【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 動物系




0310 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 13:58:18.13 ID:+NbeMXXe0
まずスペックを紹介しようと思います。
自分は男で今は高校生です。
自分には幼なじみで保育園から高校までずっと一緒で住んでいる家も近くの友達がいます(そいつも俺もRなのでRと呼びます)そいつと俺は良きライバルと言うやつで、互いに相手を意識して高めあえる中です。勉強も得意なものは偏差値65位は出せてそこそこできて、運動も1500m走を4分代で走ることができてそこそこできます(陸上部じゃないです)身長はどちらも175位に対して、体重は俺が59kg、Rは75kgと、体格はかなり違います。

0311 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 13:59:25.14 ID:+NbeMXXe0
前置き長くなりましたがそいつとの小学校5年の時の話をしようと思います。俺らは当時外で遊ぶのが好きで、塀を登ったり、川泳いだり、山登ったり、木を加工して武器みたいなのを作って戦ったりしてました。そんなある日家の近くにあるS寺の倉庫?みたいな所に入ろうみたいな話になったんです。倉庫と言っても作りは普通の家でとても古く、誰も住んでいなかったようなので俺たちは倉庫と呼んでいただけで、遠くから見たらつるが巻き付きすぎて建物かも分からないような場所です。そこに入るために(今考えるとただの不法侵入)懐中電灯を用意したかったんだけど、当時流行ってた妖〇ウォッチの時計?のライトしか用意できなくて、日中に侵入することになりました。何が出てくるかわからなかったので俺とRは自作の木の武器を持ってその倉庫みたいな所に入りました。ちなみに、その倉庫は二階建てです。入った瞬間狭い玄関があり、目の前には階段がありました。
古いと言うだけでわかってもらえると思いますが家は和な感じです。すごく埃っぽかったですが、Rと横に並んで進んでいきました。

0312 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:00:24.03 ID:+NbeMXXe0
1階から調べていきましたが1階は特に何も無く、動物のフンやボロボロの襖など、普通に想像できるものだけがありました。次に2階に行きました。
階段は汚いですが、とても丈夫で2人が乗っても平気そうでした。
2階には床が柔らかいところが多々あったので慎重に進んでいきました。2階にも襖が多くあり、押し入れがいくつかありましたが、その中の一つに動物の白骨死体がありました。その時、その骨はネズミかな?犬かな?とRと話していたのですが、俺もRも霊感がなく、霊的なものは何も信じていなかったので、持っていた木の武器でその骨をつついて倉庫の外まで出して眺めていました。するとRはいきなりその骨を踏み潰しました笑
俺は「どーした?笑」というと
Rは「中身がどんなんか気になった」と言いました
確かに俺も骨の中気になるなと思い「特に何も無かったな」と言いました。その日はその後散歩をしながら18時位になったらRと別れて家に帰りました。

0313 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:01:21.04 ID:+NbeMXXe0
その日のうちは特になにもなかったのですが、次の日学校に投稿する途中にヌートリア(でかいネズミみたいなやつ)の死体を見ました。結構グロかったのですが、俺もRも小学校低学年の時にバッタの首をもいで着いてくる内蔵?を見たり、溝にいる蟹の足を全部もいで動けない蟹を見たりしていたので「きもいね」くらいで終わり、学校で先生に伝えて、昨日のことなど気にしていませんでした。ですが、次の日はモグラの死体を登校中に見つけました。
その時はRがそれを手で持ったまま投稿し、先生に処理を頼みました。さらに次の日は鳥が死んでいて、また登校中に見つけました。その時は特に何もしませんでした。言い忘れてましたが、倉庫に行った日は日曜で、ヌートリアを見たのは月曜日です。そんな感じで、平日のうちに毎日何かの死体を見ました。
残りの2日はイタチ?とタヌキ?みたいなやつを見ました。田舎だったので動物の死骸を見ることは多々あり、偶然だとこの時思っていました。そして、土曜日になると遅起きな俺の家にRが来ました。
Rはとても興奮した様子で「マグロがおる!」と言いました。俺は意味がわかりませんでした。
Rは俺を案内する時に海とは逆方向に進んでいくのです。そしてRが「着いたよ」というと、そこは川に架かる橋の上でした。そこから川を覗くと、本当に居たのです。川に、マグロの死体が。うちの川は海からまあまあ離れています。
明らかに不自然で、地域の人が何人か来て居ました。
俺とRは近づいて、マグロを触って興奮してました。

0314 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:02:57.21 ID:+NbeMXXe0
そして日曜日、俺とRはいつも通り遊ぶ約束をし、塀を登る遊びをすることにしました。ちなみに、塀というのはよく山の側面とかに着いている板チョコみたいなやつです。
伝わりにくくてごめんなさい。また、その塀は登ると駐車場があり、打ち上げなどをする集会場?のようなものがあり、その集会場から駐車場を挟んだ向かい側に倉庫があるという、位置関係です。いつも通り俺とRは塀をのぼり、競走などをして楽しんでいました。そして、「駐車場で休憩しよう」とRが言い出したのでそれに賛成し、塀を登りフェンスを超えました。するとそこには血を流した髪の長い女の人が倒れていました。

