【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

カテゴリ: 海にまつわる




542 :本当にあった怖い名無し:2025/06/22(日) 10:24:20.29ID:i5tQHu8M0
これは自分が体験した話、怖いというか不思議な体験。

ちょうど10年前で当時自分は小学生だった。
自分は両親が共働きだったので夏休みは家から車で20分くらいの祖父母の家に預けられていて、毎日朝一で祖父母の家まで母親に送り届けられ、退勤した母親か父親に迎えに来てもらうという生活スタイルだった。
と言っても祖父母に車で送ってもらったり、祖父母宅にあった自転車を借りたりして、図書館に行ったり友達と遊んだりしてたので自宅にいるスタイルの夏休みとはあまり変わらないだろうけど、祖父母の家は自宅よりだいぶと海に近かった。
海の目の前というわけではないけど、祖父母の家を出て歩いて五分くらいのところにあるトンネルを抜けるとすぐ海で、そこからさらに海沿いの道のトンネルを抜けるとちょっとした砂浜がある。
そこは海の家とかがあるようなにぎやかな観光地ではないものの、近所に民宿だか宿泊施設があるので地元の人だけじゃなく、観光の人もそこそこいる感じだった。

で、ある日の夕方、(両親は当時ほぼ毎日どちらかが残業していたので、迎えに来るのが7時8時になることも多かった)祖父と花火をする約束をしており、せっかくなら少し歩いた先の砂浜でやろうという話だった。
自分は花火とバケツを持って、暑いし、まだ完璧に日が落ちていないからと外に出るのを渋っている祖父を置いて先に家を出た。
トンネルを抜けた時、すでに違和感があったが、夜の海を見ることもあまりないため、あまり疑問には思わなかった。
そこから砂浜に出る第二のトンネルを出て気付いた、潮が引いているのだ、しかも、ただの干潮とかの程度じゃなく、300mくらい、少なくとも海水浴場や海岸線沿いによくある海に出て数十mのところにある堤防とテトラポッドを組み合わせたやつのところまでは完全に水が引いていた。
Youtubeとかに上がってると思うけど、グラセフ5のmodでロスサントスの海の水を全部消すmodがあるんだけど、本当にあんな感じになっていた。
自分は、一人で夜出歩いているということ自体ドキドキしており少し興奮状態だったため、その時は謎に度胸があり、道路から砂浜に下りる階段から、完全に潮が引き、ところどころにゴミや海藻が落ちている砂丘と化した砂浜に降り立ってしまった。


543 :本当にあった怖い名無し:2025/06/22(日) 10:25:21.87ID:i5tQHu8M0
とりあえず向こうのテトラポッドのところまで行こうと思い歩いて行った。
砂はさっきまでそこが海の底だったと分かるくらい濡れてドロドロしていて、そこを十数歩ほど進むと砂利になっていた。
自分が見た限り生きている魚がピチピチと跳ねていたりはしなかったが、海藻や貝、死んだ魚など生き物は点在しており、ほぼ落ち切った太陽と、月の白い光に照らされて足元ははっきり見えた。
距離にして50mあるかないかくらいの距離だが、歩いている途中で気付いた。
風が全く吹いていない。それどころか、トンネルを抜けてから全くの無音だった。
振り返ると向こうには祖父がおり、こちらを向いて慌てて階段を下りてくるところだった。
自分はそこである種緊張というか興奮状態が解けてしまい一気に怖くなって、その場にバケツをほっぽり出して逃げてしまった(金属製で重かったのもあるけど、その当時の自分のなかでは花火>バケツだったんだろう)。
祖父は、普段見たことないくらいにうろたえた様子で、自分にも何かヤバいことが起きてるんだなってことはわかった。
祖父に腕をがっしりと掴まれてそのまま家まで小走りで帰った、後ろは振り返らなかった。

以降同じような経験をしたことはないし、数年前から津波対策ですごい高い壁が作られて海が見えなくなったから、通りがかって偶然見られるなんて可能性も無くなったし、もう二度と見ることはないだろう。
祖父にはあれから何度かあの夜の海から水が消えたことについて尋ねたがはぐらかされるばかりだった。(祖父も何か知っていてもあまり詳しくはなさそうではある)。
同じような体験している人いませんか。







