【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 龍神系




3 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 05:56:26.97 ID:1yOVg1d00
全スレ976です。書きためていたら朝になってしまった。すまない。
かなり長くなるし、レベルが低いからぶつ切りになりそうだ。長文が苦手な人はスルーしてくれ。

昨年の初夏、俺は故あって寺で1ヶ月弱修行をしていたんだ。

いわゆる「寺生まれ」は、若い時に家の宗旨の御本山に修行に入り、「箔をつけて」帰ってくることなんかがよくあるが、俺は全くの一般家庭出身。しかも零感。
俺自身、直前まで寺で修行をすることになるとは夢にも思っていなかった。

長くなるから詳しい理由は端折るが、日頃から信心深い上司に「人生の役に立つから経験してこい!」と送り込まれてしまったんだ。
正直断ると出世にも響きそうだし、渋々了解。
そんなこんなで俺の寺生活は始まった。

6 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:05:12.19 ID:1yOVg1d00
その寺では初夏に参籠行(寺に籠もることな)と、山での修行が行われていて、半分縁故で入れて貰った
俺みたいな素人以外は、各地の寺からプロの坊さん達が集まっていた。

「坊主や神主は特別な力を持っている」

オカ板ではよくあるシナリオだが、実際寺に入ってみると何のことはない。
彼らも普通の人間だ。「般若湯」といって酒も飲むし、酔えば女の話だってする。

顔を合わせると下ネタばかりのしょうもないじいさんもいた。

俺もここに顔を出すくらいなので、小さい頃から坊さんの活躍する話は好きだったんだが、
「現実はまぁ、こんなもんだよね」
というのが当初の感想だった。

9 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:15:23.64 ID:1yOVg1d00
肝心の修行の内容だが、早起きして勤行。
山を歩いて、石仏などの前で勤行。帰ってきて勤行。
といった調子で、毎日沢山歩いてお経を唱えまくる、というもの。

山を歩いてお経を唱えまくる「大変充実した」日々に、日頃不摂生をしている俺の体はすぐに悲鳴を上げた。
足には簡単にマメができるし、筋肉痛も酷い。
始めの数日は修行に来たことを本当に後悔したよ。
それでも人間は意外と慣れるもので、辛い生活にも段々と慣れ、そのうちに単調な生活に退屈さすら感じるようになったんだ。

そんなある日の修行中。
山の中で俺は急に怒鳴られたんだ。
「俺君、足下に注意せんか!!」

驚いて顔を上げると、大声を出したのは例の下ネタじいさん。
退屈だな~とは思っていたが、怒鳴られる程ボーッとしているつもりも無かった俺は、一瞬きょとんとしてしまった。

「へ?」

声は出ていなかったように思うが多分そんな顔をしていたと思う。

12 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:33:23.63 ID:1yOVg1d00
その瞬間、俺の持っていた修行用の杖が折れたんだよ。急に。
普通折れるわけがないんだ、その杖。ある程度太いし俺のは新しいし。

バランスを崩した俺は転倒寸前に。
ぎりぎりで踏みとどまったが、もう少しで山道を転げ落ちる所だった。

何がなんだか解らない俺は、「スイマセン!スイマセン!」と取り敢えず周りにぺこぺこ。
じいさんの方を向くと、「修行中は色んなことがあるからな。気を抜くな」とのこと。
色々と聞きたい俺を尻目にじいさんは再び歩き始めてしまった。

その日の夜。俺はじいさんに昼間のことを聞こうとしたんだが結局はぐらかされてしまったよ。その日は諦めて床についたんだ。

スッ、シュ、ズザッ。ザー。

明け方、だったと思う。不思議な音を聞いた(気がしただけかもしれん)。

15 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:42:35.07 ID:1yOVg1d00
目覚めてしまった俺は、何とはなしに廊下の方に目をやると何かが動いている。
黒い。
寺の廊下はただでさえ暗いのだが、闇よりも黒い何かが動いている。
黒い塊がもぞもぞしていると思ったら、急に廊下の右隅から左隅へとそれは移動を始める。