0315 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:04:54.50 ID:+NbeMXXe0
さすがの俺とRも人間となれば驚き、焦りました。当時はスマホなんて持ってなかったものですから、すぐに連絡なんてできずに、あたふたしていました。それでも、まずは生きてるか確認しないといけないと思い、学校の救急救命法学習会?で対応の仕方を習っていた俺たちはスムーズに女性に声をかけ生きているか確認しました。ですが、薄々勘づいてましたが、やはり女性は死んでおり、駐車場ですが田舎で車はひとつも停ってなくて、なぜ死んだか全くわかりませんでした。そして、俺たちはこれは子供だけではどーにもできないと思い、近くの大人を捜します。そこはS寺ということもあり、そこの住職?というんでしょうか?その寺の人がいたので声をかけました。その人のことはAさんとします。Aさんは俺とRの焦りようを見てすぐに駐車場まで来てくれましたが、着いてすぐに「そこの建物(倉庫)に入った?」と聞かれ俺とRは驚きました。俺とRは恐る恐る入ったことを伝えました。
すると柔らかい顔のAさんからは想像のできない顔で怒り始めました。そして、Aさんはひと通り怒り終えたあと、ここについての話をしてくれました。実はあそこの倉庫では昔女性が住んでいて、昔は跡継ぎ?とかの関係で初めて生まれるのが女の子だったらまた別の近くのお寺(S寺はこの事件がきっかけでできたらしい)まで行ってその子供を海に沈めるという、謎の文化があったそうです。ですが、その女性は何人産んでも女の子しか生まれず自分の子供を殺すのが辛くて、ある時子供と一緒に海に飛び込んで死んでしまったそうです。それ以来、その女性が住んでいた家では生まれた女の子が不自然な死を遂げることが多く起こるようになり、さらに母親はそれが辛く腹を切ったり、首をつったりし、死んでいくことから人がすまなくなったそうです。
Aさんの真面目な顔をみて、霊など信じていない俺とRもさすがに少しびびっていた様子でした。
その後、AさんにS寺の御堂?に連れていかれ、驚くほど典型的なお祓いをされました。

0316 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:06:19.35 ID:+NbeMXXe0
その後、AさんにS寺の御堂?に連れていかれ、驚くほど典型的なお祓いをされました。
その後Aさんは「このことは周りには言ってはいけないよ」と言われました。
その時俺とRは顔を見合わせて急いでその場を離れました。
明らかにおかしいのです。霊なのに女性に触れていた俺たちは、もともと霊を信じていなかったこともあり、あれが本当の人で、Aさんが殺したのではないだろうかと考えました。
駐車場までの正規ルートは1本しかなく、その入口にAさんがいた事を思い出しました。後ろから声をかけた時はAさんはとても驚いた様子でしたが、その時は大きな声も出していたので不思議には思いませんでした。
ですが、死体を隠してたと考えると、あの驚きようにも納得がいきます。
そこで俺とRは急いで家に戻り、親に相談をしました。
ですがどちらの親もあまり信じてくれず、駐車場まで着いてきてもらうのにとても時間がかかりました。
そして、親を連れて駐車場まで行こうとするとその入口にはまたAさんがおり、中に入れくない様子でした。
そこで親は「それなら警察呼びますよ、本当なら自分の目で確かめるまでは連絡したくないのですが.......」と言いました。
するとAさんはしぶしぶ通してくれました。
ですが、俺とRは驚愕しました。
さっきまでの死体が無くなっていたのです。

0317 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:06:29.38 ID:+NbeMXXe0
血の跡も全く残っておらず、湿った様子すらもなかったのです。
俺とRは絶対におかしいと思い、その時はしぶしぶ家に帰りましたが、次の日学校の先生に相談し、俺たちの真面目な雰囲気を察したのか放課後に警察に連れて行ってくれました。
始めはなかなか警察も取り合ってくれませんでしたが、Aさんといざこざがあった先生は(あとから聞いた話です、田舎なのですぐに人と人とがつながります)しつこく警察にお願いしてくれました。(その時はかっこいいと思いました笑)
そして、警察が調べたところ、血をどのように処理したのかわからないが、ちゃんとルミノール反応が出て本格的に捜査が始まりました。
御堂の中を調べるとすぐに死体は見つかったようでAさんは逮捕されました。
だから今でも俺とRは霊はいないと思っています。しかし今でもあの1週間は偶然がすぎると思います。
これで話を終わります。
下手な文章に付き合ってくださってありがとうございました。
最後に母上が撮っていたマグロの写真をうpして終わりたいと思います。

※画像は見つかりませんでした。

0320 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:41:18.27 ID:hGHiNo150
マグロだ

0321 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 14:49:01.89 ID:hGHiNo150
>>310
マグロはともか次々と死体が見つかっていくのは映像化するとなかなか怖くなりそうな話だった

0322 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 15:17:28.63 ID:+NbeMXXe0
>>321ちなみに、うちの川はマグロが泳いで登ってこれるほど深くないですし、その時は雨も降っていなかったので、死んだマグロが人間の次に怖かったです。食べようかRと話しましたが、地域の方が役場に連絡をし、監視の目があったので食べることは出来ずに処理されました。

0323 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/01(金) 15:38:01.06 ID:+BNtTTIj0
怖さがなんか違う方向むいてるような。

