【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: もののけ




337: 本当にあった怖い名無し:2011/11/04(金) 21:35:23.99 ID:WUfyuYpu0
蟹 1/3
一年くらい前の話

自分が仕事している地域はこの時期、夜中に霧が出ることが多い。
田舎で道も暗いので、霧が出ている時は視界が悪くて車の運転が怖いくらいなんだ。

その日は深夜2時頃に仕事が終わって家に帰ろうと車に乗って会社を出た。
やっぱり霧が凄くて前が見えないのでゆっくり走ってたんだが、
五分くらい走ったとこで会社に忘れ物をした事に気付いて戻ることにした。

ちょうどUターン出来るスペースまで走ったら、轢かれたタヌキの死体があった。
この辺りはタヌキや野良猫が多く、車に轢かれてしまうのも
珍しくはないんで、その時は気にも留めなかった。
その道で轢かれた動物を見ることも多かったし。

338: 本当にあった怖い名無し:2011/11/04(金) 21:36:49.44 ID:WUfyuYpu0
2/3
会社に戻り忘れ物を取るとさっきと同じ道を走った。
さっきのUターンした辺りで携帯に着信があったので、車を寄せて止めて電話に出る。
大した用じゃ無かったので、また車を出そうとしたら
ライトが照らすぎりぎりくらいの位置にさっきのタヌキの死体があった。

そして、その数メートル横の田んぼと道路の間で何か大きい物が動いている・・・

霧でよく見えないが、それは大人二人がしゃがんだくらいの
大きさでギクシャクと奇妙な動きで田んぼから道路に上がろうとしているように見えた。
ライトの明かりにそれが近づくにつれて、はっきり見え始めたそれを自分は蟹だと思った。

そんな大きい蟹が居るはず無いと分かってるんだけど、横に広い胴体?に上を向いた
楕円形の突起が二つ、横に付いた脚を動かして動いてるのが分かったから。

怖いと言うか不思議な感じでじっと見ていると、
急にそいつが、ざざざざざと言うような感じで素早く動いた。
そして、凄い速さでタヌキの死体を掴んで車の前を横切ると霧の中に消えてしまった。

339: 本当にあった怖い名無し:2011/11/04(金) 21:38:08.49 ID:WUfyuYpu0
3/3
それは蟹じゃなかったなかったんだよね。

坊主頭で異常に白い裸の人。

体の右半分と左半分がくっついた二人で一体になってる奇形のようなやつ。
蟹の目玉のように見えた楕円形の突起は二つの頭だった。
それが蟹のように四つん這いで横に動いてた。

それから、霧の出てる日はその道を避けてる。

ちょっと思ったのは、その道でよく動物が轢かれてるのはあいつのせいなんじゃないかって。
数年前に高校生が飛び出して車に轢かれた事故も、
もしかしたらあの蟹人間?に追いかけられて・・・とかだったら怖いなと。

350: 本当にあった怖い名無し:2011/11/05(土) 01:24:28.64 ID:dih6XPmJ0
>>339
おもしろかった
場所をもう少し詳しく

362: 本当にあった怖い名無し:2011/11/05(土) 05:12:25.56 ID:kF4rUs2IO
>>350
ありがとう。
東北の田舎だよ。
震災の被害ほとんど無かった県。










360 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/02/02 22:35
遅レスだけど、自分も『ヨウコウ』と同じような体験をした事がある。
その時は、じいさまの子供への戒めだと思っていたけれど、
『ヨウコウ』を読んで、もしかしたら自分もそうだったのかと思うと、(((((((;゚Д゚))))))


361 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/02/02 22:54
詳細キボンヌ


376 :360:04/02/03 22:37
>>361
私が小さい頃の話です。

ある晴れた日。
じいさまは私を連れて、裏山へ山菜取りに行きました。
鋪装された道が終わり、もう少し奥へ入ったところに、ひょろっとした杉の木が道の脇に生えています。
じいさまはその杉の木の根元に、コップに入った酒を置きました。
その杉の木も、ちょうどいい具合に根元がコップが置けるよう窪んでいました。
そして酒を置いて、じいさまは私にこう言いました。
「山では喋ってはいけない。喋るとバケモノがきて、お前を喰ってしまうぞ」
じいさまが恐い顔で言うので、私は言う事を聞いて、黙々と山菜取りをしていました。

