【閲覧注意】怪談の森【洒落コワ】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 因縁



0735 01 2011/05/17(火) 00:04:34.04 ID:kP7tU3Lk0
全てのきっかけは母の入院。胃がんの手術だった。
母には告知せず、別の病名での手術だった。医者に説明を受けた親父の話によると
相当危ないらしい。やせ細って、肌を押しても弾力が全く無く、目の色も濁った感じになっていて、
あまりの母の変貌ぶりに「もうすぐ母は死んでしまうんだ」と漠然と思うようになった。
あの時の記憶ははっきり覚えている。当時、自分は大学4年生だった。
手術の当日、自分と伯母(母は三人兄妹。年長の兄と姉がいて、母は末っ子)の二人で母を見舞った。
とても不安だったんだろう「恐らく助からない気がする」と母が言いだした。伯母と二人で大丈夫、心配するなと励ますと、
更に妙な一言を付け足した。
「だって次は私の番かもしれないから…」
その一言が気になって、「番ってどういう事?」母に尋ねた。はじめは話すのをためらっていた母だが
「最期かもしれないから」と話し始めた。
以下、その時母から聞かされた内容を自分の記憶と合わせながら後述してみる。

話は10年以上も前にさかのぼるのだが、母の父、つまり私の祖父が亡くなったのは、
幼い記憶で曖昧だが、年長組か年少組どちらかの幼稚園時だった。祖父も胃がんにかかっていた。
その祖父の葬式での事。全ての段取りが終わって、親戚縁者で故人を偲びながら食事をしていた。
母は義姉(母方の長男の嫁、以降「おば」と呼称)と義兄(父方の長男、私の父は次男、以降「おじ」と呼称)と主に飲んでいたのだが、
酔いが回った「おば」が「義父さんの死は残念だけど、病気になってからさほど時間をかけず亡くなってくれて、介護の手間もかからず正直ホッとした」
と言う趣旨の発言をポロっとしてしまった。
でも悪意を感じたわけでもなし、母からすれば、「目の前に亡くなった当人の娘がいるのだから、もう少し気を使ってよ」とは思いつつも聞き流していた。
しかし、それを聞いた「おじ」が「義父の世話が大変なのはよくわかるが、故人に失礼だからそういう内容は口に出すもんじゃない」
と「おば」をかなり叱責してもめたらしい。
それでもこの出来事の記憶は、母にとって大して重要でもなかったようで、すっかり抜け落ちていたらしいが、
ある出来事がきっかけで思い出す事になる。その出来事というのが「おば」の葬式だった。

当時、私は小学5年生になっていて、「おば」は確か白血病の治療中に亡くなっている。
この出来事も前回と同じく、葬式が終わり親戚縁者での食事の最中だった。
その日は母と伯母(母の姉)と「おじ」の三人で主に会話して飲んでいたのだが、
「おじ」が相当酔っぱらって泥酔状態になってしまったらしい。
仕方なく伯母と二人で別室に「おじ」を運ぼうとしたらしいが、
突然「おじ」が「そういえばあの時OO(「おば」の名前)が、ふざけた事を言い出したから俺が叱ってやったんだよなぁ」
と上機嫌に前回の葬式でのおばとのやり取りを話し始めた。母もそう言われるまですっかり忘れていたのだが、
確かにそんな事があったと思い出しつつも、「おじ」の「おば」に対する発言が、
酔いも手伝ってエスカレートし次第に悪態に変わっていったので、
さすがの母も見かねてその場で「おじ」を軽くたしなめたようだ。
そして数年後、母がこの一連の記憶を完全に心にとどめる出来事が起こった。

今度はその「おじ」が交通事故で亡くなったのだ。
これは私が高校2年生の時で、早朝に「おじ」の死の報せを受けて、母が物凄く狼狽していたのをよく覚えている。
わき道から本道に出た途端の出会いがしらの事故だったらしい。背中に大きな傷があったものの、その他はとてもきれいな状態だった。
この件でさすがに母も奇妙な一件に気付き始めた。祖父の死の際、故人に対して失言した「おば」が亡くなり、
その「おば」の死に際し、酔っぱらって悪態をついた「おじ」が続いて亡くなった。
元来、母は迷信や怪談話の類が大好きな人で、当時自分が気付いたこの奇妙な関連を誰かに話したくて仕方がなかった。
おじの屋敷へ通夜の準備に赴く道中、手伝いに同行した伯母につい浮かれてその内容を話したのだが、
当然、伯母の反応は厳しかった。「葬式で沢山の人が集まって来るのだから滅多な事は言うもんじゃない。お願いだから他の人には絶対そんな事話さないでよ!」

「あっ…!!」
伯母に注意されて、母は思わず「ピーン」と直感したらしい。
何故なら今の状況って亡くなった「おば」や「おじ」の食事中のあの状況と似ている…
しかもあの時自分も二人のそばにいて関わりのある人間だ。さすがにこの一連の奇妙さが自分にも及んでくると、母はとても気味が悪くなり、
その件以来、もしかして身内の中で次に死んでしまうのは自分かもしれないと思うようになったそうだ。

その当時、話を聞き終えて、伯母は「ああ、そういえばそんな事もあったなぁ」と言う程度で、自分は自分で縁起が悪い話だなと思いつつ、
手術を前にして母は相当不安になっているなと思い、母を励ますのに終始した記憶がある。
ここで皆さんが知りたいのは、母のその後だと思うが、結果から言ってしまうと手術は成功、
術後も順調に回復し、この板の住人からすれば拍子抜けだろうが、15年以上たった今も元気に生きている。
ただこの奇妙な話には続きがある。
ここからは私の体験談になる。恥ずかしながら私は同人誌製作が趣味で、大学在学中には美少女系の商業誌ではあるが、
ちょくちょく仕事を貰えるようにまでなっていた。ちょうど母の入院中に一本仕事を終えて、編集部に原稿を届けに行った時の事だ。
迎えてくれたのは担当のAさん。なぜかその横にはAさんが担当している漫画家Bさんがいた。
Bさんは新人の私と違い、ベテラン作家で美少女系の漫画に詳しい人なら名前を聞いた事があるレベルの知名度の高い作家だった。
Bさんは編集部で原稿を仕上げている最中だった。しばし三人でお茶を飲みながら談笑。その時唐突にAさんから
「OO君(私)は怖い心霊体験とかある?他人から聞いた話でもいいんだけど…」詳しく尋ねると、
心霊体験を集めた本の出版企画があって、体験談の収集をしているらしかった。
私自身、心霊体験はないが、母から上記の話を聞かされたばかりだったので
「さほど怖くはないけども」と前置きしたうえでAさんとBさんに母の話をした。
その時は母の命も危うい時期だったので、「君の御母さんが無事だといいね」と言う話をしてくれたのを覚えている。
本は出版されたはずだが、献本が届いてないので話の採用はなかったと思う。

それから、しばらくたって数年後に私自身大きな病気にかかり
入院するはめになってしまった。病名は「おば」と同じ白血病。
しかも急性の為、急いで骨髄移植のドナーを見つける必要があった。
これがきっかけで、残念ながら私は漫画の仕事から足を洗う羽目になる。
病名を告知された時は真っ先に母の話を思い出した。
信じたくはないけど母の話が自分に継承されてしまった様な感じがして、
正直、とても不安になった。
しかもドナーの検査では家族の誰とも骨髄が一致せず、更に不安が増した。
幸い他のドナーから骨髄の提供を受ける事が出来たが
「俺の治療は上手くいかない、俺は多分死ぬ」
と術後も鬱々と過ごす日々だった。

しかし、そんな心配をよそに術後はとても順調に進んでリハビリを受けられるまで回復していた。
そんな折、懇意にしていた漫画家のDさんから見舞いのメールが届いた。
その内容の一部を見て驚いた。私の担当だったAさんが病気で亡くなったらしい。
病名までは詳しくわからない。「もしかして…?」物凄く嫌な感じが一瞬脳裏をよぎる。
もしかして昔、自分が余計な事を話したせいで、
Aさんにも因縁めいたものが継承されてしまったのかなと不安に駆られた。
しかもその数日後には伯母の旦那さんが亡くなったという報告を母から受けた。
交通事故だった。原付バイクで通勤中に車と接触したらしいが、
接触の際に伯母の旦那は衝撃で飛ばされて、電信柱の足場用のネジに頭が突き刺さって、
それはひどい有様だったようだ。確認はしていないが、
伯母の旦那は恐らく伯母から母の話を聞いたのではないか?そのせいで不幸に巻き込まれたんだと思った。
そして極めつけは更に数ヵ月後に届いた漫画家Bさんの訃報だった。
Bさんの死因もドライブに行った際の交通事故だったそうだ。
現在、私の体は少し不自由になりはしたが、一命を取りとめてなんとか生活している。
ちなみに母も伯母も元気だ。
偶然の話と言われればそれまでなのだが、自分の命の為に犠牲になった人がいるみたいな感じがして
複雑な気持ちで日々を過ごす毎日だ。
一抹の不安もあるのだが、どうしても記録を残したくて話をまとめてみた。
皆に幸多くあらん事を。
駄文、長文失礼しました。以上。







69 :可愛い奥様:2009/10/12(月) 23:51:01 ID:LW9P3zaK0

知り合いのおじいさんが、旅行ついでに孫やらを連れて姫○城にいったらしいんだけど、
途中で急に青ざめ、孫娘をかついで追われるように出口まで駆け抜けたんだって。
(ちなみにあの城はしっかり残ってて、回廊が長く、走るのは若者でも大変)
家族は、スーパーダッシュをあきれてみてたらしい。
(城内に黒っぽい長い回廊があるんだけど、その辺りは霊感ある人は怖がるらしい)
ちなみにこの方は霊感ゼロ。

 

 

69 :可愛い奥様:2009/10/12(月) 23:51:01 ID:LW9P3zaK0

で、その夜、持病もないのに体調が急変。
自宅(四国)に戻らないまま、旅先で亡くなったそう。

 



 

69 :可愛い奥様:2009/10/12(月) 23:51:01 ID:LW9P3zaK0

どうやら、この城のいつかの城主と、昔敵方の因縁のある関係で、
いわば宿敵で「消された」んじゃないかと霊能者の話。
理由がわからなくても、ぞっとするところには長居しないのが良いのかな、と思ってる。









376 :メイベル :04/06/26 12:11 ID:gGVnwgZZ
 
私もほとほと間抜けだったな・・・と思う、今日この頃ですが。11年前の話。 

当時勤務した会社の先輩(女)で、何となく『そりが合わないな…』と感じる女性がいました。 
新人だった私には親切にして下さるんですが、どこか裏があるような印象で。 
そんな彼女が、私の叔母夫婦がアンティークショップを経営していると知るや、私に住所を聞き出し、 
「アンティーク、すっごく興味あるから今度行かせてね」と言いました。

