【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 海外







1: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:54:07 ID:PJwg
オカルトの学校が沢山あると聞いたわ







2: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:54:39 ID:PJwg
魔法が習える通信講座があるようだし







3: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:08 ID:PJwg
ハリー・ポッターみたいだな







4: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:09 ID:GEAL
妖精を信じてる人覆いで







6: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:23 ID:PJwg
>>4
マジか?







5: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:17 ID:fDn9
さすがハリポタの国







7: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:23 ID:o2ob
幽霊の目撃例がめっちゃ多いらしい







8: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:32 ID:PJwg
>>7
そうなの?







18: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:59:26 ID:5G67
>>7
ひぇ…
でもまあ理不尽な4に方した国民多そうやから残当かもしれん







9: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:55:43 ID:Agky
日本における陰陽師のような扱いなのに本気にしてるイッチ










10: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:56:04 ID:puji
魔女狩りがあったぐらいやしな







11: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:56:33 ID:jrpb
まぁありそうな町並みやし







12: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:56:45 ID:Xrsg
事故物件が逆に高いらしいな
人気で







13: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:57:17 ID:PJwg
>>12
変なの







14: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:57:17 ID:CiR1
英国式魔法興味あるわ







15: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:57:28 ID:PJwg
>>14
俺も







16: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 22:59:16 ID:sYYu
日本にも仏教系あるやろそんなもんや







19: 名無しさん@おーぷん 22/04/04 23:02:56 ID:3UIo
日本では妖怪やら見かけなくなったけど
英国では今も妖精や精霊がそのへんにおるとかおらんとか







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219 :本当にあった怖い名無し:2022/07/20(水) 21:50:06.74 ID:ESKUhfO+0.net
前も他のサイトで書いたから、もしかしたら見た人いるかも。

俺、よく1人で海外旅行するのが好きで、同じように1人来てる旅行者と仲良くなって現地で遊んだりするんだけど、その時もフィリピンの露店のバーみたいな所で仲良くなった韓国人から聞いた話。
そいつは爽やかでKPOPと言うよりかはチャン・ドンゴンみたいなさっぱりしたイケメンだった。(以下D)
フィリピンの茹だるような暑さに相まって、話をしてると段々と怪談にシフトしていった。
Dが「君が怖がらないなら僕の体験話してもいい?」ともったいぶるので、俺は「是非!是非!」と伝えると、苦笑いしながらDは語りだした。
Dが大学生の頃に徴兵で実際に北朝鮮との国境の森だか山だかで警備の仕事に任された。
その国境は極稀に脱北者が逃げて来たり、不審な往来者が居たりと夜間でも2人態勢で森の中を巡回するらしい。
そしてその日も同じ隊の仲良いやつと一緒に巡回してた。
国境とは言っても夜中は山道で灯りは数km離れた駐屯地以外には存在しないような静かでヘッドライトが無いと一寸先も見えない真っ暗な森の中。いつものように相方と軍隊の厳しい上司達の愚痴をこぼしながら歩いてた。
すると、その時女性のすすり泣く声が聞こえた気がした。相方と顔を合わせ、「今の聞こえた??」とお互いに目配せをし、声の方向を見た。誰も居ない。風に揺られるだけの草原しかない。
Dは相方と「風の音なんじゃね?」なんて話しをして、ぼちぼち駐屯地の方へ戻ろうとした所、今歩いてきた草原からガサガサと音がした。2人とも飛び上がるのを堪え音のした方を見る。
すると後ろからものすごい勢いでドタドタドタドタッと動物の足音が迫ってくるのが分かった。
「本当に今でも振り返った事を後悔してるよ、あの時に振り返らずにそのまま帰ってたらって…」と話すDのビールグラスは震えていた。
振り返ったD達が見たのは
首、両手首、足首の無い、男か女かも分からない”モノ”が肘と膝を地に付き、四つん這いで2人を目掛けて走ってくる。
鮮血で塗れた白い民族衣装を振り乱して。
首が付いていたであろう場所からは悲鳴のような息遣いのような音を出しながら。
2人は抱き合いながら大声をあげ、大慌てで今まで来た道を走った。
お互いに腰を抜かしながら一目散に走っていたが途中でどちらかが躓き2人とも転んだ。


220 :本当にあった怖い名無し:2022/07/20(水) 21:54:23.71 ID:ESKUhfO+0.net
後ろからは自分たちを追う足音が迫ってくる。そんな中ふと自分達の頭上を見上げた。
D「は?」
自分達の頭上でボールのような球体が回転しながら浮いている。
月明かりに照らされたそれは
女の首だった。
それは2人の事を睨みつけながら、でもニタニタと禍々しい笑みを浮かべながらこっちを見下ろしていた。
Dは気を失う寸前で「もうだめだ。」と思い、目もつぶりながら思わず自分が持っているライフルでその首に向けて発砲した。
耳をつんざくような銃声とともにあたりは静寂に包まれた。
目を開けてみるとそこには何もない。
2人は真っ青になりながら戻っていた所に、銃声を聞きつけた他の隊の仲間が様子を見に来た。今までの経緯を話すも、しどろもどろとなり、とりあえず仲間達につれられ上司に報告することとなった。
D「ヤバイ、上司にぶっ飛ばされる!こんな経緯話したら病院送りにされる!」などと考えながら生きた心地もせず上司の部屋につく。


221 :本当にあった怖い名無し:2022/07/20(水) 22:01:16.52 ID:ESKUhfO+0.net
もうこの際どうでもいいと思ったDは上司に包み隠さず体験したことを話した。
上司は話を聞いていて終始呆れた顔をしていた。
話終わると上司は呆れた顔でこう言う。
上司「わかった。もう部屋で休め、明日はしっかり休むように。以上。」
D「へ?明日は作業があるのですが…」
上司「毎年毎年いるんだお前みたいな奴が。夜中に勝手に発砲する奴が。そいつ等に聞くと揃いも揃ってお前と同じ体験を語るんだ。それを毎回上層に報告する俺の身になってみろ。」
D「…。」
上司「この話は他の奴には絶対に言うなよ。帰って寝なさい。」
いつもは鬼のように厳しい上司からそんな言葉が出るとは思ってもいなかったDと相方は鳩が豆鉄砲食らったような顔で部屋を後にした。
Dと相方は自室に戻り、強引に俺たちは疲れてたんだってお互い言い聞かせるようにして、床についた。
Dはその後兵役を終え、現在ではフラリフラリと色んな国でアルバイトをしたりして生活してるんだと。
俺が死ぬほどビビってるのも関係なくDは最後にこう付け足した。
D「多分、アレって脱北に失敗してしまった人だったんだよ…せめて魂だけは南にいきたかったんだろうな…。」
それを聞いた俺はビビリすぎて盛大にグラスを割ってしまった。w





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236: 名無しのオカルト 2022/12/18(日) 13:47:02.12
日本で外国人の幽霊居ないよな。


241: 名無しのオカルト 2022/12/18(日) 13:48:11.80
>>236
これから増えるんじゃね?