しかし子供のこと、時間が経つにつれ、山菜とりに飽きてきた私は、小川のようなところでイモリを見つけました。
そして、すっかり戒めのことを忘れていたのです。
「じいちゃん。こんなところにイモリがいる」
私がそう言った瞬間、まるで時間が止まったかのようでした。
辺に音が全く無くなってしまったのです。
風の音、鳥の声、何も聞こえません。
私は訳も分からず、立ちつくしていました。

一拍おいて、何が起こったのか察したじいさまは、
物凄い勢いで私を小脇に抱えると、ふもとを目指して走り出しました。
走り出して間もなく音が戻ってきました。
戻ってきたと言うよりも、追ってきた、と言ったほうが正しいかも知れません。
ザワザワザワザワザワザワ。


378 :360:04/02/03 23:02
薮を渡る風の音を、何十倍にも大きくしたような音でした。
それがどんどん近付いてくるのです。
音の正体が知りたかった私は、じいさまの腕にしがみつき、無理矢理首をねじって後ろを振り返りました。
最初、道が消えているように見えました。
薮が押し寄せてきている?
違うのです。
薮のように見える、『なにか大きなけむくじゃらのもの』が、押し寄せているのです。
私は無闇に恐くなり泣き出してしまいました。
じいさまは何も言わず走り続けます。
ザワザワザワザワザワザワ。

私達がその何ものかに追い付かれようという時、急に視界が開け、青空が見えました。
私の記憶はそこで終わっています。

気がつくと私は家にいました。
じいさまもいましたが、私はなんとなくその事を口にしてはいけないような気がして、二十数年経ってしまいました。
しかし『ヨウコウ』と違い、うちのじいさまはそれから間もなく死ぬなどということもなく、
そんな事があったにも拘らず、また山へ入り、山菜取りをしていました。(勿論、コップ酒を持って)
私はこの日を境に、何故か毛虫が異常に嫌いになり、山へ入る事をしなくなりました。










63 :1/4:2008/11/21(金) 21:56:20 ID:HYBm5ZVT0
田舎の話をした14-16です。
と、言うかミシンの話って切ないのか? 切ないのか?
俺にとっては未だに不気味怖い話なんだが……じゃあ、もうひとつ与太話をしよう
>>25 でもちょこっと言った『座敷に出るモン』の話をば……やっぱり長文でスマン

母方の田舎に、俺と兄が『大婆ちゃんの家』と呼んでいる家があった。
その家は、一言で言うとその村のまとめ役みたいなもんで、なかなか大きな造りだった。
まとめ役とは言っても特にすることはなく、精々、秋の祭りの時期になると、その大きな家の座敷や
広い庭を飲み食いの場として提供するくらいのものだ。昔は色々としていたらしいが。

くだんの大婆ちゃんも、俺と兄を実の孫のように可愛がってくれていて、俺も、物心がついた時には
既にそこを『大婆ちゃんの家』と認識するくらいには懐いていて、婆ちゃんの家に泊まった次の日は
必ず大婆ちゃんの家に行くのが恒例だった。

家に着けば大婆ちゃんが用意してくれた、氷たっぷりの麦茶を飲みながら先ずは一服。
それが終われば、お約束の『家中探検』へと移行する。
流石に、どんちゃん騒ぎの会場になる家だけあって、かなり大きい。元の家そのものが大きく広いのは
言うに及ばず、二階のスペースも増築部分と、元からあった部分の二箇所。(ただし旧家部分の二階には上がってはいけない)。ちょっとした畑を兼ねた庭にも古い土蔵があって、婆ちゃんの家よりも探検のし甲斐がある。

特に俺と兄のお気に入りは旧家部分の大座敷だった。田舎の家によくある、広い座敷をふすまで
田の字に区切ってあるもので、ここで鬼ごっこをするのが大好きだった。
ふすまを開けては閉めてを繰り返し、田の字型の座敷をぐるぐると回るという単純なものだが、
俺たち兄弟はこれが大好きだった。その日も兄が鬼となり、この鬼ごっこをしていたわけだが――

俺がその部屋に入ると、次の部屋に続くふすまがすっと閉じた所だった。
その光景を見た俺は「ああ、兄がふすまの向こうで待ち伏せをしてるんだな」と即座に理解し
逆回りにシフトしようと、その場で振り返ったのだが、

