【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 風習&信仰





267 :本当にあった怖い名無し:2012/07/02(月) 08:31:10.74 ID:sIFvSJ950
関係ありそうな話をコピペしとくか
名無しさん (2011/04/23(土) 00:15:22 ID:q9NTXmz5bM)
『クロ宗』の鉄の掟

今から400年前、キリスト教徒が江戸幕府によって迫害されていたころの話。
島原の乱に敗れたあと、彼らは幕府からの厳しい弾圧を逃れるべく、鹿児島県、下甑島(しもこしきじま)に流れ着いた。
離島であるがゆえに、幕府の追及も届かない。


ようやく安住の地を得た彼らはこの島にTという集落をもうけ、なおもキリスト教を信仰し続けた。
とはいえ世間から孤立することにより、キリスト教本来の教えとは異なる独自の宗教を編み出すに至る。
それが『クロ宗』だった。
クロス(十字架)が語源といわれ、外部との接触を完全に拒んだ秘密結社的な概念。
驚くべきことに、隠れキリシタンの末裔たちによって、今もなお受け継がれているそうだ。

『クロ宗』の最たる特徴は、死の儀式にある。
信者が生命の危機に瀕した場合、『サカヤ』と呼ばれる司祭のもとに運ばれ、
まだ息があるにもかかわらず、生き血と生き胆を摘出するというのだ。
信じがたい話だが、その取り出したるモノを信者全員で食べ、飲み干すという……。

ある大学の民俗学教授は言う。
「宗教儀式の中には、死者の魂を取り込むため、身体の一部を食するというものは存在します。
 ですが、生きているうちから血と肝を抜くというのは、稀ではないでしょうか。
 サカヤ(司祭)の家から出される遺体は、白い布でグルグル巻きにされ、その布には血が滲んでいるというのですから、恐ろしい儀式ですよね」

とはいうものの、この禁断の儀式は詳細がいまだ明らかにされていない。
『クロ宗』を信仰するT集落の住人は、よそ者を完全に拒み、話しかけても相手にすらされない。取材にも一切応じない。
家屋は全部で20戸ほどの小集落にすぎない。
しかもそれぞれの家が3メートル前後ものブロック塀で囲まれており、異様な雰囲気を醸し出している。
『クロ宗』信者には、集落内での出来事を一切口外してはならないという鉄の掟があり、
それを破った者は命を取られるのではないかともウワサされている。






509 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/07/25(金) 17:02:55.39 ID:BUILCuLBO.net
三年前に祖母が亡くなり、病院から自宅に連れ帰り、家族皆でしみじみ泣いていた。
しかし、『猫に故人の顔を見せると成仏出来ない』と言う地方の習わしがあり、
祖母が可愛がっていた猫には祖母を見せず、私は父に言われて外のイナバ物置に連れて行った。
猫は『会わせてよう』みたいな感じで鳴きまくったが、仕方なくイナバへ。
しかしイナバの真ん前にはミリタリー風の古着姿のお兄さんが立っていた。
私がどいてもらう為「すいません」と声をかけると、
「もう一回だけ頼んでごらん」と、私が来た自宅を指差した。
私が咄嗟に「だめなんです、きまりだから」と言ったが、
お兄さんは「あと一回」と言うと、イナバの中へ消えてしまった。
怖さで自宅に引き返した私は、「ミイちゃんにもお別れさせてあげたいよ!!」と絶叫。
すると父が「…わかった。ミイもこっちに来んね」とまさかの許可。
猫は祖母にすり寄りお別れをして、同じ部屋に一晩付き添った。
その後も猫丸出しのまま葬儀を済ませた。

祖母はお盆には戻って来ているらしいので(住職さん談)、一応成仏は出来たようだ。
古着のお兄さんの話は誰にもしていない。







607: 本当にあった怖い名無し 2009/12/05(土) 20:17:47 ID:1L5UoUl20
スレが三つくらいあったけどこっちに書けばいいのかな?間違ってたらゴメソ。
遠野物語つながりで、つい先日のこと。

うちの実家は農家なので、本家の神棚(?)にはオシラサマがいる。
本家(俺の実家)の長男は代々そのオシラサマのお世話をしなきゃならないんだけど、
うちは長男である兄貴が小さいころに亡くなってしまったので、繰上げで世話は俺の役目になった。
んで、その世話っつうのをこないだして来た訳なんだけど、
小さい観音開きの黒い小箱から出てきたうちの『オシラサマ』は俺の見てきたよそのオシラサマとだいぶ違った姿をしていた。
オシラサマって言うと農耕とか馬の神様だから大体はちいちゃいじいちゃんとばあちゃんの姿をしてたり、着物着た馬だったりするんだけど、
うちのオシラサマは、ニカワタケみたいな半透明の皮に包まれた赤黒っぽい子供の像だった。
で、俺の役目である『世話』って言うのがまずそのオシラサマを濡らした半透明の皮で拭いてあげる作業らしいんだけど、
これがまた面倒くさい。塗料のようなものが塗ってあるらしいオシラサマは皮で拭くたびポロポロ垢みたいなのが落ちるし、頭に貼ってある髪の毛も剥がれてしまう。
この髪の毛がまた厄介もので、剥がれた分の髪の毛は俺自身の頭髪で補わなければいけないらしく
俺は態々一本単位で落ちた髪を数えては自分の髪を引っこ抜き飯粒で貼り付け引っこ抜いては貼り付け。

608: 本当にあった怖い名無し 2009/12/05(土) 20:20:02 ID:1L5UoUl20
全部貼り終えたら今度は細い筆でオシラサマの目と鼻を上からなぞり描く(って言っても大して消えてもいないから描くマネだけ)
ほいで最後はオシラサマと俺の口に馬油を塗って終了。なんだけど、手先が不器用な俺にとって、オシラサマの世話は中々の重労働だった。
しかしここでふと違和感が。馬油ってウマのあぶらだよな?いくらオシラサマが馬の神様だからって馬自体は食わなくね?
それによそのオシラサマと世話する時期も見た目も全然違うし、よそのババアはうちのオシラサマを変な名前で呼びやがる。
じいちゃんとばあちゃんも世話してる間は家から出なきゃならないみたいだし、世話の方法とかも誰かに話しちゃいけないと口をすっぱくして言っていた。
なんだかだいぶ、世間のオシラサマとうちのオシラサマは違うらしい。つーか俺の世話した神様、オシラサマじゃなくね?
とあれからなんだか不安に駆られて仕方ない日々をすごしている訳です。

どんとはれ

614: ろめお 2009/12/05(土) 21:09:42 ID:IFQy2G4N0
その神様の正体が気になる…。
僕としてもちょっと調べて書き込んで欲しいです。

624: 本当にあった怖い名無し 2009/12/05(土) 23:10:48 ID:DM5JYMMj0
>>614
オシラサマとは、岩手県の北上山地以東に伝わる木彫りの像の神様で、養蚕の神だという

歯ブラシみたいな形(棒と顔の部分)をしてて、頭からすっぽりと赤い布を着せられている
実際に見たことあるが、馬の顔した奴とコケシみたいな顔した人間した奴の二体一対だったな
この神様は年に一度、ひな祭りの要領で女たちの手によっておしろいを塗られ、新しい服を着せられる

なかなかに扱いが難しい神様で、このオシラアソビをやらないと祟られて一家全滅もあり得る
さらに獣のケガレを嫌うので、オシラサマを祭る家では鹿肉を食うと口が曲がるという
しかも、川に捨てようが囲炉裏で焼こうが必ず戻ってくるという執念深さも持っている

昔、遠野の長者様の一人娘が馬と恋に落ちてしまい、怒った長者様は馬を桑の木に逆さづりにして殺してしまった
娘がその馬の亡骸に取り縋って泣くと、馬は娘を連れて天へと登っていってしまった

後日、長者様の夢に娘が出て、馬を吊るした桑の木に白い虫がいるから、それを育てて末永く暮らしてくれと言った

長者様が桑の木に行ってみると、果たしてみたこともない虫が沢山桑の葉を食べていた
長者様はこの木からオシラサマを作って祭り、この白い虫を育て、これによって養蚕業が始まったという






798 :本当にあった怖い名無し:2006/08/04(金) 07:23:54 ID:7hyXu3KP0
ところで、アメリカとかヨーロッパの寒村とか閉鎖社会って、日本のものより妙に怖い。
日本のはある意味自分も属する世界だし、ドロドロの情念ってのも感覚的に理解できるが、
欧米のそういうのはガサガサしてホントに非人間的そうで怖くなる。
普段聞く大都市の華やかなイメージとあまりにかけ離れているからだろうか。
「情念」そのものが存在しない、藁人形が生活してそうな場所というか。



806 :本当にあった怖い名無し:2006/08/04(金) 10:24:38 ID:09yQ/c6Z0
>>798
日本の閉鎖社会でも理解できない昔の風習はいっぱいあるぞ。
怖くて背筋が寒くなった風習の一つに、おじろくってのがある。

長男だけが人間扱いされて、他の弟姉妹は全て奴隷扱いされる風習。
学校にも行けない、遊ぶこともない、結婚も許されない。
家畜のように家に尽くして一生を終わる。
同じ血を分けた子供なのに、長男以外は非人間。家族がそういう扱いをする。
日本とは言え、この風習は理解できん。



946 :本当にあった怖い名無し:2006/08/05(土) 19:00:01 ID:tqpclYqu0
こたえてちょーだいでやってた話。

ある女がどこかの次男坊と結婚、そして1人子供を生んだ。
遠くに住む姑が色々と世話をしてくれて、彼女は幸せだった。
その時はいい姑とであったと思っていた。

しかし、彼女が2人目の子供を妊娠すると態度が急変、姑は生むのをやめてくれと言い出した。
夫の地元の風習で、次男一家が長男一家より子供を多く生んではいけないという、暗黙の了解があったのだ。
夫の兄一家はまだ一人しか子供がいない。だから夫一家が2人目をもうけてはいけないと姑は主張する。
しかし、彼女は子供を生みたいと思い、おろすことはしなかった。

