【閲覧注意】怪談の森【怖い話】

当サイト「怪談の森」は古今東西の洒落にならない怖い話~ほっこりする神様系の話まで集めています。 随時更新中!!

タグ:鬼




1: 名無しさん@お腹いっぱい。 2006/05/06(土) 09:55:18
なまはげとかも



6: 天之御名無主 2006/05/06(土) 13:01:08
鬼は吉備津彦が征伐しにいった現地の先住民だよ。
四道将軍の時代の話、邪馬台国の少し前
それは倭国大乱と一致する。




7: 天之御名無主 2006/05/06(土) 14:30:41
この手のスレはコーカソイドが日本にいたことを否定したい奴のレスで埋まる




8: 天之御名無主 2006/05/06(土) 15:40:31
否定したいというか、そもそも常識的に考えてあり得ない、全否定から始めるのが筋というもの
それを反証するような証拠があればいいけど

不治の馬鹿の病テレビのIQサプリとかの番組のマッチ棒4本で81を作れという、反則まがいの妄想癖もってるような馬鹿じゃないとそういう妄言は吐けない。
吐けない、はけない。



9: 天之御名無主 2006/05/06(土) 20:59:01
こういうのを信じてるやつは秋田人にロシア人の影響があると信じてる奴と一緒だな



19: 天之御名無主 2006/05/17(水) 19:38:57
鬼にも色んな種類がいて、異国・異邦人を鬼と捉えていたらしい。
でも、なまはげは別の種類の鬼。



21: 天之御名無主 2006/05/17(水) 22:38:33
天狗で有名な鞍馬寺




22: 天之御名無主 2006/05/17(水) 22:39:25
天狗 山に篭る修行僧といえる。




24: 天之御名無主 2006/05/18(木) 11:38:07
吉備国の鬼、温羅一族を征伐したのは吉備津彦命。
瀬戸内海の鬼、海賊衆を征伐したのが弟稚武彦命。
でも、当地方の桃太郎伝説は両者の武功が混同してワヤな状態w

先日放送されたあるローカル局のTV番組で、讃岐○村神社の神主さんが自信ありげに語っとったのだが、海賊退治をやった側の桃太郎こと弟稚武彦命は、実はももそ姫の弟で、そのももそ姫はかぐや姫のモデルになった人物とキッパリ断定していたけど、それほんまかいなw





25: 天之御名無主 2006/05/18(木) 20:02:11
天狗はなんだろう。

鬼は、ヤマト側からみた東国人。





26: 天之御名無主 2006/05/19(金) 14:50:01
鬼みたいな顔って中国とかチベットとかインドにもあるじゃん。




30: 天之御名無主 2006/06/04(日) 18:36:49
昔の人はどうやって鬼とか天狗のビジュアルを思いついたのかな?
どうすればあんなものが思いつくのか不思議で仕方がない。
何か元ネタあるのだろうけどさ。




33: 天之御名無主 2006/07/12(水) 15:18:33
天狗や鬼が外国人ってのは,体格や珍しさからきたのかなぁっても思うけど,鬼のパンツや天狗の高下駄って,当時の外国人が身に着けてたの?
それともサンタみたいに,後から勝手に作られたイメージ?
おしえてエロイ人!





34: 天之御名無主 2006/07/18(火) 21:57:50
夢も希望もなくてすまないけど、鬼もてんぐも大陸から絵画などで伝わったとは考えれない?
鬼の巻く虎の毛皮は「虎よりも強い」ことを表現したものなんだろうか。
いずれにせよ虎は日本にはいないよな




42: 天之御名無主 2006/07/21(金) 21:42:29
>>33-34
鬼門を示す丑の角と寅の毛皮じゃね?
35: 天之御名無主 2006/07/20(木) 08:47:42
天狗は山伏の格好をしている。
おでこに注目してほしい。黒い小さな箱を巻きつけていることに気づくだろう。天狗もそうだし、山伏もそう。
これは、ユダヤ教の祭司の格好なんだ。

(これは外人が山伏のコスプレをしているんじゃないよ。紀元前からの伝統的ユダヤ教祭司の姿)

世界中で、黒い小箱を頭に巻きつけるなんてこんな恥ずかしい格好しているのは、山伏とユダヤ教祭司だけ。
そして、天狗は大柄・鼻高・肌が赤い。
つまり、渡来したユダヤ教の祭司なんだ。山伏はその格好を受け継いだ存在。





