぽどかと。

 

 

437 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 04:57:50 ID:VTCxbQp60

課長さんは見えるだけなのかな?もう少し何かわかるといいね。

 

 

438 :名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中:2009/03/07(土) 08:59:11 ID:Q0i4aBAi0

>>424が悪妻だった、っていう決め付けはちょっとなあ・・・
離婚騒動に発展するからには双方それなりに非はあるんだと思う。

 

>>435のいうとおり、旦那さんの思いが強すぎたのかもしれない。

 

 

439 :424:2009/03/07(土) 09:17:54 ID:BHQ4wFyd0

まとめてレスさせていただきます。申し訳ありません。

 

>428様
おそらく、そういう気持ちはあったと思います。
金銭的なことなどあげるとキリがないですが、そんな理由などなのですが、
彼自身は「なぜオレをわかってくれない?俺のどこが悪い?」というカンジでした。

 

>433様
確かに、本当の彼を知っているのは私ではないかと思っています。
そして、これだけは強く思うのですが、彼は怒りはしても人を「恨む」ということはないだろうと思います。
そういう人だったので。なんだか救われました。コメント、嬉しかったです。
ありがとうございます。

 

>434様
時がたち、ずいぶんと私も考え方、生き方が変わってきました。
彼の遺体を見たとき、全身から全ての恨みや憎しみがスッと、ほんとうにサーっと消えていくのがわかりました。
あれはとても不思議でした。

 

 

440 :424:2009/03/07(土) 09:26:04 ID:BHQ4wFyd0

>435様
やはりそうでしょうか・・。
子供もいますし・・。私は0感なので何も感じる事ができずに寂しいです。

 

>436様
聞こえてきた声は、主人の声ではなかったように思います。
ちなみに原因はもちろん私、そして主人の不倫などではありません。
私は子供の世話におわれ、(多胎です)主人に寂しい思いをさせてしまっていたのは事実です。
しかし、最終的に主人は警察にご厄介になるような状態になりましたので・・。
ここで原因を書くと一方的な悪口になりそうなので、まあ、こんなカンジでした。

 

>437様
見えるだけみたいです。よくなにか?に憑かれるようで、お払いなどにもいっているみたいです。
体質のようです。

 

>438様
悪妻と決め付けられ、実はちょっとへこんでおりました(笑)ありがとうございました。
離婚も、やはり双方に非があると思います。
もう当時は「このままじゃあ子供が・・・・」という状態ででましたので、考えることができませんでしたが、
私にもやはり反省すべき点はたくさんありました。

 

皆様、まとめてのレスで失礼いたしました。

 


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 787 :その1:2006/08/07(月) 22:04:45 ID:4ovn3nYY0

これは俺の祖父祖母の家の話で、本当は他人に話してはならない話。
すべて実話なので読んでもらいたい。ちょっと長くなるが、ご容赦を。

 

去年の7月のことだ。
俺の祖父と祖母は老人ホームですでに他界していて、
実家を管理する人がいなかったから、荒れ放題になってしまっていた。
本来ならば、相続の関係で俺の母親の姉(長女)がその実家を引き継ぐはずだったんだが、
なぜか姉夫婦は相続を頑なに拒んで放棄したので、お鉢が俺たちの元へ回ってきた。
その時は、田舎の山奥という場所の悪さと、
都会暮らしに慣れ親しんでいる姉夫婦のことだから興味も無いのだろうな、くらいに思っていた。
ところが俺の母親も、「厄介なもんが回ってきた」と肩を落としていた。

 

ともかく、うちで実家の母屋と土地を相続することになったから、両親と俺の3人で実家の大掃除に出かけたんだ。
実家を訪れるのは俺ですら10年ぶりで、本当に山奥のド田舎だった。(熊が麓まで降りてくるって有名な山の近く)
長い間手入れしていなかったから、門から母屋の玄関までもう草がボーボーで腰近くまで生えていた。
草刈り機を持ってきた親父もさすがに参った様子で、とりあえずみんなで母屋の中に入ったんだわ。
すると蜘蛛の巣と虫の死骸とかでえらい騒ぎで、カメムシがそこらじゅうにへばりついていた。
臭いし、汚いし、何で俺がこんなところを片づけなきゃいけないのか…とすでに憂鬱になっていた。

 

 

788 :その2:2006/08/07(月) 22:05:40 ID:4ovn3nYY0

掃除しようにも、とても一日やそこらで片づく状態じゃなかった。
とりあえず俺は、貴重なものが無いか部屋の中を色々探し始めた。
ガスも水道も電気も止まっているから、懐中電灯片手に作業。
でも貴重品があるはずもなく、ほとんど衣類とかゴミばかりだった。
俺は小学生くらいの時にはよく実家で遊んだが、両親が家を新築してすぐに祖父祖母の元を離れたから、
思い出もほとんど無く、写真とか本とかも片っ端からゴミ袋に詰め込んだ。
母屋は築110年以上経っていると聞かされていたから、昔は相当立派なものだったと思う。
さらに祖父には弟たちが何人かいたが、祖父を含めてみんな陸軍の将校だった。(みんな戦死したらしい)
壁とかには木銃?みたいなのもかかっていて、まるで戦時中のような古めかしさを感じた。
だから俺は、もう部屋の掃除よりもこの家を探検してみたい気持になって、
裏庭とか、農具の小屋とか、色々見て回り始めた。

 

 

789 :その3:2006/08/07(月) 22:06:16 ID:4ovn3nYY0

あっちこっち探索していたら、母屋に屋根裏部屋があることに気づいた。
もちろん覗いてみたくなって、近くにあった枝切り挟みの柄で、木枠のある天井の板を突き上げて外したんだ。
母親が「そんなところ、鼠が這ってるからやめなさいよ」と言ったんだが、下駄箱の上に立って屋根裏によじ登った。

 

天井裏は確かに埃と鼠の糞だらけで、腐ったあちこちの板の隙間から外の光りが漏れていた。
広さはかなりあったが、めぼしいものは何も無く、かなり昔の農具や風車が転がっていた。
苦労して登ってみたわりには面白いものが見当たらず、俺は少し落胆して降りようと思ったが、
ライトでよく見回していると、屋根裏部屋の壁の隅に、ポスターみたいなのが貼ってあることに気づいた。
俺は目が悪いのでもっと近くで見ようと、鼠の糞だらけの汚い床を歩いて、その壁のところまで寄ってみたわけ。

 

 