そして数日後に、本当に先輩は叔母の家を訪ねたそうです。(叔母から電話があった)
その時、叔母はいい顔をしていませんでした。 
「あんたの先輩だけど。うーん…何なのあの人。
 いきなりお店に入って来て…それはまあお客さんだからイイんだけど、
 あんたの先輩だと名乗り、古い手裏剣を数枚置き去りにしてったのよ。 
 『主人(夫)が鑑定するんですが、今日は不在なのでお預かりに』と言っても、
 差し上げる差し上げるの一点張りなの」
で、どうしたのかと訊ねたら、結局店頭で押し問答も変なので受けとることにした、と叔母は言いました。 

翌朝出勤し、先輩にその旨を確認すると、いつも通り愛想の良い笑顔で「うん、上げるわ♪」と一言。
この時点でもいやーな予感はあったんですが、私はまたまた先輩の笑顔に騙され?そのままにしておきました。 

結果から言うと、その手裏剣は本物で値打ちもあったらしいのですが、鑑定書がコピーでした。 
コピーでは、現在は鑑定⇒売り買いができない仕組みになってるんです。(警察に叱られる)
先輩に「コピーでは叔母も売買できず困ってますから、鑑定書の原版をいただけますか」とせっついたのに、
「失くしちゃったのよね、実は♪ 
 あなたが問い合わせして再交付してもらって。上げちゃった以上、アレはもう私のものじゃないから」 
と、にべもない。 
ここだけの話、叔母が個人的にさらにそれを同業者のどなたかに譲渡すれば問題はないのですが、 
実は叔母と叔父の店は茶道具専門で、刀剣類に詳しい同業者がほとんどいなかったのです。


377 :メイベル :04/06/26 12:22 ID:gGVnwgZZ
 
そして結局、手裏剣は叔母家の倉庫に保管されたまま…。
当時、身内の介護で実家と往復生活をしていた叔母・叔父としても、再交付に行く時間もなかったんです。 

以来5年の間に、まず叔父が怪我をしました。
自転車に乗っていて横断歩道で人とぶつかったのに、
徒歩だったほうの人は無傷で、何故か叔父だけ数ヶ月松葉杖をつくほどの怪我を負いました。 
次が叔父の実父。脳梗塞で倒れました。
そして、叔母・叔父の子供が帯状疱疹で入院。 

どう説明すればいいのか…。
病気怪我なんて何時だれが襲われるかわからないよ、と言われればそれまでですが、
上記以外にも、まるでローテーションでも組んでいるかのように、 
叔父自身⇒叔父実父⇒甥っ子…の3人が、代わる代わる怪我・病気になったのです。 
私はピンと来ていませんでしたが、この後で叔父がついにガンになったとき、叔母が泣きながら言いました。 
「悪いけどさあ。あんたには悪いけど、あの先輩が手裏剣持って来てから、こういうことが続くようになったんだよね。
 私も長くこんな商売してるけど、こういうこと初めてで…結び付けて考えちゃいけないのかも知れないけど」 
こう言われたら、私もおだやかではありません。
何かやり切れなくて、叔母にはとにかく鑑定書再交付するか、
同業者でそういったわけありの品物を引きとれる人がいるか探して欲しいと頼み、
会社では先輩に対しちょっとムッとして、「あの手裏剣のことですが、何かいわれがありますか」と初めて質問しました。
すると…何でそういうことが平気で言えるかな、と思うようなことを先輩は言いました。 
「あ、あれかあ。実はねえ、あれ、私の主人が買ったんだけど、あれを持ってる頃、私、 
 急に息子と切ったはったの大喧嘩しちゃったり、刃物で怪我したり、主人が大病したり大変だったのよお。 
 あらっ、叔母さんのご家庭何かあったの?じゃあ手裏剣のせいかも知れないわよねえ」 
・・・もう絶句。こんなことを、(しかも)笑って説明できる・言い放てる彼女の神経を疑いました。 




378 :メイベル :04/06/26 12:30 ID:gGVnwgZZ
 
私は手続きに時間もお金もかかる鑑定書再発行を断念し、(叔母にそう告げた)
自分も手伝って、手裏剣をとにかく早く引きとってくれる同業者を探しました。 
…いるんですよ、こういうわけありの品でも全然平気だという方や、こういう品こそ手に入れたいという変わり者が。
やっとある男性にひきとって頂くことが決定し、品物を渡しました。 
…何と、それからピタリと叔母・叔父周辺の怪異が止まりました。 
叔父のガンですが、大手術の結果、「危機一髪だったね」とお医者様に言われる状況で何とか助かりました。 
転移はないし、現在も再発もなく元気に暮らしております。 
結局、甥っ子は怪我つづきでリストラ(つか自主退職?)になったりもしましたけど。 

TVなんかで『いわくつきの品』というのを見ることがありますが、(心霊番組などで)
「うちの身内でアンティークやってる人がいるけど、あんなの全然嘘話だよ、絶対ありっこないよ」
などと今まで笑ってた私。 
自ら体験することになろうとは思いませんでした。 
刀剣類全てがそうだとは思いませんが、皆さんもどうか気をつけて下さい。 
なお、私がオカルトに関心を持ったのはこの事件以後です。

ある霊能者さんに訊ねたところ、 
「男の人ばかりに被害が及んだのは、武将の霊(手裏剣にとりついていた?)からだと思う。 
 それと、あなた自身は気付いてないようだけど、あなたの家系は霊的に女性のほうが守護が協力なのよね。 
 だから、叔母さんも姪っ子さんたちも、そして手裏剣の窓口役になってしまったあなた自身も無傷だったのよ」 
と言われました。


379 :メイベル追加 :04/06/26 12:37 ID:gGVnwgZZ
 
↑上記の話の後日談。 
手裏剣引きとってくれた方は、ちゃんとご自身の時間とお金を使って鑑定書を再発行・再交付してくれました。 
我が家でお金は出すからと申し上げましたが、ホント変人…。
「こういう品物が欲しかったのだ」と、むしろ嬉々としていました。 
今も保管してると(飾って見てる?)思うけど、その方には異変はないそうです。

これも霊能者さんの話ですが、 
「もともとアンティークとかに興味深深の人って、自分と因縁の強い品物を引き寄せるんです。 
 悪い因縁でも、因縁ゆえに引き寄せざるを得ないという場合もあるようだし。
 その方は、手裏剣とはそう悪い因縁ではないか、あなたのように霊的守護が強くて無傷でいるんだと思う。 
 でも、やはり時期が来たら、そういう品物は他の人に売っておいたほうがいいのにね…」








595 :本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 22:50:27.21 ID:pexQiFcI0
俺は今年で30になるんだが、小学生の頃から数えてこの半生で大なり小なり合わせて11回
交通事故に遭ってる。
この回数自体既に異常なんだが、これだけならまだ異常に運が悪いで済むと思う。
けどこれだけじゃない。
俺と事故った(全部向こうから一方的に突っ込んで来た事故ばかりだけど)相手の苗字が
分かる限りで毎回一緒なんだよね。
2回は当て逃げされたからわからないけど、残りの9回は全部「渡辺」にやられた。



596 :本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 22:51:26.07 ID:pexQiFcI0
最初の数回は嫌な偶然だな、くらいだったんだけど4回目くらいからは流石に薄気味悪くな
って警察に相手の身元を確認して貰ったりした。
けどそれまでの3回も合わせて全員血縁関係も無い赤の他人、ってのがまたぞっとしたね。
繋がりがあれば原因として何かあったとも推測できたんだけどさ。
大学進学で東京に出てきても、就職して関西に異動になっても事故は続いて冒頭の通り二
桁に達すると、もうこれは呪いか何かだとしか思えなくなってきた。



597 :本当にあった怖い名無し:2012/08/26(日) 22:52:11.62 ID:pexQiFcI0
けど俺にこれまで渡辺という苗字の知り合いは数人しか居ないし、どいつも高校からこっ
ちに知り合った連中ばかりだし、特に因縁なんかもない。
ついでに親父もお袋も祖父母も生涯で一度も事故に遭ったことが無いというし、渡辺とい
う知り合いに恨みを持たれるような覚えも無い、と。
今でも原因は全く不明だし、このままだといつか渡辺に殺されるのかな、俺。








1 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:24:19.32 ID:uW0Xe1pr0
初めて建てます。
洒落怖で書こうかと考えましたが、約1万4千字あり、スレ民の皆様のご指導もあり、長過ぎると判断しました。




2 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:25:15.68 ID:uW0Xe1pr0
【はじめに言い訳】
これから書くことは、実際に私が体験した出来事です。
創作ではありませんし脚色もありません。
そのため、怖い事象が次々と襲ってくるわけではありません。本来なら「単なる気のせい」と一蹴すべきことあります。

3 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:25:43.40 ID:uW0Xe1pr0
ですから、エンターテイメントとしての面白さはありません。

4 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:26:12.37 ID:uW0Xe1pr0
また、文字数を減らすために簡略化しましたので、説明不足や分かりづらさがあります。

5 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:26:42.09 ID:uW0Xe1pr0
それでもここに書き記そうと思ったのは、この出来事を通して私自身が学んだことを皆さんにおすそ分けしたいからです。

6 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:27:08.23 ID:uW0Xe1pr0
この書き込みが誰かのお役に立ったら幸いです。

7 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:27:33.60 ID:uW0Xe1pr0
なお、文才が無い素人の文章です。読みにくさや分かりづらさについてはご容赦ください。

8 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:29:20.17 ID:uW0Xe1pr0
■新居

私は東北地方で生まれ育った。
結婚して約一年がたち、同じ市内に住む兄夫婦と同居している母を迎え入れるため、 一軒家を借りることにした。兄夫婦と母はそりが合わなかったので、私達が結婚を決める前から妻と私と母とで話していたことである。

それから5年が経ち、思い切って家を建てることにした。
地盤調査や建築工事が始まる前に、我が家が檀家になっている寺に、土地の「地鎮祭」をお願いした。

その寺は檀信徒数が多く、勤めている僧侶も多くいて、繁盛しており、多額の金が総本山に上納されているという噂をよく聞く。だからなのか、総本山でその寺の名を出すとすぐにわかるほど相当「位」が高く、立派な寺だった。

その寺に新築の家の「祈祷」もお願いした。

9 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:32:37.79 ID:uW0Xe1pr0
1つレスがあったらコテを付けて続けます。

大して怖くも面白くもありません。
実際に起きたことをただただ書いていくつもりです。

10 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:33:27.04 ID:Wvn845Mz0
うん

11 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 17:33:59.76 ID:Wvn845Mz0
家建てられて良かったね

13 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:36:19.64 ID:uW0Xe1pr0
いやホントに始めていいんでしょうか?

