【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 守護




162 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 18:13:56.33 ID:MkE7++yOi

その後輩、A君は去年うちの部署に配属されてきた。
年は20代後半、イケメンで人当たりもいい、いかにも好青年という感じ。
それまでいたところとは畑違いな部署に来たこともあり、最初は手違いもあったけど、
努力家だし一度教えればそれで覚えてくれるので、教育係だった俺はとてもありがたかった。
俺を含め大半は彼を認めていたし、評価していたと思う。
気さくだけど礼儀正しく、ユーモアもある彼は職場にもすぐ馴染んだ。
しかし、彼を良く思わなかった人がひとりだけいた。

 

 

165 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:38:27.05 ID:MkE7++yOi

その人を仮にBさんとする。
Bさんは30代半ばの男性で、仕事は結構出来るんだけど、
人格に難ありというか、よく人を貶めた物言いをする人だった。
短所は言うまでもなく責め、長所まで言い方を変えて貶したりしていた。
痛烈に批判したり、泣くまで追い詰めたりすることはない。

 

 

166 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:45:08.09 ID:MkE7++yOi

ちょっと嫌な気分になる程度のものだったので大きな問題になったことはない。
みんな出来るだけBさんには関わらないようにする、聞き流すという対応をしていた。
新しく加わったA君に仕事を教えたりするのは俺の役目だったので、
俺が意識的にそうしていたこともあり、A君とBさんの接点は初めはあまりなかった。
今思うと、おそらくその頃からBさんはA君を良く思っていなかったのだろう。

 

ある日、A君が資料を作成していたら、そこにBさんがやってきて、
A君の仕事ぶりを観察し、そこに文句を付け始めた。

 

 

168 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 19:46:03.49 ID:MkE7++yOi

「その文おかしくない?まあそれでA君がいいと思うんならいいけど。
 あと、この形式じゃ見にくいと思うな。プリントして配って誰が見るか、まで考えてるの?
 あと、語彙が少ないよね~」
という感じで嫌味を言っているのを、トイレから戻ってきた俺が止めた。
A君は俺が教えた通りにやっている。今は草書の段階だ。とフォローし、
Bさんは心配なさらず、となんとか離れてもらった。
A君をいびりたくて、俺がいなくなるのを狙ってたんだろうな、と思うと少しげんなりした。
プライドが高いBさんは、有能で人好きのする、しかもイケメンのA君を妬んいたのだろう。
もともと予想していたことだし、だからこそお互いに近付けないようにしていたんだけど。
A君に大丈夫かと尋ねると、「はい、僕は」と困ったように笑った。

 

 

169 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:04:20.28 ID:MkE7++yOi

それから気になることが起こり始めた。
A君は全く問題なく仕事を覚え、すっかり重要な戦力となりつつあった。
が、どういうことか、それとは反対に、Bさんの作業能率が落ちていった。
Bさんのまとめた書類はキレイで見やすいと評判だったのに、
改行がおかしい、敬語の間違いなど、急に読み辛いものになった。
また、あえて難解な言葉を使いたがるBさんが言葉を思い出せないということが増えた。
その時は訝しく思ったけど、人間誰しも不調はあるだろうとそんなに気にしていなかった。

 

 

170 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:06:28.73 ID:MkE7++yOi

しかし、Bさんの不調は一向に治らなかった。
その頃から、ストレスもあってか、Bさんの性格の悪いところが拡大され、一層僻みっぽくなっていった。
特にA君に対する嫌味が酷い。
1人前に仕事をこなすようになったA君の、それこそ重箱の隅をつつくような指摘をしたり、
果ては仕事とは関係のないことまで言い出す始末。
女性社員を誘惑してるんじゃないか、とか、八方美人って実際は嫌われるわんだ、とか、
最早ただの言い掛かりでしかないものだった。
ここまで来ると、周りも注意していたが、Bさんの態度は硬化するばかり。
また、A君への執着はますます増していった。
みんなのBさんへの不満も高まっていったが、俺が一番気になったのは、
それと比例するかのように、Bさんが何もかも上手くいかなくなっていることだった。
仕事は量も質も激しく落ち、煙草の量が増えたのか血色も悪く、太ってきた。
今までBさんは誰のことも見下していたが、
仕事だけはきちんとこなしていたし、こんなに疲弊しきったこともなかったので不思議だった。

 

そんな折り、A君と飲みに行くことになった。仕事後に付き合ってくれないかと、とA君に誘われたのだ。
A君と2人で飲むのは初めてではなかったが、あまり明るい雰囲気ではなかったので、
愚痴や相談があるのだろうと思った俺は、いつもよりちょっと良い飲み屋に連れて行った。
個室の座敷でぼちぼち食べて飲んでいると、A君が言いにくそうに切り出した。
思った通り、Bさんのことだった。
でも、A君が語り始めたものは、俺が思ていた内容とは少し違っていた。

 

 

171 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:09:13.06 ID:MkE7++yOi

「俺、ちょっと特異体質というか、俺を嫌った人とか嫌がらせをしてくる人を不幸にしてしまうんです」
一瞬で、嘘だろ、まさかの電波?と恐慌を来した俺だが、
そうではないらしく、A君は自身のことを話してくれた。
彼が言うには、これまでにA君を苛めたり、A君に害を与えた人は軒並み不幸になっているらしい。
例えば、A君を仲間外れにしようとして自分が孤立したり、A君の足を引っ掛けて転ばせようとした子が骨折したり等。
その程度なら偶然の一致だよ、気にすんな、と慰めると、自分も最初はそう思っていたが、
それで片付くレベルじゃないんだと言った。
なんでも、その人がA君にした・言った・しようと思ったことがそのまま本人に返るのだそうだ。
いくつか例を聞いたが、一番酷いのが、中学時代の話だ。
中学生の時、A君にはとても頭の良い同級生がいたが、その子は数学の成績でA君を抜けないことをずっと悩んでいた。
そしてある日、A君の数学のノートと教科書を机から盗み、それを燃やしてしまった。
しかし、その子は根は真面目だったので、
A君が「あれー?数学の教科書とノートがないなー」と言っているのを見て、すぐに白状して泣いて謝った。
A君はどちらも買うか写させてもらえばすむし、気持ちもわかるからと許した。
しかし、その日、教科書とノートを燃やした子の家が家事で全焼した。ストーブの消し忘れだったとか。
幸いにも死人は出なかったが、A君は自分の持つものをその時認識したそうだ。
これはA君の意思とは関係なく発動するもので、相手がA君の好きな人や家族でも同じことが起こるらしい。
お祓いにも行ったが、効果はないし、原因自体分からないとも言った。
だからA君は勉強も頑張り、自分なりに気を遣い、人に嫌われないように、不快感を与えないように努めてきたが、
Bさんのようにどうしても合わないような人と出会うことがある、と。
このことはまだ親にも言ったことがなく、話したのは俺が初めてなのだそうだ。
マジかーと思いつつも、Bさんのことは俺が何とかすると約束し、
特殊能力なんて漫画みたいでカッコいいじゃん!すげえ!飲め!とべそをかくA君を無理矢理盛り上げて、
なんとか笑顔で帰すことが出来た。

