116:名無しさん@おーぷん[sage]
小学3年生の時の話。
その日は委員会が6年生のクラスであり、いつもより遅い時間まで学校にいた。
委員会も終わり、トイレに行きたくなった私は、6年生のクラスの近くの女子トイレの個室に入った。
用を足し、さあ出るかとドアに手をかけたとき、個室の外から女子達のくすくすという声が聞こえた。
他人の悪口を言ってるグループが笑いながら、チラチラこちらを見てる時の声といえば分かるだろうか。
人を小馬鹿にしたような嫌な感じの笑い声だった。
ドアを開けるのを躊躇していると、個室の外から本を読んでいるような声が聞こえてきた。
話している内容は、怖い話のようで、いわゆるこの話を聞いた人は不幸になるとか死ぬとかそういう類のもの。
出るタイミングを完全になくして個室でどうしようか考えていると、話が終わった女子達が、
「出てきなさいよ~○○さーん、いるのは分かってるのよー」
と言い出す。ちなみに○○さんは私ではない。
仕方がないので、ドアを開けてでるとあきらかに狼狽する上級生らしき女子達。
手には先ほど読んだであろう図書室で借りてきたであろう怖い話の本。
しまったとでも言いたそうな顔のまま、この事は誰にも言ったらだめよと脅される私。
内心、くだらねーことしてるなーと思いつつ、はいはいと言いトイレから出た。
ちなみに上級生は女子3人組で、一人は集団登校で一緒のグループの子だった。
そして、それからしばらくしない間にその子の家が全焼した。
他の2人も両親の離婚や怪我などがあったらしい。
多分呪いをかける相手を間違えて、失敗して自分に返ってきたのかなと思う。
家全焼後、集団登校の時、怖い顔で私に向かってきたその子は、結局何も言えずにきびすを返していった。
私は誰にも言ってないし、○○さんも知らない。人を恨めばなんとやら。
117:名無しさん@おーぷん[]
因果応報だねえ。