772本当にあった怖い名無し 2009/09/04(金) 20:13:13 ID:wEERlfoxO

友人が893なんだけどそいつから聞いた話
都道府県で言えば秋田、岩手、青森。
家に帰らずナンパ待ちや家出少女がいます。
893の下っぱが声をかけ、少女を車に乗せる。
行き先は893の事務所。
時が来れば少女達を縛ってドラム缶に入れて船に乗せる。
船とは漁船である、漁船側からは少女一人につき150万支払われる。
元手は0と考えれば美味しい商売である。
漁船が漁から戻って来たら少女達は消えてる。
遠洋でドラム缶ごと沈めるから証拠隠滅である。
これは今でも行われている。


785本当にあった怖い名無し sage 2009/09/04(金) 21:27:37 ID:1cJKYpsoO

>>772これだよね…よく聞くとは言え、充分怖いよ。
市役所の職員から、「身元不明の死体が海から上がる事があるけど
その中には殺されて棄てられた人も多いだろう」って話を聞いた
事をふと思い出したよ。(関東だけど海のある県に在住)
友人の兄が漁師だったり、母が青森の漁師町出身だったりするが
この話みたいな事が本当にあるのかなんて聞けないわ、怖くて。



791本当にあった怖い名無し sage 2009/09/04(金) 22:31:39 ID:jLfjikK90

名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/19(土) 13:33:54 ID:GFKTAVNM0
マグロ漁船 若い女性が誘拐、強姦されミキサーでミンチ 海にドボン

81 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:03/02/03 14:28 ID:4nRqUSsh
日本の漁師はドカタ系と同様、やくざと繋がってる低学歴のドキュンが多い。
マグロ漁船に慰安婦として小学生から大学生までの女子を拉致して搭乗させ、
漁港日程の1~3ヶ月の間乗組員達に性の奴隷にされる。
用が済んだら生きたままコンプレッサーにかけて海にドボン。
まぁ、こんな話誰も信じないだろうな~。
日本は未成年の女性だけで毎年数百人~数千人の行方不明者が出ているんだが・・・。



90 名前:名無しさん@3周年[] 投稿日:03/02/03 15:36 ID:4nRqUSsh
>86
本当なんだがな。この事を内偵取材していた某フリーライターも生きたままミキサーにかけられドボン。
その記者に取材を受けたことがあるんだが>私
まぁ、10年も前の事だから今はどうか知らないけど、
密輸・密漁・密入国量が当時と全然変わっていない所を見るとまだ平然と行われていると思われ。
密輸・密漁・密入国をサポートしているのは全てやくざと繋がった漁師、漁港関係者。
みんな表向きは気さくな「普通の漁師」面(つら)してるんだけどな。
まぁ、ええわ。








135 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/08/24 23:37 ID:/l5BbhHD [1/2回]
これは15歳の時本当にた体験した話 
俺の実家は海沿いの田舎町なんだけどメチャ綺麗な海が有名なんだけど 
色々とイワクがあるんだよね・・・・・ 
幼馴染のKの実家は代々続く名家なんだけど 
そこの家の嫡男は15才の誕生日に海に近づくと命を落とすって言い伝えが 
あったんだ。死ぬって言うのは海神(地元の言い伝えでは美しい女)が 
死んでしまった自分の子供を生き返らせようと選ばれた家の嫡男の魂を 
もって行くって話しなんだけど 
俺もKも眉唾だと全然信じてなかったんだよね 




138 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:04/08/24 23:56 ID:/l5BbhHD [2/2回]
誕生日当日、Kは学校を休んだ 
俺は様子を見に昼休に学校を抜け出して様子を見に行った 
Kの家に着いて呼び鈴を押すとKの母親が出てきた 
話を聞くと今日は大事をとって家の座敷に缶詰状態らしい 
Kに会いたいと伝えると「今日で最後かも知れないから・・・・」と 
家に上げてくれた、俺はそんな与太話本気で信じてるのかと思ったが 
町中その噂で持ちきりだったのでナーバスになるのも仕方ないかと 
座敷に向かった