 

 

173 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 20:56:00.32 ID:YUiQOy3Gi

俺もオカルトとか、人知を超えた力のようなものはあると思っている。
A君もすごく気にしているし、Bさんもこのままではよろしくない。
どうにか引き離さないと、と考えながら、次の日出勤した。
その日もその日で、やはりBさんはA君に絡んでいた。
もうそれしかやる事がないというように、A君の一足一投に反応する。
俺は前日に聞いた話もあり、いつも以上に気を遣って2人の距離を保とうとした。
仕方ない事なんだが、みんなA君の肩を持ち、Bさんを冷たい目で見るようになっていた。
今までは周りから若干スルーされても、逆に嘲笑っていたBさんだが、さすがに同僚達の視線にピリピリしている。
そこで俺が間に入って仲裁しようとした時、Bさんのがキレた。
「何なんだよ、お前ら!そうやってそいつの肩持つのかよ!
 こいつがうちに来てからろくな事がない!
 お前うぜえ、邪魔なんだよ!お前が息してるだけでこっちはストレスなんだけど?!
 わかる?自分がどんだけ迷惑かけてるか?!」
と、顔を真っ赤にしてみればまくし立てた。
周囲はその勢いに圧倒されて、口を噤んだ。A君も俺も呆然としてしまった。
言うだけ言ったBさんは荒い鼻息のまま、どすどすと部屋を出て行った。
しばらくの沈黙の後、誰かが「何あれ。意味わかんない」と言ったのを皮切りに、
Bさんないわーみたいな悪口と、A君への慰めが始まった。
A君はまだ唖然としていた。

 

 

176 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:24:03.34 ID:YUiQOy3Gi

数分が経ち、騒ぎも収まると、各々仕事に戻っていった。
俺は、「僕は平気です」とみんなに言いながらも不安げなA君を気にしていて、Bさんのことを忘れていた。
そして、再びみんなが仕事に就き、静かになった頃、Bさんの存在を思い出した。
おそらくトイレか喫煙コーナーだろうな、と見当をつけていたが、そこで俺ははっとした。
まさかと思い、俺は慌てて部屋を飛び出し、Bさんを探した。
部屋を出てすぐにある喫煙コーナーにはいなかったので、トイレに向かった。
男性用のトイレの扉を押し開けようとしたが、動かない。
足下を見ると人が倒れている。Bさんだった。

 

それからは大変だった。生まれて初めてAEDを使うわ、救急車は呼ぶわ、と大騒ぎになった。
脳溢血でトイレで倒れ、時間にして3、4分。
ここ最近の喫煙量や先程急に怒ったことが原因ではないかという話だった。
病院には上司が付き添い、俺は仕事場のケア、もといA君のケアのために残った。
部屋に戻った時には既に知れ渡っていて、騒然としていた。
その時点ではBさんの容態については何とも言えなかったが、ざっと現状を説明し、とりあえず場は収まった。
問題はA君だが、どう説明したってA君はショックを受ける。
俺が見つけた時、Bさんは呼吸が止まっていた。
これは、激昂したBさんがA君に『お前が息をしているだけで腹が立つ』と言ったからだ。
偶然かもしれないし、Bさんの不健康体からしたらおかしいことではない。
でも、事実がどうあれ、A君はそう思うだろう。
俺がどう言おうか悩んでいると、それでもう察したらしいA君が、「すみません」と小さな声で謝った。
A君のせいじゃない、しっかりしろ、先輩らしく言ったものの、内心困惑しまくりだった。

 

 

178 :本当にあった怖い名無し:2014/01/27(月) 21:50:12.07 ID:YUiQOy3Gi

結果として、最悪の事態は免れた。
Bさんは病院で一命を取りとめた、と次の日上司が教えてくれた。本当に良かった。
ただし、脳に障害が残り、不自由な身体になってしまい、
もう職場復帰はせず、Bさんはそのまま退職することになった。
みんなほっとしたり、後味が悪い思いをしたりと様々な中、
A君はまだ死にそうな顔をしていたが、ばんばん背中を叩いて、Bさん助かってよかったなー!と声をかけると、
「はい」とようやく笑ってくれた。
俺はそう言いながらも、
もし、BさんがA君に「死ね」と言ったらどうなっていたのか……と考え、背筋を凍らせた。

 

A君が思い詰めてどうにかなったりしないかと、無駄に構ったりいじったり、飲みに誘ったりした甲斐があったのか、
今では気持ちも持ち直し、仕事に励んでいる。
余談だが、Bさんは奥さんの実家に越して、リハビリがてらに畑仕事をしたりしながら楽しくやっているらしい。
簡単な近況報告と美味しい農産物が届いて、職場のテンションが上がった。
ちなみに、宛先が俺宛で、俺のマンションに届いたので、それを持って会社に行くのはなかなか骨が折れた。
届いた時に何かと思い箱を開けたので、職場宛の手紙とは別に一筆箋が入っているのを発見した。
そこには俺への感謝と、A君への謝罪が一言ずつ書かれていた。
このことはA君にだけこっそり伝えた。
それを聞いたA君は、なんというか、言い表せないような表情をしていた。すごく嬉しそうだった。

 

Bさんが助かって本当に良かったと思う。
あと、今後、A君が悲しい思いをしないように心から祈るよ。

 






59 :(゜Д゜) :2014/04/15(火)04:35:52 ID:yR6swAyHk
>>136なんだけど
そういや昔から不思議というか奇妙な冒険は度々してきました
霊感とかそんなもんは知らないですけど・・・

ちょっと一個投下

我が家では昔牛を4頭馬を1頭飼っていました
妹が1歳くらいの時に仏間に昼寝させていて兄と自分は外の牛舎に居ました
その日は子牛を一頭別の牧場に運ぶ日で、子牛は恐怖のあまり綱を振り切って逃げました
(鼻輪?に縄をつける前に業者に突進で柵を越えちゃった感じ)
子牛は母屋の縁側のガラスをぶち破って客間の箪笥に突進!
何度か箪笥に突進後襖をぶち破って仏間へ

妹が寝ている傍で何故か子牛は足踏み
兄と自分が見た光景は妹の前に「怒り狂ったラオウの様なおっさん3人が子牛を抑えている姿」
子牛はその場で座り込み御用
妹はこの騒動でも泣くことなく寝ていました

で、そこから自分が小学三年生のときに我が家に雷が落ちました
祖父の一周忌で親戚が大勢集まる中
自分は二階で昼寝中異様な音に気がつき目を覚ますと
目の前に「大きな球体」がにゅ~~んと現れました
静電気の塊のような球体
部屋中の埃やら小さな紙を巻き上げて迫ってくる!!


