【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:妖精




652 :本当にあった怖い名無し:2018/10/02(火) 14:50:26.99 ID:IHqWdOT90.net
まだ親と同じ部屋(仏間)に寝ていた小さい頃の話。

明け方になると小さい侍が行列作って壁から出てくるんだ。
で不規則にまた壁に消えたり床に消えたり天井に消えたり現れたり。
親に話すと「今度見えたら起こしてね」と言われたものの、
何度叩いても引っ張っても絶対に起きてくれない。
別に怖くはないから自室ができるまでそのままにしてた。

時は流れ、自分は実家を離れ息子が産まれた。
息子は帰省のたび、ジジババとあの仏間に一緒寝るんだけど、
やっぱり同じ「時代劇みたいな人がたくさん」見えるという。
自分も一緒に仏間に寝て確認してみようとしてた頃、
震災があって家は無くなった。もちろん仏間も。

あれは妖怪みたいなものだったのかな。
自分としては妖精みたいにファンシーな印象だったんだけど。

※こちらもオススメ



オカルトランキング



12 :1/2:2012/12/05(水) 12:07:57.64 ID:+lEPm7M80
高校時代の話。

当時親父が猟銃を趣味でやっており、猟犬を飼っていた。
小学生の時離婚し、母親に引き取られて別居していたんだが、
ちょくちょく親父の所に行き、俺もキジ撃ちや猪狩りに参加していた。
猟犬を飼っているプレハブは中々立派で、簡素なドッグランも併設しそこそこ広かったんだが、
親父は掃除や片付けが苦手というか全く出来ない人種だったので、
小遣いを貰って掃除や糞の始末をするのが俺の役目だった。
その掃除中に起った出来事。

いつもの様にプレハブ内の糞を片付けていたら、隅の壁に25~30㎝ぐらいの人形が立てかけてあった。
リカちゃん人形っぽいのをイメージしてもらえばいいか。
くすんだ赤い服でみすぼらしい人形だったが、犬の玩具かと思い特に気にも留めず作業を続けた。
それでその人形をどかして掃き掃除し様とした時、
こちらを向いていた人形がクルッと壁側に向き直り、
そのまま横歩き?でカサカサッとすごい速さで、犬が休む時に使う小さな小屋に入り込んだ。


13 :2/2:2012/12/05(水) 12:09:38.12 ID:+lEPm7M80
俺は呆然とそれを見ているも、頭の中はパニック状態。
少しの間動けないでいたが、ハッとしてドッグランに放していた犬達を呼んだ。
例え犬でも猟犬であり、一人よりは心強いと思ったから。
目だけはその小屋から離さず、犬に小屋を調べる様指示したが、
犬達は警戒している様子はなく、??という感じで俺の横から動いてくれない。
その小屋は屋根部分が取れる仕組みだったから、勇気を出し思い切って剥いでみたところ、中には何も居なかった。
ただ、屋根を持った時に『あぴ』という人間の発音だけハッキリ聞こえた。

とにかく掃除だけ済ませ、親父が仕事から帰るのを待ち、
件の人形を犬にあげたか聞いたが、そんな物は知らんと言われ、話も信じて貰えなかった。

人形ではないとしたら、小人や妖精の類だったんだろうか?
嫌な感じこそしなかったものの、とにかく怖かった。


オカルトランキング



372 :英一郎:2007/11/10(土) 17:11:32 ID:uCnpRUZZO
妖精を見た・・・気がする。
大学行くときに電車を待っていて、ホームの椅子に座っていたら、
exerciseみたいな動きをする子供(小学生位)が突然俺の前に現れた。
何時視界に入ったかわからないが、チョコマカと手やら足やら一生懸命動かしてる。
電車と人が接触しないようにするための黄色い線があって、その子供は明らかに線を越えて、
ホームの端ギリギリのラインでテンヤワンヤしていた。

駅員さんも近くにいたけど注意する様子も無く、とうとう電車が来てしまった。
子供は夢中で踊って(?)いた。子供の手が電車に接触した。ボーっと見る事しか出来なかった。
そして、飲んでいたCoffeeを吹いた。
電車の外装から手が抜け出してきたり、めり込んだりしてたからだ。
所謂、人間が立体映像に指で触れようとする、これの逆バージョン。
ここで初めて、その子供は人間では無い、という考えが生まれた。これが妖精さんなんだろうか?