790 :その4:2006/08/07(月) 22:06:57 ID:4ovn3nYY0

んで近くでよく見てみると、そのポスターに見えたものは、一枚の張り紙だった。
紙は黄ばんでいて、筆で何か書かれていたが、達筆で俺にはよく読めなかった。
ただ、『大正二年』って書かれているのが読めたから、多分、祖父あたりが書いたものだろうと思ったんだ。
ところが不可解だったのは、その紙が何重にもなっていて、
米つぶを糊にしたものでしっかり張り付いていたことだった。
見た感じで10枚くらい重ねて、一枚一枚が両面くっついているから、なんか変だなとは思った。
その紙自体も壁板に糊で張りついていて、とにかくこれが何なのか気になった俺は、
この紙を母親に見せてやろうと、隅のほうからゆっくり剥がしてみた。
上手く剥げずに、裏の紙が板に残ってしまったんだけど、そこに俺はぞっとするものを見た。
『○○家 ノ?? 開ケルベカラズ ??禁ズ』
記憶にある限り、紙の裏の板に、筆の縦書きでそう書いてあった。(?は見たこともない漢字で読めなかった)
意味も分からず漠然と恐怖を覚えた俺は、剥いだ紙を母親に見せるのも忘れて、慌てて屋根裏から降りた。

 

 

792 :その5:2006/08/07(月) 22:07:38 ID:4ovn3nYY0

ちょうど居間で掃除していた母親にこのことを話すと、
突然母親は「そんなところにあったかッ!」と絶叫して玄関に走り出すと、
気が狂ったように屋根裏入り口の板を元に戻し始めた。
一体何がどうしたのか状況を飲み込めない俺は、呆然とその様子を居間で眺めていた。

 

母親は板を元に戻すと、その真下にあった下駄箱を横に倒して、俺のところに駆け寄ってこう言った、
「開けたか!?!見たのか!?正直に言いなさい!!」
(ハッキリ言って、今でもあの時の母親の異常な剣幕は脳裏に焼きついている。完全に人格違ってた)
俺はもうただ「いや、なんも見てない見てない…」と、わけも分からず宥めるように答えた。
あまりにもでかい声出して怒鳴るもんだから、外で草刈ってた父親も飛んできて、
「どうしたい?」と様子を見に来た。
母親は俺が何も知らないことを確認すると、安堵したあと「バカタレッ!!!」とまた怒鳴りつけた。

 

 

793 :その6:2006/08/07(月) 22:08:12 ID:4ovn3nYY0

事態が収まったあと、俺の弟には話さないことを約束として、母親が事情を話してくれた。

 

母親がまだ子供の頃、この家には『入ってはいけない部屋』というものが存在したらしく、
母親は日頃から、両親にしつこくその話をされたのだという。
なんでも、その部屋がこの家の何処かにあって、『その部屋に入ると祟りに遭う』と言われていたらしい。
おかげで母親は、その部屋のことが幼い頃からすっかりトラウマになってしまって、
朝学校へ行くと、夕方になっても外で遊んで家に戻らなかったという。

 

その『入ってはいけない部屋』は曾爺さんの代からあったらしく、
曾爺さんの兄貴だが誰かがとにかく厳しい人で、
自分の子供を折檻するためによく、1メートル四方くらいの箱の中に蓋して閉じ込めて、漬物石を乗せていたらしい。
ところがそんなある日、何かの原因でその子供が箱の中で死亡し、夏に葬式が行なわれたという。

 

 

794 :その7:2006/08/07(月) 22:09:01 ID:4ovn3nYY0

この事件以降、家の中では、
お重箱や弁当箱、箱という箱の蓋が、すべていつの間にか外されたり、
鍵をかけてある蔵の漬物桶に何度石を置いても、いつの間にか漬物石がすべて軒下に運ばれるという、
不可解な現象が起きたらしい。
この怪奇現象の話は、俺も生前の祖父から何度か聞かされた記憶がある。

 

当時はお祓いなどもさんざんしたようで、その箱を供養のために四九日間、家に安置することになったという。
ところが、戦争で家の男衆が召集されてゆくと、
箱を気味悪がった家族らが、家の中の人目につかない場所に隠してしまった。
こうして、家の構造上あるはずのない小部屋が作られ、そこに収められたという話だ。

 

結局、部屋の場所だけは祖父祖母も死ぬまで喋らず、娘たちにも話さなかった。
だが俺は、屋根裏のあの紙が貼られてる壁板の周囲だけ、外からの陽射しが無かったのを見た。
つまり、あの張り紙の奥こそが『入ってはいけない部屋』であり、
(母親はそこまで言わなかったが、言いたくもなかったと思う)
何枚も重ねて貼られていたあの紙は、恐らく何重にもする必要があった御札の一種ではないかと思う。
よほど強力な怨念があったのかもしれない。

 

だが、恐怖体験はこれで終わりじゃなかった。
その後、掃除を切り上げて3人で家に帰ると、留守番していた中2の弟が、俺らを見るなりこう言った。
「その石どうしたの?」
肌が泡立った。
後で弟に聞いてみたが、俺と母親と父親、三人揃って大きな漬物石抱えて帰ってきたんだと。

 

 

795 :787:2006/08/07(月) 22:13:19 ID:4ovn3nYY0

以上ですが、それ以来、この話は家族の間で一切しなくなった。
触れてはならないものだと感じた。
もちろん、実家にはもう近づかないし、あの屋根裏部屋に何があるのかも考えたくない。
いまでもあの小さな部屋には、怨念が漂っていると思う。

 

 

797 :本当にあった怖い名無し:2006/08/07(月) 22:29:40 ID:yN5WgQ030

>>787
乙です~。
どうして話してはならない話を2chで紹介されたのか、心境が知りたいような。
あと、弟は現実とは違う映像を見たということですか。

 

 

800 :787:2006/08/07(月) 22:44:12 ID:4ovn3nYY0

>心境が知りたいような。
去年からちょうど1年くらいになるので、記憶辿って書き出しました。
怖い故に、他の人に聞いてもらったら楽になるかと思いました。
実際少し気が楽になったような気がします。

 

>あと、弟は現実とは違う映像を見たということですか。
そう。苦もなく大きな石を抱えていたので不思議だったらしいですが、家に上がった途端消えたらしいです。





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壁や窓に巨大な顔が現れるのを目撃したことがあるだろうか。
こういった現象に遭遇する人には、ある共通点があるという。

それは、誰かに酷く恨まれているか、逆に誰かを恨んでいるかのどちらかなのだそうだ。

もし、不意に大きな顔を見てしまった場合は、生活を改めたほうがいいだろう。






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789 :かなめさま 1/8:03/04/25 01:42

俺がむかし住んでいた場所はド田舎で、町という名前は付いていたが、山間の村落みたいなところだった。
家の裏手の方に山道があり、そこに『かなめさま』のお堂があった。
もともとは道祖神だったらしいが、隣町への道路が整備されてからその山道自体が使われなくなり、
通る人も絶えて寂れてしまった。
かわりにというか、いつ頃からか『かなめさま』に、
身を忍んで人に言えないような悩みを打ち明け、願をかける慣習ができた。
そんな成り立ちも今にして思うだけで、俺がガキの頃はとにかく『かなめさま』はタブーで、
昼間でもそのあたりは近寄りがたかった。
見ても見られてもいけない。牛の刻参りのようなものだ。