160 :(゜Д゜) :2014/04/15(火)04:58:08 ID:yR6swAyHk
と、思った瞬間自分の足を掠めて下の階へ・・・
少しすると物凄い音と親戚の人の「わー」という声

足がしびれてて動けない中、暫くして親戚の人が二階へやってきました
雷は「水雷様だ」とか騒いでいましたが、被害は自分と親戚2名と兄、妹の5人
軽い痺れのみですが、あとあと電気体質に・・・

下の階に下りた球体は家の中をゆっくりまわりチリなどを纏って仏間へ
仏間の一角で大きく方向転換をして最後、裏口からごみを巻き上げて消えて行ったそうです
家電製品も全然被害がなく、数名が常に強力な静電気もちになったくらい
家のごみと言うごみが綺麗になる出来事でした

そこから妹が中学生の時
妹はコタツで転寝、自分と兄はTVを見ていてふっと客間を見ると妹がゆっくり音も無く仏間のほうへ引きずられて行くのを見ました
見間違い?と思ってコタツで転寝している妹を見ると明らかに血色が悪い

兄と自分は何故か「このまま持っていかれたら妹は死んでしまう!!」って思いました
兄は妹を起こそうと、自分は客間の妹を捕まえようと無我夢中でした
祖母が異変に気付いて、仏間に向かって「XXさん!△兄さん!○○!行かせちゃダメだ守ってくれ!」って言いました
数分後妹は「怖い夢を見た・・・」と何事も無かったように起きだしました


実はこの仏間というか、旧実家はある事がされていて、多くの奇妙な冒険を1999年まで味わうことになります

奇妙慣れしてしまった自分は後半ちょっとそんな出来事が面白く感じたりもありました

161 :名無しさん :2014/04/15(火)05:07:48 ID:xzO6jbBj0
中尾彬はもう3回以上死んでるはずなんだけど
またテレビに出てた

162 :名無しさん :2014/04/15(火)07:13:44 ID:1JSq1p6OA
(゜Д゜)面白い経験しすぎだろwしかし球電の実物見たってのは珍しいなうらやましい。

>>161あるある。「この人死んでなかったっけ」って有名人他にもいる。

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40 :本当にあった怖い名無し:2008/11/15(土) 04:18:06 ID:0TSh31gF0

人によったら笑えない話を一つ。

いきなりだが、俺は寝ていた。そして般若の形相の女に首絞められてた。
全く知らねえ奴だったんだが、ブツブツと「皆死ねばいい」を繰り返してる。
俺、自分でわかるほど息がヒューヒュー言っててヤバイ状況。

目が霞んできた頃、天井から何かスッスッっと垂れて来てるのに気付く。
?って思ってると、俺の額になんか当たる。
その後、首の方にトコトコ。途中、鼻穴に細いものが若干入りフガッってなったw
で、いきなり幽霊の癖に女が青ざめた顔して、
「ぎゃ嗚呼ああああああああああああああくぁwせdrftgyふじこlp;」
断末魔上げて消えた。
開放された俺。ゲホりながら、未だトコトコのそれをやんわり掴みながら起床、点灯。
右の掌に、掌サイズのBIGアシダカさん参上。
そんで「ありがとう、助かった」って言ったら、手からピョンと跳んで壁伝ってどっか行った。
幽霊でも苦手なモノってあるんだなwww

41 :本当にあった怖い名無し:2008/11/15(土) 04:36:32 ID:iANfxKmMP

>40
夜の蜘蛛は人の魂を乗せているっていうよ。
夜に現れる蜘蛛は、先祖とかそういう魂を乗せて、
何かを訴えるとか知らせようとしてる時に、現れる事があるらしいよ。

護ってくれたのかもね。


42 :本当にあった怖い名無し:2008/11/15(土) 04:53:21 ID:0TSh31gF0

へえそうなんだ。
俺はてっきり、以前洗面所で溺れてるのを助けたから、その恩返しかと思ってた。

因みに、その蜘蛛とは未だに同棲してます。
同種の別蜘蛛かもしれないが。






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245 本当にあった怖い名無し 2005/08/17(水) 10:35:41 ID:EDoumzb5O
少し長いですがレスさせてください。

俺が高校生だった頃、隣のクラスに目茶苦茶可愛い子がいて、俺は恋心を抱いていた。
一年ほど片想いをしていたが、体育祭の日、その子が俺に告白をしてきて付き合うことになった。
その子は高校でもかなりモテていたが、オレなんて全くモテないブ男と付き合うなんてどうかしてる!
と、周りの奴が噂するのを一時期学校ではよく耳にした。
俺も何度か『オレなんかのどこがいいの?』と尋ねた。
彼女は毎回ハニカミながら『笑顔が好きになった。周りが何を言おうが、私が好きなんだからいいぢゃん!』と言ってくれた。
すごく真っすぐな子だった。
俺は昔から自分自身にコンプレックスを持っていた。
『俺は不細工で頭も悪い』それがオレの口癖だった。
彼女はそんな俺に「でも私はそんな貴方が好きなんだから。自分で悪く言うのは辞めて。」と。
俺にはとても出来過ぎた子だった。
つづく

246 本当にあった怖い名無し 2005/08/17(水) 10:44:35 ID:EDoumzb5O
高校を卒業し、俺は町工場に就職、彼女は大学へ進学した。
彼女は大学の授業が終わるとしょっちゅう工場の前で俺の事を待ってくれていた。
19才のとき、彼女が妊娠した。俺達は周囲の反対(彼女が大学生だった為)を無視して結婚した。
彼女は当然、大学を中退、元気な女の子を産んでくれた。
俺に甲斐性がないので、彼女は半年後にはパートをして家計を助けてくれた。
金は無かったが毎日幸せだった。
娘が二歳になって間もなく、彼女は交通事故で他界した。パートの行きに車に跳ねられて。



248 本当にあった怖い名無し 2005/08/17(水) 11:00:43 ID:EDoumzb5O
俺は葬式でも涙が出なかった。彼女の死を信じられなかった。

それから三年経った。
俺は今でも彼女の事を引きずっている。
オレなんかと出会わなければ彼女は・・
俺は彼女のお陰で幸せだったが彼女には俺のせいで幸せを掴みそこなったんじゃないのか・・とか
生活する為に工場と夜のウエイターのバイトで彼女の忘れ形見の娘との会話もあまり無かった。
そのせいか、娘はいつも一人で絵を描いている。
昨日、仕事から帰ると、また娘が何か描いていた。
「それなに?」
愛想なく聞くと娘は
「おかあさん」
と答え、絵を書き続けた。
一瞬、ドキッとした。
「え?おかあさん?・・・お母さん何してるの?」
と聞き直すと
「今日はオカーサンとお砂場で遊んだの。」
娘が言った。
俺は、娘に聞いた
「どこのお母さん?お友達の?」