0324 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/02(土) 00:04:36.11 ID:F5DNbNAc0
>>318
立派なマグロやな

0325 : 本当にあった怖い名無し垢版 : 2021/10/02(土) 09:33:12.25 ID:afHgH5io0
読みづらいけど面白かったどす







1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:08:40.71 ID:DejiWgvL0
漏れ、豚の解体屋でバイトした事有るよ。
従業員50人ぐらい。
豚も電殺されてまず頭と落としてハラワタ掻き出すんだけど
酷かった。。。人間のやる仕事じゃ無いね。。。。

ホルモンも小腸大腸って仕分けするんだが
とにかく匂いが凄い上にグチャグチャ。

で、メスの腹からは子豚がポトポト落ちて来るんだけど
タマに生きてるのが居てそれ包丁で刺して殺すんだこれが。
死ぬ時すげえ泣き声出すしさ。。。
で、床のくぼみに集めておいて仕事終わり際に
ホウキで集めて大型の塵取り中居れてゴミ箱に捨てるんだよ。

日給2万だったけど1日で辞めた。

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:15:25.43 (p)ID:3buhYveB0(7)
>>1
俺もやってた事ある。
豚だからまだいいよ。牛なんか屠殺場に来ると涙を流すんだぜ…
もう殺されるのが分かってるとしか思えない。

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :sage :2007/11/06(火) 21:16:21.95 ID:Ys4dB3cI0
>>12
まじで・・・?
泣けてくるわ

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:22:09.52 (p)ID:3buhYveB0(7)
>>14
マジ。
俺の勤めてたトコは牛が一頭、通り抜けられるくらいのゲートがあって
トラックで運ばれた牛がそこをくぐると足下に水が張ってて
牛がやってくると電流を流して死なせるの。
で、トラックにいる間モーモー鳴きわめいてたのが
ゲートをくぐって水の上に立つと鳴き止んで泣くんだよ。
「ごめんなさい」と思いながら5人でボタンを一斉に押して
 電流を流すんだけどやっぱ最初は悲しくて肉食えなかった…

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:32:09.23 ID:6FOuNCSA0
なんか>>20読んだら丑が食べにくくなった

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:33:10.56 ID:v9aEpPi10
>>20
何か風景が想像できて悲しくなってくるな…。
さりとて肉は食べたいし…と人間はわがままだな。

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:35:30.23 (p)ID:3buhYveB0(7)
>>30,32
料理で肉が出たら残さず食ってくれ。それが供養と思ってくれ。
俺は上司からそう言われたよ。

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :sage :2007/11/06(火) 21:39:03.61 ID:RPFOEtFB0
>>36
「いただきます」には、そういう意味もあるってことを
ちゃんと小学校くらいで教育しなきゃダメなんだよな

そういうことを全く理解してないバカ親が入るから
「給食費払ってるんだから感謝なんてすることあるか」
とか言い出すんだよな

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:41:08.72 ID:X26G2jUX0
>>47
食べ物って言うけどものを食べてるんじゃない、命を食べているんだ
だから(命を)いただきます、っていうんだよ。

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:42:36.03 (p)ID:9jSBVxnm0(9)
生き物が捌かれる様を一度は見ないといかんのかもな
幼少期に

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:45:35.52 ID:zeBGb0B70
>>54
幼少期に見てはいかん
トラウマになって肉食えなくなるよ・・・

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:48:29.01 (p)ID:eXkRRk8tO(2)
>>63
それが狙いだろがガキは糞して寝ろや

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:55:00.09 (p)ID:OVhYh9U6O(4)
>>70
ハッキリ言って肉を食うのをやめることはもう不可能だよ
人類は肉の上手さを知ってしまったからね、
それよりも問題なのは命を頂いてるという認識が希薄化している
馬鹿親やその子供達だな

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:46:35.04 (p)ID:OVhYh9U6O(4)
>>54
幼少期に見せるのが良いかどうかわからんが、頭が悪い馬鹿親には見せるべきだな

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:49:50.14 (p)ID:3buhYveB0(7)
ムツゴロウの娘は魚が捌かれるのを見て
動物を食いたくないと言い出し、
それを聞いたムツゴロウが動物王国を作って
命の何たるかを説いたとか聞いた事ある。
あまり刺激の強いのはアレだが、
命を奪って生きるという事実を知るためには
魚を捌くくらい見せなきゃいかんと思う…

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:50:56.17 ID:oj5VjcbuO
牛さん豚さん鳥さん魚さん…いただきますごちそうさまでした…

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:53:25.59 ID:cPTqV3P6O
昔アルジュナというアニメがあってだな……

哺乳類はともかく、
魚は潰れようが何しようが「美味しそう^^」
だからな。

魚の活け作りを牛や豚で想像してみろっての。
「まだ生きてるー!新鮮だー^^」
なんて何人言えるか

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 22:11:09.86 (p)ID:EfjOnICE0(3)
>>83
自分達の姿形と遠いほどかわいそうって思えないのだろうか

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 21:59:35.17 (p)ID:9jSBVxnm0(9)
元々殺すために生かしてきたわけだしな
生まれてきたときからずっと可哀想なんだ