寺の広い部屋で雑魚寝をしていたんだが、開けている障子の越しに、そいつが移動しているのが見える。
伝わるかな?「まとめた障子→□■□■←そいつ」
みたいな感じで障子の隙間を段々と左に移動してるんだ。

そいつはでかい蛇のようで、ビビッた俺は目を閉じた。
覚えたての般若心経を心の中で必死に唱え、布団の中で丸くなったんだ。
どのくらいそうしていたか解らない。ただ、不思議な音は暫く続いていた。

18 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:49:39.54 ID:1yOVg1d00
次の日、その出来事が夢なのか現実なのかも解らないまま俺は行に入った。
その日は本当に集中できなかったな。
何となく嫌な汗をかくし、体が重いんだ。
その日の修行も終わりに近付いた頃、例のエロじじいがお寺の一番偉い坊さんと何かをしゃべっている。

そしてじじいが俺の方に来て一言。

「ワシとちょっと来なさい」

3度目のへ?だ。
何故か俺はじいさんに連れられて本体とは別行動になってしまった。
ヤツに連れて行かれたのは1時間程歩いたところにある小さな小さな神社だった。

「勤行」
と真面目な声で命じるじいさん。

訳が分からないままお経を唱える俺。

ちなみに神社でお経って奇妙に思えるかもしれないが、
神仏習合っていってさ、日本の山岳宗教なんかじゃ割とよくあることだそうだ。

23 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 06:58:53.42 ID:1yOVg1d00
お経が終わると静かにこっちを向くじいさん。
「ここ、何を祀っているかわかるかな」
首を振る俺を見て、
「ま、しっかり挨拶をしたんだ。大丈夫だろ。帰るぞ!」
とのこと。それ以降何を聞いても、「今日の飯はなんだろうな」などと相変わらず答えてくれない。

その日、どうしても納得のいかない俺は、寺で一番偉い坊さんに直接話をしにいったんだ。
あのじいさんは何なんだ。と。

ゆっくり坊さんが口を開いた。
「正直、私には見えない世界のことはわからない。センスが無いんだよ」

「でもね、中には霊感っていうのかな。目に見えないものが見える人も中にはいるようなんだな。
時々そういう相談もくるんだよ、坊さんをやってるとね。でね、○○さん(じいさんな)は見える人みたいなんだ」

26 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 07:06:02.45 ID:1yOVg1d00
「今日、○○さんと神社行ったろ。○○さんが、君にそこの神さんに挨拶をさせろというんだ。俺君、杖折れただろ。修行中に。それも神さんからのメッセージだって○○さんがいうんだ」

ずっ、と坊さんがお茶をすする。

「あの神社な、黒龍さんが祀られてる。まぁ、今でいう大蛇だな」

ゾクリと寒気がした。

昨日のアレを思い出したからだ。俺は夢だとは思うんですが実は……、と昨日のことを話した。

すると坊さん、
「もし今後、何かが見えたり聞こえたりする事があっても心を強く持ちなさい。殆どが気のせいだ。ただ、もしどうしても辛くなったらもう一度相談しなさい」だとさ。
何を言っているのかさっぱり解らん。

29 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 07:13:12.57 ID:1yOVg1d00
今思えば突っ込みどころが満載なんだが、「黒龍さん」という言葉を聞いて昨日の夢だか現実だかも解らない出来事との不思議な一致にびびっていた&混乱していた俺は
「……はい」としか言えなかった。

因みにじいさんについては「○○さんはね、昔はそりゃあ怖かったんだよ。私の大先輩でね。悪い人じゃないし、そのうち解るよ」とのこと。

全く腑には落ちないが、良く理由の分からない「挨拶」のおかげか、その後何事もなく修行を終えることができた。

さて、俺に取ってはここまででも、山での辛い日々も含めて洒落にならん経験だったんだが……、

以来、時々見えるんだよ、見える筈のないものが。声が聞こえることもある。
それにあの神様が関係あるのかどうかは解らないが、あれ以降割と頻繁に。

32 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 07:20:18.48 ID:1yOVg1d00
あまりに頻繁だから一応、CTで脳も輪切りにしたんだ。でもなんでもなかった。

