【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 雷鳥一号



172 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :05/02/16 03:16:07 ID:FvS5EPHf0
知り合いの話。

彼の実家の裏山には、昔から小さなペット霊園がある。
そのせいか、家の中に犬が通る道があるのだという。

彼の部屋は一階だ。玄関から一直線の廊下の突き当たりにあり、部屋の外からは
すぐに山が始まっている。




夜になると時々、外の廊下からタッタッタと何かが部屋に滑り込んでくる。
引っ越してきたばかりの頃は、さすがに飛び起きて布団の周りを確認していたが、
気配はすれど何の姿形も見えない。
そのうちに慣れてしまい、今ではまったく気にならなくなったという。

なぜ犬とわかるのかと聞くと、フンフンと匂いを嗅ぐ音がするだからだと。
寝ている彼の頭をしつこく嗅ぎ回って、飽きると山の方に向かうのだそうだ。

近所には猫の道もあったらしい。
夜中になると台所で、ニャアと餌をねだるような泣き声がしたと聞く。
家人が不憫に思ったのか、床には餌を入れた小鉢が置いてあったらしい。
その家は随分前に取り壊されたので、今でも道があるのかは不明だそうだ。



177 :本当にあった怖い名無し:05/02/16 12:41:07 ID:8rDcNsH60
>>172
い、いいなぁ・・・。ワンコの通り抜ける部屋。
他に障りがなければ是非住んでみたい。
犬好きにとっては堪らんです。

これって霊道ってヤツですかね。
動物ごとに違うかもっていうのが面白いですな。
乙でした。



181 :本当にあった怖い名無し:05/02/16 19:37:07 ID:2kT4XgU6O
>>172
山とは関係ないけど、昔飼ってた猫が、ウィルス性白血病で死んだ。
1週間後の夕方、玄関前で姿を見かけたので騒いだら逃げた。
尻尾の先がかぎ状に曲がった特徴のある猫だったよ。
知人の話によると、心配して様子を見に来たらしい。








143 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2010/04/19(月) 21:11:50 ID:E4l2Qu6S0
知り合いの話。

家の敷地の外れに、いつ造られたのかもわからない、小さな祠があったという。
その一角にアパートを建てることにしたので、祠を移動させることにした。
取り立てて信心深い訳ではなかったが、潰してしまうのも躊躇われたので。
祠は近所に住む、親戚の土地へ移された。

祠を移して間もなく、敷地内にある二つの井戸が同時に涸れてしまう。
仕方ないので、新しく市水道を引くことにした。
反対に祠を移した親戚の家では、随分と前に枯れていた井戸が、再び水を噴きだした。
現在その井戸には良質の水が満ちているという。

「あの祠、本物だったかな。惜しいことした」
水道の申請に伺った私に向かい、彼はそう言って苦笑した。






48 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/12/14 01:45:16 ID:etYsJ3yP
友人の話。

彼の実家は山で棚田を耕している。
つい先日里帰りした折、「最近は熊や猪がよく出るので大変だろう」とお祖父さんに振ったところ、
何ともおかしな答えが返ってきた。

「熊やらは大変だけど、気をつければそう怖くはない。
 本当に怖いのは、歌う案山子だ」

田で作業をしていると、何処からともなく歌声が聞こえてくることがあるのだと。
目を上げると、遠くでユラユラとハミングしている、細い影が見えるらしい。
ひどく気味の悪い代物なのだそうだ。
そんな時は作業に終いをつけ、すぐに引き上げるのだという。
この時、後ろを振り向いてはいけない。何かと厄介なことになる。
どう厄介なのかは、つい聞きそびれてしまった。

「案山子ってのは、ちゃんと供養してやらないとダメだ」

お祖父さんはそう言って、ちびちびと酒を飲んでいたそうだ。






466 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/09/05 23:18 ID:qudfF4Sa
友人の話。