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :sage :2007/11/06(火) 22:06:59.94 (p)ID:DuY4Wv8P0(2)
でもさ、動物殺すの駄目とかいってるけどさ、
そうしないと俺達、肉食えないぜ?
ベジタリアン以外は全員涙目になるぞ。
そんなの嫌だろ?
これはこれで割り切れよ。
俺は動物が殺されて、ミンチとかにされる映像見ても食べるぜ。
むしろ、これで食べないとかいったら
そっちの方が返って失礼に値する。

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 22:14:03.81 ID:XwsMkWao0
>>105
おれもそう親に教わったけど
今思えば詭弁か自己欺瞞にしか聞こえないな

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 22:10:16.83 (p)ID:WZATGOt90(4)
ただせめて痛みを感じないように殺してあげてほしいと思った

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/06(火) 22:11:25.75 (p)ID:9jSBVxnm0(17)
>>109
経営者側からしたらそれは余計な経費なんだろうなぁ・・・






955 名前:自治スレでローカルルール他を議論中[sage] 投稿日:2010/10/31(日) 21:28:55 ID:IW9rI41O0
とある女性が、どこかしらの綺麗な川が流れるところに立っていたそうな。

川の向こうには、これまたきれいなお花畑があったので、そこに行こうとすると、何かがまとわりついてくる。
それは、その女性の家に残飯を貰いに来ていた野良犬だったそうで。
何度、川向うに行きたいから邪魔をするなと言っても、吠えたりまとわりついたりして邪魔をする…
ところで、どこかしらか「お母さん、お母さん!!」という声が。

気が付くと、そこは病院のベッドの上。
傍にいた声の主は彼女の娘さんで。
女性は、クモ膜下出血で3日ほど意識がなかったのだとか。

そして、家に残飯を食べに来た野良犬の事など、女性はすっかり忘れていたこと、野良犬が来ていたのも
50年以上昔の事だった事、野犬狩りが来ると言うので、野良犬を家の裏につないで、「うちの犬です」と
嘘をついてかくまった事(犬はgkbrだったそうで)を、その時一気に思い出したそうな。
「川を渡らせまいとしたんだろうかねえ」って言ってた。
  

959 名前:自治スレでローカルルール他を議論中[sage] 投稿日:2010/11/01(月) 01:33:36 ID:t7r1rGMk0
>>955の野良犬、いじらしくてホロリとくる









60 :本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 08:48:37 ID:iGSuxst30
昔、庭で柴犬を飼っていた。
賢い犬で、人に吠え掛かるということがほとんどなかった。

ある日、同居の祖父が亡くなった。
弔問客やら業者やらいろんな人が出入りするので、邪魔にならないように彼を家の裏に繋ぎかえた。
1日放置されたのに吼えることも鳴くこともしなかった彼が、
祖父の棺を運び出す段になって悲痛な声で遠吠えをした。
裏手にいた彼に見えていたはずもないのに何か分かったらしい。
それまで遠吠えなんて一度もしたことがなかったのに、ものすごくよく通る声で長く響き渡った。
辺りが静まり返って、皆が「(犬にも)分かるんだね。見送ってるよ」と言った。
悲しさに満ちた声で、一生忘れられない声になった。


61 :本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 09:02:01 ID:iGSuxst30
彼にまつわる話で不思議に思ったことがもう一つある。
庭で育った彼は家にあげられるのが嫌いだったのだが、
高校生の私が一人だけで週末の2日間留守番しなければならなかったとき、
夜心細かった私が彼を家にあげようとすると、すぐに部屋に入ってくれた。
庭が好きな彼は普段なら絶対に嫌がるのに、大人しく私の横に寝てくれた。
ところがぴったり1時間に1回外に行きたがる。
最初はトイレかと思ったが、普段なら散歩中に用を足して庭では絶対しない。しかも回数が多すぎる。
不思議に思ってあとをついていくと、
彼はなんと家の周りをぐるりと一周してあたりを探るようにかぎ回り、パトロールして戻ってきていたのだ。

翌日(日曜日)の昼間、バイト先から職員♂に送ってもらって帰ったとき、
お礼にお茶を出そうと思ったのだが、普段は吼えない彼がうなりまくって、頑として門から先へ職員♂を入れることを阻んだ。
セールスを追い払うことはあっても、客に吼えたことなんか一度もないのに。
噛み付かんばかりの勢いで、どんなになだめても駄目だった。
職員♂と相性が悪いかと言えばそうでもなく、
以前来た時とその後来た時は何の問題もなく、吼えることもうなることもなかった。

彼は家に私一人しかいないことを知っていて、私を守ってくれていたのだと思う。





691 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/11/25(金) 00:25:36 ID:MHsaDjSl0
かつて、死んだ家畜は山へ捨てていたという。
どういった理屈によるものか、水源近くの急流に投げ込み、
死んだ家畜が、災厄をもたらすのを防いでいたと聞かされた。
今では家畜以外のペットなども、死ねばそこへ捨てているという。

捨てるという表現はどうかと思うが、地元でそう表現するにはやはりそれなりの理由があるのだろう。

死んで捨てられた動物が、夏の盛り、水浴びをする。
急流に首まで漬かり、暑さをしのぐ。
それを見たら、桃の実を穴に投げ込むよう言われた。
動物が追いかけてくるからね。
桃はどこに?
穴はどこに?
行けば分かるというのが、答えだった。

