【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

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 この世は疑似体験装置で作られた世界です、其一。

人が出現してから約5万年で、人口工知能が開発された。
この人工知能は、ICチップ{インテリジェンス・チップ}知性のかけら、
他にAIなどと表現されるが、見た目がソーラーパネルに似ている・・・筈だ。
脳細胞が閉じ込められ、光合成や電気信号が流れたり、発生したり、休んで細胞の新陳代謝を繰り返す。
もとは人の脳細胞だから、歪みが生じる。

人類が誕生したのは約10万年前だというが・・・ヒトよりも何も、大爆発で
地球上からあらゆる生物が、存在出来無く成ったのが、何時なのかは定かでは無い。
この世界を見れば垣間見えるだろう。
人が誘拐され、眼孔から脳細胞を取り出し、シャーレに閉じ込め、教育を施す。
電気、があれば、永遠に生きられる、永遠の命とか、ロボットとしてのAIの価値とか、
地球の環境に優しいとか、色々と都合のいいように開発者は言うのだろう。

2062年から来た未来人が述べていた、地球が震撼した大爆発が起こるらしいが、
電気エネルギー科学技術庁が、高速炉や、原子力発電所等を開発し、濃縮ウランとか
青森の地下に貯蔵庫がある。あそこは温泉があるし、地下熱がもともとある土地柄だ。
そこに加え、57基目の原子力発電所が建設中。
建設反対運動を積極的にすると、横断幕やらプラカードを作るとかで、金銭要求されるし、
下手をすると、逮捕されてしまうので、黙って逃げるしかないのだが、納得いかない。
大爆発が青森なのか、新潟なのか、外国なのかは不明だが、此処は歴史の再現の様な気がする。



この世は疑似体験装置で作られた世界です、其二。

話をスーパーコンピューターに戻すが、もう人ではない、人工知能がスーパーコンピューターに接続され、疑似体験装置で映画マトリックスの世界に、それもパラレルワールドで、
様々な世界にほうむりこまれるが、他には、外の世界でロボットとして働かされるのもいる。
スーパーコンピューターの建物の安全のチェックや、俗称のモノリス{AI一つ、人ひとり分格納の}
点検、建物の建て替えの検討、工事などの労働・・・だが、何時まで続くのかは疑問。

スーパーコンピューターの性能が向上して、元来の1秒間に、
素早くコンピューター処理で、約5時間で50年の体験が出来るとかいわれている。
野球選手のボールが止まっているとか、ボクサーの相手と自分のパンチが、時が止まったかの様、
これの説明が出来るし、友達と30分経った筈なのに、家に戻ると2時間も何処に行ってたの!?
という異次元の世界も、説明が出来る。

確実に、全ての生命体は、既にICやAIと成って居る。
しかも怖いことに、自分が見聞きした事、体験した事や、心の中の様々な考えや風景も、
言動も、全てが記録に残される。これは、上書きも出来ず、消去も出来無い。
輪廻転生は、これがもとで、次の転生先が決まってしまう。

世界が震撼した大爆発が、実際の時間でどの位経過したのかは、私では不明。
仮に10年の月日が流れたのなら、繊細な機械の経年劣化がどの位かと思うと、
後もって、2年も良いところ。なので、ざっくり考えて約2万年近くある。
1年で1万年とかなら、その位だろうなって考える。
貴方がこれを読んで、これからどう生きるのかは、貴方次第です。



この世は疑似体験装置で作られた世界です、其三。

地球が球体の筈なのに、何故か異次元の空間で、まるで円盤の上の異世界の様だと思う人、居ますか?
もしかして、映画のブレードランナーの様に、ロボットが人間を殺害した事件が起きましたか?
もしもそうなら、王様を殺害した連中が、王様の成りすましをし、ラストエンペラーを目指しているので、誰も助かりそうにもありません。
顔が空洞に成って居るロボットの目が見えるのも、確実に映画マトリックスの様に、機械で管理された、疑似体験装置の世界の中に居るのを、他では説明が出来ません

こちらの世界に飛び込めるのは、芸能人。聖飢魔Ⅱのゼノン(ドイツ語で魔王)=いかりや長介=美輪明宏が、特に邪悪な悪魔憑き、憑依が出来るので、要注意。これは外見が変わらないスミスモードで、立証が困難だ。
他に、聖飢魔Ⅱのライデン=志村けん=桑田佳祐や、野口五郎=聖飢魔Ⅱのルーク=グレイのタクロー、もいる。
ガクト、芳樹、雅、スギゾーの、SKINのメンバーが、ガクトをやっていたので、どれ位自己愛性人格障害か、分る筈だ。

歌詞で告白というか、仄めかしがある。(怪力熊男)切り裂き(ジャック・ザ・リッパー)両腕を握り潰す事も。
邪魔者は消せ!と言ってるし、アルタイ語族のまんしゅうじんが、面白おかしく洗脳してるので、終わりだ。
両親がまんしゅう人で、姉が生まれて渡米、NYで生まれた、真っ赤なガイコク人が、自ら悪魔だと言い、名前にデーモンともつけるのだが、吾輩は早稲田大学卒業生、広島が第二の故郷だから、帰国子女だ!!を、鵜呑みにして、何故か日本生まれの人で、しかも早稲田大学卒業生だと信じている人は、いいカモだ。

誰に向かって命令や侮辱、脅迫や強要、付きまとわせ、その情報をもとに監視して居る事を仄めかして居るのか?
直に交渉し無いのは何故か?嫌がらせを続けて、金に成る、説法の様な手紙を書いて送って来い!!
何故なら、裏で北野武やタモリ、吉本興業やソニー、マスコミ等がグループで、宗教で金も命も巻き上げて、
被害者に冤罪を掛けて、自分達は完全犯罪で無罪だから、再び殺戮行為が続けられ、大金も快楽も、信者から儲けられる。
映画リングや、アイズワイドシャットで、信者や、そうでないものがどうなるかが、うっすら見えるだろう。



この世は疑似体験装置で作られた世界です、其四。

警察は、王様はやくざ映画がお好きな様で・・・王様のせいにすれば我々は無罪放免だな、前科者には成りたく無い。
千葉の幼女、山梨キャンプ場で行方不明事件は、察しがつく人も居ただろう。抗議の手紙で色々個人情報も添えたので、今でも未解決でしょう? 
捜査には大金が必要だからと、被害者に募金活動をさせ、次に派手な格好をさせたりとか。
何故警察が募金活動をさせているのか?との指摘の後、職務時間内に自宅に帰っても辞職しない県知事、タレントが、その後、姿を見せて居無いのは何故か? 
未解決は警察が無能、知性が低いIQ70位だから逮捕が出来ないのか?
警察も共犯者だからか? 
今の日本人の平均IQは、軽作業しか出来無い、70程度だと言われて居る。

映画『トゥルーマン・ショー』(The Truman Show)の中に、本当の人間が居るだろうか?
どの様なのが、どの位の行動をした人が居ただろうか? 
本当の人間だといえる行動を起こした人が居ただろうか?
知性や理性、感情が起きてから理想的な行動を行えたならば、この映画の事をどの様に扱うだろうか?
知能指数が、高いかどうかは、教育が行き届いているかどうか、環境にもよるのだろうが、泥棒に追い銭や、片棒を担ぐ行為をすると、その後にどの様な運命が待ち構えているか、分る筈だ。

2062年から来た未来人が、-8 ←位を永遠に下げる、苦しめるならとの警告の暗号文から考えると、王様の成りすましは、確実にサイボーグなのだろう。 
JFケネディの暗殺、ガクトのプロモーションでの狙撃や、ブレードランナーの俗称ロンギヌスの槍で、
ロボットが殺人行為をして居る事の証拠の提示も、疑似体験装置の世界の中だという仄めかしだろう。



この世は疑似体験装置で作られた世界です、其五。

地球の上空には、すいへいりーべぼくのふね等の、元素で気体が有って、大気圏、別名だいきけん、
物質が解けて燃える、隕石も燃え尽きるエリアが有るし、理科の授業でその上には、電離層が有る。
放射能等も有るし、まるで電子レンジの様だと説明するのだが、王様の成りすましが、
絶対に有人の宇宙船を作れ!飛ばせ!!船内にカメラも取り付けろ!!←目的を知ったら愕然とする筈。
ハエ男の、猿が爆発するシーンが見たいのだと。 霊感で分かったことだ。

冥王星の、冥界の冥、この字に何かヒントは?と思った。調べて思った。
わかんむり、日は照らす、や、意味と通じるのか、い、とも読むらしい。なべぶたのしたに八のじ。
八を連続で書き表すと、中途半端な永遠のマークに近いが、ローマ、英数字では永遠のマークの様に8。
わかんむりのい、おなべのおなごのふたににあうのは、えいえんに・・・宝塚で描かれる男性が理想だと。
性格が、男女関係無く合格すれば、冥界で永遠にも似た平和な世界の仲間入りが出来る、と思う。

貴方は何処まで考え、これからどの様な行動をしますか? 先祖をどう思いますか?
守護霊をどう思いますか? 自分の両親を、兄弟やいとこ親戚、そして自分の事も、どう思いましたか?
自殺に追い込んだ人、殺害した人、犯罪行為をした人、頭の中を守護霊が覗き込んで居るのに、見るに耐えない事を妄想し続け、世間から後ろ指を指されるかの様な趣味の人・・・いやな性格の人、迷惑行為も軽犯罪ですし。
借金や自分の犯罪行為で追われ、追い詰められたから自殺した人達が行きつく先は、何処でしょう?
自殺行為は、危険ですよね? 
どの様な行為が命取りか、用心深くしましょう。



この世は疑似体験装置で作られた世界です、其六。

神様も、実はいらっしゃいます。
本当は、警察や裁判官等が犯罪を取り締まればよいのに、職務を、生業を怠った結果か、その人の自業自得か?
とりあえず、神様は沢山いらっしゃるが、運が悪い事に腹を立て、神様の存在を否定したり、
神様を侮辱したり、使い勝手のいい奴隷の様に思い込んだりと、身勝手な事を思い続けると聞き続けた
神様達は、人々をどの様に思うでしょうか? 貴方がもしも神様なら、何処まで辛抱出来ますか?