一人で山歩きをしていると、急に体がだるくなった。
最初は足が重くなる程度だったが、次第にそれが全身に広がっていく。
そのうち、息をすることさえ苦痛になってきた。
首が痛くなり眩暈がし、頭の中がぐるぐると回り始める。
なぜか休憩することさえ思いつかず、ただ苦行のように足を進めた。

じきにキャンプ地に着いた。既に何人かがテントを設営している。
そのうちの男性一人が彼の姿を見ると、慌ててテントの中へ入っていった。
再び出てきた男性の手には、軍手が巻かれた火箸が握られていた。
それを構え持ち、ひどく怖い顔で友人に近づいてくる。
疲れきった彼の頭には、もう逃げようという気も起こらなかったらしい。

いきなり、火箸が彼の首筋に突きつけられた。
何かが引き剥がされるような感覚。
頭にかかっていた霞が取れて、急にまた物事がはっきりと考えられるようになる。

火箸をみた彼はぎょっとした。
大きな黒い蛭のようなものが、それに挟まれ身を捩っていたのだ。
どうやら男性は、そいつを友人の首筋から引き剥がしてくれたようだ。
手首を返して、蛭を地べたに投げ捨てる。
地面に落ちた蛭はじゅっと音を立て、溶けるようにして消えてしまった。

それからしばらく、友人は体調を崩してしまったという。








57 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/12/22(木) 19:37:15 ID:PJO/01Ta0
友人の話。

夕暮れ時、闇が濃くなる山道を歩いていると、行く手を塞ぐ物が見えた。
壁だ。大きさは立横が二メートルほど、厚みはあまりない様子。
微かにピンク色で、ぼんやり向こうが透けている。
遠目で見た感じ、ゼリーか寒天を連想した。

近づくと、その壁がぶるぶると小さく震えているのがわかった。
加えてひどく生臭い。間近で見ると、内側に何かが埋め込まれていた。
ゆっくりと動いている。何だろうと凝視してみる。

自分が何を見ているのか、最初まったく理解できなかった。
それは薄べったくなった人間の手だった。力なくニギニギをくり返している。
押し潰された人が中に納められている!?
だとすると、一面に走っている赤い筋は血管だろうか。
右下の方にはぼんやりと白い球体が見えた。とても覗き込めない。

半分腰を抜かし、ほうほうの体でそこを逃げ出した。
後で地の者に聞いたところ、あれはチブスマと呼ばれているものらしい。
入ってはいけない日に入山した者が、閉じ込められているということだ。

しかし、その山で行方不明になった者はしばらく出ていないという。
何だったんだろうなアレって。彼はそう言って顔を顰めていた。





830 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/12/04(日) 03:38:48 ID:GYUYfZrX0
友人の話。

幼馴染と近くの山へ枇杷を採りに行った時のこと。
雑談しながら登っている山道の上の方から、何か転がってきた。
断面に年輪が見える。丸太だ。大きさは一メートルほど。

勢いはなかったが、当たれば怪我くらいするだろう。
やり過ごそうと道脇によった。
丸太はそのままコロコロと二人の真横まで転がってきた。

そこでピタリと静止する。
驚いた彼らを、何とも説明できない違和感が襲った。
強いて言えば「何かに様子を伺われている」といった感じか。
少し間があって、また丸太は転がり始める。
丸太が視界から消えるまで、彼らは身動きできなかった。

後日、幼馴染が彼の祖父から聞いたところによると、
二人が見たものは地の者にコロゲとかコログなどと呼ばれているものらしい。
丸太に擬態しているが、実際は蛇の類だという。
縁起が悪くなるので、行き逢っても無視しろと言われたそうだ。


831 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/12/04(日) 03:40:15 ID:GYUYfZrX0
知り合いの話。

持ち山の手入れをしていると、おかしな音を聞いたという。

 グ・・・ググゥ・・・グゴォ・・・

手を止めて耳を澄ます。生き物の鼾のようだ。正体はわからない。
出来るだけ音を立てずに、鼾の主の姿を探すことにする。
右手奥の少し開けた場所で、どうやら目当ての相手を見つけた。
自分の目を疑う。