水浴びが行われる急流脇に、テントを張った。
今夜あたり水浴びするんじゃないかと、皆、そう言っていた。
見られるものなら、予定を変更してでも、それを見たいと思った。
見えなくても、それで良いと思った。

崖の下に桃の木が植わっていて、青い、小さな実をつけていた。
よく枯れずにいるものだ。
穴はそのすぐ後ろだ。
奥行きは2メートルもない。
穴というより、えぐられた跡のようだった。


692 :全裸隊 ◆CH99uyNUDE :2005/11/25(金) 00:26:20 ID:MHsaDjSl0
夜中、テントから出て急流を覗き込んだ。

急流の中、数知れない動物が流されもせず、水面から頭を出していた。
身動きもせず、牛や馬、山羊、鶏、犬などが水に漬かっている。
流れが乱れるわけでもない。
激しい流れの中、多くの動物の頭が静かにあるだけだった。

息を呑むとか、不気味とか、そういった感覚ではない何かが胸を打ち、涙がこぼれそうだった。

頭だけの動物たちが静かに動き、桃の木の後ろにある穴に消え、やがて全ての動物が穴に入った。
桃の木から小さな実をもぎ、穴の中に投げ込もうとした。
穴の中には何もいない。
動物の臭いさえない。

投げ込もうとした実を、そっと穴の奥へと転がした。
何かが心のどこかを満たし、今度こそ、涙が溢れた。






218: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/11/07(木) 00:42:00.91
少し語らせてくれ。

嫁を両親に紹介した時、緊張の余り嫁は猫(ババァ)にまで挨拶した。
それ以来、結婚→同居となったんだが、猫に格下認定されていた。
食事の時に嫁の椅子に座るは勿論、洗濯物を畳むのにきちんと端を揃えていないと軽く噛まれる。
嫁がエサを与えても、必ず1度は無視。文句言いながら完食する。
掃除を適当に済ませたら、高い位置から不満そうに鳴いたり、嫁は猫から嫁イビリをされていた。
子供が生まれてからは、更に猫の嫁イビリがひどくなった。
ミルクを作れば、猫のチェックが必ず入った。


そんな姑のような猫も、天寿を全うした。
嫁も俺も火葬場で号泣した。


それから2週間後に嫁が高熱で入院した。
熱で意識が朦朧としていたら、額をざらざらしたもので撫でられたらしい。
嫁は「あ、猫だ」と思って手を伸ばしたら、ふかふかしたものに触ったらしい。
「猫が来てくれた」と思って撫でたら、額を舐めてにゃあんと鳴いたらしい。
まるで、嫁イビリをしていた時に「あんたは仕方ないねぇ」と言わんばかりの鳴き方にそっくりだったとか。


その日の後、嫁の熱がすっかり引いて元気になった。
きっと猫が嫁の病気を持っていってくれたんだと思う。
今度、その猫の曾孫にあたる子を引き取ったので記念カキコ。



232: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/11/14(木) 12:13:00.80
>>218
俺は婿イビリされたぞーw

嫁は本家の一人娘だったんで婿入りしたんだが、
付き合っていた時から結婚して同居し始めた辺りは「お客さんいらっしゃーい」って感じですりすりしてくれてたんだが、一か月ほどすると何か変だと気づいたらしく、よそよそしくなった。
それを過ぎると撫でてはシャーッと威嚇され、寝転んでいれば容赦なく踏まれて噛まれ、
餌を出せ散歩に連れてけと俺だけに要求し、嫁と嫁両親には甘えるのみ。
どうやら俺を下僕認定したらしい嫁の猫、震災を経験した今では俺が家に帰ってくるとにゃおーんとかわいい声をだし撫でろ撫でろとすりすり甘えてくるようになったw








24 : 本当にあった怖い名無し : 2010/07/13(火) 13:51:34 ID:Q4muaiR2O

20年前くらいの…まだガキの頃なんだが、父親に連れられてよく釣りに行った。
で、所沢?の人工池?に釣りに行った時の話。

 

段々釣れなくなって飽きてきたので、網でメダカ掬いを始めたんだ。
(メダカといっても、実際採ってみるとタナゴだったんだけどw)
で、大群追っ掛けてるうちに、足滑らせて落っこちたのね。
人工池は結構深く、池の縁がコンクリで固めてて…丁度、プールみたいな感じ。
だから、足を掛けて上がれるようなものがないんですよ。
スゴイ必死にはい上がろうとしてたけど、服は水吸ってるし、長靴は水入ってるしで重過ぎて、
子供の自分には辛かった。

 

で、もうダメかと思って暫くヘリに掴まってたら、目の前にボウフラの大群が、ふよふよ~ふよふよ~と…
ぎゃあああああああ!!って叫びながら、必死で上がったよ…orz
メダカ(タナゴ)の大群は、このボウフラを狙ってたんだね…

 

 

24 : 本当にあった怖い名無し : 2010/07/13(火) 13:51:34 ID:Q4muaiR2O

父には目茶苦茶呆れられつつ、「さあ帰るよ」ってなった時に、
いつも釣った魚を持って帰って飼う父が、バケツの魚を全部池にブン投げだしたんだ。

 