15 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:38:31.01 ID:uW0Xe1pr0
■覗く

新居に引っ越して早々、やらなければならないことがある。ご近所へのあいさつ回りだ。私の年代では、よく”向こう三軒、両隣”などと聞いていた。
5軒は回らなければならないことになる。

16 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:39:24.39 ID:uW0Xe1pr0
まずは、北側、道路から我が家に向かって左隣のお宅へあいさつに行った。
毎年、狂ったように雪でトラブルを起こす住民の存在や北側斜線を考慮して、その隣地から多めに離して家を建てたので文句はなかろうと思ったが、きちんとお宅の陽当たりにも配慮して建てたことは言っておいたほうが良いだろう。
ただ、恩着せがましくならないよう言葉を選び、それとなく触れる程度にしておかねばなるまい。

呼び鈴を押し、玄関に出てきたご夫婦を見ると、私よりも5~10歳上のようだ。
「よろしくお願いします。」とあいさつし、ほんの数秒会話を交わしただけで済んだ。
なんとなくだが、奥さんの方はしっかり者のようだが、だからこそ少し神経質な感じを受けた。

17 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:40:47.29 ID:uW0Xe1pr0
※直接は本筋と関わらないような状況説明から始まりますので、読み飛ばしていただいて結構です。

18 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:41:20.22 ID:uW0Xe1pr0
呼び鈴を押し、玄関に出てきたご夫婦を見ると、私よりも5~10歳上のようだ。
「よろしくお願いします。」とあいさつし、ほんの数秒会話を交わしただけで済んだ。
なんとなくだが、奥さんの方はしっかり者のようだが、だからこそ少し神経質な感じを受けた。

19 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:41:48.73 ID:uW0Xe1pr0
次は、反対の南側、道路から我が家に向かって右隣のお宅へ行った。

南側は庭や空きスペースにしており、せいぜい駐車スペースでしかないのでトラブルになるようなことは無いだろう。
呼び鈴を押すものの、返答がない。呼び鈴の音自体が聞こえないので、電池が切れているのかもしれないと思いながら、後でまた訪れることにした。

20 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:42:55.46 ID:uW0Xe1pr0
次は6m幅の道路を挟んで向かい側3軒だ。
我が家から見て斜め左向かいには、高齢とまではいかないおばさまが住んでいた。どうやら一人暮らしのようだ。
何か毅然としたものを感じたのは、もともとの性分もあるだろうが、一人暮らしではご自身がしっかりしていないといけない、ということがあるのだろう。気をつけなければいけないかも知れない。

道路を挟んで我が家の向かいはご夫婦でお住まいだった。
特に奥様の物腰が柔らかく、良いおばあさまという感じだ。ご主人は口数が少なく、あまりこちらに関心が無いように感じる。早々に辞去した。

我が家から見て右斜め向かいは、大きな住居と数本の樹木さえ立つ庭がある豪邸だ。ご夫婦ともに優しそうで、安心感を覚えた。

21 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:43:45.74 ID:uW0Xe1pr0
妻と二人で家に戻り、母に感想を伝えると「人間性を見極めてからでないと、下手に近づけない」と警戒していた。

私は母に、不在だった南側の隣家一軒には、明日もう一度行くから、その前に会ったら改めてあいさつに行くと言っておいてくれるように頼んでおいた。

22 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:45:11.56 ID:uW0Xe1pr0
次の日、仕事から帰ってくると、母が怪訝な顔をして「隣がこっちを窺っている」という。
外に出てきていたのかと尋ねると、母の話では、不在であいさつが済んでいない南側の家人が、我が家側を向いているそのお宅の玄関の引き戸を、少し開けて見ているようだ。

あいさつが遅れたのがまずかったかと思い、すぐに私一人であいさつに行った。
呼び鈴を押すが、やはり音が聞こえない。人の気配がするので、ごめんください、と声をかけてみた。
よろよろとご主人らしき細身の高齢男性と、その後ろから奥様らしき人が出てきた。あいさつが遅れたことを詫びつつ、よろしくとあいさつをしたが、「はい」というのみで反応が薄い。
後味の悪さを残しつつ、辞去した。

23 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:45:59.76 ID:uW0Xe1pr0
次の日、仕事から帰ってきて車を駐め、何気なく横を見た。昨日、最後にあいさつした隣の家の玄関がある。
瞬間的に強い違和感を覚え、そしてそれはすぐに恐怖へと変わった。
玄関の引き戸に開いている、郵便物の差入口、ほんの横20cm、縦4cm程度の暗い穴から、眼球が二つ覗いている。
母が言っていたのはこれか。すぐに車を降り、鍵を締め、家に入ると妻が帰るのを待った。

24 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:47:29.72 ID:uW0Xe1pr0
帰宅した妻に、隣人が郵便受けから覗いていたことと、気をつけるようにと伝えた。何をどう気をつければ良いのかはわからないが、刺激しないほうが良いだろう。

妻は、見ることができるなら今すぐにでも見てみたいという雰囲気だったが、 私が制止した。妻は、ならば明日にでも自分もそれを見てみると言う。
 
私は、一人では怖かろうから明日は一緒に車で帰ろう、車を駐めた時にまた覗いてくるかもしれない、と提案した。

25 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:49:14.44 ID:uW0Xe1pr0
次の日、仕事から帰ってきて車を駐めると、果たして郵便受けに眼球はあった。しかも凝視している。私には少なからず恐怖心はあったが、昼間、家に一人でいる母のことも考え、よく観てみた。

こちらが気付いていることに向こうも感づいていても良さそうなものだが、少し濁った白い眼球は、じっとこちらを見ている。
 
私は妻に、車を降りてそのまま家に入るよう促し、その場から去った。
「な。覗いてるだろ」と私が言うと妻は「覗いてると言うより観察してるわね」と憮然とした表情で言う。

妻と母と3人で話し、隣家のご家族の誰かは分からないが、続くようなら、私からご主人にやめてもらうよう話してくることにした。

26 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:50:01.36 ID:uW0Xe1pr0
しかし、眼球による観察は続いた。毎日、毎回、ではない。気付けば覗いている。これでは文句を言いに行ってもケンカになるかもしれないと考え、隣の玄関からこちらが見えないように、目隠しの板塀をDIYで設置することにした。

すぐに次の休日に造り、設置すると、覗かなくなった。というより、覗いているのかどうかがわからなくなった。
気にならなければ良いだろうということになったし、実際、板塀の横から隣家の玄関を見てみても、眼球は現れなくなったように思えた。

それにしても、あの眼球は誰だ。

27 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:51:16.90 ID:uW0Xe1pr0
■シ

私たちにはまだ子どもがいなかった。近くのペットショップに妻と行った際、動物たちの元気な姿を見かけた。せっかく一軒家を購入したのだから、ペットを飼いたくなった。
子どもの頃、飼っていたカナリヤの世話をしていたが、あまり手が掛からなかった記憶がある。

妻と二人で見に行った先のペットショップの籠の中で、元気に飛び回っていて丈夫そうな水色のセキセイインコを選んで買った。
ピーちゃんと名付けたそのセキセイインコは、すぐに懐いてくれて、チョンっチョンっ、と私たちの手や体に乗ってくれた。よく部屋の中でピーちゃんと散歩した。

2週間ほどたった日、籠の中のピーちゃんに声をかけても反応がほとんどないように思った。電話帳で動物病院を探し、病院へ連れて行った。

診察した医師は「内臓が痛んで弱っているようだ。」と言う。なんとか助からないかと懇願するように尋ねると、「可哀そうですが…」と言った。

家に着いてから2時間も経たないうちに、ピーちゃんは私の手の上で横になり、冷たくなっていった。私たちは、何をというわけでもなく「ピーちゃん、ごめんね」と繰り返し謝り、涙を流すしかなかった。

28 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:53:10.21 ID:uW0Xe1pr0
それから3ヶ月経ち、今度は金魚を飼った。2匹の6cmくらいの赤い金魚はすくすくと育ち、数ヶ月で10cm程度まで大きくなり、会話はできなくとも可愛くて仕方なかった。

しかし、ある日、金魚が2匹とも水面に背びれをつけるように佇んでいる。
泳いでいるというよりは、浮いているように見えた。水質や温度管理はしっかりやっていたが、とにかく分からない中で、”薬浴”させてみたりしたが、2日後に1匹が、5日後にもう1匹が*だ。
2匹の愛らしい金魚に、また、謝った。

29 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:54:12.14 ID:uW0Xe1pr0
それからまた、1か月ほど経った日、何気なく庭を見ると、駐めてある私の車の後ろに猫がいた。裏のお宅の広い敷地を拠点として、自由気ままに近所をうろつく野良猫たちのうちの1匹だ。

以前、車のボンネットからフロントガラス、屋根のへりまで爪で傷をつけられていたので、すぐに追い払おうと庭へ出た。

近づいてみると、横になっている猫は*でいた。なんでまたこんなところで。迷惑な。
市役所へ電話して、ゴミに出すしかないだろうかと相談すると、回収しに来てくれるという。助かった。

30 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:57:51.02 ID:uW0Xe1pr0
引っ越してきて、もう1年が過ぎていた。
ある日の晩遅くに、勤務先の誰もいない部屋で私が仕事をしていると、携帯電話が鳴った。妻からだった。甲高い声で妻が叫んだ。

「オカンが倒れた!」

※私は小学生の頃から、母のことを「お母さん」を短縮して「オカン」と呼んでいました。妻もそれにならい、オカンと呼んでいました。

31 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 17:59:54.12 ID:uW0Xe1pr0
妻が、救急車を呼んだというので、私は仕事場の机の上も片付けず、急いで家に向かった。途中、兄にも携帯電話から電話し、とにかくかかりつけの総合病院へ向かってくれと頼んだ。
家の前まで来ると、*かに救急車のサイレンが聞こえる。音をたどるように病院へ向かった。

救急受付に尋ねると、まだ救急車は到着していないとのこと。数分後、救急車のサイレンが近づき、救急入り口ドアの前で止まった。救急車の荷室ドアからストレッチャーに乗せられた母が運ばれてきた。
医療関係の仕事をしていたことがある私には分かった。

(もう、*でいる。)



兄が叫んだ。
「お母さん!頑張れ!」

32 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:00:47.04 ID:uW0Xe1pr0
救急や警察、医師の話によると、死因は入浴中の溺死。急性心不全かも知れないが、分からないということだった。
見せられた母の口の端から頬には血が伝っていた。

家に警察が来て、現場検証を行なった。まだ病院にいる妻に代わり、私から状況を説明した。

たった1年。たった1年しか、新しい家に住まわせてやれなかった。ごめんよ、オカン。いい息子じゃなかったな。また謝った。

33 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:01:41.38 ID:uW0Xe1pr0
訳もなく急に思い出した。


幼い頃飼っていたイ*ーカナリアは、晴れた日、高い所に籠ごと外に出しておいたら、野良猫に喰われて*だのだ。

首だけが、かごの中に残っていたっけ。

34 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:02:36.34 ID:uW0Xe1pr0
■失踪

ある日、隣家で人が出入りする音が聞こえた。いや、ここ何日か、たまに聞こえていた。我が家に向かって右隣・南側の、” 眼球が覗く家”である。

出てみると、工事をしているようだ。職人らしい工事関係者によると、内装工事を大家に頼まれたと言う。

その隣家のもう一軒向こう隣の、長い間ここに住んでいるお宅の奥様と、目が合ったので、あいさつをしてみた。
 
なにやら話したそうにしていたので、お隣さん(覗く家)はどうしたのかと私から尋ねた。

35 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:03:50.17 ID:uW0Xe1pr0
隣人たちは急にいなくなったのだという。たまたま会って話したら大家さんも慌てていたらしい。
行き先もわからないとのこと。

