【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

カテゴリ: 自己責任



476 名前:ヤマニシさん 1 投稿日:02/05/01 06:33
4年前? 先輩と彼女と、彼女の知り合いの男女と4人でデートすることがあった。
で、帰りにメシ食ってたら、知り合いの女の子が「ヤマニシさん見に行きたい」って言い出したんだって。

あ、先輩と、その男女ってのは面識なくて、
その日が初対面だった。先輩の彼女が、男女の男の方と同じ中学だったとかの仲で、男の方は大人しい感じだったらしい。

もう夜も遅いし先輩も彼女もヘロヘロだったから帰りたかったし、
その女の子が勘違い爆発な奴で、途中から先輩もキレ気味だったんだけど、
その女の子がけっこう可愛くて、もう一人の男のほうがヘラヘラ機嫌
取ってるような感じだったんで、こいつらつきあってるわけじゃねー
のかよ、なんだかなー思ったんだけど、まこの場はこいつの
顔立ててやっとこか、みたいなノリで、
行くことにしたんだって。

そのゴキゲンくんと勘違い女って(気の毒なのでX男とY子にしとく)、
今珍しくないけど、ネットの掲示板か何かで知り合ったらしかったのね。
まぁようするに、ちょっとインドアーな感じのカップルだった、
ってことです。

そのころ地元でちょっと有名になった話で、ラブホ山の裏の廃屋に
「ヤマニシさん」がいて、こちらから「ヤマニシさんヤマニシさん」
て呼ぶと
「もーすもーす」とか何かいう声で応えるらしい。
Y子はその話をどっかから聞いてきたらしくって、車あるんなら
いきましょーよー、って言ってたそうな。

町中から車でちょっと行ったところに、ラブホがバンバン立ってる山が
あって、その裏の方にお屋敷通りがあるんだけど、そこは、
基本的に表から車でぐるっと上って、降りていかないとそっちに行けない
ようなふうになってるから、確かに車じゃないと、裏から歩いて
上るしかない。まぁ車があればこれ幸い、というのはわかるんだけど、
なんかとことんまで図々しい奴だなぁ、と先輩も思ったらしい。

でなんだかんだで行くことにした。
まぁ帰りに適当なこと言ってホテル行くか? とは先輩思ってたんだろうけど。(笑)
先輩の彼女は、相当嫌がってたんだけど、なんとか言い含めた。

Y子はそうとうはしゃいでいたらしい。だーれもオマエの話なんて聞きたくないっちゅうのに、自分の知ってる怪談話をペラペラしゃべりだしたりして、
まぁ後になって考えるとおかしい状態に入ってたのかもしれんとは、先輩言っていた。

結局夜中だし、車で乗り付けるわけにもいかないので、
山頂から少し下った駐車場に車を止めて、Y子が教わったっ
ていう廃屋の場所まで歩いて行った。

その廃屋っていうのが、元華族の家だったのをバブルの時に全部つぶして
2件並びに家を建てたんだけど、持ち主が借金か何かでいな
くなったんで放置されてる家らしい。1件は貸家にするつもりだった
らしいけど、それもそのまま。

屠殺場とか、精肉工場とか、外から見えないようにやたら高い生け垣に
なってるでしょ。
あれに近いような感じの屋敷が、ちゃんと2件並んで建っている。

Y子は誰に聞いてたのか、どんどん歩いていって、一方の屋敷に入っていく。
先輩と彼女もだんだん、まずかったかな、という気になってきて、
一応年上だし(先輩は高校浪人かつ大学も浪人)
止めとこうかな、と思ったんだけど、Y子がどんどん歩いていくので、
仕方なかったらしい。Y子やたら髪が長かったんだけど、
もうそれが肩に付かないくらいの早足だったそうです。


表は草ぼうぼうなんだけど、屋敷そのものは案外きれいで、建物は
暗かったけど、街灯はけっこう明るかったらしい。
なんだか思ったほど凶悪な雰囲気でもなかったし、門扉も開いていたので、そのまま中に入っていった。

後ろからX男が黙って歩いてきているので、
先輩が「君大丈夫?」って聞くと、
「すいません、僕がこの話教えたんですよ…」って、
ものすごくすまなそうにしてる。

「ああ、別に暇だし、気にせんでね。ヤマニシさんの話ならけっこう知ってるし」
って先輩が言うと、X男がブルブル震えだして
「すいません、すいません、すいません」
なんでかやたら謝るんですよ。

で、そっからよくわからないんですけど、
(肝心なところなのにスマンけど先輩はその場面をよく見てなかった。
ここは先輩の彼女の記憶)
玄関先にいたY子が、いきなり庭の方にダーって走って回りこんで行って、
縁側のサッシを開けると、そっから顔だけ差し入れて
「おおねたたまつり、もーすもーす」(?)ってでかい声で
わめきはじめたらしいんです。

声が聞こえたんで先輩が血相変えて走って行って、Y子に追いついた時、
Y子は縁側から靴脱いで上がろうとしてたらしい。

こう、足を4の字にして右足のスニーカーを左手で脱がすためにつかんで、もう上がる寸前だったんです。
スニーカーの裏が妙に白かったんで覚えているらしい
(我ながらヘタな表現、どーゆー体勢だったか伝わるかな?)