娘ははっきりと
「違うよ、美優(娘)のお母さんだよ。昨日も遊んだの」
と。

249 本当にあった怖い名無し 2005/08/17(水) 11:34:18 ID:EDoumzb5O
娘は続けてこう言った
「美優おかーさん大好き、おかーさんもねぇ、美優とパパが大好きなんだよ。」
俺は娘を抱き上げ、すぐにその砂場に走った。
砂場に着くと、もちろん、そこに彼女はいなかった。
娘は「おかーさんはこの公園が大好きなんだって。いつも美優より先に着てるよ。」

その言葉を聞き俺は思い出した。この公園は高校時代、よく彼女と立ち寄り、始めてキスしたのもこの公園。
俺は、娘の前で号泣した。むせる様に泣いた。
娘はポカーンとしていた。
俺は娘を抱きしめ、謝った。「ごめんね。」と。
彼女が死んだ事を受け入れられず、多感な年頃の娘の相手もせず、毎日クヨクヨ生きていた自分自身が恥ずかしかった。
彼女は死んでも、娘の遊び相手になって。
俺は死んだ彼女にも苦労をかけていた。





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687 :1/2:2011/06/16(木) 15:51:43.22 ID:0VTY8YCy0

これは昔私が勤めた、ある小さな下請工場での話。

 

その工場では度々不思議な現象が起きるのだが、その事は工場の誰もが知っており、
その事で特に誰もが騒ぎ立てる事はなかった。
不思議な現象と言うのは、時折工具や油さしが見当たらなくなったり、
型が落ちて古くなりもう使わなくなった工作機械から、作業しているような音がしたりと言うもの。
工場で働く人たちは工具が見当たらなくなると、「また“あの人”だよ」といって笑った。
新人だった私は、よく「あそこの機械の制御盤(コントローラーのようなもの)の上見て来い」と、
見当たらなくなった工具や油さしを取りに行かされた。
そうすると、たいがいの場合そこに工具や油さしが置いてある。

 

最初は気味が悪かったが次第に慣れ、
何年かするとそういうもなのだと、不思議に思う気持ちさえなくなっていった。
不思議な事にこの現象は、みんなが忙しい時や、納期に追われたり、残業してる時には、
それまで絶対におこらなかった。

 

 

687 :1/2:2011/06/16(木) 15:51:43.22 ID:0VTY8YCy0

ところが、ある納期に追われた残業時間、もう少しで全部の生産が終わると言う時、
品物を固定するために使う工具が見当たらなくなった。
この忙しい時にそんな事ないだろう、と思いながらも、
もしやと思い、使わなくなった例の機械の制御盤を見に行くと、そこに工具が置いてある。

 

製品を機械にセットするたびに工具が見当たらなるので、
残って作業していた人間の誰もが工具の行方を気にして、仕事どころではない。

 

「あーもうまただ!」
作業員の一人が大声を上げ、みんな作業の手を止めて注目した。
そして例の使わなくなった機械の前にみんなが集まった時、工場全体が揺れるような振動と大きな音に襲われた。
見ると、フル稼働していた現行の機械が、老朽化して倒れた大きな棚を巻き込んで周囲のものをなぎ倒していた。
死者が出なかったのが不思議なほどの惨状だった。
誰もが鳥肌の出る思いで、「“あの人”のおかげだ」「助けてくれたんだ」と感謝した。

 

 

688 :2/2:2011/06/16(木) 15:54:45.59 ID:0VTY8YCy0

ただ、安心してばかりいられない。
まだ納品間際の製品は完成していないのに、現行の機械が手のつけられない状況になったからだ。
仕方が無く型落ちの、例の機械を再生して、
なんとか工夫しながら、このロットだけは仕上げようという事になったが、
実際は工場長も社長もみんな、本心は途方にくれていた。
なぜなら、誰もがその型落ちの古い機械が、まともに動くなんて思ってもなかったからだ。
そんな機械を動かすなら、新しい機械を納品してもらった方がずっと早いと思っていた。
工作機械というのはデリケートなもので、精度も要求される。
油が切れていたり、ましてやさびてたりしたら、加工どころか肝心な品物を壊しかねない。
少しでもマシな状態でありますようにと、皆が願いながら機械の中を覗いてみると、錆は無い。
錆が無いどころか油もきちんと差してあり、
あたかも誰かがずっとメンテナンスしていたかのような、ピカピカな状態だった。
こんな事はあり得ないと、社長も工場長も首を捻った。

 

納品は即席で冶具(加工のときに使うツールのようなもの)を作成したりと、誰もが協力した守られた。
このとき復活した型落ちの例の機械は、
その後誰もが使わなくても、メンテナンスだけはきちんとされるようになった。
このような事件以降、物が見当たらなくなると言う不思議な現象は、ぴたりと起こらなくなった。






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970 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/27(木) 21:37:46.97 ID:AA7lpwjJQ
子供のころ、なぜか上着のポケットの中に、めいっぱいの生のカエルをぎゅうぎゅうに詰め込んで、
サイクリングしてたんだ。
下り坂で自転車で盛大にこけたんだけど、奇跡的の無傷。
カエルたちがクッションになって助かったんだが、
物言わぬ動物でも、サイクリングの恩を身体で返してくれた事に感動した。
人とカエルの心と心が通じ合う、ハートフルなオカルトだ。

それ以来、その上着を着てるときに、
大型トラックに飛ばされた石が、散弾銃みたいに俺めがけて弾け飛ぶも、軽い打撲で済んだ。
俺のうしろにあった窓ガラスは粉々だ。
その上着を着てるときに、螺旋階段からゴロゴロ転落するも無傷。俺の足元にいた子には迷惑かけたよ。
その上着を着てるときに、雨で増水した川に流されるも生還。
俺はここに無事でいるのに、助けにきたあの人はあんなとこまで流されてやんの。お気の毒。
さすがに流されたときに、服はドロドロボロボロになったけども、
まさかここまで加護があると、カエル様と言わざるを得ない。

その上着はボロンボロンに古くなったから、弟にお下がり。災いから守ってくれるよ!と思ったんだ。
だけども、どうやら助けてくれるのは俺だけらしく、
それを着ながらも弟は、残念ながら車に轢かれただけなのに入院するほどの怪我を負ってしまったよ。
ありがとう、俺だけに優しいカエル様たち。


973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/27(木) 21:49:09.68 ID:Z8gnffhQ0
>>970
それってもしかして、その服着てるから災難に遭っているんじゃね?
無傷なのはお前が丈夫なだけで


974 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/27(木) 21:50:38.50 ID:U4y9ni9X0
>>973
しっ!


975 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/27(木) 22:13:49.77 ID:cIG/buHH0
>>970
コピペじゃない・・だと・・?