87: 天之御名無主 2007/11/02(金) 14:49:02
>>35のリンクを読んで、祇園祭とユダヤ教のZION祭りとが同じ7月17日という事で驚きました。

しかし、「祇園」という言葉自体は、大和言葉とか神道本来のものではなく、むしろ仏教の「祇園精舎」から来たと思うのですが、その点はどうなのでしょうか。
ユダヤ教が仏教を介して、神道の基礎を作ったとか。
やはり歴史的には、神道、仏教、ユダヤ教の順に古くなるので、その方が有り得そうです。 




88: 天之御名無主 2008/01/04(金) 06:25:22
>>87
祇園祭は 7月17日に行われるわけではないよ。有名な山鉾巡行が7月17日なだけ。




89: 天之御名無主 2008/01/11(金) 14:12:29
>>88 
要するに、祇園祭とZION祭りとは、実際は何の関係も無く、単なるコジ付けって事ね?!
テフィリンテフィリン
管理人より:伝統的なユダヤ教のラビ(律法博士)が頭や腕につけるこのちっちゃい皮製の箱は、「テフィリン」と呼びます。聖櫃を模してあるんだそうで、トーラーの巻物の一部が入っている場合も。神様との契約と離散の悲劇を忘れないために。
頭襟頭襟
一方で山伏が頭につけるアレは「頭襟(ときん)」といいます。こちらは漆塗りの布で作ってあり、不動明王のおまじないで山中の瘴気を防ぐ効果があるのだとか。元はすっぽり頭を覆うものですが、江戸時代から小型化したとのこと。目的が異なるので、偶然ではないかなぁ…。




36: 天之御名無主 2006/07/20(木) 12:34:46
ところで,なんで「天狗」なの?
狗(イヌ)じゃないよ.
それとも,天に仕えるイヌなの?




37: 天之御名無主 2006/07/20(木) 12:49:58
36 :天之御名無主 :01/10/29 06:42
日本書紀では僧旻が「流れ星ではない。これは、天狗(あまきつね)である」と言っていますが、これも中国の天狗(てんこう)と同じカンジですね。




24 :天之御名無主 :2006/07/19(水) 02:25:11
そもそもは彗星のことを天狗(あまつきつね)と呼んだのが始まりだということを誰も突っ込まないのは何故?



38: 天之御名無主 2006/07/20(木) 16:29:10
おぉ.民俗学っぽくなってきたぞ.
天狗は彗星のことであって,鼻が高いのは後からついてきたイメージ?




39: 天之御名無主 2006/07/21(金) 01:38:49
>>38
>>天狗は彗星のこと
これはちょっとちゃうねん




40: 天之御名無主 2006/07/21(金) 08:49:59
どう違うんだろう.
彗星のことを天狗って言うんでしょ.
外国人が,彗星みたいだから天狗って呼ばれたの?




41: 天之御名無主 2006/07/21(金) 19:07:03
彗星のコトではなくて「彗星に見えた何か」を天狗と呼んだんだよ。




43: 天之御名無主 2006/07/24(月) 16:15:36
>>41
「彗星に見えた何か」を天狗と呼んだんだよ.
ってことは,その「何か」が今言われてる天狗ってことなんだ.
彗星みたいってことは,外国人じゃなさそうだな.





50: 天之御名無主 2006/07/26(水) 20:42:20
だから彗星じゃねーんだっつーの!!
天狗記述が現れた年の10年前後には天文学的に「彗星が流れた年」ではないんだよ!!
ここまで離れてるから彗星じゃねーんだ





51: あのさ 2006/07/27(木) 09:47:16
自分達とは違う異質な者を過剰な形容で表現するのは今も昔も変わらないが、現代を生きる我々ならその正体を見出だせるはず。




52: あのさ 2006/07/27(木) 09:56:46
鬼や天狗はアイヌ民族とは考えられないだろうか?
アイヌは獣を主食とし、当時の日本人より体型は大きかったはずである。
また鬼や天狗にみられる特異な形相、容姿はアイヌ民族特有の掘り深い顔やアイヌの儀式の衣装や用具が当て嵌まる。




53: 天之御名無主 2006/07/27(木) 16:34:09
見た目や装束からアイヌ説は捨てがたいね.
空飛んだりするのは,伝説なんだろうけど.そうでもしないと,またユダヤ説が…




54: 天之御名無主 2006/07/29(土) 14:42:42
装束は、明らかにユダヤ教祭司だろ。
おでこに黒い箱くっつけている香具師、他にいるか?