 

 

790 :かなめさま 2/8:03/04/25 01:43

俺が5,6歳の頃に化膿で膝が腫れて、かなり危なかった時、
祖母が『かなめさま』に行って、「かわりに病気を被ってくだされ」と願をかけたらしい。
おかげかすっかり膝は治ったが、あとでそのことを聞いてから、俺の中で『かなめさま』はますます恐ろしい存在になった。

 

中学に上がったばかりの時、夏祭りの盆踊りが終わったあと、悪友たちと肝試しをしようということになった。
祭りという晴れを経たせいか、みんな妙に躁状態で、普段なら絶対ありえないことを言い出した。
「二郎さんて青年団の人おるやろ」
一番年かさのAが言った。
「あの人が昔、かなめさまのお堂に入ったんやと。中にな、石ころがあったらしい」
俺は猛烈に嫌な予感がしたが、あっという間に『かなめさま』の中身拝見ツアーに決まってしまった。

 

 

791 :かなめさま 3/8:03/04/25 01:43

山道の入り口に陣取って、一人ずつお堂に行き、中を見てから戻ってくる。
それで最後に、見たものを一斉に言って確かめ合う、ということになった。
入り口は広いが、すぐに道は曲がり狭くなる。
両側からは木の黒い影が迫って、じっとりとした湿気を感じた。
俺は負けると思ったジャンケンで勝って、一番最後になった。
しかし、肝試しのセオリーではこれは失敗だった。

 

一人目の言い出しっぺでもあるAが帰って来るまで、思ったより時間がかかった。
何度か昼間に行ったことがあったが、こんなに遠かっただろうか。
「おい、どうだった」と聞いたが、Aは「へへへ」と変な笑いをして答えなかった。

 

二人目、三人目と終了して、四人目のKが青い顔をして戻ってきた。
「覚悟したほうがええぞ」とうわずった声でKが言うと、先の三人も意味ありげに頷いた。
残るは俺だけだったので、やつらは怖がらせる立場になったわけだ。
怖気づいているとツボにはまりそうだったので、俺は思いきって山道に飛び込んだ。

 

 

792 :かなめさま 4/8:03/04/25 01:46

夏のせいか下生えが生い茂り、所々足元がよく見えないという恐怖があった。
山に入ると、今更のように蝉の鳴き声に気が付いた。
何時くらいだったのだろうか。蝉がこんなに遅い時間まで鳴いているのは妙な気がした。
心臓がドキドキしてきた。小さなペンライトが一つあるきりで、あたりは完全な暗闇なのだ。

 

ひときわ蝉の声が大きくなり、少し広い所に出た。
そっと右手の方を照らすと、そこに『かなめさま』がいた。
『あった』と思わなかった自分が一瞬怖くなったが、もう中を見るだけなので、勇気を奮い起こしてお堂に近づいた。

 

人ひとりが入れるくらいの小さなお堂だった。
木製の観音開きの扉は、スクリュウ螺子で床にとめられていた。
「わざわざ締めやがって」と最後のKに悪態をつくと、何となく気が軽くなって、すんなり開け放つことができた。
中には噂通り、ひと抱えほどの石が一つあるだけだった。
鉢巻のようにしめ縄が巻かれている様子は、どことなくコミカルなものだったが、それを見た瞬間に息が止った。

 

 

793 :かなめさま 5/8:03/04/25 01:46

その石に異様な圧迫感を感じて、思わずむせてしまった。背筋を嫌なものが這いあがる感じ。
ゴホゴホと咳きをして俯く。
その時、信じられないものが見えた。
視界の左端に、白い服がすぅっと入ったのだ。
奥にのびる道のむこうから、誰かがやってこようとしていた。
頭がパニックになり、とにかく『あれ』に会ってはいけないと思って、
目の前に口を開けるお堂の中に、飛び込むように隠れた。
扉を内側から閉めると、中は真っ暗だった。
心臓がバクバクしている。
人影を見た瞬間に、無意識にペンライトを消していたのだ。
暗闇の恐怖よりも、光が外に漏れることの方が怖かった。
あれは誰だろう。
『かなめさま』に何の用だろう。
決まっている。
“病気を不幸を、恐怖を被ってくれ”
やめてくれ、と心の中で叫んだ。
中にいるのは俺なんだ。俺なんだ。
蝉の鳴き声が鼓膜を破りそうだ。
足音も何も聞こえない。
ただ気配だけが扉の前にやってきた。

 

 

794 :かなめさま 6/8:03/04/25 01:47

胸がむかついて吐きそうだった。
古びた木のお堂に、異様な匂いが充満しているようだった。饐えた匂いなんてもんじゃない。まがまがしい空気。
瘴気とはこういうものを言うのだと、ぼんやり思った。
俺はひたすら脱力して腰が抜けた。
『あれ』は行ってしまっただろうか。何も感じなくなった。
頭の芯のあたりが痺れていた。
石は?石はどこだろう。
手で探ればぶつかるだろうが、ふと奇妙な予感があった。
『かなめさま』はこの『家』の中では、石という形ではないのではないかと。
俺は咳きが喉の奥からせり上がって来るのを、ただただ止めようとしていた。

 

どれくらいたっただろうか。陶酔にも似た疲労が体を覆い始めた時、急にとんでもないことが起きた。
お堂の前に気配が近づき、扉を開けようとしていた。

 

 

795 :かなめさま 7/8:03/04/25 01:48

俺は心臓が止りそうになりながら、必死で内側から扉を引っ張った。
しかし狭いために中腰が精一杯で力が入らない。
気が狂いそうになった時、外から聞きなれた声がした。
「おい、Yか?Yやろ」
Aの声だった。
扉が開かれて、ペンライトの明かりが闇を切り裂いた。
友人たち四人が覗き込んでいた。
俺は嵐のようにやってきた安堵感で、口がきけなかった。
「おい、出ろや。いくぞ」
四人は青白い顔をして、急かすように俺を引っぱり出した。
そしてお堂の扉をバアンと閉めると、あとも見ずに早足でもと来た道を引き返しはじめた。
俺も置いて行かれまいと慌てて後を追った。
誰も無言だった。
俺が遅いので、心配して迎えに来てくれたのだろうか。
しかし、俺をバカにする軽口もなく入り口にたどり着くと、ろくに会話も交わさずに解散になった。
皆一様に硬い表情で、それが一層俺の不安感を煽った。
俺はあの白い人影がどこへ行ったのか気になったが、それを聞くことを拒む雰囲気だった。
『かなめさま』の山道を振り返ると、蝉の声が止んでいた。