ある日、妊娠中の彼女の容態が悪くなった。
もしかしたら死産してしまうかもしれないと医者から告げられた。
その時、また姑から子供を生むなという電話がきた。
彼女は、子供の容態が悪いことを姑に伝えた。
姑の考えが変わってくれるかも…という期待が少しあった。
しかし、姑は『ついでにそのまま(子供を)掻きだしてしまえばいいじゃない』と嬉しそうに言い放った。
あまりのことに、姑とは縁を切ることになった。

習慣を守ろうとするあまり、子供殺せという話になるのが怖かった。
こたえてちょーだいの中でもダントツで後味悪いと思った。



948 :本当にあった怖い名無し:2006/08/05(土) 19:12:42 ID:3+UBHmIV0
>>946
それって>>806の地域なんじゃ…ガクブル








1: 本当にあった怖い名無し:2009/12/09(水) 18:40:38 ID:xTkHBC6G0
得体の知れないものを祀っている神社や、外の人間が見たら異様に思う文化や言い伝え、
やたらオカルトな歌や遊び、そういうのを集めていってくれ。

できるなら地域名も書いてくれよ

10: 1/2:2009/12/09(水) 23:29:01 ID:xTkHBC6G0

岩手隠し念仏
わが故郷の岩手には隠し念仏というのがある。

これはその昔、親鸞二十四徒の一人である是信房が広めた念仏と、
真言密教系の秘術が融合したものらしく、かつて岩手県で爆発的に流行した。

この念仏はいわば即身仏となるための儀式とも呼べるものであり、かつて生きるのが困難だった時代、
何とかして仏の加護を受けたいという欲求から創始されたものだと考えられる。

もっとも、これは寺や坊主を間に挟まない、いわば秘密結社的、呪術的性格を色濃く持ったものだったので、
「犬切支丹」と言われて幕府から迫害され、明治政府からも「公序良俗を乱す」として弾圧された。

で、肝心の儀式であるが、まず生まれたばかりの赤子が善知識と呼ばれる人(総長)の家に連れて行かれ、
簡単な念仏を唱えられた後、経文で頭をなでられる。この簡単な儀式が「オトリアゲ」と呼ばれる。

11: 2/2:2009/12/09(水) 23:33:02 ID:xTkHBC6G0
で、隠し念仏で一番大切なのが「オトモヅケ」と呼ばれる儀式である。
歳の頃7~15歳ぐらいになった子供は、夜半、善知識もとに秘密裏に連れて行かれ、
親鸞と蓮如上人、薬師如来(?)の掛け軸が飾られた仏壇の前に正座させられる。

そして、指を金剛合掌の形に組み、「タスケタマエー」と言いながら思い切り息を吐くように言われる。
これは善知識が「よし」というまで何度も何度も続けられる。この間、善知識はこのものが
本当に念仏組に入ることができるか、仏の加護を受けられるかを精査するという。

これを何度も繰り返し、善知識が「助けた!」と言うと、子供は口を手のひらで押さえられ、平伏させられる。
こうして「オトモヅケ」は終わり、隠し念仏最大の儀式は終了、この子は晴れて念仏組の一員となる。

このとき、子供は善知識から「これはホトケ様が口から入ったからな。人に言ってはダメだぞ」とクギを刺されるので、
隠し念仏の全容はよく調査されないまま、現在ではすっかり廃れてしまい、もはやどこでも行われていないだろう。

ちなみに俺の父方、母方の祖母、父は両方隠し念仏を受けている。戦後直後までは普通にやってたらしい。
父はいまだに口を割らないが、ばあちゃんは嫁に行った身なので喋っても問題ないらしい。

ちなみに発言小町で話題になった『真っ黒い手紙』にあるのは単なる百万遍念仏なので隠し念仏とは違う。
さらに「隠し念仏の一派に邪教がある」という話は誤りなので信用しないこと。

12: 本当にあった怖い名無し:2009/12/10(木) 13:19:34 ID:qp3+SodG0

生月島隠れキリシタン
長崎県の平戸の先にある生月島には、今も隠れキリシタンがいる。
明治になって禁教令が解かれたとき、他の地域と同じように宣教師が来て
カトリックへの同化が試みられたのだが、
300年の歴史の中で土着宗教のような独自の変化が起こっており
教義への信仰がなくなっていたため、うまくいかなかったそうだ。

今はもちろん隠れ住んでいるわけではない。
しかし、儀式などをひっそり行うこと自体が伝統になっており
信者本人にはそんなつもりはないのかもしれんが、
秘密めいたイメージがあるのも事実。
過疎化によって後継者が減り、今では廃れつつあるらしい。

40: 本当にあった怖い名無し:2010/01/18(月) 20:24:20 ID:iW7hYnKh0
徳島県の一部地域にはお盆以降に海水浴に出かけると遺体があがっていない
溺死者に足首をつかまれ水底に引きずり込まれるという言い伝えがあります
しかしその言い伝えが知られているのは香川・愛媛の県境にある山村のみで
渦潮で有名な鳴門市や高知の県境にある漁村には全く広まっていません

43: 本当にあった怖い名無し:2010/01/19(火) 14:45:10 ID:AT7FsZRFO
>>40
青森だけどそういう言い伝えあるよ

橋北中学校水難事件
ま た1956年7月29日付の伊勢新聞には「…当時おぼれて助かった女生徒の一人はそのとき海の底からたくさんの女の人がひっぱりに来たといっている」「… 終戦の年の同月同日、津市中心部が一夜にして灰燼に帰した空襲時に、この文化村海岸の松原に避難して爆死した多くの難民たちの無縁仏がひいたのだという伝 説も想いおこされる」という記述がある。

さらに、「…身元不明の遺体は砂浜に埋葬されたと聞きました。
それから十年後同じ日、中学生の水難事故がありました。遺体の埋められた場所の近くです。
生存者の話によると防空頭巾をかぶったおばさんが呼んだと云います」という、
7月28日の空襲時、海岸へ逃げそこでもB29による焼夷弾攻撃を受けたという体験談
(戦争の爪跡、三重県戦後50年体験文集、三重県戦争資料館)、
「この日は奇しくも十年前の昭和20年7月28日の焼夷弾攻撃の日であった。当時、中河原地区では焼夷弾で死んだ人々の霊がまだ成仏していないのではないかという、うわさが広まったそうである」
(津市民文化、No.31、2004.3)という記述が見られ、おそらく事件当時から語られていたことがうかがえる。

1963年には、女生徒の体験記が女性週刊誌に掲載される(私は死霊の手から逃れたが…、女性自身、昭和38年7月22日号、pp.55-57)。
これは、頭にはぐっしょり水をすいこんだ防空頭巾をかぶり、
モンペをはいた何十人という女がこちらに向って泳いできて、
「夢中で逃げようとする私の足をその手がつかまえたのは、それから一瞬のできごとでした」
「しだいにうすれていく意識の中でも、私は自分の足にまとわりつてはなれない防空頭巾をかぶった女の白い無表情な顔を、はっきりと見つづけていました」というものであり、
津市郊外の郵便局長の話として、1945年7月28日の空襲で警察署の地下室に逃げ込んだ人々が「皆、煙にまかれて窒息死した。死者は250名をこえていただろう。
その処理に困った市当局は、海岸へ捨てることに決めたが、漁師たちが反対したので、
一部は油をかけて焼き、残りの大部分は砂浜に穴をほって埋めてしまったのだ」という記述があり、
これが「伝説」の原形であると思われる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/橋北中学校水難事件

50: 本当にあった怖い名無し:2010/01/20(水) 18:05:52 ID:ZSrBC/9o0
秋田です。
友達が親戚の葬式に行ったとき、女の人は外歩くとき
死人の顔に乗せるみたいな白い布を頭に乗せなきゃいけなかったらしい
不思議

58: 本当にあった怖い名無し:2010/02/13(土) 11:16:05 ID:54MJ69r00
>>50
私の父が秋田出身だが、祖母の葬式の際に
ずっとその白い布を付けていました。
喪主だからかな?とその時には思ったけど
不思議な風習だなぁと感じました。
ちなみに20年以上前の話です。

51: 本当にあった怖い名無し:2010/01/22(金) 01:45:44 ID:JJXpPoy40

鹿児島南部の海亀
鹿児島、南の方。
海で亡くなった人を遺族が引き取るとき、「帰るよ」と声をかける。
かけないと、海に残って成仏できなくなるという言い伝えがある。
これについての幽霊話など、近年でもあり。

あと海亀。
海亀がかかった時は、殺さずに必ず放す。
放す時に、酒を一升 海にまいて神様に返す。
そのために、船に一升瓶を積んでいる。
どんなに小さな釣り船にも積んでいる。

欲をかいて、海亀をはなさずに殺すと、その辺りでは魚が取れなく
なると言われているらしい。
海亀をとったために魚が取れなくなった浜などの伝承がのこっている。

9: 天之御名無主:2006/03/12(日) 04:01:57

四国魔風
四国に引越してきた。地元に色んな風習があって、面白い。
墓地や、里山に一人で行くのを禁じられる。特に夕方。
何で?と聞くと、「魔風に吹かれるよ」と言われた。異界との境界で出会う「気」のようなものらしい。
吹かれると、体調を崩したり、夢見が悪くなったりするらしい。
他にもいろいろあるけど、この話が私は一番好き。

10: 天之御名無主:2006/03/12(日) 16:40:07
うちも四国だけど、魔風は言われます。さすがに最近じゃあまり聞かなく
なったけど、しんどそうな人に「体調悪いの?」と聞いたら、普通に
「昨日魔風に吹かれた」と返ってくることが、10年位前までありました。

14: 天之御名無主:2006/04/16(日) 21:07:27
実家の話。三陸のほう。
お通夜の時、頭、耳、鼻などかたどった
リアルな団子を供え、後で皆でたべます。
地元団子屋は慣れたもんで、
電話一本で用意してくれます。 
 


33: 天之御名無主:2006/07/18(火) 12:03:32

和歌山県高野山近辺 の厄落とし
母親が息子の厄年にできる限り使い切りやすく、なおかつできるだけ高額の小遣いを渡す。
もらった息子は日を措かずに一気に使い切るが、
この時自分のものではなく人にプレゼントするものを買うのが望ましい。
という厄払いがある。>和歌山県高野山近辺

大厄年の正月の朝に外に出て道を歩き、その日初めて向こうから来る人に声をかける。
その人が何でもいいから返事をしたらその年の厄は総落とし完了。
無視されたら失敗。一回限りしか使えないらしいが、相手に厄を乗せかえるものらしい。
ちょっと怖い。

