【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

実話怪談・都市伝説・未解決の闇・古今東西の2ch洒落にならない怖い話。ネットの闇に埋もれた禁忌の話を日々発信中!!

タグ:山神様



335 :本当にあった怖い名無し:2009/04/29(水) 21:59:01 ID:NX8Hv8u50
レスありがとう。
山男の話は覚えてるだけで4つあるんだけども、>>324の山男の話を投下するよ。

ある時、いつものように山に入ったじいちゃん。
その日は、ウサギの罠の様子を見ようと思っていた。
全部で5つ仕掛けたから、近いポイントから順に回っていくことにした。
1つ目のポイントは山に入ってすぐの所。罠にはかかってない様子。
2つ目・3つ目はそこから左へ行った所。それらもかかっていなかった。
今日は不調だな、と感じながら4つ目のポイントへ向かうじいちゃん。
4つ目のポイントは、3つ目のポイントから登った所だった。
そのポイントは絶好のポイントで、勝率も高かった為、じいちゃんは意気揚揚と罠を確認してみた。
しかし残念ながら、そこも不発。

どうしたもんかな、と罠の近くに腰をかけ、ぼんやりと罠を見つめていると、ある事に気が付いた。
罠は外されていたんだ。
ウサギは一度捕まり、そして誰かが罠を外している。(自力で脱出出来るもんじゃなかったらしい)
その事にじいちゃんは腹を立て、急いで5つ目のポイントへ向かった。
5つ目のポイントは、4つ目のポイントに近い所。
だからそこも外されている可能性があったからだ。
「くそう、横取りしやがって」と、誰だかわからない犯人を憎憎しく思い、登っていった。

そして5つ目のポイントの傍までやってきた時、
罠の辺りに、傍目からでも分かる大きな人が屈んでいるのを見つけた。
あいつだ!
声を上げずに、近くに佇んでいる樹木の影に隠れるじいちゃん。
そしてそっと様子を窺った。
その大きな人は、罠の辺りにじっと屈んだまま動かない。
と、ガサガサと物音が立ったと思ったら、すくっと立ち上がった。
やはり罠を外していたのは、そいつだったようだ。


336 :本当にあった怖い名無し:2009/04/29(水) 21:59:58 ID:NX8Hv8u50
しかしそれよりも、その大きな人に目が行ってしまい、じいちゃんは怒鳴りつけることも出来なかった。
じいちゃん曰く、「ジャイアント馬場よりでかいぞ!あいつの倍はある!でっかいぞー!」ってぐらいでかい人。
そんな大男、じいちゃんは今まで見たことがなかった。

じり…っと後退りしたじいちゃんの足が、辺りに生えていた雑草に触れ、ガサリと音を立ててしまった。
大男は物音に気づき、「誰かおるのか」と聞いてきた。
じいちゃんは逃げたいのに怖くて動けなかった。
大男は続けて、「罠を仕掛けたのは、お前か」と聞いてきた。
そしてそのまま振り返り、じいちゃんの姿を捉えてハハハと笑い声を上げた。
「取って喰ったりせん。茶と柿があるぞ。こっちに来んか」
そんなことを言われても、体が言う事を聞かないから行くことは出来ない。
じっとしているじいちゃんを見て、大男はそれに気づいたのか、
「体が動かんか」と尋ねながら近づいてきた。
ひぃっと息を飲むじいちゃん。

大男は樹木を挟んでじいちゃんの隣に腰を下ろし、干し柿をじいちゃんに手渡した。
食べ物を貰うということで警戒心がほぐれたのか、じいちゃんは腰が砕けるように尻餅をついた。
そして、大男の外見をまじまじと見てみる。
真っ黒に日焼けした肌、ぼさぼさに伸びきった髪、背中には薪が積まれ、獣臭が鼻をついた。
「お前があの罠を作ったのか」
干し柿を食べているとそう尋ねられ、「うん」と思わず返事をしてしまった。
「そうかそうか。あの罠は上出来だ。お前は器用だ」
そこで罠を外した犯人だということを思い出し、じいちゃんは小さく聞いてみた。
「なんで罠を外したの?」
すると大男は、竹筒に入った茶(水かもしれない)を飲み、こう答えた。
「罠にかかっとったウサギは、まだ小さかったからな。小さいのは見逃してやってくれんか」
「わしはいつも見逃しとる!」
「おお、そうだったか。お前は麓の村の子供か」
「そうだ」
「ふむ……お前の村はよく出来た村だ」
「どういうこと?」
「お前の村は、生き物を無闇に殺したりせん。
 木もそうだ。切り方も、切る木の選び方もちゃんとしとる」
じいちゃんはさっぱりわからなかったけれども、自分の村を誉められているのはなんとなくわかったので、なんだか嬉しくなった。


