【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 守護



765 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/09/04(木) 03:14:37 ID:qOmQAWf+0
動物系の話ってこのスレに投下しても平気かな。 
高校のときのことだけど、個人的にすごく不思議&怖かったんで。
昔、私が小学生のときに、育成会の花見に小さい白蛇が出たことがある。 
女性陣が炊き出しの準備してるときに鍋の中に落ちてきて、私がそれを鍋から出して逃がした。 
それ以来うちの庭にもときどき白い蛇が出てくるようになった。それまで蛇なんて出たことない。 
花見のときの蛇かは分からないけど、まあ「お礼に来たのかなあ」くらいに思ってた。

高校生のときに、祖母が亡くなった。 
葬式には家族で行ったけど、両親はその後の手伝いもしなければいけなかったので、 
当時受験生だった私だけ先に飛行機で帰ってきた。 
祖母の家から空港まではバスなんだが、家からバス停までが20分くらいかかる。 
その20分の道中に、熊に遭遇した。 
ツキノワグマで、4本の足の足首から先が全部白い。普通は黒だよね。 
そいつと睨みあってたら軽トラックが通り、排気音に驚いたらしく熊は逃げていった。 
そのトラックの運転手が良い人で、近くの駅まで送ってくれて、しかもタクシーまで 
呼んでくれた。あとは普通に帰宅。 
で、家に着いて寝て、翌日学校に行くときに家の戸締り確認してたら、 
庭から変な物音がする。見てみたら足の先が白い熊がうろうろしてた。 
前の日にばったり会った熊だと思う。でも飛行機で海を越えなきゃいけない距離から 
一晩でうちに来れるはずがないし、私の家の場所をどうやって知ったのかと。 
もうほんとパニックで、家からは出られないし、もし電話なんかかかってきたら音が聞こえて 
熊が家に侵入してくるかもしれないしで、私涙目。

熊は怖いけど、熊がどうしてるのか分からないのはもっと怖い。 
ということで熊に気づかれないように息を殺して、玄関のドアスコープから庭を見てた。 
もしも熊とタイマンしなければいけなくなったときのために、高枝切りバサミを持って。 
しばらくしたら急に熊がうろうろするのをやめて、庭のすみを見てうなりはじめた。 
そこはよく白い蛇が出てくるとこだから、あの蛇が見つけられたのかと思ったんだけど、 
よく見たら違うっぽい。 
いつもの蛇は30センチくらいの細いチビなんだけど、かなりでかいのがいた。 
男の人の腕くらいの太さがありそうな白い大蛇が鎌首もたげてるの。 
そのまま何分そうしてたかは分からない。 
隣のおばさんが息子を叩き起こす声にびびって、変な声あげちゃった瞬間、 
ドカンってドアにすごい衝撃がひびいて、熊にバレたんだと思った。 
でも衝撃のあとは何もない。シザーマンみたくハサミを構えてる自分が馬鹿に思えるくらい静か。 
そのうち普通に班で登校する子供の声とかも聞こえてきて、ようやく変だと気づいた。 
うちの庭と道路の間にはブロック塀とかは何もないから、庭に熊なんかいたら絶対に 
近所のひとが見つけて、猟友会なり警察なりに通報するはずなんだ。 
家の裏に回る通路は熊が通れる幅じゃない。無理すれば入れるだろうけど、 
方向転換はできないはず。 
おそるおそるドアスコープをのぞいてみたらも熊も蛇もいなかった。 
でも庭はものすごく荒らされてたし、熊がいたらしい形跡はあったんだよね。
まあその日は、恐怖疲れで結局学校をサボった。 
親には、心痛と寂しさで泣けてしまってどうしても学校にいけなかったと言い訳した。 
庭の荒れようについては、野良犬の喧嘩か何かだろうということに。 
基本的に信心ゼロの人たちだから、熊モンスターと大蛇のことは言ってない。 
ちなみにチビ蛇は未だにうちに出てくる。 
手を出しても、噛むどころかめっちゃ大人しくしてて超かわいいよ。 
あと、もう二度と熊は見たくないです。







21: 21:1/6 2009/09/01(火) 11:19:06 ID:AkeBpdxc0
小学生の頃、同じクラスに好きな子がいた。 
美人ってタイプじゃなかったが、笑顔の可愛らしい子だった。
大きな前歯が狭い顎に窮屈そうに納まってて行き場をなくした八重歯も含めて、 
笑うとたまらん可愛かった。 
大好きだったのに、そこは大バカ消防男子、俺は仲間と一緒にその子に 
ちょっかいかけまくり、「牙持ち吸血鬼」などとからかいまくり 
嫌われまくってた・・・orz 


俺たちの小学校は全員同じ中学に進学するため、卒業式もそんなに感慨はない。 
はずだった。 
当時サイン帳をまわして書きあうのが常だったが、俺たちバカ男子は 
「どーせ中学行っても同じメンツじゃんか」と、自分のサイン帳も用意しなかったし 
人のにも書かなかった。 
だが、俺は後々死ぬほど後悔することになる。 
頭の良かった牙(と彼女を呼んでいた)は私立の女子校に行ってしまった。 

その後、中学も卒業間近になったとき、ふと小学校の頃のサイン帳の話になった。 
友人Aがぼそっと「牙、どうしてるかな」と言った。 
「俺、あいつのことちょっと好きだったw」と唐突に爆弾を落とした。 
「実はサイン帳もこっそり書いたんだよね~」と追加爆撃。 
更に友人Bも「俺も違う中学に行くって聞いてたから牙のサイン帳は書いたよ」と。 
結局サイン帳を断ったのは俺だけだった。 
それから、誰が好きだったのかの自白大会に発展し、なぜか俺は牙が好きだったとは 
言えないまま、その日は解散した。 
やがて別々の高校に進学した俺達は次第に疎遠になり、俺は親父の都合で地方に引越し、 
高校も転校、完全に故郷との連絡は途絶えた。



22:2/6 2009/09/01(火) 11:20:26 ID:AkeBpdxc0
引っ越してしばらくした頃、夜中に試験前の付け焼刃的な勉強をしてた時、 
ふと気配を感じて振り返った。 
セーラー服姿の牙が立っていた。 

背も髪も伸び大人びていたが、笑った口元の八重歯はそのままだった。 
彼女は机に広げていた数学のノートを指差し、「その問3、間違ってるよ」と笑った。 
「ほら、○○して△△して××だよ」と説明して消えた。 
「牙!!!!!!」 
呼んでみたが、既に消えた後。 
俺は牙が死んだと悟った。 
呆然として問3をみつめた。 
あんなに苦労していたのに、牙の分かりやすい説明を聞いて 
理解すると何てことない問題だと分かった。 
俺は鼻水をたらしてボロボロと泣いた。 

翌日のテストの最後の問題として、問3と同じ問題が出た。 
新しく出来た友人達は「お前、あの問題できたのか?」と驚いていた。 
俺は決して数学が得意じゃなかったし、みんな最後の問題でつまづいていたからだ。 
そこでまた鼻の奥がつんとしてきた。 
号泣の予感にヤバいと思い、テキトーにごまかして慌ててその場を去った。 

正直、小学生時代の初恋をずっと覚えていたわけじゃない。 
何人か好きになった子はいたし、彼女がいた時期もあった。 
だが、スケベ心なく純粋に相手を思うなんてことは獣のような高校生では 
最早ありえない、ましてもうこの世にはいない人だと思うと切なかった。 