35: 天之御名無主:2007/02/03(土) 04:55:34

遠州灘沿いの親の死に目
遠州灘沿いに住んでいたが、親の死に目を看取らないと親指を失うという話があった。

俺の母は兵庫の生まれで、実家の父親の死を看取れなかった。
通夜と葬式のために里帰りし、再びこちらに帰ってきたときには親指に包帯をまいていた。
どうやら手伝いで料理を作るときに誤って切ってしまった模様。

さすがにこれはただの偶然だろうけどね。

43: 天之御名無主:2009/05/09(土) 16:36:52

岐阜の山奥うろんぼさん
俺の爺さんの故郷(岐阜の山奥)は俺が生まれる10年くらい前に
何かの理由でみんな里に降りてしまって
俺が小学生の頃にはもう数人しか住んでいないようなとこだった
でも家時代は古臭いのが10数件残ってて廃村みたいな感じのとこ。

そこには神社だか寺だかがよくわかんないのが2件あって、
内1件はすっげー山奥の癖に100段以上の石段
の上にあるぼろぼろの神社なんだけど、そこには「うろんぼさん」ってのがいて朝起きたら家の玄関の前
でうろんぼさんの方に向かってお茶を一杯地面に撒く風習?があった。

小学生の頃は毎年お盆付近にいったんだが、里に降りた人が集まって祭りやってたな。
そんで普段住んでない人は神社の1件(集会所みたいになってた)にみんなで泊まるんだけど
朝それぞれに家の前に行ってお茶を撒いてたから風習なんだとおもう。

マイナーすぎるって?いいじゃん別に!

45: 天之御名無主:2009/05/26(火) 07:38:58

愛知県あきばさん
俺の田舎愛知県のある町には小学5、6年になると
神社に泊まる「あきばさん」という行事があった。

男子女子共に泊まる。
神社で何をするのか? 「あきばさん」を経験した友達の兄貴
に聞いてみたが何も教えてくれなかった。

俺も5年生になったら分かると思っていたが、「あきばさん」まで
あと2年というところでその行事は無くなってしまった。
なぜか今日小学生の時の夢を見て「あきばさん」を思い出したので
書き込んでしまった。
一体何してたんだろう?

47: 天之御名無主:2010/01/26(火) 21:45:12

石の神様と山の大蛇
うちの元の家(今は少し離れたところに住んでる。)の近くに、
石の神様があったな。ちょっと大きいだけの野ざらしの石だった。
謂れはまったくもって不明なんだけれど、ただ、
「麻疹」にかかったときにその石のところに行って、お供えをしてお祈りを
すると病気が治るって言われてた。今は某大企業の施設の工事の時に
ぶっつぶされてどこにあるかもうわからない。

あと、山の上に大蛇の住むって言われた池がある。
水源は湧き水で、高い山の上の藪の中にぽつんとある。
ばーちゃんらの世代(昭和初期)ぐらいまでは雨乞いの儀式が行われていたって聞いてる。

雨乞いの儀式は、鉄のやかんを持ってその池のところに行き、
「雨ふらせー雨ふらせー」といいながら沸かしたお湯をその池に注ぎこむ
ってものだったそうだ。大蛇は金気を嫌う、ってことで、嫌がらせをして
「イヤなら雨降らせろよ!!」って脅すっていう、何気にひどい儀式(笑)

曾祖母(108歳ぐらいまで生きた)に直接聞いた話だと、
明治中ごろに、その池に雨乞いに行って「俺が大蛇を脅してやる」みたいな
こと言って池の中で泳ぎまわった若者が、「足にでかいぬるっとしたものが触れた!!」
って叫んで池を飛び出してきて、その後3日3晩寝込んでそのまま亡くなった
ことがあるそうだ。曾祖母がその若者を看病したそうなんだけれど、
朝になると家の周りの草むらに丸太をひきずったように草が倒れてたりして
恐ろしかったと言っていた。

その集落は今はもうなくて、某大企業の施設がたってる。
こんな話を知っているのも、おいらが最後だろうし、その痕跡も多くは
失われて今はもう無い。その施設は自然学校みたいな施設だけど、そこの連中
は、みんなよそ者でこんな話まったく興味が無いし、残ってる話も失われていくんだろうな。
ちょっと寂しい。

49: 天之御名無主:2010/02/04(木) 21:26:17

京都府北部 の節分の豆
うちの母の田舎では

節分の豆はその夜のうちに家から一番近い四辻に子供が捨てねばならない
しかも家に帰るまで振り返ってはならない

という習慣があった
振り返ったら何が起こるとか、後ろで何が起こってるとか説明は一切ナシ
ただとにかく絶対に振り返っちゃいけないんだって
ちなみに京都府北部

17: 名も無き被検体774号+:2012/04/04(水) 01:26:19.06 ID:pQRyfnCJO
有名だが、河童や座敷わらしは障害児って説がある
座敷わらしの出る家が裕福なのは、
障害児は運というか妊婦の環境が良くないと通常の妊娠より流産しやすいから
あと座敷わらしを見たよそのひとが口止め料としてなにか貰えるから

33: 名も無き被検体774号+:2012/04/06(金) 00:08:11.76 ID:+mPHsqzm0

生と死について
今から、少しだけ書くね
民俗学が入っていることどこらへんの土地の言い伝えであるかは
私が特定される可能性もあるため、ぼかして書きます

生と死について
・子供が一歳の時に、「あなたはどこから来たの?」と尋ねる
子供は顔や指をある方向に向ける
それは先祖の墓地や先祖の縁のある場所の方向であることが多い(生まれ変わりのサイクルがあるのでは?)

・2歳の十月十日に子供を一番静かな部屋に連れて行く
 篭のなかに入れる
 前世を子供に尋ねると、一言だけ答える
 書き留めてお坊さんたちに見せる

36: 名も無き被検体774号+:2012/04/06(金) 00:15:17.70 ID:+mPHsqzm0
・死体小屋
 49日間死体を納めておく小屋
 毎日家族や友人が死体小屋へ行き、死者の顔を見る
 (保存方法は失念、あしからず)

・表屋(もや)
 死者の再成を祈った
 古代に定着していたもので、モガリとも呼ばれた(だったはず)

・墓参りの流れと死者
 3日目墓参り→肉体が魂から離れる(肉と骨の分離)
 9日目墓参り→位牌。腐敗が進んで首が落ちる
 49日目墓参り→骨=骨神(フニシン)
 死者との別れの儀式で、死者の肉は49日で離れて骨になる
 その際(腐敗)に死者は一番苦労をするが、それは本当の死者になるための「困難の時期」とも言う

39: 名も無き被検体774号+:2012/04/06(金) 00:41:38.58 ID:vyFFVxrn0
>>36
沖縄の昔の風習思い出した。
嫁が一定期間墓に安置した死体を取り出し、
残った肉片なんかを洗い落として、
お骨を清めてたらしい。

自分が女だったらたとえ家族といえど
腐敗の過程を見られるのはイヤかもな。

6: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 02:27:22.95 ID:lmo0pM8SO

アイヌの伝承
アイヌ系は名前が面白い

【アツゥイカクラ】
女の肌着が化けたもので、巨大な海鼠の怪です。
流木に吸い付いて海に浮かび、通りかかった船を転覆させてしまいます。

【アッコロカムイ】
または、アツゥイナ(海の木幣)といいます。
内浦湾に棲む大蛸の怪で、遠くからでも、その赤い体を見る事ができたそうです。
通りかかる漁船は、アッコロカムイに転覆させられてしまいます。
礼文華あたりの山に棲んでいた大蜘蛛が海に入って蛸の怪になったという説もあります。

【ショキナ】
東の海の果てに住んでいた、巨大な鯨です。
口を開ければ、上あごが天に、下あごが海底につかえるほどだったといいます。
そばに寄る船は一のみにしてしまうので人間が大変難儀をしましたが、
その訴えを聞いた神々のなかで、かわうそ神が退治を引き受け、登別の近くでとうとう頭を切り落としました。

【フリー】
翼ひとつが七里もあり、人や獣はもとより、鯨ですらわしづかみにしてしまう、巨鳥です。
土地によって、シュリ、ヒウリ、フレウなどとも呼ばれます。大変美しい羽をしているとされています。

【レブンエカシ】
「沖の長老」という意味の名前です。
内浦湾に棲んでいて、鯨を一度に八頭も飲み込めるほど大きな怪物だそうです。

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:34:43.03 ID:nPMOco1Y0
>>6
非常に興味をそそられる

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:41:47.10 ID:bSEhSFuOO
河童で卒論書いてるけど調べれば調べるほどこいつらおもしれぇ

15: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 02:51:28.14 ID:lmo0pM8SO
河童ってほんと何なんだろうな
哺乳類?