引っ越してきた直後のあいさつ回りで私が会った、あの高齢のご主人は、私たちが引っ越してきてからほどなくして亡くなっていた。

あいさつ回りの時にご主人の後ろにいた奥さんは、私の母が亡くなった後、亡くなっていた。
2人が亡くなった時にそれぞれ香典を持って行ったので覚えている。
何度か見かけた息子一人と妹一人が残っていたはずだ。

話しづらさと話したい気持ちが交錯したような空気を漂わせている奥さんは、言った。



「とにかく”3人”、急にいなくなったのよ。」

36 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:05:45.69 ID:uW0Xe1pr0
■威嚇

ある日、一人で家に居て気づいた。
おとなしくて誰にでも懐く、地域の人気者で我が家の愛犬、ミニチュア・ブルテリアのナツが、思っていたよりも甘えん坊だということだ。私がソファに座っていると、ナツがケージ(檻)の中から私をさかんに呼ぶのだ。どうせそこにいるなら遊んでくれ、とでも言っているようだ。私が家にいることは、ナツにとっては嬉しいことのようだ。

私にとっても、求められることは嬉しくないはずがない。
やれやれ、と私が少し照れを隠しながら、ナツをケージから出してやると、ナツは部屋の中を歩く。トイレを失敗しないか、私は監視しなければならない。しばらくして、側に来た時に私が手の甲を差し出すと、ペロペロ、というよりムシャムシャ舐める。私としては悪くない気分だ。

37 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:06:49.19 ID:uW0Xe1pr0
しかし、おや?と思った。時々、いや頻繁に私の後ろを見るのだ。確認しているかのようだ。
何かあるのか?と私が冗談めかして話しかけると、じっと窓の方を見る。裏の家人が見えるのかと振り返っても、窓から外を覗いても、私には何も見えない。

私はナツに、誰もいないよ、と話しかける。
ナツはじっと見ている。
なんとなく険しい雰囲気が感じられる。抱き上げて落ち着かせようとするが、床に降ろして少しすると、吠え始める。

急に、思いついた。
それを確認しなければならないと思った。ナツをケージに戻してみる。少しすると、いつものように私を呼び始めた。

38 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:08:22.20 ID:uW0Xe1pr0
いや、違う。私を呼んでいるのではない。私の方を見ていない。窓に向かって吠えているのだ。まるで何かに威嚇しているようだ。

吠える合間にチラっと私を見るのは、私に気づかせようとしているのではないか?私を呼んでいるというのは私が勝手に思い込んでいただけで、ナツは家族を守ろうとしていたのではないか?
私には見えない何かが、ナツには視えているのではないか?

 
今度はナツをケージから出してみた。ナツは私が居る方向ではなく、窓の方に少しずつ近づき、窓に向かって、吠えている。
 
間違いない。威嚇している。一所懸命、群れを、我が家を、守ろうとしているのだ。それだけ不穏な輩が窓にいるのだ。
ゾッとしたが、ナツに威嚇させ続けていても良いのか不安になった。ナツに襲い掛かってくることは無いのか?

ナツや我が家を守らなければならないのは――私だ。

39 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:09:12.03 ID:uW0Xe1pr0
一旦、状況を整理した。

ナツが吠え続けるのは今日が初めてではない。少なくとも何日も前からだ。吠えているのは同じ方角、同じ窓に向かってだ。ということは、それはこの建物には入ってきていない。
 
祈祷してもらっているし、仏壇や神棚も、貼ってあるお札もある。現状、それは入ってこられないでいるのかもしれない。
しかし、頻繁にナツが吠えるということは、たびたび我が家を覗いている。それは、何のために覗いているのか?我が家が羨ましいのか?興味があるだけなのか?

それともーー。
ここに入りたいのか?
立ち尽くしながら考えた。

私にできることはあるのか?

40 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:11:25.11 ID:uW0Xe1pr0
■手

夜になって帰宅した妻に、昼間起きたことを話した。
妻は怪訝な顔をして、大丈夫でしょ、と言う。
妻から見れば私が見たモノは、単なる妄想というわけだ。
 
しかし、私は数日間、ナツを観察してきた。私は今、何かが起こっていると感じている。我が家の 誰かに何かがあってから後悔したのでは遅い。
妻に信じてもらえなくとも、自分の状況に応じた判断に従って行動するしかない。

幸い、今のところ、それは建物の中には入ってきていないと思う。一旦、気にしないでおこう。明日、考えよう。

41 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:12:25.81 ID:uW0Xe1pr0
夜もふけて、皆、それぞれ寝室へ入った。とは言っても、妻と子どもは主寝室で寝ている。不眠気味の私は一人で子ども部屋に寝ている。

徐々に来る眠気に任せて眠ろうと、テレビを消した。
おそらくすぐに私は眠ったと思う。

突然、身体に衝撃が走った。何だ!?身体が足もとの方へ引っ張られる!

42 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:13:39.95 ID:uW0Xe1pr0
一瞬にして、いろいろな情報が頭を駆け巡った。
足のふくらはぎと足首の中間を何かに掴まれている!
顔を足もとへ向けると、そこには私の足と、それをしっかりと掴む細く青白い女のような腕が見えた。

グンっ!

手が私をベッドの下へ引き摺り下ろそうとしている。もはや私のひざ裏はベッドからはみ出そうになっている。

(オゥリィャぁぁ!!)

私は思い切って足をベッドの横へ振った。
脚から手が離れた。

(しめたっ)

そのままベッドから降りて隣の部屋へ避難しようと、足をさらに横へ振ったところ、足が床につく前に、ベッドの横の床に這うように伸びる青白い腕が見えた。

(ドゥリャっ!!!)

その白い腕の先、手の部分が届かないように、私は全身のバネと、ベッドについた自分の腕の力を使って、エビ反るようにして飛び越えた。そのまま、振り返らず隣の主寝室に入った。

皆、すやすや眠っている。私は子どもの横のわずかなスペースに潜り込んだ。

なんだったんだ、今のは。

43 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:15:13.64 ID:uW0Xe1pr0
自分の胸の早鐘を打つような強い鼓動を感じる。寝ぼけていたのか?目覚めてすぐ、あんなに激しく動けるのか?

待て。
冷静に、忘れないように整理しておこう。
青白く細い腕が、私をベッドから引き摺り下ろそうとしていた。寝相が良いと妻に褒められる私が、ひざ裏まで摺り落ちそうになっていた。
私の身体は金縛りには、なっていなかった。
しかもベッドから降りようとすると、さらにベッドの下から私をつかまえようとする腕が伸びていた。

待てよ。ベッドの下にそんな空間があるか?ウチのベッドの下の空間はせいぜい5cmくらいだ。人が入れるわけがない。
しかし、すらりと伸びた腕の青白さが目に焼き付いている。
引っ張られて摺り落ちていたらどうなっていたのだろう?
あれは、なぜあんなことをしたのだろう?

あれは誰だ?
 
枕もとを見ると、午前2時5分を指す時計の針が見えた。
覚醒夢であってほしいと願った。

44 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:16:10.09 ID:uW0Xe1pr0
■アンデラ

まんじりともせず夜を明かした。

昨夜(厳密には当日の深夜)のことは妻には言わなかった。言えば、いよいよ危ない奴だと思われるだろう。
私なりに朝まで考えてみたが、思い当たるのは隣人が消えたことくらいだ。

その日、私は、一人で家にいることにした。
皆が家を出て、ナツと私だけになってから、勇気を出して隣家を外から観察してみることにした。

45 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:17:20.61 ID:uW0Xe1pr0
隣家の周辺には人の気配がしない。工事関係者も今日はいないようだ。
怖々、道路から建物を観察してみる。特に何もない。
薄気味悪さを背中に押しやり、玄関側から観察してみる。
玄関の引き戸の上の方にお札が貼ったままだ。普通は、引っ越すときに剥がしていくものだろうが、兄妹はよほど急いで出て行ったのだろう。

何も情報が得られない。これで立ち止まっていてはいけないと、強く感じた。意を決し、一軒先の隣の例の奥さんに、もう一度話を聞いてみることにした。

46 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:18:04.87 ID:uW0Xe1pr0
呼び鈴を押すと、奥さんが出てきてくれた。

「すみません。つかぬことをお伺いしますが、お隣のご兄妹はどちらへ行かれたか、何か手掛かりになるようなことを知りませんか?」と恐る恐る尋ねると、意外にも待ってましたと言わんばかりに、奥さんが喋り始めた。

「どこに行ったかは分からないのよ。でも、ここ数日で3人とも出て行ったのは間違いないみたい。
工事の人が来てたでしょ。だから私、隣の家の中を覗かせてもらったのよ。そしたら、玄関を入ってすぐの廊下、ちょうど階段を降りたあたりにシミがあったの。人の形をした。」

47 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:19:45.32 ID:uW0Xe1pr0
堰を切ったように喋ろうとする声を遮り、私が尋ねる。

「何かあったんですか?それから残っていたのは兄妹の2人ではなかったのですか?」

奥さんの喋りたい熱は止まらない。
「警察沙汰ではないらしいんだけど。残っていたのは3人よ、計算上は。シミはお父さんかお母さんが亡くなった時のものかも知れないわね。


ここのお父さん、昔、お寺に居たそうなのよ。お坊さんをやってたみたい。そこの寺が無くなって、ここに移り住んできたのよ。

ここのお宅の建物の裏に空いているスペースがあるでしょ。そこで卒塔婆を焼いたりしてて、その残骸を埋めてたの。気味が悪かったわ。
 
そのうち、その場所で犬や猫を何頭も飼いだして。 そう、20頭か、それ以上いたと思うわ。犬は吠えるし猫は鳴くし、ウンチやオシッコもあちこちでしてて、それはもう酷かったの。
 
それでご近所さんで町内会の役員に何とかならないか相談したことがあったんだけど、結局、保健所にも連絡した人がいたらしくて、保健所の人が注意したみたいなの。そしたら、何日かして急に犬も猫も一匹残らずいなくなったのよ。なのに、保健所では連れて行ってないし連れてこられてもいないって言うのよ。」

48 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:20:55.03 ID:uW0Xe1pr0
まさか。埋めた?いや、まさか。

「アタシの知り合いに、霊感というかそういうのを感じる人がいて、ウチに来た時こう言ったの。『こんな怖いところにはもう二度と来ない。』って。ここら辺”一帯が怖い”らしいわ。
 
お宅のお母さん、引っ越してきてすぐ亡くなったでしょ。だから、アタシ拝ませてもらった時、心の中で言ったのよ。なんでこんなところに越してきたのよって」

49 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:22:22.60 ID:uW0Xe1pr0
愕然とした。
いわくつきの隣家だったのか。聞いた話をそのまま鵜呑みにするつもりはないが、私たちが住む前、当時、出来事を目の当たりにしていた奥さんの話だ。そのいきさつ、歴史、土地の業や因縁に起因していることだと仮定すれば、私が手に負えることではない。

奥さんと口外しない約束をして、家に戻った。
 
しかし、霊感があるという、奥さんの知人には感じられていたのならーー。その線で専門家を頼るほかない。
 
すぐさま、我が家が檀家になっている寺に電話してみた。その宗派ではかなり位が高いという、地鎮祭と家の祈祷をしてもらった位が高い寺だ。この際、忙しい住職でなくとも良いから視てもらおう。