更に数年後、俺は3流大学に進学し、3流なキャンパスライフを満喫していた。 
テニス、スキー、何でもありサークルで遊びまくり、勉強もそこそこにバイトに 
精を出しコンパを渡り歩く毎日。 
バンドブームに乗っかってギターを弾いて小汚い狭いライブハウスに出るために 
バイト代をつぎ込んでいた。



23:3/6 2009/09/01(火) 11:21:32 ID:AkeBpdxc0
ある時、些細なことからボーカルといざこざを起こした。 
ライブを3日後に控えていたが、大喧嘩に発展してしまった。 
俺も意地っ張りだが、相手も相当なもんで、前日になっても修復はならず、 
ドラムやベースも呆れて解散の危機か・・・という時、 
再び牙が俺の前に姿を現した。 
長い髪の先の方だけに緩やかなパーマがかかった篠ひろ子なスタイルだった。 
メイクもしていて明らかに高校の頃見たのより成長していた。 

幽霊も年を取るのか?と思ってると 
「カッツン(俺の子供の頃のあだ名)、自分を曲げることがかっこいい場合も 
あるんだよ」と相変わらずの八重歯な笑顔。 
一瞬ポカーンとしたが、今度こそ何か話したいと思った。 
「俺は謝らないぜ」って、オイ・・・何言ってんだ・・・orz 
牙はニヤリとして消えた。 
「待て!牙!違うって!(何が?orz)」 
俺は無性にムカつきながらも家を出た。 

結構夜も更けていたが原チャリを飛ばしてバンドメンバーの家をまわった。 
友人知人にチケットを押し売っていた手前、一緒に出る予定のバンドの手前、 
ライブハウスの手前、ドタキャンは出来ないと皆分かっていた。 
ボーカルも謝るきっかけを失っていたと頭を下げてくれて、 
ライブには無事出演することが出来た。 
バンドは就職とともに解散したが、いまだにたまに飲みに行くいい仲間として 
交流があり、流行のオサーンバンドをやるか?っていう話もある。 
嫌なことも多々ある中、そういう楽しみを持てるのは幸せなことだ。



24:4/6 2009/09/01(火) 11:22:21 ID:AkeBpdxc0
その後も牙はしばしば現れた。 
いつも俺が煮詰まっているときにタイミングよく。 
転職するときに後押ししてもらったり、プロポーズの勇気ももらった。 
離婚する時も、そのとき子供を引き取る決心も牙の一言に救われた。 
実家の両親に助けられてるとは言え、男手ひとつで女の子を育てていると、 
いくつもの困難にぶつかったが、その度に牙は的確なアドバイスをくれた。 

俺も40を過ぎ、娘は小6、困ったことはいろいろあるが、 
自分を抑えて娘や周りの人間とうまくやっていける術がついてきた。 
気づけば長いこと牙に会っていない。 
俺が大人になるまで助けてくれていたのかもなあ・・・。 

そんなこんなの今年の盆休み、娘を連れて旅行に出かけた。 
例の高速代割引を狙ったせいでダダ混みだったが、普段あまりどこかに 
連れて行くこともないから、娘も機嫌よく楽しい旅だった。 
あるPAに立ち寄った時、俺は自分の目を疑い、固まった。 

牙が居た。



25:5/6 2009/09/01(火) 11:23:18 ID:AkeBpdxc0

いつも、夜中に俺の部屋にしか現れなかった牙が、昼の日中にこんな人混みで。 
ピンポイント一言だけ発して返事も聞かずに一瞬で消えていた牙が、 
目の前にこんなに長く居る。 
しかも・・・家族連れ。 
イケメンの旦那にそれに似たイケメンの息子2人。 

娘が「お父さん?知ってる人?」と聞く。 
それに押されて思わず声をかけた。 
「すみません。失礼ですが、○○さんではないですか?」 
牙はびっくりして俺を見たが、きょとんとしている。 
しまった!他人の空似か! 
俺は非常に焦ったが、牙は「はい、旧姓は○○ですけど・・・」と 
あっさり肯定した。 
3人のイケメンと娘も俺を訝しげに見ている。 
「ボク、K小学校で同じクラスだった□□です」 
牙はしばし考え込んでいたが、 
「もしかして、かっつん?」 
思い出してくれた。 
「小学校以来なのによく分かったねー!!」と懐かしそうに言ってくれた。 
「生きていたのか!?」とは言わなかった。 

今は大阪に居ることや、これから旦那さんの実家に帰省するところだということ、 
長男が高2で次男は中2ということなど、簡単に近況を聞いた。 
俺が「ちっとも変わってない」とか「小学生の頃、密かに人気があった」とか言い、 
息子たちに「へ~!」と言わせたことに気分よくしてくれたようだった。 
しばらく話して、あの変わらない笑顔で手を振り高級車に乗って去って行った。 
娘はお兄さん方のイケメンぶりにはしゃいでいた。



26:6/6 2009/09/01(火) 11:24:24 ID:AkeBpdxc0
さて・・・本人は覚えがなさそうなんで何も聞けなかったが、 
大きな謎が残ったわけで。 
数十年に渡って俺を支えてくれた牙は何だったんだ? 
これから娘が思春期に突入していけば今まで以上の困難が待ってるであろうが、 
生身の牙に出会ってしまった後も現れてくれるのか? 
いや、たぶんこれからは俺自身が自分で切り開いていくべきなんだろう。 
それが出来ると判断して(誰が?w)、会わせてくれたんだろう(だから誰が?w)。 
俺の妄想だったにしては数学の問題なんかは説明つかないんだが・・・。 
先祖か守護霊あたりが俺が素直に言うこと聞きそうな相手の姿で 
現れてくれていたのか? 
いろいろと更に妄想は膨らむばかり。 

ひとつだけ言えるのは、牙が元気で生きていてくれたことが本当に嬉しい。 
それと、ありがとう。 
本人には言えないのでここで。



27: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 12:25:44 ID:Ni3UXOuM0
超自我だか先祖だか守護霊だかがその子の姿を借りて現れたということなんだろ 
ええ話や



28: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 12:41:50 ID:o4juTc1N0
>>21 
いい話だった。謎が残るところもよかったな。 
それに文章うまい。



29: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 13:44:23 ID:Pc8n7jQy0
守護霊か先祖霊だろうね 
でも姿を変えたりアドバイスしたりできるなんて 
頭が回ってかなり強力な力を持つやつなのでは・・・ 
とりあえず「おまえだれだ?」とか真の姿を追求するのはやめとけ 
人外は正体がバレたら途端に姿を現さなくなる可能性がある



30: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 16:31:01 ID:Ry4FjkC30
彼女に会ったのは偶然じゃないのかもな。 
牙さん生きてて良かったね。いい話を有難う。



31: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 16:57:55 ID:/8l9UhYeO
人は人智を超えた何かに支えられて(愛されて)生きてるんだろーなあ。 
牙さん幸せそうで何よりでした。 
>>21の娘さんとの今後が幸せでありますように。



32: 本当にあった怖い名無し 2009/09/01(火) 18:58:42 ID:/jK0uj2bO
いい話しだね。有難う。 
同年代より。



33: 本当にあった怖い名無し 2009/09/02(水) 01:37:03 ID:S2KFXSTi0
はい!私も同年代! (・∀・)ノシ 
サイン帳とか篠ひろ子髪、懐かしすぎです。 
もしかして実は牙ちゃんの初恋の人もカッツンくんで 
生霊が飛んできてた・・・とか無いかなぁ。 
最近どこかで生霊話を見たからかもしれないけど、 
何となくそうだったらステキかなと思った。 
飛ばしてる本人が気付いてないこと多いみたいだし・・・ 
カッツンくんのピンチを察知出来たのは守護霊様のお導きか・・・ 
確かに妄想ふくらみますね。 
読後も楽しい良い話をありがとう。