 

 

796 :かなめさま 8/8:03/04/25 01:49

二十年も前の話だ。
俺は色々あってその町を飛び出してきて、もう帰るつもりもない。
しかし、あの夜のことは忘れられない。
結局Aたちとの間で、あの出来事は語らないという不文律が出来ていた。
それきり『かなめさま』の話もしなくなった。
しかし今振り返ると、それなりに思うところがある。
お堂の扉を開けたあの時、ペンライトもかざさずに、何故道の先の人影の白い服が見えたのだろうと。
道祖神は障(さえ)の神とも言い、道にあって道中の安全を司るとともに、人里への招かれざるものを遮る役目を負っていた。
しかし、あの町で本来疫病や鬼の侵入を防ぐ役割を持っていた『かなめさま』は、人間の一方的な怨念で穢れていたわけだ。
道祖神は病んでいたが、道は残っていた。
そして山道の入り口で待っていたAたちも、『あれ』を見たのではないだろうか。
盂蘭盆に、廃れた道を帰ってきた招かれざる者。
あの町には、それを止める神がいなかったのだ。

 





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884 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 14:08:44.53 ID:Y9yKk0ly0
俺のされた事に対して祖母ちゃんがやったと思われる復讐なんですけどいいですか?
後、何かオカルトっぽいけどここで話しても大丈夫ですかね?


885 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 14:23:40.26 ID:JbT87NrU0
聞きたい


890 :884:2013/08/18(日) 15:31:32.79 ID:Y9yKk0ly0
じゃあ簡潔に。


親が早くに亡くなったので中学から田舎の祖母ちゃんと暮らす。

入学早々にいじめに会う。

二年の夏に耐え切れなくて飛び降り自殺、だけど失敗。

意識不明の重体中に数少ない友人が祖母ちゃんにすべてを語る。

意識が戻った時、祖母ちゃんに泣きながら謝られる。

退院後は一度も田舎に帰る事無く母方の親戚のアパートを借りて最寄の中学に転校。

転校前に祖母ちゃんにいじめに気付けなかった事を謝られ、その時に今まで見た事のないような般若の様な顔で「お前を苦しめた奴は祖母ちゃんが懲らしめてやる」発言。


891 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 15:41:55.07 ID:3tyn7IYL0
ほうほう



892 :884:2013/08/18(日) 15:44:41.53 ID:Y9yKk0ly0
そのまま数年祖母ちゃんと会う事無し。三年前に祖母ちゃんが亡くなったと連絡を貰うも、祖母ちゃんの遺言で行けなかった。

去年の夏、親戚に無理言って祖母ちゃんの墓参りをする事を許して貰った。

田舎に行ったら丁度、唯一の友人に出くわしてちょっと話した。

この時にいじめられていた時にもっと早く祖母ちゃんに話せなくてごめんって謝られた。

そのままそいつと一緒に墓参りに行って、帰ろうとしたらもう遅いから泊まっていけと言われてお言葉に甘える。

その夜、中学の同級の代表を名乗る奴が俺の所に来た。しかも友人が買出しに行ってる時に。


893 :884:2013/08/18(日) 16:00:23.89 ID:Y9yKk0ly0
ちょっと昔の同級生に会って欲しいって。無論断った。でもそれを告げると、玄関前で土下座で頼まれた。玄関閉めても戸をガンガン叩いて懇願してきた。

外に向かって警察呼ぶぞって言うとそいつはがっくり肩落として帰っていった。

その後少したってから友人が帰ってきたのでさっきの事を告げると、ポツポツと妙な事語りだした。

祖母ちゃんが亡くなってから直ぐに、クラスの関係者の家族に不幸が起きたと。


894 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 16:13:19.30 ID:Bz4Sw2Hc0
支援


895 :884:2013/08/18(日) 16:25:34.72 ID:Y9yKk0ly0
私怨ありです。


兄弟が妙な病気になったり、親が事故で後遺症負ったり家業が急激に傾いたり、本人達も原因不明の事故に巻き込まれたりしたらしい。

最初は偶然かと思ってたけどそれが毎日の様に小さな事故が増えて行って最終的には連続して病死や事故死があったって。

その時はまだ大した事無かったいじめの中心人物(Bとする)の父親が田舎の神社にお払い頼んで、クラスの関係者連れて寺に行った。(友人含む)

で、神社に着いて敷地内に入ろうとした瞬間に境内で待っていた神主さんが「無理です!入らないで下さい!」って怒鳴りあげたと。


897 :884:2013/08/18(日) 16:34:11.99 ID:Y9yKk0ly0
そのままそこで頼んでも二進も三進も行かないのでその日は諦めて帰って、後日他の所に頼もうって事になった。

その夜、Bの父親が急性くも膜下出血で倒れた。

発見が遅かったが、運が良いのか悪いのか下半身不随含む他の障害で済んだらしい。

Bの父親は性根は悪いが体力だけはあって、今まで健康診断以外病院に通ったことが無いのが自慢だったらしい。


898 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 16:40:17.20 ID:JbT87NrU0
祖母ちゃんの遺言ってなんだったんだろ


899 :884:2013/08/18(日) 16:45:52.53 ID:Y9yKk0ly0
田舎ではこれまでの不幸はうちの祖母ちゃんの呪いじゃないかと言われてるって友人が話してくれた。

現に俺をいじめてたクラスの奴らばかりが不幸に見舞われてるらしい。

そんな馬鹿なと笑いながら話してたら、夜遅いにも関わらずまたAが他の十数名引き連れてやってきた。その中には何となく見覚えのある顔もあった。

その顔を見たせいか中学の頃のトラウマが蘇って来て涙が止まらなくなった。それを見た友人が俺を部屋の奥に押しやってそいつらと話をしに行った。

10分もしない内に友人が帰ってきて、事の顛末を教えてくれた。


900 :884:2013/08/18(日) 17:04:57.44 ID:Y9yKk0ly0
AはBの取り巻きの奴だった。そして他の十数名は同じクラスの奴とその家族だと。

そして奴らは俺に謝りに来たという事らしい。

奴らはB父が倒れた後、怖くなって自分たちで別個にお払いしてくれる所や霊能力者を頼んだらしい。

そこである除霊師にかかった奴が言うには、そいつに対して強い怨念が感じると。

強すぎて払おうとした自分たちがやられるかもしれないから申し訳ないけどって断られたって。


901 :884:2013/08/18(日) 17:11:47.71 ID:Y9yKk0ly0
他の奴らも大体そんな感じだったって。自称見える霊能力者が言うには、鬼の様な顔した老婆が見えるとか言ってたらしい。