その次の電車は俺が乗らないといけない電車なので、ちょっと興味本位で子供の近くに近づいてみた。
頭の中で「どんな子だろう」と思いながらその子を見ると、
頭の中に子供の声で、『どんな子だろう』って響いてきた。
「えっ?」と思った次の瞬間、また頭の中で『えっ!』と響いた。
「エコー?」そう思ったが、今度は何も返ってこない。

驚きはしたが取り乱す程でもなかったので、もう少し詳しく見てることにした。
「たまたま返ってこなかったのか?」思う。
『たまたま返ってこなかったのか!』
しっかり響いた。
また「エコー?」思う。・・・返ってこない。
「返せない”音”が在るんだな」と思った。
『返せない”音”が在るんだな』
少し悲しそうな声が響いた。
どこかの国のお伽話(?)に登場する、エコーの事を思い出した。

「俺のイメージではもっと小さいんだけどな」
『俺のイメージではもっと小さいんだけどな!』
「少し怒った?」
『少し怒った!』
ちょっと楽しくなってきた。けど電車がもう見えている。
俺は少し淋しい気がしたが、子供に別れを告げる。言葉で。
後ろに中年のおばちゃんが数人並んでいたが、そんなの無視だ。
「もう行かないといけないんだ。今度こそ幸せになれるといいね。それじゃgood-bye」

電車が来た。子供がどんな顔をしているかはわからない。電車に乗った。
少し恥ずかしそうな声で、『ありがとう』と言われた気がする。
電車がホームを出る。子供は改札口の方へと消えていった。




オカルトランキング



 もう時効だと思うので書きます。

話の中に実在する固有名詞が出てきますが、

それを誹謗、中傷するものではありません。

小学四年生の二学期に、誰が持ってきたのか、
クラスで『うしろの百太郎』という心霊コミックが回し読みされ、
ちょっとたブームになった事がありました。

こ存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、その作中に、
妖精の存在を実証する方法が出てくるエピソードがあります。

具体的には、
寺社等の清浄な場所に生えている大木の根元に砂山を作り、
その頂上を平らに均して鏡を置き、
更にその上に薄く砂を被せておきます。

そして砂山の斜面に上り階段を作って一晩おくと、
翌日には階段と鏡に被せた砂の上に小さな足跡がついている、
というものです。

劇中でこれを行った主人公は、
悪戯な妖精に異世界(妖精界?)に引きずり込まれてしまいます。

十月の終わり頃だったろうと思うのですが、
クラスでも一二を争うヤンチャ坊主だったT君が、
果敢にもこれを試してみたと言い出しました。

T君曰く、
試した場所は彼の家の庭の一番大きな木の下という事で、
友人達は口々に

「それじゃあダメなんじゃないか?」

と言いましたが、
とにもかくにも結果を見るため、
放課後、六~七人くらい連れ立って
彼の家に行く事になりました。
(私を含め何人かは、
「学校に来る前に自分で足跡をつけてきていて、
皆を驚かそうとしているんだろう」と思っていました)