34: 本当にあった怖い名無し 2009/09/02(水) 08:14:25 ID:o9Kiftjd0
俺も牙の初恋相手はかっつんだったんじゃないかと。 

かっつん、子育て頑張れよ! 
若者より。 



39:本当にあった怖い名無し 2009/09/03(木) 01:08:20 ID:5ZfHDKA30
>>29のアドバイス通り、あんまり詮索しない方がいいんだろうなと感じてる。 
もしも強力な何かに守護されてるのだとすれば、非常に有り難い話だ。 
この先、娘や子孫の代まで守ってもらえたら、と切に切に願います。 

リアル牙と過ごした小学生時代というのは俺の人生の恥部中の恥部、 
なんてバカだったんだと我ながら小一時間(ry 
因みに『カッツン』の由来は『磯野カツオ』だ。 
まあアレなガキだったわけで・・・ 
従って、>>33-34には申し訳ないがその説は果てしなく確立低いと思う。 
スマン・・・orz 
だが、もし当時の牙がマニアックなヤツだったとしたら・・・ 
そうかもしれんと思うだけでオカズ無しで飯5~6杯食えそうだ。 







628 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 13:38 ID:Z42GJ1sO
まず母親に聞いた話。
あたしが産まれる直前に、白い着物を着た昔の女の人があたしを抱いて竹林の中を走っていく夢をよく見たらしい。
まだあたしが産まれる前だけど、母はそれを自分の子供だとわかっていて、
「返して!返して!!!」と言いながら夢の中で必死で追いかけていたと。
これだけなら出産前ノイローゼだったのかも、で終わるけど、
ここからがあたしの体験。夢じゃないです。



629 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 13:39 ID:Z42GJ1sO
小さい頃、家の階段でよく遊んでいました。
うちの階段はとても急で、今思うと無茶な遊び方をしていたw
階段の一番上から下から二段目を狙って飛び下りるなど。
忍者に憧れて、ずっと階段遊びをしていました。
幼心にこれは危ないと思っていたけど、自分は大丈夫だって確信があった。
なぜかというと、何回か体のバランス崩して失敗だ!!と思っても、
自分は無傷で階段の一番下に立つことが出来たからです。
バランスを崩した時、体がふわっと浮いて誰かに運ばれているみたいに着地できていました。
姿をはっきり見ることはできなかったけど、誰かが自分を守ってくれているとわかりました。
そしてその人はあたしを好きなんだ、って知ってた。
かぎっ子で近所に友第もいなくて寂しかったので、誰かが同じ家にいることが嬉しかった。
着地した後に、「ありがとう」とよく言ってたなw
でもその誰かとはずっと一緒にいることはありませんでした。



630 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 13:40 ID:Z42GJ1sO
始めて姿を見た時。そしてそれがお別れの時でした。
いつものように階段で遊んでいると例によってバランスを崩し、あたしの体はまた宙に浮きました。
その時、自分が腕に抱かれているのをはっきり感じた。
白い着物を着て、黒い髪をよく時代劇に出てくるみたいな形に結って、とても寂しそうな目であたしを見ている女の人。
奇麗な人でした。
間近で一瞬やっと見えた。
この人にいつも助けてもらってたんだな、と思った時、
その人がその顔のままあたしを離しました。



631 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 13:41 ID:Z42GJ1sO
その時母親が玄関のドアを開け、あたしが目の前の階段からありえない角度で落ちて来るのを発見。
母親は慌てて手を伸ばしてあたしを受け止め、腰をいわしてしまいました。
今は治ってますが本当に申し訳ない。
自分は無傷だったのですが怖くて泣きました。
その時はっきりと声が聞こえた。
「さようなら。達者でね」
もう姿はどこにも見えませんでした。
怖さとは別にとても悲しくなりました。
あの人はどこかにいってしまうんだ、また自分は独りぼっちになるんだってことがとても寂しくて、
次は怖さよりも寂しさで泣きました。



632 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/07/02 13:42 ID:Z42GJ1sO
それから、もう階段で遊ぶのはやめました。
あの人が最後にあたしを離したのは、
あたしを連れていこうとしたのか、母に返そうとしたのか、それはわかりません。
いつもなら帰ってこない母が、あの時間にタイミングよく帰ってきたのもかなり不思議だし。

その体験のずいぶん後、あたしが少し大きくなった時に母から夢の話を聞きました。
なんとなくあの人だ!と思ったけど、怖さは感じなかった。
母には言えませんでした。

これは夢じゃありません。今もはっきりと思い出せます。
あの人の寂しそうな顏も最後の言葉も。









159:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 17:25:23.21 ID:MkE7++yOi

ちょっと前に話題になってた犬神憑きに似た話があるんだけど、話していい?
あんまり期待せずに聞いてくれたら嬉しいんだけど。



162:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 18:13:56.33 ID:MkE7++yOi

文章下手でやたら長くなってしまったけど。


その後輩、A君は去年うちの部署に配属されてきた。年は20代後半、イケメンで人当たりもいい、いかにも好青年という感じ。
それまでいたところとは畑違いな部署に来たこともあり、最初は手違いもあったけど、努力家だし一度教えればそれで覚えてくれるので、教育係だった俺はとてもありがたかった。
俺を含め、大半は彼を認めていたし、評価していたと思う。気さくだけど礼儀正しく、ユーモアもある彼は職場にもすぐ馴染んだ。
しかし、彼を良く思わなかった人がひとりだけいた。



163:ID変わってます:2014/01/27(月) 18:50:10.59 ID:sKuI6Q9Z0

それは部署の女事務員の古手でお局と言われるYさんだった。

Yさんは女ながら身長が2m2cm、体重は本人は100kg以内と言っていたが、
実際は白鳳よりずっと重かった。

YさんはA君が何かヘマをしでかすたびに、どこにいてもたちまち飛んできて、
「この穀潰しの木っ端猿が~」と叫びながら、A君の頭を丸太のような両膝の間にがっしとはさみ込み、リノリウムの床にパイルドライバーをするのが日課だった。



165:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:38:27.05 ID:MkE7++yOi

ごめん、規制で書き込みできなかった。

その人を仮にBさんとする。Bさんは30代半ばの男性で、仕事は結構出来るんだけど、人格に難ありというか、よく人を貶めた物言いをする人だった。
短所は言うまでもなく責め、長所まで言い方を変えて貶したりしていた。痛烈に批判したり、泣くまで追い詰めたりすることはない。



166:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:45:08.09 ID:MkE7++yOi

ちょっと嫌な気分になる程度のものだったので大きな問題になったことはない。みんな出来るだけBさんには関わらないようにする、聞き流すという対応をしていた。
新しく加わったA君に仕事を教えたりするのは俺の役目だったので、俺が意識的にそうしていたこともあり、A君とBさんの接点は初めはあまりなかった。今思うと、おそらくその頃からBさんはA君を良く思っていなかったのだろう。
ある日、A君が資料を作成していたら、そこにBさんがやってきて、A君の仕事ぶりを観察し、そこに文句を付け始めた。



168:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:46:03.49 ID:MkE7++yOi

Bさん「その文おかしくない?まあそれでA君がいいと思うんならいいけど。あと、この形式じゃ見にくいと思うな。プリントして配って誰が見るか、まで考えてるの?あと、語彙が少ないよね~」

という感じで嫌味を言っているのをトイレから戻ってきた俺が止めた。
A君は俺が教えた通りにやっている。今は草書の段階だ。とフォローし、Bさんは心配なさらず、となんとか離れてもらった。
A君をいびりたくて、俺がいなくなるのを狙ってたんだろうな、と思うと少しげんなりした。プライドが高いBさんは、有能で人好きのする、しかもイケメンのA君を妬んいたのだろう。もともと予想していたことだし、だからこそお互いに近付けないようにしていたんだけど。
A君に大丈夫かと尋ねると、「はい、僕は」と困ったように笑った。



169:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:04:20.28 ID:MkE7++yOi

それから気になることが起こり始めた。A君は全く問題なく仕事を覚え、すっかり重要な戦力となりつつあった。が、どういうことか、それとは反対に、Bさんの作業能率が落ちていった。Bさんのまとめた書類はキレイで見やすいと評判だったのに、
改行がおかしい、敬語の間違いなど、急に読み辛いものになった。また、あえて難解な言葉を使いたがるBさんが言葉を思い出せないということが増えた。その時は訝しく思ったけど、人間誰しも不調はあるだろうとそんなに気にしていなかった。



170:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:06:28.73 ID:MkE7++yOi

しかし、Bさんの不調は一向に治らなかった。
その頃から、ストレスもあってか、Bさんの性格の悪いところが拡大され、一層僻みっぽくなっていった。特にA君に対する嫌味が酷い。
1人前に仕事をこなすようになったA君の、それこそ重箱の隅をつつくような指摘をしたり、
果ては仕事とは関係のないことまで言い出す始末。
女性社員を誘惑してるんじゃないか、とか、八方美人って実際は嫌われるわんだ、とか、最早ただの言い掛かりでしかないものだった。
ここまで来ると、周りも注意していたが、Bさんの態度は硬化するばかり。また、A君への執着はますます増していった。
みんなのBさんへの不満も高まっていったが、俺が一番気になったのは、それと比例するかのように、Bさんが何もかも上手くいかなくなっていることだった。
仕事は量も質も激しく落ち、煙草の量が増えたのか血色も悪く、太ってきた。今までBさんは誰のことも見下していたが、仕事だけはきちんとこなしていたし、こんなに疲弊しきったこともなかったので不思議だった。
そんな折り、A君と飲みに行くことになった。仕事後に付き合ってくれないかと、とA君に誘われたのだ。
A君と2人で飲むのは初めてではなかったが、あまり明るい雰囲気ではなかったので、愚痴や相談があるのだろうと思った俺は、いつもよりちょっと良い飲み屋に連れて行った。
個室の座敷でぼちぼち食べて飲んでいると、A君が言いにくそうに切り出した。
思った通り、Bさんのことだった。
でも、A君が語り始めたものは、俺が思ていた内容とは少し違っていた。



171:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:09:13.06 ID:MkE7++yOi

A君「俺、ちょっと特異体質というか、俺を嫌った人とか嫌がらせをしてくる人を不幸にしてしまうんです」

一瞬で、嘘だろ、まさかの電波?と恐慌を来した俺だが、そうではないらしく、A君は自身のことを話してくれた。

彼が言うには、これまでにA君を苛めたり、A君に害を与えた人は軒並み不幸になっているらしい。
例えば、A君を仲間外れにしようとして自分が孤立したり、A君の足を引っ掛けて転ばせようとした子が骨折したり等。その程度なら偶然の一致だよ、気にすんな、と慰めると、自分も最初はそう思っていたが、それで片付くレベルじゃないんだと言った。
なんでも、その人がA君にした・言った・しようと思ったことがそのまま本人に返るのだそうだ。
いくつか例を聞いたが、一番酷いのが、中学時代の話だ。
中学生の時、A君にはとても頭の良い同級生がいたが、その子は数学の成績でA君を抜けないことをずっと悩んでいた。
そしてある日、A君の数学のノートと教科書を机から盗み、それを燃やしてしまった。
しかし、その子は根は真面目だったので、A君が「あれー?数学の教科書とノートがないなー」と言っているのを見て、すぐに白状して泣いて謝った。A君はどちらも買うか写させてもらえばすむし、気持ちもわかるからと許した。
しかし、その日、教科書とノートを燃やした子の家が家事で全焼した。ストーブの消し忘れだったとか。幸いにも死人は出なかったが、A君は自分の持つものをその時認識したそうだ。
これはA君の意思とは関係なく発動するもので、相手がA君の好きな人や家族でも同じことが起こるらしい。お祓いにも行ったが、効果はないし、原因自体分からないとも言った。
だからA君は勉強も頑張り、自分なりに気を遣い、人に嫌われないように、不快感を与えないように努めてきたが、Bさんのようにどうしても合わないような人と出会うことがある、と。
このことはまだ親にも言ったことがなく、話したのは俺が初めてなのだそうだ。
マジかーと思いつつも、Bさんのことは俺が何とかすると約束し、特殊能力なんて漫画みたいでカッコいいじゃん!すげえ!飲め!とべそをかくA君を無理矢理盛り上げて、なんとか笑顔で帰すことが出来た。



173:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:56:00.32 ID:YUiQOy3Gi

俺もオカルトとか、人知を超えた力のようなものはあると思っている。
A君もすごく気にしているし、Bさんもこのままではよろしくない。どうにか引き離さないと、と考えながら、次の日出勤した。
その日もその日で、やはりBさんはA君に絡んでいた。もうそれしかやる事がないというように、A君の一足一投に反応する。
俺は前日に聞いた話もあり、いつも以上に気を遣って2人の距離を保とうとした。
仕方ない事なんだが、みんなA君の肩を持ち、Bさんを冷たい目で見るようになっていた。
今までは周りから若干スルーされても、逆に嘲笑っていたBさんだが、さすがに同僚達の視線にピリピリしている。
そこで俺が間に入って仲裁しようとした時、Bさんのがキレた。

Bさん「何なんだよ、お前ら!そうやってそいつの肩持つのかよ!こいつがうちに来てからろくな事がない!お前うぜえ、邪魔なんだよ!お前が息してるだけでこっちはストレスなんだけど?!わかる?自分がどんだけ迷惑かけてるか?!」
と、顔を真っ赤にしてみればまくし立てた。
周囲はその勢いに圧倒されて、口を噤んだ。A君も俺も呆然としてしまった。
言うだけ言ったBさんは荒い鼻息のまま、どすどすと部屋を出て行った。
しばらくの沈黙の後、誰かが「何あれ。意味わかんない」と言ったのを皮切りに、Bさんないわーみたいな悪口と、A君への慰めが始まった。
A君はまだ唖然としていた。



176:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:24:03.34 ID:YUiQOy3Gi

数分が経ち、騒ぎも収まると、各々仕事に戻っていった。
俺は、「僕は平気です」とみんなに言いながらも不安げなA君を気にしていて、Bさんのことを忘れていた。
そして、再びみんなが仕事に就き、静かになった頃、Bさんの存在を思い出した。
おそらくトイレか喫煙コーナーだろうな、と見当をつけていたが、そこで俺ははっとした。
まさかと思い、俺は慌てて部屋を飛び出し、Bさんを探した。
部屋を出てすぐにある喫煙コーナーにはいなかったので、トイレに向かった。
男性用のトイレの扉を押し開けようとしたが、動かない。
足下を見ると人が倒れている。Bさんだった。