513: 名無しのオカルト 2022/12/18(日) 16:24:12.31
>>236
いや、それがあるんだよ
もうだいぶ前になるんだがうちの妹が中学生時代ある部活で日本一になった
その時お祝いと遠征でクラブ員全員でアメリカのある州にいった
で、地元民との交流で河原でバーベキューしたんだと
その時妹の友人が綺麗な石見つけて拾って日本に持ってきちゃった
妹ちょい霊感あるから注意したみたいだけど
そしたらその友達帰ってから謎の高熱が始まった
病院で検査してもわからず、妹が家にお見舞い行くと、その友人のベッドの傍らに黒人の青年が立ってた(友人の母親も一緒に目撃)
煙みたいに消えたらしいが、その母親と石持って近くの寺にお祓いにいったら、その日から熱も下がり黒人もあらわれなくなったとのこと
謎は黒人に仏教のお祓いがなぜ効いたのかと
ちなみにそのお寺真言宗でご住職もよく知ってるが俺自身もその方の霊力のすごさは目の当たりにしている




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350 :さっき読んで不思議だったので転載1/4[sage] :2009/05/26(火) 16:55:31 ID:OxcpQY7N0
178 :84 ◆Kj3wnOXXfw :2009/05/26(火) 16:38:07 ID:lC3URjdn
1/2
【キモ面との出会い】
初めての就職先の最初の夏休み明け、インドネシアだかバリだかに旅行した上司からお土産として貰う。
他の人には、片手に乗る小さな可愛い木彫りの動物で、私には何故か上下40cm位ある木彫りのお面。

耳の辺りに木で出来たビーズ(?)の飾り付き、頭には変な羽飾り、鼻の下にはトウモロコシのヒゲみたいな髭付き。
「気持ち悪いのでいらない」とも言えず持ち帰るのも嫌だし、ロッカーも無いのでそのままデスクに飾る。
その日の内に、別の階の人にも『気持ち悪いお面』として噂になりわざわざ見に来る人多数。
・それから数年後、念願の海外勤務が決まりデスク周りの整理。
お面は新聞でグルグルに包み、更に袋に入れ持ち帰る。電車をおりる時忘れた振りして網棚に放置。
ホームにおりた途端「これ忘れ物だよ」と同じ会社の人に渡される。その人の家は全く反対方向なのだが、
その日たまたまこっち方面に用事があり、忘れ物をする私に気付き下車駅ではないのに下りてくれた。
諦めて家へお持ち帰り。



351 :さっき読んで不思議だったので転載2/4[sage] :2009/05/26(火) 16:57:53 ID:OxcpQY7N0
・海外へ赴任。日本から送った荷物を同僚でもあるルームメイト(日本人)と荷解き。
そこに何故か実家に置いてきたはずのお面が・・・。
・数日後、アパートのゴミ捨て場に捨てようとすると、普段居ない管理人に「分別しないなら捨てちゃダメ」と
かなり怒られる。原因は、木のビーズ等を繋いでいる針金等の金属類。
簡単に外せずまた道具も無い為、キモお面を再度現地の新聞でグルグルに梱包し、更にスッポリ入る服屋の紙袋に入れて部屋の中の玄関脇に放置。

・ある日、仲良くなった現地スタッフの同僚数名を部屋へ呼んで飲み会。
皆が帰った後にふと見るとお面入り紙袋が無い。
「やったー!!」とルームメイトと大喜びし祝杯。当然警察には届けない。
しかし翌日職場に警察より連絡。どうやらキモお面盗った人が、昨日帰る途中で何だかやらかして捕まり、
持っていたキモお面の事も白状した模様。でも証拠品として捜査?裁判?だかが終わるまで返却不可と言われる。
(この時対応してくたのが今の旦那)
返却される頃には帰国してるし「何年でもどうぞ~」と気持ちよく返事。キモお面を外国に置いて帰国。



352 :さっき読んで不思議だったので転載3/4[sage] :2009/05/26(火) 16:59:28 ID:OxcpQY7N0
2/2
・数年後主人が転職し仕事の関係で来日。
「サプライズプレゼントだよ♪」と言って面渡される。
本当に心の底から驚きだっ!!!
なんでも「私ちゃんのお面を何としても渡さなきゃ!!」と変な事を思い出してしまい、ありとあらゆるコネを使い、当時証拠品として不要になっていたキモお面ゲットしたらしい。
・ゴミの日に出そうとしたら「大きすぎてダメ」と返される。

・当時一人暮らししていて、実家にお面持っていこうと紙袋に入れて向かう途中、その紙袋をひったくられる。
被害届出さず。しかし数日後警察から連絡が来る。
どうやら警官がひったくり現場を見ていて、追いかけて捕まえてくれてた。紙袋には、会員になっているお店のレシートが入っていた為そこから辿って私に連絡が・・・。

・この間に色々あり、キモお面の廃棄は諦める。



354 :さっき読んで不思議だったので転載4/4[sage] :2009/05/26(火) 17:00:52 ID:OxcpQY7N0
・結婚しマンションへ引越し。
 
新居で荷解きしていたら、私の手で確実に実家の押入れに放り込んできたキモお面が出てくる。
もう諦めてリビングの棚、一番下に袋に入れて放置。
この後Cに盗まれそうになる。
以上です。
変なテンションのままでまとめました。

C実家との話し合いは、先ほど完全示談で決着がついたとの連絡が親戚よりあり、これ以上長引かないそうです。
今週末にはC実家へ請求で、玄関扉や一部破損したクローゼット扉の交換もするの終了です。
色々なアドバイスをいただけて本当に助かりました。
最後になりますが、本当にどうもありがとうございました。




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311:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 06:58:15.09 ID:4Hf0Iatx0
大学の夏休みに短期ボランティアで東南アジアに行った時の話です

俺たちのグループはベトナム、カンボジアときて最後にインドネシアへ向かった。
滞在は2週間ほどで、最初は市街地で活動していたんだが、
ラスト5日ほどは地方で学校の手伝いをすることになった。

そこはジャングルの中の凸凹道を車で3時間以上走ったところにある集落で、
人口は1000人ほど。でも学校は思ったより立派だった。
近隣の集落からも子供たちが通ってくるかららしい。

学校に隣接している宿舎が俺たちの寝床で、
そこには欧米のボランティア団体も滞在していた。
部屋割は2人1部屋になるんだが、折角だからと言うので
欧米人たちとペアを組もうということになった。
俺と相部屋になったのはジョージというオランダ人だった。

背が高くがっしりとした体格で顔つきも何か
ゴツゴツして怖そうでとっつきにくいかなと思ったけど、
話してみたらフレンドリーだったので一安心した。
AKB話で盛り上がったw ちなみに部屋はベッドが2つ並んでいるだけの殺風景なシロモノ。
そして怪異はその夜から始まった。

313:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 07:23:25.38 ID:4Hf0Iatx0
初日から力仕事の連続で俺はへとへとになってベッドに倒れ込んだ。
寝る前の日課だとか言って腕立て伏せしてるジョージと言葉を交わしてるうちに
眠り込んだようだった。確か9時頃だったと思う。
ところが、急に目が覚めた。周りは真っ暗。
枕元の腕時計を見ようと首を動かそうとして同時に2つのことに気付いた。