もちろんそれだけじゃなく、全体的に似ているよ。
ユダヤ教祭司を見たら、日本びいきの外人が山伏のコスプレしているようにしか見えないほどだ。
それに加えて、高い鼻とホオズキ色の肌。ギラッとした目。




55: 天之御名無主 2006/07/31(月) 12:35:18
やっぱりユダヤかぁ.
確かに一番似てるけどね.
ユダヤが日本に来たんじゃなくて,日本人がユダヤに行ってたら凄いよね.




58: 天之御名無主 2006/08/12(土) 23:41:51
天狗って元々万人の入れぬ山奥を、修験者の出で立ちで鉱山を探し廻る産鉄民じゃないですか?
つまり、修験場=鉱山 又は宝の山、風を起こす団扇はフイゴ、火に焼けた赤ら顔
火の上を歩く修行も火を制する意味があったりして
よくある山門に掲げられている天狗の面には秘密の修験場に入ると天狗さんにさらわれるよって脅し

あ、推測です。




59: 天之御名無主 2006/08/13(日) 04:22:03
>58
まあ当たってるよ
東北なんかの伝承だと鬼人がその山の入り口を守護していたというのもある。山人だったり盗賊だったりのバージョンもあるけどね。

製鉄における鬼って使役される側なんだよね。
上位に村下があってその下位に鬼がいて相槌をうつ。先祖が刀鍛冶なんだがそういう掛け軸がうちにある。
鬼はそのむかし日本に渡ってきた鮮人肉体労働者てとこだろう。





60: 天之御名無主 2006/08/15(火) 20:54:39
ユダヤの次は,朝鮮…
外国人なのは間違いないけど,ロシアとかの白人じゃないんだね.

スレタイの答えとしては,「違うぜっ」って事だね.さて今後の展開はどうするよ.
1は立て逃げしたの?




126: 天之御名無主 2008/05/05(月) 21:54:08
>>60
この伊豆来航鬼は、風体からしてポリネシア漂流民か?
「鬼8人、舟よりおりて海に入りてしばしありて岸にのぼりぬ。島人、栗酒をたびければ、のみくひける事馬のごとし。鬼はものいふことなし。そのかたち身は八九尺ばかりにて、髪は夜叉のごとし。身の色赤黒にて、眼まろくして猿の目のごとし。皆はだか也。身に毛おいず、蒲を組みて腰にまき…」
---- 古今著聞集 承安元年七月伊豆国奥島に鬼の船




61: 天之御名無主 2006/08/17(木) 21:23:31
でも酒呑童子はロシア人だとか



70: 天之御名無主 2006/08/20(日) 12:14:27
>>61
シュテンドルフ?




72: 天之御名無主 2006/08/20(日) 21:42:30
>>70
ワロス
でもドルフはドイツ人
毎日ウオッカ呑んでるんだから酒強いよな




63: 天之御名無主 2006/08/19(土) 03:38:13
日本人離れの体型や腕力、髪の毛の色から外人だったって説があるってのは事実。
つーか結論づけようとしてる奴はなんなの?




64: 天之御名無主 2006/08/19(土) 08:56:25
色々な説を出し合うから楽しいのにね.
そもそも,このような事柄は推察でしかないし...
文献探って,いろんな説を出すのが民俗学でしょ.





65: 天之御名無主 2006/08/19(土) 18:37:24
>>64
その通り。
他のスレ見ても最近なんだか結論づけようとする奴が多いけど、もとより存在自体があやふやなのに、そんなものに結論なんて付くはずがないのにね…



69: 天之御名無主 2006/08/19(土) 22:53:47
酒呑童子がロシア人だったって説は俺も聞いたことがある。
腕っ節云々もあるけど、女性を強姦したとかかかれてるけど、女性自ら酒呑童子の所に行ったって人も少なくは無いらしい。