それからは大変だった。生まれて初めてAEDを使うわ、救急車は呼ぶわ、と大騒ぎになった。
脳溢血でトイレで倒れ、時間にして3、4分。ここ最近の喫煙量や先程急に怒ったことが原因ではないかという話しだった。
病院には上司が付き添い、俺は仕事場のケア、もといA君のケアのために残った。
部屋に戻った時には既に知れ渡っていて、騒然としていた。その時点ではBさんの容態については何とも言えなかったが、ざっと現状を説明し、とりあえず場は収まった。
問題はA君だが、どう説明したってA君はショックを受ける。
俺が見つけた時、Bさんは呼吸が止まっていた。
これは、激昂したBさんがA君に「お前が息をしているだけで腹が立つ」と言ったからだ。
偶然かもしれないし、Bさんの不健康体からしたらおかしいことではない。でも、事実がどうあれ、A君はそう思うだろう。
俺がどう言おうか悩んでいると、それでもう察したらしいA君が、「すみません」と小さな声で謝った。
A君のせいじゃない、しっかりしろ、先輩らしく言ったものの、内心困惑しまくりだった。



178:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:50:12.07 ID:YUiQOy3Gi

結果として、最悪の事態は免れた。
Bさんは病院で一命を取りとめた、と次の日上司が教えてくれた。本当に良かった。
ただし、脳に障害が残り、不自由な身体になってしまい、もう職場復帰はせず、Bさんはそのまま退職することになった。
みんなほっとしたり、後味が悪い思いをしたりと様々な中、A君はまだ死にそうな顔をしていたが、ばんばん背中を叩いて、Bさん助かってよかったなー!と声をかけると、「はい」とようやく笑ってくれた。

俺はそう言いながらも、もし、BさんがA君に「死ね」と言ったらどうなっていたのか……と考え、背筋を凍らせた。

A君が思い詰めてどうにかなったりしないかと、無駄に構ったりいじったり、飲みに誘ったりした甲斐があったのか、今では気持ちも持ち直し、仕事に励んでいる。
余談だが、Bさんは奥さんの実家に越して、リハビリがてらに畑仕事をしたりしながら楽しくやっているらしい。
簡単な近況報告と美味しい農産物が届いて、職場のテンションが上がった。
ちなみに、宛先が俺宛で、俺のマンションに届いたので、それを持って会社に行くのはなかなか骨が折れた。
届いた時に何かと思い箱を開けたので、職場宛の手紙とは別に一筆箋が入っているのを発見した。
そこには俺への感謝と、A君への謝罪が一言ずつ書かれていた。
このことはA君にだけこっそり伝えた。それを聞いたA君は、なんというか、言い表せないような表情をしていた。すごく嬉しそうだった。

Bさんが助かって本当に良かったと思う。
あと、今後、A君が悲しい思いをしないように心から祈るよ。



177:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:28:40.87 ID:kNoLSjGT0

>>176 
やはり脳の病気だったか 
Bさんがいきなり怒りだしたのはA君以外にも原因があると思う 
性格が変になり皆で避けていたら脳の病気で手遅れになった、なんてあるらしいし 



179:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:55:26.57 ID:YUiQOy3Gi

>>177 
怖い! 
見るからに顔色悪いから、Bさんに病院を進めたりも暗にしたんだけど、もっと気を付けないといけないな。 



長々とごめんなさい。あと、変な改行と誤字も多かった。ごめん。 
ほんのり怖い、じゃなかったかな。 
支援ありがとう! 
周りの人を無碍にしてはいけないし、そうされていい人はいないと思ったよ。 
みんなも自分も周りも大事にね! 



182:本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 22:03:03.07 ID:PUO7WfWKO

A君には守護するというより相手に返しちゃう的な強い何かが憑いてそうw
洒落怖だったか?の「巣くうもの」みたいな、
宿主を守ってくれるけど善ではない何か








155 :本当にあった怖い名無し:2007/03/04(日) 22:29:33 ID:+8vYw1MDO
俺に父はいない。
俺と双子の妹が生まれるずっと前に癌にかかり、俺たち兄妹が生まれて暫くしてから亡くなったらしい。

俺たち兄妹も小学生になったある日。
学校から帰ってのんびりしているときに隣家で火事、あっという間に俺たちの家にも火は燃え移った。
母は仕事でいなかった。
妹の手をとり部屋から脱出しようしたが、
ドアノブが火の熱によって溶かされ出れそうにない。(このとき俺は右手を火傷した)
部屋は二階だし、窓から脱出しようにも出来るわけがない。
俺は助けが来るまで、熱から妹を守るため布団で妹を包み必死にだきしめた。
ただ、俺も妹も限界に近い・・・そん時だった。誰かが俺の体を包み込んだんだ。

俺たちは無事助かり、どういう経緯で家から脱出したかは覚えてはいない。


156 :本当にあった怖い名無し:2007/03/04(日) 22:31:21 ID:+8vYw1MDO
ただ微かに覚えてるのは、グシャグシャ泣き顔の母。
それと、あの火事のなか「手、痛いだろ・・・偉いぞ。男の手は愛する人を守るためにあるんだ」て言葉と、ずっと誰かが抱きしめててくれたこと。
確かその人は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下には傷痕があった。

後々大きくなった俺たちに、母から父の手紙をもらった。
それと、俺たちが生まれて間もない頃だろう、家族写真が何枚か入っていた。
ありがちな展開だけどさ。写真の中で笑う父は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下に傷痕があった。
薄くて誤字だらけの手紙は読むのがやっとで、手紙の最後にはこう書かれてた。
『男の手は愛する人を守るためにあるんだ。おばけになっても、俺は家族を守る。』

俺に父はいない。でも俺にとって父は偉大で、大切なことを教えててくれた。
妻と、もうすぐ生まれる子供をこの手で守っていくよ、あなたを見習って。









360 :本当にあった怖い名無し:2008/03/08(土) 07:11:37 ID:tvtoRthPO

俺も小学校高学年の頃、各学区対抗の運動会に出た事があった。
昼飯に仕出し弁当が振る舞われたんだけど、あるおかずに箸を付けた途端、
「ダメッ!」って大きな声で怒鳴られて、ビックリしておかず落としちゃったんだ。
ビクッとしたんで、「どした?」って周りの奴に聞かれた。
怒鳴り声の話をしたら、誰もそんな声は聞いてなかった。
何となく気味悪くて、弁当箱に落としたそのおかずは食べなかったんだ。

 

 

360 :本当にあった怖い名無し:2008/03/08(土) 07:11:37 ID:tvtoRthPO

運動会は無事に終わったんだけど、夜になる位にウチに電話が掛かって来た。
弁当が原因と思われる食中毒が発生してました。
しかも原因は、どうも俺が食べなかったおかずらしい。

 



 

360 :本当にあった怖い名無し:2008/03/08(土) 07:11:37 ID:tvtoRthPO

何で忘れてたんだろって思ったんだけど、理由も思い出したわ。
怒鳴り声の顛末を説明した周りの奴からしつこく聞かれたり、
一部の奴から「お前が何かしたんだろ」ってイジメられたんだわ俺。
本当は感謝するべき良い話なのに、嫌な思い出になって無理に忘れたんだなぁ…