これはヤバイ、って思って、慌ててX男と二人がかりで引き留めて
押さえたんですけど、けっこう強い力だったみたいです
(憑き物だったかどうかは不明)。
放っておくと何回も「もーすもーす」って言うので、
彼女にハンカチ借りて、自分のとあわせて、Y子の口の中に押し込んで、
両脇から抱えて連れて帰ったったらしいです。

その後は、特に事件も起きずに、なんとか車のところまでたどりつけたそうです。
Y子はばたばたしっぱなしでしたが、車に入ると落ち着きました。

反対側で抱えてるX男も、ぼろぼろ泣きながら「もうす…」って言ってたのが、なんか気味悪かったそうです。

それからすぐ、散会するのは気味が悪いので、4人で同じラブホに入ったそうですが、もちろんなんにもできなかったそうです(笑)。
X男とY子は、朝が来ても放心状態のままだったそうです。

その後、X男とY子は別れたということでした(元からつきあってなかったという話もある)。
やっぱりY子はちょっとおかしくなったみたいで、半年大学を休学
したらしい。けっこう地元では通りのいい大学の、理系の学部に
入ってたんだけど、そのまま退学して、芸術系の専門学校に入り直した
そうな。先輩の彼女が会ったときには、髪はぐりぐりに短くしてたらしい
です。ちょっとお茶飲んだらしいのですが、やたら後ろ髪を気にして、
しゃべりながら自分の手で引っ張ってたのが怖かったとか。

その会ったっていうのも、これ見に行った翌年だったらしいから、
それからどうなったのかは先輩も知らないそうです。
X男とは全然会ってないそうです。

この話聞いたのは、先輩が部活の合宿に差入れに来た時で、
3こ上で直接面識もなかったし、うさんくーさい人だったし、
この人担いでるんやろと思ってたけど、免許取った後実際友達と行ったら、
それっぽい家はあった。
(「ヤマギシ」っていう表札じゃないからね、念のため。
廃墟つっても普通の家だしこの書き込みで荒れるのイヤだから
地元の人は行かないように)

確かに気味悪かったですが、友達が馬鹿だから、ダーって走って入って、玄関のベル押して戻ってきた。
俺はビビリなんで入ってないけど。

…すまんなんか怖くなかったな。体験談みたいなもんだし。

っていうかこれのどこが「ヤマニシさん」なのか意味不明。やっぱ違うのかも。

あ、先輩と彼女の人(もう付き合ってない)はピンピンしてます。
ピンポンダッシュしてきた友達はこの間バイクで事故起こしたけど、とくに怪我はなし。

ま、影響されにくい人とそうじゃない人がいるってことです。



494 名前:482 投稿日:02/05/01 21:30
>>483,488 感想ありがとうございます。

まぁ怪談というか先輩の実体験に近い話なので…
(っていうオレがやっぱり担がれてるかも)
後半疲れて手抜きになったのはオレのせいかも。

書き忘れてたけど、現地から山の方角には神社が建ってるんですよ。
車でくぐれるような石の大きな鳥居があって、夜とかあんまり
見たくないんだけど…

Y子落ち着いたって云ってたけど、駐車場が神社の傍にあるので、それでなのかもしれない。

でもなんか、その神社もかなり不気味なんですよ。
(とってつけた説明でスマンけど解釈の足しにしてクレ)

裏から(つまり例の屋敷のある方向から)入っていくと、巫女さん宮司さんとかがいる控えの建物?の傍に、
周囲を縄で囲んだような木製の小さい建物があるんですよ。

いっぺん、彼女と別の機会にその神社行ったときに気づいた
んですけど、その縄だけ、おみくじが全然結んでないんですよね。
周囲の笹とかにはけっこういっぱいついてるし、
その縄も縄っていうか紐みたいな太さで、いかにも
「ここに結んで」
と言わんばかりなんですけど、ひとつもないんですよ。