まず首が動かない。というか身体が全く動かない。金縛り状態。
そしてベッドの脇に誰かいる。立って俺を見下ろしている。
暗くてよく判らないが半裸で布のようなものを腰に纏っていた。
胸が平らなので男だと思った。顔は暗くて見えない。
と、その男がぐぐぐっと姿勢を前に倒してきた。俺の顔を覗き込もうとしているらしい。

それと共に暗かった顔の輪郭が徐々に見え始める。俺は必死に目を逸らした。
しかし首が動かないので視界の左側にしっかり男が入り込んでいる。顔を見てしまう。紫がかって生気のない表情。目鼻立ちは現地人ぽくくっきりとしている。
見たくないのに眼球が吸い寄せられるようにピントを合わせる。目と目が合った。
そのまま微動だにしない。男の顔が少しずつ大きくなっていくように感じる。
ヤバい。このままじゃ殺される。心に突き刺さるような恐怖を感じた。
俺はそのまま気を失ったようだった。

315:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 07:41:40.37 ID:4Hf0Iatx0
翌朝、目が覚めてすぐ部屋の中を見渡したが変わったことは何もない。
ジョージも気持ちよさそうに寝てる。
俺はジョージを起こして昨晩何か起こらなかったかと聞いたが何もなかったとの返事。昨日あったことを話すと夢でも見たんだろと笑われた。
朝飯の時に他のメンバーの前でも話したんだが、そこでの反応も似たり寄ったりで、
何だか些細なことで騒いでるみたいで恥ずかしくなった。

その日も初日に輪をかけたような重労働で俺はすぐ寝入った。
急に目が覚めた。暗い。時計を見ようとして首が動かない。
そして男が……両側にいる。左側に半裸の男。そして右側には小柄な人影が見えた。
右側はすぐ壁のはずなのに、確かにそこに佇んでいるのだ。
もやがかかっているようだがどうも老人のようだ。と、老人が屈み込んできた。

それに合わせたように眼球が動く。嫌だ。見たくない。見たくないのに。
赤黒く皺だらけの顔に目、鼻、口。ポツンポツンと穴が開いている。
口と思しき部分が何やら蠢いていた。俺を見ながら何か言っているのか。
頬にひんやりとした冷気が当たった。顔の周りだけ温度が違う。
左側の男もいつ間にか前屈みになっている。老人の顔が更に近付いてきて……。
気がついたら朝だった。

317:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 08:13:35.65 ID:4Hf0Iatx0
その朝もジョージに確かめたがやはり何もなかったとのこと。
朝飯の時に今度は2人になったと言ってみたが、またも失笑を買うだけだった。
一緒に食事していた現地のスタッフは心配そうに気遣ってくれたが、
彼女も何も解らないようだった。その時ジョージが笑いながらこんなことを言った。

「お前日本人だから恨まれてるんだよ、昔日本軍がインドネシアで
どんな酷いことをしたか知らない訳じゃないだろ?」
それを聞いて俺は笑えなかった。そうかも知れないとの思いが頭を掠めた。
ふとインドネシア人の子を見ると眉を顰めて俺とジョージを見比べていた。

その日は今までと比べて肉体労働は少なく、ジョージと夜中まで喋った。
ジョージたちの団体は明日引き上げることになっており、
彼はやっと文明社会へ帰れると喜んでいた。
俺も寝るのが億劫だったこともありその夜は1時過ぎくらいまで起きていた。
やはり目が覚めた。直後に恐怖が襲ってくる。ベッドの周りを黒い人影に囲まれていた。

大きさはまちまちで半裸の人がちらほら見えた。子供もいた。
俺が目を覚ますのを待っていたかのように一斉に屈み込んできた。
視界に覆い被さってくる顔、顔、顔。青黒い顔、紫の顔、白い顔、しかし無表情なのは同じだ。

睨んでいるというのではないが、とても正視できない。もうダメだと思った。
見えるのは顔だけ。怖気が身体中を駆け巡ってもうどうにもならなかった。
しかも前二晩と違って一向に気が遠くならない。今夜が最期なんだと悟った。
もう行くところまで行ってしまうんだと。

俺は口の中で謝罪の言葉を繰り返した。
戦争の時ごめんなさい日本軍がごめんなさい。迫る顔は止まらない。
そして顔がぬちゃあっとした感触に包まれた。
その時、何故か口が開いて息がはああっと漏れた。
そのまま息が吸えなくなってやっと意識を失えた。

318:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 08:34:40.22 ID:4Hf0Iatx0
その日の朝は恐怖が生々しく残っていてひどく気分が悪かった。
ジョージに顔色が真っ白だと言われた。
俺の様子を見て他のメンバーも流石に心配になったらしく、
今日は休んだ方がいいと口々に言ってくれた。

しかし部屋にいるよりも働いていた方が気が紛れるからと断わり、
その日はインドネシア人の女の子たちと一緒に食事係をすることになった。
ジョージたちは昼過ぎに出発したが去り際俺に向かって
「お前のじいさんかひいじいさんがこの村の人たちを虐殺したんじゃないか?
日本は過去の過ちに真摯に向き合わないといけない」
なんてことを大真面目な顔で言った。

後から思い出すと酷い暴言なのだが、その時はそれも有り得るかもと思っていた。
でないと他の日本人に何も起きていないことの説明がつかないじゃないかと。
俺の側にいてジョージの言葉を聞いたインドネシアの子は
何とも複雑そうな表情を浮かべていた。
俺は申し訳ない気持ちになってしまってどうにも居心地が悪かった。
そして4日目の夜、インドネシアで過ごす最後の夜だ。明日になれば日本へ帰れる。
しかし、今夜はあの部屋に1人で眠らなければならない。

320:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 09:08:24.95 ID:4Hf0Iatx0
誰かに一緒に寝て貰おうかとも思ったが、
女の子じゃあるまいしプライドが邪魔して言い出せなかった。
いっそ徹夜しようとも思った。帰りの車内や飛行機で寝ればいいからと。
しかし1時半頃になると疲労感がどっと襲ってきて強烈な睡魔に襲われ、
ダメだと思いながら眠りに落ちていった。

目を覚ましたら朝だった。何も起きなかった。夢も見なかった。
俺はベッドに上半身を起こしたまましばらくぼんやりとしていた。
特に気分が悪い訳でもなく、久しぶりに気持ちの良い朝だった。
朝飯の後現地のスタッフとお別れセレモニーがあったのだが、
その時前日一緒に作業した女の子が昨夜のことを尋ねてきたから
何も無かったと告げると妙に納得したように頷いた。

俺が何か心当たりがあるのかと訊くと、女の子は声を顰めて
「貴方は許されたんだと思う」と言った。どういうことかと尚も訳を訊くと
「貴方は恨まれていたんじゃなくて、改められていた」
「改められた?」
「そう。貴方も含めるべきか否か」
「含めるって??」
「日本軍はインドネシアで酷いことをしたとあの人は言ったけど、オランダはもっと酷いことをした」
「あ……え?まさか」
「あの人は決まっていた。改めるまでもなかった」
今更のように背筋を悪寒が這い上がっていった。
最後の夜何も無かった理由が解った気がした。行ったのだ、尾いて。