71: 天之御名無主 2006/08/20(日) 21:02:07
酒呑童子が鬼じゃなくてロシア人だったら、普通に童子切安綱で切られたってことも納得できるな




73: 天之御名無主 2006/08/31(木) 08:32:26
エミシは刀を意味し後の武士
さらに幕府はロシアを蝦夷、鬼と呼んだ

日本人よ、自分の先祖を否定するとは何事だ




74: 天之御名無主 2006/09/01(金) 17:46:58
スレ違いだけど、妖怪(一つ目小僧とか手がいっぱいある奴)の類は奇形児とかがモデルなのかな




75: 天之御名無主 2006/09/02(土) 23:12:27
>>74
単眼症かな。どうなんだろうね。
まぁ、ある程度の由来は有るはずだと思うけど…




77: 天之御名無主 2006/09/06(水) 14:34:31
でも片目が潰れてるのと、顔の真ん中に目が一つついてるのではイメージが違うから、奇形児もイメージの原型としてあるのかもしれない。
飽く迄見た目だけで、その伝播された話の本質としては鍛冶師を表すものだと思う。




79: 78 2006/09/06(水) 14:49:26
>>77
更新せず書いてしもたスマソ。
奇形は鍛冶師だと思う。ただ酒呑童子も一度、手を斬られるから全くの否定にはならないような・・
あれは異端を一度去勢することで鬼から人におとしているところもあるとは思う。

なんにしろこのへんは、資料がないまま書いたから、あやふやで参考には今一つかもしれなかったorz





81: 天之御名無主 2006/09/09(土) 15:39:02
スレタイの質問に答えるなら

まぁそういった人たちを鬼と呼んだ事も否定は出来ないけど、鬼の本質がロシア人や南蛮人ということはありえない。

といったところか。







オカルトランキング



162 :N.W ◆0r0atwEaSo :2007/02/18(日) 05:12:25 ID:WYjKbv100
その年の暮れ───
主任と俺は、国土の大半を数千メーター級の山々に囲まれた所へ出張していた。      

正月だけは何とか日本で迎えたくて、必死で仕事をこなし、三が日だけは日本に戻ったが、4日には再びその国に戻る事になっていた。
しかし、俺達が搭乗した飛行機は、途中で不調になって緊急着陸し、数時間後にやって来た代替機は、目的の空港まで後1時間余りの所で、現地の気象条件の悪化の為、最寄の空港へ降りる事になった。

参った…が、こんな事はたまにある。
時間が早ければ車でもチャーターするが、既にもう真夜中近い。焦った所で意味はない。
明日、飛行機が飛ばないなら、別の方法を考えればいい。
とりあえず、ホテルに予約を入れ、俺達は空港の外に出た。
商売熱心なタクシーが「乗らないか?」と誘ってくるが、ホテルは目と鼻の先、断って歩き始める。

十字路で、小さな荷車を引きながら、ゆっくり歩いてくる老人に出会った。
痩せて、骨格がすっかり顕わになった、小さな身体。顔には、幾筋もの深い皺。年齢は
80歳にも90歳にも見える。身なりは、そんなに貧しそうではない。
彼は、俺達に気付くとゆっくり合掌し、歯の無い口で何事かをモゴモゴ呟きながら、おずおずと掌を蓮華の形に開いた。
物乞いだった。
彼の面には、心ならずも他人に恵みを請わねばならない、やりきれない悲しみと、消えてしまいたいような恥ずかしさが現われていた。

ふだん、主任も俺も(自分は物を貰って当然!)と言う態度の物乞いには何も与えない。
だが、この時、俺達は自分のポケットを急いで探っていた。
まだ両替していないから、ほんの小銭しか持っていない。それでも、二人分合わせれば、この国なら2日は食べられる程度のお金と、機内で貰った飴が数個あった。
老人の掌にそれらを乗せると、彼は押し戴くようにして受取り、大切そうに荷車の中へ仕舞い込む。

主任が急に、自分の鞄の中から、ビニール袋に包まれた小さな物を取り出し、彼にそっと差し出した。
穂の付いたまま、丸く束ねられた稲藁。それを飾る松葉、笹、センリョウ、紅白の椿と獅子頭。事務所に飾るつもりで買って来た“正月飾り”だった。
受け取って、一瞬戸惑ったような表情を見せた老人の手を、次の瞬間、主任がしっかりと自分の手で包み込んだ。
途端に、彼の両眼から大粒の涙がポロポロこぼれ始める。