アイヌの河童伝承
【ミンツチ】
別名、シリシャマイヌ(山側の人)。
ミンツチという言葉そのものは、ミヅチから出たものだという説もあり、
もともとのアイヌ語ではないのかもしれません。

ミンツチはアイヌの河童です。海から現れた疱瘡神を撃退するために作られた61体のチシナプカムイ(蓬で作ったわら人形のようなもの)のうち、戦で倒れた60体がミンツチになったのだそうです。

魚の主で、漁師に漁運を、猟師には猟運を与える事がありますが、人を水死させる事もあるので、
油断はなりません。12歳くらいの子供のような姿とか、禿頭の小さい老人の姿と言われますが、
男女の区別はほとんど外見からはできないようです。

漁の神であるとも言われ、ミンツチがいる川は不漁という事がないそうです。
ミンツチがすると言われる悪さは、河童と共通点が多々あります。
その一方、キムナイヌと共通する性質もあるようです。

いずれにしろ、名前を含め河童の影響を多く受けている事が考えられそうです
(地方によって、河童の事をミヅチと呼ぶところがあります)。

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:02:21.19 ID:bSEhSFuOO
>>15
呼び方は地方でミヅチ系カワタロウ系ガラッパ系とかマジ様々あるしな

正体も水神、大陸にわたるイメージが形になったもの、
大工の捨てた呪術人形が動き出したもの、カワウソ、スッポン、猿、
の見間違え妖怪化したものと様々
アイヌのものは交易と共に本州から入ってきたのか、
それとも北回りで大陸からきたものかわからんけどそれも含めて楽しいよな

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 02:52:59.76 ID:N40065JRO
河童は水の神が落ちぶれた姿なんだっけ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 03:02:21.19 ID:bSEhSFuOO
>>17
それは柳田一派等の考え方だね

俺も正体を突き止めようとしてるけど無理くせぇwww
生の河童見れたら話がはやいんだがなぁ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:25:27.32 ID:XL18z6XO0
ハイヌウェレ型神話とか面白いよな
尻から食物を生み出す女神の話
似たような神話が世界の様々な地域で見つけられる

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 04:35:07.39 ID:bSEhSFuOO
世界中で話の類型があるって面白いよな


1: 本当にあった怖い名無し:2008/04/08(火) 04:24:03 ID:keQmaNWf0

沖縄新城島の秘祭
沖縄の八重山諸島の1つに新城島と言う島があります。
その島には古くから人魚伝説があり、人魚神社や御獄(ウタキ)大御獄(オオウタキ)と言う場所には
「この道は『神の道』につき一般の人の通行を禁止する。」
と書かれた看板が数多くあります。

そして、謎の秘祭(豊年祭)には『アカマタクロマタ』と呼ばれる二体の奇妙な神が豊年を祈り踊ります。
しかしこの祭りは撮影禁止で、以前、隠し撮りした人への暴行事件も起きました。

他にも、鹿児島の甑島には『クロ』と呼ばれる土俗信仰集団があり、
人喰いや強力な呪術を使うなどの噂があります。

この他にも何か知っている方がいましたら色々教えてください。

アカマタクロマタ

御獄

http://ja.wikipedia.org/wiki/御嶽 (沖縄)

4: 本当にあった怖い名無し:2008/04/08(火) 15:32:27 ID:i5J9QO8UO
確か別冊宝島で本出てたよね。

5: 本当にあった怖い名無し:2008/04/08(火) 17:13:55 ID:ZV02+UI6O
>>4
はい、出てました
『たしか行ってはいけない!日本の島々』
だったような…

そこには大御獄の入り口の写真も載ってました

と言うか甑島も新城島もチャーターしかない孤島だから知っている人なんか少ないな……

7: 本当にあった怖い名無し:2008/04/08(火) 21:57:05 ID:dY4WEZJnO
どこかの島では宮司のみが駐在していて上陸するには御祓をしなきゃ駄目って島がある。
因みに女人禁制。
祭りで古代から続くお宝がそこら辺に遺棄されている考古学的にみても
凄い島があるってTVかなんかでみた事があるけど、ここの事?

8: 本当にあった怖い名無し:2008/04/08(火) 22:49:16 ID:ZV02+UI6O

>>7
沖ノ島おいわず様
いや、それも行ってはいけない島の1つですが違います
その島は福岡県の沖ノ島と言う島で島全域が宗像大社沖津宮の境内(御神域)なんです。
そのために古くからの習わしで、物見遊山・一木一草の持ち出し・婦女子の上陸がタブーなんです。

そのため近隣の漁師などは島を語ってはいけないことから“おいわず様”と呼んでいるそうです。
(世界遺産にしようとする動きがあり、矛盾してますが…)

ちなみに御祭神は、皇室の祖先にあたる天照大神の三柱の姫神、田心姫神・湍津姫神・市杵島姫神です。

この島が婦女子禁制な理由はこの姫神にあり、
女が来ると姫神がやきもちを妬いて危害を加えるからだそうですよ。

20: 本当にあった怖い名無し:2008/04/18(金) 21:10:29 ID:eZWx1bf4O
>>8
危害を加える神ってw下っ端の神はこれだからなぁ。

41: 本当にあった怖い名無し:2008/04/25(金) 17:38:56 ID:XViIM4BXO
>>20
書き方を間違えました。禍に近いものです
荒御魂・幸御魂・奇御魂・和御魂の荒御魂のことかもしれませんし
支配制度からくる女性は穢れた存在の理由もあると思います。
現に、奈良の大神神社は御神体が山なので、参拝は女人禁制です。
その他にも御神体が山の神社は結構ありますね。

10: 本当にあった怖い名無し:2008/04/09(水) 12:37:02 ID:GBiBAvZIO

奇祭・民族学の卒論研究の小話
ガチで沖縄出身のボクですよ。
大学で民族学を専攻していたんで卒論のテーマとして研究した事があります。
あの辺の島は確かに独特の土着信仰があったり奇祭や妙な儀式が存在します。

ルーツを辿ると台湾からの流れを組んでいる儒教がベースなのですが
いつの頃からか仏教や密教などが混ざり合い
唯一無二のスタイルが出来上がった訳です。
儀式には幻覚作用のある薬物を用い人為的にトランス状態を作り出し
神を体に宿し恍惚を感じると言うのが儀式のやり方です。

祭の様子を撮影して暴行を受けたと言う話がありますが
それも現在日本の法律で規制されている上記の幻覚剤の使用や
閉鎖された島特有の近親結婚を繰り返した末のタブーなどが記録され広まる事を嫌ってだと思われます。

しかし、1番の原因は話題に上がっている島の多くは売春が島の収入源となっている様な事も多く
最近では、本土から借金を抱えて出稼ぎに来ている女性も少なくありません。
そんな事から島の住民はカメラ、マスコミ等に過剰な反応を示すのです。
僕も卒論の取材中に何度か危ない目に合いました。

後、これは確認できなかったので僕の憶測ですが
「神の~」等が書かれた看板が立ち立入禁止になっている場所は
埋葬場だと予測しています。鳥葬の風習が残っている地域も有る様ですし
他にも・・・血が濃すぎるためのタブー

タブーを神の使いとする地域も有り、神への捧げ物とされると言う話も有ったり。
集落でトラブルを起こし何だかの原因で始末された人間を隠したり
まぁ・・・ここら辺はあくまで憶測とか聞いた話ですので確認は出来ていません・・・。

かなり長くなりました
興味が有る方も多く調べてみたいと思う方も居るかも知れません。
でも正直、これ以上は掘り下げないのが良いかな?と思います。
僕等から見て異様な光景でも彼等には受け継がれた文化ですから
見ない振りして知らない振りしておくのが一番です。

そうすれば島の住民は友達で居てくれます。
純朴で優しい人達ですよ。

12: 本当にあった怖い名無し:2008/04/09(水) 22:36:33 ID:dghEXJ+6O
>>10
さらに詳しい話を聞きたいけどやっぱり島の人にしかわからないことがあるでしょうしね

13: 10:2008/04/10(木) 01:50:14 ID:R9PnKYsJ0
>>12
そうですね、やはり話の核心に迫るのは難しかったです。
僕は運良く地元の人間と言う事もあり、かなり深い所まで行けたと思いますが・・・。
インターネットがこれだけ普及した世の中になっても表沙汰にならない所を考えると
地元の人間にとってどれだけ重要な神事なのかは想像できます。

今、改めて当時のレポートを読み返していますが
以前からどうも解せない所があって又沸々と探究心が湧いてしまっています。
>>1に記載されているクロに関しては結局何も分からず仕舞いですし・・・

確かにクロと呼ばれる集落は存在していたのですが
近隣の住人もクロの話になると固く口を閉ざし怪訝な顔をします。
しかし伝承通りにクロの集落中に高い壁が立てられ異様な雰囲気を醸し出していたのは事実です。

アカマタクロマタの秘祭についても石原慎太郎の
小説のイメージが強烈で歪んだイメージが強すぎるのだと思います。
実際は荘厳で美しい祭りでした。
島が抱える悲しい事情による悪いイメージも強いのだと思います。

ゴールデンウイークに帰省した際にでも疑問をもう一度スッキリさせてみたいと思います。

14: :2008/04/10(木) 14:14:27 ID:BadCKMVKO
>>13
おお、沖縄の方が来てくれましたか
詳細ありがとうございました!

たしかにあちらの人にとっては文化であり伝統ですから、
同じ民族の私達兄弟がとやかく言う必要はありませんよね

島に伝わる伝説
それと、島に伝わる伝説的なものがあったので一応書いときます。
「昔、この島に住む漁師の夫婦には自慢の玉のように可愛い子がいた。
しかしある嵐の晩に子供の姿がついと見えなくなった。
夫婦は嘆き悲しんだが息子の行方は知れない。

そして豊年祭の日、村の御獄に子供が何事もなかったように現れた。
夫婦は喜んだが子供は決して家には帰らずに御獄を離れようとしなかった。
翌年も、その翌年も子供は豊年祭にふいと現れたがやはり祭の間、御獄を離れようしなかった。

訝かしんだ親が子供に尋ねると、
「神様の子供になかったから家には帰れません。来年の豊年祭にやって来ます」
という。よく見ると子供が現れるのが村に近ければ近いほどその年は豊漁になる。そこで村人は豊年祭の日は神様の子供を村の中に迎えようと今まで以上に豊年祭を熱心に行ったという。」
以上です。


29: 本当にあった怖い名無し:2008/04/20(日) 15:07:38 ID:tHJCKw46O
オカルトじゃなくて、文化的に守っていかなきゃいけないものだよ。
本島の東の久高島では12年に一度、イザイホーという
沖縄最大の秘祭が巫女達によって行われてきたが、1978年を最後に行われていない。

上で指摘されたような隠し撮りやら観光目的な動き等で、
儀式の神聖さが損なわれそうになった為。
日本最南端の波照間島では神聖な御嶽の中でキャンプして、神が宿るといわれている木を
火種にしたバカ観光客のせいで、島内でのキャンプ一切禁止になった。

沖縄は古代日本の宗教儀礼を
色濃く残している土地。そういった宗教文化を大切にしていかなきゃ。オカルトとかじゃなく。

あと、沖縄には人肉文化は無いです。





703 :つんぼゆすり 1/6:03/06/17 17:07
こどものころ、伯父がよく話してくれたことです。

僕の家は昔から東京にあったのですが、
戦時中、本土空爆がはじまるころに、祖母と当時小学生の伯父の二人で、田舎の親類を頼って疎開したそうです。
まだ僕の父も生まれていないころでした。
戦争が終わっても東京はかなり治安が悪かったそうで、すぐには呼び戻されなかったそうです。