「こんなに釣れたんだからさ~、お母さんに見せればいいじゃんか~!!」って文句言ったら、
「…釣ったヤツ、みんな片目がない」って気味悪がってた。
私に釣果を見せる為に、手元のバケツに入れといたらしい。
何か嫌な予感がして、自分が散々網で救ったメダカ(タナゴ)入れた水槽見たら、
…全部片目がないのね。
自分も池にブン投げたよorz

 


 

24 : 本当にあった怖い名無し : 2010/07/13(火) 13:51:34 ID:Q4muaiR2O

まだガキで、奇形とか共食いとか知らなかったけど、あまりの怖さに帰りの車ん中でずっと泣いてた。
父もショックだったらしくて、あれからもうそこには行ってない…









753 :本当にあった怖い名無し :04/08/19 14:57 ID:QwBfLdAC
昭和の初め頃、夕張のボタ山でのお話。

開拓民として本州から渡って来ていた炭鉱夫Aさんは、爆発事故に見舞われた。
一命はとりとめたものの、全身ヤケドの重体だった。
昔の事とて、ろくな治療も施されず、全身包帯に包まれて、女房の待つ飯場の一部屋に担ぎこまれた。
付き添ってきた医者は、「大怪我だが、今夜を乗切れば命は助かるだろう。何かあれば呼びに来なさい」。
自宅の場所を教えて引き上げていってしまった。

その真夜中。ロウソク一本の薄明かりの下、枕元でひとり看病していた女房がふと気が付くと、
玄関に誰かの気配がする。
女房が出てみると、大勢の人間が立っている。
彼等の云うには、
「自分達はAさんと一緒に働いている仲間である。今日は大変な災難に会われて、お気の毒です。
 すぐにでも見舞いに来たかったのだが、生憎我々も作業を中断するわけにいかず、
 こんな非常識な時間になってしまった。
 どうか我々にも、Aさんの看病の手伝いをさせて欲しい」
との事。


754 :本当にあった怖い名無し :04/08/19 14:58 ID:QwBfLdAC
女房はひとりで心細かった処への、この温かい申し出に感動し、部屋に入りきれないほどの仲間達を迎え入れた。
それぞれ一人ずつAさんに話し掛け、励ましては部屋の中に座って、女房にも優しい言葉を掛けてくれる。
女房はすっかり安心してしまった。

その中の一人が、「自分は医術の心得がある、診察してやろう」と申し出た。
見れば、ボタ山で働いているとは思えない立派な紳士だった。誰かの知人なのだろうか。
彼は、
「これは酷いヤケドだが、私は幸いヤケドの治療法に長じている。今夜のうちに術を施せばAさんはすぐ治る」
と言った。
女房に否応が言えるはずもない。

やがて紳士による治療が、薄暗がりの中で始まった。
治療は荒っぽいものだった。
紳士は、「ヤケドには、焼けこげた皮膚を取り除いてやるのが一番の治療法だ」と説明し、
Aさんの身体を包んでいる包帯を取り除けると、やがてAさんの皮膚を無造作に剥ぎ取り始めた。


755 :本当にあった怖い名無し :04/08/19 14:59 ID:QwBfLdAC
炭鉱夫仲間でも屈強な身体付きで知られたAさんも、これは堪らない。
Aさんはあまりの苦痛に絶叫し、「いっそ殺してくれ」と泣き叫んだ。
女房はおろおろする以外なにも出来ない。
あまりの凄まじさに、自分も耳を塞いで泣き叫び始めた。
紳士は「ここが辛抱じゃ。すぐ楽にしてやる」と声を掛けながら、眉ひとつ動かさず作業を続ける。

どれぐらい時間がたったか。
いつしかAさんの絶叫は治まっており、静寂が戻っている。
紳士は女房に、「心配かけたがもう大丈夫。すぐに元気になるよ」と声を掛け、席を立った。
女房は何度も何度も頭をさげながら、表まで紳士を見送った。
遠い空がうっすら明るくなっている。もうすぐ夜明けだ。

部屋に戻ると、さっきまで狭い部屋から溢れ出る程大勢いた見舞客が、ひとりも居なくなっている。
女房は不思議に思うより、不快に感じた。
帰るのだったら、一言くらい挨拶してくれても良いじゃ無いか。
疲れきった女房は、Aさんの枕元に腰を下ろし少し休もうと思ったが、Aさんの顔色をみて驚愕した。
夜明けの日差しの中で見るAさんの顔色。それはまるでロウのようだった。
女房はAさんに取りすがって、再び号泣するしかなかった。


756 :本当にあった怖い名無し :04/08/19 15:00 ID:QwBfLdAC
騒ぎを聞きつけた隣人に連れてこられた医者は、Aさんを見るなり女房を怒鳴りつけた。
「誰が患者をいじった!」
Aさんを包む包帯の巻き方は、明らかに素人のものだった。
包帯を取り除けた医者は、Aさんの身体から目を背けた。
無惨に生皮を剥ぎ取られた遺体がそこにあった。

あまりの奇怪な事件に警察が呼ばれ、半狂乱の女房から何とか事情を聞き出した。
だが、その夜現れた男達も、例の紳士も、ボタ山はおろか近隣の町村にも、該当者はいなかったと云う。