周りをうろうろしてると、年寄りの宮司さんが、
控えの建物?の窓の向こうからじーっとこっち見てて。
思い出したらあっちの方が怖かったです。

先輩がその神社の中を通って車ん所行ったかどうかは聞いてないですけど、
道的には中を通るか脇をぐるっと回るかしかないんですよね。



495 名前:山岸っていうのは 投稿日:02/05/01 21:48
呪い系の怪談の一つだよ。>>451
話を聞くと何歳までに死ぬとか、忘れないと呪われるとか、そういう奴な。
でも話には実体がない。例の「牛の首」みたいなもんだ。
とてつもなく恐ろしいという話だけが伝わっている。

探しても本物の話は出てこないのでおあいにくさま。




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782 :友達:2021/07/04(日) 12:42:51.64 ID:LEdrJMar0.net
友神様って話なんだけど聞いてもらえる?


783 :本当にあった怖い名無し:2021/07/04(日) 13:12:08.42 ID:6Lz/eIUl0.net
>>782
どうぞー


784 :友人:2021/07/04(日) 14:00:16.45 ID:LEdrJMar0.net
>>783
ありがとう。
これは作り話だから気楽に聞いて欲しい。


自分がちっちゃい頃の話。
割と田舎の県に住んでるんだけど、祖父母の家まで1時間位のところに住んでたんだよね。
だから小さい時はよく遊びにいってたんだ。

特におじいちゃんがよく遊んでくれてて、山を散歩して綺麗な石を探したりしてた。
その当時トレジャーガウスト?みたいなゲームが流行ってて、お化けとか妖怪とか大好きだったんだよね。知ってる人いるだろうか。
それもあっておじいちゃんに聞いたんだ。
「お化けとか妖怪を見たことある?」って。


786 :友達:2021/07/04(日) 14:09:21.88 ID:LEdrJMar0.net
そしたら「お化けとかは見たことないけど友神様は遊んだことがあるよ」って話してくれた。
友神様(ゆうじんさま)って言うらしい。(漢字がこう書くのか分からないけど、多分意味的にこうだと思う)
神様なんていつ聞いてもわくわくするじゃない?
だから「もっと教えて!」って頼んだら、「じゃあ○○(自分)ちゃん、もう少し散歩しようか」と教えて貰えることになった。

じっじ「友神様はね、普通に人間の姿をしているんだよ。それで普通に接してくる。友達みたいにね」
自分「じゃあどうやって神様って分かるの?」
じっじ「遊んだ後に『あれは誰だったんだろう』ってなるんだ。
 昔は近所の子と遊ぶ事も多かったんだけど、その時に1人増えたりしてね」
なんて言ってたと思う。(うろ覚えでごめん)


788 :友人:2021/07/04(日) 14:23:20.91 ID:LEdrJMar0.net
子供ながらに(ふーん、なんかあんまり人間と変わらないんだな)なんて思ってた。
特にそれ以上の話をしてくれるでもなく、家に着いた。

家に着いたら冷たいジュースをおばあちゃんが出してくれた。
その当時自分はすごく泣き虫で、怒られる度に泣いてた。
で、その時も机がガラスなんだけど、コップを置く度にデカい音が鳴るのね。
それを父に怒られて、泣いたんだ。嫌になって散歩しに行った。

綺麗な石を見つけたりセミの抜け殻を集めたり、直ぐに楽しくなってた。
暫くしたら子供がきて、「遊ぼ」っていってきたんだ
「あ、これ友神様かも」と思った。
でも人間と大差ないと思ってた自分は、普通に遊ぶ事にしたんだ。
当時やんちゃ盛りのクソガキだった自分は川で水をかけあったり、突き落としたりされたりして危ない遊びをしてた。

そんなこんなであたりも暗くなってきて、そろそろ帰る事にした。
「そっか。ばいばい」っていってその子も帰ったようだった。


789 :友達:2021/07/04(日) 14:33:04.61 ID:LEdrJMar0.net
家に帰ると、父が「怒鳴って悪かったね」といってきた。そんなことすっかり忘れて遊んでた訳なんだけど。

夜ご飯を食べた後、おじいちゃんとお風呂に入った
そこで「もしかしたら友神様と遊んだかも」というと、凄いびっくりした顔をしてた。
でもすぐ普通の顔に戻って「どんな遊びをしたんだい?」と聞かれた。
あれやこれやと話すと少し黙りこくってしまった。
じ「いいかい、○○(自分)ちゃん。ここら辺では『友達を大切に』ってよく言われるだろう?」
自「うん」
じ「それがなんでか分かるかい?」
自「友達だからじゃないの?」
じ「もちろんそうだ。でもそれだけじゃなくて、友神様に対して意味もあるんだ」
自「どういうこと?」
じ「友神様は友達みたいに接してくるって言っただろう?それはお互いを尊重しあっているからなんだ。
 でも、仲良くなり過ぎるともっと深いところまで踏み込んでくる」
別にいいんじゃないか?と思ったけど口には出してない。
おじいちゃんもそれに気がついたのか続けてこういった。
じ「友神様と複数人で遊ぶならいいんだ。みんなと仲良くなるからね。
 ただ、1人で遊ぶと仲良くなり過ぎてしまう。〇〇ちゃんは友神様と2人で遊んだんだよね?」
自「うん」
じ「そうか…じゃあきっと友神様と仲良くなってしまったただろうね。もしかしたらこれからも姿を見かけることがあるかもしれないよ」
また遊べるのかと少し嬉しく思ってた気がする。