まあ、それは流石にテキトウ言ってると思うけど。

で、最後の手段としてもしかしたら俺に心の底から謝ったら怨念が消えるかもしれないと思って探していたらしい。

一応奴らも探偵や興信所使ったらしいけど、途中でその探偵や興信所の人間が怪我や病気になるという不幸に苛まれてままならなかったと。

そんな時に、俺がこの田舎に墓参りにやってきた。それで呼べるやつ全員掻き集めて俺に謝罪をしに来た、という事だった。


902 :884:2013/08/18(日) 17:20:31.39 ID:Y9yKk0ly0
友人は会わなくていいって怒りながら言っていた。どうせ心の底から謝りたいって思ってる奴らじゃないからと。

でも俺はこの時出ていった。勿論、奴らの謝罪を聞くためじゃない。

俺が玄関から出てくると、奴らは俺に近づいて思い思いに謝罪の言葉を述べてた。でも俺は言ったよ。

「俺はお前らを絶対許さない。断言してやる、お前らはこれから一生幸せになんてなれない」

それから直ぐに部屋に入って寝たよ。何か外からむせび泣く声が聞こえたけど布団かぶって寝た。


904 :884:2013/08/18(日) 17:26:32.73 ID:Y9yKk0ly0
次の日、せっかく泊まったから祖母ちゃん家に行こうと思ってたけど奴らに会うと面倒だからタクシー呼んで奴らに見つからないように帰った。

その一ヶ月後に友人から手紙があった。BとAが首を吊った、でも死に切れなかったって。

他にも家が小火になったり、酷い怪我負ったり、と色々出たって。

で、今年も祖母ちゃんの墓参りに行き、今年は祖母ちゃんの家に行く事も出来た。


908 :884:2013/08/18(日) 17:32:39.38 ID:Y9yKk0ly0
これでラストです。

俗称祖母ちゃんの呪いは相変わらず、いや勢いを増してた。

一年ぶりに会った友人が言うには、去年だけでいじめっ子家族が10人近く死んでると。

他にも家業だけじゃなくて親類の家業も傾き、夜逃げした奴もいる。

今まで健康だったけど突然の怪我や病気で日常生活を送るのも厳しい状態になった奴もいるらしい。

BとAは檻のある病院にいるらしい。何か見えないものが見えるとかで暴れてそのまま入院だとさ。


909 :884:2013/08/18(日) 17:35:24.51 ID:Y9yKk0ly0
簡潔に出来なくてすいませんでした。


911 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 17:38:54.35 ID:Bz4Sw2Hc0

ばあちゃんの供養しっかりとな!


916 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 18:29:23.83 ID:JbT87NrU0
いや、祖母ちゃんが逝ったのに行けなかったのは遺言なんだよな?なんて残されてたの?


918 :884:2013/08/18(日) 18:42:42.15 ID:Y9yKk0ly0
>>916
残されていたというか死ぬ前に親戚に言っていたのですが。
トラウマみたいなもので田舎に来ると調子が悪くなるから、どうか自分が死んでも来させないでやってくれ。
もし自分から心から望んで行きたいって言えるようになったらその時は行かせてやってくれ。
って親戚の人から聞きました。


923 :本当にあった怖い名無し:2013/08/18(日) 20:25:14.20 ID:JbT87NrU0
そうか。祖母ちゃんの想いがしてるならどうしようもないな。
あとお前さんが出来る事は、墓参りをして祖母ちゃんに安心の想いを伝えることだ。




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586 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 19:10:30.49 ID:MNponP/i0
巡り巡ってここにきた

最近というか数年前に実際あった出来事だけど書いてもいいかな?
ちょうどそいつの七回忌も終わって、皆安堵してると思うし、俺も我慢していたから吐き出したいんだよね


587 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 19:33:29.49 ID:pzwlhgHf0
お待ちしてます


588 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 20:05:18.13 ID:MNponP/i0
ありがとう 文章が下手だから上手く伝わるかどうか

七回忌をしたのは、俺と中学、高校と同級生だった奴。Aにしとく。
Aとは部活も一緒で、卒業して進路が別々になってからもそれなりの付き合いがあった。
そんなAは、女性関係に恵まれないと言うかなんというか、
初めての結婚が早婚で(Aは高校卒業して社会人)、22歳の時に結婚した。
嫁さんが同い年だったんだけど、男関係にだらしなかったらしくて、結婚3年目にして不倫され離婚。
以来、色々と努力して違う女性と付き合ったりするんだけど、ほとんどがAが捨てられる形で終わっている。
(誤解が無いように言うけど、Aの性格的に問題があるとかそういったことはほとんどなく、ほぼ相手側の不貞)
大学卒業して地元に戻ってきていた俺は、
元嫁とか彼女達と別れるたびに、「次だ次!」って楽しく酒を飲んでAを励ましてきた。

そしてAと俺が31歳になった時に久しぶりにAに彼女ができ、
Aは年齢的にも最後の恋愛にしたい、つまり結婚まで考えて彼女と真剣に付き合い、そして婚約をした…
までは良かったんだけど、その彼女がマリッジブルーになった時に他に好きな人が出来てしまった。
よくある話ではあるけども、Aにとっては過去のトラウマと合わせて耐え難いことだったんだろうな。
やり直したいとか、謝るとか(Aに問題があるわけじゃないのに)、
見てるこっちがかわいそうになるくらい必死に懇願してたんだけど、結局は破談。
Aはボロボロになって仕事を退職+欝になってしまった。

1年くらいそんな状態が続いたんだけど、
俺と部活の同期とか友人達で飲みに誘ったりして、少しずつAは回復して社会復帰し始めた。
順調に仕事も始めて、俺達も安心してたんだけど…
でも、現実というか、神様はもっと残酷な事をAにしたんだ。


589 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 20:20:08.48 ID:MNponP/i0
調子が悪いってことで病院に行って来たA。
俺達は後から聞いて、当時は知らなかったんだけど癌だったらしい。
失恋と病気。
Aは薄々と自分の事を察したのか、徐々に荒れ始めた。
荒れた…というと語弊があるけど。
その時にAから散々言われたのが、
「なんで俺だけが… お前はいいよ幸せそうで(俺は既婚)」
「俺には幸せになる権利も無いのか?子供が欲しかった!! 暖かい家庭を作りたかった!!」
「たったそれだけの事もできない俺はいったい何なんだ!!」
「皆、不幸になればいい 俺だけこんな事になるのは許せない!!」
恨み、辛みのオンパレード。
Aのご両親も、Aの想いを知っているから只々黙って聞いているしかない。
励ましに行った友人にそんな事を言いまくるものだから、段々と疎遠になっていって、
結局、1年持たずに他界。
葬式も、ご両親の意向で誰にも知らせずひっそりと行われた。(自分は知っていたが、ご両親から口止めされた)