話を聞いたある人が、「それはキツネの仕業だろう」と言ったそうだ。
キツネにとって、人間の瘡蓋や火傷瘡は霊薬になるとされ、
ある地方では、『火傷や瘡蓋のある者が山にはいるとキツネにだまされる』という言い伝えがあると云う。
女房は目の悪い女で、日頃から泣き腫らしたような瞼の持ち主だったという。
キツネはそれに付け込んだのだろうか。

残念ながら、女房がその後どうなったかまでは、この伝奇の採集者は伝えていない。








31 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/11(木) 21:16:15.96 ID:p9vs/2oY0.net
初めまして。某サイトでこちらを知り、訪問させて頂きました。
怪談慣れしている皆さんにとってどの程度の怖さになるか分かりませんが、
俺が中学生の頃、列車で会って仲良くなったご老人から聞いた話を書き込ませて頂きます。

ご老人の住む村は『マタギ集落』と呼んで良いぐらい、多くのマタギが住んでいます。
(今現在はどうなってるか分かりませんが)
山の事に精通し、大きな熊と相対するマタギは度胸も人並み以上なのですが、
そんな彼等でも怖れる存在があって、それは『普通と違う熊』なのだそうです。
普通と違う熊というのは三種類ほど居て、それぞれに名前があったと思いますが、
『全身真っ黒な熊』『全身真っ白な熊』『通常のサイズよりずっと大きな熊』なんだそうです。
信心深いマタギ衆の方々は、それらを山の神様の化身として畏れ崇めていて、山で出会っても絶対に撃ってはいけない、
万が一仕留めてしまった場合は、マタギを辞めなければならないとの事です。

そう話した上で、お年寄りは自分の村で起きた話をしてくれました。
彼の村にはその昔、一郎さん(仮名)という方が居ました。村でも指折りの、かなり腕の立つマタギだったそうです。
ある日の事、一郎さんが仲間と共に山へ行くと、ちょうど良い所にツキノワグマが居ましたので、すかさず仕留めました。
喜び勇んで仕留めた熊に駆け寄った一郎さんですが、熊の胸元を見て、彼の顔色がサッと変わりました。
ツキノワグマなら胸元に必ずある筈の、白い模様が無かったのです。
「そんな馬鹿な。必ずどこかに白い毛がある筈だ」と必死に探す一郎さん。
しかし、ただの一本も白い毛は見つかりませんでした。
結局彼は掟に従い、マタギを辞めました。

マタギを辞め、農業に精を出す事にした一郎さん。
暫くは新しい仕事も順調で、何事もありませんでした。

32 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/11(木) 21:18:52.28 ID:p9vs/2oY0.net
ですが暫くすると、妙な事が起き始めました。
一郎さんが夜に家に居ると、何やら臭いがして息遣いも聞こえる。
元マタギの一郎さんは、すぐにそれが熊のものであると分かりました。
しかし、家の中や周囲を探しても熊は居ない。
また、ある時は一郎さんの畑にだけ、熊の足跡が沢山残されていた事もありました。
別の日の夜、彼が夜道を歩いていると後ろに気配する。
振り向くと、そこには仁王立ちになった熊が。
胸元には白い模様が無い。あの熊だ…。

こんな事が続いて、一郎さんはすっかり人が変わってしまいました。
恐怖を払拭する為かお酒の量も増え、酔うと延々、あの熊の話をする。
「アイツは俺を許してないんだ。俺はいつか、必ずアイツに殺される」

そしてとうとう、最悪の事が起きます。
ある日の夜、やはりお酒を飲んで酔っていた一郎さんは、
何やら訳の分からない事を叫んだかと思うと外に飛び出し、そのまま居なくなってしまいました。
村の人達は手分けをして探しましたが、一郎さんは影も形もありません。
しかし数日ほどして、村のすぐ近くを流れる川で釣りをしていた子どもが、一郎さんの遺体を発見しました。
見つかった一郎さんは川岸の岩に腰掛けて、
一見すると座ったまま眠っているんじゃないか、という状態で亡くなっていたそうです。
また岩の周囲には、熊の足跡と毛が沢山残されていました。
余談ですが、一郎さんを発見した『釣りをしていた子ども』が、私に上記の話を聞かせてくれたご老人その人です。

俺自身は、本当に熊の幽霊が出たかどうかは分かりません。
けれど一郎さんに付き纏う『熊の影』は、多くの村人も見ていたそうです。
そうなると、やはり山には人間の知識や常識が通用しない何かがあるんじゃないか、と思えてきます。









504 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 20:29:48.99 ID:6PMbq8X8P
この話を聞いたのは先月ほどだ。
友人と夏休みを利用して山(と言っても低くお目当てはBBQとかだったが)に行こうと計画を立てていて、まずはメンバー集めということで何人かに声をかけていた。
実際大学生で暇なやつが多く、5-6人はすぐに集まった。
もう一人くらい呼ぼうかということで、同じ学科で仲のいいAを誘うことにした。
俺「おーいAー お前夏休み暇だろ?」
A『バイトくらいしか予定は入ってないな。なんかあるのか?』
俺「寮の暇な連中集めて、山に旅行というかBBQしにいこう」
A『あーすまん、山ならおれはパスだわ』
Aはキッパリとした口調で断った。のらりくらりとしているAにしてはとても珍しいことだった。
俺「珍しいなーお前がそんなにキッパリ断るとは」
A『行きたいんだけどさ、山にいくとなると爺さんに本気で怒られるからさ』
Aの爺さんには会ったことがあり、気のいい人で怒る姿なんて想像もできない人だった