322:本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 10:44:56.45 ID:rhUPBiaL0
怖かった




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777 :本当にあった怖い名無し:2021/09/04(土) 00:29:24.91 ID:zE+nEMKK0.net
これは自分の知人で、輸入雑貨の卸をしているSさんから聞いた話で、ほぼ実話というか、聞いたとおりの内容です。

触れないほうがいいかとも思ったんですが、Sさんのひととなりを説明すると、
若いころは、あるところの正式な組員になってまして、懲役、刑務所暮らしも経験しています。
今はカタギなんですけど、日本ではカラシ色のスーツに雪駄、金縁眼鏡で、金のブレスをつけてます。
ところが仕事で東南アジアに行ったときには、地味な、どっから見ても現地の貧乏人という格好で、
髪も脂ぎった黒に染めなおして、すっかりまぎれ込んでしまってるんです。
学歴とかはわかりませんが、東南アジアの現地語を数か国語、日常会話程度できます。
自分とはインドネシアで知り合ったんです。

某国でのことです。
午後からSさんは屋台に出かけ、イスでココナッツミルクをアルコールで割ったものを飲んでいると、
通りでドガーンという音がして、ふり向いて見ると、通行人が宙に舞っていました。
せまい通りを無茶なスピードで飛ばしてきた車に轢かれたんですね。
その人は布のアーケドの上で一回バウンドし、さらに地面に落ちて激しく転がり、やっと回転が止まってうつ伏せのままになりました。
血は流れていなかったんですが、ピクリとも動きません。30代くらいの男でした。
轢き逃げではなく、車は停まって(トヨタだったそうです)小金持ちそうなやつが降りてきましたが、
被害者を介抱するなどのそぶりはまったく見せず、壁にもたれて携帯で話し始めました。
で、動き出したのは屋台村のSさんのそばで飲んでいたやつらです。


778 :本当にあった怖い名無し:2021/09/04(土) 00:30:26.34 ID:zE+nEMKK0.net
倒れている人のところに数人が駆け寄ると、うつぶせのものを仰向けにし、なおかつ一人が上半身を抱き起こし、揺さぶり始めました。
Sさんは、「あちゃー、あんだけ頭打ってるのに動かすなよ」と思いましたが、
そういうときはかかわらないことが最善の選択なので、だまって見ていました。
そしたら、白目を剥いている被害者に平手打ちをするわ、無理やり口をこじ開けて水か酒!を飲ませようとするわで、
「こりゃ、黙ってれば助かるかもしれないものを、こいつらが殺してるよな」と思ったそうです。
ま、現地人は善意でやってたんでしょうけども。

そのうちに派手なマークの入った救急車が来ました。
が、救急隊員が降りてくる前に加害者の男が駆け寄って、運転席に向かって何やら言い、救急車は引き返しちゃったんです。
これは、その救急車はおそらく目撃してた通行人が呼んだもので、私設のというか、大病院に付属してて、契約者しか助けにこないやつ。
つまり有料だし、車体に入ったマークの高級病院に搬送されることになります。
加害者の男はそれを嫌って返したんでしょう。
それから10分ほど見ていても、警察も公営の救急車も到着せず、
その間、被害者はまったく動かず、加害者は見下ろしながら煙草を吸い出しました。
「これはアカンだろうな」さすがに胸が悪くなってきて、Sさんはそこの屋台を離れて、もう一つ奥の通りに入って飲み直しました。

10時頃まで飲んで、そのとき根城にしてたビジネスホテルに戻りました。
安ホテルですが、これは有名な大ホテルであっても、従業員が悪いやつと結託している場合もあるので、危険の度合いはそう変わりません。


779 :本当にあった怖い名無し:2021/09/04(土) 00:31:27.36 ID:zE+nEMKK0.net
Sさんは貧乏旅行者を装って、あらゆることを値切ったりして、悪いやつにマークされないようにしてたんです。
それと、2日か3日かでホテルも変えていました。
さらにベッドの下には知人宅に預けてあった、その国では非常に珍しい(野球をやる人は超希少)ケース入りの金属バットを転がしておきまして。
何かあったらそれでぶん殴ろうというわけです。

鍵をかけた上に、ドアの前に旅行バックを置いて、12時過ぎに寝たんですが、
夜中に目が覚めて、そしたら体が動かなかったそうです。
最初に考えたのは、縛りあげられたとか、クスリを飲まされたってことですが、そのわりには体は痛くない。
薄目が開いて、電気はつけっぱなしにしてたので自分の体が見えましたが、おかしな様子はない。
それで、「これは金縛りというやつか?」と初めて考えがいきました。
それまで経験したことはなかったそうです。
とにかく指先に少しずつ力を入れて、なんとか脱出しようとしていると、足元のほうのクローゼットの中がカタカタいい始めました。
それでも、「幽霊だったら怖くはない。何にもできねえからな」と言ってました。
むしろ、隣の部屋とかから穴を開けて侵入されることを怖れてたそうです。
ま、そのくらいでないと東南アジアを渡り歩くのはできませんが。

やがて、両開きのクローゼットがバーンと開いて、中にはSさんの上着しかかかっていないのが見えました。
扉はバタンバタン、バタンバタン、何度も何度も強く開閉して、Sさんのほうに風が漂ってきたそうです。
生臭い血のニオイがしました。


780 :本当にあった怖い名無し:2021/09/04(土) 00:33:04.00 ID:zE+nEMKK0.net
「あ、もしかしてさっきの事故のやつか。血は出てなかったけどな」と思いましたが、
Sさんには恨まれる心あたりはまったくなかったので、心の中で、
「俺は何の関係もねえだろ、車のやつと介抱した野次馬を恨めよ。俺、関係ナシ」こう何度も唱えました。

体はやっと指が動き始め、右手の肘も曲げることができたそうです。
Sさんは「これはもしや、昔の組時代の俺を恨んでるやつかもしれない」
そうも考えたので「ありゃしかたねえことだった。お互い様で恨むのは筋違い」
そのうち、体が動く感じがしたので、「俺を舐めるな、クソ野郎!!」と絶叫してベッドの上に跳ね起きました。
そのとたん、クローゼットの扉がバターンと閉まりました。
Sさんはベッドの下から金属バットを引っ張りだすと、持ったままクローゼットを開けて中を確かめ、
そのときは何もおかしな物は見つからなかったので、
クローゼットの前で、「舐めるんじゃねえ、コノヤロウ!」と叫びながら、何度も何度もバットを振り回したそうです。
そのうちに他の部屋から苦情がいったのか従業員が来まして、
Sさんは着替えてホテルのロビーに行き、そこで朝まで過ごしたということでした。

で、8時ころにチェックアウトしたんですが、そのときクローゼットをしっかり調べると、
一番下の引き出しに、ホコリにくるまった小さな頭蓋骨、たぶんネズミの仔のものがあったそうです。
結局、クローゼットが夜中に開閉した原因はわからずじまいでした。