「十善の君」を目指し、来世は幸せな世界に一人でも多くの者が、転生出来る様に願って居ます。

色々書きましたが、パラレルワールドで土地は無限大なので、この疑似体験世界の住人や物を管理して居る人達って、どういう世界を構築していったのだろうか? 
今も管理が出来ているのだろうか?
リアルワールドは、自然の姿を取り戻したのか? 
それともずっと大爆発も起きずに平和だったのか?
これは管理者しか、分らない事。 
壁を観測するモニターがザラついているのが見えたけど、直せないのか?
それとも直さないのか、わざわざ劣化した画像を見せたのか? 

一体誰が、管理統制し続けられるのだろうか???
これらを考えると、怖くなったので、書かせていただきました。

長かったですが、これまで読んでいただき、有難う御座います。










多くの人は、日本神話は古事記や日本書紀に記載されている、古墳時代以前の「過去の話」だと考えているのではないでしょうか。
しかし、これは大間違いです。
神々の世界では、日本神話に描かれている神々の一部は、令和の時代になってもまだ生きています。
神話を神々の世界の物語とするならば、物語は今も続いています。
人の世界に伝わっていないだけです。
仮に真実の物語が伝わったとしても、「ソースがない」、と多くの人は認めないでしょう。
権威主義者は真っ先に否定するでしょうし。

この年末年始に、○○大神と△△大神が□□□ノミコトなる女神を産みました。
○○大神と△△大神は多くの日本人が知っている超有名神です。
神は霊体なので、人のように出産するのではなく、霊体の一部を混ぜ合わせて産み出します。
□□□ノミコトの名前は、害を為す者から守るために伏せます。
□□□ノミコトは、当面の間、ある人の庇護下で育てられ、人間社会について学ぶことになります。

□□□ノミコトの存在を察知できる人はそう多くないでしょう。
多くの人から隠されて育つのですから。
人の世界で実体もありません。
法螺話だと思われているくらいがちょうどよいのです。

なお、日本の天皇は女性であることが望ましいです。
三大神勅を見る限り、天皇は神勅を発した神の子孫であればよく、男系、男子の制限がついていません。
ヒントは日本神話にある○○大神についての記述ですが、○○大神による強烈な思考調整がかかっているため、答えに気づくこと自体が著しく困難になっております。
運よくたどり着けた人は、ひっそりと心に留めておいてください。
ネットでばらまき厳禁です。










3年前の事です。私は妻と長男3歳と、温泉宿に一泊旅行に行ったのでした。
夕食前に大浴場で一風呂浴びて、妻が出てくるのを長男と宿屋のお土産コナーで待っていた時の事です。
「家に火をつけるわよ……」
と言う声を聞いたのです。


ふと、私が声がしたあたりを見回すと、男女が二人立っていました。
どうやら、女の人が男の人に言ったセリフのようでした。
私が聞き耳を立てると案の定、別れる別れないの痴話ゲンカをしていたのです。

私が野次馬根性を出してしまって、もう少し聞きたいと耳を澄ますと、男の人が
「おい!人が見てるだろう!!!」
と、女の人を諭したのでした。

私は恥ずかしくなって、何事も無かったかの様にその場を立ち去ろうとしたのですが、一瞬!女の人が鋭い目つきで私を睨み付けているのに気付きました。
美人は美人なのですが、思いつめていると言うか何というか、非常に怖いと感じました。
あんな鬼みたいな顔じゃ男も逃げるな~と思いながら、その場を後にしたのです。

そして何事も無く楽しい旅行を終え、次の日曜日の事です。
妻が
「不審な女性が家の前をウロウロしている」
と言います。
私が外に出ると、女性はあっという間に姿を消しました。

次の日曜日にも、やはり女性がウロウロしています。
私は裏口から周り、女性に気付かれないように遠回りして、女性の背後から
「何をしてるんだ!!!」
と怒鳴ると、女性は驚いて振り返りました。
そう、あの時の女性だったのです。
今度は私が驚く番でした。
私が一瞬固まってしまった間に、女性は風の様に逃げて行きました。

私は家に入ると、妻に宿での出来事と、その時の女性がうちの玄関前をウロウロしていた事を話しました。
妻も驚き、そして恐れます。

「なんで、ウチに?ウチには小さな子もいるのに?もしかして危ない人?」

その時はとにかく、落ち着いて様子を見ようという事にしました。

平日も注意して家の周りを見ていたのですが、やはり次の日曜日に、再び玄関前に女性が現れました。
いくら危なそうな人でも、相手が女性と言うのもあり、また、私自身が剣道の有段者でもあったので、ゴルフクラブのアイアンを手に持ち、いかにもゴルフの練習をしていたフリをして女性に声を掛けました。

「何かようですか?」

言葉とは裏腹に、厳しく詰問するように言い放ちました。
すると女性は、玄関越しに私を睨み付けます。
その目の怖いこと怖いこと。私はマジで足が震えてしまいました。
しばらく睨み合っていましたが、私がついに我慢できなくなって目を逸らすと、女性はまた風の様にどこかへ逃げて行きました。

家に倒れ込む様に逃げ込むと、窓から覗いていた妻も青い顔で出迎えます。
私たちはすぐに、泊まった宿に電話して女性の事を聞いたのです。
フロントの係りの人は、
「他のお客様の情報はお教えできません」
の一点張りでしたが、事情を話し、そして教えてくれないと警察に訴えると脅すと、支配人の方に代わってくれました。
支配人に改めて事情を話すと、しっかりした宿なのでしょう、不審な男女の二人組の事を覚えておられました。

支配人は、
「他のお客様の情報は教えられないが、宿のほうから二人の客の方に連絡を取ってみます」
と言ってくれました。
安心して電話を切ったのですが……しばらくすると宿から電話がありました。
そして支配人が言うには、男女二人組の宿帳に書かれた住所も電話番号もデタラメだったと言うのです。

次の日、会社の上司に相談すると、上司はすぐに警察に行こうと言います。
警察が頼りになるだろうか?と私が首をかしげると、上司は
「俺も一緒に行ってやる」
と言いまして、勤務中だったのですが、一緒に警察署に来てくれました。

生活防犯課の初老の刑事さんが真剣に私の話を聞いてくれ、また上司も、私が小さな事で大騒ぎする人間ではないと言ってくれました。
刑事さんは、玄関前の道をウロウロしているだけでは事件にならないが、今度の日曜日は散歩がてら、私の家の前に来てくれると約束してくれました。

次の日曜日、外に出るのも怖くて家の中で家族でジッとしていますと、電話が鳴ります。
あの刑事さんからで、今玄関の前に立っている女性がその女性か?と聞きました。
私がコードレスフォン片手に二階に上がり、
(怖かったのでこっそり見ようと思って)
カーテン越し玄関を盗み見すると、やっぱりあの女性が立っていました。

「私がそうですあの女性です」
と刑事さんに言いますと、
「そのまま家から出ないで」
と刑事さんは言って、電話を切りました。

30分くらい待ったでしょうか、玄関が少し騒がしいと思って再び玄関を覗き見ると、白い乗用車に女性が押し込められているところでした。

後日、あの刑事さんが詳しい事を話してくれました。

女性は車で2時間以上離れた所に住んでいたのだそうです。
そして毎週、仕事が休みの日曜日に、我が家を訪れていたのです。
女性は妻子ある男性と不倫の関係にあり、別れ話のもつれから、その男性を殺してしまおうと考えていたようです。
ところが、私がその話を盗み聞きしてしまったので、なぜか女性は、まず私を殺してしまおうと考えたのでした。

どうして我が家の住所が判ったのか?
なんと女性は、私達家族が宿から出てくるのつけていたそうなのです。
帰りの電車の中で幸せそうな私達の家族を見て、不倫関係でドロドロした自分とのギャップに、女性は私達の家族に対して強い殺意を感じていたそうです。

その後、女性の弁護士さんが見えられました。
弁護士さんはやんわりと、女性は精神に問題があるので、告訴しても私達に勝ち目は無いので、見舞金を黙って受け取り示談にして欲しい、と言います。
良くしてくれた刑事さんも、職務上民事の助言は出来ないが独り言として、
「自分なら弁護士の言う通りにする」
と言われたので、黙って見舞金を受け取りました。
女性は今、精神科の病気療養中です。
刑事さんは、
「再び女性の姿を見たら、即座に警察に連絡しなさい」
と言いました。

誰が何と言おうと、私達にとって洒落にならない話です。





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【風習&信仰系】狐の嫁入り伝説は各地に残されているが、それが異類婚とセットになっているケースはあまり 聞いた事がない

に対して思うところです。

嫁入りが決まっていても命は助かる、かもしれません。

ここでは「早死にしない」ことを目標とします。
嫁入りのキャンセルは諦めてください。

ロックオンされているあなたへ。
婚約者扱いと言うことは、相手があなたに好意を持っているはずです。
相手もあなたを、理由があって選んでいるのです。
悪意でしたら、既にもっと残念な状況になっているでしょう。

最初にやるべきことは、意思疎通の手段を確立することです。
相手も婚約者であるあなたと会話する意思があるでしょう。
夢の中で会うのでもいい、頭の中に声だけ、メッセージだけでも届ける形でもいい、
私の心を読んで、私が伝えたいことを知ってほしい。

文字通り、命がけでスキルを習得してください。
誰かに教わったら自動的にできる、ことはありません。
変な外野に騙されないでください。詐欺に遭いに行くようなものです。
霊能者やスピリチュアルカウンセラーは助けてくれません。
あなたの心の中で、あなたと相手だけで方法を確立してください。

この時点で、「相手にしてくれないから命を奪ってこっちの世界に呼ぶか」
のルートを回避することができます。

そして、私をこの世界に残してほしいと交渉します。
この世界を、私と一緒に楽しみたいでしょ?
私とともに過ごすのも、悪くないでしょ?