931 :本当にあった怖い名無し[sage] :2005/10/22(土) 11:34:10 ID:VjYZZPsx0
昔ばーちゃんから聞いた話を一つ。
第二次世界大戦中うちのばーちゃん(サノ)が10歳のころお姉さんと避難のために親元を離れ田舎の遠い親戚の家に預けられていた。

しかしこの村にも爆弾が落とされたくさんの人が死に親戚の人も亡くなってしまった。
サノとねーさんはそこにはいられなくなりその日のうちに隣の県にある
もう一つの親戚の家に行くことになりました、
空襲で線路は壊され歩いて行く事になりましたが道は険しく、
食料不足のため治安も最悪でした、人気の無い山道を選んだがとても寒く、
そんなときは「新聞紙を服の中に挟むと暖かいよ」とねーさんが優しくサノを守ってくれました。


何とか県境へ入りそこからバスで親戚の家へ向かいましたバスの中でサノはいつの間にか寝てしまい、起きると親戚のおばさんに起こされていました
「よく一人できたね、サノちゃんはホントにえらいわー」と言われた、
起きると姉はいなくなっていたのだ、
それどころか姉は実家にいたときサノが9歳の頃にすでに肺炎で亡くなっていたのだった。
この1年間共に過ごした姉はこの世の人では無かったのでした。








451 :450:1/3:04/08/24 03:44 ID:T+GqBS2X

中2の夏だった。そのとき俺は、ちょっとした徳島の田舎の学校に通ってた。
この時期って言ったら、中学校生活でも一番暇な時期だった。
クラブは一応柔道をしてたんだけど、部員が全員中2で、数も5人しかいなかった。
その上顧問もかなりいいかげんで、
夏休みなんて初めの五日ぐらい簡単な練習して、残り一ヶ月強は丸々暇になった。

 

そこで、俺と、特に仲のいいSとKの三人で、四国をママチャリで回ろうということになった。
夏休み最後のクラブ練習を午前中に終えた俺らは、
うちの親の車に積んであった四国の地図を持ち出して見ながら、
近くの神社でアイスを食いつつ、だべりながら行き先を決めていた。
どうせなら、夏休み明けにみんなに自慢できるところがいい。

 

いろいろな案が出たが、Sが提案した「吉野川を上って祖谷にたどり着く」に決まった。
祖谷っていうのは、徳島の西端にある地方の総称で、日本でも屈指の秘境だ。
他に室戸岬や高松へ行くといった案もあったが、『秘境』という言葉に惹かれた俺らは、
大体一週間の予定で出発の準備を進めた。

 

 

451 :450:1/3:04/08/24 03:44 ID:T+GqBS2X

出発当日。朝六時に中学校の正門で待ち合わせた俺らは、半日ほどかけて吉野川に出た。
早ければ2時間もかからなさそうな距離だが、なんせ弱小柔道部だったから。

 

さらに、休憩も20分おきぐらいにしたし、
カキ氷屋や駄菓子屋を見つけては立ち止まってたから、無理もなかった。
出た場所は吉野川中流域で、道もあんまり広くなく、その当時はあんまり走りやすくはなかった。
すぐにヒグラシの音があたりを包み始めた。夜も近い。

 

「そろそろ寝場所さがさなあかんな。もう疲れたわ」
しばらく走ったが、眠れそうな場所もない。
俺らはテントも寝袋も持ってなかった上に、空の具合も悪かったため、
なるべくベンチと屋根がそろった寝床を、探すことが必要だった。
しかし、あたりには鄙びた田園と、薄暗く曇天を映し出した川面以外ない。
仕方なく俺たちは、夕闇迫る一本道をひたすら進んだ。

 

いつしか吉野川は姿を消し、あたりは徐々に緑深くなっていった。
小心者のKが、「戻ってどっかの民家に泊めてもらったほうがいいって」といっていたが、
俺とSは、せっかく進んだ道を引き返すのは勿体無いと反対し、さらに道を進んだ。

 

 

452 :450:2/4:04/08/24 03:48 ID:T+GqBS2X

やがて道は、突き当たりへとに差し掛かった。
この道は途中から山道になったため、坂で体力を消耗して時間を食ってしまった。
そのせいであたりはすっかり暗くなってしまい、Kが持参していた懐中電灯の明かり以外何もなくなった。
さらに悪いことに、小雨まで振り出してきていた。
髪をぬらしながら、俺たちは突き当りをどっちに進むか話し合った。

 

左は荒れてはいるものの、アスファルトの道が続いているが、その先に明かりは見えない。
右は急にオフロードに変わってはいるが、
うっそうとした木々の間の、さらに向こうに明かりがとうと灯っている。
電灯の明かりか民家の明かりか、区別もつかない。
だけど、とにかく行ってみようということで(当然Kは猛反対だったが)、
荒れた幅1メートルと少しばかりの道を、自転車を押しながら無言でひたすすんだ。
大体8時過ぎのことだった。

 

それから三十分以上がたつと、いよいよ道は獣道に差し掛かってきた。
変な虫はたくさん飛び回ってるし、ずっとクモの巣を掻き分けながら進んでた。
この道は右手すぐには急な山林が広がっていて、
左手には崖があり、そのすぐ下にせせらぎが流れているようだった。
とにかく暗くて、最悪の経験だった。
しかし、前までは遠くに見えていた光も、かなり近づいたように思える。
まさに、希望の光そのものであった。

 

ようやく光の正体が明らかになった。
それはただの電灯で、Kはそのショックさの余り泣き出してしまった。
責任感の強いSは、その横で必死にあたりを散策していた。

 

俺はKに勇気付けていると、Sの声が遠くでした。
「おーい!ボロ屋があるぞ!」
ひとつ峠を越えたので、あたりは山々に包まれ、
闇の中にぽつんとした汚い道の脇に、電灯の光が放り出されている形だった。
雨はしつこく降り続いている。空気が生ぬるい。
「何でこんなところに電灯なんて・・・」
と思いつつ、俺とKはSの声のするほうへ、道を外れて草を分け入りつつ向かった。
どうやら昔は草などはなく、道があったようだ。明らかに周りと草の感じが違う。
すぐ奥にSと、不気味に暗く浮かび上がる、民家のようなものが現れた。

 

 

453 :450:3/5(予定より長くなった):04/08/24 03:49 ID:T+GqBS2X

木造だったので状態はかなり痛んではいたものの、割と造りは立派で、雨をしのぐ場所がきっとあると思い、
少し恐怖感はあったものの、ほっと俺たちが肩をなでおろした瞬間だった。
懐中電灯をもって、あたりを照らしていたKの手が止まった。

 

ちょうどSが民家の前に立っていたのだが、そのSのいる奥のほうを照らしている。
俺はKに付き添っていたので、Kの照らしているところを見た。
そこは民家の離れのような場所だった。じっと離れを照らしたまま動かない。
「どうしたんや?もっとまわり照らせや」
俺がそういうと、Kは再び泣き出して、その場から逃げ出そうとした。

 

俺とSはKをなだめ、しばらくしたところで事情を聞いた。
「あそこに・・・女の子がずっとおる・・・」
「はあ?」
はじめはそう思った。
Kはその後もダダをこね、「帰る」と言い出すも、
この天気じゃどうしようもないし、帰るんなら一夜ここですごさな仕方ないと説得し、
何とか落ち着かせて、民家へ近づいた。

 