ここまでが前段階の話


590 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 20:31:54.20 ID:MNponP/i0
その後、Aに関係する人達の回りでローテーションみたいに不幸事が起きまくった。
自分が把握していて書けるだけ書くけど、
・もらい事故を起こして右大腿骨複雑骨折。 (これが俺)
・雪の日に転倒し、頭を打って1ヶ月間意識不明。
・Aが務めていた会社が急に業績悪化。
・会社の同僚の人が仕事を苦に自殺。
・友人の子供が車にひき逃げされ重体。
・違う友人は火事で自宅が半焼。
・ 〃   何もない直線道路で事故を起こし、責任を取って会社を辞職。(本人曰く、なんでなのかわからないとの事)
・ 〃   嫁さんと急に険悪になり別居後離婚。
・ 〃   嫁さんが料理中に誤って油を被って大火傷。

たまたまと思うかもしれないけど、これ3ヶ月で起こった事。
さすがにコレはおかしいと言うことで、俺は全ての事を友人達に話した。


591 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 20:43:40.16 ID:MNponP/i0
聞いた友人達も「A…だよな…」って真剣な顔で俺の話を聞いてくれて、
同級生で寺の和尚になっていた奴と一緒になってAの墓前に行き、
「どうか…もう許して欲しい…」って心から冥福を祈ったよ。

でも、ダメだった。
その3日後くらいに夢にAが出てきて、俺に言った恨み事を繰り返したあとに、俺の子供が高熱を出して肺炎になり入院。
同時期くらいに、墓に行った奴らもインフルエンザとか原因不明の体調不良で入院したりと散々だった。
(ちなみに同級生の和尚も寺で滑って転び左手を骨折)

その頃はお互いの生存を確認する連絡が頻繁に行われるくらい、みんな参ってしまって、
どうしようもなくなった俺は友人Bと、心苦しかったけどAのご両親にすべてをお話して、
「どうやったらAの魂が成仏してくれるのか?」って、
今考えたら不謹慎この上ない言い方だけど、ご両親に真剣に聞いてみた。
ご両親も思うところがあったのかAについて色々話してくれたけど、
ふと、お母さんが「元カノさんも大丈夫なのかしら…」って漏らして、
俺もBも「…そういえば」と疑問に思って、
お母さんに御願いして連絡先、住所を聞いて、恥も外聞も捨ててAの元カノの実家に行ってみた。


592 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 20:56:46.88 ID:MNponP/i0
玄関で呼び鈴を鳴らして、出てきたのは元カノのお母さん。
最初は怪訝そうな顔で応対していたんだけど、
自分達の身分と、今まであったことを包み隠さずお話したら、急にお母さん泣き出してしまって、
「Aの後に付き合った人と結婚して、結婚相手の子を宿したけど流産した」(ちょうどAが亡くなった後くらい)
「その事が原因で結婚相手の男性と上手くいかなくなり、離婚」
「欝になり今は仕事もしないで、自宅で療養中」
って事を少しずつお話してくれた。
お会いできますか?って聞いたら、
少し悩んだ後に「娘に聞いてきます」って奥に行った後 お母さんと一緒にAの元カノが出てきた。
Aと一時婚約した間柄だから、Aに紹介されて俺も顔を知っているんだけど、
その時紹介された人…だよな?って思うほどやつれて人相が変わっていた元カノを見て、
元カノの身に何があったのか、お母さんの話を聞いた時以上に確信した。
それで開口一番、つい口をついて出してしまったのが、「Aに悩まされているのか?」って言葉。
5年くらいたって、なんであの時そんな台詞が出たのか疑問だけど、その時はもう自然にその言葉が出た。


593 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 21:13:58.75 ID:MNponP/i0
そうしたら元カノは小さく首を縦に振って、泣き出した。
後で聞いた話だと、
結婚してから結婚相手と暮らしていた家で、
突然電球が割れる、電化製品が勝手に動き出す、壁の外からドンドンと叩かれる、
極めつけはAの声が聞こえてきて、そのストレスから流産したらしい。

元カノや俺達への恨みがそこまで大きいんだと思った俺は、
友人達と一緒に除霊の専門家や地元の神主さん、恐山のイタコとか、もう色々手を尽くして祓ってもらったけども、
そのどれもがまったく効果なし。
俺達このままAに殺されるのかな…って友人達と話をするくらい追い詰められた。

その後、暫らく大小さまざまな不幸事が続居ている時、
友人Bの親父さんから、少し離れた部落に昔からお払いをしている人がいるって聞いて、
わらにも縋る思いで、俺と友人Bでその人を訪問してみた。
その人は年齢が80近いお婆さん。
「これこれこうで…」って俺達の事情説明も終わらないうちに、
「事情はわかったよ…でも、それは私ではどうにもならない」
「私には彼が見える、彼が生きているうちに出来なかった事をさせてやりなさい」
って言われた。
あいつが出来なかった事…


594 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 21:23:19.75 ID:MNponP/i0
そこからはもう無我夢中で行動した。
まずAの自宅に行って、ご両親に婚約指輪はあるか確認。
ご両親が取ってあったのでそれをお借りする。
不幸事が続いて影響を受けた人(友人、元同僚)の人達に話をしてさらにカンパを募る。
元カノの家に行って、30過ぎた男3人土下座して元カノを説得して了解を得る。
そして、前に墓前に行った和尚と友人一同と共に再びAの墓へ。
ご両親立会いの元、業者さんにお墓を開けてもらい、
Aが入っている骨壷をだしてもらい そこに婚約指輪を付けた元カノから、募ったカンパで買った結婚指輪を入れてもらう。
代理で和尚から元カノへ指輪を渡して 墓前での結婚式の真似事。
お墓に向かって「結婚おめでとう」って言うのは、後にも先にももう一生無いと思った。
傍からみたら物凄く異様な雰囲気だけど、集まった人達全員が真剣そのものだった。


595 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 21:33:51.04 ID:MNponP/i0
そして、俺が代表して骨壷をお墓の中へ戻し、
Aが好きだったビールを優勝祝賀会のようにみんなでお墓にぶっかけるって、普段なら絶対にしない事をして、
最後は和尚に読経してもらいながら、線香を手向けてその日は終了。

これでAが満足するのか、みんな半信半疑だった。
でも、それから先はまったく変な事も起こらなくなり、みんなへの確認でもみんな同じような状況に。
それから、数週間たって俺の夢の中にAが出てきた。
よく覚えてないけど、Aがめちゃくちゃ謝ってて、それに俺が説教してた夢だった気がする。

そんな夢を見た後は、逆に皆に良いことが多くなった。
私生活、仕事、金銭面、対人関係、こういった事で不思議と悩み事がなくなった。
元々Aは明るくて社交的で、皆が嫌な事でも進んでやる、部活で頼れる仲間だった。
死の直前に、自分を追い詰めて狂ってしまったが為の暴走だったのかなと今では思う。