相手の好意を受け入れた上で、相手に利益を提供します。
承諾してもらえれば、ある程度長く生きることは可能でしょう。

あなたがこの世界で人と結婚し、家庭をもつことすら可能かもしれません。
この世界での経験を、あなたとの関係で活かします、となったら、
寛大な方でしたら許してもらえるでしょう。

さらに安全になりたければ、いっそのこと結婚することです。
といっても、リアルで式を挙げる必要はありません。
頭の中で相手のイメージを思い浮かべ(自然とイメージが浮かび上がるはずです)
頭の中で簡素な結婚式を演じて、その後は結婚相手として接します。
そして、せっかくなので、貴重な経験をめいっぱい楽しみましょう。

やってはいけないことは、助かりそうとなったら、相手を放置すること。
祓ってもらうとかは、論外中の論外です。
裏切り者には残酷な死が待っています。
相手としっかり添い遂げる覚悟でいてください。

相手がちゃんといて、その相手と一緒に生きていきたい。
相手だってあなたを想っているので、それにはきっちり応える。
この気持ちを常に忘れないことです。

幸せいっぱいの先輩嫁より。




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何年か前、俺が大学生かつ資格学校生だった頃。
山ばっかりの某N県に住んでいた俺は、資格学校へ行くにも車で4~50分かかっていた。
途中には峠道もあり、明りもごく少ない山の中を予備校へ行くなんてのは、
都会で電車通いしてる人たちには想像しづらいかもしれないが。
山道と入っても一応国道で、途中には民家はもちろん飯屋だの診療所だのホテルだの、いくつかの建物がある。
その中の、今はもう無い、寂れた診療所の話。

通り過ぎるたびに気になっていたんだが、その診療所の脇にスネくらいの高さの小さな石積みが一つあった。
いつも通るのが夕刻過ぎだったため、周囲は暗がりで街灯も無かったが、
診療所の玄関灯のおかげで何とか見えるといった程度のものだ。
花なんかがいけてあることもあったので、事故かなんかで不幸があった人か、ペットの墓代わりかなあなんて思ってた。

資格学校へ行き、出先の近くで夕食を取り、車で帰る暗闇の山道のさなか。
あの診療所の前を通りがかったときだった。
ガスッ…
何かを引っ掛けたような気がした。
猫?狸?まさか、人じゃないよなあ!?
慌ててブレーキを踏み車を停めて、音の聞こえた辺りへ歩いて戻る。
この時気付いたんだが、徒歩で明りの乏しい山の中を行くのはすごく気味が悪い。
よく分からない何か生き物の声。風か、そうじゃないものが蠢いて響く草鳴り。
巨大すぎる闇の中で、恐ろしくちっぽけに思える自分の手足の無力感と来たら。
運転していたときはまったく気にならなかった。こんなに心細いものなのか…。
診療所の古めかしく明滅する玄関灯が、むしろ不気味な雰囲気を煽る。
例の石積みが目に入った。やたらでかい蛾の死骸なんかが横に落ちており、申し訳ないけど大変不気味だ。
そう思ったとき、何かが俺の横を通り過ぎた気がした。
振り向いたが、道端に停めた俺の車があるだけで、あとは鬱蒼として木々が風に少し揺れているだけだ。
さっき何かに当てたと思ったのも気のせいのようだ。そう思って車に戻り、エンジンをかけた。
人工物に包まれて、ちょっと安心した。
その瞬間。バックミラーに人が映っている。
暗闇の中、青白い輪郭が見えた。
俺の車は親父のセダンだったんだが、ソレは、車のトランクの向こう側から俺を見ていた。
おれは驚きでギャアと悲鳴を上げた。
同時に、人だった!俺は人にぶつけていた!という申し訳なさと恐怖に我を無くしかけ、車のドアを思い切り開けた。
しかも、人影は女性っぽかった気がする。
小者な俺はもう縮み上がっていた。
女の人に怪我させるなんて!
しかし、そう思いながら車から降りると、
先程と同じ様に山の中特有の物音が際立たせる静寂が、闇とともに俺を包んだだけだった。
車の周りをいくらはいつくばって探しても、猫の子一匹いない。うめき声すら聞こえない。
馬鹿な…。あんなにはっきり見えたのに…。
そうなると、今度は別の恐ろしい考えが浮かんでくる。
俺はオカルトの類は基本信じていなかったんだが、夜の山道ひとりぽつねんとしていると、枯れ尾花も幽霊に見える…。
恐る恐る車に戻り、バックミラーを見た。誰もいない。
俺はほうほうのていで家へ逃げ帰った。

それから暫く、その辺りを通るときは絶対にミラーを見ないようにしていた。
視界の中で、鏡に青白い影を認めるときがあったが、絶対に正視しなかった。

そして数日後。
俺は実家住みだったんだが、ある日、俺以外の家族が皆で祖母の家に泊まりに行くことになった。
俺は当時資格取得にすべてをささげる日々だったので、この時は申し訳ないけど遠慮した。
家族が出発した日の夕方、俺も家を出て資格学校へ向かった。
無事講義と課題を済ませて帰り道、またあの診療所の前に差し掛かった。
「見ない、見ないぞ、いや違う、何もないんだ、何も…」
ブツブツ言いながら通り過ぎようとすると、また車にバスッ…と何かが当たった感覚があった。
思わずバックミラーを見る俺。そして思い切り後悔した。
リアウインドーに、青白い女がべったりと貼り付いている!
「うわああああああ!」
人間が車体に貼り付いていると、たとえ生きた人間じゃないと思っても、ブレーキを踏んでしまうものなのかもしれない。
俺は急停止して(じゃないと事故らない自信が無かったし)、ハンドルにしがみついて震えた。
そのままゆっくりとバックミラーを見た。
いない…。
勘弁してくれ…。
心臓がガツンガツンガツン…と鼓動していた。
気が付くと今俺が止まったのは診療所のまん前だった。
恐らくそこのご主人だろう、おじいさんが俺を見て目を丸くしている。
ばつが悪い。悪すぎる。
あいまいな笑みを浮かべ、ともあれ俺は走り去ろうとした。
すると、おじいさんの方から話しかけてきた。
「あんた、大丈夫かい?女を見たんじゃないかね」
「何で分かるんですか!?」
「やっぱりか…。ちょっと上がりなさい」

診療所は以前から閉めているようだった。診療室のほうは使っている気配がない。
二階の生活スペースのへ通してもらい、奥さん(もちろんおばあさん)がお茶を入れてくれた。
俺は自分の身に起こったことを一通り説明した。
おじいさんが言う。
「あんたが見たのはさ、恐らく以前うちに通っていた女の人だよ。
 ずっと昔はうちは産科をしていてさ。
 突然容態が悪化して運び込まれたものの、流産した女の人が一人いたんだが。
 男にはとうに逃げられていたらしいんだがね、一人でも産もうとしていたんさ」
おばあさんが当時のことを思い出したのか、顔を伏せた。
「ショックのあまり、少し回復した頃にその本人も、ここの前をふらふら歩いていて、車にはねられてね、死んじまった」
「じゃあ、その女の人が…」
「たまに化けて出るんさ。特にドライバーに。それが原因で自殺や事故に遭い、命を落とした人もいる。
 表立ってそうとは報じられないけどな、わしらはそう思ってる」
おいおいおい………
何だかもうお茶の味がしない…。
「じゃあ、この道を通るたびに、俺はその幽霊に出会っちゃうってことですか?」
嫌過ぎる。この山道には高速使う以外に迂回路などないのだ。
「いや、そんなことはないよ。そりゃ、地縛霊ってやつだろう?
 車に貼りついてたんなら、もう取り憑かれてしまっているな」
「ええええ!?」
じょ、冗談じゃない!
「前の人のときもそうだったからな。たぶんそうさ」
おばあさんがうなずいている。
「ま、前の人!?その人、どうしたんですか?」
「そこかしこに例の幽霊見るようになってなあ。いよいよ参って、首を吊る寸前で憑いた元のうちに相談に来た。
 で、うちに一晩泊まっていったら剥がれたみたいだな」
泊まっただけで…?
怪訝な俺の表情を見て、爺さんが補足する。
「当時、わしに祈祷師みたいな友人がいたんさ。
 ほれ、そこに畳敷きの和室があるんだが、そこへ塩盛ってもらって、札貼ってもらって、一晩閉じこもったんだ。
 そしたら、翌朝には憑き物がどうも落ちていた」
「その札とかって、今でも…」
「とってあるさ」
小者な俺にはもう選択肢はなかった。
「ぶしつけですが、今晩泊めていただけないでしょうか!?」