泣きながら何度も何度も礼を言い、また、荷車を引きながら、ゆっくりゆっくりその場から去って行く老人を、主任はなんとも言えない顔で見送っていた。
「…勝手にやったりしてすまん。でも、あの爺さん…」主任は言いかけて少し言葉を切り、
「もしかしたら、自分の親と同じような齢なんだと思ったら、何だか……」
環境が厳しいこの国では、人々の平均寿命は約60歳。
言いようの無い思いにとらわれながら、主任と俺は再びホテル目指して歩き出した。

ふっつりと風が止んだ。
だが、周囲の山々からだろうか、木枯らしとも虎落笛とも聞こえる音が、高く低く、遥か遠くから聞こえてくる。
ホテルに着くと、俺達の姿を認めてドアを開けてくれたボーイが、急に驚いたような顔になり、「早く中へ!急いで!!」と叫んだ。
訳がわからないが、とにかく俺達は慌てて中へ入った。。
すると、彼は素早くドアの錠を下ろし、フロントへ駆けよって、地元の言葉で何か言った。

フロントの男が大急ぎでこちらへ駆け寄り、妙に緊張した面持ちで尋ねて来る。
「大丈夫ですか?気分はわるくないですか?平気ですか?」
別に大丈夫だと、俺達がそれぞれ答えると、彼は安心したように溜息を吐いた。
「ああ、それは良かったです…」
ボーイもほっとしたように頷いている。

「何なんですか、一体?どうしたって言うんです?」と、主任が尋ねた。
「いえ」フロントが眉間に皺を寄せた「良くないモノが叫んでいたようなので…」
「良くないモノって、何ですか?悪魔とか鬼とか、そう言う類?」
主任が“鬼”と言う言葉を口にした瞬間、彼らは飛び上がりそうになった。
「叱っ!!滅多な事を口にしないで下さい!!」

彼らの説明によれば、良くないモノと言うのは、死んでしまったのに、まだ魂が身体の中に半分残っていて、半分の魂だけが野山を彷徨うばかりの、哀れな霊魂の事だと言う。
それは、時折、死んでも死に切れない自分を嘆き悲しみ、狂ったように泣き叫ぶ。
その叫びを生きた人間が聞くと、とても気が滅入り、間もなく自殺してしまう。
俺達が聞いた、あの物寂しげな不思議な音が、その“鬼叫”らしい。
「よかったです、無事にここへ辿り着けて」彼らは本気でそう思っているようだった。

翌日、飛行機は無事に飛び、事務所へ舞い戻った俺達を、スタッフと仕事が待っていた。
───そして1月15日。
日本では小正月と言われるこの日、主任と俺を訪ね、一人の青年が事務所へやって来た。
その人物に心当たりは全く無かったが、この辺では、誰かの紹介で見知らぬ人が訪ねて来ると言うのはよくある。

それは育ちの良さそうな青年だった。彼は突然の来訪を詫びた後で、俺達に尋ねた。
「もう10日余り前の事ですが、お二人は、どこかで、老人にお金と飴と飾り物をやった覚えはありませんか?」
主任と俺は顔を見合わせた。たぶん、あの時の事に違いない。
「ありますよ。でも、どうして、あなたがそんな事を知っているのですか?」と、主任が答えると、彼はやにわに椅子から降り、物凄い勢いで床へ額付いた。

「えっ、ちょっと……?!」
驚く俺達に、彼はそのままの姿勢で、更に驚くべき事を告げた。
「ありがとうございました。あなた方のお陰で、父は成仏する事が出来ました!」
「はぁ?」
全く意味不明である。
とにかく、彼を再び椅子に座らせ、事情を聞く事にした。

「父は、とても吝嗇な人間でした」ゆっくりと彼が話し始める。「我が家は決して貧乏ではなかったのですが、父は、家族に一切の贅沢を許しませんでした。それどころか、お寺に寄付をする事も、お坊様にお布施をする事も、神様や仏様にお供えをする事すら許さなかったのです」
それは、神仏への信仰厚いこの国では、とても考えられないような事だった。

「そんな父が、去年の暮れに息を引き取りました。でも、1週間を越えても魂が移ったしるしがありません。4・5日なら世間でもよくありますが…生前の行ないが悪かったので、仕方ないと言えば仕方ない事でした」そう言って、彼は悲しそうな顔をした。
こちらでは、呼吸が止まっても、魂がその人の身体から抜け出したしるしが無ければ、葬式は出来ない。