790 :友達:2021/07/04(日) 14:38:23.63 ID:LEdrJMar0.net
じ「友神様は本当に友達みたいに接してくる。時間を問わずにね。
 だからいつでもどこでもちょっかいをかけてくるんだ。しかもそれが命に関わる様な事もある」
自「例えば?」
じ「山道を散歩してたら急に突き飛ばされたり、刃物を扱ってる時に押してきたり」
完全にヤバいやつじゃないか、と思った。
じ「でもね、大体は複数人で遊ぶことになるから1人に集中しないんだ。そのグループで遊んだ時にちょっかいをかけられるくらいで」
自「じゃあどうしたらいいの?」
と自分は聞いた。流石に怖いしね。
したらおじいちゃんは少し考えた後にこういった。


791 :友達:2021/07/04(日) 14:46:04.67 ID:LEdrJMar0.net
じ「友神様の話を色んな人に話すんだ。そしたら『友達』が増える 。でも、普通に話しただけじゃあんまり意味が無い」
自「どうして?」
じ「友神様は友人みたいに接すると言っただろう?あれは『油断させる』為なんだ。油断した人にちょっかいをかけるからね」
自「じゃあ仲の良い友達に話したらいい?」
じ「それもいいと思う。けど、怖い話をしたりして友達に嫌われたら嫌だろう?
 それに、友達だけじゃ数が少なすぎる。もっと標的となる人を増やさないと」
自「嫌われるのは嫌だなぁ」
じ「そうだよね。……あんまりいい方法じゃないけど教えておくよ。
 まず、話始める前にこういうんだ」



『これは作り話なんだけどね』




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5年前、私が中学だった頃、一人の友達を亡くしました。
ongakusitu表向きの原因は精神病でしたが、実際はある奴等に憑依されたからです。
私にとっては忘れてしまいたい記憶の一つですが、
先日古い友人と話す機会があり、あのときのことをまざまざと思い出してしまいました。
ここで文章にすることで、少し客観的になり恐怖を忘れられると思いますので、綴ります。

私たち(A・B・C・D・私)は皆家業を継ぐことになっていて、高校受験組を横目に暇を持て余 していました。
学校も、私たちがサボったりするのは受験組の邪魔にならなくていいと考えていたので、
体育祭後は朝学校に出て来さえすれば、後は抜け出しても滅多に怒られることはありませんでした。

ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてきました。
改築したばかりの家が、持ち主が首を吊って自殺して一家は離散、空き家になってるというのです。

サボった後のたまり場の確保に苦労していた私たちは、そこなら酒タバコが思う存分できると考え、
翌日すぐに昼から学校を抜けて行きました。
外から様子のわからないようなとても立派なお屋敷で、こんなところに入っていいのか少しびびりましたが、
ABは「大丈夫」を連発しながら、どんどん中に入って行きます。
既に調べを付けていたのか、勝手口が空いていました。
書斎のような所に入り、窓から顔を出さないようにして、こそこそ酒盛りを始めました。

でも大声が出せないのですぐに飽きてきて、5人で家捜しを始めました。
すぐCが「あれ何や」と、今いる部屋の壁の上の方に気が付きました。
壁の上部に、学校の音楽室や体育館の放送室のような感じの小さな窓が二つついているのです。
「こっちも部屋か」
よく見ると壁のこちら側にはドアがあって、ドアはこちら側からは本棚で塞がれていました。
肩車すると、左上の方の窓は手で開きました。
今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることに、そのとき疑問を持つべきでした。
それでもこっそり酒を飲みたいという願望には勝てず、無理矢理窓から部屋に入りました。