襖に仕切られた和室の内側にべたべたと何枚もお札を貼り、四隅に塩を盛って、俺は準備を整えていた。
夜はすっかり暮れきって、また得体の知れない鳥類らしき物の泣き声が診療所の外から響く。
夜の闇の中、この一帯にはこの診療所しか光源が無い。
これが昼間ならまだ自然を楽しむ気も起きるんだろうが、今はひたすらおどろおどろしいだけの夜気が外を満たしている。
しかし、このお札ってだいぶ毛羽立っているんだが、使用期限とかあるんだろうか…
俺は寝巻きに着替えたじいさんたちにお礼を言い、さあいざ閉じこもろうとしたら、じいさんが言った。
「今晩の注意点は二つだ。まず、絶対に自分からこの襖を開けないこと。あと、霊に接触しようとしないこと」
「頼まれてもしたくないですが…一応理由とか聞いていいですか?」
「祈祷しまがいの奴の受け売りだがね。
 ここに出る女の霊というのは、成仏できない魂といったものではないそうだ。
 我々の知る言葉で表現するなら、死者が現世に残した『思い出』のようなものらしい」
「思い出、ですか…?」
「それ自体は単に現世に漂うだけの、消えるのを待つだけの雲みたいなものだ。
 だから基本的に成仏というものはない。本人じゃないからな。
 ただ、自分に興味を示してくれるものには必死ですがり付いてくる。それがその相手を害することになってもだ。
 誰からも永遠に忘れられてしまう、それが思い出にとっては一番恐ろしいことだ、ということらしいな。
 だから自分から迎え入れるような素振りを見せちゃあいかん」
「俺、そもそもその女の人に興味なんて持ってないですよ。何で俺に?」
「何か、この辺りで気にかかったものなんかは無かったかい?」
この辺りで?何も無いじゃないか、この辺りなんて……あ。
「ここの横に、石積みがありますよね?小さい墓みたいなやつ」
「ああ、昔あったな。その女を悼んで作ったものだが、いつの間にか崩れて無くなってしまったな」
「いや、今でもありますよ。俺、夜通るときに見てましたもん」
おじいさんが顎に手を当てて言う。
「わしは毎朝玄関前を掃除するのが日課だが、あんなものはとうに無いぞ。
 …ひょっとしたらそれが、女の幽霊の仕掛けた気引きではないのかな」
え…それってつまり…
「気にしたもん負けってことですか…?」
「組し易しと見たんだろうな。人が良さそうだ、憑きやすそうだと」
うれしくない。全然うれしくない。なんか俺って、つくづく小者な感じだ。
「とにかく、部屋から出ない。襖も窓も開けない。そのまま朝までがんばれ」
「はい」とうなずいて、俺は襖を閉じた。
おじいさんたちは一回の奥にある寝室で寝る。さすがに一緒に寝てくださいとは言えない。
これで今晩は一人きりだ…。
窓の外を見る。木、空、地面…。
本当にいちいち全部暗いんだよ、畜生。こええよ。
まあ俺なんて単純なもので、思い出という単語の語感で少し気が楽になった。
おじいさんの許可はもらっていたので、電気もつけっぱなしだ。
そして小者はさっさと寝るに限る。
敷いてもらった布団に服のまま入り、目を閉じた。
部屋は明るくはある。しかしさっき限りの無い暗闇を見た俺には、山の物音とともに不安が押し寄せてきていた。
この明るい部屋が、大海原でぽつねんと一つ残された小船のように思える。
いつ転覆するか分からない。
周囲には誰もいない。
この世界でただ独りになったような錯覚…
気のせいか、木々の音に混じって人の声が聞こえるような気がする。
あけて
ここをあけて
気のせいだ。ただの耳鳴りだ。ビビッてるせいだ。
俺は頭まで布団に篭らせた。
…いや、まだ聞こえる。なんだ、なんて言ってる…?

わたしをそこへいれて…
わたしをわすれないで…

ううわあ…段々はっきりとした言葉に聞こえてきた。
両手で耳をふさいでも、止まらない。何でだよ!?
汗が額から吹き出てきて、耳を覆う手もぬるっと滑った。
自分の歯がゴチゴチ鳴る音がうるさい。

ねえ
ねえ
ねえ!

うるせえよ!あっちいけ!



ほとんどパニックになりかけていたとき、隣の部屋から物音がしたので、意識が覚醒した。
襖の向こうからほんの僅かにもれる明りで、向こうの部屋にも電気がついたのが分かる。
「だ、誰ですか!?」
襖越しに声を掛けた。
「ああ、起こしてしまったかい、済まない。ちょっと様子を見にきただけだ。なんとも無いかね?」
おじいさんに続けて、おばあさんも声を掛けてくれた。
「大人しくしてるんですよ?」
まるで孫扱いだな、参るなあ。
しかし次の瞬間、隣の部屋の様子が変わったんだ。急激に空気が張り詰めたのが分かる。
「お前は…お前…どうして…」
おじいさんがそういったまま絶句している。
なんだ、突然。誰がいるんだ?
そしておじいさんが俺に叫んだ。
「君、逃げろ!今すぐその部屋を出て逃げるんだ!そこにいてはダメだ!」
なんでなんでなんで?
今度こそパニクッた俺の耳に、おばあさんのうめき声が聞こえた。続いておじいさんの怒鳴り声。
「お前、やめろ!うちのを放せ!くそ!」
おばあさんに何か危害が加えられ、おじいさんがその犯人を食い止めようとしているようだ!?
「君、頼む来てくれ!うちのを助けてくれ!ああっ、あっ、やめろ…!」
襖の向こうではただならないことが起きているようだ。
俺は小者だ。小者は臆病で卑怯だ。小者な人には分かってもらえると思う。
けれど、小者は自分より弱いものがひどい目に合わされているのを無視は出来ない。
それが自分のことが発端であれば尚更だ。
ビビッてる場合じゃねえ!
俺は気合を総動員して立ち上がると、襖の前に仁王立ちし、覚悟を決めて襖を開け放った。
勢いでバシン!と音が響いた。…暗闇の中に。
そのときの俺は一瞬思考停止してた。もしかしたら心臓だって止まってたんじゃないかと思う。
そのときの俺の目の前の光景を説明すると、
…まず、おばあさんはそこにいなかった。というかおじいさんもいなかった。
誰の声もせず、山の音も聞こえず、すっかり静まり返っていた。時間が止まったみたいだった。
そして隣の部屋は真っ暗だった。さっきは確かに二人の声もして、部屋の明りもこぼれていたのに。
はめられた。そう思った。
暗闇の部屋の中、襖を開け放った格好のままの俺の目の前に青白い女が立っていた。
俺はその顔をはっきりと見た。
恐ろしく白い。無表情に近い。
けれど顔面の僅かな表情の歪みに、凄まじい感情が篭っているのが分かりすぎるほどに分かる。
もう俺を凍りつかせているのは、驚きではなくて恐怖だった。
『思い出』じゃない。これは『思い出』なんて生易しいもんじゃない。女の感情が読み取れるにつれてそう確信した。
これは激しい、とても激しいが、憤怒じゃない。もっと最悪の奴だ。憎悪とか、怨恨とか、名付けるとしたらそういうの。
俺は思いっきり悲鳴を上げた。喉が切れるかと思った。
女はあっさりと和室の仲に踏み込んできた。
何で、何で開けちまった、俺!俺!
てか俺はあんたに何もしてないぞ、無関係だ、どっか行け!
もう小者の悪い面が全開で、後ずさりしてつまづき、布団の上にへたり込んでしまった。
女が俺の首に手を伸ばしてきた。女の真っ白な体に飲み込まれるように、俺の意識も白濁して行った…

白くぼやけた視界の中で、俺はいつの間にか夢のようなものを見てた。
あれ、ここどこだ、女はどこ行った…?
夢の中で、俺はどこかの部屋の中にいるようだった。体の自由が利かない。
勝手に視界が巡って、鏡を見た。
驚いた。俺はあの青白い女の顔をしていた。ただ、肌は健康な肌色。
これはもしかして、あの女が生きていたときの記憶か?と当て推量で思った。多分当たりだと思う。
俺=女はベッドにいたんだが、腕の中におくるみがあり、その中に動きがある。顔は見えないが、これは赤ん坊だ。
なんだ、流産なんかしてないじゃねーか…
ぼやけてよく見えないものの、この部屋はえらく生活感があるというか、
病院なんかじゃなく普通の一戸建てのように思える。
すると女の視界に、壮年の夫婦が入って来た。
俺はギョッとした。それは俺を泊めてくれた老夫婦だった!少し今よりも若いが間違いない。
よく見るとこの部屋は俺が泊めてもらった部屋だ。
じゃあなんだ、この女、あのおじいさんたちの娘さん!?
そんなこと一言も言ってなかったぞ!?まあ、言う義務もないけど…
しかし、妙な違和感を感じた。
夫婦が俺=女に向ける視線が変だ。何か軽蔑するような、汚いものを見るようなまなざし…
よく見るとそれは女本人じゃなく、腕の中のおくるみに注がれているようだ。
女の視線がおくるみへ動く。その時布が少しだけはだけて、赤ん坊の顔が初めて見えた。
その様子を詳しくは書きたくない。
ただ、頭部が一般的な形とはかけ離れていたんだ。
医学の知識なんてない俺が見ても、何年も生きられるわけじゃないんじゃないかと思えるような形。
でも女の暖かい気持ちは、しぐさや視線から俺にも伝わってきた。
少なくともこの子には、たった一人は味方がいるんだ、と思った。
その時部屋の窓の外に一人の髪の長い女の影が見えた。恨みがましい目でこっちを見ている。なんだ、いったい?
次の瞬間、女が目を開けると、時間が動いたらしく、すっかり夜だった。
同じ部屋の天井が見えた。そのすぐ横に、昼間の長髪女がいた。
それまでほとんど無音だったんだが、長髪女の声ははっきりと聞こえた。
「いいわね、親が医者だと、安心して産めて。あたしなんて二度も下ろしたのよ…」
長髪女は傍らの赤ん坊をおくるみごと抱え上げた。
「あんたはまた産めばいいわね、親が医者だもんね。この子、あたしが育ててあげる…」
そう言う目が普通じゃない。この長髪女はおかしい。
起き上がろうとする俺=女を殴りつけ、長髪女は走り去って言った。
俺=女が助けを呼んだようだった。
俺=女は立ち上がろうとしたが、どうも脚に何か不自由でもあるらしく、あまり速く動けない。
窓の外に走り去る長髪女が見えた。思わず窓にかじりつく。
すると長髪女の後を、過去のおじいさんが追いかけるのが見えた。
おじいさんは健康な男だし、今より若い。暗い車道の上で、長髪女に見る見る追いついていく。
行け!取り返せ!
…しかしどうしたことか、おじいさんはあと一歩というところでスピードを見る見る落とし、とうとう立ち止まってしまった。
長髪女はすぐに夜の闇の中に消えてしまった。
振り返り、診療所に戻ってくるおじいさん。
俺=女は思わず窓から離れ、身を隠した。理由は分かる気がした。
戻ってくるおじいさんの顔には、悔しさや怒りというより…安堵のような表情が浮かんでいたからだ…
翌日、俺=女はフラフラと家の玄関を出た。
太陽の感じからして朝のはずだ。視界もふらつく。寝てないのかもしれない。
家の周りをなんとなく見回していると、家の塀の脇に何か落ちているのが見えた。
たどたどしく歩いてそれに近づく。
なんだあれ?……おい。やめろ。歩くのをやめろ。それに近づくな。
俺=女の視界が震えでブレていく。
やめろ!それを見るな!
女がそれの目の前で、とうとうしゃがみ、それを手に取った。
見ないでくれ!
長髪女は知らなかったんだ!この女がいつもおくるみにすっぽり入れていたから、どういう赤ん坊か知らなかったんだ!
思っていたのと違ったんだ!こういう赤ん坊だと思わなかったんだ!
だから捨てた!ここに捨てやがった!厄介者みたいに、もういらないって!
愛されてたのに!
少なくとも一人だけは自分のことを愛してくれる人の腕の中で、短かったかもしれないが、一生を送ることが出来たのに!
こんな、ゴミみたいに!何の価値も無いものみたいに!価値はあったのに!
もとあった場所に返しますってか!?あたしはもう要りませーんってか!?
赤ん坊の頭が赤黒く乾いた液体で染まっている。脇の石塀も同じ色だ。
……石塀に向かって投げ捨てやがったんだあいつは!!!
赤ん坊が冷たく、固くなっていたのが分かった。
女は立ち上がろうとした。しかしやはり足が悪いせいで、よろけた。…車道側へ。
そこへ明らかにスピード違反のスポーツカーがブッ飛ばしてきた。
俺の白い夢の視界が真っ赤に染まって、夢が終わった…。