そこで気持ち良さ気に鼾をかいていた者。それは太い丸太だった。
端面には年輪がある。枝を落とした切断痕もちらほら見受けられる。
それだのに、腹に当たる部分が微かに上下している。生きている。

起こしたりするようなことはせず、静かにそこを立ち去ったそうだ。


832 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/12/04(日) 03:42:26 ID:GYUYfZrX0
知り合いの話。

彼は山に椎茸を栽培するための小屋を持っている。
小屋の手入れをしに行っていた時のこと。
ほだ木を整理していると違和感を覚えた。
まさか・・・自分が用意していた数より、増えていないか?

おかしく思い引っ張り回している撃ち、何本かのほだ木に異変が起きた。
灰色の先端に、二つの眼がぱちくりと開いたのだ。

しばし睨み合いこをした後、木の表面は波が走ったかのようにぶれた。
ぶれが治まると、元通り何の変哲もない木材に戻っている。
怪しい木には手を触れぬことにして、その日は山を下りることにした。
次に小屋を訪れた時、ほだ木の数は記憶にある数に落ち着いていたという。



834 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/12/04(日) 03:52:16 ID:GYUYfZrX0
こんばんわデス。

木材に化けるモノ関連の話がいつの間にか溜まっていたので、UPしときます。
一応、中国地方で集めたネタでして、特に一話と二話は、我がお膝元H県。
これって、バチヘビとかツチノコの類と同じモノなんでしょうかねぇ。
他の地方では、何と呼ぶのでしょうか。

地元だけに見てみたいとも思いますが、まぁ、山ン中で丸太に追いかけられたり
したら、私だったらそりゃ一目散に逃げるでしょうなぁ(苦笑)。
最近ヘタレ化が著しいし。

でわでわ。おやすみなさいデス。





503 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/08/10(水) 23:13:41 ID:WfFmkxTq0
同級生の話。

登山部で一緒に活動していた時に、こんな話を教えてくれた。
彼の地元には、経塚と呼ばれる塚がある。
高校生の頃、そこの碑に悪さをした悪友がいたという。
昔から祟りがあると言われていた曰く付きの場所だったので、返って悪戯心をそそられてしまったらしい。
碑を足蹴にし、塚に立ち小便をかけたのだと。
仲間は皆、祟りがあるぞと注意したが、悪友はまったく聞く耳を持たなかった。

程なくして、件の悪友は帰らぬ人となった。
交通事故だったらしいが「祟りじゃないのか?」という噂が流れたそうだ。
果たして祟りかどうかは不明だが、皆その塚を避けるようになったという。

目撃談が語られ出したのは、それからしばらく後のことだった。
その山付近を歩いていたパーティの中に、死んだはずの悪友がいたというのだ。
曰く、最後尾を俯いて歩いていたが、向こうの景色が透けていた。
曰く、すれ違った集団の最後に付いていたので思わず振り返ったが、もう背後には誰の姿も見えなかった。
曰く、前を歩いていたパーティに見覚えのある後ろ姿を見つけたので、思わず追いかけたが、
どんなに足を速めても追いつくことが出来ずに見えなくなった。


504 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2005/08/10(水) 23:14:23 ID:WfFmkxTq0
調べたところ、過去その山では、狂い死にした者が続出したことがあったという。
なぜ狂ったかの理由は伝えられていない。
その死者たちを鎮めるために造られたのが件の塚で、経塚も元々は狂塚と書いていたのだとか。
昔は、その山の近くで死んではいけない、死にたくないと皆が言っていたそうだ。
そこで死んでしまったら、狂いミサキに連れて行かれるのだと。

今は別の登山道が使われるようになり、その塚の場所を知っている者も数少なくなっている。
「知っていても行かないけどな」
彼はそう締めくくった。








336 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/08/22(土) 20:00:17 ID:E11gwc8I0
友人の話。