140 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 00:03 ID:FhrN6Mxq [1/9回]
座敷の前にはKのオヤジと爺さんがふすまの前に厳しい表情で座り込んで 
いた。俺に気づいた二人に軽く挨拶をしKに会いたいと伝えると 
座敷に通してくれた、ふすまを開けると缶ビール片手にくわえタバコのKが 
ダビスタに夢中だった。本人は全く緊張感が無く何故かホッとした。



141 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 00:17 ID:FhrN6Mxq [2/9回]
Kが俺に気づきオウといつもの様に挨拶を交わした 
しばらくは下らない話しをしていたのだがKが急に 
「なぁ今日本当に俺が死んだらどうするよ?」と聞いてきた 
一瞬返答に困ったが「俺が死に際見取ってやるよ」と冗談ぽく言った 
Kの話しではKのオヤジさんも爺さんも嫡男で15の誕生日には同じように 
座敷に缶詰だったらしい、2とも全くその日の記憶が抜けていて何も憶えて 
いないとの事だった。俺は今日一日Kと一緒に過ごすと決め食料とタバコの 
買出しにコンビニへ向かった



142 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 00:29 ID:FhrN6Mxq [3/9回]
コンビニから戻ると何やら座敷の方が慌ただしい様子だった 
何やらエライ坊さんが来て結界だの魔よけだの準備をしていた 
Kはと言うと酒を頭からかけられ灰をかけられ物凄い状態になっていた 
Kが体を洗って帰って来ると二人でお札がビッチリとはられた座敷へ 
戻った、特にやる事が無いのでDESPERADOのDVDを見た 
座敷の前では近所のオッサンどもが順番で番をしていた。 
特に何も起こらず、夜もふけて来た11時過ぎに便所に立って戻ると



143 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 00:39 ID:FhrN6Mxq [4/9回]
ふすまが開き番をしていたオッサン2人が眠りこけていた。 
まさかと思い座敷を覗くとKがいない 
オッサン達をたたき起こし、家の人間にKが居ない事を告げた 
その日Kの家に詰めていた人間全員でKの捜索がはじまった 
俺はバイクを飛ばしすぐに海へ向かった 
海岸線の国道を走っているとすぐに砂浜に立っているKの姿を見つけた 
俺はすぐ携帯でKの家に連絡を入れKに走り寄った 



144 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 00:50 ID:FhrN6Mxq [5/9回]
「オイ、Kお前何やってんだよ」と肩をつかむと物凄い力で振り払われた 
無言で振り返ったKを見ると白目を剥きヨダレを垂れ流した状態だった 
これはヤバイとKを羽交い絞めにしたのだが 
Kは海へと向かう足を止めない、物凄い力で海へと引きずられてしまった 
何を言っても聞く耳を持たないので仕方なく後頭部を力一杯ぶん殴った 
4~5発は殴ったのにこっちのコブシが腫れ上がっただけでビクともしない



146 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:04/08/25 01:07 ID:FhrN6Mxq [6/9回]
そうこうしてる内に大人達が集まって来た 
10人以上でKを取り押さえたのだが引きずられるばかりで 
止める事ができない、海水が胸位まで来た時 
昼間の偉い坊さんが現れお経を唱え始めたするとKは意識を失った様に 
海に沈んでしまった、慌ててKを引き上げて浜へ上げた 
坊さんがKの額にお札をはりお経を読み始めた 
読経は日が昇るまで続けられた、読経が終わり坊主がKの背中を叩き 
「アイ!!」と気合を入れるとKが目を覚ました 
Kは目の前で何が起こっているのか全く理解できていない様子だった 
何故俺は海にいるのか?何でお前まで水浸しなのか?と状況を理解しようと 
必死なようだった。Kに昨晩起こった事を話すと「マジ?」と唖然として 
いた。本当に何も憶えていない様子だった。それから町ではその話しで 
持ちきりだったがすぐに噂は絶えて、誰もその事を口にしなくなった 
Kは今北海道で牛を飼いながら元気に暮らしている、来年結婚するそうだ







364 :本当にあった怖い名無し:2018/02/03(土) 03:01:33.23 ID:4aqeA58W0.net
深夜の海の中で他人と会った時が一番怖かったな
こっちは複数人で花火とかしてて、俺だけ海に潜ったら水深10メートルくらいの所にいて、
顔が真っ白で怖かったから会釈だけして仲間と合流した