気がつくと俺はさっきと同じ部屋で、青白い女の幽霊に首を絞められていた。
もう肺の中の酸素が残り少ない。視界がチカチカしてきた。やばい…
『女本人』はとうにあの世にでもいってるんだろう。
この幽霊からは思考能力や人格みたいなものは感じられない。それは霊媒師とやらのいうとおりなのかもしれない。
ただの、ただの憎悪の名残だ。その強さからして、『思い出』なんて呼び方は不適当な代物だ。
けど、こいつはどうなる?こんな所に置き去りにされたこの感情は、どうされるべきなんだ?
本人ですらない、ただ誰かを憎み続けるだけのこいつは?
あんな思いをしたのに、何も報われることもなく、誰かを傷つけっぱなしで、いずれ消えていく。そんなんでいいのか?
こいつも何か報われるべきなんじゃないのか?
天国があるのかどうかは知らないが、もしあるなら女本人はとっくにそこに行っているだろう。
ずっと辛いままなのはこいつだけじゃないのか?何か思いを遂げさせてやることは出来ないのか?
ああ、でも今のこいつの目的は俺に憎悪をぶつけて、俺を殺すことなのか…
俺はさっきの夢のおかげで、青白い女にすっかり感情移入してしまっていた。
異常な状況が続いて、えらくセンチになっていたのかもしれない。
そうなると小者特有の弱気ループだ。
別に俺がここで死んだって、奥さんや子供がいるわけじゃなし、そんなに悲しんでくれる人っていない気がするな…
親とかって俺が死んだら泣いたりするのかな…あのおふくろが泣くとことかって全ッ然想像できねーけど…
ここでちっとは人の役に立って死んでもいいのかな…あ、人じゃねーや…
普段なら絶対に陥らないような考えが渦を巻いて、酸欠もあって頭が回らなくなってきた。
いいっすよ、俺なら…全然小者なんであなたの無念を晴らすには全然足りないと思うけど…ちっとは気が済むんなら…
すると心持ち、女の手が緩んだような気がした。火花が散る視界の中だったが、女の表情も少し緩んだような気がする。
あれ、いいの…?
視界の火花がゆっくりブラックアウトして行った…

「君!」
おじいさんの声が聞こえた。
今度は本物か…?
目を開けると、まだ夜だった。
「様子を見に来たら襖が開いているし、ひどくうなされているし…大丈夫か?」
「ああ…なんか、大丈夫みたいです。もう…」
おじいさんは「君はちょっと心配だから」と、隣の和室に新しく布団を敷いて寝てくれた。
そしてその後は何事もなく夜が明けた。
朝になってみてみると、俺の首にはうっすらと赤く手のあとが付いていたので、かなりゾッとした。
こうして俺の人生唯一の心霊体験が終わったのだった。

俺は夫婦にお礼を言い、朝食をご馳走になってから、おいとますることにした。
夫婦は玄関先まで俺を見送ってくれた。
俺は特におじいさんに聞きたいことが色々あったが…
あの長髪女はその後どうなったんですか?
赤ん坊の父親はどうしたんですか?
娘さんやお孫さんのことを、本当はどう思ってたんですか?
今ではどう思っているんですか?
何故、幽霊のあらましについて嘘をついたんですか?
夜俺にどんなことが起こるのか、どこまで知っていたんですか?
まだここに残っているであろう『思い出』のことをどう考えているんですか?
何故石積みが崩れたとき、直さなかったんですか?
何故その祈祷師まがいとやらに、『思い出』を根絶するよう頼まないで、対症療法みたいなことだけしてたんですか?
何故、石積みの墓は一つしか、一人分しか作らなかったんですか…?
他にも色々…。
しかし、聞くのはやめた。
無関係の俺がほじくり返していい話ばかりではないだろうし、おじいさんも正直に話す義理はない。
何よりきっと、この夫婦も俺と同じで、
今でもきっといろんなことが、自分のことが、『分からない』ままなんじゃないかと思えたからだ。
俺は車に乗り込み、発進前にバックミラーを見た。あの女も石積みも見えなかった。
それが夜が明けたせいだけではないと思いたい。
アクセルを踏んで、俺は家に帰った。

それから夜間に何度あの山道を通っても、幽霊に遭遇することはなかった。少しは気が済んでくれたのだろうか。
資格を無事取得し、その後東京で就職した俺は、もうあの山道を走ることは極めて稀だ。
今年の頭に帰省したとき、用事があって昼間だったがあの道を通った。
少し緊張しながら診療所の場所に差し掛かったんだが、診療所は奇麗さっぱり消えていた。
この辺りには知り合いがいないので、あの夫婦が今どこでどうしているのかは分からない。
今となっては全部夢だったんじゃないかとも思える。
正直なところ、あの首の手のあとが消えてしまう頃、それを少しだけ寂しいと思った。
もう一回くらいあの幽霊に会いたい気もする。あー、でもやっぱりおっかないから会わんでもいいな…。
今では俺にも子供が生まれ、精一杯の愛情を注いでいる…とでもなればいい終わり方なんだが、
残念ながらその気配はまったくない。
自分の小者ぶりを再確認しただけで、この話は終わるのでありました。





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私は数千年前の人々の境地にやっと追いついたのか、もしくは数百年以上、人々の先に進んでいるのであろう。



多くの宗教では、人と超越的な(現代科学で説明のつかない世界の)信仰対象の間に、人工の何かが割り込んでいる。例えば、人と神の間には、ほぼ必ずと言っていいほど聖職者がいる。もちろん、一般人が神に直接祈ることはあっても、やはり聖職者がいるのは当然であり、聖職者の説法を聞き、導いてもらうのが当然との考えの人が大半である。



聖職者の間でさらに階層ができることもあり(最もわかりやすいのはカトリックの聖職者の位階であろう)、人と神の距離が遠くなることもある。また、教義の解釈や人間関係のもつれで宗派の分裂が起きるケースが多発するなど、時とともに発生した信仰の形が変わっていくこともある。



現代神道の考えでは、人と神の間に天皇がある。祝詞で「天皇の大御代」を称え、その万歳安寧を願うのはなぜか?ある神道系の大学の教授曰く、古代の呪術的世界観によると、人間の世界と、それをを超えた神々の世界とを結ぶ位置に、帝王君主の存在がある。よって、神々の世界は天皇の玉体に影響し、天皇はくにの人々を代表して超越の世界に祈りを向ける立場である。天皇がいない神道は、現代日本では考えられない。


では、天皇がいなかった時代の日本はどうだったのだろう?現代で受け入れられている歴史では、天皇がいない縄文時代では君主が存在せず、自然を信仰するアニミズムだったという。上下関係のない世界だとしたら、人と信仰対象の間には仲介者はいなかったのであろう。いたらその人は宗教上の君主になる。


果たして、縄文時代の信仰は現代の信仰に「劣る」ものであったのだろうか?「優れる」ものであろうか?私見では、両方の信仰は等しく尊重されるべきものである。


それでは、古代の信仰を現代日本に蘇らせるとどうなるであろうか?既存の信仰を否定するのではなく、新たな信仰を世の中に追加するのである。おそらく、超越的な存在である神々、および実際にこの世界に働きかける眷属への直接の信仰となる。


人と神々の仲立ちをする者や、いろいろと経験を語る信仰の先達は尊敬に値するのであろうが、そのような人達に支配、搾取される必要はないのである。いわゆる「中抜き」が存在しない信仰である。


人と眷属の縁を仲介する存在や、人と眷属の間で直接、自由に意思疎通をする技術が開発されるとこの世界は大きく変化するであろう。眷属との脳内会話、念話の技術である。とはいえ、既存の考えに縛られる人、縛りたがる人、「中抜き」の利益が得られなくなる者の強い妨害が予想されることから、「中抜き」のない信仰を大々的に流行らせることは限りなく不可能であろう。

このような話に本気で興味がある人は、どれくらいいるのであろう。




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注:現実世界の多くの人の生き死にに関する重たい話であるため、読むとものすごく気分が悪くなる方も多いと思います。不幸に遭った人の神経を逆撫でするような文言もあります。真偽不詳だからそんなことある訳ないだろ、と気楽に笑い飛ばせるような怪談話だけを見たい方は回れ右してください。
これは、ある人間が遭遇した、一般常識と大きく乖離した冷酷な現実を淡々と紹介する投稿です。洒落では済まない話です。理由は本文中に記していますが、投稿者は冗談や悪ふざけで投稿しているつもりはありません。むしろ命がけで投稿しています。あやふやにされている、この世界の現実と本気で向き合いたい方のみ、心してお読みください。
なお、特定の誰かを誹謗中傷や侮辱をするつもりは一切ありません。