50 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:23:52.24 ID:uW0Xe1pr0
寺に行くと、30歳前半くらいの若いお坊さんが対応するという。予約の電話をした時に、視える人がいいと、一応希望しておいた。
 
別室でお坊さんがお経を唱えた後、私が持ってきた航空写真や地図を見せながらあらましを伝えると、お坊さんはしばし考え込んでしまった。

「ここら辺“一帯”が危ない場所ですね」

話をしてくれた奥さんの知人と同じ感想だ。私から、その言葉は言っていなかったのに。

「引っ越すしかないと思います。何かある可能性は否定できませんから」

家に戻り、考えた。家を売る?ローンが残っているのにやっていけるだろうか?それはできない。

やはり、住職に視てもらうしかない。もう一度、寺に電話すると、住職と連絡をとってくれて、翌日、視てくれることになった。

51 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:26:12.61 ID:uW0Xe1pr0
「やはり、引っ越すのが一番ですね。何もないとも限らない」

住職の言葉に、私は力なく帰宅した。
整地する前には地鎮祭を、住居を建ててからは祈祷もしてもらい、毎年お札も取り替えてきたのに、効かないような手強い相手ということなのだろうか。
希望を失った。

52 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:28:11.57 ID:uW0Xe1pr0
このまま引き下がるのは、どうにも釈然としない。
私たちは善意の第三者ではないか。憤まんやるかたないといった気持ちになる。

そうするうちに思いついた糸口が一つだけある。
隣家の玄関に貼ってあるお札だ。隣家が元僧侶の家であれば、恐らく出身の、それか縁がある寺のお札である可能性が高い。

早速、ネット上で調べると、幸い、お札に書かれた寺と同名の寺が見つかった。

53 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:29:46.62 ID:uW0Xe1pr0
電話をするとその寺の住職は言った。
「いや、連絡をもらって良かった。実はそこのお父さんとお母さんのお骨はウチで預かってるんだけど、毎年分割でもらうことにしてたお金を持ってこなくなっちゃって。
お札は剥がして持ってきてよ。
それとお父さんは、坊さんだったというわけではないよ。昔、ウチでやっていたアンデラに居ただけだろう。アンデラが無くなって、食えなくなったから坊さんの真似事をしていた、いわば、ヤミ坊主ってとこだな」

電話を切って途方に暮れた。
 
他人の家のお札を剥がして寺に持っていくなんてできない。どうしたものかと思案しつつ、当のお札を見に外へ出てみた。

54 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:31:49.71 ID:uW0Xe1pr0
すると、工事関係者がいた。

「あのぉ。ここの家、人、シんでるでしょ。」

急に向こうから尋ねられて面くらったが、何か証拠があったということか。

今、私が調べていることにも関連すると思い直し、単なる噂を流布するようなことにならないよう注意しながら話した。

ご両親は亡くなっている、子どもたちはわからない。そう伝えると、工事関係者が言う。

「2階の畳、腐っててさ。人の形したシミがあって。ニオイもすごくて。
ワタシ、孤独シの後処理、いわゆる特殊清掃の仕事をやったこともあるんだけど、何か月もシ体を置きっ放しにしてた跡だよ。人の体液が染み込んだ跡だ。間違いない。」

やはり、何かが、あった、起きていた、ということか。
もはや迷っている場合ではない。すぐにアンデラなるものや、ヤミ坊主の系譜につながる寺を調べた。

55 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:35:41.16 ID:uW0Xe1pr0
「アンデラ ー 庵寺
比丘尼の止住する寺。 元来は比丘尼寺とよび,俗に庵寺(あんでら)ともいう。」


「庵(いおり、あん)
世捨て人や僧侶などの閑居する小さな草葺きの家」



ネットで調べているうちに、生臭い話も出てきた。

端的に言えば、僧侶や、僧侶のような者、の住まいなのだが、そこを頼って生活困窮者も住み着いていたこともあったらしい。
 
中には陰で売春を黙認していたところさえあったそうだ。真偽はわからないが、隣家のお父さんのやっていた卒塔婆供養のようなものや「ヤミ坊主」という言葉につながる。

さらに、お札に書かれていた名前の寺の成り立ちにも、「開山した先代は、元々は(私の家の地域名の場所にあった)庵寺の住職だったが、その後、他の寺に身を寄せ、寺を建てようと場所を探して転々とした後、現在の場所に寺を建てた」とある。
確かに、我が家の近くにある無縁仏供養塔の場所には、寺があったと聞いたことがある。

 
庵寺に居た僧侶が他の場所に移り、置いて行かれた者が、見様見真似で僧侶もどきのことをして生活していた。それが隣家のお父さんということか。
庵寺を結んでいた僧侶が開山したという、現在の寺に行かねばならない。
今は、細い糸を手繰っていくしかない。

56 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:37:30.75 ID:uW0Xe1pr0
私は、その細い糸を補強するために、法務局へ走った。
もし*ると、隣家の大家さんなら、隣家の兄妹の行方を知っているかも知れないと思ったからだ。
公図を確認し、土地登記簿を手に入れ、所有者の住所と氏名などを確認しておいた。

もし、隣家の所有者にも関わる話になった時には、この情報を基に連絡して、協力してくれないかと説得を試みなければならない。
 
そのまま話しても信じてはくれないだろうが。

57 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:38:57.00 ID:uW0Xe1pr0
■密教寺

庵寺につながる密教寺は、我が家から車で30分ほどの山にあった。大きな寺ではないが、地域の巡礼寺の中の第15番札所であると書いた大きな木製の看板が玄関に掲げられている。それなりの格がある寺のようだ。

別宗派ではあるが、檀家の私に何の対処法も示さず、引っ越すことを勧めた寺も由緒ある寺であった。
開祖の直接の弟子の庵がもととなっており、今や檀信徒も多く、勤める僧侶も多い。総本山への上納金も全国屈指の多額なようで、宗派の中ではかなり位が高い。
しかし、早々に白旗を揚げた。
寺の位などというものに対する期待は、もはや無い。

58 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:41:02.11 ID:uW0Xe1pr0
密教寺の玄関に入り、奥から出てきた高齢の女性に、電話した者ですと伝えると、丁寧に奥の部屋へ案内された。部屋で待つと、にこやかに僧侶が入ってきた。

 
いやいや、よく来たね、と労いの言葉を聞くが、私はすぐに、これまで起きたことや集めた情報を伝えた。
 
私は、失踪した兄妹の居場所を突き止めるところまではしていなかったが、ご両親の遺骨を預かるお寺からならば、どこそこに相談すればすぐに判明するだろう、というところまで調べておいたことも伝えた。

僧侶は、どうもどうも、よくわかったと謝意を示し、今度は家族で来なさいと私に促した。
 
この寺は、密教の流れを色濃く残す宗派の寺である。もしかしたら、我が家を救う手立てがあるかもしれない。一度、拝んでもらうことを期待し、再び訪れることを約束して寺を去った。

家に帰り、仕事から帰ってきた妻に、近いうちに家族みんなで行ってみようと話した。私の真剣な態度に気圧されたように、妻も同意してくれた。

59 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:43:10.03 ID:uW0Xe1pr0
休日、再び寺を訪れると、僧侶が出迎えてくれた。

凛とした本堂の冷えた空気が子どもたちには物珍しいようで、居並ぶ神仏像を見ながらはしゃいでいる。
奥の部屋に行くと、僧侶はお茶とお菓子を差し出しつつ温かく接してくれた。

それでは、と僧侶が示すまま、皆で再び本堂へ移動した。僧侶がお経を読誦し始めると同時に、皆で手を合わせて目を閉じた。
 
外で吹いている風の音が聞こえる。

60 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:45:15.59 ID:uW0Xe1pr0
僧侶がサンスクリット語の呪文のようなマントラを唱え始めると、外で遠吠えする犬のような声が聞こえた。きっと寺で飼っているのだろう。何かを威嚇しているようだ。私は意識がぼんやりしてきた。そう思ったのもつかの間、私はその場で畳の上に横に倒れてしまった。

僧侶がマントラを唱えながら近づいてきて、私の体を棒のようなもので何度も突いた。
十数分くらい経っただろうか。読誦が止まった。
僧侶は、心配そうな家族に起こされた私に、ヤコが憑いていると言った。

そういえばーー。
私は急に、思いついたまま僧侶に尋ねた。
「この寺では犬を飼っていますか?」

脈絡のないおかしなことを言うな、と思ったであろう僧侶は、犬など飼っていないという。

私は、僧侶の読誦の声とは別に、はっきりと、何度も犬の遠吠えを聞いたことを伝えた。すると、一瞬、みんなが黙り込み、妻が私に話し始めた。

61 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:47:30.26 ID:uW0Xe1pr0
「倒れていたとき、あなた、低い声で、離れない、出て行かない、と呟いていたわ。それに、この寺に“来てから”一度も、犬が吠える声なんか聞いてないわよ」 

僧侶が言う。

「ヤコ、というのは野の狐と書くんだ。一般的には稲荷様だが、簡単に言えば、稲荷様つまり神様に、”成れなかった”動物霊のことを称して野狐と言うのさ。あなたが聞いた声は、野狐の声というわけだ。だからほかの誰にも聞こえなかった。犬の声に聞こえたと言っても犬とは限らない。さっき、あなたには、犬の声に聞こえたというだけだ」

・住職は私に、当分の間、寺に通えと言う。
・私の中に巣食う何かがいるということか。 
 
私は次の日、車を運転していて事故を起こした。住宅地の比較的広い道路を時速30km未満の低速で走っていて、急に車ごと身体が道路脇の物置小屋の方へ引っ張られた感覚は残っている。
 
一人で乗っていたことと、車は大破したにも関わらず、私自身無傷だったことは不幸中の幸いだった。

62 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:50:04.02 ID:uW0Xe1pr0
少し休憩します。

なんか一人で書いていてアホみたいですが、最後まで書き記して終わりたいと思います。

なお、内容的には、これから終盤に入ります。

63 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 18:51:09.00 ID:uW0Xe1pr0
内容が薄くて申し訳ありません。

64 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:05:57.60 ID:uW0Xe1pr0
もしかして誰もいないのでしょうか?