195 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/15(金) 22:41:36.40 ID:e0vvrCWm0.net
震災の一年後に石巻に仕事で行った時にさ、タクシーで大川小学校のあたりを通ったんだ。
津波で逃げ遅れて子供達がたくさん亡くなった小学校だ。
時間があったから、ちょっと降ろしてもらって手を合わさせてもらった。
まだまだ震災の被害が残っててそこかしこで工事してたな。
ビルがサイコロみたいに転がってたり。

そのあと中心部に戻ったんだけど、
大川小学校の近くに、全く被害受けてない集落があったんだ。
海岸の近くだし高台にあるわけでもなく、むしろ坂を下ったから窪地みたいなとこにある集落。
あんまり普通で、思わず運ちゃんに「ここは津波来なかったんですね?って尋ねたわけ。
そしたら、
「全然被害が無いでしょ?
 この集落はなぜか津波が来なかったんです。集落の入り口で津波が引いてったの。
 ここは熱心に菩薩様を祀ってるから、そのおかげですかね?」って。

その集落はあまりに平和で普通で、石巻の他の場所と比べると普通すぎるから、逆に異様に見えて少し怖かったな。


210 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/09/18(月) 23:14:42.73 ID:5JKkS/cK0.net
>>195
旧丸ビルの観音様エピソードみたいだね
空襲であたり一帯が焼けた時も、観音入りのビルはポツンと焼け残ったとかいう話







650 :634:2011/10/24(月) 02:37:24.73 ID:oF5WyRgS0
オレが釣りを始めた頃の話。

オレの祖母は離島出身で、夏休みは毎年その島に遊びに行ってた。
その島でオレは、祖母の弟っていうおじさんから釣りを習った。
幼稚園生になったかならないかの頃だから、複雑な仕掛けはムリ。
オレンジ色のでかいプラスチックの浮子つけて五目釣りだ。

どこまでも海の底が透き通って見える海に仕掛けを投げこむと、
いろんな魚がわらわらと寄ってくるのが見えて、すぐに釣れる。
チョウチョウウオだったり、ニザダイだったり、メジナだったり。
(方言名で書くと島を特定されそうなんで標準和名で・・・)

651 :634:2011/10/24(月) 02:50:41.83 ID:oF5WyRgS0
夢中になって釣ってると、
そのおじさんがニコニコしながら「○○(←オレの名前)は釣りが好きか?」って聞いたんだ。
「うん、好き。とっても楽しい」って答えたら、
「そうか~、じゃ、面白いもの見せてやる」って言う。
何かと思ったら、おじさんはいったん仕掛けをあげて、
「ここにいる魚のうち、○○の好きなのを釣ってやる」って・・・
オレは???って思ったけど、「じゃニザダイ」って言ったら、
「ほいよ」って、すぐにニザダイを釣り上げた。
「ヒラアジ」「ほいよ」
「ブダイ」「ほいよ」
???
「チョウチョウウオ」「ちっと難しいな、ほいよ」
??????

652 :634:2011/10/24(月) 03:21:14.38 ID:oF5WyRgS0
「何でそんなこと出来るの?」って聞いたら、
「○○も上手になったら出来るようになる」って笑う。
今思うと、あの仕掛けで換えられるのは浮き下くらい。
しかし、それで完璧に魚の釣り分けができるとは考えられない。
仕掛けを入れた途端にわらわら魚が群がるあの海で・・・

色んな釣りを一通りやり、多少は上手になったが、いまでもあの『リクエスト釣り』は出来る気がしない。
というより、上手になるほど出来る気がしなくなるんだ。
一体、どうやってたんだろうね。本当に不思議だよ。

そのおじさんは数年前にガンで他界した。
最後に見舞いに行ったとき、
「治ったらまた釣りに行こう、今度は魚の釣り分けの仕方、教えてくれよ」と言ったら、
「○○が上手になってたら教えてやる」って笑ってた。

多分あれは、オレには一生できないだろうな。

659 :本当にあった怖い名無し:2011/10/24(月) 15:53:44.63 ID:dtx9VYWs0
>>652
釣りに詳しくない自分は餌を変えれば出来るんじゃね?って思ってしまうんだけど、それでも不思議なおじさんだねー!