596 :本当にあった怖い名無し:2013/02/06(水) 21:47:20.13 ID:MNponP/i0
先々週終わったAの七回忌。
当時、関係した人が集まって親睦会という名の飲み会をした。
みんな時期は違うけど夢にAが出てきてた。
当時、協力してもらったAの元カノさんの夢へも出てきて、目一杯土下座して謝ってきたらしい。
「ありがとう」って言ったら満足して消えていったけどねって言葉を聞いて、女の人は本当につええなって思ったw
(元カノさんはその2年後に再婚して、今は旦那さんと娘さんと幸せに暮らしている)

終わり際に友人Cが言った言葉。
「結局あいつ、元カノと元鞘に戻りたかっただけじゃねえのか?最高に女々しいなwwwww」
一同、大爆笑。

次は十三回忌に集まろうって話になってお開き。

散々引っ掻き回したあげくに最後はそういう事だったのか…ってみんなで笑えるくらいまで、当時の後遺症が消えてきた。
女の恨みだけじゃなくて、男の未練からくる恨みもあるんだなって思ったけど、本当に当時は疲れた。
今でもAには多少頭にはくるけども、Aの当時の無念さってのも考えたら、それもまた仕方ないのかな。
葬式に全員で出席していたら…とか色々思うこともあるけど、
Aも今はまったく夢に出てこなくなったし、笑って許してくれると思ってここに書きなぐらせてもらった。

長文の上、意味不明な乱文で申し訳ない。
これでこの話は終わりです。
ずっと言いたかったけど、誰にも言えなかったからスッキリしました。
ありがとう




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540 :温泉:2012/08/29(水) 18:36:54.01 ID:mEGWTIIw0

俺の地元は温泉で有名な所なんだがそこに1ヶ所だけいわくつきというか絶対に入ってはいけないとされる温泉がある
なんでも昔そこで掘削作業中に事故があったとか、まあそこで起こった話

当時都会の大学に通ってた俺は某県の田舎の実家に帰り集落に残って農家を継いでいたAと地元の大学に進み同じく帰省していたBと再会した
小学校時代から幼馴染だった俺らは20歳を超えて始めて会うこともあり酒も入って夜中まで騒ぎまくってた

午前2時を回り流石にトーンダウンしそろそろ解散するかと言い始めた頃、突然俺の頭の中に例の温泉のことが思い浮かんだ。なぜだかは分からない

小学生の頃にAの言いだしっぺで1度だけ近くまで3人でその温泉の近くまで行ったことはあった。入ろうとしたところをたまたま山道をトラックで降りてきてたおっさんに見つかって怒鳴られたんだが
その場でトラックに乗せられ「あそこは入っちゃいかんだろうと親から教わらなかったか!」と何度も怒鳴られ、山を降りると電話で親を呼ばれお袋が引き取りに来た
お袋が迎えに来て勿論家に帰っても親父と一緒に散々叱られるんだが、どうしても納得できなかった俺はその晩寝る時にお袋に「大人になったら入ってもいいの?」と聞いた
お袋は「あんたが大学に行くくらい大きくなったらね」とだけ言った。勿論寝る前に発した冗談だったのだろうがその一言を俺はなぜか忘れることが出来なかった

なぜかあの温泉に行きたくなった。あのお袋の一言を信じるわけではないが、また3人で昔みたいに冒険したくなった。
帰り際2人にその話をぶっちゃけると意外にも承諾してくれた。2人とも昔みたいにみんなで冒険したいのだとw
しかもAによれば今は昔ほどタブーな地ではなくなってるらしく、周囲の山道が整備されたのか1年に数回は勘違いした観光客が温泉につかるまではいかなくても足を踏み入れてしまうらしい
勿論彼らの身には特になにも起こってない。地元の連合がしつこく電話して確認してる
ただ今から行くのは流石に気が引けるので3日後の昼間に行くことで2人とその晩は別れた

541 :温泉:2012/08/29(水) 18:38:18.59 ID:mEGWTIIw0

出発当日
その温泉がある山に足を踏み入れた俺たち
山道をアスファルト道に整備する過程で木を大分伐採したのか小学生の頃よりは日光が入ってくるようになっており暗さからくる怖さはだいぶ安らいでいる
2kmほど歩くと例の温泉に入る山道が見えてきた
山道の入り口の“この先危険、入るな”という木の立て看板を無視し、ずんずんとその山道を歩く俺たち。○○温泉と消えかかった文字で書かれた木の看板が見えると、ついに脱衣場になるように作ったであろうスペースに到着した
かなり昔のものだから蜘蛛の巣が這ってるわ足場は悪いわで無茶苦茶。だが肝心の温泉はちゃんと湧いておりぎりぎり奥が見えるかどうかの透明感がある
ただ管理されてないだけあって温度は50℃~60℃だろうか、相当熱かった。流石に入浴するのは無理なので足湯だけで済ますことにした

足湯でくつろいでる途中、一番この温泉の歴史、怪奇現象に詳しいAが色々と話してくれた

その昔この町が温泉バブルに沸き、いい湯が湧き出てるとされるこの地も整備しようということ話になったこと
整備は順調だったが、ある日掘削機器の不備による事故でかなりの死傷者が出たこと
その後作業を再開しなんとか完成にこぎつけたものの、作業中は怪我人や体調不良になる者、怪しい人影等を見た者が多発し散々だったこと
完成し営業を始めたはいいものの、怪奇現象が多発したこと

・入浴してるといきなり湯の中から足を掴まれる
・いきなり作業着を着たおっさんが入ってきてそのおっさんと目があうとのぼせ気味になり失神する
・いきなりお湯の温度が上がり、湯船から出ようとするも金縛りにあったように動けず大やけどを負う
・髪を洗ってると肩に誰かの手の感覚、だが振り向くと誰もいない

結局重傷を負う人も出てきたので町が強引に閉鎖させたらしい
だが俺たちがいる間はそのような現象も起こらず、もう事故から何十年も経ってるから祟りも薄まってきてるんだろうなあということで笑いながらその温泉を後にした
だがその晩俺が家の風呂に入ってる時から事態はおかしくなっていく

542 :温泉:2012/08/29(水) 18:40:13.30 ID:mEGWTIIw0

その晩いつも通り風呂に入ってくつろいでた俺
髪を洗おうとシャンプーを頭の上で泡立ててた時だった
頭の上で増えていく泡に違和感を感じた。明らかに手の平の上にとったシャンプーの量に比べて泡立ちすぎなのだ
よく泡立つシャンプーにでも変えたのかなと俺が思ってるうちに泡は異常な速度で増えていく
異常を認識し目をあけた瞬間、風呂中に泡立った泡が俺の顔を覆いつくしてしまった