65 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:08:50.09 ID:uW0Xe1pr0
■キトウ寺

自動車の自損事故を起こし、妻にきつく咎められた。もう車は運転するなと言う。
しかし、私は行かねばならない場所がある。密教寺だ。
床に頭をつけて、一日だけ妻の車を貸してくれるよう懇願し、最高の安全運転を約束して何とか承諾を得た。
 
2日後、密教寺へ向かった。道中は細心の注意を払い、運転した。

寺につくと、早速、ことの成り行きを僧侶に話した。僧侶は烈火のごとく顔を紅潮させて私を叱った。私自身が注意しなければどうにもならない、なぜそんなことをしているのかと言う。

 
自動車での自損事故は、車ごと何かに引っ張られるようにして起こしたのであって、自分自身としては不注意でもないし、予想もしていなかったし、避けられなかったと思っていた。
しかし、それを僧侶に言うのはやめた。激しく怒気をはらんだ人間には何を言っても無駄であることは知っている。
 
すみませんでした、と訳の分からない謝罪をして、寺を出た。

66 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:11:32.35 ID:uW0Xe1pr0
密教寺からの帰路中、ずっと考えていた。
明日からは車がない。
密教寺に頻繁に通うのは難しい。
しかし、何かが私を密教寺から遠ざけているような、このままでは相手にいいようにされてしまうような、そんな孤独感や絶望感、危機感があった。
 
私の命なぞ惜しくもないが、私がやられれば、次は家族に害が及ぶ類のものではないかとも感じていた。

追い詰められていく私が、ここからできることは何だろうか。

ふと思い出した。私が幼い頃に見た、地元では「カミサマ」と呼ばれるイタコのような人が、兄にとり憑いた稲荷をとり除いた時のことだ。
兄にとり憑いた稲荷、それは今思えば単なる野狐だろう。
 
それをとり除いたカミサマにすがりたいと思った。カミサマたちは、今では絶滅に等しいのは知っていたが、それでも近くの寺で降霊のようなものを「やっている」と聞いたことがあった。

67 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:12:43.49 ID:uW0Xe1pr0
Web上の情報を集め、噂のようなあやふやな情報も無下にせず、何軒も電話をかけまくった。しかし、今はやっていないとか、分からない、というところばかりだった。
 
諦めかけていた頃、一軒のお寺の反応がほかとは違うと感じた。何が違うかは自分でも判然としないが、事情を話すと、来なさい、と強く勧められた。
すぐに、うさん臭さを感じたのは確かだが、キトウ寺だから、という言葉にかけてみたいと思った。
 
その寺は、自宅から自転車で15分ほどの場所にあった。雪深い冬でも歩いていけなくはない。
 
 
そこは、祈祷を柱とする寺であった。
住職の役割は息子に譲っていたが、院主である高齢の父親が、全国でも稀な千日荒行を成満した上人なのだと言う。しかも、諸先輩方に教えを請い、自ら調べ、勉強し、独自の加持祈祷法を確立しているようだった。

68 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:13:42.87 ID:uW0Xe1pr0
二人の上人が気を悪くしないように、密教寺に行っていたことは伏せながら、簡単に、これまでの経緯を息子である住職と父親の院主に話すと、二人でメモ帳のような手帳をめくり始め、答え合わせをするように、・・・だな?と確認していた。

そして住職が私に言った。
「◎日ならどうですか。」

私が、は?という感じで戸惑っていると、院主が「もっと早くしないとだめだろう?」と言う。
住職が、でも、△日は何々で、×日は何々だから、一番早くて◎日になる、というような会話を院主とした後、私に◎日の◇時に土地と住宅を祈祷するということで良いかと尋ねる。

私は承諾し、それでお願いした。祈祷に使う供物や祈祷料で合計数万円かかるが、妥当な金額でもあり、否応なかった。東京などでは数十万円はとられるだろう。

院主が私に言った。
「うちの寺は祈祷寺だから」

69 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:15:51.72 ID:uW0Xe1pr0
◎日◇時。時間どおりに住職がやってきた。

正直に言えば、千日を超える荒行を成満した阿闍梨の院主に来て欲しかったが、住職も五行(五百日荒行)を成満した修法師である。院主からの相承もあるだろう。

 
住職から、妻と私に四つの石が手渡された。手のひらに載るほどの縦長の丸形をした石で、祈祷らしき文言が書かれている。
 
これ、拝んできた石だから、という住職のノリはいささか軽く感じたが、何か確信めいたものも同時に感じた。
 
敷地の四隅に向かって酒や米を撒き清めるとともに、お経を読誦していった。あとで、東西南北それぞれに、指定の石を、指定の向きで、埋めておくように言われた。

続いて住居内の各部屋でお札を貼り、読誦していった。
 
住職は時々、ここが子ども部屋っていうのは、、、と苦笑していたが、拝んでお札を貼れば大丈夫だとも言った。

お札も石と同様、お寺で祈祷してタマシイを込めたものだそうだ。先ほど貼ったお札、以外のお札や幣束を剥がすよう指示された。
 
また、今後も貼り替えるよう言われた。我が家では毎年、檀家になっていた寺で購入してお札を貼り替えていたが、基本的に一年を超えたお札の類にはアクシン(悪神)が棲みつくことがあるため、貼りっぱなしはとても良くないそうだ。

これまで貼り替えてきて良かった。しかし効果には疑問を持たざるを得なかった。少なくともこれまでの寺のお札については。

後日、寺に来るようにと言い残し、住職は帰っていった。
住職に言われたとおり、妻とともに敷地の四隅に石を埋めた。もちろん、心を込めて拝みながら。

70 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:19:11.66 ID:uW0Xe1pr0
数日後、祈祷寺に行った。
寺では、最初の電話に出た、院主の奥様が出迎えてくれた。本堂で、院主と奥様に、改めて密教寺でのことは伏せながら経緯を話した。

それでは、と院主が奥様に向かって読誦する。気合一発、エイッと言って黙ると、奥様が話し始めた。

それは、居心地がいいから、私のところにいるのだ、と言う。
密教寺でのことは伝えていないが、どうやら野狐(神様に成れなかった動物霊)のようだ。
あとから知らされたのだが、奥様は地元でいう”ユリ”、つまり自らの身体に霊を降ろす霊媒師なのだ。

71 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:21:17.01 ID:uW0Xe1pr0
院主が野狐を諭し、野狐がようやく離れると言ってくれた。

また院主が読誦と気合を入れ、奥様は我に返った。
奥様曰く、私には3柱ほどの稲荷がついているそうだ。1柱ずつ身体から離し、何日も拝み、成仏させていかなければ戻ってきたり(もしくはほかの人に憑いたり)する可能性があるので、一度に除くことはできないのだそうだ。

それから、と奥様が私に注意を促した。
「あなた、憑きやすいから、しばらくは夜、外に出ちゃだめよ。
ほかのお寺や神社、それに入院施設がある病院にも近づかないほうがいい。あなたの場合、前を通るだけでも憑いてくる。通らなきゃいけない時は、お経を3回唱えて、両肩に強く息を吹きかけて払いなさい」

続けて
「仏様って、優しい人や良い人に憑きやすいの。生きてる人間だってそうでしょ?どうせなら悪い人より良い人と一緒にいたほうが心地いいもの。だから、憑かないで、って。私は助けてあげられないから、って、強い気持ちでバリアーを張りなさい」

「家であなたの足を引っ張った仏様ね。あなたに助けてもらいたかったのよ。だって、誰も気づいてもくれないんだもの。
 
でも、あなたは気づいてくれる人なのがわかったし、仏壇を拝んだりして仏様を大事にする気持ちがあるから、この人ならもしかして助けてくれるかも、楽にしてくれるかもって」

72 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:22:14.81 ID:uW0Xe1pr0
それからは、私と家族は時間があれば祈祷寺をお参りするようにしていた。
ある日お参りしていると、3週間ほどかけてようやく最後(3柱目)の野狐も離れていったと言われた。
 
そういえば、家の敷地の四隅に石を埋めてから、愛犬ナツは、まったく吠えなくなった。外を気にするそぶりもなくなった。

だが。
霊媒師で霊視もする、奥様が言った言葉が、あとに残った。

「因縁が、あなたの人生に荒波を起こしてる」

 
先祖に金貸しなどをやっていた人がいないかと尋ねられたが、私には心当たりがなく、わかりませんと答えた。
 
奥様は、金貸しなどは、社会に必要な仕事だし、他人を助けることもあるけれど、他人の恨み、逆恨みも買う仕事だから、それが因縁となって私にも及んでいるのだと言う。

73 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:23:43.77 ID:uW0Xe1pr0
家に帰り、仏壇を拝んでいた時に、突然、頭に言葉が響いた。
曾祖父は馬喰(バクロウ。馬を使った運搬業)をやっていたと、亡母から聞いたことがある。

不意に従姉が叔母を連れて家にやってきた。なんだか不思議なくらいのタイミングだったが、丁度良いと思い、何か覚えていないか聞いてみた。

「羽振りが良くって、家の床の畳の下にお札を敷き詰めてたって聞いたことがある」

いわく、金回りが良く、しまいに金貸し業もやっていた。今は売却してしまっているが、地元の中心商店街のさらに中心地とも言える場所すら広く所有していたという。



くそっ!次の相手は、因縁かっ!!!

74 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:24:50.16 ID:uW0Xe1pr0
■それから

祈祷寺の奥様が言った。

因縁を払うのは並大抵のことではなく、年月もお金もかかるから、代わりに日参、だめなら週に一回でもいいからお参りに来なさい。
 
毎日、午前中は本堂を開けてあるから、拝んでいけば良いだけ。そうして、薄皮を剥ぐように因縁を薄れさせ、影響を抑え、味方の仏様に護ってもらうようにしましょう。

すぐに理解できた。
 
曾祖父からの因縁が曾孫の私に影響を及ぼしているのなら、つまり私の子どもたちにも影響する可能性があるということだ。それが悪い影響なら、私の代で断ち切らねばならない。できるかは分からないが。

以来、私は毎週、一回、お参りしている。
 
お参りは普通のお参りで、賽銭箱に小銭を入れ、短いお経を唱えるだけだ。時間にして数分。それで子どもへの悪影響が断ち切れるのであれば、少なくとも薄れさせることができるのであれば、苦ではない。
 
しかし、残念というか、やはり、というべきか。
これで終わりではなかったのだが。

76 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:28:00.89 ID:uW0Xe1pr0
やはり長過ぎたか。。。
というより創作ではないので面白くなかったのでしょうか。。。

77 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 19:28:37.99 ID:uW0Xe1pr0
ここでやめます。。。

78 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 19:30:34.11 ID:Wvn845Mz0
みとるよ

86 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 19:54:36.12 ID:Wvn845Mz0
神社でなく寺がいいんだね

89 やせっぽち ◆FhdCFjMvqs :2024/04/20(土) 20:00:56.27 ID:uW0Xe1pr0
>>86
私はただの素人ですが、
いわゆる「お祓い」も
生きているモノやこの世のモノに関しては神様・神社で
*でいるモノやあの世のモノに関しては仏様・寺院
が得てとしていると聞いたことがあります

人間による神仏の区分けなんて意味があるとは思いませんが

93 本当にあった怖い名無し :2024/04/20(土) 20:28:41.04 ID:Wvn845Mz0
>>89
へー








272 :本当にあった怖い名無し:2012/11/24(土) 00:59:41.02 ID:GGaM6kay0
家系、というのとはちょっと違うかもしれないんだけど。

うちは結構古い家柄なのね。墓とか室町末期の頃のものが残ってる。
で、墓石に享年って書いてあるでしょう。中学生の頃ふと刻まれた文字を見てちょっとぞっとした。
代々の跡継ぎは必ず2回お嫁さんを貰っていて、しかも最初のお嫁さんは皆若くして亡くなっていた。
二度目の奥さんは、まあ、それなりのお歳で亡くなっていたみたいなんだけど。
去年お寺さんの供養帳を見たら、うちの祖父の前の代までそれが続いていたみたい。
前の代、つまり私のひいおじいさんの最初の奥さんは、井戸に飛び込んで自死なさったそうだ。