505 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 20:50:17.06 ID:6PMbq8X8P
A『俺の爺さん、元軍人なの知ってるよな?』
俺「確か陸軍だっけ?勲章見せてもらったなそういえば…もしかして、山で戦時中に酷い目にあったからいくな!!とか?」
A『いやーそれが逆なんだよ』
俺「逆?」
Aが言うには、爺さんは徴兵ではなく、もともと士官学校?卒の結構なエリートで、所属が山岳部隊。
その人がいればその部隊は安全とか、『山のoo』なんて異名が付くような、かなりすごい人だったらしい。
俺「ならなんで、いくなー!なんて怒るんだ?逆についてきそうなほど元気じゃん」
A『あのな、いまから言う話は、爺さんが今後の子孫にも絶対教えて家訓にしろ!って言ったことで、
 本当かどうかわからんし、オカルトチックだぞ?』
俺「オカルト!オカルト!」
A『そういえば好きだったね…』



511 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 21:39:51.46 ID:6PMbq8X8P
爺さんは第2次世界大戦中、自分で前線へ志願したそうだ。それも最前線でと。
しかしその頃は半分教官のような立場であり、役に立つ人材だった爺さん。
前線とは名ばかりの補給もしっかりした、かなり安全な基地だったそうだ。
爺さんはひがな一日将棋でもしてるか、基地の周りを散策してたそうだ。

ある日、妙な噂が基地の中で流行ったそうだ。
「山の中で人間と猫?を合わせたような怪物がいる」と。

俺は爆笑した。
Aは、ほらぁ…っていう顔をしていた。



513 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 21:56:15.73 ID:6PMbq8X8P
爺さんも同じ反応で大爆笑し、
暇を持て余していたこともあり、「どれ俺が探してきて鍋にでもしちまうか」などと言い、
夜、目撃があった山の中腹に、哨戒がてら捜しに行ったそうだ。
行ったのは夜ということもあり、爺さん含め山のベテランばかり。
山に入り、やっぱりいないじゃないかガハハなんて軽口を叩き合ってたらしい。

そんなこんなで折り返しのところをすぎ、そろそろ帰るかーなんて言ってるうちに、
哨戒の列の一番後ろのやつが、「おいー...なんか変な音がするんだけど」なんて言い始めたらしい。
そいつはその中で一番若かったらしく、ビビりめ!なんてバカにされて笑われてたのだが、
ザッ....ザッザッ ザッ.....ザッザッ
なんて、まるで軍靴の行軍みたいな音がしたらしい。



514 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 22:02:13.01 ID:6PMbq8X8P
この話をしてるAが、
『これから話すことは、俺も爺さんに聞いて笑って怒られたんだ、笑うなよ…』 なんて言ってきた。

その音は、真後ろというよりは斜め後ろからこっちに近づいてるようであった。
幽霊とかは全く信じない爺さんらしかったが、えもいわれない恐怖に襲われたらしい。
ザッ....ザッザッ ザッ.....ザッザッ
爺さんは手に持っていた小銃を向け、どこの部隊だ!と叫んだそうだ。
そして痺れを切らし、音のする茂みを超えると…
2足歩行している大きな猫?狸?明らかに大きすぎる哺乳類の団体だったそうだ。
2足歩行で、隊列というか守備良く並んで。

俺はまた爆笑した。



515 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 22:12:40.75 ID:6PMbq8X8P
爺さんはよくわからん恐怖に陥って、仲間共々逃げ帰ったそうだ。
基地に帰ってから、夜は山に入らない!という規則を作ったそうだ。
それからは特に何事もなく、戦争も終わり日本に帰ったそうだ。

A『これでおしまい』
俺「は?」
A『だから、これが爺さんから聞いた、山のはいるなって話』
俺「またまたご冗談w」
A『ところがどっこい本当なんだよ、山にはいくな!ってさ』
俺「……」

俺たちは進路を海に変え、AとAの爺さんと共に良い休日を過ごしました。

526 :本当にあった怖い名無し:2012/07/24(火) 22:54:14.95 ID:6PMbq8X8P
蛇足で後出し申し訳ありませんが。

海に行ったときにA爺さんに詳細を聞こうとしたのですが、
「Aから聞いたのか?あーあー俺の情けない話なんかするなよなぁ」なんて言いながら話してくれました。

・歩いていたのですかいな?と聞くと、
隊列は言いすぎたかもなぁ。ただ、結構均等に歩いてたんだぜwww

・え?まじで二足で?
おう!女の遍歴以外で嘘は言わないぞおじいちゃん(自分のこと)。

・どれくらいいたの?人数?何匹か?
昔のことだからなぁ。ただ、結構いたはずだぞあの音は、小隊クラスだったな!
(爺さんいわく、小隊は30人~50人くらいだそうです)

・いまでもやっぱり猫とかだめなん?
怖いものなしだが、猫とかと退屈は苦手だねぇ。

・ほかにm
いいから早く!日焼け止め塗ってくれよ!老体には日差しがきついんだよな。

だそうです。





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