そのころ疎開先では、色々と不思議なことが起こったそうです。
そこだけではなく、日本中がそうだったのかもしれません。
時代の変わり目には奇怪な噂が立つと聞いたことがあります。
伯父たちの疎開先は小さな村落だったそうですが、
村はずれの御神木の幹にある日、突然大きな口のような『うろ』が出来ていたり、5尺もあるようなお化け鯉が現れたり。
真夜中に誰もいないにもかかわらず、あぜ道を提灯の灯りが行列をなして通りすぎていったのを、
多くの人が目撃したこともあったそうです。
今では考えられませんが、狐狸の類が化かすということも、真剣に信じられていました。
そんな時、伯父は『つんぼゆすり』に出くわしたのだと言います。


704 :つんぼゆすり 2/6:03/06/17 17:08
村のはずれに深い森があり、そこは『雨の森』と呼ばれていました。
森の中で雨に遭っても、森を出れば空は晴れているという、不思議な体験を多くの人がしていました。
伯父はその森の奥にうち捨てられた集落を見つけて、仲間たちと秘密の隠れ家にしていました。
4,5戸の小さな家が寄り集まっている場所で、親たちには当然内緒でした。

チャンバラをしたりかくれんぼをしたりしていましたが、
あるとき、仲間の一人が見つからなくなり、夕闇も迫ってきたので焦っていました。
日が落ちてから雨の森を抜けるのは、独特の恐さがあったそうです。
必死で「お~い、でてこ~い」と探しまわっていると、誰かが泣きべそをかきはじめました。
伯父は「誰じゃ。泣くなあほたれ」と怒鳴ったが、しだいに異変に気付きました。
仲間の誰かが泣き出したのだと思っていたら、見まわすと全員怪訝な顔をしている。
そして、どこからともなく聞こえてくる泣き声が次第に大きくなり、それが赤ン坊の泣き声だとはっきり分るようになった。
ほぎゃ ほぎゃ ほぎゃ ほぎゃ
火のついたような激しい泣き方で、まるで何かの危機を訴えているような錯覚を覚えた。
その異様に驚いて、いたずらで隠れていた仲間も納屋から飛び出してきた。
そして暮れて行く夕闇のなかで、一つの家の間口あたりに、人影らしきものがうっすらと見えはじめた。


705 :つんぼゆすり 3/6:03/06/17 17:08
子供をおぶってあやしているようなシルエットだったが、どんなに目を凝らしても影にしか見えない。
人と闇の境界にいるような存在だと、伯父は思ったと言う。
日が沈みかけて、ここが宵闇に覆われた時、
あの影が蜃気楼のようなものから、もっと別のものに変わりそうな気がして、鳥肌が立ち、
伯父は仲間をつれて一目散に逃げだした。

この話を大人に聞いてもらいたかったが、家の者には内緒にしたかった。
近所に吉野さんという気の良いおじさんがいて、話しやすい人だったので、あるときその話をしてみた。
すると、「そいつは、つんぼゆすりかいなあ」と言う。
「ばあさまに聞いた話じゃが、あのあたりではむかしよく幼子が死んだそうな。
 つんぼの母親が子供をおぶうて、おぶい紐がずれてるのに気付かずにあやす。
 普通は子供の泣き方が異常なのに気付くけんど、つんぼやからわからん。
 それでめちゃめちゃにゆすったあげく、子供が死んでしまうんよ」
伯父は寒気がしたという。
「可哀相に。せっかくさずかった子供を自分で殺してしまうとは、無念じゃろう。
 それで、今でも子供をあやして、さまよい歩いてるんじゃなかろうか」
「それがつんぼゆすりか」と伯父がつぶやくと、
「鬼ゆすりとも言うな」


706 :つんぼゆすり 4/6:03/06/17 17:10
「鬼ゆすり?」
「なんでそう言うかは知らんが・・・。まあ、そうしたことがよくあった場所らしい」
伯父はなんとなく、あそこはそうした人たちが住んだ集落なのだろうと思った。

ほとぼりがさめたころ、伯父は仲間と連れ立ってまたあの集落にやってきた。
一軒一軒まわって念仏を唱え、落雁を土間にそなえて親子の霊をなぐさめた。

そして、また以前のように遊びまわってから、夕暮れ前に帰ろうとしたとき異変が起きた。
森に入ってから雨が降り出したのだ。さっきまで完全に晴れていて、綺麗な夕焼けが見えていたのに。
伯父たちは雨の降る森を駆け抜けようとした。
しかし、どうしてそうなったのか分らないが、方角がわからなくなったのだという。
一人はこっちだといい、一人はあっちだという。
それでもリーダー格だった伯父が、「帰り道はこっちだ間違いない」と言って先導しようとしたとき、
その指挿す方角から、かすかに赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
一人が青くなって、「あっちは元来た方だ」と喚いた。
頭上を覆う木の枝葉から雨がぼたぼたと落ちてくる中で、伯父たちは立ち尽くした。
仲間はみんな耳を塞いで、泣き声の方角からあとずさりはじめた。
「違う違う。だまされるな。帰り道はこっちなんだ。間違いない。逆にそっちにはあの集落があるぞ」


707 :つんぼゆすり 5/6:03/06/17 17:11
伯父は必死に叫んだ。
そうしている間にも、泣き声は不快な響きをあたりに漂わせていた。
伯父は一人を殴りつけて、むりやり引っ張った。
「耳を塞いでろ。いいから俺の後について来い」
そうして伯父たちは、泣き声のする方へ歩いて行った。

やがて木立が切れて森を抜けた時、そこはいつもの村外れだった。
みんな我を忘れて、それぞれの家に走って帰ったという。

僕はその話を聞いて、伯父に「雨は?やっぱり降ってなかったんですか」と聞いたが、
伯父は首をかしげて、「それがどうしても思いだせんのよ」と言った。

これにはさらに後日談がある。
伯父が家に泣きながら帰ってきたとき、なにがあったのか聞かれてこっぴどく怒られたらしい。
当然もうあの森に入ってはいけないと、きつく戒められたそうだ。
そしてしばくたって、伯父はその家の当主でもあった刀自の部屋に呼ばれた。


710 :つんぼゆすり 6/6:03/06/17 17:19
刀自は伯父を座らせて言った。
「つんぼゆすりとは、そうしたものではない」
この刀自は僕にも遠縁になるはずだが、凄く威厳のある人だったという。
「一体誰に吹きこまれたか知らぬが」と一睨みしてから、刀自は語りじめた。

この村はむかし、どこでもあったことだが、生まれたばかりの子供を口減らしのために殺すことがあった。
貧しい時代の止むをえない知恵だ。
本来はお産のあと、すぐに布で首を締めるなりして殺し、生まれなかったことにするのだが、
おぶるくらいに大きくなってから殺さなければならなくなったときには、世間というものがある。
そこで、母親はつんぼがあやまって赤子を揺すり殺してしまうように、わざとそういうあやしかたをして殺すのだ。
事故であると、そういう建前で。
業の深い風習である。それゆえに鬼ゆすりとも呼ばれ忌避されるのだ。
「おぬし、弔いの真似事をしたそうだが、そのとき母親に情をうつしておったろう」
伯父はおもわずうなずいた。
「あのあたりに昔あった集落は、どれも貧しい家だった。とりたてあそこでは、鬼ゆすりが行なわれたはず。
 いいか、浮ばれぬのは母親ではなく、殺された赤子のほうじゃ。
 助けをもとめて泣き叫び、それもかなわずに死んだ赤子の怨念が、泣き声が、
 呪詛となって母親の魂をとらえ、この世に迷わせて離さぬのだ」


712 :つんぼゆすり ラスト:03/06/17 17:20
伯父はそれを聞いて総毛立ったという。やはりあの時森の中で聞いた声は、伯父たちを誘っていたのだ。
母親の成仏を願ったから。
あのまま元来た道を行っていたら、とり殺されていたのかもしれない。
刀自は静かに言った。
「鬼ゆすりのことを伝え継ぐのは、わしら女の役割じゃ。
 産むことも殺すこともせぬ男は、ぐっと口を閉ざし、見ざる言わざる聞かざるで過ごすものだ」
伯父は恐れ入って、もうこのことは一切忘れると刀自に誓ったそうだ。

時代が大きく変わる時、廃れていく言い伝えや風習が、最後の一灯をともすように怪異をなすのだと、
伯父はいつもそう締めくくった。






81 :一:2007/05/22(火) 22:23:40 ID:TGtspT5rO
その家独自の宗教みたいのあるよね。
実家がそうなんだが、親戚や近隣の人にまったく知られないように秘密厳守で何かウザイ。
崇めてるのが古く汚れた魚みたいな像で、拝む文句も、フーフシ、アヨカニ・・・て感じで意味不明。
色々と決まった日に儀式もあり、その儀式のひとつで起きた話。

82 :二:2007/05/22(火) 22:33:40 ID:TGtspT5rO
儀式の意味は知らないが、夏のある日、夜に家の後継ぎ(俺)がマッパで海に入り拝む、とゆうやつ。
毎年何もなくやってきたが、その時はヤバかった。

拝みながら立ち泳ぎをしてると、次第に体の疲れと海の冷たさで頭がハイになって、しまいには半笑いで大声で拝む俺。
そして、もう体と海の境さえわからない感じになった時、何かに掴まれたのか分からんが凄い速さで海に引き込まれた。

83 :三:2007/05/22(火) 22:47:23 ID:TGtspT5rO
引き込まれながらも頭はハイで、体の感覚は無いのであまりパニくらなかったが、ガボガボ海水が口に違和感なく入ってきた。
ぼ~っとしながらも目には夜の海中が見えてるのだが、真っ暗のはずが俺の横に一緒に海へ潜ってる様なやつがいた!
ただ青白くボヤッと光る体の輪郭しかわからなかったが、頭の部分が妙にとがってた。

そこで意識を失ったんだが、どうやら岸で待ってた父と祖父に助けられたらしい。
車に乗せられる所で気が付いた。
口の中に真珠が五つ入ってた。
それを見た祖父は、「今年は返事が来たか」と言ったが意味不明。
未だに聞いても、まだ早いらしく教えてくれん。








436 :本当にあった怖い名無し:2011/08/24(水) 02:24:03.22 ID:518hA4rC0
つい先日、田舎に帰った時に聞いた話が衝撃的だったので、書かせていただきます。