273 :本当にあった怖い名無し:2012/11/24(土) 01:04:45.13 ID:GGaM6kay0
代々の流れを断ち切ったのは、今年の夏に亡くなった祖母だった。
祖父のただ一人の奥さんで、95歳で大往生した。

先日その祖母の位牌を拝んでいたら、ふと思い出したことがあった。
四歳の頃、祖母と一緒に囲炉裏ばた(当時まだうちにはあった!)で遊んでいたら、
部屋の隅の方からすーと嫌な感じの臭いがしてきた。
そっちを見てみた次の瞬間、私は火がついたように泣き叫んで祖母にしがみついてしまった。
記憶が定かではないんだけど、着物を着たざんばら髪の女の人がこちらを見ていた。
すごく怖い顔をしていたと思うんだけど、なんか、怖すぎたせいか思い出せない。


274 :本当にあった怖い名無し:2012/11/24(土) 01:06:46.65 ID:GGaM6kay0
ただ、祖母が背中をなでてくれながら、「こわがらんでいい、あれは可哀相な人なんや」と言っていたことは覚えている。
祖母はにっこりと笑って、深々とその人に向かって手を合わせて頭を下げていた。
これは勝手な想像なんだけど、
もしかしたら、代々のお嫁さんの早死にはあの女の人が関わっていたんじゃないだろうか。
祖母がその難を逃れたのは、信心深く優しい性格のおかげだったのかもしれない。









977: 本当にあった怖い名無し 2009/09/20(日) 18:27:03 ID:ORVMd12j0
私の話。実話です(ところどころフェイク入れて話します)
長文ですが、失礼します。

28歳から30歳までの約2年間の結婚生活での話。
現在は離婚後2年経ってます

結婚式の日に旦那の祖母が亡くなられた。朝婚姻届を出してすぐに姑から電話がきた。
「おばちゃんが亡くなった。どうしようどうしよう」
式当日だったので、私側の親戚には言わず、結婚式と披露宴を行った。
元旦那側の親戚は作り笑いもできる状況ではなく、異様な雰囲気の挙式だった。
新婚旅行はキャンセル。当たり前だと思ったし、それに関して誰かを恨んだりはしていない。

結婚後暫くして、次々と元旦那の身内に災難や不幸が訪れた。
元旦那の兄が交通事故、舅と叔母の癌が発覚、余命何年と言われる、従姉妹が鬱になり、
別の親戚宅が火事になったりもした。(まだまだありますが)
祖母の四十九日、一周忌、他の方の法事で集まる度に、不幸話で皆が嘆き、

いつの間にか、災いを運ぶ死神のように陰で言われた。

978: 本当にあった怖い名無し 2009/09/20(日) 18:30:33 ID:ORVMd12j0
精神的に不安定になった姑は、宗教やお祓い・占いなどにはまり、多額の借金を作ってしまった。
1周忌が終わった後、親戚の集まりには遠慮するように言われた。
元旦那は親戚で集まるたびに離婚を勧められ相当苦しんでいたが、二人でなんとか頑張ろうと話し合っていた。

離婚か結婚か悩んでいたとき、知人が所謂霊能者を紹介してくれた。
元旦那側の家族・親族の不幸話をする前に、名前の画数が最悪だと言われた。本当に 最 悪 と。
そして、旦那側の誰かが(親族か御先祖か)過去に鬼畜にも劣る行為をし、因果応報の引き金として
(そのときは、呪いの箱を開ける鍵というような表現でしたが)私が選ばれたと言われた。

二回目の結婚記念日、つまり元旦那の祖母の三回忌の日、遠慮するように言われたが
元旦那と一緒に法事に行き、霊能者との話をした。

皆一斉に私を非難し、「この場で離婚すると言え、死神め」と言われた。元旦那は私の名前の画数を変えるため
漢字からひらがなにしようと思うという話をするつもりのようだったが、そんな事では許してはもらえず、離婚する事を、その場で約束させられた。

そして私たちは離婚した。

981: 本当にあった怖い名無し 2009/09/20(日) 18:35:10 ID:ORVMd12j0
後日、元旦那の祖父の弟から手紙がきた。
三回忌の時に私が言った「親戚か御先祖がやってしまった悪い事」についてだった。
『祖父達兄弟の大叔父がよそ様の子どもを殺してしまったことがある。
それが原因で一族が呪われているのならお払いしたい、その霊能者と会わせてほしい。』
というものでした。
殺人に対する理由や詳しい背景は書かれておらず、どういった事があったのかはわかりません。
霊能者は紹介しましたが、その後その霊能者から元旦那側の話は一切ないので、
実際会ったり、お祓いなどをしたのかもわかりません。

最近、元旦那から連絡がきて、余命1年と言われてた舅と叔母が通院は続けているものの元気で寛解の
状態ということを聞きました。

今でも、画数を変えるだけではだめだったのか、本当に離婚しなくてはいけなかったのか、
偶然が積み重なっただけで、結婚生活が続いていてもいい報告がきけたのかもしれない。と思ってしまいます。







146: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 20:20:50 ID:fx4Pe8K00
文章をまとめていたら随分苦労してしまいました。 
文章を書くのが苦手なので、読み苦しいところがあったら許してください。 

うちの父方の家は長崎のとある島にあって、議員さんも出た名のある家柄でした。 
その家は「絶対口外してはいけない過去」がある家でした。 

今は父方の家系にあたる人間は私しかおらず、
私の父が家出(駆け落ち?)同然で東京へ出てしまい家を継がなかった事と
父の死後、その家を取り潰してしまった為、今は断絶したことになります。

父は去年亡くなりました。父方の親戚もいません。
だから、ここで書いても最早問題ないと思います。
それを知ったのは高校一年の頃。その家へ遊びに行った時に爺様から教えてもらいました。
この家は海外への人身売買を生業にしてきたと。

正しくは、人身売買で引き取った子を海外に輸出する前に
ある程度の作法やら言葉を教育するという事を行っていました。

その稼業は室町以前から始まり(ちょっと眉唾ですがw)、昭和初期まで続いていたそうです。
2002年に95歳で亡くなった爺様も関わらないでもそれを生で見ていた。ということになります。

147: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 20:23:04 ID:fx4Pe8K00
まず、全国の農村を子を買って回る業者(名前は失念)から子供を引き取ります。
爺が言うには当時で大体男子が50円、女子が20円程度だったと聞きます。
10円が今で言う1万円くらいだったらしいので人一人の命が2万や5万程度だったことに驚きです。
末端価格でその値段ということは、実際の親にはその半額程度しか支払われていなかったことでしょう。
あまりに哀れですが、それほど困窮していたとも取れます。

連れてこられたその子たちはうちの家で大切に扱われます。
綺麗な洋服を着て、美味しいものを食べて、遊んで暮らします。

そして、色々教えていきます。
言葉、字、作法、女子には料理、、すべては洋式の事ばかりですが。。。海外へ往っても困らないように養育したそうです。

さて、子供たちはどこに住んでいたのかと言うと
長崎の家は、一見2階建てと気づかないのですが、2階がありました。
2階には一切窓がありません。外から見ても、窓が無いので2階があることさえ分かりません。

しかし当時は、煌びやかな壁紙や装飾が施されたがいくつもあり
その部屋に子供たちが引き取られる一時期だけ暮らしていたそうです。

そこへ上がるための階段にちょっとした特徴がありました。
2階に上がるのは階段から簡単に登れるのですが、
降りる為には1階から移動階段を渡してもらわないと降りれないようにもなっていましたそうです。

構造をもうちょっと説明するとは階段を上り終わった所の板は下からしか上げられない戸になっており、
降りる側の戸は登った側の反対側で階段の裏側が見えるという状態です。

逃げ出せないようになっていたのですね。

148: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 20:24:21 ID:fx4Pe8K00
ちなみに、私は爺様にその場所を教えてもらったのですが
上りの階段も外されていて、上ることが出来ないようになっていました。

あと、家の中央付近には、つるべのような仕掛けがあり、一種のエレベータのようなものがおかれていました。
片方の下は井戸になっており、石を繋いで落とすと、すべりの悪くしている(?)滑車が
ゆっくりと片方に乗せられた盆を上げていく仕組みです。

あくまで料理や生活や教育に必要な道具を上げるだけで、人は乗れないモノだったそうです。
私が見たときは井戸が埋められていて、ロープも無く、上の暗い穴のところに
滑車の車を外したモノがあるだけでした。

一番オカルトチックだったのは、発育の悪い子や貰い手が無いまま15歳を超えた女子を殺して捨てる井戸があったこと。
本当かどうかは分かりませんが、逃げ出そうとしたり、知能が遅れすぎて役に立たない子は牢屋に入れて毒で殺した挙句その井戸から落としたそうです。
貰い手が無かった男子はそのまま近隣の島の人間の労働力としてもらわれていくことが多かったそうです。

私が行った頃には、すでに井戸は跡形も無くなって、庭の片隅に鳥居と鎮魂の為と思われる文字が刻まれた岩があっただけです。

爺様は幽霊なぞは見たことが無いと言っていましたが、子を落としてからしばらくは井戸から声が聞こえることがあったらしいです。
しにぞこない、とか仲間入りなんて呼ばれてたらしいですが…。

でも、この話を聞いてから、二度とその家へ行かないと決めたものです。
実際取り壊しの時も私は立ち会いませんでした。
父は祖父が死んだとき一切合財の財産は島で家を管理されてた人に任せることにしました。
きっと父も、その呪われた島に行きたくは無かったのではないでしょうか?

島では今もきっと禁忌でしょうから、島やうちの家系を特定しようとする質問以外は分かる範囲でお答えします。

149: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 21:23:07 ID:I7Dt5pZD0
どういった国の人に売ってたんですか?