こういう話を聞かされまして、Sさんは、
「ずっとヤバイ橋を渡って、海外も何度も行って、不可思議なことはこれだけ。
 やっぱホテルの客か従業員が、何かたくらんでた可能性が一番高いよな」
と言ってました。




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878: 地球空洞説1 2009/06/11(木) 01:04:30.24 ID:fMaiu3BW0
1829年4月、スウェーデンで漁師をしているヤンセン親子は、いつもの漁船に乗ってノルウェー沿岸を北上していた。
だが、北極圏に入ると、それまでは穏やかな海だったものが、途端に荒れはじめ、暴風雨になってしまった。

すさまじい暴風雨は何日間も続き、船は押し流され、全く生きた心地がしない。
数日後やっとおさまったと思ってホッとしたが、どうも周りの風景が奇妙である。


船の前と後ろには空が広がっているものの、上空にも海があるのだ。
いや、上空だけではない。右にも左にも、海の壁のようなものがある。
まるで水の中のトンネルを航行しているかのようだ。

この奇妙な風景は数日間続いた。
そしてやっといつもの風景・・つまりちゃんと水平線だけが見える普段の海にもどった。
いや、でもやっぱり何か違う。
上に見える太陽が妙に赤いし、海自体も何か変だ。
今まで航行してきた海とは明らかに異質のものを感じる。

違和感を感じながらも船を操縦していると、やがて目の前に巨大な船が現れた。
ヤンセン親子は助けを求めようと近づいて行ったのだが、その船の乗組員たちを見てびっくりした。



879: 地球空洞説2 2009/06/11(木) 01:07:32.00 ID:fMaiu3BW0
彼らは全員身長が4メートル以上もあるのだ。
親子はとっさに身構えて戦闘に備えたが、意外にも巨人たちは親切であった。

巨人たちは極めて友好的に接してきて、これから我々の国に案内しようという。
巨人たちの言葉は聞きなれないものであったが、サンスクリット語に似た言葉で、かすかに理解は出来た。
この後、ヤンセン親子が連れていかれたのはイェフという町だった。

巨人たちは高度な文明を持ち、見たことのないような機械が数多く存在していた。
建物は黄金で色どられ、何もかもが巨大だった。農作物も豊富で、リンゴは人間の頭ほどの大きさがあった。

巨人たちはみんな陽気で優しく、平均寿命は800歳前後だという。
ヤンセン親子はこの国の王から滞在の許可をもらい、この後2年ほどこの国で過ごすことになる。

そして2年後、ついにヤンセン親子は元の世界に戻る決心をする。
旅立ちに際して巨人たちは金塊と、この地底世界の詳細な地図を土産に持たせてくれた。
ヤンセン親子は乗ってきた漁船に乗り込み、地底世界の海を出発した。

再び水のトンネルを抜けてようやく元の世界へ帰ってくることが出来た。
だが、帰ってきたと思ったら、そこは最初に迷い込んだ北極の海ではなく、反対側の南極の海だった。



880: 地球空洞説3 2009/06/11(木) 01:10:32.09 ID:fMaiu3BW0
北極から入って南極に抜けてしまったのだ。
親子は途方にくれたが、スウェーデンに帰るには、膨大な旅になるが、このまま航海していくしかない。
しばらく航海していたのだが、更なる不運が親子を襲った。嵐に巻き込まれてしまったのだ。

この嵐でヤンセン親子の船は破壊され、沈没してしまった。
それと同時に巨人たちが持たせてくれたお土産も海中深く沈んでしまった。
息子のオラフ・ヤンセンは、氷山に乗って漂流しているところを、たまたま通りかかった捕鯨船に救助された。

ヤンセン親子の体験したこの事件は、誰も信じず、結局狂人の妄想だということで片付けられた。
だがヤンセン親子に限らず、北極海では同様の体験をした船乗りが何人もいるという。

ヤンセン親子が、この体験をしたのとほとんど同時期に、他にも3件ほど、極めてよく似た事件が発生している。
また、南極海においても同様の事件が起こっている。
1947年、アメリカ空軍のバード少将が北極上空を飛行中に、見知らぬ世界へ迷い込んだとの報告もある。

ノルウェーの漁村などではこういった体験談などが昔から伝えられ、また船乗り自身の手記としても残されているという。



883: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/11(木) 01:20:17.80 ID:KVvEgUOZO
>>878-880超ワクワクした!!!



885: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/06/11(木) 01:21:37.19 ID:YlQ+U0Hf0
>>883
一説にこれは地球の内側だとかうんたら





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986:本当にあった怖い名無し:2014/02/21(金) 22:19:19.27 ID:vK991Tec0
15年くらい前に爺ちゃんから聞いた話(うろ覚え)

爺ちゃんは日中戦争でシナに配属されてたんだけど、太平洋戦争が始まって南方に派遣されたらしい。
その時の南方の島(オセアニア周辺か?)での話。
爺ちゃん達の支隊が島を調査していると、現地民の集落を発見。
おそるおそるピジン・イングリッシュで話しかけてみると、通じたので一安心。


現地民は好意的で、お祭りを開いて歓迎をしてくれると言う。
日本軍は南方では漁を教えたり、畑を作ったりしていたので、原住民から歓待を受けることは結構あったらしい。
(なんか来訪神信仰とかもあって、あちこちで歓迎を受けてたそうだ)
だから爺ちゃん達も警戒を解いて、歓迎に応じた。

集落の中で宴会が始まると、魚やら果物やらが次々と運ばれてくる。
(余談だけど、バナナの葉で包んだ魚の蒸し焼きが死ぬほど美味かったそうだ)
ところが、その中に奇妙な肉が混じっている。
バナナの葉で包んだ肉の蒸し焼きなんだけど、明らかに髪の毛のようなものが生えている。

村人に何の肉だと聞くと「長い豚の肉だ」という返事が返ってくる。
もともと、南方の島には食人の風習が残っているという噂があったため、爺ちゃんたちはすぐに察して帰ろうとする。
軍の任務に戻るとか、適当な理由を付けて別れを告げると、村人たちは名残惜しそうに果物をお土産として持たせてくれたそうだ。



987:本当にあった怖い名無し:2014/02/21(金) 22:19:56.04 ID:vK991Tec0
ただ、何を思ったのか爺ちゃん達は「長い豚の肉」の正体を確かめたくなった。
帰ったふりをして近くに潜んで、集落を監視。
村人が集落から出ていくのを見て、「肉を取りに行くんだな」と思い尾行したそうだ。
すると辿りついた先は森の中の洞穴。村人がそこからバナナの葉に包んだ肉を持って出ていくのを見てから、中に忍び込んでみた。
洞窟は結構広くて、奥の方から物音がするので探索してみた所、人間牧場があったらしい。

広いスペースの中に四つん這いになった人間が二十人くらい居て、真っ白でブヨブヨした人型の化け物が棒でそれを叩いていたそうだ。
その光景を見た瞬間、爺ちゃんは驚きすぎて呆然としてしまった。
人型の白い化け物も爺ちゃん達に気付いて、目が合うんだけど、向こうも「え?」みたいな顔をして驚いていた。