うちの田舎はお墓参りの後に、お墓から提灯に火を点けて本家に徒歩で帰るっていう風習のようなものがあります。
それだけだったらありがちなんですが、色々と制約がありまして、
1.提灯の火を消してはいけない。消えた場合はすぐにお墓に戻って火をつけ直す。
2.走ってはいけない。
3.提灯を持つのは、その場にいる最年少者(ただし、赤ん坊のように自分で持てない場合は、その次の年齢の者)。
4.絶対にお社を見てはならない。
この4番目のお社というのは、
本家からお墓までの間、ほとんど田んぼしかない道の道中に、不自然に小さい林のような場所がぽつんとありまして、
その中には石造りの小さいお社があります。
そのお社の方向を見てはいけない、というものです。

子供の時は、私も提灯を持つ役をしたことがありましたが、
その時も祖父や祖母に、約束を守るようにと厳命されました。



437 :本当にあった怖い名無し:2011/08/24(水) 02:24:48.09 ID:518hA4rC0
その時に聞かされたのが、
「提灯の火に御先祖様が乗り移って家の仏壇に入るから、途中で消してはいけないよ」という内容で、
子供ながらに「なんか変なの」と思って、その役をやっていました。
そして、その提灯持ちの最中、お社の付近に差し掛かると、母親が私の目を隠してきたのを覚えています。
当時の私は、母親のおふざけだと思い、無邪気にきゃっきゃっとはしゃいでいました。
そして、お社を通り過ぎるまではその状態が続き、母親が手を外すとそのまましばらく歩き、家に到着。
仏壇の蝋燭に火を移して終了という風習でした。

当時はなんとも思っていなかったこの風習なのですが、
今年、何年かぶりに田舎に帰り、祖母にその風習について聞く機会があったので聞いてみました。
「そういやYちゃん(私)にはちゃんと話してなかったね」
と、あの提灯持ちのルールの真意を聞いて、正直驚きました。
1.提灯の火を消してはいけない。消えた場合はすぐにお墓に戻って火をつけ直す。
これは昔聞いたとおり、御先祖様を家に連れて帰るための依り代のようなもの。火が消えると連れていけない。
2.走ってはいけない。
走るとアレに見つかりやすくなるため。
3.提灯を持つのは、その場にいる最年少者。
アレは弱いものを狙うので、御先祖様の守護が確実に届く位置、要は提灯の持ち手が一番近い。
4.絶対にお社を見てはならない。
直接アレを見てしまうと、御先祖様の守護も効かない。



438 :本当にあった怖い名無し:2011/08/24(水) 02:25:50.96 ID:518hA4rC0
祖母は説明しているときに、「アレ」という言葉を多様したが、私は意味がわからない。
「アレってなに?」と聞くと、「アレはほら、お社の中にいるアレだよ」。
話を聞くと、アレというのは田んぼの真ん中にある林のお社の中にいるモノで、
足の長い猿のような外見をしており、大昔からそこにいる存在で、
普段は静かにしているらしいが、お盆の季節になると害をなすモノになるらしい。
名前もあるらしいが、それを口にするのは禁忌らしく、「知らないほうがいい」と教えてくれませんでした。
この存在は子供には教えないらしい。興味が出ると『見えて』しまうからだそうだ。
いま思えばあの日、母親が私の目を隠したのも、そういう都合があったからなんだなぁと、
今になって感謝したものです。

祖母は続けて、この風習、というより儀式の失敗した場合の事を教えてくれました。
過去には、途中で火が消えたまま本家に帰ったり、アレを見てしまったりしたりと、
失敗があった時があったらしいのですが、
その時は次のお盆までに、必ず一族の誰かが不可解な事故や事件で亡くなってるそうだ。
私はそこで、急に話しが胡散臭くなったなぁ、必ずって…と思っていると、
「去年亡くなったFはアレにやられたんよ」
そこで私はものすごく鳥肌が立ちました。



439 :本当にあった怖い名無し:2011/08/24(水) 02:26:28.54 ID:518hA4rC0
去年の年末 私の従兄弟にあたるF君が車の事故で亡くなった。
子供の頃よく遊んだのでとても悲しかった。
母親から聞いた話だと、直線の見晴らしのいい道路で急にハンドルをきって、横の川に転落し亡くなったそうだ。
なぜハンドルをきったのか、原因はいまだに不明らしい。
私が何年ぶりかに田舎に帰ってきたのも、F君にお線香をあげなきゃと思ってのことであった。
「じゃあ、去年の夏に失敗したの?あの提灯のやつ」と聞くと、
「去年はUちゃん(親戚の子供)が提灯持ちをやったんだけどねぇ。
 どうやらアレを見ちゃったみたいでな。ものすごく怯えておったんよ」
その後、大慌てでお払いをしてもらったりしたらしいが、駄目だったらしい。
昔、なんとも思わずに参加していたものに、重大な意味があると知った時、私はとても恐怖を覚えました。
私が田舎に帰ったときは、その儀式はすでに終わっており、お墓参りだけしてきました。

今年のその儀式はきちんと成功したのか、一年間不安でしかたありません。
来年は参加して、きちんと見守りたいと思います。





654 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 16:39:16.81 ID:sAsQ3KL50
小学校に上がる前だから4~5歳の時。
親戚だか誰かの確か結婚式だからと、新幹線に乗ってどこかへ行った。
どこかっていうのは覚えてない。確か新幹線に乗ったから、東京から見て西のほうだと思う。
両親はいなくって、祖母のお友達という人と一緒だった。

とにかく私はその当時、家で可愛がられていなかった。妹と弟のほうが明らかに可愛がられていた。
愛想もなく、変にあきらめがよく、物もほしがらずお友達もいなかった。
だから祖母の家に預けられていることが多かったし、家族で出かけることなんてなかった。
出かけるのは知らない親戚とか、祖母のお友達とかばかりだったので、このお出かけも変に思わなかった。



655 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 16:40:26.53 ID:sAsQ3KL50
電車を乗り継いで知らない親戚の家に行って、(ふるい広い平屋建ての縁側のある家だった)
知らないおばさんに、
「明日式があるんだけど、○ちゃん(私)はつまらないでしょ?ここでお留守番しててもらえるかな?
 本もいっぱいあるし、奥にファミコンもあるから」といわれた。
当時ファミコンは誰の家にもある状態だったのに、私は買ってもらえなかったら、うれしくてお留守番を引き受けた。
その家には知らない人がいっぱいで、私のことを「あぁ、イエノコね。よく来たんね」と歓迎してくれた。

次の日、式があるとかで知らない人たちは誰もいなくなって、私は一人で知らない家にいた。
ファミコンで始めてマリオとかやったな。漫画もはじめて読んだ。ドラえもんとかノーベルマンションってのとか。



657 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 16:41:03.99 ID:sAsQ3KL50
もう高待遇にうれしくってうれしくって、(なんかすごく書いてて悲しくなってきた。ずいぶん安い高待遇だ)
漫画読み耽ってたんだけど、ふと気づくと知らない男の子が4人障子の所にいる。
みんなきれいな顔立ちの子で、シャツと黒い半ズボンだった。
「君イエノコ?」と声をかけてきた。
私は「ううん。違う。この家でお留守番してるの。一緒に遊ぶ?」と話しかけた。
その子は「いいよ」と遊んでくれた。
ファミコンとかじゃなくて、お手玉とか独楽とか、縁側でだるまさんが転んだとか、
とにかく私は誰かと遊ぶのが楽しかった。
おやつにやたら豪華にいっぱいお菓子が置かれていて、
その子達と一緒にお菓子を食べて、何かおしゃべりした覚えがある。



658 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 16:41:40.80 ID:sAsQ3KL50
私「楽しかった。ありがと。また遊んでくれる?」
男の子1「もうこれないと思うよ。でも楽しかった」
男の子2「遊んでくれたからいいものあげる」
男の子3「もう遊べないと思うけど、気づいたらうれしいな」
気がつくと私はおやつの前で眠っていた。男の子達はいなかった。

少しすると知らない人たちが帰ってきた。「誰か来なかったか?」と聞かれた。
私は誰も来なかったと伝えた。なぜなら、彼らは来たわけでない。この家の子供達だと思ったから。
大人たちはがっかりしているようだった。

次の日、私は家に帰った。
祖母が駅で待っていてくれて、抱きしめてくれた。なぜかうれしかった。



659 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 16:45:07.09 ID:sAsQ3KL50
今になって思う。私はイエノコではなく『贄の子』だったのではと。
どこに私は行ったのか、何をしたかったのか聞きたくても、もう祖母もいない。
相変わらず家族ともどうやって距離を縮めたらいいかわからない。

あの男の子達は、何か神秘的な家につく何かだったのではと。
彼らがくれたいいものとは、多分『天候』だったのではないかと。
よくよく考えると、私の記念日はいつも晴れ。体育祭とかいやな時は雨。
昨日すごい被害をもたらしている台風も、東京は晴れたのは自分のせいじゃないかと思っている。
なぜなら、昨日は海外から2年ぶりに帰ってくる日だったから。



662 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 17:03:02.52 ID:QSVSftKV0
>>659
その親戚は、その後どうなった?
金持ちになったとか?
家系は特殊?
他のネタあったらヨロシコ



663 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 17:31:10.71 ID:1HYeuMGJ0
>>658
もし「誰か来た」って答えていたら、どうなっていただろうね
家に帰してもらえなかった気がするんだが



672 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:14:15.16 ID:sAsQ3KL50
>>662
知らない人だからどうなったのかもわからない。
というか、親戚だったのかもすらわからないんだ。
家は特殊じゃない。普通の町医者だし、祖母(よく預かってくれていた方)は戦争で東海のほうからでてきた人。

多分あれは生きている人に有らざる者ってのには会ったことあるけど、
洒落にならないほど怖いことはなかったよ。

>>663
家に帰れなかったかもしれないけれど、帰りたくなかったよ。
今なら通報される程度ネグレクトだったから。



719 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 10:57:03.91 ID:EAjPK1bX0
>>659
過去ログにある「憑き護」に似てるな
扱いが・・・
似たような話、いくつか読んだ記憶がある
現在も、”その”役目を果たしているんだろうな