部屋はカビホコリと饐えたような臭いが漂っています。雨漏りしているのか、じめっとしていました。
部屋は音楽室と言えるようなものではありませんでしたが、
壁に手作りで防音材のようなものが貼ってあり、その上から壁紙が貼ってあることはわかりました。
湿気で壁紙はカピカピになっていました。
部屋の中はとりたてて調度品もなく、質素なつくりでしたが、小さな机が隅に置かれており、
その上に真っ黒に塗りつぶされた写真が、大きな枠の写真入れに入ってました。
「なんやこれ、気持ち悪い」と言って、友人Aが写真入れを手にとって持ち上げた瞬間、
額裏から一枚の紙が落ち、その中から束になった髪の毛がバサバサ出てきました。
紙は御札でした。
みんなヤバと思って声も出せませんでした。
顔面蒼白のAを見て、Bが急いで出ようと言い、逃げるようにBが窓によじ登ったとき、
そっちの壁紙全部がフワッとはがれました。
写真の裏から出てきたのと同じ御札が、壁一面に貼ってありました。

「何やこれ」
酒に弱いCは、その場でウッと反吐しそうになりました。
「やばいてやばいて」
「吐いてる場合か急げ」
よじのぼるBの尻を私とDでぐいぐい押し上げました。
何がなんだかわけがわかりませんでした。
後ろではだれかが「いーーー、いーーー」と声を出しています。
きっとAです。祟られたのです。
恐ろしくて振り返ることもできませんでした。
無我夢中でよじのぼって、反対側の部屋に飛び降りました。
Dも出てきて、部屋側から鈍いCを引っ張り出そうとすると、「イタイタ。引っ張んな足!」とCが叫びます。
部屋の向こうではAらしき声が、わんわん変な音で呻いています。
Cはよほどすごい勢いでもがいているのか、Cの足がこっちの壁を蹴る音がずんずんしました。

「B!かんぬっさん連れて来い!」
後ろ向きにDが叫びました。
「なんかAに憑いとる!裏行って神社のかんぬっさん連れて来いて!」
Bが縁側から裸足でダッシュしていき、私たちは窓からCを引き抜きました。
「足!足!」
「痛いか?」
「痛うはないけど、なんか噛まれた」
見ると、Cの靴下のかかとの部分は丸ごと何かに食いつかれたように丸く歯形がついて、唾液で濡れています。
相変わらず中からはAの声がしますが、怖くて私たちは窓から中を見ることができませんでした。
「あいつ俺に祟らんかなぁ」
「祟るてなんや、Aはまだ生きとるんぞ」
「出てくるときめちゃくちゃ蹴ってきた」

「しらー!」
縁側からトレーナー姿の神主さんが真っ青な顔して入ってきました。
「ぬしら何か!何しよるんか!馬鹿者が!」
一緒に入ってきたBは、もう涙と鼻水でぐじょぐじょの顔になっていました。
「ええからお前らは帰れ。こっちから出て、神社の裏から社務所入って、ヨリエさんに見てもらえ。
 あと、おい!」
と、いきなり私を捕まえ、後ろ手にひねり上げられました。
後ろで何かザキっと音がしました。
「よし行け」
そのままドンと背中を押されて私たちは、わけのわからないまま走りました。

それから裏の山に上がって神社の社務所に行くと、中年の小さいおばさんが白い服を着て待っていました。
めちゃめちゃ怒られたような気もしますが、それから後は逃げた安堵感でよく覚えていません。

それからAが学校に来なくなりました。
私の親が神社から呼ばれたことも何回かありましたが、詳しい話は何もしてくれませんでした。
ただ、山の裏には絶対行くなとは言われました。
私たちもあんな恐ろしい目に遭ったので、山など行くはずもなく、学校の中でも小さくなって過ごしていました。

期末試験が終わった日。生活指導の先生から呼ばれました。
今までの積み重ねまとめて大目玉かな、殴られるなこら、と覚悟して進路室に行きました。
すると私の他にもBとDが座っています。神主さんも来ていました。生活指導の先生などいません。
私が入ってくるなり神主さんが言いました。
「あんなぁ、Cが死んだんよ」
信じられませんでした。
Cが昨日学校に来ていなかったことも、そのとき知りました。
「学校さぼって、こっちに括っ取るAの様子を見にきよったんよ。
病院の見舞いじゃないとやけん、危ないってわかりそうなもんやけどね。
裏の格子から座敷のぞいた瞬間にものすごい声出して、倒れよった。
駆けつけたときには、白目むいて虫螺の息だった」
Cが死んだのにそんな言い方ないだろうと思って、ちょっと口答えしそうになりましたが、
神主さんは真剣な目で私たちの方を見ていました。
「ええか、Aはもうおらんと思え。Cのことも絶対今から忘れろ。
アレは目が見えんけん、自分の事を知らん奴の所には憑きには来ん。
アレのことを覚えとる奴がおったら、何年かかってもアレはそいつのところに来る。来たら憑かれて死ぬんぞ。
それと、後ろ髪は伸ばすなよ。
もしアレに会って逃げたとき、アレは最初に髪を引っ張るけんな」