裏手は高く崖がせり出していて、両脇はうっそうとした森だった。
屋根はかなり穴があいていたが、屋根もあるし、床も抜けていない部屋がひとつだけあった。
柱はかなり痛んでおり、ふすまや玄関などは完全に消失していたので、外の様子は常に確認できる。
Kはずっと、離れのほうを気にしているようだった。
「まだおる・・・ずっとこっちみてる・・・」
さすがに気味が悪くなった俺らだったが、疲れていることもあったので、眠いという気持ちが専攻していた。
Sの時計は、すでに11時を回っていた。
俺たちは汚れた木床に横になり、数分もすると俺は意識を失っていた。

 

 

454 :450:4/5:04/08/24 03:50 ID:T+GqBS2X

多分、俺が寝て3時間以上はたってたと思う(時間は確認してない)。ふと目が覚めた。
SとKは熟睡していて、Kはいびきまであげていた。あんなに怖がっていたのに、よほど疲れていたんだろう。

 

尿意を催していた俺は、庭と思しき場所へ出た。
すでに雨は上がっていて、流れる雲の間から、月が見え隠れしていた。
少しその光景に見とれたあと、俺は離れらしい場所まで行って、
その脇の森の木で用を足そうとして、森のほうを見た。
俺は声を失った。

 

樹間を黄色い光(色ははっきり覚えていない)が三つばかり、フラフラと、
まるで先ほど見た月のように、木々の間をちらほらと縫っていたんだ。
気づくと、俺は生まれて初めて動けなくなっていた。誰かが負ぶさってる・・・。
何かが俺の胸を触れた。後ろから子供の手らしいものが、前に回りこんできたのだ。
そのなにかは耳元でこういった気がした。
「でていって・・・」と。
今でもはっきり覚えてる。かすれた少女の声だった。

 

どうやら俺たちは、足を踏み入れてはいけない場所に来てしまったらしい。
俺が、「分かりました、ごめんなさい」と念じると、重かった空気が解けた気がして、ようやく自由になった。
そして、すぐに雨が降り出してきたので、私は急いで部屋に戻った。

 

今までよりもすごい勢いの雨である。
そんな中ここを出て行くのも気が引けるが、俺は部屋にいたSとKに事情を話し、逃げることを促した。
「このままじゃ呪い殺されるぞ!」
さすがにみんな怖くなったようで、大雨の中カッパを着込んで外に逃げ出した。
凄まじい雨で雷もなっていた。そんな中、俺たちが自転車のある外の道へと戻ろうとしたその瞬間である。
低く凄まじい音が、俺たちの後ろから鳴り響いた。

 

 

455 :450:5/5:04/08/24 03:51 ID:T+GqBS2X

なんだ!?と俺たちが後ろを振り返ると、50cmぐらいの岩が次々と裏手の崖から落ちてきたかと思うと、
次には大量の土砂が家に覆い被さったではないか。
バキバキと音を立てて家は壊れ、やがて全体を飲み込もうとしていた。
「逃げろ!」
みんな、全速力で逃げた。
凄まじいがけ崩れで、俺も小さな石が頭にあたって血が出たし、Sも足を何かで切っていた。
でもずっとあの部屋にいたら・・・。今ごろこの程度じゃすまなかった・・・。

 

唖然としながら大雨の中、自転車のそばでへたり込んでいた。
雨は、ようやく訪れた夜明けと同時にやんで、東からは見事な朝日が昇ったのを覚えてる。
「昨日の女の子、いい奴だったんやなあ・・・」

 

朝になって、付近を走っていると地元の人に会ったんで、話を伺った。
どうやらこの地域は地盤がとてもゆるくて、がけ崩れなんてしょっちゅうらしい。
あと、女の子の話もしたんやけど、
なんかこの地方には昔から良い精霊がいて、それじゃないかということだった。

 

今思い出してもゾッとする。
あのとき、あの少女に会っていなければ俺たちは・・・って思うとね。

 

その後は、おかげで無事祖谷を観光して、帰路に着くことができました。
まあ、この途中にもニ、三不思議なことはあったんやけどね。さすが四国って感じ。

 








103: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 17:16:41.70 ID:l13qJlNn0.net
狐憑き?に詳しい人います?
過去、4回程死に掛ける経験をしてるのですがその度に狐が関係するというか
狐を見るのですが。。

こないだ手相占い?に行ったら狐が守り神の家系?と聞かれて気になっています。
実家も特殊と言えば特殊ですが、、気になる人がいましたら詳細書かせて頂きます。

105: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 18:18:09.39 ID:OClHYbXtO.net
特殊な実家とは、詳しく説明して。

106: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 18:43:27.76 ID:l13qJlNn0.net
>>105
実家については、古くからある家で豪農?の本家です。
家の敷地内に土地神を祀った社がありますが、これが狐なのかはわかりません。
3代前の長男が27で病死し後を継がなかった事から、そこから先の子孫は何故か
27でほぼ死に直面していたり、長男が後を継がずに亡くなっています。

私の父も後を継ぐ事なく急死し(今は長女であった祖母が未だ当主です)、
私の兄弟の兄(長男)は27で大腸を患い手術ミスから生死を彷徨いました。
今も大腸の病気の後遺症で定期的に体調を崩しひどいときには入院し治療。
姉は、交通事故で同様に生死を彷徨っています。

次男の私は覚悟をしておりましたが、このタイミングでは何もなく無事でしたが。。
結局、私が後を取る事になる様な状況ではあります。。

108: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 18:52:45.26 ID:l13qJlNn0.net
続き
手相を見に行かされたのは現当主である祖母の命令でしたが、その際に
私の手相の仏門線を見てもらうようにと言われましたが、結果は恐ろしい位に
強く仏門線が入っているとの事で、ほぼ跡継ぎ確定コースとなってしまいました。。

また、私個人の狐事件経験については、
今から大体20年程前の家族旅行で長野に向かった際に父親が山道で狐を見つけた
直後に車がスピン。あわや崖下に転落する所でした。。
この際にJAFを待っている間にずっと狐が見ていたのが一番最初です。

次は私が学生時代にバイク通学をしていた際になりますが、一方通行の道から勢い良く飛び出して
来た車を避けようとして頭を顔面から電信柱に強打。
歯を2本欠損、顔面6か所、脳内出血の大事故でしたがこの時も路肩で寝ていたら道の脇に
白い狐がぼーっと見えていた記憶があります。

110: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 19:03:01.58 ID:l13qJlNn0.net
さらに続きます。
長くなり申し訳ないです。

その後、怪我が治った後も性懲りもなくバイクに乗り続け、サーキット走行中に
前方のバイクが急なライン変更を行い、逃げ場がなくまた大クラッシュ。
そこでもサーキット場にいるはずの無い白い狐を目撃。

次が一番不思議なのですが、恥ずかしながら離婚経験がありまして、離婚と親友の
自殺が重なり精神的にボロボロとなり自身も自殺を考えて車で親友の自殺した場に向かって
る最中、ブレーキが故障した車が私の車に突っ込んで来る大事故。
この時は私は怪我はなく脳震盪でぼーっとしている時に、また白い狐が道端に。
この時、はっきり覚えているのは尻尾が3本ありました。

今でも不思議なのは、この狐は守っているのか祟っているのかが分からない所ですね。。


ご返答頂いたお社については毎年神主様が来て祈祷と供物を捧げる事は
しております。

ご質問あれば返答させて頂きます。

112: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 19:22:43.88 ID:l13qJlNn0.net
実家は稲荷かどうかは不明なんです。
神主様も代替わりで当時の方はいませんので。。