「……あれ、兄ちゃん?」
そこには今まさに、ふすまを開いて俺を捕まえようとしていた兄の姿があった。
「何やお前、逃げんのか?」
ぽかんとしている俺の姿に面食らったのだろう、兄も俺を捕まえようとせず小首をかしげている。
「兄ちゃん、今、こっちの部屋に居なかった?」

次の部屋に続くふすまを指差すと、兄は首を横に振った。最初は兄が冗談でも言っているのかと思ったが
そもそも俺は襖が閉まるのを確認した殆ど直後に後を振り返って、そこに兄を見つけているのだから
その可能性はないだろうと思った。
じゃあ、あのふすまを閉めたのは誰なのだろうと思っていると、

「とっ とっ とっ」
誰かが次の部屋の畳の上を歩く音がして
「するするする すたん」
ふすまを開け、閉めている。俺と兄は思わず顔を見合わせる。すると、その何かはまた
「とっ とっ とっ」
と、畳を鳴らし、
「する する する すたん」
と、気づけば俺たちの居る部屋の隣まで来ていた。

隣の部屋に、誰かが居るのは何となく分かった。気配らしき物がする。だが、誰が居ると言うのだろう。
大婆ちゃんの家には元々、俺や兄くらいの子供は一人もいない。また大人連中も、仕事やらなにやらで
出かけている。ならば、大婆ちゃんだろうか? もしそうだとしても、何をしたいのか。
そう思っていると、また
「とっとっとっとっと……」と、足音が近づいてきてふすまの向こうでぴたりと止まった。
そして、

「たん たん たん」
とふすまが揺れた。両の手のひらを打ち付けているような、そんな音だった。
「たん たん たん」
少し間をおいて、またふすまが揺れた。俺と兄はどうして良いのか分からず、部屋の真ん中で呆然としていた。
すると、

「たん たん たん たん たん たん たん……!」
今度はふすまが絶え間なく揺れ始めた。心持、叩く力が強くなっているような気がする。
「兄ちゃん、どうしよう?」俺が、しどろもどろに尋ねると、兄はもう片方の部屋に繋がるふすまを振り返り
「あ……あかん」と呟く。何かあったのかと振り返ってみると、何という事はない、背後のふすまもいつの間にかガタガタと揺れていたのだ。
残る二方向は床の間と壁で逃げ道もなく、俺と兄はどうすることも出来ず、身を寄せ合ってガクガク震えていた。

だけどその後、時間と共に音は段々と弱くなり、気づいたときにはすっかり止んでいた。
俺と兄は大婆ちゃんの所に大急ぎで戻るると、座敷であったことを全て話した。
すると大婆ちゃんは「それはまあ、○くんらが騒いでたから、一緒になって遊びたかったんと違うかねえ?」
等と言う。俺は「大婆ちゃん、それってあれか? 座敷童とかいうのか?」と、聞くと、大婆ちゃんは少し考えた後
「……まあ、似たようなもんやろうねえ」と言った。
当時、既に水木しげる御大の妖怪本にどっぷりと浸かっていた俺は、その言葉を聴いて幾分か心が和らいだものだった。
大丈夫、座敷童なら怖くない、と――

しかし、付け加えるように、
「でも、余り関わったらあかんよ……気に入られたら、連れて行かれるからの」
なんていう事を淡々と言う物だから、不意を突かれるように背筋がぞくりと寒くなったのを、
今でも鮮明に覚えている。








73 本当にあった怖い名無し 2006/06/28(水) 20:30:46 ID:7P3PKXdG0
初めまして。私は最近パソコンを購入してネットサーフィンをしだしました女です。
色々と巡って2ちゃんねるのオカルト板に辿り着きました。
私の身に起こった今でも良く分からない謎だった話を書き込みます。

あれはもう4年くらい前です。
当時私は中学2年生で親からは「勉強しなさい!」とか「○○ちゃんとはもう遊ぶな」など
鬱になりそうな事ばかりが続いていました。
そのノイローゼからか体調を崩してしまい、親が申し込んでくれた塾の夏期講習も行けず
田舎の叔母さんの家に数日だけ預かってもらう事になったんです。
 