里帰りした折に、甥っ子を連れて裏山で遊んでいたという。
時はまだ朝方、霧雨がかかって少しばかり肌寒い。
地山が剥き出しになった崖に、立って入れるほどの洞穴が開いていた。
何気なく入ってみると、五,六メートルも進んだ所で行き止まりとなっている。
別に変わったこともないので、すぐに引き返して外に出た。
唖然とした。見事な夕焼けが視界に飛び込んできたのだ。
慌てて甥の名前を呼んで探したが、どこにも見当たらない。

一目散に家まで帰ってみると、親たちにこっぴどく叱られた。
「小さな子供を放ったらかしにして、今まで何処で道草食ってたんだ?」
甥が言うには、急に彼の姿が見えなくなり、仕方なく一人で家まで帰ったのだと。
事情を説明し、自分にも訳がわからないと主張したが、
「言い訳するな!」と一喝された。
危なくその日は晩御飯抜きになるところだったそうだ。

後に村の幼馴染みに聞いたところ、件の山には「トキタガエの穴」と呼ばれる洞穴があるのだと教えられた。
「何でも、その中じゃ時間の進み方がまちまちになるって話だよ。
 長くなったり短くなったり、効果は決まっていないみたいだけど。
 最も君が入ったその穴が、本当にトキタガエかどうかはわからないけど」

その後しばらくして再び裏山に登ってみた。
あの時入った筈の洞穴は、どこにも見つけられなかったという。









153 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2009/07/21(火) 20:59:31 ID:wmv7mFFi0
知り合いの話。

彼女の田舎の山村には、ゴンボスジと呼ばれる家があったのだという。
その家系は呪詛をよくしていたと言われ、恐れられていた。
ゴンボスジは畑に呪いを掛ける。
呪われた畑の根菜類を引き抜くと、藪睨みの目玉が幾つか付いていて、抜いた者を睨み付けてから消える。
睨まれた者は、程なくして死んでしまうのだそうだ。

ゴンボ(牛蒡)がよく呪われたそうで、故にゴンボスジ(牛蒡筋)と呼ばれるようになった、そう伝えられている。
大層恐れられたが、何故か避けられてはいなかったようで、村はよくゴンボスジの娘を嫁に迎え入れていたと聞く。
そしていつの間にか村の中に溶け込んでしまい、ゴンボスジは途絶えたという。

今でも村では「嫁を取ったら、絶対怒らせるな」と伝えられているそうだ。
嫁がゴンボスジの血を引いていれば、相手にその意志が無くとも呪われるからだと。
ゴンボスジというのは女系の家で、まず女しか産まれなかったとも伝わる。

「・・・という、まぁ言い伝えレベルの話だけどねー」
そう言って彼女はカラカラと笑った。
相槌を打ちながら「この人は怒らせないようにしよう」と思う私だった








274 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/07/20(土) 23:35:37.00 ID:L3hbmMFa0

山仲間の話。


山歩きの途中で休憩していると、唐突に花の香りに包まれた。
様々な野花の匂いが混じっているようで、何の花かは特定出来ない。
見回してみたが、辺りには花など一輪も咲いていなかった。



後で山に詳しい者に聞いたところ、「サニャツキに出会したのだろう」と言われた。
サニャツキとは『山野憑き』が訛った語らしく、取り憑いた者の周囲に野花の香りを漂わせる物の怪なのだという。
「花の香りを振りまくだけで、他に害はないというから、何も心配しなくていいよ。
 ただこいつ、気に入った人間に憑くというから、しばらく付きまとわれるかも」
確かに下山後、街中の自宅にいる時にも、いきなり花の香りが部屋に充満することがあったという。
「一月くらいでなくなったけど、爽やかだし悪いものじゃなかった。
 ただトイレの中で香りが爆発した時は、我慢できずに笑ってしまったよ。
 凄く豪華な芳香剤だったなぁ」
そう言って彼は苦笑した。

 





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