150: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 21:35:26 ID:fx4Pe8K00
はっきりは聞きませんでいた。
けど、洋式で作法を教えていた。と言っていましたので欧米の可能性が高そうです。

151: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 21:46:30 ID:IDlwy02S0
民俗学の資料として証言を残しておくお気持ちはありますか?
私は専門家ではないのですが、このまま失うのは惜しいと思いました。

152: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 21:55:12 ID:fx4Pe8K00
口伝として伝えられただけですし、
島として禁忌に扱っているので部外者の私には無理ではないでしょうか?
そもそも似たような場所がたくさんあるはずなのに、
いまだ語られないのは何か理由があるのだと思います。

同じく人身売買で身を立てた子孫が大人物である可能性が高いのでは、とさえ思います。

153: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 21:59:29 ID:IDlwy02S0
うーん、他人が尋ねて答えてもらえる類ではないからという理由だと思いますね。

154: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 22:28:38 ID:fx4Pe8K00
確かにそれはありますね。
私も一概ではありませんよ。
自分は良いとしても子供にまで害を為す可能性があるなら絶対避けなければなりません。

匿名掲示板というこの場所で、真実の過去の欠片でも感じてもらうのが精一杯です。

155: 本当にあった怖い名無し 2008/01/01 23:45:59 ID:IDlwy02S0
なるほど。

156: 本当にあった怖い名無し 2008/01/02 01:00:20 ID:ngjqTSPD0
なんか、それと似たような設定で
売春島と言うのを雑誌で見たことがある。
(実際に、こんな名前の島はありません。)
借金とか、親の事情で売られてきたり
強制的にその島で売春させられるそう。(子供から老女まで)
島抜けはご法度で、監視されていて下手をすると
一生その島から抜けられない。(子供のころに売られてくると
逃げ出そうにも売春以外の生きていく方法を知らないから)
最初は、小説の設定かと思ったけど(実際に某ハードボイルド小説の
設定として最初は知った。)
ある時、実際にそんな島があると雑誌に載っていて驚いた。
今でも、その島はあるが現在は昔ほどひどいことは
ないが、売春する女性は大勢いるらしい。
(多分、借金、約束違反 等何らかの事情によりけりだろうが。)

157: 本当にあった怖い名無し 2008/01/02 01:09:47 ID:ngjqTSPD0
なんか、くぐったら簡単に出てきた。
場所は下記

三重県志摩氏市磯部町、牡蠣と真珠で有名な的矢湾に浮かぶ周囲7kmの小さな島「渡鹿野島」










393: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/19(木) 03:12:30.27 ID:7qKkLvdj0
解決かどーか解らないけど投下。 

父方は父が数年前になくなり、父方の叔父は独身を貫く為に家系が絶えるそうです。 
母方は兄が数人いたそうですが、それぞれ事故、病死したらしく、母方の男家系は自分以外全滅してます。 

母が父を婿にしたので母方の家系を引き継ぐわけです。 
母方の男家系が全滅した理由は母の祖父の父親が奥さんを娶ったけど子供ができなく離婚した…が籍を抜いてなかったために奥さんは実家に帰れず亡くなったそうです。 
その後、無縁仏になり私が産まれた辺りにバタバタ男家系が全滅したそうで。 

当時の檀家寺の住職が霊視でその事を指摘して、その奥さんを檀家寺に移し供養してるわけですが。

394: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/19(木) 03:19:14.74 ID:7qKkLvdj0
個人的に気になり調べたところ、張本人は90で亡くなり、祖父もそこそこ長生きしているんですよね。
因縁って何代目からって決まってるのでしょうか?

あと、幾ら昔でも籍抜かないで離婚って無理じゃない?って思うのですが。

自分にも因縁が掛かってるのに死なないし、最後の一人だから苦しめてから殺したいのかなと思ったり…?

ただ、この話を聞いてもなんか矛盾するというか違和感がありありなんですよね。
まぁ、亡くなったら因縁生んだ祖父の父を張り倒したいですね。

別れるならちゃんと別れろよ!男として失格だと。

395: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/19(木) 03:23:37.74 ID:7qKkLvdj0
以上です。

家系潰すくらい恨んでるならそうとうな事してるんだろうなぁ…。
俺の人生なり命で償えるかわからんけど、許せないとは思うけど許してね奥さん…。

私は奥さんの恨みもなんも許す?し受け入れるよ。
んでも話の10倍は汚いはずだからそこを剥がして晒してやりたいな。
私は奥さんの味方だよ。まぁ、まだ怨みたりないなら子を作って子に言い聞かせて育てるからそこは決めて下さいな。

397: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/19(木) 17:23:57.38 ID:WFblQJ610
家族のこと書く時もうちょっと整理して書いてほしいな
父方の両親って?だし長女・次女は誰の子かわかりにくい

父方の叔父とか言ってる一方で母方は兄とかいってるのもあるし

って細かいですかね

404: 393 投稿日:2012/07/20(金) 02:47:14.33 ID:OwZPp7bN0
>>397
申し訳ない。
父→死亡。
父の兄→独身
父方他に親族なしの為、家系終了。
今回の件は関係なし。

母→健在。父を婿にもらう。
母の兄→病死?
母方の親類→男だけ事故や病死で毎年死亡。
男は家系で俺のみ。
俺が産まれる前に俺の兄になる予定だった男児が墜ちた。

原因は母の祖父の父が妻を娶るも子供できず別れる。多分明治の話。
籍を抜いてないって理由で実家に帰れず死んだ。
その人は無縁になり、うちの家系を祟ったぽい。
今は檀家寺に埋葬されてる。寺の仏壇にいる状態。

そもそも籍抜かずに再婚できるの…か…?
実家に帰れずとかその辺あやふやすぎてなにがなんだか。
戸籍昇れば死因とかわかるんかな?
籍入ったままならその人も調べられるよね?

405: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 06:40:34.54 ID:iv/YZTAe0
>>404
毎年死亡ってお前んちは何人いるんだよww

406: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 22:25:46.65 ID://ocuqaX0
>>404
普通はまずない事だとは思うけど、婿養子みたいに養子縁組してた可能性はない?
離婚だけして、離縁してなければ、籍が抜けてない、って可能性はある。
その場合、調べてみれば分ると思うよ。
もし、自分の身を守りたいってだけなら、あなたが家を捨ててどこかに養子に行くというのも一つの手ではあると思う。
例えば、父方の伯父さんのとこに行くとかね。
あなた自身に姉妹はいないの?

408: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 23:23:53.87 ID:OwZPp7bN0
>>406
気になったので役所に駄目もとで聞いてきました。
該当本籍が遠いので役人さんの推察ですが、明治初期あたりなら妾がいる場合もあるし、妾も籍に入るそうです。
そこで役人さん曰く、妾に子ができて、正妻が家にいずらく出ていった。
それなら籍はそのままで、妾の子を自分の子として育てられる…らしい。です。

527: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/04(土) 13:04:06.27 ID:iFuq65wkP
>>408 最初に断っとくけど、どうか気を悪くしないでね。

江戸時代の頃から、正式な離婚となると、奥さんの嫁入り道具や着物、持参金などを、
全部きちんと奥さん(+奥さんの実家)に返さなきゃいけなくなるんだよ。
(返却しなかったから奥さんの実家側からめちゃくちゃ文句を言われる、世間体も悪い)
奥さんが再婚する時は、返却された持参金や嫁入り道具などを、
そのまま再婚先に持っていけばOKだし、再婚しなくても、自分の財産を持っていれば、
少なくとも実家でやっかい者扱いされる心配は無いというわけ。

あと、離婚して出戻った場合は実家のお墓に入るのが普通。
これは現代の日本でも同じだよね。
籍を抜いてない場合なら、婚家の墓に入るものだし。

つまり何が言いたいかというと、正妻さんが無縁仏になってる事が、
も  の  す  ご  く  あ  や  し  い。

409: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 23:28:00.82 ID:OwZPp7bN0
>>406
姉が居ますが離婚してます。
私は助かりたいというより、何があったのか、なぜ祟ったとしたらそこまでいったのか。
知りたいんですよね。
何度も死にかけた時に女性が助けてくれる幻覚をみました。
それがその人ならその人の気が済むようにしたいし、ただの妄想でその人がたたりたい妥当な理由なら運命を共にしたいです。
偽善ぽいですが、許せない彼女の代わりに私は彼女のやった事を許したい。だから知りたいんですよね。

526: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/04(土) 12:30:09.39 ID:iFuq65wkP
>>404
正妻に子供ができなくて離縁とか、妾に子供を産ませるとかは、
戦前くらいまでは割とよくある事だったんだよ。
だからそれだけを理由に家系を絶やすほど恨む、というのはちょっと考えにくいなあ。

>そもそも籍抜かずに再婚できるの…か…?

明治時代でも重婚してるのがバレたら処罰されたんだとか(ソース@時代小説だけどw)
つまり、正妻さんと結婚したままお妾さんと結婚するのは無理。
妾は籍に入れず、生まれた子供を正妻の子供として登録してたようなケースがほとんどらしい。

407: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 22:43:37.84 ID:gUxwHwQZ0
その祟ってるという母の祖父の父の妻だった人って、
離婚後も実家に帰れずってそのまま同居してたてこと?
その後、母の祖父の父は再婚して子孫があなたってこと??

410: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/20(金) 23:29:45.42 ID:OwZPp7bN0
>>407
話にやれば、出ていったそうです。再婚は籍が抜いてないから明治の人でも無理と役人さんは言ったので妾さんとやったのかなぁと。

411: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 00:38:59.89 ID:y/ga7rrw0
妾の子孫て、やはり続くことを許されないようないかがわしい存在なんだろうか。私もそうなんだけどね。うちももう断絶確定。
高祖母があるエライ人の妾で、男の子を産んだ。本妻は小梨で、そこのお家は断絶。
高祖母はご落胤を連れ子として、私の先祖の男性と結婚して、そして今の私に至るなんですが。
うちは本当に冴えない一族。伯父のところは女しか生まれないし、うちの父は倒産事故死で兄は小梨。
女性を(本妻を)愚弄するようなことは血筋的霊的にはすごいペナルティを背負うことになるんだろう。

417: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 08:27:52.76 ID:SyZYgNWW0
>>411
倫理観も時代にもよってかわるから、一概に妾の子孫って~っていうのもどうかと。。
しかも本妻が小梨だったんなら、離縁して再婚するのと、妾に生ませるのと
本妻にとってもどっちが良かったのかわからない。

418: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 09:52:46.95 ID:cEflLpQ+0
妾の血でも繁栄している例などいくらでもある

419: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 10:10:36.30 ID:ZC1RdncH0
本妻が納得してるかどうかだろう結局>妾
本妻が小梨だと言って旦那が酷いあつかいをしたり、子供産んだ妾が本妻を蔑んだり・・・そういうことしたら恨みや因縁を残す。

420: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 10:22:43.22 ID:QVAy+aO/0
恨みや因縁を残す(笑)
石女が悪いのに。石女の自分を恨めよw

っていうか、石女自体が因縁の結果じゃねーの
石女の前にも何か因縁がある事にしよう(提案)

422: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/21(土) 10:35:56.10 ID:ZC1RdncH0
>>420
きっとそうw
恨みの連鎖でしょうねw







148 :本当にあった怖い名無し:2012/04/10(火) 23:13:24.36 ID:SS63gDIc0
親族に知れるとちょっとやばいのだが、
うちは男系の分家が必ず絶えて、本家か女系の分家しか残らないというのがある。

先祖から伝わる話によると、
うちの先祖が住んでいた村に山伏がやってきて、はじめは村の者が世話をしたり親切にしてやっていたが、
そのうちやかましくホラ貝を吹いたり、狼藉を繰り返したために、村人がよってたかって殺してしまったそうだ。
その後、大勢の仲間の山伏が来て探し回ったそうだが、洞穴にその亡骸を隠し、とりあえずは事なきを得た。
しかしその後、村では疫病が流行ったり、火事が起きるなどよからぬことが続いたため、山伏の祟りということになった。

うちの本家は神職で、その霊を祀り祟りを鎮めようとしたが、
分家筋は皆長続きせず、本家のみ神威で守られているという。
かくいう私も父の代から分家したが、弟は統合失調症になり、私は独り身でいる。
所詮こういう因縁を持った家系だと悟って、結婚はあきらめたが、
そう悟ったころから、金運とか、他の面ではなにかと恵まれるようになった。
ただ一点、子孫だけは残せないのが気になるが。







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