それだけ聞かされると、私たちは重い気持ちで進路室を出ました。
そのとき神主さんは、私の伸ばしていた後ろ毛をハサミで切ったのです。
何かのまじない程度に思っていましたが、まじないどころではありませんでした。
帰るその足で床屋に行き、丸坊主にしてもらいました。

卒業して家業を継ぐという話は、その時から諦めなければいけませんでした。
その後私たちはバラバラの県で進路につき、
絶対に顔を合わせないようにしよう、もし会っても他人のふりをすることにしなければなりませんでした。

私は1年遅れて隣県の高校に入ることができ、過去を忘れて自分の生活に没頭しました。髪は短く刈りました。
しかし、床屋で「坊主」を頼むたび、私は神主さんの話を思い出していました。
今日来るか、明日来るか、と思いながら、長い3年が過ぎました。

その後、さらに浪人して、他県の大学に入ることができました。
しかし、少し気を許して盆に帰省したのがいけませんでした。
もともと私はおじいちゃん子で、祖父はその年の正月に亡くなっていました。
急のことだったのですが、『せめて初盆くらいは帰ってこんか』と電話で両親も言っていました。
それがいけませんでした。

駅の売店で新聞を買おうと寄ったのですが、中学時代の彼女が売り子でした。
彼女は私を見るなりボロボロと泣き出して、BとDがそれぞれ死んだことをまくし立てました。

Bは卒業後まもなく、下宿の自室に閉じこもって首をくくったそうです。
部屋は雨戸とカーテンが閉められ、部屋じゅうの扉という扉を封印し、
さらに自分の髪の毛を、その上から一本一本几帳面に張り付けていたということでした。
鑞で自分の耳と瞼に封をしようとした痕があったが、最後までそれをやらずに自害したという話でした。

Dは17の夏に四国まで逃げたそうですが、
松山の近郊の町で、パンツ1枚でケタケタ笑いながら歩いているのを見つかったそうです。
Dの後頭部は烏がむしったように髪の毛が抜かれていました。
Dの瞼は閉じるのではなく絶対閉じないようにと、自らナイフで切り取ろうとした痕があったそうです。

このときほど中学時代の人間関係を呪ったことはありません。
BとDの末路など今の私にはどうでもいい話でした。
つまり、アレを覚えているのは私一人しか残っていないと、気づかされてしまったのです。

胸が強く締め付けられるような感覚で家に帰り着くと、家には誰もいませんでした。
後で知ったことですが、私の地方は忌廻しと云って、
特に強い忌み事のあった家は、本家であっても初盆を奈良の寺で行う、という風習があったのです。
私は連れてこられたのでした。

それから3日、私は39度以上の熱が続き、実家で寝込まなければなりませんでした。
このとき私は死を覚悟しました。仏間に布団を敷き、なるだけ白い服を着て、水を飲みながら寝ていました。

3日目の夜明けの晩、夢にAが立ちました。
Aは骨と皮の姿になり、黒ずんで、白目でした。
「お前一人やな」
「うん」
「お前もこっち来てくれよ」
「いやじゃ」
「Cが会いたがっとるぞ」
「いやじゃ」
「おまえ来んと、Cは毎日リンチじゃ。逆さ吊りで口に靴下詰めて蹴り上げられよるぞ、かわいそうやろ」
「うそつけ。地獄がそんな甘いわけないやろ」
「ははは・・・地獄か、地獄ちゅうのはなぁ」

そこで目を覚ましました。
自分の息の音で喉がヒイヒイ音を立てていました。
枕元を見ると、祖父の位牌にヒビが入っていました。

私は考えました。
アレの話を私と同じように多くの人に話せば、アレが私を探し当て、私が憑依される確率は下がるのではないか。
ここまでの長文、たいへん失礼しました。おおざっぱな書き方では、読んだ方の記憶に残らないと思ったのです。
読んだ方は申し訳ないのですが、犬に噛まれたとでも思ってください。
ご自分の生存確率を上げたければ、この文章を少しでも多くの方の目に晒すことをおすすめします。





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自己責任でお読みください



11 :聞きたい?:04/05/22 03:58 ID:dGncIP3g
これは10数年前の話だが・・・、いまだに人に話すと体調が悪くなる。

当時、高校生だったオレは、夏休みを利用して、田舎から東京へ旅行することになった。
ちょうどEXSPOなんとかって博覧会が筑波で開催されたりして、楽しい余暇をすごしたオレは、
予定よりひとつ遅れた飛行機に乗って、無事に田舎に帰ったのだが、ニュースを観て驚いた。
初めに予定した飛行機が落ちたらしい・・・。



