655:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 00:09:25 ID:
ところでさ、酒というのは、なにゆえに神棚にささげるのかな。
神社とかにも。
656:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 02:04:12 ID:
>>655
「御神酒上がらぬ神は無し」というからね。
思うに、貴い米と水が奇しき力で変成したものに神の力を
見たのではないかな。さらに、飲めば通常の意識状態を離れ
違う自分になる=神に近づくことが出来る。
実際、神棚に吟醸酒などの香り高いお酒を上げると神気が増す
ように感じる。恐らく、この「香り」がポイントなのだろう。
仏壇に良い香りのお香を上げるのと同じ。嗅覚への刺激は古今
東西のさまざまな儀式で結構な役割を担っている場合が多い。
657:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 06:28:22 ID:
神さんは殆ど酒好きだけど、その点佛となると、明王以上は酒への執着は
もう完全に無いんだね。
酒の匂いすら毛嫌いなさる。
658:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 08:21:21 ID:
>>657
うちの近所のお寺だと観音様にお参りするときお酒を上げることに
なってるよ。さらに別のお寺(真言宗の別格本山)はご本尊がお不動
さんだけどお酒が上がってる。「不動酒」といって授与品にもなってる。
阿弥陀さまにもお酒上げるとこあったりしないかな?「甘露酒」という
ことで。
659:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 08:54:29 ID:
そのうち愛染護摩で祈願したバレンタイン用のチョコやツリーに飾る如意宝珠とかを
仏寺で売り出したりするようになるんだろうなw
660:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 09:12:25 ID:
御神酒を神様に捧げ奉る際には「神酒祝詞」と作法(八開手を打って神酒の祝詞を奏上)がある程ですから、
古来、お酒(米酒)は特別なモノと認識されていたようです。
661:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 10:59:17 ID:
仏教の場合、基本の基本の五戒で飲酒は駄目なはずなのに。
日本仏教はまあ、いろいろと、いろいろな事が・・・もろもろと、あるのかな。
662:名無しのオカルト 2010/08/13(金) 21:59:07 ID:
何というか、素晴らしいご解説。 いや、ホントにありがとう。皆さん、そして特に656氏。
単に日本の神は酒好きなのかなと思っていましたが。
塩はなぜか聞いてみたりしてもいいですか。
本で読みましたが、神社に塩と酒を持っていくと良いという人がいて。
663:名無しのオカルト 2010/08/14(土) 00:01:04 ID:
>>662
貴重品だから。
昔は赤穂藩が入り浜式塩田を開発するまではその10倍したそうだ。
赤穂藩が塩の値段下げたおかげで味噌や醤油もやっと庶民が買えるようになったという。
戦後はカリフォルニアやオーストラリアの砂漠地帯沿岸で大量生産して
屁みたいな値段にまで下がったが、戦後間もない頃まで「米と味噌」と
並び称してたしな。
664:名無しのオカルト 2010/08/14(土) 01:39:54 ID:
>>662
恐縮です。何分単なる個人的な考えなので余り鵜呑みにされませぬよう。
というわけで、以下も純粋な「私見」です。
塩は液体である海水を天日にさらしたり火で煮詰めたりして結晶となる。
つまり、これも酒と同様奇しき「変成」によって生まれるもの。
塩は通常はいつまでも腐敗することがない。これは即ち、神に相応しい
「永久不変性」を持つということである。食料に塩を振ったり塩漬けに
しても腐敗を防ぐという力を発揮するが、「腐敗」=「死」=「ケガレ」
を遠ざけるものとして、祓いの力に通じる。そもそも、祓え清めの大元は
イザナギノミコトの海水での禊ぎにある。
また、塩を摂らなければ生命活動が危うくなるということも経験的に知って
いたであろう。だからこそ663氏のいうとおり極めて貴重な品となったもの
と思われる。
堅苦しい話を離れれば、真の酒呑みたる者サカナは塩だけ、と言います。
詰まる所はそういうこと、かも知れません(笑)
666:名無しのオカルト 2010/08/14(土) 23:17:11 ID:
>>663 >>664
貴方がた、頭いいですね。ちゃんと考えてお供えされているんですね。
こちらなど、義務感のみでしていました。
浄化とか、納得できます。
ついでに、皆様方に水と米と鏡もお聞きしたいという、
贅沢な気持ちになってしまっているのですけど。
いえそれが、こんな事を聞けるような人は、実社会で一人もおりませんので。
理由がこうして納得できれば、ヤル気も続くような気もします。
図々しくすいません。
665:名無しのオカルト 2010/08/14(土) 09:50:40 ID:
そういえば、酒も腐らない。
667:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 11:55:42 ID:
ちょっと聞きすぎたかお。
668:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 12:09:44 ID:
世代がw
669:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 13:34:50 ID:
なぜ、仏壇には熱いお茶で、神には水なのだろう。
670:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 13:35:59 ID:
なぜ、米は仏には、たいた米で、
神には、たく前の米なのか。
いやほんと、疑問に思った事ない??
671:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 14:17:53 ID:
全部両方ともに供えればいいじゃん。オレそうしてるぞ。
茶に関してはいいことだとどっかのスレで人気のあった神職が言ってた。
672:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 15:18:53 ID:
>>666
再び、私なりの考えを。
水は、言うまでもなく生命の根源。体がそれを分かっている。飲まずにいればすぐに渇きに苦しむ。
飲んだ水は涙となり汗となり血ともなり尿ともなる。水なしに生命は成り立たぬと知っていたはず。
水はさまざまな汚れ=ケガレを洗い落とす力を持つ(そもそも海水とは要するに塩と水。よって神道
で祓いに使う「塩湯」も塩水)。後述の米も、また酒や餅も水なしでは生まれ得ない。あまりに当たり
前のものであるためか、現在水は神饌としては最下位に置かれるが、本来は最も重要なものであるとも言える。
さて、逆に現在最上位の神饌である米だが、弥生時代以降、日本人の命を支える魂とも言えるもの。
これは自然界から採集したものではなく、人の手で養い育てるものである。しかしそれも、日と土と水という
自然=神の恩恵無くしては生み出し得ない天の賜物でもある。日とは即ちアマテラス。土はオオクニヌシ。
水神は様々な名を持つが、個人的にはアマテラスの娘にしてオオクニヌシの妻でもある宗像の女神と捉えている。
こうした偉大な神々に賜った作物を真っ先に感謝の気持ちと共に神に捧げるのは実に自然な行為と言えよう。
(ちなみに「日と土と水」の組み合わせだが、三宝荒神の「三宝」を仏法僧ではなく日と水と土のこととする説もある。)
最後に鏡=餅だが、これも酒と同様米と水をもととして作られるものである。バラバラだった米粒が、一つの、
実に堅固な固まりとなる。これも「変成」。餅が米・酒に次ぐ第三位の神饌とされるのもそういった理由によるものか。
また、鏡餅とは三種の神器の一つである鏡を象ったもの、もしくはとぐろを巻いた蛇(神の使いもしくは神そのもの)を
象ったもの、との説もある。いずれにもせよ、形そのものにも神聖な意味があるのだろう。
以上、とりとめもなく書き散らしましたが、こういった無理からこねくり回した屁理屈は抜きにして、要は実に有難くも
貴い品々を捧げ奉っているのだ、との自覚を忘れなければよいのだと思います。長文失礼致しました。
673:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 18:56:41 ID:
>>671
えっ、そうなんですか。
神棚にお茶とか、炊いたご飯とか。
あ、ほんとだ、検索すると、そういう人も結構居られますね。
ほー。ありがとうございます。
>>672
そこまでお考えで世界観を持って、神棚の世話をされていたら、
楽しいくらいのレベルなんでしょうなー。気持ちも乗りますね。
いいですなー。
さっそく当方も、天地自然に感謝、の気持ちでやってみます。
こちら、米、塩、水で、両脇に100円パック酒。
水だけ毎日変えています。あとは1日と15日
・・・・まあ、これが自分にできる限界かなあと。
676:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 01:54:38 ID:
>>673
私も裕福ではないから、お金は掛けてないですよ(^_^;
ただ、その代わり少々のこだわり(「出来るだけ地元に近い
所の産物を」、等)とある程度の手間掛け(毎日必ず全品
取り替える)はあります。以下、ご参考までに。
※水・・・自宅の浄水器の水。よってタダに近い。
但しいわゆる華水(寅の刻即ち午前3~5時に
汲んだ水)にしている。
※米・・・母の実家(かつての同郡内)が農家で、そこの
米を。かなり格安。
※塩・・・一キロ130円強の品。地元近海の水を原料にした
あら塩。
※酒・・・一升千円くらい。県内産で、純米酒。この値段に
しては味もかなりよく、香りは弱めではあれども
良好。量は一番小さい瓶子に2本だから、一日に
大体80ccくらい?だから月に2升まではいかない。
代わりに一日・十五日は出来る範囲で豪勢にしてます。崇敬
社の湧き水を汲んで来たり、高めの藻塩やお酒を買って来たり。
餅や海のもの・山のものを付けたり。遠出したり旅行したり
したときは、その地元の純米酒をお土産に買うことが多いです。
4合瓶くらいだったら大してサイフも痛まないですし(笑)。
やっぱり、お酒が一番喜んでもらえるような気がするんで。
674:名無しのオカルト 2010/08/15(日) 23:58:14 ID:
うちでもお茶やご飯も神棚にあげてるよ
私料理下手なんで、煮物の味付けが上手くいった時とか、大好きなお菓子とか、
パンを焼いた朝はトーストとかw、神棚は賑やかだよ。
もっと静かな方がいいのかな?と思う時もあるけれど。
675:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 00:36:38 ID:
しかしですな、人間の食べ物というのは、
何か、こう、ありがたみが、ノーマルのお供えに対して、落ちるような感じが。
例えばさ、神棚の前にウインナーとか供えると、ペットみたいな・・・。
677:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 10:36:08 ID:
>>675
いやさすがにウインナーはないよーw
煮物も初物が出たときが多いかなあ。筍、フキ、タラの芽の天ぷらも上げました。
本家が神棚→仏壇→人間というやり方をしていたので、
同じようにしていたよ。
上げ方を変えた方がいいのかな(´・ω・`)
678:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 13:19:05 ID:
いいんじゃない。
そういえば神社では、野菜は生で、本殿の前に色々置いてあるのを見たけど。
679:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 15:03:09 ID:
677さんの方式だと、神棚に30分くらい置いておいて、
すぐ仏壇に、そしてすぐ人間が食べるというやりかた?
681:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 18:31:53 ID:
>>679
>神棚に30分くらい置いておいて、すぐ仏壇に、そしてすぐ人間が食べるというやりかた?
このやり方はどうかと思う。神棚で神様の残りものを仏壇の本尊や先祖に
回すというのはマズイんでないかい?
神棚は神棚。仏壇は仏壇。そしてどちらのお下がりも人間が頂くがイイかとおもうが・・
680:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 16:30:02 ID:
676氏の教えてくれた、
一升千円の純米酒、しかも地酒、なんと理想的な。
しかも塩もあら塩にして、その安さ。
何という素晴らしい神棚。
これから自分も盆栽後の休みを使い、スーパーに走り探しまするー。
682:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 22:38:50 ID:
この県の純米酒は、一升2000円~。うーむ。
他県のなら、1000円でありました。当方酒を飲まないので、よく見てませんでした。
685:名無しのオカルト 2010/08/17(火) 04:21:28 ID:
>>680 (=682?)
お供えものハンティングの収穫はいかがでした?
地元のものというのは私個人のルールなので、例えば
地元ものでなくても御祭神所縁の地の品にするとか、
適当にご自分で決めてしまうといいですよ。そもそも
必要なければそんなルールを決めることもないんです
から。でも確かにただ何となくやるよりは、モチベー
ションが上がることは太鼓判押します。お互い精進
致しましょう。
688:名無しのオカルト 2010/08/18(水) 20:00:45 ID:
>>685
結局、パック酒の見栄えのいいのに惹かれて、
1つ買って神棚に追加しましたとさ。
ちょっと話した店員さん曰く、
「日本酒はお清めになるから、神棚の霊をを清めるために、日本酒です。」
と。
683:名無しのオカルト 2010/08/16(月) 22:47:32 ID:
677さんではないけど、
仏壇には、先祖だけではなくて、本尊も祀ってあるので、それを考えると、
681のかたの言うように、
お下がりというのは、ちょっとかわいそう、という気がするね。
684:名無しのオカルト 2010/08/17(火) 04:08:07 ID:
洗米を神棚に上げ、その後でそれを混ぜて炊いたご飯を仏壇に上げる、
というのは珍しいことではないと思う。これはそもそも家庭の仏壇に
おいては「御仏様」よりむしろ「ホトケさん」、即ち仏尊より祖霊の
お祀りの方が重視されていたことによるのではないか。神への捧げ物
のお下がりを頂く直会(なおらい)を、亡くなったご先祖様たちとも
分ち合おうという気持ちが有ったものと想像される。(神棚は仏壇
より高い位置になければならない、というのもそういう事情からでは?)
神様には水・仏様にはお茶、というのもそういう所から来ているのでは
ないか。要するに元から人間であるホトケさん=ご先祖さまには自分たち
の食べる食事と同じものを捧げる。ご飯にお茶。これが生米に水では、
ご先祖さま方も途方に暮れてションボリするであろう。
真言密教では各尊に捧げるのはむしろ洗米の方が基本であると聞く。
また、茶ではなく水(閼伽)が本来の正式な供養品である。
さらに先祖に捧げる「霊供膳」は調理された精進料理だが、ご本尊に
供える「精進供」は生野菜である。
もともとは、そういったような大体の線引きがあった、のではないか。
687:名無しのオカルト 2010/08/17(火) 20:17:22 ID:
仏壇に、工夫したものを供えるだけで、尊敬もんだ。
凄いなあ。
うちは袋入りのお菓子とかだなあ。
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