【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

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501 :本当にあった怖い名無し:2012/08/22(水) 11:19:41.96 ID:KbqpIfgL0
数年前、忘年会当日、俺はその日、学校の同級生たちと忘年会の予定があった。
でも、俺が家にいる時と電車に乗っている時に、「今日、お前が行く新宿のお店は閉店していて、お前は新宿の同名の別のお店に行くことになり、お前は今日みんなに会うことができない」
という天使の声(なぜかそう思った)を聞いた。

やたら具体的な日本語なのに地上っぽさが全く感じられず、内容はキツイのに感情が全く感じられない声。
当時、俺はイスラーム教徒(家族・親戚・友達とは全く関係なく勧誘もされずになった)
になって2年ほどで、神と天使の実在を信じていたけれど、あまのじゃくな俺は天使の声を信じず、この日は意地でも忘年会に行く気になった。

予言?に逆らうため、俺は40分以上余裕を持って目的のお店についたぜ!と思ったら、
はたして、そこは潰れていて人影がない。お店の名前はまちがっていなかったが、
誰かの言うとおりそこは同名で同じ○○○料理の別のお店だった。



502 :本当にあった怖い名無し:2012/08/22(水) 11:20:16.07 ID:KbqpIfgL0
なぜかその当日、俺が連絡用に使っていたPC用アドレスはメンテナス中で
(その時期はケータイを持っていなかったので)
いつもは必ず持っている携帯(電話は使えないけどメモ帳・電話帳・撮影用に)
をなぜか家に忘れてきて、いつも財布に入れているミニ連絡帳もなかった。俺は「すぐに本屋や漫画喫茶で調べればわかるだろう」と思い、本屋がダメだったので漫画喫茶でそれらしき○○○料理店を調べた。

俺は同名のお店だけでなく、自分が店の名前を間違えた可能性を考え、別名の
お店も探してリストアップして、まずは電話をかけようとしたけれど、
漫画喫茶の中に公衆電話はなかった。俺は仕方なく外に出て硬貨の使える公衆電話を探したけれどみんなカード式で使えない。

仕方ないのでお店数件を直接周り、お店の人に同じ○○○料理店の心当たりを聞いてそこへも行ってもすべてハズレ。
家に一度帰って参加者に連絡してから戻ってもまだ間に合う時間だったので家に帰ろうとしたら、数年ぶりに電車を続けて二度乗り間違える。




503 :本当にあった怖い名無し:2012/08/22(水) 11:21:14.72 ID:KbqpIfgL0
俺はやっと家にもどり、忘年会に参加した五人に連絡を取ろうとするけれど、
ケータイ非所持二人+それぞれ別の理由でケータイがつながらない三人という結果。俺はそれでもあきらめずに別のPCアドレスを作りそこからさらに別な人のケータイにメールするが・・・、
かなりの間返信がなく、やっと返信がきたと思ったら、参加予定のその人は風邪を引いて自宅にいた。
俺は彼女に五人以外の誰かに連絡をとってくれと頼み、連絡してもらったけれど、
誰のケータイにもつながらなかった(そのお店は地下にあったせい)。
そしてタイムオーバー\(^o^)/
そしてついに俺は「あれは本当に天使の声だったのか」と信じて神を讃美した。
「え、みんなに会えなかったのに何神様に讃美してるの?」とか
「天使が『お前』とか『新宿』とか『みんなに会えない』とか言うの?」とか
「天使とその背後の神様はどうしてお前をみんなに会わせなかったの?」とか
俺の行動にも色々細かいツッコミはあるかもだけど、それらは…まあいいや。
その後、あまのじゃくな俺にふさわしい形で、天使の声や姿が見える他のいくつかの
出来事はあったし、別の形で奇妙な出来事もやたらあるけど、それはまた別の話。






668: 本当にあった怖い名無し 2015/08/08(土) 04:08:34.35 ID:MbSue/LC0.net
誰も信じないだろうから誰にも言ってない、
悪魔みたいなものを殺した話。実話。


自分はとある飲食グループの販促部でカメラマン兼デザイナー
という名の便利屋をやってる。
当時は結構激務で寝る暇がないことも多々あり、その日も
日曜の夜だというのに、
自室に籠ってイラレとフォトショでチラシを作っていた。
夜中1時頃、もう終わる、というところで、扉の向こうから
母の呼び声がする。
「ごはんできたよ~」
ああなんだ飯か。行かなきゃ。そう思って「ファイル」「保存」。
バーが伸びて、保存終了。
「ごはんできたよ~おいで~」
そこで気づく。声は間違いなく母のものだが、この声の持ち主は
絶対に母じゃない。
絶対に違う。その前に、今この家には自分以外誰も住んでいない。
両親は祖父の家をリフォームし、そこで暮らしている。