いざ泡に囲まれてみるが分かるが圧迫感が凄く息が出来なくなってしまうのだ
泡一面の中なんとかドアに手を掛けようとするも目がやられてしまい中々手が届かない
やっとのことで手が届いたものの今度はドアが動かない。家の風呂のドアに鍵などついてないというのに
完全に手詰まりになり命の危険を感じ始めた俺は必死に親父やお袋のことを叫び始めた
そして足をばたつかせなんとか自力でもドアを開けようと試みる

その時誰かが俺の脚を掴みドアとは反対側の方向へ引っ張り始めた。冷たい手だ、間違いなく風呂の中に誰か他にいる
家の風呂は俺がギリギリ横になれるくらいの広さしかないのだが、その時は長い間足を掴まれ引きずられた記憶がある
その手の主は俺をどこに連れて行こうとしてたのか


数秒後叫び声を聞いて駆けつけた親父によって失神されてる俺が救出された
ただ現場を見たはずの親父によれば大量の泡なんて全くなかったし、勿論風呂の中には誰もいなかった。ただ俺がそこに失神してただけだということだった

543 :温泉:2012/08/29(水) 18:42:11.35 ID:mEGWTIIw0

約1時間後、意識を取り戻した俺はこれは間違いなくあの温泉の祟りだと確信した
すぐにAとBに連絡を取りAとは連絡がついたが、B宅に掛けるととんでもないことになっていた
電話に出たBの妹が言うにはBが風呂で滑って転び頭を強く打ち、ドアのヘリの部分に打ちつけ意識がないのだと
すぐに2人で病院に行き一晩中病院で過ごしたものの結局Bの意識は戻らなかった

次の日の夜Bは死んだ。昼間には俺たちの問いかけに反応するまで回復したのだが夜になり容態が急変、そのまま亡くなった
Aに俺の経験したことと伝えこれは間違いなく祟りだろうと伝えた。Aは昨日の晩風呂に入る前に俺から電話が掛かってきて助かってたが祟りだろうという認識は一致した
しかもAはBの妹からとんでもないことを聞いていた。Bはあの温泉に行って足湯につかった時、何者かに足を掴まれていたという。
Bは俺らを不安に思わせないよう黙っていたのだろうか
Aと俺は強い責任を感じた。タブーではなくなっているというデマを教えてしまったA、そもそも最初に行こうと言い出した俺
結局それで一番関係のないBを巻き込み死なせてしまったのだ


Bの家族にこのことを伝えたらどんな顔をするだろう、Aと俺は然るべき時が来るまで黙っていようということで一致した
しかしBの妹が誰かに吹聴したのだろうか、Bが例の温泉の祟りで死んだということは田舎のこの町に噂としてあっという間に広がっていった
それは勿論あの日俺が風呂で失神していたのを救出した俺の両親に耳にも入ることになった
しつこく問い詰められた俺はついにあの日3人で例の温泉に行ったことを白状することになった

544 :温泉:2012/08/29(水) 18:44:13.00 ID:mEGWTIIw0

すぐにAの家族、Bの家族、俺の家族と地元の温泉連合の人たちが集まることとなった
Bの母親は俺とAを白い目で見つめていた
連合会長の爺さんに会合が始まるや否や「お前はあれほど立ち入るなと言ったのに!」と怒鳴られた
連合の人たちから「あの温泉の怨念は弱まるどころか年々高まっており、観光客が立ち入ってしまうのもそのためだ。立ち入った観光客は何者かに引き寄せられるかのようにあの温泉に入ってしまったと皆話している」と聞かされた
そしてあの温泉の名はこちらの地方の古い方言で「二度目、再び」という意味であり、祟りも2度あの温泉に立ち寄ったものに降り注ぐというのだという
会長さんは「Bは1度目か2度目か知らないがなにかあの温泉の霊たちにとって気分を害することをしてしまったのかもしれない」と言った

更にお袋からもとんでもないことを聞かされた
小さい頃俺らが温泉に入ろうとしてたまたま通りかかり俺らを連れ戻したトラックに乗ったおっさん
あの人はてっきり地元の人だと思っていたが、お袋によればあんな人は見たことなく、当時もAとBの母親と不審に思っていたという
そして連合の人に相談しもしやと思い例の温泉の事故によって亡くなった人の写真を見ていくと、おっさんとよく似た人物がいたのだとか
「あの温泉に立ち入るなとわざわざ警告してくれた・・・それなのに・・・」お袋は泣き崩れた

連合の人によればこの地からなるべく離れること、お払いされた桶を渡すからそれを風呂場だけではなく事故の危険がある水場の近くに行く時はなるべく持ち歩くことが祟りを絶つ方法だと教わった
俺と両親はこの地を離れる覚悟をした。

545 :温泉:2012/08/29(水) 18:47:09.04 ID:mEGWTIIw0

これで大体の経緯は終わりです
Aもあの土地を離れようとしたのですが、両親から「代々農家として暮らしてきた私達もあんたも都会に出て暮らせるわけがない」と猛反発を受け結局残ることになってしまいました
そして周りからの避けるような視線、Bを死なせてしまったことへの責任感、いろいろなものが積もっていたのでしょう
数回その土地から離れたところでAと会ったのですがその苦悩はよく分かりました。自分もAだけにB死亡の事故の責任を取らせまいと必死に励ましたのですがAは昔から悩みを自分だけで抱え込みやすいタイプなので中々事態は進展しませんでした
自分もAがこのままではどうにかなってしまうのではないかと思っていたのですが、ちょうど就職活動で多忙なこともあり最後の1年は結局Aとは会えずじまいでした

Aが自殺したと連絡を受けたのはなんとか就職も決まり、もう1度Aと会おうとしようとしていた矢先のことでした
葬式には勿論出させてもらえなかったので断片的にしか情報はありませんが、風呂の中でリストカットし死亡してたとのことでした
その場にお払いされてた桶があったかどうかは分かりません。ただA自身の意思で自殺という選択肢を選んだとすれば、それは最早祟りとは関係なくなってしまいます
ただ何者かに引き寄せられるように風呂での死を選んだとしたら・・・ やはり祟りということになってしまいます


死亡に至る経緯はどうあれ結局自分は2人の親友を亡くしてしまいました
この事件のきっかけを作ったのは自分です。そしてBがそのあおりを食らった形になって死にました。そして自分だけ逃げることができる立場なのをいいことにAを放置して結局Aも死なせてしまいました

桶のお陰か今でも周りに不可解な現象はあまり起きません
しかし最近自分は最早○○温泉の霊よりもAとBの2人に祟られてるような気がしてきました
今でもあの温泉はあるのでしょうか、自分にはよく分かりません

最後は懺悔のようになってしまいました。申し訳ありません
これで終わりです





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