976 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/27(木) 22:26:27.22 ID:AA7lpwjJQ
>>973
そうは言うがな大佐、ところがそういうわけでもないんだ。
あの上着を着てないときにあう災難は、回避できない事が多かった。
あれを着ていたら、ジャングルジムの中で蜂の大群に襲撃されることもなかっただろうし、
ブランコの鎖がちぎれてケツから落下したあのときも、いろいろはみ出す事も無かったはずだ。

コピペ貼らなきゃならなかったのね、ごめんね







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43 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:48:46.47 ID:veGHgml+0

これは私が、いや、正確には母が半年前から9月の終わりごろまでに経験した話。長いです。

 

今年の7月某日、もろもろの事情で、
私は結婚を前に実家へ一度帰省するため、アパートから引越しすることになりました。
父は仕事の繁忙期でこれませんでしたが、母が有給をもらって代わりに来てくれました。
母は去年から体の調子が芳しくなかったのですが、とにかく外で遊ぶのが大好きな人で、
今年の5月にトルコ旅行なんぞに行くような、本当に活力あふれる虚弱体質の人です。
さらにいうなら、何もないような場所でよく転ぶ、おっちょこちょいな人でもあります。
荷造りのときも、10センチの段差しかないアパートの玄関で派手にスッ転んでました。

 

 

44 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:50:49.18 ID:veGHgml+0

私のアパートがあった某所は、海と山に囲まれた比較的のどかな場所で、
高速を走らせれば、すぐにK野やおI勢さんに行けるような立地の場所でした。
そんな場所ですから、旅行好きで観光大好きな母親が行動を起さないはずもなく。
「M(私)さん!お母さんちょっとK野古道めぐり行きたい!」
ちょっとK野古道めぐりってアンタねぇ、なんて思いもしましたが、
言い出したら聞かない人ですし、
行かない!なんて私がごねて後からネチネチ文句言われるのもイヤだしなぁ、という思いもあり、
とてもすごく遠回りですが、引越しの荷物(クロネコさんの単身パックからあぶれ出た荷物)をひっさげて、
K野古道とN智大社、周辺のお社へ行くことになりました。
旅なれた母はあれよあれよと言う間に宿を確保し、行きたい社と観光スポットをググって決め、
出だし快調に出発しました。

 

 

45 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:53:02.66 ID:veGHgml+0

母は特定疾患の関係で少々膝を傷めていましたが、
山岳用の杖を駆使してN智の滝とN智大社をすべて回り、(私は翌日筋肉痛で泣きました)
N智大社すぐ下のK野古道の看板(?)のところで記念撮影をしてから、お宿へ行きました。
メインの道路からはずれたところにあるその宿、いや、宿というよりホテルに近い感じでしたけれど、
とにかく泊まる予定の場所は、リアス式港のすぐ横をせり出た感じに立っている古めのお宿でした。
本来なら16時にはチェックインできる予定でしたが、
N智大社の階段を下りるのに思ったより時間を食ってしまったので、ついたのは18時をまわっていました。
7月ですからちょうど夕暮れで、山間に沈む夕日が赤々と綺麗でした。
案内された宿は本当にオーシャンビューで、
2人で泊まるにはちょっともったいないような、トイレとお風呂のついた和式のお部屋でした。

 

 

46 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:54:16.81 ID:veGHgml+0

ここでかなりテンションのあがった私と母は、お泊り荷物セットの片付けもそこそこに写真を撮り始めました。
とにかく部屋のいたるところを私は撮り、母は窓から見える景色をしきりに撮っていました。

 

ちょうど夕日が完全に沈み込んで、
母が夕日と海の写真を「綺麗綺麗!!」とキャイキャイ言いながら撮っていたときです。
突然ピタッと不自然に母は喋るのをやめました。
不審に思って「どうしたの?」と声をかけると、母は突然カーテンをシャッと閉めました。
無言で反対側のカーテンもシャッとしめて、母はニコッと笑いました。
「ん?ああ、ちょっとはしゃぎ疲れちゃったから、温泉行こうと思って!」

 

 

47 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:55:38.30 ID:veGHgml+0

母にしては奇妙な笑い方だった気がしますが、まあ確かに歩きつかれたこともありましたし、
一応曲がりなりにも虚弱体質な母を思えばそうなんだろう、とそのときは納得して、
一緒に温泉へ浸かりに行き、布団も敷いて就寝の運びとなったのですが。

 

電気も消してさあ寝るぞ!となったところで母が突然、
「Mさん、ちょっとあなたのバッグ貸してくれない?」
「なんで?」
「添い寝するから」
意味がわかりませんでした。
けれども母はしきりに私のバッグと添い寝したがってましたので、
まあ、そういうこともあるかもしれない、と無理やり私自身を納得させて、私のバッグを母に貸し与えて就寝しました。

 

 

49 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:57:37.95 ID:veGHgml+0

その晩、私は付属してるお風呂場のほうから変な気配を感じて、薄目を開けました。
私はあんまり霊感のあるほうではないのですけれど、そこに何かいるとか、気配を読む(?)ことが稀にあるので、
「あー、何かいるんだなぁ。まあ古そうなお宿だし、いてもおかしくないよね」
と特に怖がりもせず結論付け、一応母の方を確認しようと寝返りを打ちました。
母は私のバックを何か大切な宝石箱でも守るような形で横抱きに抱え込み、
私のほうを向いて(左半身を天井に向けて)寝ていました。
何かおかしい、どうしたんだろうこの母は。
そもそも何で私のバックなんか抱えるなんて言い出したんだろうと、このときになってようやく考え出しました。

 

 

50 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 02:59:11.69 ID:veGHgml+0

母が抱きしめている私のバッグは、外行き用の小さめのバッグで、(母から言わせれば『ずた袋』だそうですが)
母の友人の小物屋さんから母が買い、私にくれた物でした。
特に何かいわれがあるとかいうものではありません。
中に入ってるものも特にこれといったものは入っていません。
お財布にお化粧品とスケジュール帳と、実家の方でいつもお世話になっている天狗様のお守りと、
おI勢さまの鈴守りと、N智大社で買ったお守りと、N智の滝の杯しか…。
そこまで考えてから、母はもしかしてこの大量のお守りに用があったのかもしれない、と思い至りました。
それから、そういえば母がこの部屋に持ってきた荷物には、
母がいつも持ち歩いているお守りの類が一切なかった、ということも思い出しました。

 

 

53 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:01:00.20 ID:veGHgml+0

何かあったことは明白なのですが、霊的な対処法に疎い私には何もすることが思いつかず、
とりあえず明日も早いだろうから、そのまま寝ることにしました。

 

朝起きて一番に、昨日感じた変な気配のことと、何があったのかを聞きました。
母は苦く笑いながら、「写真撮ってたときに」と口を開きました。
「完全に日の沈んだ後、海を撮ったの。
そしたら、ギャアアアアアアアアア!!って、なんか動物が絞め殺されるような、地を這うような変な声が聞こえちゃって、なんか怖くなって。
お母さんのお守り全部車の中に置いて来ちゃってたから、Mさんの借りちゃった」