自分が気づいた瞬間から、声が変わる。だんだん野太い
男のものになっていく。
ごはんできたよ~ ご は ん で き た よ~ ご は ん で き た よ ~
最後のよ~は声というよりただの濁った音だった。
声が聞こえなくなり、我に返り、逃げないと、と思った途端、
今度は身体が動かない。
椅子に腰かけ、キーボードに中途半端に手を添え、
顔は扉の方に向けたまま指一本動かせなくなってしまった。
何が起こっているのか全く理解できなかった。
扉のノブが回った。キィと鳴って扉が開く瞬間が、今思えば
一番怖かった。心臓が潰れるかと思うくらい。

 

 

669: 本当にあった怖い名無し 2015/08/08(土) 04:09:50.93 ID:MbSue/LC0.net
部屋に二人の男が入ってきた。背の低い小太りと、
背は普通でガリガリの二人組。両者とも30代くらい。
小太り:マフィアが被るような茶色の帽子。上下スーツ。
黒縁眼鏡。白目がなくて黒目だけ。
ガリガリ:ざんばら髪。ルパンみたいな手足。だらんとした
白シャツにジーンズ。血走った眼。知能が失われたような顔。

この二人を見てすぐに、自分はもう助からない、死ぬしかない、
と一瞬で自覚できた。
恐怖が一瞬で引いて、ああもう死ぬわ、どうにでもしてください、
と心の底から思った。
そして何故か確信した。こいつらは人でも、幽霊でもない、
神のようなもの、つまり悪魔だろうと。
見た目はただの人間なのに、なぜそう思ったかは分からない。

壁にもたれながら、小太りの方が自分に話しかけてきた。
口は動かさず、心に直接声が響いてくる。
これも自然に受け入れることができた。
分かっていると思うが、お前はもう助からない。それは決まっている。
その前に答えろ。
そのような意味のことを言い、質問をされた。
それに自分は抵抗もせずすんなり答えていった。
目の前の悪魔と、もっと話したいような気にすらなり、意識を
自分から外に開いていた。
不思議なんだが、何の質問をされたのか自分が何を答えたのか
その部分だけがすっぽり抜け落ちて思い出せない。
答えてしまったことだけ覚えている。
質問と回答は全て心の声で行われた。

質問が終わると、小太りの男が一瞬眉をひそめて「ん?」という顔をした。
自分には聞こえなかったが、小太りには誰かの声が頭の中に
聞こえているようだった。
小太りがめんどくさそうな顔をして、おもむろに部屋を出て行った。
いなくなるとすぐに身体が少しだけ動くようになったが、
同時にひどい倦怠感が襲ってきた。
かろうじて顔を動かすと。壁にもたれていたガリガリが腰を下ろし、
床に体育座りをして、無表情で自分を見上げていた。
それだけで何もしないので、小太りが帰ってくるまで自分を
見張っているのだろうと思った。
この時点でも自分は何も怖くなかったし、早く殺してくれと思っていた。

 

670: 本当にあった怖い名無し 2015/08/08(土) 04:14:20.96 ID:MbSue/LC0.net
とふいに物凄い量の光の塊が、窓から部屋の中に入ってきた。
それはガリガリに向かっていき、重なりあうと収束していった。
光が消えると、ガリガリのいた場所に見たこともない洋物の椅子
(ペルシャ絨毯のような柄)が現れた。
また光の塊が部屋に現れた。今度はいきなり部屋の中から
湧き上がるように出てきた。
目が潰れるんじゃないかと思うくらいの眩しさで、一点に
収束し消えた。
その場所に刃渡り15cmほどのナイフが落ちていた。
象形文字?のような文様が柄に複雑に刻まれていて刃は
緩いカーブを描き、その全てが鮮やかな緑色(翡翠?)だった。

ナイフを見た瞬間、自分の身体がしっかり動くようになり、
思考も正常?に戻った。
やらなきゃやられる。
すぐに自分は短剣を拾い、椅子に迷いなく突き刺した。
椅子の内側からガリガリの唸るような声が聞こえた。
角と牙が生えた幽鬼のようなガリガリの顔がねじれて潰れていくのが
頭の中に映像として入ってくると目の前全部が強い光に覆われて、
意識を失い、気がつくと自分の部屋の床に倒れていた。
時刻は4時半頃だった。

その後確認したこと。

・保存を終えた状態のイラレ
・開いている部屋の扉(絶対に閉じて仕事をする癖がある)
・部屋に漂う犬のような獣臭と何かが焼けたような匂い
・2時間ほど進んでいる時計
・背中に三本爪で描いたような血が出るほどのひっかき傷

夢を見たんだろう、自分でかいたんだろう、で終わらせることにした。
ただ、ナイフだけは気になって
(模様と形状があまりに印象的だった)色々ネットで調べてみた。
でも同じようなナイフはまだ見つかっていない。
そういうの詳しい人がいたら教えてください。




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