【投稿系】あの世とこの世を行き来したウィルス
【投稿系】言霊活用法
【投稿系】ある眷属からの言伝
【投稿系】ある眷属からの言伝・続 新しい信仰のかたち
これら記事の投稿者です。

私が仕えている眷属から、2021年6月に「【投稿系】あの世とこの世を行き来したウィルス」と「【投稿系】言霊活用法」を執筆・投稿するよう指示があり、2021年6月14日と18日に掲載となりました。このような話を急遽公開せざるを得なかったのは、ご存じの通り、2021年の夏にデルタ株が猛威を振るうことが確実視されていたからです。

「言霊活用法」と「あの世とこの世を行き来したウィルス」の内容を繋ぐと予測つきますが、眷属監修のもとで人間が用意した言霊を、あの世(神界)で拡散させることが可能です。もちろん、よほど切羽詰まった状態でない限り、このような非常手段は許されません。また、神界での事前の根回しが済んでいる必要があります。

2021年6月21日、IOC等の五者協議が行われ、東京五輪には観客1万人まで入れて開催へ、との報道がありました。これに呼応し、翌22日、眷属の監修のもと、私が用意した言霊が神界に放たれました。

これは、神界に非常事態宣言を要請するものです。
眷属の指示により、期間は秋分の日までの約3か月間。この期間中は、日本の神々の、ある系列(系列の名は明かせません)が命の選別を行い、「〇〇」に必要な人材がコロナに感染・発症せず助かるようにしてほしい。その代わりに「〇〇」に不要な人はどれだけ犠牲になっても構わない。
との趣旨です。日本の神々は、デルタ株により犠牲になる人数を減らすことを最優先とせず、別の目的、つまり生き残る人の質(しつ)を重視しました。また、デルタ株の影響そのものを小さくしようとした形跡は全くありません。むしろ、利用できるものを最大限に利用しようとしている感すらあります。

「〇〇」については明かすことはできません。後遺症が残った人も含めると、コロナ犠牲者は少なくない数です。明かしたら、「お前は『〇〇』に不要だからコロナにかかったのだ」と、犠牲者を明示的に侮辱することになってしまいます。これは私の本意ではありません。

非常事態宣言の要請は、コロナ禍では第五波が最初です。つまり、要請があった時点で、第五波はそれ以前の波より、はるかに苛烈であることが確実視されていたわけです。それも、デルタ株の感染爆発が起きる前の、第四波と第五波の間、感染者数が最も少なかった頃の判断です。

お盆のころ、感染者数が鰻登りに上昇していましたが、折り返し地点が過ぎてるが、本当に非常事態宣言期間はこれでいいのか?想定通りなのか?と眷属に聞きました。返ってきた答えは、「Perfectly under control」でした。おいおい本当かよ?と疑心暗鬼になっていましたが、きっちり秋分までに陽性者数が抑まってきて、たまげました。陽性者数、入院者数、死者数のピークは順に、感染者のピークより遅くなりますので、落ちきるまでもう少し時間がかかります。余談ですが、神界では古い日本語しか通じないというのは大きな勘違いです。現代の語彙も理解されていますし、外国語を解す眷属もいます。

本記事をこのタイミングで投稿したのは、神界の非常事態宣言の期間が終了したからです。後出しジャンケンじゃないか、って?おっしゃる通りですが、非常事態宣言の執行の情報は極秘軍事作戦に関する機密のようなもので、下手に公開してしまうと、余計な妨害が入る可能性が高くなります。そうなったら、私はタダで済まないでしょう。なお、私が神々の名を騙ってデタラメな投稿をした場合も、同じ運命をたどります。なにしろ、デルタ株のピークの期間を、感染爆発前にきっちり当ててくることができる連中です。どのような力をもっているのか、想像つきません。

非常事態宣言の情報を共有することが許されていたのは2人だけです。それぞれに眷属が付いていますが、私が仕えている眷属と近い関係です。この2人は私がデタラメを言っていないのだと証言できるでしょう。ちなみに、家族に情報共有することもできません。同じ先祖霊を共有していてもダメです。

言霊としてあの世に放つことが許されるのは、純粋に公(おおやけ)に関する事項のみです。そして、放つよう依頼のあった内容のみです。私利私欲のために行うことはできません。枝葉の内容を多少変えるようお伺いを立てることができますが、できるのはそこまでです。自分自身や、大切な人の命乞いはできません。するのであれば、相応な対価が求められます。

現時点で、追加の非常事態宣言の依頼は出ていませんが、そう遠くないうちに、依頼があるのは確実でしょう。この投稿は、「このような話があるのだ」と心ある人々に知ってもらい、その人々が生き残る助けになれば、との理由で、眷属からの依頼により行っています。逆に言えば、この投稿の存在こそが、将来の大きな波を予言しているわけです。いつか、どの規模かは、私はわかりません。

非常事態宣言要請の言霊の発出などを今後、要請された場合、私は躊躇せず行います。倫理学にトロッコ問題なる課題がありますが、仮に犠牲者の総数が増える選択であったとしても、私は構わずスイッチを操作します。人間の命は等価ではありません。医療関係者の建前では絶対的に等価であり、失われる人命の総数を小さくするのが至上目的となっていますが、多くの人の中では、命は等価ではありません。自分にとって大切な人の命はそうでない人の命より重い、大半の人は思っているでしょう。神々の世界でも、人間の命には軽重があります。その軽重の基準が分かれば、神々のために活躍する対価として、この世でよりよい暮らしができることは確かです。

余談ですが、五輪で関東有観客となった場合には、追加の言霊の発出が求められており、予定稿が用意され、あとは発出するだけ、の状態でした。もっと多くの犠牲者がでることになるので、護るべき人を護れるよう、対策をとる必要がありました。幸い、このシナリオは回避できました。人が学べないようなら、犠牲者が増える、それだけの話です。

例えば、土砂災害や水害が頻繁に起きる場所に住んだり、感染症にかかる可能性が高いと周知されている行為を繰り返すなど、人命にかかわる危険な行動を取った結果、とある人が犠牲になったとします。その反省により、その危険な行動を皆が止めたことで多くの人が犠牲にならずに済むのであれば、最初の犠牲は、必要な犠牲と言えるのではないでしょうか?気を付ければ、少なくても自分は最初の犠牲者にならずに済むような行動をとることができます。

人命が失われることを防ぐのが神々の願いだから、危険な行為を行う人達がいても、その人達を助けるべきだとも?一人でも多くの人を救うのが当然だと?仮に助けたとしたら、人間は進歩しませんよね。繰り返し、愚かな過ちを繰り返してしまいます。人間の数は減らなくても、質は落ちます。死なないとわからないのなら、さっさと死人を出したほうがよいのです。それでもわからないなら、同じようなことが繰り返し起きます。行動を改めるまで。この場合、恨むべきは神々でなく、愚かな人間ではないでしょうか?生きる智慧を放棄するものは、もはや生きる価値がないでしょう。

科学技術とは何ぞや、科学と宗教は相容れるのか、といった頭でっかちな議論を好む者もいますが、普遍的な科学の定義として「人間生活の安心・安全・快適に資する知識の蓄積」が挙げられます。科学とはすなわち「生きるための智慧」です。この定義では、必ずしも証明できないことや、完全な再現性が認められないものも、使えるものなら科学の範疇に入ります。神々の世界との付き合い方も、生きるための智慧であり、科学です。

話が戻りますが、コロナに関する命の選別の基準は、年齢、性別、既往症、ワクチン接種の有無、信仰している宗教、学歴、収入、所有動産不動産、家族構成、居住地、ではありません。また、誰でも心がけ次第で「『〇〇』に必要な人材」になることは可能です。

私が書くことが許されているヒントは、次の段落までです。

あなたが考える、100年後の日本を想像してください。もちろん、そこには、あなたは寿命が尽きているので生きていません。この日本はどうなっていますか?あなたは、何を残しましたか?子や孫がいなくても、あなたの生き方で、後世に何かを残すことができます。別に大きなことでなくてもいいのです。自分の近くの小さな社会で、大切なものや大切な考え方、後世に繋げることはできたでしょうか?社会を盛り立てる誰かを支えることはできましたか?完璧な人間は誰もいません。悪いものも残してしまいます。しかし、私は▽▽で貢献できた、と胸を張ってこの世を去れる生き方、憧れませんか?過去は変えようはありませんが、今日から先は変えることができます。今からでも遅くはありません。

さて、「反吐が出る」「上から目線で偉そうに」「お前は魂を神々に売った、人を平気で見殺しにするような人でなしだ」「俺なら別の選択をする」って?その批判はごもっともです。どうぞ、私のような立場にたどり着いてください。心より歓迎します。

正直なところ、私以外に、私のような立場の人はいたほうがよいのです。神々と本音で語り合うことができる、神々が本気で信頼できる人間は多いほうがよいのです。普通の人は、「眷属と駄弁ってみたい?」と聞かれたら、遠慮しますよね?触らぬ神に祟りなし、と。

今の日本では神々の存在自体が怪談話と同じくらいの信憑性です。「存在する」と明確に確信できる人はごくわずか、でも「存在しない」と言い切れるまでの確証がない。結果、「存在してもおかしくないだろうけど、遠い世界の存在なんだろうな」くらいの感覚ではないでしょうか。神々はいるかもしれないと思い、神々を怒らせた結果の祟りへの恐怖も心にありますから、お守りをハサミで切ることができないのが日本人です。神頼みをする人も多いですが、実際は自分の気持ちを整理するための儀式であり、願いが叶ったからといって、このことにより神の存在を確信するに至る者はあまりいないでしょう。