 

 

54 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:02:56.60 ID:veGHgml+0

思い出すと鳥肌が立つと言って、母は私に腕を見せてくれました。
紛うことなきチキン肌がそこにありました。
その時撮った写真は怖くてデータが消せない、とのことだったのでそのままにしてありますが、
何のことはない真っ暗な水面の写真です。
特に何か写っているということはありませんでした。
このときにその写真を払うか何かすれば、もしかしたら何か変わっていたのかもしれません。
けれど私も母も、このときはまさかこんな大事になるなんて思っても見なかったのです。

 

 

55 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:05:00.31 ID:veGHgml+0

少し怖い体験をしましたが、日も完全に昇って朝飯を食べてしまえば、もうすでにその話題は笑い話になってしまい、
私たちは一路N智大社周辺のお社様めぐりへと向かいました。
といっても、今日は実家に帰らないといけないので、
どうしても母が行きたがった、女性の神様が祭られているお社へ赴きました。
併設してお狐様も祭られていたので、
何かとお狐様にはいつも助けてもらっているので、挨拶もかねてそちらも行きました。

 

 

56 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:06:01.54 ID:veGHgml+0

女性の神様が祭られているお社は、早い時間だったからなのか神主さんも巫女さんも居らず、
お守り処も閉まってましたが、とにかく中へ入りお参りへ行ってきました。
真っ白い石が敷き詰めれた不思議なところで、お供えされた色とりどりの花が綺麗な空間でした。
そこでお御籤を引くと母は大吉で、『大病は治る』と書かれてました。
(ちなみに私は末吉で、騒ぐんじゃない。もっとしっかりしろ。とお叱りを受けました…)
きっと特定疾患のことだなと思って、「よかったねー!」と言いながら一路実家へ向かい、
無事実家へたどり着くことができました。

 

 

57 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:07:54.95 ID:veGHgml+0

実家に帰ってきて2日後、勤め先の病院で母が倒れました。
左足の膝から下が2倍以上に膨れ上がり、歩くことはおろか、立ち上がることすら出来なくなってしまったのです。
病名は蜂巣炎。それも早期発見したのにもかかわらずの劇症で、即日入院してしまいました。

 

入院して次の日、父と私は主治医に呼び出されました。
「K(母)さんのことですが、あまり芳しくありません…。原因がわからないんです」
「え…あの、病原菌とか、検査結果は…」
「出てきた膿をシャーレで培養してみましたけど…死滅したものばかりでした。
 ちなみに、Kさんは最近転んだり傷をつくったりしませんでしたか?」
言われて、そういえば引越しの手伝いに来たときに玄関でスッ転んでたっけ、と思い至りました。

 

 

59 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:09:15.21 ID:veGHgml+0

きっとそれだと思って主治医に言うと、
「恐らくそのときできた傷口から病原体が入り込んだのでしょう。病原体は不明ですが」とのことでした。
それから入院の日程が未定なことや、これからの治療法などを話し、
最後に、先生は大変言いづらそうな顔で言いました。
「このまま劇症が続くようなら、左足を切断します」
めったに泣かない父が泣きました。

 

 

60 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:10:39.11 ID:veGHgml+0

その横で私は、あの女性の神様が祭られているお社で母が引いた、あのお御籤を思い出していました。
『大病は治る』
そう書いてあるのを思い出したんです。
妙な確信の元に父を慰めた私は、主治医にその切断の話は母にするのかと聞きました。
すると主治医は苦笑いをしながら「したんですけど」と、なにやら歯切れの悪い言い回しをしました。
「現実味のない話ですからアレなんでしょうけど、
Kさん、『あ、そうなんですか?まあでもたぶん大丈夫です』なんて言うんですよ…」
あ、これは、母も治るという妙な確信をもってるなと。

 

 

61 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:11:49.93 ID:veGHgml+0

実際に、母はあれだけの劇症にもかかわらず、左足を切断せずにすみました。
まあ、発症した箇所が、まるで火にあぶられて焦げて炭になった肉のようになってしまいましたが。
けれども病状は平行線をたどり、3週間の入院が1ヶ月に伸び、2ヶ月に伸び…
夏だった気候は、とうとう秋(といっても残暑厳しい秋でしたが)になってしまいました。
その間にもいろいろと原因となってる菌の解析は進んでいましたが、どうにもこうにも決定打がなく、原因不明のまま。
どれが効いているのかもわからない抗生剤を3種類、24時間点滴する生活が続いていました。

 

いくら母が虚弱体質といっても、どうにもおかしい状態が続いたある日。
「なんかねえ、どうにもあれさぁ、“繋がってる”感じがあるんだよ」
と、入院生活にめちゃくちゃ飽き飽きしていた母が、愚痴でもこぼすかのようにつぶやきました。

 

 

62 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:13:13.91 ID:veGHgml+0

曰く、「例のあのキモチワルイ叫び声の主と、限りなく細い糸で繋がってる感じがする」と。
なんとなく私も、あのキモチワルイ叫び声の主が一連の原因なんじゃないかなあとは思っていたので、
「ああ、そっかあ」と頷きました。
頷いたところで、知り合いに霊的な対処法に強い人なんていないし、(強い人は身内にいますが、払えない人なので)どうすることもできないのですけれど。

 

考え抜いた末に、私は私自身が最強だと思っているのお守りを持っていくことにしました。
何かとお世話になっているお狐様を、母の病室に持っていくことにしたのです。

 

 

64 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:14:52.15 ID:veGHgml+0

といってもこのお狐様、社に入っているようなお狐様ではなく、
(ちなみに屋敷守としてのお狐様も家にはいますが、今回はその方ではないです)
私が物心つくころから20ウン年間大事にしている、亡くなった祖母から貰った狐のぬいぐるみなんですが。
このお狐様関連のお話はまあまあ結構あるのですが、それはまた機会があったときにでも。

 

とにかくその日、お狐様に「母さんが良くなりますように」とよくよくお願いしてから、
お狐様をバッグの中に入れて母の病室に行き、おもむろにお狐様を取り出して、
「はい」と母の左ひざの上に(布団の上から)乗せました。
母は「その子持ってきたの?」となにやら苦笑していました。
どうやら母は、天狗様のほうを持ってくるのだと思っていたらしいです。
(ちなみに、天狗様のお面をお借りしてくることも考えましたが、私は背が低くて神棚に祭ってある面に手が届かなかったのであきらめた、という経緯があります)

 

 