白目とか瞳孔とか無い、真っ赤なギョロギョロした目が洞窟の中で光ってたそうだ。爺ちゃん曰く「あれは絶対人間じゃねえ」とのこと。
最初はお互いに唖然としてたんだけど、次第に化け物の目玉が吊り上ってくから、爺ちゃんも「あ、これは怒ってるんだな」と我に返って、その場から半狂乱で逃げ出したらしい。
ほうほうの体で大隊の本部に戻って、将校に事と次第を報告したんだけど信じて貰えなかったそうだ。

ヒロポンでもやってたのかと笑われて、爺ちゃんも仲間たちもムッとしたらしくて、次の日に集落と洞窟を探したんだけど二度と見つからなかった、とのこと。
今でもあの集落と洞窟の光景がなんだったのかわからない、って言ってた。終わり。



989:本当にあった怖い名無し:2014/02/21(金) 22:41:03.98 ID:QHXjTzdrO
>>987
怖くは無いが凄く面白かった!
俺的には今年初の良作、名作だぜ
じいちゃんがお元気ならまた何か不思議な話が無いか聞いてみてくれよ
いい話をありがとう





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【AFP=時事】イスラエル考古学庁(Israel Antiquities Authority、IAA)は13日、約20年前に盗まれた古代遺物が窃盗犯自らの手によって返却されたことを明らかにした。返却された遺物には、不幸が続いたという窃盗犯から、誰も遺物には手を出すべきではないとのメッセージが添えられていたという。

AFPBB News

画像



8: ジャーマンスープレックス(西日本)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:23:53.93 ID:6+V2LinD0.net
我が眠りを妨げる者は不思議な力で死ぬことになる


9: ショルダーアームブリーカー(芋)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:24:56.14 ID:mD8nAGrS0.net
ヤバい細菌とか化学物質でも付いてたんじゃないの


11: ボ ラギノール(東京都)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:25:21.11 ID:sab/nF/p0.net
映画エクソシストのアレ



35: キチンシンク(北海道)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 14:25:46.62 ID:XH7kZ45zO.net
>>11
エクソシストは古代メソポタミアの古い神の呪いだったよな。


52: 毒霧(宮城県)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 22:10:21.36 ID:sJVl3cT10.net
>>35
あのオープニングはホラー映画の枠にとどまらない傑作シーンだと思ってる



14: サッカーボールキック(岐阜県)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:28:41.67 ID:WwKnWN5I0.net
祭器とか像とかならまだしも、投石器の弾如きに何でそんな呪いが篭るんだよ


19: キン肉バスター(茸)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:33:43.90 ID:QSoTy2DM0.net
>>14
何人も殺めたんだろうなぁ



47: キングコングニードロップ(茸)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 18:51:03.62 ID:KtQ7Sq7T0.net
>>14
細菌でも塗ったくって投下した場所にウイルスが発生するようにしてたんじゃね?



25: ナガタロックII(チベット自治区)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 13:51:01.64 ID:7BrqUPag0.net
遺物の神聖性を高めて盗難防止にする定期の自作自演広報ですね。



30: ニールキック(神奈川県)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 14:05:55.38 ID:b4jwOTQI0.net
話は聞かせてもらった!
ユダヤは滅亡する!!!



33: 不知火(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 14:16:26.93 ID:dXgJeEhJ0.net
祟りじゃ、祟りじゃ、お狐様の祟りじゃ!


40: フェイスクラッシャー(やわらか銀行)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 15:08:43.05 ID:BxqVvWEh0.net
ネクロノミコンみたいもんか


44: ミッドナイトエクスプレス(山口県)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 16:24:44.88 ID:PtpLU3Bf0.net
自分のコレクションにする為に盗んだのではあるまい
単純に売れなかっただけだろ



45: スリーパーホールド(WiMAX)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 17:37:51.43 ID:6mEz4/g40.net
コレクターが盗んだのか?w


50: 稲妻レッグラリアット(神奈川県)@\(^o^)/:2015/07/14(火) 21:45:40.58 ID:odEd+L050.net
古代遺跡のエリア内にあったとはいえ
投石機用の石なんて限りなくただの石じゃないのか


58: 頭突き(家)@\(^o^)/:2015/07/15(水) 00:30:34.37 ID:sRI344F50.net
河原で拾った漬け物石に祟られるとか、そんなレベルだろ




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765 その1 sage 2008/10/10(金) 23:48:11 ID:ruuNp7md0
友人のフリーライターから聞いた、怖いというかとても気味が悪い話です
かなりの長文になります、スレ汚しかと思いますが読んでいただければ幸いです。
私は普段はROM専ですが、とても心に残る話でしたので初めて投稿させていただきます。

友人はフリーライターといっても、朝鮮の民俗学に興味があり、1年の半分以上は向こうにいます
いつか北に拉致されないかヒヤヒヤしてるそうですww 
何回かやめろよって言いましたがやはりなぜかあの半島に魅力を感じてしまうらしいです、
まあ普通に民俗学といえば聞こえがいいですが


彼が主に調べているのは、朝鮮の黒歴史・・・
表には出ないドロドロした歴史だというんですから物好きと言うか悪趣味と言うか・・・
映画にもなった、キム・デジュンの暗殺部隊なども調べたというものだから困ったものです

そんな彼が語った、朝鮮の闇・・・
本当に闇に葬られた、現実にあったとは思えない 思いたくない 恐怖の歴史です
あまりの話の内容に、彼はそればかりは文章にできなかったと言います。
この話は誰にも話しておらず、人に話すのは初めてだと言いました・・・



なぜ、彼が私に話したのかそれは、いやがらせの為に話したのです。 
というのも彼と一緒に入った料理屋のバイトが朝鮮人で、あまりにも日本語が下手で
思わず「これだからチョンは」と言ってしまったのをきっかけに口げんかになり、そして落ち着いたところで彼がポツリポツリと話し出しました
「お前、朝鮮人がどれだけ歴史の裏で恐ろしいことをやっていたのか・・・教えてやるよ・・・」と

今やかの国は発展途上ということもあり、超高層ビルが建ち ハイテクなパソコンが並び 様々な国と交流をもってますが実際にはそんなのは全体の一部に過ぎず 
少し山奥や地方に行けば 今だに自給自足してる村もあります


南北問題や朝鮮戦争なんて教科書に載っているような歴史ではなく、本当に裏の歴史を知るにはそういった村からの情報が欠かせないと言います
3年ほど前になるでしょうか、その日も彼は山奥の村で取材をしていました。

766 その2 sage 2008/10/10(金) 23:49:07 ID:ruuNp7md0
一通りの取材を終え村を出たころには、空はもう真っ暗だったそうです。 
予定よりも時間をくってしまった、さっきの村に宿を求めようかとも思ったのですが結局、麓の町まで歩くことにしました。 