661 :634:2011/10/24(月) 21:32:50.93 ID:oF5WyRgS0
リクエスト釣りのエサは、塩で締めたサンマの切り身だった。
大きさは変えられてもエサの種類は変えられない。
だから余計不思議なんだな。
たぶん、チョウチョウウオを「ちっと難しいな」って言った所に鍵があるのかもしれない。





690 :オキ :03/02/11 07:45

私が小学校五年の時だったと思います。
五月に入り春がかったころですが、この時期父は鯛を釣りに出かけます。
朝五時頃出かけて、帰ってくる時間はまちまちです。(夕方四時頃もあれば夜10~11時頃もある)
父が出かける時、たいがい私は寝ているのですが、
たまに起きてしまうこともあり、一緒にコーヒーを飲んだりもしました。
だから、だいたい父がどんな感じで出かけていくのかを知っていました。
顔を洗って、歯を磨き、髭を剃り、コーヒーを飲んで、
握り飯を5~6つと、氷、水、酒をもって一人で出かけて行きます。
その日もいつもと同じように出かけたみたいでした。(私は寝ていた)
そしていつもの様に、特に待つこともなく母や弟と時間を過ごしていたのです。

 

 

691 :オキ :03/02/11 08:03

その日父は、11時をまわっても帰ってきませんでした。

母は、
「たまにこんなこともあるけん。もしかしたらもう帰ってきて、どっかいっちょるかもしれん」
と言っていましたが、やはり心配なので、
叔父に電話してから、眠そうな弟をおいて、叔父の車で船着き場まで見に行くことにしました。

 

船着き場に父の船はなく、父の車がきっと朝と同じようにおいてありました。
叔父と母が「事故かわからん」と話していたのを、ドキドキしながら泣きそうに聞いていました。

 

とりあえず今日は遅いので、明日にでも海上保安庁に行ってみよう、ということになりました。
父と違い、どちらかというと引っ込み思案な母は、一人で海上保安庁にいけず、
次の日どうしても外せない用事があった叔父を待ち、正午くらいに一緒に行こうという段取りになったようでした。
私は父が心配で一刻も早く父を探して欲しかったので、「私が行く!今から行く!」と駄々をこねたのですが、
その日は御されてしましました。

 


 

692 :オキ :03/02/11 08:22

もちろんその次の日、私は学校を休みました。
イライラしながら叔父を待っていたとき、家のドアが開き、父が帰ってきました。
開口一番、「水とラーメンとメシ!」。
はっきり言って間抜けですが、私はボロボロワァワァ泣きながら父に飛びつきました。

 

その時は気が付かなかったのですが・・・
気が付いたのは、母が黙ってラーメンを作り、それを父に差し出した時でした。
ひとまず泣くのを止めて、まじまじと父の顔をみたのです。
「???」
父の髭がやけに伸びているのです。
熊程ではありませんが、1日や2日剃らなかった様な感じではありません。
顔も妙に汚れている様に思えました。
「お父ちゃん。髭が伸びちょる」
私は旨そうにラーメンをすする父にそう言いました。
「うん。一週間は剃ってないけん」

 

ラーメンを食べ終わり、一息ついたふうの父。
ここから父の話が始まりました。

 

 

693 :オキ :03/02/11 08:44

あの日(父の話では一週間近く前)ふつうに海に出ると、まぁいつものように少し霧がかかっていたと。
昼過ぎになり、霧も晴れ、魚もまぁ釣れているので、もう少ししてから帰ろうと思っていたそうです。

 

しばらくして時計を見ると3~4時。
そろそろ帰ろうと思っていた時、急に霧が濃くなってきたそうです。
その霧は、前後左右何も見えない程に濃くなってきました。
私は船の機械に弱いので、よくは解らないのですが、
そんな霧でも計器や船の信号などがあるので、そう遠い場所でなけれは帰港するのにさほど差し支えはないそうです。
父は、「今日は濃霧注意報もなかったのに、帰る時間をあやまったかな?」程度にしか考えていなかったそうです。