65 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:16:06.52 ID:veGHgml+0

なんやかんや世間話をしてる中、ずっとお狐様を乗せておき、
そろそろ帰ろうと思い立って、お狐様を持ち上げた瞬間に、
ゴロゴロゴロドォオオオンっていう感じで雷が落ち鳴り響きました。
びっくりして窓の外を見ましたが、雲ひとつない快晴です。
「…あれ?いま、雷落ちた?」

 

 

67 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:17:25.18 ID:veGHgml+0

よね?と母を振り返りましたが、母はキョトンとして。
「え?別に?何いってんの?」
確かにあの時、私はゴロゴロゴロという地響きのような音と、
バリバリバリともドォオオンともピシャアアアンとも聞こえるような、
あの雷がものすごい近くに落ちたときの音を聞いたというのに。
腑に落ちないながらも、まあ、たぶん、きっと気のせい。ということにして、
お狐様を胸抱え込んで、お狐様の頭を2,3回撫でてからバッグにしまいこんで、帰宅しました。

 

 

68 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:18:26.13 ID:veGHgml+0

その日から、母の平行線をたどっていた病状が急に回復へと向かい、
(主治医も舌を巻くような回復っぷりで、もしかしたらこのまま一生車椅子生活かもなんて言われていたのに、1週間後には病院内をさっさか歩けるまでになってしまいました)
10月に自宅療養へ移行、11月には見事職場復帰を果たしてしまいました。

 

ちなみに、母の感じていた“繋がり”ですが、回復へと向かい始めたあたりから感じなくなった、とのことでした。
やっぱり、あの私の聞いた雷の音のようなものが関係しているのかなあ、なんて思っているのですが、
母は信じてくれません。
あと、発症した箇所がまるで火にあぶられて焦げて炭になった肉のようになったのは、
母に大吉をくれた女性の神様が清めて焼いてくれたんじゃないのかなぁ、なんて思っています。
(火を司る神様にも近しい方でしたし)

 

 

69 :本当にあった怖い名無し:2011/12/04(日) 03:19:35.01 ID:veGHgml+0

そんなわけで一連の騒動は幕を閉じ、
いろんな方々に守ってもらったらしい母も、今は隣の寝室でのん気に鼾をかいて寝ています。
ちなみに、原因となった例のキモチワルイ声の主ですが、未だわからずじまいです。

 

実は私の撮った部屋の写真に、真っ黒いゴリラのようなサルのような形の変なモノが写りこんでいたので、
もしかしたらソレが声の主かもしれませんね。

 







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311 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/11/01(土) 20:38:22.42 ID:yp7eEDHA0.net
 
金縛りは俺も先週あったな、ガンダムに助けられたが。 


311 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/11/01(土) 20:38:22.42 ID:yp7eEDHA0.net

夜中にトイレ行きたくなって、部屋の電気消したままドア開けて部屋を出て、
戻ってベッドに潜り込もうと足を入れた瞬間、そのまま動けなくなった。
「えっ、何これ、えっ」って混乱してたら、目の前の壁から白い物がすぅと抜け出て来て、こっちに向かってきたんだが……
プラモ飾ってある棚を通り過ぎた所で、「ヒッ」って小さく悲鳴が聞こえた。女の声だった。 
白い物が消えると同時に身体も動く様になって、頭まで布団被りながら朝まで震えてたんだが、
起きて見たらラストシューティングを再現してたガンダムの、ビームライフル持ってる方の腕が真横向いてた。 




311 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/11/01(土) 20:38:22.42 ID:yp7eEDHA0.net

自然と下がってきただけかもしれないけど、寝る前までは確かに真上向けてたんだよな。 
それに、あの白い何かと女の声ははっきり覚えてる。
……ありがとうガンダム。







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65 :1/4:2011/09/03(土) 23:22:20.06 ID:PZIBqwB10
幼稚園の頃の体験なんだが、今でも鮮明に覚えている体験がある。
心霊現象なのか、自分がみた幻覚なのかはわからんが、確かに怖かったので書き込んでみる。

その日はいつものように両親と川の字になって寝ていたんだが、目を覚ますと見知った部屋じゃなくなってた。
赤と黒の二色で、どこまでも続いているような空間。
真っ黒な木々が立ち並び、何かコウモリのような黒い生き物が空を飛んでいた。
周りを見てみると、両脇に両親が寝ていて、頭の方には絵本や電気スタンドが置いてある。
寝る前となんら変わってはなかった。
そのときは不思議と、単に興味だけでまわりを見渡していた。
そしてふと正面を見てみると、人の首があった。


66 :2/4:2011/09/03(土) 23:24:21.88 ID:PZIBqwB10
目。鼻。口。額。耳。至る所から血が流れていた。血みどろの頭。
そんな頭が浮いている。
それが少しずつ近づいてくる。
頭が浮いているなんておかしい。血みどろなんておかしい。
それがなんで自分に近づいてくるの?
理解出来ない事だらけで怖くて仕方が無かった。
だから両隣に眠っている両親を必死に起こそうとした。
揺する。起きない。
叩く。起きない。
殴る。起きない。
蹴る。起きない。
何をやっても起きなかった。


67 :3/4:2011/09/03(土) 23:27:47.45 ID:PZIBqwB10
そうこうしているうちに、その血まみれの頭は目の前までやってきた。
その首は何かをブツブツ言っている気がした。
その首が怖くて後ずさった。
カツンと手に何かが当たった。
電気スタンドだ。
それを見たとき、コレが救いだと思った。
『幽霊は明るいところには出てこない』
幼心にそんな事を思い、電気スタンドの電源を入れた。
付けた瞬間、思った通りにその首は消えた。
周りもいつも見ている部屋に戻っていた。
その直後に両親が同時に起きた。
その両親の顔を見たときに、両親の顔に少なからず痕があった。
自分が叩いたりした痕だった。
それを認識した瞬間、意識が飛んだ。


68 :4/4:2011/09/03(土) 23:30:42.97 ID:PZIBqwB10
次に目が覚めると、両親が僕を看病していたところだった。
両親が心配そうに自分の顔を覗き込むが、その顔には確かに叩いた痕が残っていた。
熱を測ったところ、40度を超えていたらしい。
慌てふためきながら看病をしてくれる両親を見て、『もう怖いものはいなくなったんだ』と安心し、
もう一度眠りについた。

目が覚めて即病院に行って検査をしたところ、腎盂炎が判明。
そのまま即入院。どれくらい入院していたか覚えていないが、少しずつ回復していた。

退院してから少しして、急遽引っ越しをした。しかも隣町。
なんでこんな引っ越しをしたのか聞いたが、両親は何も言わなかった。


69 :本当にあった怖い名無し:2011/09/03(土) 23:37:45.72 ID:cFXrE63z0
引っ越しの理由ちゃんと聞けよwwwwww


70 :65:2011/09/03(土) 23:47:10.69 ID:PZIBqwB10
余談。

その家に小5の時に行ったのだが・・・無かった。
その場所には、お祓いの囲いのようなものがあった。
噂で聞いたのだが、その家は火事にあったらしい。そこの家族がどうなったかはわからない。
現在、その場所は道路になっている。

親の傷跡から、夢ではなかったんだと思う。
何か幻覚でも見てたのだろうか?それとも幽霊を見たのか?
それが最初で最後の、身に覚えのある心霊体験だった。
金縛りや怖い夢みたいなものはたくさんあるけどな!