耐えられそうに無かった俺は、例の一番偉い坊さんに連絡をとった。
何が一番洒落怖かって、結局俺、仕事を辞めることにしたんだ。出家する。

長文本当に悪かった。今迄ROM専だったんだが、記念カキコってヤツだ。
暫くPCなんていじれないし。
仕事の為と思って行った寺でわけの分からないもの見て、以来変なモノばかり見える。
少なくとも俺の人生が変わる位洒落にならん出来事だった。

34 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 07:26:05.42 ID:1yOVg1d00
読みづらくて悪かった。
今日は引っ越しの準備。もう暫くこないから勘弁してくれ。


36 :本当にあった怖い名無し:2012/05/17(木) 08:12:02.32 ID:o4AEmUWj0
寺生まれのGさん




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246: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/24(火) 22:40:37.05 ID:ffQ0K0Vo0.net
ちょっと聞きたいんだが稲荷神様(稲倉魂命)と龍神様って何か相互に関係ある?

自分は江戸時代建立の寺生まれ寺育ちでいろいろ感じたりするんだが、10年近く前から結構厄介な病気にかかった。
すぐ死ぬとかではないんだけど、結構しんどい感じで今も通院が続いている。

そんな時に、検査結果とか芳しくなくてほとんど絶望しながら病院帰りにとぼとぼ歩いていたらふと稲荷神社まで歩いていた。大きい神社なんだけどとても静かで鳥居くぐったらいらっしゃいと言われているようで、

ますます境内が静かになっていった。ひんやりした気を感じてお参りしたらスッと絶望とかが消えたんだ。
それ以来病院帰りはそこにお参りに行って、献酒させていただいたり、どうしても御礼が伝えたくて報恩感謝の祈祷をお願いしたりした。その度心が鎮まる。そんなことを何度もしているうちに

かなり前に参拝した龍神様の祀らている自分とこと同じ宗派寺の
夢を見るようになった。それでそこにお参りに行ったら今度もまた龍神様の冷たい気に心が和らいだ。
今はそこの稲荷神社と龍神様を交互くらいにお参りしている。
これって何か相互に何かあるんだろうか?

247: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/24(火) 22:48:01.42 ID:kG5mUIGl0.net
>>246
相互に何かあるかは知らないが、ウカノミタマは身体が蛇、頭が翁(または女神)で描かれる事がある

それと、稲荷と言えば狐が眷属として有名だが龍神が眷属になっているところもある

248: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/24(火) 22:55:07.84 ID:ffQ0K0Vo0.net
>>247
ありがとうございます。ウカノミタマの命の体が蛇で描かれることがあるというのは
知らなかったので驚きました

あと稲荷神様の眷属として龍神なんてあるんですね、知りませんでした

今後もどちらにも感謝を怠らないようにしたいと思います
知らなかったこといっぱいで重ね重ねですがありがとうございました

249: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/25(水) 19:53:15.24 ID:ebtNdsIi0.net
>>247
>ウカノミタマは身体が蛇、頭が翁(または女神)で描かれる事がある

それは宇迦之御魂と仏教系の宇賀神を同一とする考えで描かれてるんだろうね。
宇賀神は弁財天とも合体してるので、何でもアリすぎのような気もするけど…

250: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/25(水) 20:12:59.55 ID:mY3IxmZ20.net
ウカノミタマも荼枳尼天も
若い女性の姿であってほしい

251: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/25(水) 21:34:04.76 ID:ebtNdsIi0.net
きれいな女神さまであってほしいよねw
蛇体の翁さんとかちょっと怖い

253: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2016/05/26(木) 02:30:18.33 ID:Bio7ZEYE0.net
>>246
うん、伏見稲荷で遭難しかけた時、山の中にまで入ってしまって
2,3時間放浪してたけど、その時龍の祠に出くわしたよ

なんだよー、龍か~、て
狐じゃねーならいいわい。と思ってたら、伏見稲荷の狛犬自体が龍に由来するみたいだね

引用元: http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1459468187/




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717:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)13:45:39.35ID:6ZlBfmS50
流れ切ってごめん。

5年前某県の有名な滝へ行った時の話。
有名なんだけど実際はとても小さい滝で駐車場からそこまでかなり登るし歩くんだけど、たどり着けば登った甲斐があったと思える位気持ちが良い。
そこでまぁ、犬と一緒に登ってきた人もいたんだけどその犬がやたら滝壺に向かって吼えるんだよね。



718:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)13:48:58.84ID:6ZlBfmS50
で、何かなーと思って自分も滝壺の方を眺めてたら何かはねた。
魚にしては形が変だし蛇みたいだったけど鱗が大きくて手足がついてた。
なにより豪華なヒレ?がついてた。
絵なんかで見る「龍」だった。空想動物じゃなかったのか。あれ。



719:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)13:55:13.62ID:6ZlBfmS50
とにかく初めてああいうのを見たから目茶目茶びっくりした。
でも何がびっくりって大きさがミニチュアダックスの成犬位の大きさしかなかった。マジ抱っこできる位の大きさ。
でも「龍」ならあの滝の守り主だよね?自分がいる場所に大きさを合わせてるいるのかな?てか合わせられるのか?




720:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)13:58:55.19ID:6ZlBfmS50
何かと見間違えたかと思ったけど間違いなくあれは「龍」だった。
怖くはなかったしむしろ可愛いと思ってしまったけどあれ以来霊は見えないのに色んなデザインの龍を見るようになったのでこちらに投下してみました。

失礼しました。



721:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)14:04:20.27ID:o/Evh7mV0
龍と縁が結ばれたんでしょうな



722:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)14:06:16.46ID:jqvNr7c80
>>720
これはすげえ!って驚いたデザインが知りたい



723:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)14:16:57.85ID:t0y5Yqld0
>>720
安価付けただけでご利益有りそうなエピソードだw
今年は辰年だけど、それに関してなにかあったりするのかな



724:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)14:43:00.83ID:3M0QEhz70
>>717
717さんをおどかしすぎない様に小さめで現れたのかも知れませんねぇ。
いいなー。



725:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)14:49:33.91ID:/YqPMCyvP
まだ蛟(みずち)かもしれない
昇竜するまでそっと見守ってあげてー



735:本当にあった怖い名無し:2012/02/17(金)23:16:00.52ID:umedHPhS0
いいなあ。龍、見てみたい。



736:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土)00:14:06.47ID:TwGkcNPr0
>>717
ゲスな質問で本当に申し訳ないけれど
どこの滝か教えていただけませんか?



737:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土)00:41:00.84ID:1eouajLb0
聞いたところで力が有っても縁が無ければ見られないと思うが・・・



738:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土)00:49:38.22ID:AZVfrTSN0
いつも空にいるかどうかだけ教えてくれ
いるなら通勤時間に空見つめているんだろうなって思いたいから
なんか頑張れそうでw



739:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土)01:53:44.90ID:4sRm75Sl0
昔龍スレ無かったっけ?
視える人は結構居たような気がする



740:本当にあった怖い名無し:2012/02/18(土)02:17:21.92ID:UI0CvF480
サイズは自由自在だから見た目が小さくても実寸はでかいのが多いかも

ちっちゃいのはほんとちっちゃくて、手のひらサイズくらいのがパタパタ飛んでて超可愛い
飛びながら寝ぼけて落ちかけて、ハッ!っとなってまたパタパタ飛び回ったりする

…ってのを視える人から聞いた時は萌え死ぬかとオモタ
自分は見えなくて涙目





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龍神様は自然霊(人間以外の霊)に分類されており、その自然霊の中でもトップクラスの格の高い存在です。
また、水にゆかりのある神様であり、主に川や池など水のある場所を守る主だと考えられてきました。

龍神がついておられる方の特徴は、
仕事がよく出来る。
負けず嫌い。
自信家。
雄弁。
白黒つけたがる。
堂々としている。
ギャンブルに強い。
悪運が強い(大きな事故をするが奇跡的に死なない等)。
直感が鋭い(霊感含む)。
短気。
目つきが鋭い。
眉間や額の皺またはこめかみに青筋が出ている。
飽きっぽい(同じ単純作業を長時間続けるなど不可能)。
辛いもの香辛料が好き(刺激が好き)。
物言いがストレート。
人の好き嫌いが非常に激しい。
基本的に孤独を好む(構って欲しいが自分勝手な孤独好き)。
水をガブガブ飲む(ジュースや酒も含む)。
水に非常に親しむ(プールに通ったり海や湖の側に住みたがる)。
水を特別視(飲み水にも拘りが強かったりします)。
大雨や通り雨を降らす(重要な日の前日や直前が多い。
そして嘘のようにカラリと晴れること多々)。
窮屈な場所や同じ場所に居続けることが非常に苦痛。
話した事や聞いた事を忘れっぽい。
何度も同じ話を初めて話すかのように繰り返す。
シンプルな服装を好む。
車やバイクなどのスピード感に魅せられやすい。