 

そして帰ろうとしたとき、計器いっさいがイカれていたと。
父はあわててエンジンの様子を調べました。
エンジンだけが何故か生きていたそうです。
父は考えました。もう少し霧が晴れるのを待ってみるか。

 

 

694 :オキ :03/02/11 09:05

しかし、1時間たっても2時間たっても、霧が晴れる様子はありません。
救難信号を送るにも、計器いっさいがウンともスンともいわない。無線すら入らない。

 

父はここで腹を決めました。
無駄に動けば遭難する。
霧が晴れるのを待つ。
晴れた時にほかの船を探し近づく。
長丁場になるかもしれん。
油は無駄にできん。
そしてその日は、船上で夜を過ごしたそうです。

 

次の朝、目が覚めても、船は霧に包まれたままでした。
霧の間は魚を釣る事に専念したそうです。(もちろん、計器が復活するかときどき確かめますが、ダメです)
そして正午を過ぎた頃、かなり濃かった霧が少し薄れ、その先に一つの船影がみえたそうです。
とりあえず父は、エンジンを船が動ける状態にしたあと、一応大声で叫びましたが届くはずもなく、
もう少しその船影に近寄ろうとしました。
やや近づいた船影を見て、父はおや?とおもいました。

 

 

697 :オキ :03/02/11 09:32

船のカタチが普通でない事が、遠くからでも見てとれます。
父によるとその船は、『宝船』だったそうです。
少し霞む霧と霧の間にみえたものは、何やら前時代的な、昔話に出てくるような帆船で、形容するならば『宝船』だと。
その『宝船』は父が船の速度を上げても、一定の距離を保つようにつかず離れずで、はっきりとその姿を見ることは出来なかったそうです。

 

その状態で30分程度。
そして『宝船』は、再び濃くなった霧の中へと消えたそうです。

 

そして又次の日も、同じ様な時間にその船が現れ、それに付いていき、また霧が濃くなり・・・と。

 

父が釣れた魚をさばいて食べ、持ち込んだ水と酒を大切に飲み、そして昼頃現れる『宝船』に先導され・・・というのを一週間近く続けた、ある昼前頃でした。
いつものように霧が晴れていきました。
しかし、いつもと違ったのは、霧の間に見えたのが、陸の影だったことでした。
その後霧は嘘のように晴れ、目の前に懐かしい港が見えたそうです。と同時に、計器いっさいも復活。
父はエンジンを唸らせ、無事船着き場に帰ってくることができました。

 

 

699 :オキ :03/02/11 09:47

私は父の話を聞いた後、又オィオィ泣きました。
まだ小学生だったので、疑問や不思議は後回しに、
「お父ちゃんが帰ってこれてよかった!」と素直に思いました。

 

今思うとホントに怖いです。不思議です。
その『宝船』は何だったのでしょう。
その霧は何だったのでしょう。
(最初に父が語るように、父が出かけた日、帰って来た日に、そんな濃霧注意報はなかったし、近海には発生していなかったもよう)
父は、どこに行っていたのでしょう。

 

「お父さんには恵比寿さんがついちょる!」←弁天さんじゃないか、とつっこんだ。
と豪語して、それからも元気に海に出ている父を、私は尊敬しています。
ただ、それ以来父は、船に醤油をつむのを忘れません。









19 :本当にあった怖い名無し :2007/04/15(日) 03:19:36 ID:4fAns4i10
海の底で仏さんを見つけた時、その仏さんが立って(いるように浮いて)いたら、気づかない振りをして放っておけ。
なぜなら、立ってる仏さんは強い無念を残して死んだから、
同情して引き上げようとした人だろうと、構わず取り憑いてくるからだ。

この話はダイバーにとっては常識らしいっと、なぜか山に詳しい父が語ってくれました。
横になってるのは良いんだって。本当かな?