337 :本当にあった怖い名無し:2009/04/29(水) 22:00:41 ID:NX8Hv8u50
しばらく、2人で山について話をしていた。
(どんな内容だったかは、じいちゃんが手振り身振りで話してくれたけども、さっぱり忘れた)

もうどれぐらい時間が過ぎたのかはわからないが、「さて」と、大男がいきなり立ち上がった。
「もう戻らんといかんからな、お前も気をつけて下りるんだ」
「家はどこ?」
「お前には来れん所だ」
薪を背負い直す大男は、最後にこうじいちゃんに言い残した。
「くれぐれも山を乱さんようにしてくれ。わしらが生きていけんようなるからな」
「わしは乱してない!」
じいちゃんの声にハハハと笑いながら、大男は山の奥へと消えていった。

>>324の話に戻るが。
じいちゃん、その約束が守れなかったって思って、号泣したんではないかと思ってな。
まぁ真偽は不明。ただ、私はじいちゃんを信じてるよ。







63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

今三年ぶりくらいに高熱が出て、療養にも飽きて暇なんだ。
趣味といえば単独で山に登ることくらい。あまり大きな声では言えないけど、廃墟巡りとかね。


63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

数年前のことなんだけど、その日もいつものように自宅からクロスバイクを使って、山の入り口ギリギリまで行きザックを背負って入山。

二時間くらい歩くと、山道がやや険しくなる。人も全くいない。道標となる樹に結びつけられた赤いテープも、倒木と共に行き先を不明瞭にしてる。
鎖場とまではいかないまでも、岩が多くコケが生い茂り、全身緑に包まれるような感覚に陥るんだよ。

そこいらまで行くと、川も澄んでいる。岩伝いに渡ろうとした時、ある女の人と出会った。
なんというか、不思議な服を着ていた。ローブっていうのかな?一枚の布を繋ぎ合わせたようなやつ。
まず思ったのは、コスプレイヤーかなにかか?と思ったんだよ。俺は廃墟にも行くので、コスプレに興じている人を何人か見たことがある。
でもここは山だ、女性一人ってのも謎。装備もなにもない。なにより驚いたのは、外国人だったってこと。まぁ驚いたのなんの。

家から近いこともあり、たまにその山に行くが、そのルートで人と出会ったことは皆無といっていい。
おまけに美人なんだよ。中東系の顔立ちで、20代後半から30代前半くらいの風貌。青い目が印象的だった。




63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

しばらく惚けてたんだけど、とりあえずあいさつをした。
山行く人はわかると思うけど、すれ違う時よく「こんにちは」って言うよね。日本語が通じるかもわかんなかったが、とりあえず会釈しつつ言ってみた。
流暢な日本語で返答があった。

あいさつしたからかわかんねーけど、女の人はものすっっっごい笑顔を浮かべたんだよ。暖かみのある笑顔だった。コミュ障だけど、なんとなく話しやすい人だと思った。
いろいろ質問したいとこだけど、何より山に一人の女性という状況はあまりよろしくない。
迷ってるのかもしれないし、もしよかったら一緒に下山しますか?って言ったんだよ。すると女の人は静かに首を横に振った。

女の人はほとんどしゃべらないし、うなずくだけだったから会話という会話でもないが、居心地の悪い無言じゃなかった。何度も言うが、優しさオーラが半端なかったんだよ。


63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

俺はザックを降ろして、ちょっと質問してみた。完全に興味本位で。観光客が来る場所でもないし、先ほどの流暢な日本語で日本が長いのだろう。と思った。

ここで何をしているのか?
どこから来たのか?
コーヒー飲みますか?

ここで何をしているか。については正直よくわからんかった。これから私と出会う人は増える。だの、求められたから来ただの。悪の道に落ちた人類がうんぬん。
正直聞いてて、あ、この話難しいしちょっと電波だ。と思った。その時点で俺の中ではコスプレイヤー説が有力だった。
どこから来たのか。は返答はなく、人差し指を上に立てただけだった。山道を登ると京都に繋がっているので、たぶん京都から来たんだろう。
んで俺の山での一番の楽しみ、コーヒーを一緒に飲むかと進めたが断られた。ちょっとショックだった。
孤独好きなら逆に迷惑かなと思い、そろそろ行こうとした時、女の人に不意に呼び止められた。

次はいつここに来ますか私は待っています
ちょっと怖くなったが、邪気のない笑みにやられた。また来ます、と言いその日は別れた。

ちなみに帰りには、女の人はいなかった。俺は京都方面に向かい、そのまま引き返したのにすれ違うこともなかった。


63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

翌週行ったら、また同じ場所に女の人はいた。二回目だが、会うや否やポツポツと勝手に話し始めた。
覚えてる限りだけど箇条書きする。難しい言葉とか言ってたけど、よくわからんのは聞き流した。