T君の家に着くと、
早速その庭の木の下に確認に行ったのですが、
当のT君が最も驚いた事に、
足跡どころか砂山自体がありませんでした。

予想外の展開に皆少なからず興奮し、

「これは妖精が消してしまったのだろうか?」

などと話し合っていた時、
T君のお母さんが現れ、
砂山は庭掃除で片付けられた事が判明しました。

また、砂山に埋める鏡を、
お母さんのコンパクトを壊して調達していたらしく、

T君はお母さんに怒られ、
私達は逃げるようにT君の家を後にしました。

翌日、翌々日と、
T君は学校を休みました。

そして次の日、
先生からT君が死んだと知らされました。

子供でしたので詳しい話は聞かされませんでしたが、
少し遠く(隣の学区)に大きなイチョウの樹がある神社がありまして、
T君はその樹の太い枝の上で死んでいたそうです。

洩れ聞こえてきた話を纏めると、
コンパクトの件で怒られた日の晩に、
その鏡を持って家を抜け出したようで、
抗議の意味で隠れていたのか、
登ったはいいが降りられなくなったのか、
とにかくパジャマ姿という薄着だったために
夜半の気温低下で衰弱死した
という事らしかったです。

大人には言いませんでしたが
(言っても取り合って貰えなかったでしょう)、
私達の間では、T君は今度こそ本格的に儀式を行い、
妖精の悪戯で死んだのだと囁かれていました。

なぜなら、
その神社は私達の普段の行動範囲の外にあり、
家出したからと言って、
そこに行く理由がありませんし、
行ったとしても、
そのイチョウの樹は幹が太くて枝も高く、
梯子でもなければ登れないからです。

既に真相は知る由もありませんが、
今となってはとにかくT君のお母さんが気の毒だったなと
思うばかりです。



オカルトランキング



429 :本当にあった怖い名無し:2007/02/19(月) 06:36:37 ID:IVYyX7pu0
年末年始あった驚きの体験。

その日、私は締め切り迫った原稿を前に、ネタが出てこなくて困ってたんだけど、
ふと気付いたら、作業用の小テーブルの端に、男の子が立ってこっちを見てた。
真夜中に一人暮らしの女の部屋にいる、という以外は別に変わったところもない子。

ぽかんとしてる私に、「手伝ってあげようか」って言ってきた。返事をしなかったから二、三回。
そのうち寝不足も手伝ってか、これがきっと修羅場の妖精さんなんだって思って、
「手伝っちゃだめ?」って質問に、「ぜひ!」って返事した。

だけど、体育座りしてるだけで何もしてくれない。
まあいいや、ほっとこう、と思って原稿に向かった瞬間、
それこそ溢れるようにネタが湧いてきて、これはいい!と全部メモした。

それでもまだまだ出てくる。
ついには原稿の裏まで使って書きとめて、ほっと顔を上げたら、
その子がじーっとこっちを見てて、「本できそう?」って聞いてきた。
余ってたページどころか、あと五、六冊ほどできそうで、
嬉しさのあまりハイになって「うんうんできる。いっぱい!」って言ったら、
「よかった」ってにっこり笑って、すうっと消えた。

これは事件だーって、同じように修羅場だった友達に電話したら、
ものすごく冷静な声で『いいから寝ろ』と言われて、電話を置いた後記憶がない。

気がついたら午前十時だった。
夢かと思ってテーブル見てびっくり。メモが全部あった。

二度目のびっくりは新年明けて、彼氏の実家に遊びに行った時。
アルバム見てたら妖精さんがいた。彼氏の子供の頃とそっくりなんだ。顔も髪型も。
私がじっくり見てたら、「俺、かわいいだろー」って上機嫌なってたけど、さすがに言えなかった。

ただ、年末原稿かかりっきりでデートのお誘い何回も断ってたから、
寂しくって早く上がるよう手伝いにきてくれたのかな、と今は思ってる。
ちなみに私、そのアルバム見るまで、彼氏の子供の頃なんて見たことなかった。