23 :本当にあった怖い名無し :2007/04/15(日) 21:14:22 ID:7aVyLZjw0
>>19
うろ覚えだが、似たような話で、
ダイビング中に、立ったように浮遊している水死体に追いかけられ、命からがら逃げ帰ったが、
地元の人に「一度死霊に見入られたら必ず命を取られるから、もうこの海には来るな」と言われて、
全く海に行かなくなったダイバーの話を聞いた事がある。


24 :本当にあった怖い名無し :2007/04/15(日) 21:21:19 ID:gIEELyvIO
>>23
俺もあるな。超怖だったかな。
で、「履き物を貸せ」と言われて、渡したら海に放り投げて、
「これで良い。あれがお前の代わりになってくれたから」てな話だったと思う。
ただのビーサンが、重いものみたいにどぶんと沈んだ…というくだりが怖かった。


25 :本当にあった怖い名無し :2007/04/15(日) 21:38:20 ID:M9RmlqtO0
>>23
俺もそれに似た話で、週刊プレイボーイだったかな、読んだ事ある。

水中スクーターで海中散歩をしていたら、海中の向こうに数人の人影らしきものが。
ちかづいて見ると、海の中を歩いている死体だった。
そしてその死体に気づかれ、追いかけられながらも命からがら逃げてきた。
ダイビングショップのマスターに話すと、
「残念だが、これから一生海には近づくな。引き込まれるぞ」
そして寺?に匿われて、お札を張りめくらした部屋で一晩過ごして、なんとか助かるって。話







811 :796:2006/10/24(火) 17:26:07 ID:vWyJ5S20
>>806 私は下っ端の航海士だったので、船長ではありませんが…。

現在、航海中に船員がなくなった場合、伝染病等でない限り、食料用の冷凍庫で保存でしょうね。
船には船舶衛生管理士という資格を持った乗組員がいて、
こういった場合、横浜にある船員病院とFAXで連絡を取りながら、検死を行ったりするそうです。

ただ、冷凍庫に遺体を安置しておくと、
未明に朝食の準備をしたりする賄いが、怖くて近寄れなくなったりするそうです。


812 :796:2006/10/24(火) 17:27:10 ID:vWyJ5S20
811の続き

私が学生の時聞いた話ですが、
昔、学生を乗せた練習船の機関長が、日本から豪州へ向かう航海の途中、
夜間に急死してしまったことがありました。

日本と豪州を行き来する航路は、私も何度も通りましたが、あまり他船に会うことはありません。
ただ、その機関長が亡くなった時刻は、たまたま、日本の方向に向けて走る船とすれ違うところだったと。
その瞬間、その日本へ向けて走る船に向かって、練習船から人魂が飛んだそうです。
夜間航海中は、周囲の小さな漁船の明かりでも見逃すことの無いように、
操舵室内は真っ暗であり、船内からも明かりが漏れないようにしますので、
当時操舵室にいた乗組員や実習生が、みな人魂を目撃したとのことです。

「きっとあの機関長の魂は、日本に帰りたかったんだろう。めったに他船に会わない豪州航路で、たまたますれ違ったあの船に乗って、日本に帰ろうとしたんだ」
と、あとになって機関長が亡くなったと聞いた目撃者は、皆そう思ったそうです。








433 社員旅行の怖い話1 ◆WatDT1.QjM sage New! 2006/11/14(火) 23:27:32 ID:MQDditEn0 

これから書くお話は、伝聞です(事実として聞きましたが不明です)。 
このお話をしてくれた方は、仮にG氏とします。


社員慰安旅行の最中、G氏のかつての友人T氏が語ってくれたという、生々しい体験です。


社員慰安旅行で某所に行ったG氏一行は、地酒を買い込み、夜を間って酒盛りをはじめました。 


最初のうちは上司のグチや仲間のことなど、職場の話から。 
だんだんと各々のシュミの話になり、その中のひとりが『おばけが怖い』と言い出しました。 
それを機に、みないっせいに怪談話に向けて盛り上がりかけたんですが……、 
  

『ばかやろう!怪談なんかやめろ!』 
  

突然T氏が憤慨して立ち上がり、自分の部屋にさっさと行ってしまいました。 
G氏は慌てて後を追い、フォローしました。 
  

『ごめん、おまえ、そんなに怖い話が苦手だったっけ……。』 


『……。』 


T氏はしばらく落ち着かないようにそわそわした後、意を決したように自分のカバンの奥底から小さな黒っぽい巾着を取り出し、みんなが集まっているG氏の部屋に小走りで戻っていきました。 