>>69
ちょっと詳しく聞いてみるわ。


75 :65:2011/09/04(日) 06:25:44.96 ID:bOoznYkO0
とりあえず父親は中1の時に亡くなってるので、小2で離婚して疎遠になっていた母親に聞いてきた。
結果、単にオンボロすぎる家だったから、新しい家を建てて引っ越したそうだ
近くに引っ越したのは、幼稚園が変わって友達と離れてしまうのを避けるため、だそうだ。
・・・なんであのとき話してくれなかったんだろう?
「お祓いとかしたか」とも聞いてみたが、特にしてないらしい。
亭主関白気味な家だったから母親は知らないだけで、父親は何か知ってたかもしれない。

親の愛に泣いた。あのまま住んでたら、火事に遭ってたかもしれないと思うとゾッとする。
だが、幼稚園の頃の友達なんざ中学の時点で交流切れたぜ・・・(´・ω・`)


77 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 11:19:12.81 ID:vkQMBong0
>>75
お前さんの人生、わりと波瀾万丈だな。
きわどいところで守られてるってのがすげえよ。


78 :65:2011/09/04(日) 21:10:41.11 ID:XJsm/FFP0
>>77
そういや、今までもきわどいところで生き残ってる事が多いな・・・
小2の交通事故は、乗っていた自転車が車の下敷きになって勢いを殺し、自分は軽くはねらた。
中3の時にガラスが落ちてきて骨が見えるほど手首を切ったが、腱も動脈も切らず、現在問題なく動いてる。
高3では自転車のチェーンが突然切れて道路に投げ出され車に轢かれたが、
空中で半回転して仰向けに倒れたので足の怪我で済んだ。

小学のときは、しっかり左右を見たにも関わらず車に撥ねられた。
中学のときは、家の窓ガラスが割れて、落ちてきたときにザクっと。
高校のときは、買い替えてすぐの新しい自転車だったにもかかわらずだ。

まさか心霊体験が何かに関わってるのか?事故の要因、あるいは悪運として。


79 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 23:48:09.54 ID:WY5UwAhF0
>>78
レベル高い守護霊だな


80 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 01:06:04.21 ID:9/IiNUUp0
>>78
悪いのがいて、いいのもいるんじゃね。
いい方に頑張ってもらわないと危険っていう感じがする。
とりあえず、離婚とかしてややこしそうだけど、先祖は大切にしとけ。


81 :65:2011/09/05(月) 21:14:43.65 ID:MZnsEl710
>>78
護られてるのか、祟られてるのかわからんね、ホント。
この心霊体験の時の霊が原因だったら、どんだけ寸止めが巧いんだよこの霊www

>>80の言う通り両方いるのであれば、護ってれる者がいるのは嬉しいもんだな。
ぼっちだから余計そう思う・・・いや、リアルぼっちだからこそ護ってくれてるのかな?
毎年墓参りに行ってるが、今度は墓前で近況報告でもしてみることにするよ。

また余談だが、ついさっき母親から電話が来て衝撃の事実を告げられたわ・・・
俺には弟か妹ができるはずだったらしい。早い段階で流産してしまい、生まれてくる事は無かったのだが。
その子がもしかしたら護ってくれてるのかも、なんて言ってた。
どちらにせよ生きられなかった子の分も含めて、生きてる事に感謝しなくちゃなと思った。

今更ながら体験談から自分語りになってたな、すまんかった。






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539:本当にあった怖い名無し:2006/04/07(金) 18:36:01 ID:kW2LtPN70

小さい頃に祖母の家で体験した出来事。
私にとっては洒落にならないくらい怖かった事。

うちのばーちゃん家は築50年は経とうかというボロ家なのね
もちろん木造。今はレトロでいいななんて思えるようになったけど
小さい頃の私にとってはそれはそれは怖い場所だった訳で
何が怖いって、うちのばーちゃん墓守やってるから
墓のド真ん中に古い木造の家が建ってる。
トイレも今時ボットン便所とかいうヤツで、裏庭には井戸まである。
しかも縁側の真正面に、戦争慰霊碑orz
夜とか、本当洒落にならん怖さだったのを記憶してます。

まぁここまでは…立地条件を除いてはまだあってもおかしくない…
と、思わせて下さい。
何が嫌だって、寝室になってた20畳くらいの大部屋にあった観音像。
夜に寝てると何かあるんじゃないかと怖くて怖くてしょうがなかった。
しかも無駄にデカい上薄暗い部屋だから威圧感ムンムン。

と、まあこんな感じの祖母の家。
前置きが長くなりましたけど、15歳の夏休み。
お盆だったんで、ばーちゃん家に行った時のこと。

540:本当にあった怖い名無し:2006/04/07(金) 18:36:56 ID:kW2LtPN70
私は夜一人でそのだだっ広い寝室に寝てた訳です。
ふすま1枚隔てて母さんとかがいてね
図にするとこんな感じ。

寝  |  居
   |
室  |  間

   ↑
  ふすま

布団が5組敷かれた真ん中に私は寝てたんですね。
で、ふと目が覚めた。時計を見たら午前2時。
母さんも叔母さんも叔父さんもばーちゃんもじーちゃんも寝てた。
したら何か上の方から音が聞こえる。

何だろう?と思って薄暗い部屋の中で目をこらすと……

天井に直径30センチはあろうかという巨大な蜘蛛が。
しかもうごうごとあっちへ行ったりこっちへ行ったり……。
虫が死ぬほど嫌いな私、深夜だというのに叫び声をあげた。

でもみんな起きてくれなかったorz
いつ落ちてくるのかとガクブルしながら眠れぬ夜をすごしました。

541:本当にあった怖い名無し:2006/04/07(金) 18:38:24 ID:kW2LtPN70
次の日の朝、ばーちゃんに聞いてみたら
昔からいる家の守り神みたいなものだとのこと。

知らなかったよ、そんなのいるなんて……

○○は虫が嫌いだから言わなかっただけなんだけどね~
と笑いながら言った祖母、明らかに楽しんでました。

あんなありえない大きさの蜘蛛見るくらいなら
なんか出そうだと皆に言われるばーちゃん家なんだし
観音様が動いたのを目撃したり幽霊見たりした方がまだよかった……

ちなみに今もその蜘蛛が怖いのでばーちゃん家に泊まる事だけは出来ません。
8年前の出来事でした。

576:本当にあった怖い名無し:2006/04/07(金) 22:24:13 ID:6OVJ5WR60
(゚д゚)ガクブル




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