しかし険しい山道、もちろん街灯なんかも無く、手元の懐中電灯の明かりもただデコボコの道と闇を照らすのみ・・・
おかしい 迷ってしまったんじゃないか、そう気づいた時はもう遅く 森と闇に囲まれ、そして雷鳴が轟いたそうです、振り出す滝のような雨 彼は雨具を着て
「こりゃあ・・・雨宿りできる場所を探して野宿だな」と覚悟を決めました。


ぬかるんだ地面に足を取られながらも、雨粒しか反射しない懐中電灯の明かりを頼りに一晩過ごせるような場所を探します。
すると、地面から飛び出す巨大な岩と岩の間に穴があるのを発見しました。 
ちょうど人ひとり入れるような穴です。
「坑道か何かか? ちょうどいい」 彼はその穴に入りました。 
中はもちろん真っ暗で電灯で照らしても冷たい岩肌しか見えません。
そのまま寝てしまえば良かったのですが彼は好奇心で奥はどうなっているんだろう? 
と穴の深くへ進んでいきました。

どれだけ歩いたでしょうか、深い深い穴の先 
出口が見える気配もありません。 
懐中電灯の電池も気になります。


こんなことなら入り口のところでさっさと寝てしまえばよかった。 
彼は後悔します、ここで夜を明かしても目覚めは闇の中でしょう、結局進むか戻るかしかありません。
万一行き止まりだったら・・・
そう思うとやはり後戻りかな、そう考えた矢先 雨音が聞こえます。 
もしかして出口か?
さらに先に進むと出口が見えました、かなりの距離を歩いた気がする・・・
それは山の裏まで突き抜けているトンネルだったようです
とりあえず出口が見つかったので、そこで彼は横になりました。

767 その3 sage 2008/10/10(金) 23:49:39 ID:ruuNp7md0
まぶしい光に彼は目を細めながら起き上がりました、昨夜の遭難に雨 
そしてトンネルの事をぼんやり思い出しながら外に出ました。
木々の隙間から漏れる光、快晴です。 
よかった、とりあえず麓まで降りよう。 
そして少し先に開けた場所があるのを発見し進みました。


森から抜け出し草原に出た彼は、その時の感覚を「あの時背中に走った悪寒はヤバかった。脊髄が氷柱に変わったかと思った・・・」そう語りました。
彼が見たのは墓 墓 墓 墓墓 墓墓墓墓墓 草原のあちこちに倒れ積み重なり そして草からのぞく墓墓 墓石の大集団
ほとんどの文字は苔に覆われ欠けていましたが、それは確かに墓だったといいます。 
しかもその数は尋常じゃなかったそうです。


草原かと思ったのは墓の隙間から生えた草でその一面・・・
そう、彼が立っている地面そのものが墓石の山だったそうです。
これほどの死者・・・疫病か?村同士の抗争か? 
この山にも昔、村が点々とあったことはだけは知っているが・・・しかし、考えずらい
あまりにも多い、村1つ全員・・・どころじゃ・・・ない、この山1つ・・・いや、この地方一帯の人間が死ななければ、これほどの数にならないんじゃないか・・・?
恐る恐る墓石の文字を覗き込む、時代はどれも大体同じ時代のものが書かれていた。 
ちょうど日本で言えば幕末~明治初期に集中しているらしかった。
そしてもう1つ、欠けた墓石の文字をたどっていくと・・・彼は気づいてしまった

女性と・・・子供しかいない・・・

名前はほとんどが女性の名前、男性の名前もあったが刻まれた年齢はどれも幼く・・・
ソレを物語っていた。
これだけの女と子供が? 
この時代は確かに村と村、地域と地域 国と国の争いがあちこちであり、疫病も度々あった時代だ
しかしそれなら成人男性の名前も刻まれるんじゃないのか? 
男たちが出稼ぎや徴兵で出て行った後、残された女や子供が疫病で亡くなったのだろうか?
恐怖は徐々に好奇心に変わっていった。 
ここで・・・ここいらの地域で何が起こったのか・・・彼は調べることにした

768 その4 sage 2008/10/10(金) 23:50:11 ID:ruuNp7md0
まずは地域の資料を漁ってみた、図書館や役所にも足を運んだがコレといった情報は得られなかった
そもそも今でも地方の山の奥で何があったかなんて日本ですら分かってない事が多いのに、管理能力がアレな国だ


今現在でも、住民票すらない山奥の人なんて数万人もいるんだ、分からなくて当然なんだよな。 
彼は苦笑した。
そこで先日の村に再度話を聞きに行った、その村の人は確かにあのトンネルと墓の山の存在は知っていたのだが、比較的新しい村だったため、情報は少なかったが
「昔、かなり良くないことが起こったらしいが詳細はわからない」
村一番の年寄りもこう語るのみだった。

あの時代、この地域の生き残り・・・は、さすがにいないだろうけど、もしかしたらどこか移住した部族がいるかもしれない
様々な資料を調べ 聞き込みを続けると、ある重要な手がかりを見つけた。 
あの山一帯の者の一部は今のロシアに移住しているとのこと。

「ロ・・・ロシア? はぁ・・・お手上げじゃん」 
私はため息をついたが、彼は薄気味悪い笑みを浮かべて続けた


「いや、ロシアまで行ったぜ・・・さすがにロシア語わからなかったから辞典片手にな」 
アホだコイツ・・・私はすっかり冷めたヤキトリを頬張った
「んで、ロシアで見つかったのかよ? 墓場山の住民は」
「あぁ、見つかった 俺ってハイパーラッキーだ・・・まあ、1年かかったけどな」
「マジかよ・・・」
「ああ、しかも絶対に話さないと超ガンコジジイでな、交渉に交渉重ねて聞き出すのにさらに1年かかった」
「・・・はぁアホだなぁ・・・」私はため息をついた

バカみたいに寒いロシアの田舎町に、その老人の家はあった。 
老人は確かに朝鮮人の顔立ちをしていたという。
ただ、生まれも育ちもロシアだというのだから、老人が語ったのは父の祖父・・・
つまりヒイヒイおじいちゃんの話だ。
その老人も90代というのだから、確かに時代は合っているようである。
老人はしわが垂れてわずかに開いた瞳で彼を見据えて、ゆっくりと話し出した。



769 その5 sage 2008/10/10(金) 23:51:45 ID:ruuNp7md0
わしらの先祖さんがこの国にやってきたのはもう1世紀以上も前の話だ、正直この話はあの世まで持っていくべきことなんだよ
お前さん、知ってどうする? 
この世には知らなくてもいいことが山ほどある、その山の頂点に位置するだろうこの話を聞くというのなら、お前さんは地獄に落ちてしまうだろう、それでもいいのかい? 
もしかしたら、ボケた老人の戯言かもしれんだよ?