大陸の勢力が力を増す。獅子が倒れる。この国は迫る滅びに恐怖する。
しかしはっきりわかるのは、こちらが光であるということ(強調してた)。
どのような状況になったとしても、悪に屈してはなりません。悔い改めることを軽んじなければ、光は常にあなた方の側にある。
んで笑顔に戻って、できる限りたくさんの人に伝え広めなさいって言った。そんな電波な内容言えるかよ!って心の中で突っ込んだよ。

しかもおかしいのが、俺が名前名乗ったんだよ。そしたら知ってるって言う。
どうして?って聞いてもニコニコ。
対してあなたは?って聞くと、マサーってえらく発音良く言ってた。勝手にマサさんって呼んだ。


63:2015/07/04(金)11:41:12.78ID:fislkFY27

その日、帰って高熱を出した。夢の中でマサさんが手を振ってる。光の束の中を、エレベーターみたいなので上りながら。

風邪引いた時はありがちだと思うけど、感傷的になってものすごく悲しい気持ちになった。もうあの笑顔が見られない。
あの安心感を感じることができない。それが悲しくて、枕が涙で濡れてた。たぶん、もう会えないだろうと感覚的に思った。

それから何度か同じ場所に行ってみたけど、やっぱり会うことはなかった。







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よくある話だけど、今から20年くらい前の実体験。

小学校時代によくオカンに登山へつれていかれた。

すこぶる健脚…というより、落ち着きがないアホガキだった自分は、親や一緒に登山に来ていた親の連れてきた同年代の子を置いて、突き進みまくっては分岐点でみんなを待つのを繰り返していた。

どっかの山でもそうやって分岐点でボンヤリ待っていたら、なんかザクザク足元から音がする。なんじゃろな、ってちょっとルートから段差のあった竹やぶを覗いたら、知らないおじさんが地面を掘ってた。

アホガキだから当然竹やぶに入って、掘ってる横からえぐれた土を覗き込み、

「おじさん、なんかあんの?」

とか声をかけたら、優しそうな顔でこっちを見て、

「山芋。試しに掘ってみるか?」

なんてスコップを渡してくれた。

よくわからんが、アホガキだから当然のように手伝う。知らないものは全部やりたがって喜ぶ性格は未だに進歩していない。

ほそっちょろい芋1本の半分も掘れてない頃に、親が分岐点についたのか、自分の名前を呼び出した。

遊んでくれてありがとうとかなんか言ったら、でけぇ山芋2本握らせてくれて、もっかい頭なでられて「持って帰れ」って言われた。

知らない大人に遊んでもらえた上に、頑張ったのが認めてもらえた事に大喜び(色々山の植物について聞きまくって、結局邪魔してるんだろうなって多少は自覚があって、まさか頂けるとは夢にも思ってなかった)で、頭上に両手で芋握りしめて振りまくって居場所アピール。

オカンがこっちに気付いてくれたから、おじさんにお礼を改まって言おうとしたら、掘った穴ごとおじさんが消えてた。ポカンとする自分、手には山芋。

山芋持ち帰って子供ながらに不可解なあらましをオカンに説明したら、

「神様の邪魔までしちゃダメやろ」

と笑いながら怒られた。

みんなで集まって、さっきまで自分がいた場所に全員で頭を下げて、自分は当時(自分にとって)メチャクチャ貴重だった板チョコ半分も土に埋めて帰った。

神様、アホガキの子守ありがとうございました。


744:本当にあった怖い名無し[sage]:2008/01/29(火)00:52:30ID:JKsvvNI5O
ついでに思い出したの追加。

登山をしたらロッジに泊まる事が多々ある話。ロッジに泊まれば大人は宴会もよくある話。子供は寝床に放り込まれて寝かされる。

一旦寝てたのが、何かの音がして目が覚めたから時間は不明。

隣というか、扉を隔てた遠くの部屋から大人の声が聞こえたのと、周りに人が居なかったから多分そんなに遅くなかったのかもしれない。

何で目が覚めたのか、ぼんやりした頭で考えていたら、ロッジの窓ガラス側から音がするからと気付いた。

トン、…トンキュー、トン、…トンキュー…

風が窓にぶつかる音かと思ってたけど、やたら規則的に続く。

おかしいなと思って、窓の方をじーっと見てたら、白っぽい手がドアを叩いて
トン(握り手の手の小指側で軽く叩く)、…トン(同じ叩き方)キュー(人差し指で窓ガラスを上から下になでる)。

これをひたすら繰り返してるのが、風で妙にユラユラしてたカーテンの隙間からチラチラ見えた。メチャクチャ怖くなって寝袋に頭までもぐってそのまま寝た。

単なる誰かのいたずらかも知れないし、夢を見ただけかもしれないけど、とにかく怖かった体験。




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