その叔母さんの家は築何十年?か何百年?かは忘れましたが
かなり古く、日が落ちた頃に到着した私には「古臭くて怖いな・・」と言う
イメージが強かったです。
それでも勉強や日常から嫌気がさしていた私にとってこの数日は
楽しい気分転換になるはずでした。

元々体は丈夫だった私は早速次の日のお昼から色々見て回る事にしました。
その叔母の家の裏手には大きな林があって昼間でも薄暗くジメジメとした雰囲気でした。
流石にその林には入る気にはならず、近所の田んぼや畑。駄菓子屋などぶらぶらして
疲れたら叔母の家の居間でゴロゴロ。すごく楽しくてこのままずっと居たいなぁと
思っていました。

私の叔母は凄く物静かな人で叔父と離婚して以来一人で広いこの
一軒家に住んでいたようで私が来た事を物凄く喜んでくれました。
叔母は私の事を知ってたんですが私は覚えてなかったのですが・・・。
私は久々に勉強から開放された開放感と嬉しさで夕食の時一人でずっと喋っていたと思います。
私はふと聞きました。
「裏の林は叔母さんの土地なんですか?」
すると叔母は一瞬黙りましたが
「そうよー。でも長い事人の手が入って無いから入っちゃだめよ?」と少し笑顔で答えました。
そんなこんなで滞在もあと一日と言う時に私の忘れられない事がおきました。
 
私の泊まっていた部屋は林側に面していていろいろ野生動物の声が
聞こえていたのですが、その夜私は物凄く気になる音を聞いたのです。

「ぐちゃ・・・ぬちゃ・・・ぐちゃ・・」

なんだかぬかるみを歩くような、ハンバーグを作るときのような音でした。その音が徐々に大きくなるのです。
私の泊まっていた部屋は窓が無かったので外の様子は中からは分かりません。
時計を見るともう12時。叔母は10時には寝る人だったので叔母ではないし
裏の林は叔母の土地、他人が入るわけはない。それから5分~15分くらいその音は鳴っていました。

次の朝やけに早く目が覚めた私は昨日の音はなんだったのか物凄く気になり目覚ましついでに裏の林に行って見ることにしました。
東側のフェンスを開け家の裏手に入る。中は一層と薄暗くジメジメしてて朝というより夕方って感じでした。
そして私の泊まってた2階の部屋の外壁付近を見ると何かが付いていたのです。
赤黒い、ぐちゃっとした。遠くからでも生臭い匂いの物が。

私は気持ち悪くなり林を出ようとした瞬間視線を感じ振り向きました。
そこには妙に頭がでかく赤い顔をした猿のような生き物がいたんです。
そしてこっちを睨んでいました。今にもこっちへ来そうな顔で。
私は慌てて走って逃げました。
あまり寝てなく頭もボーっとした状態だったから見間違いかもしれません。
でも確かに私は見ました。
 
私は叔母にこの話をしました。叔母は何も教えてくれませんでした。
ただ黙って「見間違いだから忘れなさい」とだけ。
私の母に聞いてもそんな物は見たことが無い、見間違い、そう言われました。
でも今でもあのグチャ・・・グチュ・・・という音が時々聞こえる気がして怖いです。

長々とすいませんでした
誰か似たような物を見た人、いらっしゃいませんか?
あれがなんだったのか答えが欲しいです。怯えるのは辛いです








622: 2015/02/22(日) 00:34:41.44 ID:XbEo3XYl0.net
休日の日曜、のんびりくつろいでいたら4歳息子と3歳娘が、
「トトロいたー!」
と大興で部屋に飛び込んできて、こっちへこいと手を引っ張る。
確かに我が家は山間地。
トトロが出てきてもおかしくない環境だし、息子も娘もトトロが大好きだ。
「はいはいw」
なんて適当な返事をしながらついていくと…
なんか変な生き物がいた。
水木しげるの妖怪画集みたいなのでみた「けうけげん?」だっけ?
なんかそんなの。
大きさは30センチくらいで全身毛むくじゃらで二本足で立っている。。
茫然としていると、子供たちが
「ね、いたでしょ!」
と得意げに笑う。
「あれはトトロじゃない!」
と子供たちに叫ぶと
「トトロだよ!あんまり可愛くないけど実際そんなもんだよ!」
と、息子からなんとも生意気な返事が。
件の生き物はそのまま雑木林に走り去っていった。
未知との遭遇ではあったが、父としては息子の妙な現実視した発言が衝撃だった。

SekienKeukegen



623: 2015/02/22(日) 01:52:51.88 ID:7mI0lY/s0.net
>>622
妖怪はスレチ?かな
ムックに似てるw
妖怪ウォッチのはニ本足じゃないね

625: 2015/02/22(日) 08:36:57.26 ID:I6BV+GZ/0.net
スティンキーかな?