786 :本当にあった怖い名無し:2011/09/05(月) 20:26:27.28 ID:fde7OfGj0
>>719
そんな大したものではないと思うよ・・・というか思いたくない。
少なくともいい待遇は受けていない。

そういえば小学校にあがってからは、夏になると寺に預けられてた。
中学あがったらなくなったんだけど、それから片目の視力が殆どなくなったわ。

まあ自分が何かできていて、それで家族が幸せならばそれでいい。







366 :(1/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 15:38:12 ID:6yubSqQR0

流れぶった切って悪いけど、俺が子供の頃に体験した話だ。

 

あれは忘れもしない、小学五年の夏休み前のことだ。
古い学校でな、創立88年って位のボロボロの学校だったんだ。
一応改築やらなんやらで、生徒の手の届くような場所はコンクリートで塗り固められていたが、
天井付近や天井は木造だった。
今思うと変な感じだったよ。
んで、これまた年代物なプールがあるんだが、事件はそこで起こった。
いや、もう起こってたんだ。

 

 

379 :(2/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 16:47:03 ID:6yubSqQR0

今思えば、始めに起きてたのが、プールで泳いだりなんだりとしていると、足を捕まれる人が何人か出たんだ。
まあ怪談の類じゃよくある話だし、
俺がいたクラスでそういう被害にあったって言う奴も、お調子者な奴やちょっと意識過剰な奴とかだった。
先生も「フザけてるせいで、いたずらされるんだろう」と笑い飛ばしたりしていた。

 

はっきりとした形として現れたのが、俺のクラスがプール授業の日だった。
その年に入ったばかりの新米の女のA先生(20歳かそこらで美人だった)が、授業見学のような感じで来ていた。
授業は普通に行われて自由時間になったので、
担任やその見学に来てたA先生も、プールに入ってみんなと遊んでいた。

 

突然A先生が溺れた。
正確には、足がプール横にある溝に挟まって、浮かんでこれなくなったらしい。
俺は近くにいなかったのでその場は見合わせていないが、
担任や、近くにいた男子でなんとか足を溝からはずして、プールの上に引き上げたらしい。

 



 

380 :(3/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 16:54:36 ID:6yubSqQR0

A先生は、無理矢理足を引っ張ったので捻挫。(だったか?)
とにかく怪我をしたということで、保健室まで担任が連れて行った。
保護者がいないので、俺らもプールから上がって着替えるように言われた。

 

俺の学校は、女子更衣室はあったが男子更衣室がなかったので、男子は教室で着替えていた。
着替えをしてる最中、A先生を引き上げたうちの一人が、
「うちのプール、溝なんてあったか?」と言った。
俺も溝なんて初めて聞いたし、そんなものあるなんて知らなかった。
クラスの連中も同意見だったようで、誰も溝の存在は知らなかったらしい。
今考えると、人の足がハマるようなサイズの溝を、学校が放置しておくだろうか?

 

 

384 :(4/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 17:07:48 ID:6yubSqQR0

そんな話をしながら着替えを終え、女子たちも戻ってきた。
A先生にいつもベッタリとくっついていた女子2人組みは、半泣き状態になっていた。
女子も溝の件について、同じような話をしていたらしく、
男子と女子で、お互いの話を繋ぎ合わせてみようということになった。

 

A先生から離れて遊んでた俺や数人のクラスメートは、A先生の溺れる状態を遠巻きに見てるだけだったので、
自然聞く立場になる。
溝から引っ張り上げた男子数人は、声を揃えて「確かに溝はあった」。
足はプールの壁と壁の間に引っ掛かっていたし、
実際、先生のくるぶしと足の指先を掴んで引っ張りあげた奴も、同じ証言をしていた。

 

しかし女子の話によると、先生を助けた後にどんな溝かと確認したら、そんな溝は一切なかったという。
ただの平面で、プールの底面から壁に当たったら、そのまま真横の壁のみだったという。
プールの側面を全体調べたわけではないが、A先生のいた場所には溝はなかったそうだ。

 

 

386 :(5/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 17:18:36 ID:6yubSqQR0

そもそもプールの水深は、A先生が溺れるほど低くはない。
当時身長150cm満たない俺でも、肩は出るくらいの水深だ。
女性とはいえ、そんな俺よりも背が高かったはずのA先生が、
足がプール如きの溝に挟まったくらいで溺れるだろうか?

 

ああでもない、こうでもないと、男女で揉めてる所に、
A先生にベッタリだった女子2人(この子らもちょっと関係あるので、BさんとCさんとする)のうちのBさんが、
半ベソかきながら「・・・顔があった」と言った。
その言葉を聞いたCさんが、凄い怖い顔をしながら「Bちゃん!!!!」と叫んだ。
あの顔はたぶん一生忘れられない。怖かった・・・。

 

 

389 (6/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 17:33:21 ID:6yubSqQR0

顔とか言われて何が何だかわからないし、
ちょうど男女が揉めて騒いでる中だったせいもあって、誰も聞いてなかったようだが、
CさんのBさんを一喝する声のせいで全員が静まった。
「顔ってなに?」
誰かが聞いたけど、BさんもCさんも二人でボソボソと言い合いをするだけになって、返答はこなかった。

 

二人とも元々、微妙に人と接しないような性格をしてて、
二人だけの世界を共有してるような雰囲気がいつもあったので、
これ以上二人に触ってもしょうがない、っということになり、そのまま流すことにした。

 

 

390 (7/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 17:37:21 ID:6yubSqQR0

とりあえず、A先生を心配している女子と、好奇心強めな俺と男子数人で、保健室まで見舞いにいくことになった。

 

A先生は保健室にはいなかった・・・
保健の先生曰く、「足の怪我が酷くてここでは応急手当しかできないので、病院まで搬送してもらった」と言う。
子供ながらに俺たちは不信に思った。

 

A先生は2日後に学校に戻ってきた。

 

 

397 (8/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:39:09 ID:6yubSqQR0

ちょっと話を前に戻す。
A先生が戻ってくる前の話だ。
学校では、放課後になればプールが自由解放されていたが、
A先生が溺れた日は、学校側が「調査のためだ」とかいう理由で解放されなかった。
しかし、俺や溝から先生を助けたクラスメートで、本当に溝はあったのか?という好奇心を抑えきれず、
放課後にちょっと忍び込むことにした。

 

プールのフェンス自体はそんなに高いもんじゃないので、簡単に乗り越えられた。
中に入ると、プールの水は全て抜かれていた。
溝は・・・なかった。

 

 

398 (9/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:40:22 ID:6yubSqQR

話を、A先生が戻ってきた日に戻す。

 

A先生はおかしくなっていた。
はっきりとではないが、顔も違う感じになっていて、前の印象はなかった。
ソレは、日に日に状態が悪くなっていった。
色々変な行動があったが、一番印象に残ってるものは、
給食運搬用の台をリアカーのように押しながら、俺の教室の前で止まり、
BさんとCさんに目を向けて手招きしていた。無表情でだ。
担任の先生が苦い顔をしながら教室を出て行き、A先生をどこかに連れて行っていた。

 

 

400 :(10/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:41:10 ID:6yubSqQR0

六年生の水泳授業の時にA先生が、俺たちの授業の時のように見学にやってきたらしい。
前科もあるので、A先生は他の先生に、プールに入るのは堅く止められたらしい。
その日のA先生は、おとなしく座っていたらしかったが、
溺れてからおかしくなったA先生に、フザけてちょっかいをかけようと、
六年の男子生徒が「せんせー。溺れた場所ってあそこー?」とか聞きながらA先生に近寄ったら、
A先生の足には、とうもろこしを押し付けたような後がいっぱいついていたそうだ。
ちなみに、A先生はその場でニコニコしてるだけで、何も言わなかったらしい。

 

その話を、1年違いの兄弟がいるクラスの誰かが聞きつけて、うちのクラスでは瞬く間に噂になっていった。
足を小さな子供の霊に捕まれた跡だとか、溝が異次元と繋がっててそこに行った証だとか。
話が広まりまくって担任の耳にでも入ったのか、担任が「人の陰口を叩くな」と怒っていた。

 

 

401 :(11/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:43:37 ID:6yubSqQR0

数日経ったある日のこと。
俺と友達数人で「さぁ帰ろうか」と、授業道具をランドセルに押し込んで教室を出た。
廊下の奥の方で、誰かがうずくまっているように見えた。
出口に行くにはその廊下を突っ切っていくしかないので、そのまま廊下を進んでいった。
A先生だった。
A先生は、なぜか廊下に大量の教材を撒きながら、ペタリと座り込んでいた。
うずくまってるように見えたのはこのせいだと思う。
「あら、おはようございます」
A先生は放課後なのに、朝の挨拶を俺たちにしてきた。
A先生は気分がいいのかどうかわからないが、
「授業はどうだ」とか、「学校は楽しいか」とか、「いじめはないか」など色々聞いてきた。
わりと普通に話せる様子だったので、思い切ってA先生に、足のことを聞いてみることにした。
ただ、まさか足をいきなり見せてくれとも言えないので、(恥ずかしいし)
「靴のサイズいくつですか?」とか、子供なりに遠まわしに聞いていった。

 

 

402 :(12/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:44:36 ID:6yubSqQR0

なんて言ったのかは覚えてないけど、友達が機転を利かせて、足を見せあうように仕向けた。
A先生は溝にハマった足の方を、ズボンをちょっとまくりあげて見せてくれた。
たくさんのデコボコの跡があった。
確かに、とうもろこしを押し付けた跡に見えなくもない。
でもあれは、口をイーッッ!!って引っ張って、そのまま足に押し付けたような歯型だった。
前歯や八重歯みたいな跡がクッキリついていて、大量の歯型を押し付けたような跡だった。
A先生がソレを見せて、俺たちが認識した瞬間を見計らったかのように、クスクスと静かに笑いだした。

 

 

403 :(13/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 18:45:36 ID:6yubSqQR0

怖くなった俺たちは、一気に校門まで逃げ出した。
全員、事もあろうに上履きだった。
それほど必死だったんだと思う。
「あれ歯型だよ!」
「ドクロの歯のとこ押し付けたみたいな跡!!」
「あの人ヤバイって!」
上履きで出たけど、誰も戻ろうとは言わず、その日はそのまま上履きで帰った。

 

次の日、A先生は至って普通だった。
おかしいままだけど昨日の事は何も知らないといった素振りだった。
ただ、ここから学校全体への異常が始まり出し

 