T氏は巾着から木の箱を取り出し、それをみんなの前において、語りだしました。 
  

『誰にも言わないでくれ……おまえらにだけ、話す。』 
  

(続く) 




434 社員旅行の怖い話2 ◆WatDT1.QjM sage New! 2006/11/14(火) 23:28:10 ID:MQDditEn0

みな、とりあえず頷き、T氏の話を聞き始めました……。 


毎年夏になると、T氏はなじみの民宿に宿を取り、家族で海水浴に行きました。 
数年前の、その夏もそうでした。 


ダイビングでもなく、海釣りでもなく、ただ泳ぐのが好きだったT氏は、ときどきブイの外の沖まで泳いだり、流れの速い場所にいったりしていました。 


そこでたまたま潮の荒い場所に入り込んでしまい、波に飲まれてしまいました。 
一瞬にして海中に引き込まれ、上下の感覚を失ってしまったのです。 
  

(まずい、溺れるっ!) 
  

そう思ったのもつかの間、もがく体になにかが絡み付いてきました。 
海草です。巻きつかれたら体の自由を失ってしまうかもしれません。 


一層の危険を感じたT氏は激しくもがきましたが、海草は千切れもせず、外れもせず、T氏の体になおも絡みついてきます。 


時間とともに体全体を絡めとられるように自由を奪われ、肉に食い込むように締め付けが強くなりました。 
  

(このままだと死んでしまう!!) 
  

(続く) 




435 社員旅行の怖い話3 ◆WatDT1.QjM sage New! 2006/11/14(火) 23:28:50 ID:MQDditEn0

死を覚悟した瞬間、足がなにか硬いものに当たりました。 


流木か? いや、岩だ!! 


T氏は、その小さい岩を、思い切り蹴りました。何度も何度も蹴りました。 
水面に見える光が少しずつ近づくような気がしました。 


ブチブチという衝撃が体に伝わり、体の自由が徐々に回復してきます。 
T氏は、残り少ない力を振り絞り、懸命にその岩を蹴り続けました。 


そして……ようやく水面に生還しました。 
精も根も尽き果てたT氏を海から救い上げたのは、T氏の弟さんでした。 
  

『あのときは、夢中だったんだ……!』 
  

T氏を浜まで連れてきた弟さんは、T氏の全身を改めて見て、背筋が凍りました。 
海草だと思っていたのは、長い長い髪の毛でした。 


大量の長い髪の毛が、T氏を絡め取るように纏わり付いていたのです。 
  

T氏の家族は、そのまま海を後にしました。 
その数日後、顛末の一部を聞いていた例のなじみの民宿から、弟さんに連絡がありました。 


地元新聞の記事によると、T氏が溺れた現場の近くで、女性の水死体が上がったと。
そして、そのご遺体には、髪の毛がまったくなかったと。 


まるで、頭からすべての頭髪を乱暴にむしり取られたかのように……。 
  

(続く) 




436 社員旅行の怖い話4(完結) ◆WatDT1.QjM sage New! 2006/11/14(火) 23:29:35 ID:MQDditEn0

『あのとき俺が蹴ったのは、本当に【岩】だったのか……!』 
  

T氏は、いつのまにか泣いていたそうです。 
  

『あのときの感触は、いまでも残ってる。忘れられないんだ。』 


『流木のように足に当たったのは、腕かもしれない。』 


『俺が蹴り続けたのは、頭かもしれない。』 


『俺は、道連れにされそうになったのかもしれない……』 


『だけど、俺が彼女の最期の希望だったのかもしれない!!』 
  

T氏は、泣きながら木の箱をあけました。 
そこには、……きれいに束ねられた髪の毛が入っていました。 
  

『辛いんだ……、いろんなことが、いまでも辛いんだよ……!!』 
 
 
T氏は、箱を抱えて号泣してしまいました。 
誰も声をかけられなかったそうです……。 
  

それからまもなく、G氏は子会社出向となり、T氏とは疎遠になったそうです。 


しかし、あのときのT氏と、束ねられた髪は、忘れられないそうです。 

(終了) 






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