626: 2015/02/22(日) 09:36:47.45 ID:rGuQoJ8j0.net
うん。スティンキーだと思う

631: 2015/02/22(日) 14:27:33.28 ID:1xmcaBlb0.net
トトロというよりススワタリっぽいな








449 :本当にあった怖い名無し[sage] :2007/05/04(金) 07:54:47 ID:zYtBtJoG0
「夜道に気をつけろよ。首の無い猿が出るかもしれないから」
学生時代のサークル内で出来た嘘話。
帰りが遅くなったときに言う決り文句のいわゆる冗談で、何代も前の先輩から伝わっていた。
「首の無い猿」っていうのが絶妙な怪談ぽい響きなのか、知らない新人は大抵「何ですかそれ!」と食いついてくるのが面白かった。
ある日の夜遅い帰り道。サークルの友人が別れ際にお決まりの猿の首の冗談。
「怖え~気を付けるよ」と笑って分かれた。
自宅アパートに到着してカギを開けようとしていると、何か気配を感じた。
小さな影が近づいてくる・・犬?
街灯の明りの下入ってきたのは紛れも無く首の無い猿!
ひょこ・・ひょこ・・と手を広げた50センチくらいの小さな首の無い猿。
全身に寒気が走り猛烈な吐き気が。ああこれが本当の恐怖ってやつか。と妙に醒めた自分が居たのを覚えている。
猿はそのまま暗がりへひょこひょこ消えていった。

いったいあれは何だったのか。「首の無い猿」は全くの嘘話のはず。
ヒトラーの宣伝相ゲッペルズは「嘘も100回言えば本当になる」なんて言っていたそうだ。
何百回何千回重ねられた嘘が力を持って現実になったのかもしれない。
忘れの出来ない不思議で恐ろしい体験でした。










290:本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 22:40:25 ID:wE5xjSyG0
今からおよそ3年前のこと。 

その当時、俺は大学卒業を控えて、就活やら研究に追われていたのだが、 
長い夏休みに入ったので、気晴らしに東北各所を回ってみることにした。 
車の一人旅だから気楽なもんで、
気の赴くままにぶらりと適当な場所に寄ったり、
運転に疲れたら車を止めて昼寝をしたりと、
基本的にはプラン白紙のフリーな旅だった。 

1日目はひたすら東北を北上して、青森の国道脇にあるコンビニの駐車場で一泊した。 
その翌日は市内をぶらぶら歩き、ねぶたを見たり商店街で買い物をしたりして楽しんだ。 

2日目の夜。
秋田県のとある道路に差し掛かったとき、辺りは既に真っ暗で、
車内のデジタル時計は午後10時をまわったところだった。
ラジオから流れる音声にやたらとザーザー雑音が入り、
不快になったので電源を切り、かわりにカーナビを見てみた。
当然、周囲は全く知らない地名の場所。
ここ一体どこよ…などと思いつつ、アオカン(青看板のこと)とカーナビを頼りに国道を南下し続けた。 

しばらく進むと、左手の方向にものすごく細い山道が、
山の奥のほうへと続いているのが見えた。 
この先には何があるのかな?と気になったので、
少し怖かったけどそのまま左折して細い道に入った。 
道路はすぐに砂利道となり、ゴトゴトと音を立てて、
ヘッドライトを除く一切の光源のない道を進んでいった。 

タイヤが傷むのも嫌なので、そこそこのところで引き返そうと思いながら
Uターン可能なスペースを探していると、前方にオンボロの小さい小屋が見えた。
家というよりは何年も放置されている物置みたいな外観で、
ところどころ木造の壁がはがれ落ちていて、今にも崩れそうな感じだった。

外からみた感じの広さは、せいぜい6~7畳程度だったと思う。
とにかく気味の悪い小屋だった。 
幸いUターンできるくらいのスペースが脇にあったので、慎重にバックして方向転換を試みた。 