まぁ、いいさ・・・逆に知っておかなければならない話・・・かもしれん。
そもそもこの話は、わしは父から聞き、父は祖父から聞いた話だ、つまり曽祖父にあたる。
そうか、墓の山があったというのであれば・・・あの話は作り話ではなかったのだな。


正直、お前さんに話すのは何ももったいぶったワケではない、怖かったのだ。 
ずっと作り話だと・・・父がわしを怖がらせようと作った話だと思っていた
それが・・・まさか・・・そうか本当にあったことだったとはなぁ。 
わしは家族にも、誰にも話したことは無い、そもそもお前さんが現れるまでは忘れていたことだ
今さらとんでもない者が現れたもんだ・・・やれやれ。 
わしの父の祖父は、小さな村に住んでいた。


貧しく苦しい生活だったらしいが、まあ当時としてはそれが普通だったんだろうよ。 
そうだな、仮に父の祖父の名をキムとしよう。

色々な人が集まり、様々な民族 人種が入り乱れる、当時の人間からしてみれば。 
よその人種というだけで争い、殺しあう。
山は1つの部族の集まりだ、だから隣の山は敵だらけなんだ。 
キムはそう教えられた、その村人全員がそう教えられて育つ。
おそらく他の山の集落でもそう教えていたはずだ。 
だから基本的には生まれた山で過ごし、暮らす、自給自足が当たり前。 
だから下手に下界と干渉しないんだ。



770 その6 sage 2008/10/10(金) 23:52:58 ID:ruuNp7md0
キムはその日、畑を耕していた、いつものように畑で汗を流し、家族の元に帰る。 
貧しく苦しいが、それでも幸せだった。
「山が燃えているぞ!!」 突然の村人の叫び、キムが駆けつけると遠くで山が燃えていた。 
まずい、このままではあの山火事はここまで来る!
キムたち村人は総出で消化にかかった、川の水を汲み、火にかけるが・・・自然の力は本当に強かった、結局火は集落に流れ込み村が山が灰になる・・・
その光景をただ見つめていた。 問題はそれからだ、早い発見で村人はほとんど逃げ出せた。 
隣の山の住民も逃げてきていた。
そして、地域一帯で唯一無事だった山がある、逃げ延びた人々はその山の集落に助けを求めたが・・・それは、他民族の山だったんだ。
殺されはしなかったが、扱いはあんまりだった。 
男は毎日奴隷のように働かされ・・・女子供は・・・わかるだろ? 
まぁ、そういうことだ。

ただ、奴隷のように働かされるのは仕方が無い、しかし女性は妊娠しちゃうんだよ、もちろんコンドームなんてないし堕胎技術もない・・・産むしかない
しかし怖いね「他民族の子を孕んだだと!」 怒りに狂った男は、妻や娘を殺し、腹を割き 胎児を取り出しぐちゃぐちゃにつぶした。
それが1つの夫婦・親子じゃなかったから尚恐ろしい・・・
んで、その胎児と女が例の墓になったか? 違う、墓なんて立派なものじゃない。 
壷に溜め込んだんだ・・・なぜ壷なのかわからない
ただ、殺した女子供は壷に流した。(キムたちのいた山では壷は邪悪なものを封じる魔よけのような物だったんじゃないだろうか?と友人は仮定してる)
女と子供は数えるほどしか残らず、女はいつ妊娠してしまうか震え、憎い憎いその他民族に抱かれる日々。



そしてある日・・・他民族の子供が壷に近寄ってきた「これなあに?」と聞いてくる。
「幸運の壷さ」とウソを教えると、子供はその壷を持って帰っていった。 
ちなみに、ヤツらはこの壷の中身は知らなかった。
女が殺されているのは、日に日に減っていく数を見れば分かったが、まさか壷に入れてるなんて思ってなかったんだろうな。




771 その7 sage 2008/10/10(金) 23:53:49 ID:ruuNp7md0
その壷のつくりは何か特殊で、どうやら簡単に開けられないような仕組みらしい、詳しい事は分からないがそういう壷らしい。 だからバレなかった。
次の日から、不思議な事が起こった。 他民族の家から叫び声が聞こえ、その家の子供が死んでしまったのだ。 壷を持って帰った子だ。
そしてその家の妻、隣の家の子と・・・次々に他民族の女子供が死んでいったらしい。 
キムたちは「我ら部族の呪いがヤツらに降りかかったんだ」
そう思ったが、そういうわけではなかったんだ。 
キムのまわりの女性や子供も死んだんだ。 
・・・おかしい、やはり実際に殺した我々も恨みの対象なのか・・・



しかし、よくよく考えると女と子供ばかりが死ぬんだ。男性は無事なんだ。 
そこでわずかに生き残った女子供をつれて村の大半がついに逃げ出した。


奴隷に逃げられようと他民族はそれどころじゃなかった、大切な跡取りが次々と死んでいく。 
これは間違いなくキムたちが何かをしているに違いない。
と、気づいた時には後の祭り、キムたちはすでに逃げていたんだ。

逃げ延びた先が、例の山さ。 
そこで再び生活を始めたキムたちは、今回のこともあり、他の集落ともできるだけ仲良くするようになった。
苦しいときは助け合い、笑い合うようにすると。 
そして貧しいけど、またつつましい生活が始まった。 
めでたしめでたし



772 その8(ラスト) sage 2008/10/10(金) 23:54:12 ID:ruuNp7md0
・・・とは、いかなかった。 
例の他民族がやってきたんだ。 
男だけになった彼らはニタニタ笑っていたそうだよ、何せ分かったんだからね
呪いの正体、それは例の壷だったんだよ。 
彼らは壷の中身を無理やり調べたんだろう、子孫を殺す呪いの壷。
そして壷はパワーアップしてたんだ、どうやら壷の中身が多いほど・・・強いんだ。 
だから彼らはその壷で死んだ我が子、我が妻をたっぷり入れてね。
あとはもうグダグダさ。 
呪い呪われ、死んで壷に流して。 
その話が都のお偉いさんの耳に入り、役人が来たときにはすでに、女と子供が消えていたんだ、
その村から山から地域から・・・ほとんどね


男たちは都へ連れて行かれ処刑され、女と子供の怨念を恐れた都の人はそれぞれに墓を作った。
そうなる前にキムたち含むわずかな生き残りは北へ北へと逃げていったそうだ。

気味が悪い話だよ、飢饉で子供を食った話とか色々聞いてきたが、この話だけは何か・・・気分悪ぃぜ。
しかし壷はどうなったんだろうか。 ま、恐ろしいものだから、国に処分されたんだろう。

友人が「え?」と聞き返してきた、
私はもう一度聞いた「本当に壷なのか?」
「う~ん、まあ壷だって言ってたと思うぜ」
「壷じゃなくて箱じゃないか?」
「え?なんでよ・・・別に壷だろうが箱だろうが、とりあえず入れ物だろ?」
「だって、しってるよ・・・その壷・・・というか箱」
「あ? マジかよ!!」
「うん、その壷(箱)の作り方知ってる部族の人、多分日本に来たことあるんじゃないかな?」
「・・・え・・・」
「しかも、日本でソレ作ったんだよ」
「・・・え・・・ウソだろ、なんでお前が知ってるんだよ!!」
「うん、オカ板で一時期流行ったんだ」
「・・・? 何が?」
「・・・? 何が?」

「コトリバコ」

私はすっかりぬるくなったビールを一気に飲み干した。



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