神社が好き
神社が好きな人は、龍神様に限らず神様に好まれている可能性が高いでしょう。
神社は、神様や龍神様の家であり、拠点でもあります。
その神社が好きだということは、神社が落ち着く場所で、行きたくなる場所だということでしょう。
それは神様や龍神様の歓迎を受けていることにも繋がります。


リーダーシップがある
真っ直ぐに感情を表す

龍神様に好かれる人の特徴は?
①悪意がなく素直な人
②自分自身を認め、自分を愛してあげている人
③向上心、勢いがある人
④心から感謝できる人
⑤神社によく行く人


龍神様が近くにいるときに起こる特徴は?
①竜雲をよく見る
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龍の形をした雲を「竜雲」というのですが、雲が龍の形に見えるときには、自分のそばに龍神様が近づいている合図です
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竜雲は見た人にはエネルギーを与えると言われています

②虹をよく見る
龍神様に好かれている人や近くにいるときには、通り雨がよく起こります。
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雨男や雨女などと呼ばれている人もいるかもしれませんね

③強い風、突風が吹く
龍神様が近くにいる人の周りには、なぜか突風のような強い風が吹くことがあります。
強い突風や体を包み込むような風が吹いたときには、龍神様が気に入ってくれ、そばにいるよという歓迎の合図だといえます

④「8」の数字をよく目にする
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また神道には数霊という考えがあり、数にも力が宿ると考えられているのです。
その中で「8」は永遠や無限を表し、龍神の数字だと言われています





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224:K[]投稿日:2006/12/29(金)17:07:37ID:x735838xO
大学1年の春だったと思います。
小学校以来の親友であるIから電話がありました。

「休みだから爺ちゃんのとこ行こうと思うんだけど、一緒に来ないか?」
みたいなことを言っていました。

彼女は友達と旅行中でしたし、あと数日は何も予定は入っていませんでした。
両親からの仕送りも来たばっかりで金銭的にも余裕があったので、故郷の家族への顔出しも兼ねて、ついていくことにしました。

故郷は以前とほとんど変わっていませんでした。
駅前からタクシーを使って、Iのおじいさんのお寺まで行きました。
「おお、来たかい」
小学生の時何度もこのお寺に行きましたが、おじいさんの第1声はいつも同じでした。
それから僕たちは、お寺でおじいさんといろいろ昔話をして過ごしました。

夜、僕は実家に帰ろうとしましたが、おじいさんが
「こっからMくん(僕)の家まで結構離れてるから、今日は泊まって行きなさい」
と、僕たちに一部屋貸してくれました。
僕たちはそれなりに広い部屋で、夜遅くに床につきました。
「M、起きてるか?」
と、Iが声をかけてきました。



226:K[]投稿日:2006/12/29(金)17:32:56ID:x735838xO
I「あのさ、正月にお前と彼女に、Rちゃんとかいったっけ?御守りやったろ?」
僕「うん」
I「俺がここに来たのはそれのことを探るためなんだ」
僕「どういうこと?」
I「この寺の裏に山あるだろ?」

このお寺の裏手には山があり、小さい頃、僕やIは危ないからと近付かせてもらえませんでした。

I「3ヵ月にいっぺん、同じ日に爺ちゃん必ずあの山に入るんだよ。中学の時だったかな?入口で隠れて帰ってくんの待ってたんだ。で、そん中にお前にあげたみたいな玉が見えたんだよ」
I「そんで、明日がガキの頃爺ちゃんが山行ってた日なんだよ。一緒に探ってみないか?」