 

414 :(14/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:23:18 ID:6yubSqQR0

OK。すまんかった。パソおかしすぎ・・・・('A`)
続きいきます。↓

 

次の日、A先生は至って普通だった。
おかしいままだけど、昨日の事は何も知らないといった素振りだった。
ただ、ここから学校全体への異常が始まり出した。

 

図書室の本が全て逆さまに並んでたり、
校庭のど真ん中に、理科室のビーカーやフラスコが大量に割れてたり、
朝来ると、カラスやハトが必ず学校に何匹か入ってきていることも何週間か続いた。
タチの悪いいたずらって事で、学校側は用務員に夜の見回りとかをさせていたが、
結局犯人は見つからず、変ないたずらが続いていた。

 

俺のクラスでは、「きっとA先生が犯人だ!」と話が持ちきりになっていた。
歯型の一件以来、俺と友達が話の中心になっていた。
そういった噂めいた話は人の好奇を引くせいか、A先生観察隊など名乗り出す連中もいた。
「学校から家まで跡をつける」とか言って。
いつも見失っていたが・・・・

 

 

415 :(15/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:23:48 ID:6yubSqQR0

忘れもしない7/22日。A先生が死んだ。
死因は変死らしいが、詳しい原因はわからない。
家で死んでいたそうだ。
ただ、ちょこっと新聞にも載っていた。
(母校バレるんで調べないでほしい。検索かけても出てこなかったから、大丈夫とは思うが)
クラスの女子が、「A先生のこと書いてる」と言って、新聞の切り抜きを持ってきていた。
小さな枠に、『小学校の教師変死』という見出しで、6~7行書かれてた。

 

なぜ死んだ日を明確に覚えているかというと、その次の日(7/23)に水泳の授業があって、
Bさん、Cさん、俺と、A先生の足を見た友人が、揃いも揃って、
プールからあがると、あのA先生についてた歯型がついていた。
足を引っ張られたとか、溝が出てきたとかはなかった。
みんな気味悪がって俺らを避けてくれた。

 

余談だが、そのせいで、その日楽しみにしてた給食のチーズハンバーグが、俺と友人だけなかったのは忘れんぞ!

 


 

416 :(16/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:24:55 ID:6yubSqQR0

俺ら自身も気味悪くて、皆で相談して担任に相談しにいった。
担任は俺らの話を聞くなりすぐに車を出して、どっかの寺に連れてかれた。
「どこ行くの?」とか聞いても、「後で話す」の一点張りだった。

 

寺につくと、急いで本堂のような場所に連れてかれた。
一休さんに出てくるような住職みたいな人に、「こいつらかぁ!こいつらかぁ!」と言われて、
TVでよく見る渇を入れる棒みたいなので、俺と友達が肩を叩かれた。
俺はワケもわからず、とりあえず怯えてた。
BさんとCさんの方は、住職が一瞥して「魅入られたか・・・」とボソリと呟いた。

 

 

417 :(17/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:25:51 ID:6yubSqQR0

その後、俺と友人、BさんCさん、と分けられ、別々にお経を唱えられた。
お経の種類が違ったのかもしれない。

 

お経が終わったあと住職の爺さんに、
「人の噂は人の恨みになる。好奇心で近づくな。喋るな」
と教えられた。妙に心に染みた。
Bさんは残って、俺と友人とCさんだけが、担任の車に乗って学校に戻された。

 

そのあと、職員室の奥にある応接室の方に連れてかれて、担任から事情を聞いた。
(小五の頃だから、詳しいことは聞けなかったけど)
「ここからは先生の独り言だから、ただの戯言だ。でも口外はするな」という前置きだった。
子供の俺でも、ちょっとした緊迫感が伝わってちょっと怖かった。

 

 

418 :(18/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:27:10 ID:6yubSqQR0

『憑き護』って知ってる人いるかな?読み方はツキゴ。
担任曰く、A先生はその憑き護だったらしい。
憑き護っていうのは簡単に言うと、生きた守護霊みたいなものらしい。
普通に生きてて、人を護ったりするけど、かと言って霊でもないらしい。
土地守とかに近い存在らしくて、要するに、不幸を被る避雷針みたいな人なんだそうだ。
どこかの家系に、そういうのが強く現れるのがあるらしい。
鬼門、霊道、etc…とにかく霊的なモノで、普通の人には手がつけられないような場所に、それとなく住ませるそうだ。
京都の方や奈良とかに、憑き護は多く住まされてるとも聞いた。

 

担任の話に戻る。
理由は不明だが、プールでの怪異は大昔からあって、足を捕まれたりとかは本当にあるらしい。
それで溺れて大変な事件になったとかも、結構頻繁にあったらしい。
困った学校側が、A先生が憑き護だったのを調べて、学校に採用したそうだ。

 

そして問題の日、A先生はたぶん憑き護として、俺たち生徒の避雷針代わりに、
『プールの何か』に捕まれたみたいだ。
その後は、実際には病院に搬送されたのではなく、俺たちにお経を唱えてくれた住職のとこに行ったそうだ。

 

 

419 :(19/27) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:27:51 ID:6yubSqQR0

その『プールの何か』がよっぽど強かったのか、A先生が耐え切れなかったのかはわからないが、
とにかくA先生は、ソレに負けたらしい。
学校としては、憑き護によって怪異から解放されると思ったようだが、
逆に憑き護がダメになってしまったとのことだ。

 

はっきり覚えてないが、話を聞いた時、俺と友達、Cさんは泣いたと思う。
A先生の足についた歯型を見た後の、学校で起きたいたずらはたぶん、
憑き護のA先生が護りきれなくなり、今までおとなしくしてた何かが暴れたせいだと、子供ながらに解釈していた。
今でもそう思う。

 

最初のうちは、「A先生はヒーローみたいな存在で、俺たちを護ってくれてたんだよ」とか誰かに話そうと思ったが、
俺は今まで守ってくれてた人を、おかしな人呼ばわりしたり、いたずらの犯人に仕立てあげてたのだ。
そう思うと心が痛くなった。
誰かに話す気はすぐに失せた。罪悪感が強く残った。忘れもしない。

 

 

420 :(20/21) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:29:18 ID:6yubSqQR0

担任もそれを俺たちにわかって欲しくて、たぶんこの話をしたんだと思う。
学校ではA先生を採る前などは、プール開きの日にお祓い。
何か変なことがあると夜にお祓いなど、一時しのぎを繰り返してたそうだ。

 

翌日、Bさんは行方不明になった。
正確には、家族ごといなくなったそうだ。夜逃げかな?
「魅入られたか・・・」といった住職爺さんの言葉は、Bさんに向けての言葉だったのかもしれない。

 

 

421 :(21/21) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:31:46 ID:6yubSqQR0

その後、俺たちの中でこの話をしなくなったし、クラスでA先生の話が出ても、無視することを徹底した。
今でもこの学校はあるし、俺が卒業するまでに溺れた人が結構いたから、
たぶん、プールの怪異もまだ続いてると思う。

 

以上です。長く待たせてすまんね。
再起しまくりで疲れたんで、パソコンちょっと休ませます。

 

 

424 :(x/x) ◆eQDK6O81/s:2005/09/30(金) 20:36:49 ID:6yubSqQR0

最後に。
これ話したのは、もう10年以上経ってるし、
何より、俺の中で偉大な人となってるA先生の記録を、ここに残しておきたかったからです。

 

では。乙ありです

 

 

467 :(x/x) ◆eQDK6O81/s:2005/10/01(土) 07:40:52 ID:Or0NQiaP0

おはようございます。
パソコン長時間稼動させてたのが原因らしく、調子はよくなったようです。
もう1台のパソコンはネットワーク不調、ノートは不明ですが動きませぬ・・・・('A`)

 

『憑き護』についてですが、説明不足だったようです。
話自体が長くなってしまったので省いたせいです。すまん。
俺も物心ついてからそういったモノに興味を持って、色々気になって調べようと思ったのですが、
ググったり図書館で文献など探しても、出てきませんでした。
二年ほど前に小学校の同窓会があり、当時の担任も出席していたので、
話しにくかった事ですがもう月日が経ってたので、憑き護について聞きました。
ただ、担任も人にちょこっと聞いただけなので、詳しくわからないそうです。

 

『憑き護』
現代の通称で忌み言らしく、表に出て来ない言葉だそうです。
今の時代では憑き護本人が、憑き護だという事実は知らないそうです。
人によっては、親から子に継がれて知ってる人もいるのかもですが。
大昔には、憑き護は別の名称で呼ばれており、(その名称を話すと地域が限定されてしまうので伏せます)
厄災や飢饉などが起きた時に、生贄として扱われていたそうです。

 

 

468 :(x/x) ◆eQDK6O81/s:2005/10/01(土) 07:42:06 ID:Or0NQiaP0

憑き護といってもピンからキリまであるらしく、
避雷針として効果の強い人は、そのまま何もないように生活していくそうです。
ただ、詳しくは不明ですが、お寺だか国の何かだかに、憑き護の家系は記録されてるらしく、
霊の発祥が強い場所に、何らかの理由を与えて、その近くに引っ越させたりしているらしいです。
あと、一定期間に強く念が発生する場所には、
会社の出張とかで合わせて、期間の間だけその場に居させて念を鎮めさせる、とかも聞きました。
(会社で意味のない出張をさせられた経験のある人は、実は憑き護かも)

 

効果の弱い人の場合、家系の古い人が、自分が憑き護の家系だと知っている時には、
避雷針の立場になる前に、お寺などに連れていくそうです。
表向きには心の修行ということで、滝打ちや禅などを行わせて、
実際には、お寺にいる間に避雷針として強くするそうです。
効果が弱くて、家系についても知らない人は、
残念ながら、A先生のようなパターンになったりすることが多いそうです。
勿論、普通に生活できたりもするようです。

 

 

470 :(x/x) ◆eQDK6O81/s:2005/10/01(土) 07:46:12 ID:Or0NQiaP0

意味不明な箇所や矛盾点もあると思いますが、俺が担任に聞いて覚えてるのは大体こんな感じです。
ただ、何も知らない人を、勝手にそういう風に扱うのっていいのかな?って思います。
だから表沙汰になってないのだとは思いますが。



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