291 :本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 22:42:16 ID:wE5xjSyG0
その時、唐突にボロ屋のほうから変な音が。 
「ゴトン、ゴト、ゴト、ガコンッ、ガコガコッ」 
何本かの木材がぶつかり合うかのような音。背筋に戦慄が走った。 

立て掛けてある木材が自然に倒れる音にも似ていたが、それにしてはあまりに不自然な音で、 
何かが小屋の中で動いていて、家の中のものと接触して鳴っている音にしか聞こえなかった。
辺りが真っ暗な上、何もない場所だったから余計に怖くなり、
急いで方向転換を終わらせようとハンドル操作をするも、つい小屋の前に目がいってしまった。 

ちょうど、何か真っ黒いヤツが小屋の中から出てくるところだった。
そいつの体は全身毛むくじゃらで、ドス黒く長い体毛?みたいなのが全身びっしり生えていて、
子供のころに児童向けの絵本で見たような、山男か雪男みたいな風貌だった。
しかしそいつの身長は小学生くらいに小柄で、顔の辺りまで真っ黒な毛で覆われているから、
目や鼻や口があるかすらも分からなかった。 

でも、関わったら絶対にヤバイ雰囲気があった。
自分でも信じられないくらい体がガチガチ震え出し、涙が滝のように流れてた。
そいつは全く喋らないけど、なんというか、
悪意なんて生易しいものじゃない、禍々しいものを全身に内包しているようだった。
ただ、逃げるしかないと思った。 

一刻も早くその場から離れようと夢中だったから、細かいことは何一つ覚えていない。 
気がついたら隣県のセルフのガソリンスタンドにいた。 
後はもう、どこにも寄り道せず国道をひたすら下って自分の家に帰った。 

自分ちの駐車場でトランクを開けると、小さな羽虫の死骸が散らばって入っていた。 
洗車用のバケツにはこげ茶色の汚い水がたっぷり入ってて、
生きた羽虫が何匹かたかっていた。 
水のある場所なんて一度も行ってないし、
そもそも旅に出てからトランクを一度たりとも開けていない。 



292 :本当にあった怖い名無し:2009/05/02(土) 22:45:01 ID:wE5xjSyG0
その日からしばらく悲惨な日々が続いた。 
大学の学食に行くと、スープがあのバケツの茶色い水に見えて飲めなかったり、 
講義で隣に座った友達の肌に、小さな羽虫がびっしりついていたこともあった。 

卒業研究を一時中断して精神科に通い、薬を飲んでなんとか落ち着いて、
虫が見えたり茶色い水が見えたりすることはなくなった。
でも、あの小屋にいた真っ黒いヤツのことは忘れられない。
アイツは一体何だったのか? 

関係あるか否かは分からないけど、この一人旅をする1ヶ月ほど前に、
東北地方の中では相当危険とされる、心霊スポットに足を運んでいたのを思い出した。
そこに行った時は何ともなかったのに…。 

小さな道や細い道にはもう二度と入らないと誓った。 
肝試しに行く際にはくれぐれもご用心を。









23 :本当にあった怖い名無し :2009/01/31(土) 20:07:03 ID:q6i6Pr+j0
信じてもらえないと思うのですが、書いてみます。
2chは普段あまり使った事がなくて、オカルト板も最近存在を知った者です。
子供の頃からなのですが、幽霊とか死者の類ではなく、多分妖怪と言った方が
ニュアンス的に近いものをよく見ます。
よく見るというか、私にとっては世界は人間とそのなんと呼べばいいのか
判らない生き物の二つが存在していて、それが日常になっています。
子供の頃、心配した親に病院に何度も連れて行かれました。
(多分、本当に小さい時は頭がおかしい子と思われていたと思います)
病院に通っても効果がない事を知った親は、どこから調べてきたのか判りませんが
霊能力者?の様な人の所に私を見せて「狐に取り付かれてます」とか言われ
電車で何時間もかけて、稲荷神社に祈祷に連れて行かれたりと散々な思いをし、
見えてる事を人に言ったり、誰かが見てる所で彼らと関わっているのを見られると
こうなると学んで、小学校の高学年の時には一切喋るのをやめました。
続きます。