興味を引く話でした。
その山に子供が近付けないのは分かりますが、僕の知る限り、大人も立ち入ることは無かったと思います。
単に危ないから、というわけでない理由があるのかもしれないと思いました。
僕は、この話に乗ることにしました。

翌日。

I「今日はこいつとこの辺いろいろまわってくるよ」
「そうかい、行っといで」
と何の疑いも無くおじいさんは僕たちを送り出してくれました。
そして、僕たちはお寺から出た後すぐに裏口から中に入り、おじいさんが出て来るのを待ちました。



229:K[]投稿日:2006/12/29(金)18:05:07ID:x735838xO
30分もしないうちにおじいさんは出てきました。
大きめの袋を持っていました。
真っ直ぐお寺の裏山に向かって行きました。
僕たちは、後をつけました。

おじいさんはどんどん山の奥へ進んでいきます。
外から見るとその辺の山と大して変わらないのですが、中に入るとなぜか緊張しました。
幸い、おじいさんが長年通っていたからか、地面が踏みならされ細い道になっていたので、迷う心配はありませんでした。
最初は、木はたくさん生えていましたがそれなりに明るく、鳥の声も聞こえたりしていましたが、奥に進むにつれて薄暗くなり、シーンとなって、先を進むおじいさんの数珠のジャラジャラという音しか聞こえなくなりました。


僕もIも、初めはヒソヒソ話しながら進んでいましたが、いつからか互いに押し黙ったまま、おじいさんに気付かれないギリギリの距離を保ちながら、ついていきました。

開けた場所に出ました。
大きな池のようなところでした。
空は曇っており、霧があったのを覚えています。
おじいさんは池の前で止まり、両手を合わせ、何やらお経みたいなものを唱えはじめました。
僕たちはその様子を影から見ていました。

しばらくしてお経が終わると、おじいさんはジャブジャブと池に入っていきました。
そして、膝上半分がつかるくらいまで進むと、水面をじっと眺めていました。
しばらくすると、今度は先に進まず、横に移動しました。
そしてまた立ち止まり、水面を凝視しました。



254:K[]投稿日:2006/12/29(金)18:32:02ID:x735838xO
しばらくすると、おじいさんは腕まくりをし、池に両腕を突っ込みました。
何かを取ろうとしているようでした。

そして、両腕を引き上げると岸に向かって戻り始めました。
両手には、僕がもらったものと同じ、ビー玉のようなものがたくさんありました。
おじいさんは岸に上がると、置いてあった袋にビー玉を入れました。
そして、また池に入り、右に行ったり左に行ったりして、ビー玉を取っては戻り、袋に入れていきました。

それを数回繰り返した頃、袋にビー玉を入れるおじいさんが突然こちらを向き、
「来ちゃったんかい」
と、僕たちに話しかけてきました。

僕「すいません。後をつけてしまって」
おじいさんは
「いや、かまわんよ」
と笑って許してくれました。
I「ここはどこなんだ?」
Iがおじいさんに尋ねました。
「ここには、竜神様がいらっしゃるんだよ。お前にも話そうと思ったんだがな」
おじいさんの話はこんな内容でした。



262:K[]投稿日:2006/12/29(金)19:08:45ID:x735838xO
「わしらの家が代々、竜神様をお祠りしているのは知っとるな?」

僕の故郷のある地方は竜に関する伝説がたくさんあり、僕の母校ではありませんが、高校の文化祭の名前に「竜」の字が使われていたりします。
おじいさんによると、随分昔、この辺は長い間雨が降らず、飢饉になったことがあったそうです。

その時、Iのご先祖がこの池に棲むという竜神に祈りを捧げ、雨を降らせてもらい、村は全滅を免れたそうです。
竜神は優しい神様だったらしく、村にとって縁起の悪いものを池に沈めるとそれを浄化して、清いものに変えてくれたといいます。
そして、後にそれを取り出し、村の神聖なるものとしたそうです。

それは沈めておけばおくほど効果が増すとされ、定期的に取りに行ってはお寺で管理し、村に災いが起きると、その深刻さに合わせて「神聖なるもの」を使い分けたそうです。
今はほとんどの池が水田になったりしてしまったそうですが、開発を免れたこの辺りでは、今もその風習が残っているそうです。
「今もやってんのは、もしかしたらここくらいかもしれんなあ」
と、おじいさんは笑っていました。