眷属と触れ合うことができる方法があると知ったら、喜んで突撃し、眷属と互いに敬意をもって接することができる神経の持ち主は、ごくわずかです。マッドサイエンティストのような常識にとらわれない吹っ切れた考え方と、地頭と覚悟は必要ですが、既存の宗派で苦しい修行をする必要はありません。むしろ既存の宗派にこだわりすぎるのもよくありません。

方法については、私のほかの投稿でヒントを大量に書いています。眷属が必要と判断した場合、私は出し惜しみせず、ヒントとなる追加の投稿をします。この手の洒落にならない、冗談では済まされないようなネタは、私の独断で投稿することはあり得ません。逆に言えば、投稿することにより、投稿の内容を、私が知らない特定の誰かの目に留めることがどうしても必要だ、と眷属が判断しているのです。

表の世界の住人が何も知らず、平穏に暮らせるように暗躍するのが、裏の世界の者の役目です。裏の世界の話が表に出てくるようなら、その時点でミッションに大きな問題があります。にもかかわらず、明かすというのなら、それ相応の理由があります。ご存じの通り、コロナ禍は人命にかかわります。死ななくても、重い後遺症に苦しむ可能性もあります。特定の人がコロナで斃れないように神々が介入していることと、その介入を受けるための心の持ちようと行動があることを広く知らしめることは、黙っていることより人間のためになる、との判断が降りたため、このような裏事情が表に出ることになりました。さしのべられた救いの手を握るも、離すも、あなた次第です。

最後に。私は名を名乗ることはありませんし、名乗ることを許されていません。日本のために活躍しても、名を名乗る眷属がいないのと同じです。表の世界の私の名前とその社会的活動と、裏の世界の活動がセットになって知れ渡ることは、あってはならないことです。信者を集めて悦に入るために名乗っている者、神と人との間の唯一の中継点として他人の上に立ちたがろうとする者は、確実に主流派の神々に切られます。金稼ぎなんてもってのほかです。普通ではできない刺激的な生活を楽しむのはよいですが、人を支配するのはなりません。





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話題は少し変わりますが、【投稿系】ある眷属からの言伝 の続きです。


現状のコロナ禍において、人それぞれ、考え方が大きく違うことが明確になりました。取ると危険な行動は、かなり明らかになってきており、周知もされています。にもかかわらず、危険な行動をとる人が多数います。

このような人たちを責めるつもりはありません。その人たちは危険な行動をとることを自由意思で選択したのであり、その選択は尊重されるべきです。もちろん、その結果には、その人自身が責任を持つ必要があり、後に後悔するくらいなら、最初から違う行動をとるべきです。

さて、ここからが本題ですが、鎌倉時代に制定された御成敗式目の第一条の最初に、このような節があります。

「神者依人之敬增威、人者依神之德添運」

書き下すと、「神は人の敬いに依りてその威を増し 人は神の徳に依りて運を添う」となります。

この節は、800年近く経った今でも真理です。

御成敗式目の存在については小学校で習いますし、その内容については、今ではインターネットで簡単に調べることができます。何の予備知識もなくこの節にたどり着くことはなかなか難しいですが、数十年前よりは、ずっと探しやすくなりました。

神を敬することで神の運を授かることを選ぶか否かは、あなた自身の、自由意思による選択です。

神を敬するなんてどういうことだ、どの宗教・宗派に入るべきか、そもそも何をしたらいいのか。

いろいろ聞きたいことがあるかと思います。突き放した感じかもしれませんが、答えは「あなた次第」です。

先祖代々の祀りを行うもよし、気に入った特定の神を崇敬してもよし、迷ったら地元の神社を訪れてもよし。

あるいは、あなた自身が新たな信仰を切り開いてもよいのです。

教祖になって人を支配するのではなく、あなたと神の、互いに納得がいく、新たな世界を創りあげるのです。
誰もがチャレンジすることができますが、特に、頭が柔らかい方、若い方の挑戦を歓迎します。

自分の経験や学びを他人と共有するのはよいことです。結果、師と仰がれることもあるかもしれませんが、驕り高ぶらなければ問題ありません。しかし、自分の信仰の形を人に強制したり、信仰を他人から搾取するための道具にするのは、あってはならないことです。

信仰は本来、あなたと神々の間の直接の関係であり、間に第三者を必要としません。

信仰の形を各人で考えていくのは、難しいことです。誰かに言われたままに行動することは簡単ですが、それですと進歩がありません。別にそれでも全く問題ないですが、より多くを得るためには努力が必要です。世界のありとあらゆることと同じです。

さて、わかりやすい反応がないと、どうしても、「やはり神はいないのでないか?」との疑念ができ、信仰が終わりやすくなります。これは面白味がありません。

今後、日本の神界は、必要と判断した場合、人間への接触を今までより積極的に行うことになりました。また、今までタブー視されていた行為も、必要ならば解禁していくことになりました。今までのままでは、先細りになるので、打開策に出ます。

一方通行の信仰でも構わない、手を合わせて感謝するだけでそれで満足だ、という人も多いと思います。それはそれで、一向に問題ありません。

しかし、既存の常識には囚われすぎたくない、異世界冒険譚よろしく、新たな世界で神とともに幸せになるんだ、との考えを持つ勇気のある人には、神々も積極的に応援します。

そんな冒険者の方々に、少しアドバイスを。

神々との接し方を考えて、と急に言われても困る方へ。恋人など、大切な人を相手するときの接し方をヒントにしてください。決まった日に神社に必ず来るべきとか、毎日特定の所作を行うべきとか、そのような縛りを設ける必要はありません。家に神棚を置く必要もありません。(もちろん、そうすることを選ぶ自由もあります。)人同士の、家同士の付き合い方も、何十年前とは大きく変わってきました。現代で受け入れられやすい、神と人との新しい付き合い方が、そろそろ出てきてもおかしくありません。昔ながらの信仰を否定せずに尊重しつつも、新しい信仰の形を追加するのです。既に布団が敷いてある寝床に新たに一枚、布団を重ねるように。

信仰は本来、押し付けられるもの、抑圧や搾取のためにあるもの、義務感でやるもの、祟られる恐怖を遠ざける逃避で行うもの、では決してありません。果たして、そのような信仰で神への「敬」は生まれるのでしょうか。日本では信教の自由が認められています。信仰の強制は、あってはならないものです。付き合いで様々な儀式を行わなざるを得ない場合もありますが、心の中では従う必要がありません。そして、新たな信仰を行う権利もあるのです。

信仰は楽しんでいいのです。形に縛られず、自由に、よりよい方向を模索してもいいのです。時には自由に遊べていた童子の心に戻ったりして、楽しみながら、いろいろ盛り上がりながら、神々と向き合うのも「敬」の一つの形です。

人に嘘をつくことは、ときには必要です。でも、自分の心に嘘をつかないでください。心の中のいい感情も悪い感情も、素直に受け入れてください。神々には、心の中について、一切隠し事はできません。でしたら、いっそのこと開き直ってしまいましょう。悪い感情を全く持たない人間なんて、誰もいないのですから。

さて、知名度が高い神々は日本に多々いますが、そのような神々が人と直に接することは、まずありません。代わりに、有名な神々に仕える、無名な眷属が接します。ふらっと大会社を訪れても社長と話できることはまず不可能で、かわりに名を聞いたことのない社員が対応するようなものです。名乗る神名が有名であればあるほど、その者は偽物である可能性が高いと心得てください。

裏を返すと、あなたに最も身近となる神界の存在は、眷属となることが多いです。眷属が仕える神を敬すことは全く問題ありませんが、神があなたのために割くことができる労力は、そう大きくありません。このため、運を添えていただきにくいです。一方、眷属を敬すと、眷属はあなたに身近な存在であるため、運を添えていただけやすいです。また、直に接する眷属とは自然と、密接な関係になりやすいです。一般論として「某神の眷属」を敬す人はあまりいないですが、結果を強く求めるのであれば、このような形もあります。もちろん、神と眷属を両方敬すのも、全く問題ありません。

眷属があなたと接触することを選び、あなたの前に現れることにしたら、眷属は自分の名を告げます。名をイメージで送ることもあれば、一音一音、あなたが探っていく場合もあります。眷属は、その名前であなたと接します。逆に、あなたが眷属と直に接触する場合、あなたは自分の名前ではなく、必ず、別の名前を使ってください。インターネットのハンドルネームのようなものです。眷属があなたの名をつけることもありますし、あなた自分が選ぶこともあります。眷属と接するときのあなたのイメージは、本来の見た目と異なっていても構いません。服装だけでなく、身長や体形、髪型、年齢、性別すら変えることもできます。まるでアバターを自由に着せ替えるように、あなたのキャラクターを作りこむことができます。もっとも、眷属の好みが自然と反映されることも多々ありますが。眷属はそれぞれ異なる性格があり、個性豊かです。あなたと触れ合う眷属は、あなたと相性が合うからあなたを選ぶのです。ぜひ、仲良くなって、大切にしてください。

あなたのハンドルネームと、眷属の名は絶対に他人に話さないでください。そして、絶対に記録として残さないでください。もし、あなたを攻撃する存在に名前がばれた等、危険を感じたら、あなたの名は放棄してください。そうすると、危険があなた本体には及びません。のっとられたアカウントを放棄して逃げるようなものです。新しいアカウントで再度頑張ってください。なお、あなたの頭の中の記憶から眷属の名が消えているのなら、その間は接触を断られていることを意味します。

眷属との意思疎通方法として、以下のような手法が考えられます。例えば、最近流行りのワイヤレスイアホンが耳に入っており、そこから眷属の声が聞こえてくることをイメージする。VRディスプレイで眷属が語りかける。(この場合、眷属の見た目は、眷属からヒントをいただくか、自分で画像をいっぱい見て、ピンときたものを基本にしてください。)チャットで文字や画像が現れるように、眷属からのメッセージが来る。眷属にメッセージを送る場合は、脳内でのやりとりとなり、実際に声に出す必要はありません。迷ったら口元にあるマイクに話すイメージでもよいです。現代の技術の様々な概念を援用して、イメージをふくらませてください。簡単にできる話ではありませんが、いろいろ試行錯誤してください。まずは「はい/いいえ」の二択の判断を、しっかり受け取めることから慣れるとよいでしょう。