26 :本当にあった怖い名無し :2009/01/31(土) 20:18:21 ID:q6i6Pr+j0
中学に入った頃ぐらいまで、親から「もう見えないの?」と確認されて
いたんですが、一切見えない、聞こえないを通し親はそういう場所に行くのを
やめてくれました。
そのまま、相変わらず彼らが居る状態で生活しながら、普通の子供の顔をして
高校に入り卒業して社会に出ました。今30才ですが、2年前に結婚しまして
子供はまだ居ませんが普通に主婦をやっています。
でも、最近中学・高校の同級生で、私がおかしな者を見る事を知りながら
唯一態度を変えずに付き合ってくれている親友が居るのですが、彼女から
夏目友人帳というマンガの話をされ「アンタが見てるのって、こんな感じの
世界なの?だったら面白そうだねぇ」と言われ、アニメを見ました。
あんなにはっきりと姿がわかったり、スムーズに話が出来たりは当然無いんですが、
同じものを見ている人って居るんだろうか?と思って書いてみようと思いました。

昔は自分でも頭がおかしいんじゃないかと本気で悩んだりもしたものですが、
今は人目を気にしつつも、なんとかうまくやっていってます。
似たような体験談でもいいので、知ってる方いたらお話して欲しいです。

長文失礼いたしました。

28 :本当にあった怖い名無し :2009/01/31(土) 20:22:48 ID:q6i6Pr+j0
>27さん
異次元ですか。彼らに男女という分け目があるのかどうか謎ですが
形や姿はそれぞれに違ってます。もちろん大きさもです。
言葉を持っている者と持っていない者にも分かれます。









290本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/02(土) 22:40:25 ID:wE5xjSyG0
今からおよそ3年前のこと。

その当時、俺は大学卒業を控えて就活やら研究に追われていたのだが、
長い夏休みに入ったので気晴らしに東北各所を回ってみることにした。
車の一人旅だから気楽なもんで、気の赴くままにぶらりと適当な場所に寄ったり、
運転に疲れたら車を止めて昼寝をしたりと、基本的にはプラン白紙のフリーな旅だった。

1日目はひたすら東北を北上して、青森の国道脇にあるコンビニの駐車場で一泊した。
その翌日は市内をぶらぶら歩き、ねぶたを見たり商店街で買い物をしたりして楽しんだ。

2日目の夜。秋田県のとある道路に差し掛かったとき辺りは既に真っ暗で、
車内のデジタル時計は午後10時をまわったところだった。ラジオから流れる音声に
やたらとザーザー雑音が入り不快になったので電源を切り、かわりにカーナビを見てみた。
当然、周囲は全く知らない地名の場所。ここ一体どこよ…などと思いつつ
アオカン(青看板のこと)とカーナビを頼りに国道を南下し続けた。

しばらく進むと、左手の方向にものすごく細い山道が山の奥のほうへと続いているのが見えた。
この先には何があるのかな?と気になったので、少し怖かったけどそのまま左折して細い道に入った。
道路はすぐに砂利道となり、ゴトゴトと音を立ててヘッドライトを除く一切の光源のない道を進んでいった。
タイヤが傷むのも嫌なのでそこそこのところで引き返そうと思いながらUターン可能なスペースを探していると、
前方にオンボロの小さい小屋が見えた。家というよりは何年も放置されている物置みたいな外観で、
ところどころ木造の壁がはがれ落ちていて今にも崩れそうな感じだった。外からみた感じの広さは
せいぜい6~7畳程度だったと思う。とにかく気味の悪い小屋だった。
幸いUターンできるくらいのスペースが脇にあったので、慎重にバックして方向転換を試みた。



291本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/02(土) 22:42:16 ID:wE5xjSyG0
その時、唐突に、ボロ屋のほうから変な音が。
「ゴトン、ゴト、ゴト、ガコンッ、ガコガコッ」

何本かの木材がぶつかり合うかのような音。背筋に戦慄が走った。
立て掛けてある木材が自然に倒れる音にも似ていたが、それにしてはあまりに不自然な音で、
何かが小屋の中で動いていて、家の中のものと接触して鳴っている音にしか聞こえなかった。