「近付くでないぞ」
池を覗き込もうとしたIをおじいさんが注意しました。
顔も声も、いつもと変わらず優しいままでしたが、どこか凄みがありました。
帰り、僕たち3人は山を出るまで無言でした。

その日の夜、今度こそ実家に帰った僕は、今日聞いた話を家族に話しました。
両親は、飢饉の際に竜神に雨乞いをしたことは知っていましたが、その池が裏山にあったこと、そこにものを沈めたことなどは知りませんでした。
祖母にも聞いてみましたが、
「竜神様の話はむやみにしない」
と、なぜか取り合ってくれませんでした。

翌日、僕は今度こそ本当にこの辺をいろいろまわってこようと思ったのですが、Iには
「調べることがある」
と断られてしまいました。
結局、その日は1人で故郷を歩き回り懐かしさを満喫して、次の日、両親に帰りの電車賃を出してもらい、故郷に別れを告げました。



266:K[]投稿日:2006/12/29(金)19:38:15ID:x735838xO
つい最近です。
突然Iから電話があり、
「話がしたい」
ということで、駅前まで呼び出されました。
以下はその時の会話です。

I「前、爺ちゃんのとこ行ったの覚えてるか?」
僕「山行ったやつだろ?」
I「あれから、いろいろ調べたんだよ」
I「神様の棲むところに何か悪いものを持ってってなんとかしてもらうってのは、俺たちのとこだけじゃなくて、結構いろんなとこであったらしい」
I「でも、それだけじゃなかったんだ。昔の人は、神様のとこに何か持ってく時、必ず見返りになるものを用意したらしい」
僕「見返り?」
I「生け贄だ。兎だったり犬だったり、人の子供だったとこもある」
I「もっとすごいとこじゃ、わざと子供を殺して、何かにその血を塗って、神様のとこに持ってったりしたらしい。ヤバい時に備えて、ってことなんだろうな」
僕「それじゃ、逆に天罰が下るんじゃないか?」
I「俺もそう思ったんだけどさ。子供を殺した奴は、殺した後に使った刃物で死んだらしい。それでチャラってことにしたかったんじゃないか?」
I「で、神様のとこに行く奴が死んだ子供と、血を塗ったものと、殺した奴が使った刃物を持ってって、後になって血を塗ったものだけ取りに行ったんだってよ」

何と言っていいか分かりませんでした。
I「そんで、山行った次の日、俺調べ物があるって言ったろ」
I「あん時、家と寺の蔵にこっそり入ったんだ」
I「いろいろ本とか巻物とかあったけどさ。まあ古いし字も昔のやつでさ、ほとんど読めなかったんだ」
I「でも、ほんの少しだけど挿絵があったんだ」



270:K[]投稿日:2006/12/29(金)19:57:36ID:x735838xO
I「あの池と、鉈と、小さい玉だった。あのビー玉だよ」

祖母が
「竜神様の話はしない」
と言っていたのを思い出しました。

I「図書館とか史料館にも行ったんだ。子供が死ぬなんて昔は珍しいことじゃなかっただろうけどさ。俺ん家と他の幾つかの家は、つい最近まで十数年に一度、産まれたばっかの子供が死んでんだよ。だいたい同じくらいに身内とか近所にも不幸があったみたいだ」

僕が小さかった頃、叔父の産まれたばかりの三男が亡くなり、次の日に近所のおじいさんも亡くなり、同時に告別式をやるということがありました。
おじいさんの棺には皆で花を入れたりしましたが、三男の棺は一度も開かれなかったと思います。

I「俺さ、親とか爺ちゃんに結婚したら故郷戻ってこいって言われてんだけどさ」
I「…絶対に戻んねえわ」

僕も似たようなことを祖母に言われたことがあります。
「仕事が見つかんなかったらね」
と言い続けてきましたが、考えを改めなくてはいけないかもしれません。
「近付くでないぞ」
「今もやってんのは、もしかしたらここだけかもしれんなあ」
この言葉が、今ではひどく不気味に思えます。

長文失礼しましたm(__)m




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