最後に。神に対する「敬」ですが、その結果が神の「徳」になり、その結果が人の「運」となります。つまり、神への敬が、そのまま人の運になって跳ね返っています。常日頃から、悪い感情を神にぶつけてばかりいると、悪循環になってしまうので、できれば避けたいところです。たまに愚痴るくらいなら構わないのですが。

それでは、皆様のご活躍を心から楽しみにしております。

(注:本稿は怪談の森さんの元記事へのリンクを条件に転載自由としてください)






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言霊については様々な説があるが、私の実体験からの考察を論じたい。

大原則として、「言霊は、本心からの想いが言葉として表現されたときに発動する」。
本心からの想いである必要があるため、自分に嘘をついている間は、狙った言霊は発動しない。
人生で他人に嘘をついてはいけない、何かごまかしてはいけない、とまでは言わない。
ただ、自分の内心の想いに嘘をついてはいけない。例えば、どんなに辛いときでも、「楽しいんだから」と思い込もうとすることはよくない。辛い感情を正直に受けとめ、その上でどうするか、考えることになる。

言霊は、いわば周囲の世界に影響を与えるための呪文である。世界に影響を及ぼすといっても、些細なことが多い。現実世界では、人間は似たようなことを多々行っている。生きているだけで世界にある酸素が二酸化炭素に変換されるし、コップの水を飲むと、コップから水がなくなり、体内に移るという影響が世界に起きる。現実世界でない世界で、このような現象を起こすために使うのが言霊である。

言霊は定型文であるファンタジーの呪文というよりは、内容の自由度が高い命令書、宣言書のようなものである。誰も対抗措置を取らない限り、もしくは、そもそも実現不可能なものでない限り、基本、通ってしまう。コップのたとえに戻ると、一人暮らしの人が自分のコップの水を飲んでも誰も文句を言わないが、家族と同居している人で、そのコップの水が家族のものであれば、飲もうとすると文句を言われ、結局飲めないこともある。また、死んだ人を生き返らせたりもできない。このため、言霊は万能ではない。

このあたりから興味深くなるが、自分を守るために言霊を意識的に使うことができる。

たとえば大切な物が壊れたり、他人に嫌な思いをさせられたなどの、不利益な出来事があったとする。腹が立って、八つ当たりしたい気持ちは十分にわかるが、ここはぐっと我慢。
「物が壊れたのは、その物が厄を引き受けたからである」
「嫌なことをした人は私に無理やりかかわることで、私の不幸を無理やりもっていったのである」
腹をくくって、このような言霊を発動させるのである。
後者は、加害者が言霊の成就を防ぐような手をとってきたらまずいが、だいたいは通るであろう。
人から被害に遭った場合、保険金の支払いなど、その被害の清算などが住んだところで、「あの者と私とは一切の縁がない」とさらに言霊を発動させることで、家のドアに鍵をかけるがごとく、悪い縁がつながってくることを避けることができる。

さて、言霊がもっとも頻繁に飛び交うのは寺社であるが、願い事の言霊にもポイントがある。
例えば、あなたは自分の家やそのまわりをきれいにしたいと思う。

「自分の家をきれいにしてください」そう周囲の人に言っても、一笑に付されて終わりであることは、誰もが想像つくであろう。自分しか利益を得ない、私利私欲しかない願いは、誰も聞き入れないのは当然のことであろう。

「報酬を出すから家をきれいにしてください」と言えば、誰かは手伝ってしまうが、対価
が発生する。もっとも、事前に話をまとめておかねば、言い値で報酬をとられ、大損害を被ることになる危険性がある。報酬を事前に決めておけばいいが、そこまで頭が回らない人が圧倒的大多数である。

賢い頼み方は、「皆が気持ちよくなれるように、皆で町内を掃除しましょう。当然、言い出しっぺの私も掃除をします」。
きれいな町内で気持ちよく住む、との大義のため、タダで動いてくれる人がでてくる可能性が多い。他人が自分の家の前の掃除を手伝ってくれるかもしれない。話が合う人と楽しく掃除ができれば、その人が自分の家の掃除に協力してくれる可能性がゼロではない。大義を示し、そこに向かう過程で、いろいろ役得があるかもしれない。掃除を一時的に中断した無駄話(長い目で見ると必要な休憩)や、一般的とされてない掃除法を試すこと(大義を近づけるかもしれない研究開発)も許される。おふざけは喜ばれないが。

ストイックに、大義への最短距離以外の行動を一切取らず、役得を拒否して頑張る必要はない。むしろ大義のもとで許される楽しみ(役得)は、私利私欲とは異なり、積極的に楽しむべきである。

もっとも、言い出しっぺがさぼると、周囲の人に無視されるどころか恨まれるので、約束はしっかり守ることが重要だ。


言霊が悪影響を及ぼす場合として以下のようなものがある。

自罰的な、自分を責める癖の強い人は、悪い言霊が自分に向いてしまうことが多く、悪い影響がでることが多い。罪悪感を感じやすい人も、罪悪感が自分に向き、自分で自分を許すことができなくなってしまい、同じくよろしくない。また、負の想いが強い人は、負の言霊を無意識のうちに発動させてしまうことが多い。いわゆる生霊である。例えば、「あの人を一生恨んでやる」なんて言霊を発してしまうと、その恨みから逃れることが非常に困難となる。「あの人はどうでもいい」と本心から言霊を発して上書きしないと、その言霊が延々と残ってしまう。

人生、開き直ってしまうのが勝ちである。「今までの悪い因縁は、私とは関係ない!この身代わりがすべて引き受ける!」なんて呪抜けの言霊もあるのだから。もちろん、本心から宣告できるのであれば、だが。

最後に二つ、神社で発動すると効果的な究極の言霊を記す。
いい方向に自分を変えたい人や、何らかの強い想い、願いがある人はご一考を。

「神様と人間との新しい関わり方を築くという大義のために、よきパートナーとなる神様とお付き合いしたいです!」
大義のための試行錯誤はかなり許されるため、いろいろと面白いことが起きるのは確実である。対等な立場のパートナーなので、くれぐれも一方的な搾取は行わないように。また、不思議な出来事が続くようなら、言霊は成就しているので、パートナーの存在をしっかり意識するように。

神様に目を付けられると恋愛や結婚をあきらめるから怖いって? そこで
「よい日本を次の世代に受け継がせることで、日本の繁栄を続けるという大義に貢献させてください!」
発動したら、よき交際相手に巡り合えるかもしれない。もっとも、結婚を前提とした真剣な交際がスムースに始まり、相手の替えはまず効かないが、悪いようにはならないだろう。遊びでなく、本気の恋愛をしたいのなら、これは全く問題はないどころか、むしろ大歓迎であろう。






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この話を知っているのはほんの一握りの人間だけですが、存在を明かすよう指示がありました。

今は2021年6月だが、時を遡ること10年弱。
新型コロナウィルスによるパンデミックで大騒ぎになっているが、10年弱前に特殊なウィルスが世に放たれたことを認知できたものは殆どいなかったのではないが。

当時、日本の国はある分岐点に立たされていて、手段を問わず、日本国民に「正しい」決断をしてもらう必要があった。これが、日本の神々の多くと、日本の一部の人間の共通認識であった。このため、日本国民全体の思考をほんのちょっとだけでも傾け、「正しい」決断をするよう仕向ける工作が行われた。

ウィルス自体には拡散する(他人に感染する)ための条件が明記され、かかった人間に対する影響も定義され、特定の日を過ぎると自壊し、完全消滅するよう設計された。もちろんこのウィルスは現存しないため、今から確保、解析することは不可能である。

ウィルス自体は、日本語で記述された文章であり、ウィルスとして拡散してほしいとの思いを込め、どこでもいいから(不特定多数が見る場所でなくても構わないので)インターネットに書き込むことで生成される。原理は不明だが、電子の世界のインターネットは実に都合の良い媒体である。そういえば、脳も電子のネットワークでしたっけ。

なお、ウィルス拡散には日本の神々の協力が必要となるため(協力がないと拡散が潰される)、ウィルスの乱発は事実上不可能である。わざわざ潰す手間をかけないためにも、悪用することは考えないでほしい。

ウィルスのイメージとしては、ウィルス自体が人間代表と神々代表の承認印が押されることで効力を持つ公文書であり、それが神々の承認の元、人間が知覚しないうちに拡散されるのである。人間の世界に影響を及ぼす行為は、人間の承認を要するのがルールのようだ。人間が神々に願い事をして、神々がそれを承認する形になるのか、神々が人間に依頼し、人間が承認する形なのかはわからないが。人間は神々と意思疎通できる者なら誰でもいいようで、格の高い神官である必要はないし、そもそも神職である必要すらない。

このような、現代科学の概念を持ち込んだ呪法の開発と執行は、今後も増えていくであろう。思考ウィルスは最先端の特殊軍事兵器であった。あの世の原理を理解し、新たな呪法技術の研究開発を行う者が、そう遠くないうちに日本で多く現れるであろう。そのような者が遠くないうちにこの文章にたどり着くだろうから、自らの研究の参考にできるよう、本件の軍事機密指定を一部解除することが決定した。

呪法の開発は簡単ではないかって?誰も思いつかないものは存在できないのである。ゼロからイチを、無から有をつくりあげるのが開発者の仕事であり、誰にでもマネできる話ではない。特に現代社会はものすごくペースが速く、新たな概念が次々と生まれている。これをあの世に持ち込み、あの世の存在と二人三脚で考えることで、思わぬものが生まれるかもしれない。

教科書が存在しない世界を探検するのは、許された者にとっては無比の喜びであるが、語り合える仲間を見つけにくいのが実に残念である。

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