オカルトランキング




356 :1/2:2008/05/17(土) 21:58:15 ID:lLEF0JJ70
リクルートスーツを見る季節になると、毎年思い出す話。

今から10年以上前、俺は就職活動してた。
正確な年は言えないんだけど、バブル崩壊後の冷や水ぶっかけられた氷河期世代あたりだと思ってくれ。
俺は理系で一応研究職希望だったけど、求人自体がほとんどなくて、滑り止めに受けた営業や販売すら落ちまくりだった。

そんな中で、一つだけ最終面接まで進んだ会社があった。
ノルマなしの営業で、しかも待遇がめちゃくちゃいいところだった。
OBも「お前が来たいなら採用出してもらう」と協力的。
そのOBから最終面接の前の日に、
「お前は合格確実、ていうか合格決定だから。一応面接だけ受けて貰ってから入社承諾書に判子持って来い」
と連絡もらった。
最初は滑り止めって思ってたけど、他は全然受かんないし、こんなに熱心に誘われたらどんどん気持ち傾いて、
本当に承諾書出されたら、判子捺して入社しようかなと思ってた。

最終面接の日、控え室で待機してると、40過ぎくらいのおっさんが入ってきた。
最初会社の人かな?と思ったら、受験者みたいな素振りで俺の隣に座った。
そしていきなり場を弁えずに、大声で俺に話しかけてきた。
面接は待機から見られてるなんて常識だからびびって、最初は諌めたり無視したりした。
でもおっさんは何も気にしないで、
「この会社、きれいなのは見えてるところだけだぞ!」
「トイレとかすげー汚かった!この会社もうダメだな!」
「あと○○(会社の商品)もだめだ。もうここは先無いぞ!」
周りもちらちら見るだけで助けてくれない。
俺がいや…あの…とかろく返事もできないでいると、
大声は外まで聞こえていたらしく、すげー怒った顔で会社の人が入ってきて、
「(向かいの)社長室まで聞こえてたぞ!ふざけるな!出て行け!」と、2人で追い出された。


357 :2/2:2008/05/17(土) 21:59:11 ID:lLEF0JJ70
俺、しばらくポカーンとしちゃって、その後で当たり前だけど急速に怒りが湧いてきた。
おっさんに「どうしてくれるんだよ」って掴みかかったけど、おっさん平然としてんの。
うまく言えないんだけど、馬鹿にしてるとか基地害とかじゃなくて、
普通に平然とした顔で「大丈夫だよ~。君は大丈夫、大丈夫~」と言って頷いてた。
俺も何か怒りがすっと引いて、「よく考えたら、別にそんな入りたい所じゃなかったな」って冷静になった。
おっさんの胸元掴んでしわしわになってたんで、「すんませんでした」と謝ったら、
おっさんはまた普通の顔で「大丈夫だよ~」と言って去っていった。

OBからは連絡なかったけど、
本命じゃなかったのに流されそうになってしまった、その会社の熱意?というか強引な口説き方が、
遅まきながら怖くなったから、俺からも連絡しなかった。

それから2ヶ月後、ちょっとだけ条件を譲歩したら、元々の希望だった研究職の内定もらえた。
俺はおっさんに感謝した。

でも本当に驚いたのは、それから3年後だった。
昼休みに食堂で見たニュース。俺とおっさんが追い出された会社が、謝罪会見やってた。
詳しくは書けんが、会社ぐるみで犯罪やって、社長以下、幹部はほとんど逮捕。
平社員もノルマの名の元に犯罪行為させられてて、かなりの人が客から訴えられたそうだ。
いっしょに飯食ってた同僚に、
「もしかしたら自分は、ここではなくこの会社に入るかもしれなかった。
 いや、おっさんが邪魔してくれなかったら、確実に入ったと思う」と話したら、
「もしかしてそのおっさんって、幸福の妖精じゃねーの?」と言われた。

小太りでださくて、しかもはげてるおっさんの妖精かwww
でも本当に感謝してる。いつか会ったら礼を言いたいけど、あれ以来会ってない。





☜1日1クリックの応援お願いします

↑このページのトップヘ