辺りが真っ暗な上、何もない場所だったから余計に怖くなり、
急いで方向転換を終わらせようとハンドル操作をするも、つい小屋の前に目がいってしまった。
ちょうど、何か真っ黒いヤツが小屋の中から出てくるところだった。そいつの体は全身毛むくじゃらで、
ドス黒く長い体毛?みたいなのが全身びっしり生えていて、子供のころに児童向けの絵本で見たような
山男か雪男みたいな風貌だった。しかしそいつの身長は小学生くらいに小柄で、顔の辺りまで
真っ黒な毛で覆われているから目や鼻や口があるかすらも分からなかった。
でも、関わったら絶対にヤバイ雰囲気があった。自分でも信じられないくらい体がガチガチ震え出し、
涙が滝のように流れてた。そいつは全く喋らないけど、なんというか、悪意なんて生易しいものじゃない
禍々しいものを全身に内包しているようだった。ただ、逃げるしかないと思った。

一刻も早くその場から離れようと夢中だったから細かいことは何一つ覚えていない。
気がついたら隣県のセルフのガソリンスタンドにいた。
後はもう、どこにも寄り道せず国道をひたすら下って自分の家に帰った。
自分ちの駐車場でトランクを開けると、小さな羽虫の死骸が散らばって入っていた。
洗車用のバケツにはこげ茶色の汚い水がたっぷり入ってて、生きた羽虫が何匹かたかっていた。
水のある場所なんて一度も行ってないし、そもそも旅に出てからトランクを一度たりとも開けていない。


292本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/02(土) 22:45:01 ID:wE5xjSyG0
その日からしばらく悲惨な日々が続いた。
大学の学食に行くとスープがあのバケツの茶色い水に見えて飲めなかったり、
講義で隣に座った友達の肌に小さな羽虫がびっしりついていたこともあった。
卒業研究を一時中断して精神科に通い、薬を飲んでなんとか落ち着いて、虫が見えたり
茶色い水が見えたりすることはなくなった。でも、あの小屋にいた真っ黒いヤツのことは忘れられない。
アイツは一体何だったのか?

関係あるか否かは分からないけど、この一人旅をする1ヶ月ほど前に、東北地方の中では相当危険とされる心霊スポットに足を運んでいたのを思い出した。
そこに行った時は何ともなかったのに…。
小さな道や細い道にはもう二度と入らないと誓った。
肝試しに行く際にはくれぐれもご用心を。








300:08/04/29(火)18:56:20ID:OMNByyrmO

私の体験談。

これは自分が小学3年の時の話。

上級生に毎日イジメられてて、その日トラックの前に押し出されてトラックは止まってくれたんですけど、体が動かないんですよ。

最初は怖くて動かないんだと思ったんですけど、次の瞬間自分の意志で動けなくて、体が勝手に近くにあった木の棒でその突き飛ばした上級生を殴っていた。

自分は気の弱い人間なので絶対そんなことは出来ないのに。

しかも一回殴っただけで血が吹き出すくらい強く、普通小2の子供にそこまで強い力は出せないのに。

 

 

300:08/04/29(火)18:56:20ID:OMNByyrmO

結局自分は何かに操られるように二人の上級生に大ケガを負わせてしまった。

その後先生に怒られると思ったら意外にも自分の心配をされた。どうやら突き飛ばされたのを誰からか聞いたらしい。

とにかく親には連絡しとくから今日は帰りなさいと言われた。

その日の夜、誰もいないのに自分の耳元で

『助けてやったんだからお前からあれをもらっていく』

確かに聞こえた。あれとは何だ。
その日は不安で眠れなかった。

 

次の日の朝、居間にいくと飼っていたハムスターが死んでいた。昨日はあんなに元気だったのに。

それ以来自分が不利になると、似たような現象が起こり、数日後ペットが死ぬ。

もしペットを飼わないでいたらいったい何を持っていくのだろう。

 

 

301:08/04/29(火)19:01:53ID:G18agOUM0

奥さんや子供さんがいたら注意。

 

 

305:08/04/29(火)19:15:48ID:OMNByyrmO

>>301さん
まだ18何で結婚してませんがなぜ奥さんや子供が………

 

 

306:08/04/29(火)19:22:52ID:G18agOUM0

>>305
いや、あなたの話が事実と仮定→今の所ペットで済んでいる→>>301

つまり、もらわれていく「あれ」が、いつペットから大事な人に変わるかも知れない。。。と想像したら、かなり怖い。

と言う流れですわ。






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