「お坊様にも来て頂きましたが、このような場合は初めてだとおっしゃって、困っておいででした。家族も、親類も、皆それで大変悩んでいたのですが、今月の5日の朝、急にしるしが現われていて、ようやく葬式を出す事が出来たのです」
彼の目にほんの少し、涙が滲んだ。

「式の後で父の遺品を整理していると、愛用の荷車の中から、少しのお金と飴と、何か見た事もない飾り物が出て来ました。それで、我々家族にも合点がいったのです。良くないモノになって彷徨っていた父に、誰方かがお供えをして下さったのだと」
彼は言葉を切り、俺達に向かって両手を合わせ、瞑目する。
そして、彼はその飾り物が異国の物だったので、まずエアポートホテルを訪ねて行き、そこで“鬼叫”の話と俺達の事を聞き、やがてここまで辿り着いたと言う訳だった。

目的を果たした青年は、晴れ晴れとして帰って行く。
その後姿を見送りながら、主任が俺に言った。
「…あの時の爺さんの表情と、あの涙の訳が、少しわかったような気がするよ…」
「そうですね…」
物はあくまで物でしかない。だが、そこに気持ちが加わった時、物は単なる物ではなく、気持ちを伝える器になる。
一滴の水がやがて大河になるように、一片の温もりが誰かを救う事も有るのだと知った




オカルトランキング



918 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/17(火) 15:42:07.09 ID:jP8UEVAVO.net
文章をわかりやすく書くのは難しいよね。。
私の守護霊は双子の巫で、姉にはその巫子の兄が守護霊についている。
ある日、姉が出産後に体調を崩して お見舞いに行く為、新幹線に乗った。
私の守護霊は「何か姉が良くないものに憑かれているかも」と密かにおしゃべりをしていた。
すると途中から乗ってきた若者に、ものごっつい守護霊が憑いているのが見えた。
凄い見た目と、神にも近い形で、こちら側にも干渉出来る程の力を持っている霊で、 ビビって 三人で目を反らした…。
終点の駅に着いても、若者と守護霊が降りてから ゆっくり降りようよ…と 私の守護霊は私を動かしてくれない
続く


919 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/17(火) 15:51:45.54 ID:jP8UEVAVO.net
>>918の続き
「もう行ったよね?」「うむ行ったはず」と、私はようやく身体が動き
よっこいしょ、とホームに降りたら すぐそばの自販機で、その若者がコーヒーを買っており
ごっつい守護霊は、私の双子守護霊を待っていた…
角刈りみたいな頭にムートンの長いコートを羽織った鬼のような守護霊は
私の守護霊に「向こうに着いたらコレ使え」と 巫子の片割れに小さい木札を よこして
若者の後ろに戻り、ホームの階段を降りて行った……。
背中には毛皮らしきもの鉄の棒?を背負っていた。
実際に、他人の守護霊を見たのはこれが最初で最後だった。
怖かったけど、私の巫子守護霊は 偉く未熟な為 木札は役に立ち、姉もその子も今は元気になった。


920 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/17(火) 15:59:29.70 ID:jP8UEVAVO.net
関係ないけど、守護霊がビビって泣く声を聞いたのも初めてだった。
泣いたのは木札を受け取った側だったが、あまりの力の差に悲しくなったらしい、
「うおおおぉぉん、うおおおおおおおぉぁぁぁぁぁぅぅぅ~」みたいなサイレンみたいな泣き声だった…。
たぶん信じてはもらえないし 他人から見たら怖いと言うか変な話だけどすまないね。


921 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/17(火) 16:52:44.71 ID:yHE0E7nU0.net
木札の効果と姉と子にたたっててものについてもkwsk


922 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/06/17(火) 17:21:39.25 ID:jP8UEVAVO.net
 >>921
ありがちだけど、姉に憑いていたのは姉の旦那の元カノ。
別れてかなり経ってたけど 姉が先に出産したのが原因(たぶん)で生霊の状態で祟ってきていた。
木札はその生き霊に使役したが、すごい力で 双子が交互にやり取りしてないと危ないレベル。
使い終わるまで、私も二回吐いた、生霊は基本、質が悪いから綺麗ごとでは祓えない。



オカルトランキング

↑このページのトップヘ