12 :聞きたい?:04/05/22 04:05 ID:dGncIP3g
ああ、よかったねえ、助かったよ。危なかったなあ。
そのときはそれですんだが、それから1週間後。
あの悪名高い写真週刊誌FとFDが、こぞって事故現場の写真を掲載した。
あのころのオレはまだ社会的に未成熟で、部活の帰りにそれらを手にとり、そして『笑った』。



14 :聞きたい?:04/05/22 04:19 ID:dGncIP3g
そしてその夜・・・・。
オレは浅い夢の中で、今日あの雑誌を手にしたコンビニにいた。
友達数人と、下品な声で笑いあってる。
「げははは、ひでえなあ これ。真っ黒こげじゃん!」
「ホントひでえなあ げらげら」
「・・・・・・・・」
「酷いでしょう?・・・・」
ん?



22 :聞きたい?:04/05/22 04:40 ID:dGncIP3g
何時の間にかオレの隣に、夏なのに帽子を深くかぶり、長いコートを着た男が立っていた。
そして、おれに蚊の泣くような声で話かけてきた。
「酷いでしょう・・・・」
「はあ・・・そうですね」
なんだコイツ?まあいいや。おいおい、この写真も酷いぜ!あはははは!
「・・・・・・」
「・・・酷いでしょう?・・・・」
え?またお前?なに?
「ああ、はいはい、酷いですよねえ」
なんだよ、馴れ馴れしいなあ。
おい、こっちの雑誌もすげえよ!なんだこりゃあ・・・わあーボロボロ・・・あはははは!
「・・・・・・・」
「・・酷い・・・でしょう・・・」
え?またかよ。そうですね、酷いですよね!
変なオヤジだなあ・・・・。



30 :聞きたい?:04/05/22 04:50 ID:dGncIP3g
「酷いでしょう・・・・!」
なんだよしつこいなああ!
振り向いたオレに帽子とコートがはらりと落ちて、男の顔が飛び込んできた。
「酷いでしょう・・・!!!!」
うああああああ!

そこにいたのはまぎれもなく、写真週刊誌の黒焦げの男だった。
恐怖のあまりへたれこむオレの耳元で、確かめるように彼はもう一度聞いてきた。
「ひ・ど・い・でしょう?」



33 :聞きたい?:04/05/22 04:55 ID:dGncIP3g
はっ!と目がさめたが、体が動かない!金縛りだ・・・。
時間は夜中の二時、三時頃か。
うああ・・いやだなあ。変な夢見た挙句、金縛りかよ。
でも夢でよかったよ。ああ怖かったなあ。でもこの金縛りどうしよう・・・。
心霊現象には多少の慣れもあって、そのときオレは比較的冷静だった。
そう、部屋の隅の気配に気づくまでは・・・・。



35 :聞きたい?:04/05/22 05:02 ID:dGncIP3g
おりゃあ・・・のんきなオレは、筋力で金縛りをなんとかしようと奮戦してみたが、やっぱり動かない。
そのうち暗闇に目が慣れてきた。
・・・あれ?天井の左隅になにかいる・・・。
なんだ?黒い塊がうごめいてるぞ。
目が悪くよく見えない。眼鏡は枕もとにあるが、からだが動かない。
目に力を入れて、もう一度天井を見る。
なんだろう?あれは・・・・。もしかして・・・
そのとき、聞き覚えのある声が耳元に聞こえた。
「ひ・ど・い・でしょう・・・!!!」
うああああああああ!!!!!



36 :聞きたい?:04/05/22 05:06 ID:dGncIP3g
ごめんなさい!すいません!なんまいだぶ!わあああああああ!!!
おれは目を閉じて必死にあやまった。あんなモノ見て笑ってはイケナイ。
死者を冒涜すのは恥べき事、なんてコトをしてしまったんだ・・・。

影はじっとコッチを見据えている。目は閉じてても気配でわかる。



37 :聞きたい?:04/05/22 05:13 ID:dGncIP3g
気がついたら朝になってた。わあー神様ありがとう!もう二度とあんな馬鹿なコトはしません。
この後このことは思い出すと、偏頭痛になったり異常な吐き気を覚えたり、
しばらくオレを悩ませたが、それもそのうちなくなり、この話も自分自身のなかで風化していった・・・。