祖母に言わせると代々裏山に土地神の化身として白蛇がいて、それを祀っている
との事ですが。。

確かに子供の頃に白蛇は何度か目にしてはいますが。。

狐に関しては急死に一生を得てると捉えるのか、はたまた狐の悪戯?で事故に
巻き込まれているのかが悩むところではあります。
全てにおいて医者や警察がよく生きていたと驚く程の事故なので前者であってほしい
とは思いますが、、

114: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/11/21(金) 19:33:32.96 ID:l13qJlNn0.net
これも関係するかはわかりませんが、ふと思い出したので。。
子供の頃より気学の方位取りをやらされておりまして、3.11の大地震の日も
仙台に方位取りに行く予定でした。
何故か間違えなく財布に入れていたチケットが行方不明となり駅で立ち往生していたら、会社から緊急連絡
が入り着の身着のまま仕事に戻る羽目になり、言葉は良くないですが免れたという経験もあります。

手相師さんには神仏共に加護が強く出ていると珍しがられ、過去の経験を教えてほしいと
無料で色々見ていただけましたが、本人としては不思議だなぁという気持ちと何故に自分だけ?
という考えしか無いんですよね。
神社の生まれでもなければ、お寺の生まれでもありませんし。。







635 :本当にあった怖い名無し:2010/02/24(水) 22:46:53 ID:PNpuvg8j0

大学の時、入居していたアパートでの話。 

そこは入学してから住み始めたのだが、
仲良くなった友人のの一人を部屋に呼んだ時、「部屋の角に女がいる」と言われた。
なんでも、そいつは霊感があるらしく、そういうことがわかるとのことだった。
ただ、霊能者のようなことは一切できず、
俺の部屋に居るという女についても、何でいるのかとか、いつからいるかとかは全く分からないと付け加えた。 
俺はというと霊感など全く無く、入居してからも金縛りひとつ遭ったこともないので、初めは悪い冗談かと思ったが、
割とまじめな奴だったので、半信半疑ながらもどうすればいいか尋ねてみると、 
「霊能者じゃないので、わかんないけど、何もないならこのままでいいんじゃない?」と無責任な返答だった。 
「じゃ、悪霊じゃないっていこと?」
「うーん、たぶん…寂しそうだけど…」
姿は普通で、クラスやサークルにいてもおかしくないとも言った。 
悪霊じゃないにしろ、霊が部屋にいるっていうのもいい気はしないので、あれこれハウツー的なことも聞いてみたが、
結局は「霊能者じゃないんで…」で逃げられた。 
だったらそもそもこんな事言うなよとも思ったが、
ついでに「もしかして、可愛いとか…」と言うと、 
「………うん、けっこう…」と返ってきたので、何も感じない俺としてはよしとすることにした。


636 :本当にあった怖い名無し:2010/02/24(水) 22:47:53 ID:PNpuvg8j0

そう言われた日から先も、ラップ音ひとつない静かなもので、
日常としても、ついてる日があれば酷い目に遭う日もあるといった、当たり前の時間が過ぎていったので、 
俺自身、部屋の中に女の霊が居ることなどほとんど意識しなくなっていった。
友人との会話でも、このことはほぼ話題に出なくなっていった。 
意識しなくなっていった結果、健康な男性としては当然なのだが、
最初は遠慮がちに見ていたH本やAVなども平気で見るようになった。 

そんな生活が半年くらいたった時、体にひっかき傷が出来るということがたびたび続いた。 
たいして痛みはなく、数日後には綺麗に治ってしまうのだが、
主に腕、たまに顔や足など、3~5センチくらいの新しい傷できるようになっていた。 
たいてい洗面や風呂に入る際に発見する具合で、心当たりは全くなかったが、
しばらくしてあるひとつの法則に気付いた。 
それは、AVを見た次の日にできるということだった。 
もしや、彼女が…
まさかとは思ったが、見るAVもより刺激的なものに発展していたので、同年代の女の子なら完全に引くなと思った。

それで俺は例の友人に来てもらい、事情を話してみた。 
「何度も言うが霊能者じゃないんで、真実はわからんけど、なんか表情が寂しさから怒りに変わってる」という感想だった。
えー、やはりAVが原因っすか!?と思ったが、AVは必須アイテム化していたので、深刻な悩みとなってしまった。 
傷はいやだし、AVは見たい。そのうち、ひっかき傷ではすまなくなるかもしれない。



637 :本当にあった怖い名無し:2010/02/24(水) 22:49:14 ID:PNpuvg8j0

悩んだ俺が自分で出した答えは、霊にはAVを見せなければいいのではというものだった。 
その工夫というわけではないが、
なるべく刺激しないように、鑑賞する時はテレビにシーツをかぶせ、イヤホンで聴くという方法をとるようにしてみた。 
ビンゴかどうかわからないが、とりあえずそれ以降全く傷はつかなくなった! 

そんなことがありながら無事1年以上過ぎたある日、バイトが忙しく激疲れな時にレポートが重なるという事態に陥った。 
その日ようやくレポートの目処がつき、ベッドに入れたのはかなりの深夜となった。当然すぐに爆睡に突入した。 
そこからの時間は全く覚えていないのだが、突然頭の中に『起きて!』という声がこだました。 
ビクッ!となり目を覚ましたものの、何、今の夢?って感じで横になったままでいると、
さっきと同じ感じで今度は『早く!』と声が響いた。(聞こえたではなく、脳に直接伝えられた感じ)
「わあ!!」
さすがに驚き上体を起こすと、なんとなく視界に白くモヤがかかっているように思えた。
あれっと思いながら目をこすると、月の薄明かりが入る部屋は本当に白かった。 
煙!あわてて何ももたず玄関から外に飛び出してみると、アパート入り口横のゴミ置き場が濛々と火を上げていた。
俺の部屋はその道路に面した端だったので、もろに煙りが入り込んできたようだった。 

それからはパニック状態ながら、夢中で全部屋をノックしたり119番呼んだりしたが、
消火活動までは出来ず、ゴミ置き場からアパートに一部延焼してしまった。 
現場検証の結果は放火と見られたが、とりあえず怪我人がでなかったことが幸いだった。


638 :本当にあった怖い名無し:2010/02/24(水) 22:49:58 ID:PNpuvg8j0

ようやく消火が終わり部屋に戻ると、
部屋の中も消火の水が一部浸水しており、フローリングの床がびちゃびちゃになっていた。 
改めて事の重大さを感じた俺は、あの声のことを思い出した。 
もしや、助けてくれた?
俺は部屋の隅っこに向かって、「声をかけてくれて本当にありがとう」と声に出して言ってみた。 
部屋はシーンと静まりかえり、何の気配もなかった。

ひどい目に遭ったが、たいした家財道具もないし、まあ無事でよかったかなと冷静になると、レポートのことを思い出した! 
あんだけ苦労したレポートもオシャカか!?
「えっ?」 
レポートは書き終えた机の上に、全く濡れず残っていた。 
もちろん、偶然水がかからなかったのだろうが、すぐ横の筆記具などはびちゃびちゃになっており不自然だった。 
これも彼女?
命ばかりかレポートまでもと感動した俺は、部屋中360度まわりながら、「ありがとう!ありがとう!」と繰り返した。 
もちろん何も起きなかったが、俺は泣きそうだった。 
そして、たまたま全く水がこなかったコーナーに配置したラックから着替えをとろうした時、再び驚愕させられてしまった! 
全く水がないはずのその場所に置いておいたH本、AVコレクションが、全てびちゃびちゃになっていたのだった!




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