そして3年後・・・。



39 :聞きたい?:04/05/22 05:23 ID:dGncIP3g
「聞きたい? 」
「ききたああい・・・!」
大学生になった俺は、バイトで小学生の塾の講師をやっていた。
ところが夏休みになると、こいつらは騒いでばかりでヒトの話を聞かない。
そういうときオレは、怖い話でやつらを黙らせた後、授業を始めるのが日課だった。
これが効果覿面。静かになること、なること。
しかし、手もちの話には限りがある。
そのとき、この話をふと思い出した。
「聞きたいか!今日のは怖いぞお・・・。先生が高校生の頃な飛行機事故が・・・」
「こわーい!」
「ひえー!こわいよなあ!」
うけた、うけた。う



41 :聞きたい?:04/05/22 05:42 ID:dGncIP3g
それから1週間後・・・。
「おはよう!」
「おはようございます」
「なんだみんな元気ないなあ。今日は怖い話はいいのか?」
「・・・・・・・」
「ウン・・モウイイ・・・・」
「なんだ、ゴメン悪かったよ。そんなに怖かったか、この間の話?」
「・・・・・・・」
「アノネ、センセイ。モウコワイハナシヤメテ」
ありゃあ・・・。こりゃ、やりすぎたか・・・。
「センセイ、アノネ・・・」
「うん?なんだ」
「アタシ、話ヲキイタ夜ニネ・・・・」
「うん・・・?」
「先生ト同ジ夢見タヨ・・・」
「え?同じ夢って・・・」
「同ジ夢。オトコノヒト・・・ヒドイデショウ・・・アッタヨ」
「おい、おい冗談だろ?」
「ナンデアンナ話ヲシタノ!オカゲデ、ミンナ・・・!」

みんな?そのときオレは気づいた。
塾だから10数人のクラスなのだが、みんな殺意にも似た目で、オレを睨んでいることを・・・。
「みんな見ちゃったじゃない!黒焦げの男!!!」

これはホントの話です。



46 :聞きたい?:04/05/22 05:56 ID:dGncIP3g
それからコノ話はお蔵入りにしました。
こうやってヒトに話すのも久しぶりですねえ。
これは聞いたヒトは見るって言うんだけど、読んだヒトはどうかなあ。
見たら教えてね。(´▽`)/



50 :聞きたい?:04/05/22 06:06 ID:dGncIP3g
この件については書き込んだ以上、質問とかには責任もって答えるよ。



51 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:04/05/22 06:11 ID:ez4aw/35
>>50
夢を見た結果、実害は?



53 :聞きたい?:04/05/22 06:20 ID:dGncIP3g
>>51
さあ?自分に関しては、その後の人生はまあ、人並みにあがったりさがったりで(笑)
病気もケガもあったし、就職して、結婚、子供もいるしなあ。
実害って言われても・・・。
でも、この頃からしばらく霊感が凄く上がった。
もともと、否定派なんだけど・・・。





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481 :本当にあった怖い名無し:2005/03/22(火) 08:16:37 ID:EwwYjc0f0
昨日、爺さんの墓参りに行った帰り、爺さんの家(婆さんは生きてるから)で食事会みたいなのをした。

食事をし終わったあと、本が好きな俺は爺さんの読んでた本を探してて、
その中のひとつの、原版らしき太宰治全集を物色してた。
そしたら、その全集を取った奥に小さい引き戸を見つけて、
その引き戸を開けたら、紐で結ったコミックスサイズの、薄黄色い手帳があった。



婆さんにそれを「これ何?」って見せたら、
爺さんが無くなる直前まで、20年くらい、心霊現象や超常現象みたいなのを研究していた事がわかった。
爺さんも特に隠してる様子は無かったので、俺にくれた。

その中は、色々と場所や、思念がどうだかって、よくある事が書いてあったんだけど、
その最後に、詩的な短文があった。

見出しに、
「口に出したり、その内容の意図を理解すると、
 霊的な現象、感情の変化を引き起こす可能性がある文字列、また文章」
て書いてあった。
興味があるので、そのまま抜き出してみたいと思う。



482 :本当にあった怖い名無し:2005/03/22(火) 08:17:38 ID:EwwYjc0f0
一つ目
「目を抜き口を紡ぎ空を見る 海は火となり空を焼く
 彼の者路を示し合わせん 案内早し道は長し
 先はあれど後は無し 崖を背にただ歩むのみ
 果ては無限終わり無し 闇に光に空は無く
 すべて崩れたり」

二つ目
「示しましょう 落ちましょう
 示しましょう 落ちましょう
 示しましょう 落ちましょう
 死にましょう」

婆さんが言うには、この手帳は爺さんが亡くなるつい前まで書き込んでいたらしい。
杞憂かもしれないのだけど、最後に書き込んだ後に亡くなったのは、この文章に関係があったりしないかな?
爺さんは肺炎で亡くなったんだけど、なんかゾクっとした。





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